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JPH0963418A - スイッチの押圧操作構造 - Google Patents

スイッチの押圧操作構造

Info

Publication number
JPH0963418A
JPH0963418A JP7236225A JP23622595A JPH0963418A JP H0963418 A JPH0963418 A JP H0963418A JP 7236225 A JP7236225 A JP 7236225A JP 23622595 A JP23622595 A JP 23622595A JP H0963418 A JPH0963418 A JP H0963418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
pressing
lever
roller
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7236225A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Chikaraishi
宏則 力石
Hiromitsu Takeda
博充 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP7236225A priority Critical patent/JPH0963418A/ja
Publication of JPH0963418A publication Critical patent/JPH0963418A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧ピンの移動域の広範囲にわたってスイッ
チ要素の作動範囲を設定できるようにする。 【解決手段】 マイクロスイッチ26は、レバー46の
先端に設けたローラ47を前方に向けた縦向きの姿勢で
取り付けられている。ローラ47の少し上方の前方位置
には押圧ピン52が摺動自由に設けられ、圧縮コイルば
ね57により定位置に後退付勢されている。押圧ピン5
1の先端部分の下面側には押圧面59が形成され、前側
がテーパ部60に、後側が直線部61となっている。押
圧ピン51が進出すると、押圧面59のテーパ部60が
ローラ47を押してレバー46を次第に揺動させ、ロー
ラ47がテーパ部60の終端に到る付近でスイッチ要素
がオンされる。引き続いてローラ47が直線部61に乗
り上げている間は、レバー46が一定の押圧状態に保持
され、オン状態が継続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、押圧式のスイッチ
を押圧操作する部分の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の押圧式スイッチは、例えばホイ
ップクリーム製造機における製造部の起動用として用い
られている。まずホイップクリーム製造機の全体構造を
図8によって説明する。モータ81により駆動されるギ
ヤポンプ82の吸込口83側には、逆止弁84およびエ
アー供給部85を介してサクションホース86が接続さ
れて、冷却室87に収容された生クリームx内に挿入さ
れているとともに、吐出口88側には攪拌機能を有する
レジスタ90の嵌装された吐出管89が接続され、その
機外への突出部分に注出口金91が接続されている。そ
して注出口金91に設けられたホイップスイッチ92を
押し込むと、注出口金91内に設けられた開閉弁93が
開放されるとともに、押圧ピン94を介してマイクロス
イッチ95のアクチュエータが押圧されることでマイク
ロスイッチ95がオンして、モータ81によりギヤポン
プ82が駆動される。それにより、冷却室87の生クリ
ームxがサクションホース86を通してギヤポンプ82
の吸込口83側に吸い上げられ、途中でエアー供給部8
5から適量のエアーが混入され、吐出口88から吐出管
89を通って吐出される間にホイップ(泡立て)される
ことでホイップクリームyが製造され、注出口金91の
開閉弁93を通って容器96内に注出される。
【0003】ところで従来、マイクロスイッチ95を押
圧操作する部分の構造は、図9に示すようになってい
た。マイクロスイッチ95は、ローラ98を先端に有す
る揺動変位可能なレバー99(アクチュエータ)が一面
側に設けられ、そのレバー99の裏面側に対応して、内
部のスイッチ要素と連結された押しボタン100が設け
られている。このマイクロスイッチ95が、吐出管89
の突出端の回りを囲むように設けられたカバー101内
に、レバー99を設けた面を前方に向けた横向きの姿勢
で取り付けられている。一方、カバー101の前面プレ
ート102には、上記のマイクロスイッチ95のローラ
98の直前位置において嵌装孔103が開口されて、そ
の中に押圧ピン104が摺動自由に嵌装されている。そ
して、前記したようにホイップスイッチ92を押し込む
と、そのホイップスイッチ92の裏面側に突設された操
作ピン105が押圧ピン104を押し、その押圧ピン1
04がローラ98を押してレバー99を揺動させ、それ
が押しボタン100を押してスイッチ要素をオンさせる
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】すなわち従来のもの
は、マイクロスイッチ95のレバー99が、そのレバー
99の移動方向と同方向に移動する押圧ピン104によ
り押圧操作される構造となっていたため、押圧ピン10
4の移動量とレバー99の移動量とが、図10のグラフ
に示すようにリニアな関係となる。そして、レバー99
が過剰に移動されると、スイッチ要素に過大な負荷が作
用するため、それを避けるために、ホイップスイッチ9
2すなわち押圧ピン104が最大に押し込まれた付近
で、スイッチ要素がオンするように設定する必要があ
る。すなわちスイッチ要素がオンする範囲が、押圧ピン
104の移動領域について見ると、同グラフに示すよう
に移動量の最大部分付近の狭い範囲に限られていた。
【0005】一方、上記したホイップスイッチ92は開
閉弁93の開閉機能を兼ねていて、開閉弁93の閉止用
の付勢ばね106の弾力に抗して押し込まれる構造とな
っている。したがって、ホイップスイッチ92を押圧し
ている途中でその押圧力が弱まると、ホイップスイッチ
92が付勢ばね106の弾力で押し戻され、それに伴い
押圧ピン104ともどもレバー99が戻されることとな
って、上記のようにスイッチ要素のオンする範囲が狭い
ことから、意に反してオフとなってしまうおそれがあっ
た。
【0006】また、上記したようにマイクロスイッチ9
5のレバー99が過剰に押圧されることを回避するため
に、押圧ピン104すなわちホイップスイッチ92の押
込量が制限されており、これはすなわち開閉弁93を開
放するために利用されるホイップスイッチ92の移動量
も制限されることになるため、開閉弁93についても構
造上の制約を受けるおそれがあった。本発明は上記のよ
うな事情に基づいて完成されたものであって、押圧ピン
の移動域の広範囲にわたってスイッチ要素の作動範囲を
設定できるようにしたスイッチの押圧操作構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、アクチュエータが
押圧されることでスイッチ要素が作動する押圧式スイッ
チにおいて、前記アクチュエータがそのスイッチの近傍
に設けられた押圧ピンにより押圧操作されるようにした
スイッチの押圧操作構造であって、前記押圧ピンは、前
記アクチュエータの移動方向と交差する方向の進退可能
に配設されるとともに、この押圧ピンには、その進出時
に前記アクチュエータに当接してこれを押圧する押圧面
が進退方向に沿って形成され、その押圧面は前記アクチ
ュエータを次第に押圧するテーパ部と、それに続いてア
クチュエータを一定の押圧状態に保持する直線部とを有
しており、少なくとも前記アクチュエータが前記押圧面
の直線部に移行した状態で前記スイッチ要素が作動する
ように設定されている構成としたところに特徴を有す
る。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記
押圧ピンに復動用の付勢部材が設けられている構成とし
たところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明では、押圧ピンが進出すると、
押圧面のテーパ部がアクチュエータに当接することでそ
れを次第に押圧し、直線部が当接している間はアクチュ
エータが一定の押圧状態に保持される。少なくとも直線
部でアクチュエータを押圧している間は、スイッチ要素
が作動される。請求項2の発明では、押圧ピンへの操作
力が除去されると、付勢部材の付勢力で押圧ピンは元位
置に復動される。
【0009】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、少なくとも押
圧ピンの押圧面の直線部がアクチュエータを押圧してい
る間は、アクチュエータのさらなる移動や戻りを伴うこ
となくスイッチ要素を作動させることができ、すなわち
押圧ピンの移動域の広範囲にわたってスイッチ要素の適
正範囲を得ることができる効果がある。請求項2の発明
によれば、押圧ピンの元位置への復帰動作を自動的に行
わせることができる効果がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をホイップクリーム
製造機のスイッチ部分に適用した一実施形態を図1ない
し図5に基づいて説明する。まず、図1によってホイッ
プクリーム製造機の全体構造の概要を説明する。符号1
は、モータ2により駆動されるギヤポンプであって、そ
の吸込口3側には、内部に生クリームxとエアーとの混
合室5を設けたエアーバルブ4が接続され、その一面に
開口された接続口にサクションホース6が接続されてい
る。モータ2の側方には冷却室7が設けられ、この冷却
室7はペルチェ効果を利用した電子冷却素子8により冷
却される構造となっていて、この冷却室7内には、市販
の1000ml入りの生クリームパックzがパックごと収
容され、上記したサクションホース6の吸込口が、開蓋
されたパックz内に吸い込み可能に挿入されるようにな
っている。なお、電子冷却素子8の下面側には、放熱フ
ィン9、ファンモータ10等が装備されている。また、
エアーバルブ4の混合室5の他面側には、逆止弁12を
介してエアー供給口13が設けられ、エアー量調節器1
4を介設したエアー供給路15が接続されている。ギヤ
ポンプ1の吐出口17側には、攪拌機能を有するレジス
タ19の嵌装された吐出管18が接続されている。この
吐出管18の先端には、内部に開閉弁22を有するとと
もに注出部23(図23参照)を下方に向けて設けた注
出口金21が接続されている。その注出口金21にはホ
イップスイッチ24が取り付けられているとともに、吐
出管18の機外への突出端の回りに設けられたカバー2
5内に、詳しくは後記するようにマイクロスイッチ26
が設けられている。
【0011】そして、ホイップスイッチ24を図1の矢
線方向に押圧すると、注出口金21内の開閉弁22が開
放されるとともに、マイクロスイッチ26がオンしてモ
ータ2によりギヤポンプ1が駆動される。それにより、
冷却された生クリームxがパックz内からサクションホ
ース6を通してギヤポンプ1の吸込口3側に吸い上げら
れるとともに、途中の混合室5にエアー量調節器14で
適量に調節されたエアーが混入され、吐出口17から吐
出管18を通って吐出される間にホイップされることで
ホイップクリームyが製造される。そのホイップクリー
ムyは開閉弁22を通って注出部23から容器28内に
注出されるようになっている。
【0012】次に、マイクロスイッチ26の押圧操作部
分を中心としたホイップクリームyの注出部分の構造に
ついて詳細に説明する。図2に示すように、上記したレ
ジスタ19の嵌装された吐出管18は、外パイプ29内
に挿入された状態で製造機構部分を収納したキャビネッ
ト30の前面に突出され、その突出部分の回りを覆うよ
うにして、角筒形をなす上記カバー25が取り付けられ
ている。吐出管18の先端縁は、カバー25の前面に被
着された前面プレート31に開口された嵌入孔32内に
嵌入されている。
【0013】上記した注出口金21は、パイプ形をなす
ヘッド部34の先端側に流下管35が垂下して設けら
れ、その下端に注出部23が設けられた構造となってい
て、ヘッド部34の後端側(図2の右側)が吐出管18
の先端部内に気密に嵌着されるようになっている。ヘッ
ド部34内における流下管35を設けた位置よりも少し
後方位置には、内周が絞られることで弁口36が形成さ
れており、一方レジスタ19の先端には、球状の弁体3
7を先端に設けた圧縮コイルばね38の後端が取り付け
られ、その圧縮コイルばね38の弾拡力により弁体37
が弁口36に押し付けられて、上記した常閉式の開閉弁
22が構成されている。なお、注出部23の下面側は、
通孔40を開口したキャップ39で被われている。注出
口金21のヘッド部34の先端側には、ホイップスイッ
チ24が押圧操作可能に取り付けられている。ホイップ
スイッチ24の裏面側には、ヘッド部34の先端側の内
部に気密にかつ摺動自由に嵌入されるホイップロッド4
2が突設されており、その先端に、上記の開閉弁22の
弁体37を押圧するピン43が設けられている。
【0014】カバー25内の下面側には、上記したモー
タ2の起動用のマイクロスイッチ26が設けられてい
る。このマイクロスイッチ26は公知構造のものであっ
て、スイッチ本体45の一面には、ローラ47を先端に
軸支したレバー46が設けられている。このレバー46
は、自然状態では先端が外側に開くような斜め姿勢を取
っており、基端側を弾性変形させつつスイッチ本体45
に接近する方向に揺動可能となっている。また、そのス
イッチ本体45におけるレバー46の取付面48には、
スイッチ本体45内に設けられた図示しない接点等のス
イッチ要素と連結された押しボタン49が設けられてい
る。すなわち、ローラ47に押圧力を加えてレバー46
を揺動させると、レバー46が取付面48と平行姿勢を
取る少し手前で押しボタン49を一定量押し込むこと
で、スイッチ要素がオンされ、レバー46が取付面48
と平行姿勢となるまでは、スイッチ要素に過大な負荷を
掛けることなく適正にオン状態を維持し得るようになっ
ている。このマイクロスイッチ26が、ローラ47を前
方に向けた縦向きの姿勢によって、前面プレート31か
ら突設されたブラケット50を介して取り付けられてい
る。
【0015】カバー25の前面プレート31には、マイ
クロスイッチ26のレバー46のローラ47に当接して
これを押圧する押圧ピン51の嵌装孔52が形成されて
いる。この嵌装孔52は、上記のように取り付けられた
マイクロスイッチ26のレバー46が自然状態にある場
合に、そのローラ47の直前よりも少し上方の位置にお
いて、前後方向に貫通して形成されている。
【0016】押圧ピン51の形状は以下のようになって
いる。すなわち、図4にも示すように、後端側に大径部
53を有する段付きの円柱状に形成され、先端は円錐台
状に先細りに形成されている。また、先端側の所定位置
にはEリング54の取付溝55が周設されている。一
方、嵌装孔52の内面側の口縁には、内向きの鍔からな
るばね受56が形成され、その外面に、押圧ピン51に
嵌着されたEリング54が当てられるようになってい
る。
【0017】そして、この押圧ピン51は、先端側をカ
バー25内に突出させる向きで嵌装孔52内に摺動自由
に嵌装され、押圧ピン51の大径部53とばね受56と
の間に装着された圧縮コイルばね57の弾拡力によって
押圧ピン51に後退方向への移動力が付勢され、Eリン
グ54がばね受56の外面に当たって係止されること
で、移動が規制されるようになっている。このとき、押
圧ピン51のEリング54を設けた部分から先端側が前
面プレート31の内面側に突出し、大径部53の一部が
前面プレート31の外面側に突出するようになってい
る。また、このとき、自然状態にあるローラ47は、押
圧ピン51の先端の少し下方に位置するようになってい
る。
【0018】すなわち、押圧ピン51には、その先端か
らEリング54を設けた部分にわたる下面によって、ロ
ーラ47の押圧面59が形成され、そのうち前側は円錐
台の斜面によるテーパ部60であり、後側は円柱の周面
による直線部61となっている。したがって、図2の状
態から押圧ピン51が前進すると、テーパ部60がロー
ラ47を押圧することでレバー46を次第に揺動させ、
テーパ部60の終端に到ったところでレバー46が取付
面48と平行姿勢となり、引き続く直線部61でローラ
47が押圧されている間は、レバー46が取付面48と
平行姿勢に押圧された状態に保持されるようになってい
る。
【0019】なお、上記したホイップスイッチ24の裏
面側には、押圧ピン51の後端面を押圧可能な押圧面6
3が設けられており、ホイップスイッチ24が上記のよ
うに注出口金21に取り付けられた状態では、その押圧
面63が押圧ピン51の後端面の直前に対応するととも
に、前記したホイップロッド42のピン43が、開閉弁
22の弁体37の直前に位置するようになっている。
【0020】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作動を説明する。ホイップスイッチ24を図
3の矢線に示すように押圧すると、ホイップロッド42
のピン43が圧縮コイルばね38の弾力に抗して弁体3
7を押圧することで開閉弁22が開放される。それとと
もに、ホイップスイッチ24の押圧面63が押圧ピン5
1を押して圧縮コイルばね57を弾縮させつつそれを前
進させる。押圧ピン51が前進すると、まず押圧面59
のテーパ部60がマイクロスイッチ26のローラ47を
押圧することで、レバー46が次第に取付面48側に向
けて揺動され、テーパ部60の終端に到ったところでレ
バー46が取付面48と平行姿勢になり、その間にスイ
ッチ要素がオンする。押圧ピン51がさらに前進する
と、同図の実線に示すようにローラ47は押圧面59の
直線部61に乗り上げ、ホイップスイッチ24が前面プ
レート31に突き当たる最大量押し込まれるまでの間
は、ローラ47が直線部61上を転動しつつレバー46
は平行姿勢に維持され、すなわちスイッチ要素がオン状
態に保持される。上記のマイクロスイッチ26のオン動
作に伴い既述したようにギヤポンプ1が駆動されてホイ
ップクリームyが製造され、開閉弁22を通って注出部
23から注出される。
【0021】すなわちこの実施形態では、押圧ピン51
がマイクロスイッチ26のレバー46の揺動方向と交差
する方向に進退するように設けられ、その押圧ピン51
にテーパ部60と直線部61とからなる押圧面59を長
さ方向に沿って形成したことで、押圧ピン51の移動量
とレバー46の移動量との関係は、図5のグラフに示す
ように、非線形な特性となる。そして、スイッチ要素を
オンさせ得る範囲が、押圧ピン51の移動領域におい
て、テーパ部60の終端付近から直線部61の全長にわ
たる広い範囲に取られることになる。
【0022】そのためホイップスイッチ24に対する押
圧力が弱くなって、押圧ピン51が圧縮コイルばね57
の復元弾拡力により戻されたとしても、ローラ47は依
然として直線部61上にあってレバー46が平行姿勢に
保持されるため、スイッチ要素がオン状態に保持され、
意に反して途中でホイップクリームyの製造が中断され
てしまうことが防止される。また、押圧ピン51の押圧
面59に、レバー46を一定以上揺動させることのない
直線部61を設けたことで、押圧ピン51すなわちホイ
ップスイッチ24の最大押込量を大きく取ることがで
き、これはすなわち、ホイップスイッチ24のもう一つ
の機能である開閉弁22の開弁用のストロークを大きく
取れることになるから、開閉弁22の構造に対する自由
度が増すことになる。
【0023】ホイップスイッチ24の押し込み力を除去
すると、開閉弁22の圧縮コイルばね38の復元弾拡
力、さらには圧縮コイルばね57による押圧ピン51の
後退移動力によってホイップスイッチ24は元位置に押
し戻され、開閉弁22が閉じられる。同時に、押圧ピン
51自体も上記のように圧縮コイルばね57の弾力で元
位置に自動復帰されることにより、マイクロスイッチ2
6のレバー46が逆の経路を辿って、図3の鎖線に示す
元姿勢に揺動復帰し、押しボタン49が戻りつつスイッ
チ要素がオフとなる。それにより、ホイップクリームy
の製造並びに注出が停止される。
【0024】<変形例>押圧ピンの形状は、上記実施形
態に例示したものに限らず、以下のようなものであって
もよい。図6に示す第1変形例の押圧ピン65は、角柱
の先端部が四角錐形の先細りに形成され、四角錘の一斜
面により押圧面66のテーパ部67が、それに続く角柱
の側面により直線部68が形成されている。図7に示す
第2変形例の押圧ピン70は、角柱の先端部が斜め切断
された形状となっていて、その切断面により押圧面71
のテーパ部72が、それに続く角柱の側面により直線部
73が形成されている。両押圧ピン65、70とも、前
記実施形態に示した押圧ピン51と同様の作用効果を得
ることができる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、押圧式スイッチとしてマイク
ロスイッチを例示したが、本発明はこれに限らず、アク
チュエータが押圧されることでスイッチ要素が作動する
押圧式スイッチ全般の押圧操作構造に適用することが可
能である。 (2)また、ホイップクリーム機における起動用のスイ
ッチに限らず、他の目的に用いる押圧式スイッチにも同
様に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るホイップクリーム
製造機の機構部分の全体構造を示す縦断面図である。
【図2】 そのマイクロスイッチの押圧操作部分の詳細
を示す縦断面図である。
【図3】 そのマイクロスイッチの作動時における縦断
面図である。
【図4】 押圧ピンの斜視図である。
【図5】 本実施形態に係る押圧ピンの移動量とレバー
の移動量の関係を示すグラフである。
【図6】 押圧ピンの第1変形例の斜視図である。
【図7】 押圧ピンの第2変形例の斜視図である。
【図8】 従来例に係るホイップクリーム製造機の縦断
面図である。
【図9】 そのマイクロスイッチの押圧操作部分の縦断
面図である。
【図10】 その押圧ピンの移動量とレバーの移動量の
関係を示すグラフである。
【符号の説明】
26…マイクロスイッチ 46…レバー 47…ローラ
51…押圧ピン 52…嵌装孔 57…圧縮コイルば
ね 59…押圧面 60…テーパ部 61…直線部 6
5…押圧ピン 66…押圧面 67…テーパ部 68…
直線部 70…押圧ピン 71…押圧面 72…テーパ
部 73…直線部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータが押圧されることでスイ
    ッチ要素が作動する押圧式スイッチにおいて、前記アク
    チュエータがそのスイッチの近傍に設けられた押圧ピン
    により押圧操作されるようにしたスイッチの押圧操作構
    造であって、 前記押圧ピンは、前記アクチュエータの移動方向と交差
    する方向の進退可能に配設されるとともに、この押圧ピ
    ンには、その進出時に前記アクチュエータに当接してこ
    れを押圧する押圧面が進退方向に沿って形成され、その
    押圧面は前記アクチュエータを次第に押圧するテーパ部
    と、それに続いてアクチュエータを一定の押圧状態に保
    持する直線部とを有しており、少なくとも前記アクチュ
    エータが前記押圧面の直線部に移行した状態で前記スイ
    ッチ要素が作動するように設定されていることを特徴と
    するスイッチの押圧操作構造。
  2. 【請求項2】 前記押圧ピンに復動用の付勢部材が設け
    られていることを特徴とする請求項1記載のスイッチの
    押圧操作構造。
JP7236225A 1995-08-21 1995-08-21 スイッチの押圧操作構造 Pending JPH0963418A (ja)

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