JPH0950958A - 照明光学装置及びそれを備えた投影露光装置 - Google Patents
照明光学装置及びそれを備えた投影露光装置Info
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- JPH0950958A JPH0950958A JP8127421A JP12742196A JPH0950958A JP H0950958 A JPH0950958 A JP H0950958A JP 8127421 A JP8127421 A JP 8127421A JP 12742196 A JP12742196 A JP 12742196A JP H0950958 A JPH0950958 A JP H0950958A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/54—Lamp housings; Illuminating means
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B3/00—Simple or compound lenses
- G02B3/0006—Arrays
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】効率良く長方形状の照野を形成する際に均一な
面光源を形成すること。また、線幅が均一な解像を行な
うこと。 【構成】光源(1)、この光源からの光束に基づいて複
数の光源像を形成するオプティカルインテグレータ(5
0)及びここから射出される光束を集光してレチクル
(R)を重畳的に照明するコンデンサ光学系(6)とを
有する。ここで、オプティカルインテグレータは、長辺
と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を有する複数のレ
ンズ素子(50a)の短辺同士を隣接して配列した第1
及び第2の段(n1 ,n2 )を備える。これら第1及び
第2の段は、互いに隣接して配列されると共に、第1の
段における短辺の位置が第2の段におけるそれとは長辺
に沿った方向で異なるように配列される。
面光源を形成すること。また、線幅が均一な解像を行な
うこと。 【構成】光源(1)、この光源からの光束に基づいて複
数の光源像を形成するオプティカルインテグレータ(5
0)及びここから射出される光束を集光してレチクル
(R)を重畳的に照明するコンデンサ光学系(6)とを
有する。ここで、オプティカルインテグレータは、長辺
と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を有する複数のレ
ンズ素子(50a)の短辺同士を隣接して配列した第1
及び第2の段(n1 ,n2 )を備える。これら第1及び
第2の段は、互いに隣接して配列されると共に、第1の
段における短辺の位置が第2の段におけるそれとは長辺
に沿った方向で異なるように配列される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被照明物体を均一に照
明する照明光学装置に関するものであり、特に、半導体
素子、液晶表示素子等の製造過程中のリソグラフフィ工
程で使用される投影露光装置に好適な照明光学装置に関
するものである。
明する照明光学装置に関するものであり、特に、半導体
素子、液晶表示素子等の製造過程中のリソグラフフィ工
程で使用される投影露光装置に好適な照明光学装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、投影露光装置としては、投影露光
すべき回路が描かれた原板(レチクル)のパターン全体
を投影光学系(投影レンズ)を介して、感光剤が塗布さ
れたウエハやプレート等の感光基板上に1ショット毎に
逐次投影露光する、所謂ステップ・アンド・リピート方
式の露光装置、いわゆるステッパーが知られており、こ
の装置は、解像力並びスループットの点で優れている。
すべき回路が描かれた原板(レチクル)のパターン全体
を投影光学系(投影レンズ)を介して、感光剤が塗布さ
れたウエハやプレート等の感光基板上に1ショット毎に
逐次投影露光する、所謂ステップ・アンド・リピート方
式の露光装置、いわゆるステッパーが知られており、こ
の装置は、解像力並びスループットの点で優れている。
【0003】近年においては、より高解像力のもとでよ
り高スループット化を達成するために、スキャン方式の
投影露光装置が提案されている。1つのスキャン方式の
投影露光装置として、円弧状のイメージフィールドを有
する反射縮小光学系を用いて、レチクル上のパターンを
ウエハ上に投影露光するものがあり、例えば、Proc.SPI
E,1088(1989),P424 〜433 において提案されている。
り高スループット化を達成するために、スキャン方式の
投影露光装置が提案されている。1つのスキャン方式の
投影露光装置として、円弧状のイメージフィールドを有
する反射縮小光学系を用いて、レチクル上のパターンを
ウエハ上に投影露光するものがあり、例えば、Proc.SPI
E,1088(1989),P424 〜433 において提案されている。
【0004】また別のスキャン方式の投影露光装置とし
て、円形のイメージフィールドを有する通常の投影光学
系(フル・フィールドタイプの投影光学系)を用いて、
ステップ・アンド・スキャン方式でレチクル上のパター
ンをウエハ上に投影露光するものがある。例えば、特開
平4-196513号公報では長方形状のイメージフィールドを
スキャンする方式が提案されており、この提案されてい
る装置は、広い露光フィールドによって高スループット
化を実現しながら、より高解像力が確保できるため、上
記ステップ・アンド・リピート方式の露光装置に次ぐ将
来の露光装置として注目されてきている。
て、円形のイメージフィールドを有する通常の投影光学
系(フル・フィールドタイプの投影光学系)を用いて、
ステップ・アンド・スキャン方式でレチクル上のパター
ンをウエハ上に投影露光するものがある。例えば、特開
平4-196513号公報では長方形状のイメージフィールドを
スキャンする方式が提案されており、この提案されてい
る装置は、広い露光フィールドによって高スループット
化を実現しながら、より高解像力が確保できるため、上
記ステップ・アンド・リピート方式の露光装置に次ぐ将
来の露光装置として注目されてきている。
【0005】ここで、代表的なステップ・アンド・スキ
ャン方式の露光装置用の照明光学装置を図12に示す。
なお、図12においては、XYZ座標系を採用してい
る。図12において、集光鏡としての楕円鏡2の第1焦
点21には光源としての水銀ランプ1が配置され、この
水銀ランプ1からの光束が楕円鏡の第2焦点22に集光
される。第2焦点22に露光光を制御するシャッターS
を備える。この第2焦点22からの発散光束は、コリメ
ータレンズ3により平行光束に変換された後、バンドパ
スフィルター4によって、所定の露光波長(例えば436n
m のg線又は365nm のi線等) の光が選択される。この
所定の露光波長の光は、複数のレンズ素子の集合体より
構成されるフライアイレンズ5を通過に入射する。
ャン方式の露光装置用の照明光学装置を図12に示す。
なお、図12においては、XYZ座標系を採用してい
る。図12において、集光鏡としての楕円鏡2の第1焦
点21には光源としての水銀ランプ1が配置され、この
水銀ランプ1からの光束が楕円鏡の第2焦点22に集光
される。第2焦点22に露光光を制御するシャッターS
を備える。この第2焦点22からの発散光束は、コリメ
ータレンズ3により平行光束に変換された後、バンドパ
スフィルター4によって、所定の露光波長(例えば436n
m のg線又は365nm のi線等) の光が選択される。この
所定の露光波長の光は、複数のレンズ素子の集合体より
構成されるフライアイレンズ5を通過に入射する。
【0006】フライアイレンズ5を被照射面側から(−
Z方向から)見たXY平面図である図13に示す如く、
フライアイレンズ5は、長辺と短辺とを持つ長方形状の
レンズ断面を有する複数のレンズ素子5aからなり、こ
れらのレンズ素子がマトリックス状に配置された構成で
ある。各々のレンズ素子5aは、フライアイレンズ5に
入射する光束をそれぞれ集光し、その被照射面側に光源
像5bを形成する。フライアイレンズ5全体では、各々
のレンズ素子5aが形成する複数の光源像を擬似的な面
光源と見做すことができる。なお、以下においては、こ
れを二次光源と称する。
Z方向から)見たXY平面図である図13に示す如く、
フライアイレンズ5は、長辺と短辺とを持つ長方形状の
レンズ断面を有する複数のレンズ素子5aからなり、こ
れらのレンズ素子がマトリックス状に配置された構成で
ある。各々のレンズ素子5aは、フライアイレンズ5に
入射する光束をそれぞれ集光し、その被照射面側に光源
像5bを形成する。フライアイレンズ5全体では、各々
のレンズ素子5aが形成する複数の光源像を擬似的な面
光源と見做すことができる。なお、以下においては、こ
れを二次光源と称する。
【0007】さて、図12に戻って、フライアイレンズ
5の射出面には、照明系のσ値を決定するための開口絞
りASが配置されている。このフライアイレンズ5の射
出側に形成される複数の光源像(2次光源)からの複数
の光束は、コンデンサーレンズ6によってそれぞれ集光
作用を受けて、被照明物体としてのレチクルR上におい
て重畳される。従って、レチクルR上では均一な照度で
照明されることになる。そして、照明されたレチクルR
上のパターンは、投影光学系PLを介してウエハWに投
影露光される。
5の射出面には、照明系のσ値を決定するための開口絞
りASが配置されている。このフライアイレンズ5の射
出側に形成される複数の光源像(2次光源)からの複数
の光束は、コンデンサーレンズ6によってそれぞれ集光
作用を受けて、被照明物体としてのレチクルR上におい
て重畳される。従って、レチクルR上では均一な照度で
照明されることになる。そして、照明されたレチクルR
上のパターンは、投影光学系PLを介してウエハWに投
影露光される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述の図13に示すよ
うに、従来のフライアイレンズ5では、フライアイレン
ズ5全体の外径を最も小さくし、その製造を容易とする
ため、これを構成するレンズ素子がそれぞれの長辺及び
短辺が合致するように配置されていた。さて、ステップ
・アンド・スキャン方式の露光装置においては、照明系
による照野とスキャンされた際に照明される領域との面
積比を最大とするために、スリット形状または円弧形状
の照野のもとでレチクルを照明することが一般的であ
る。従って、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装
置に用いられるフライアイレンズを構成する複数のレン
ズ素子は、長辺と短辺の長さが大きく異なる長方形の断
面形状を有する。これは、フライアイレンズ入射面がマ
スク及びウエハと共役であるため、フライアイ入射面の
レンズ素子の一つ一つの形状が一種の視野絞りとなり、
細長い照野を効率よく照明するためには、この細長い照
野とフライアイレンズ中のレンズ素子一つ一つの断面形
状が相似でなければならないためである。
うに、従来のフライアイレンズ5では、フライアイレン
ズ5全体の外径を最も小さくし、その製造を容易とする
ため、これを構成するレンズ素子がそれぞれの長辺及び
短辺が合致するように配置されていた。さて、ステップ
・アンド・スキャン方式の露光装置においては、照明系
による照野とスキャンされた際に照明される領域との面
積比を最大とするために、スリット形状または円弧形状
の照野のもとでレチクルを照明することが一般的であ
る。従って、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装
置に用いられるフライアイレンズを構成する複数のレン
ズ素子は、長辺と短辺の長さが大きく異なる長方形の断
面形状を有する。これは、フライアイレンズ入射面がマ
スク及びウエハと共役であるため、フライアイ入射面の
レンズ素子の一つ一つの形状が一種の視野絞りとなり、
細長い照野を効率よく照明するためには、この細長い照
野とフライアイレンズ中のレンズ素子一つ一つの断面形
状が相似でなければならないためである。
【0009】このように、フライアイレンズを構成する
レンズ素子の断面形状が長辺と短辺の長さが大きく異な
る長方形である場合は、図13に示すように複数の光源
像5bのX方向における間隔とY方向における間隔とが
著しく異なるため、この複数の光源像5bからの光に基
づいて投影露光を行なうと、縦方向(図12のX方向)
と横方向(図12のY方向)とで解像の具合が異なり、
ウエハ上に形成されるパターンの線幅が異なるという問
題点が生じる。
レンズ素子の断面形状が長辺と短辺の長さが大きく異な
る長方形である場合は、図13に示すように複数の光源
像5bのX方向における間隔とY方向における間隔とが
著しく異なるため、この複数の光源像5bからの光に基
づいて投影露光を行なうと、縦方向(図12のX方向)
と横方向(図12のY方向)とで解像の具合が異なり、
ウエハ上に形成されるパターンの線幅が異なるという問
題点が生じる。
【0010】そこで、本発明は、効率良く長方形状の照
野を形成しているにもかかわらず均一な面光源を実現で
きる照明光学装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、線幅が均一な解像を行なうことのできる投影
露光装置を提供することを目的とする。
野を形成しているにもかかわらず均一な面光源を実現で
きる照明光学装置を提供することを目的とする。また、
本発明は、線幅が均一な解像を行なうことのできる投影
露光装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、以下の構成を有する。例えば、図1、
図2に示す如く、光源(1)と、該光源からの光束に基
づいて複数の光源像を形成するオプティカルインテグレ
ータ(50)と、該オプティカルインテグレータから射
出される光束を集光して所定の面を重畳的に照明するコ
ンデンサ光学系(6)とを有し、前記オプティカルイン
テグレータは、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断
面を有する複数のレンズ素子(50a)の前記短辺同士
を隣接して配列した第1及び第2の段を備え、前記第1
及び第2の段(n1 ,n2 )は、互いに隣接して配列さ
れると共に、前記第1の段(n1 )における前記短辺の
位置が前記第2の段(n2 )における前記短辺の位置と
は前記長辺に沿った方向で異なるように配列されるもの
である。
めに、本発明は、以下の構成を有する。例えば、図1、
図2に示す如く、光源(1)と、該光源からの光束に基
づいて複数の光源像を形成するオプティカルインテグレ
ータ(50)と、該オプティカルインテグレータから射
出される光束を集光して所定の面を重畳的に照明するコ
ンデンサ光学系(6)とを有し、前記オプティカルイン
テグレータは、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断
面を有する複数のレンズ素子(50a)の前記短辺同士
を隣接して配列した第1及び第2の段を備え、前記第1
及び第2の段(n1 ,n2 )は、互いに隣接して配列さ
れると共に、前記第1の段(n1 )における前記短辺の
位置が前記第2の段(n2 )における前記短辺の位置と
は前記長辺に沿った方向で異なるように配列されるもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を説明する前に本
発明の原理について簡単に説明する。図3(a)は本発
明のオプティカルインテグレータを被照射面側から見た
XY平面図であり、図3(b)は本発明のオプティカル
インテグレータが形成する複数の光源像の配置を示すX
Y平面図である。また、図3(c)は従来のオプティカ
ルインテグレータを被照射面側から見たXY平面図であ
り、図3(d)は従来のオプティカルインテグレータが
形成する複数の光源像の配置を示すXY平面図である。
発明の原理について簡単に説明する。図3(a)は本発
明のオプティカルインテグレータを被照射面側から見た
XY平面図であり、図3(b)は本発明のオプティカル
インテグレータが形成する複数の光源像の配置を示すX
Y平面図である。また、図3(c)は従来のオプティカ
ルインテグレータを被照射面側から見たXY平面図であ
り、図3(d)は従来のオプティカルインテグレータが
形成する複数の光源像の配置を示すXY平面図である。
【0013】図3(a),(b)に示す如く、本発明の
オプティカルインテグレータでは、長辺と短辺とを持つ
長方形状のレンズ断面を有する複数のレンズ素子50a
の短辺同士を隣接して配列した第1及び第2の段(例え
ば行n3 及び行n4 )を備え、第1の段(行n3 )の短
辺の位置が長辺に沿った方向(Y方向)において第2の
段(行n4 )の短辺の位置とは異なるように配列されて
いるため、複数の光源像50bが作る行と列との間隔の
差を少なくすることができ、均一な面光源を得ることが
可能である。これにより、レチクル上の縦パターンと横
パターンとをほぼ同じ解像のもとで投影露光することが
でき、ウエハ上での線幅を均一化することができる。
オプティカルインテグレータでは、長辺と短辺とを持つ
長方形状のレンズ断面を有する複数のレンズ素子50a
の短辺同士を隣接して配列した第1及び第2の段(例え
ば行n3 及び行n4 )を備え、第1の段(行n3 )の短
辺の位置が長辺に沿った方向(Y方向)において第2の
段(行n4 )の短辺の位置とは異なるように配列されて
いるため、複数の光源像50bが作る行と列との間隔の
差を少なくすることができ、均一な面光源を得ることが
可能である。これにより、レチクル上の縦パターンと横
パターンとをほぼ同じ解像のもとで投影露光することが
でき、ウエハ上での線幅を均一化することができる。
【0014】それに対し、図3(c),(d)に示すよ
うな従来のものでは、オプティカルインテグレータが形
成する複数の光源像5bにおける行(n1 〜n13)と列
(m 1 〜m4 )との間隔は大きく異なるものとなり、均
一な面光源は達成されず、レチクル上の縦パターンと横
パターンとの解像状態が大きく異なり、ウエハ上での線
幅の均一化は達成できない。
うな従来のものでは、オプティカルインテグレータが形
成する複数の光源像5bにおける行(n1 〜n13)と列
(m 1 〜m4 )との間隔は大きく異なるものとなり、均
一な面光源は達成されず、レチクル上の縦パターンと横
パターンとの解像状態が大きく異なり、ウエハ上での線
幅の均一化は達成できない。
【0015】以下、図面を参照して本発明による実施例
を説明する。図1は本発明の照明光学装置をステップ・
アンド・スキャン方式の投影露光装置に応用したときの
照明光学装置全体の概略的な構成を示している。なお、
図1では、XYZ座標系を採用しており、図12と同様
の機能を有する部材には同じ符号を付してある。図1に
示す如く、集光鏡としての楕円鏡2の第1焦点21には
光源としての水銀ランプ1が配置され、この水銀ランプ
1からの光束が楕円鏡の第2焦点22に集光される。こ
の第2焦点22からの発散光束は、前側焦点位置が第2
焦点22と一致するように配置されたコリメート光学系
としてのコリメータレンズ3により平行光束に変換され
た後、バンドパスフィルター4を介することにより、所
定の露光波長(例えば436nm のg線又は365nm のi線
等) の光が選択される。その後、この所定の露光波長の
光は、フライアイレンズ50に入射する。フライアイレ
ンズ50は、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面
を有しかつその両端にレンズ面を有する複数のレンズ素
子から構成されている。また、フライアイレンズ50の
射出側(+Z方向側)には、円形状の開口部を有する開
口絞りASが配置されている。
を説明する。図1は本発明の照明光学装置をステップ・
アンド・スキャン方式の投影露光装置に応用したときの
照明光学装置全体の概略的な構成を示している。なお、
図1では、XYZ座標系を採用しており、図12と同様
の機能を有する部材には同じ符号を付してある。図1に
示す如く、集光鏡としての楕円鏡2の第1焦点21には
光源としての水銀ランプ1が配置され、この水銀ランプ
1からの光束が楕円鏡の第2焦点22に集光される。こ
の第2焦点22からの発散光束は、前側焦点位置が第2
焦点22と一致するように配置されたコリメート光学系
としてのコリメータレンズ3により平行光束に変換され
た後、バンドパスフィルター4を介することにより、所
定の露光波長(例えば436nm のg線又は365nm のi線
等) の光が選択される。その後、この所定の露光波長の
光は、フライアイレンズ50に入射する。フライアイレ
ンズ50は、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面
を有しかつその両端にレンズ面を有する複数のレンズ素
子から構成されている。また、フライアイレンズ50の
射出側(+Z方向側)には、円形状の開口部を有する開
口絞りASが配置されている。
【0016】図2は、このフライアイレンズ50を被照
射面側から見た平面図であり、図2の座標系は図1の座
標系と対応している。図2において、フライアイレンズ
50は、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持
つ複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置し
た第1の段50n1 と、複数のレンズ素子50aの短辺
同士を隣接して配置した第2の段50n2 とを少なくと
も有し、第1の段50n1 における短辺の位置が、レン
ズ素子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段50
n2 の短辺の位置とは異なるような配置で構成されてい
る。
射面側から見た平面図であり、図2の座標系は図1の座
標系と対応している。図2において、フライアイレンズ
50は、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持
つ複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置し
た第1の段50n1 と、複数のレンズ素子50aの短辺
同士を隣接して配置した第2の段50n2 とを少なくと
も有し、第1の段50n1 における短辺の位置が、レン
ズ素子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段50
n2 の短辺の位置とは異なるような配置で構成されてい
る。
【0017】尚、本実施例のフライアイレンズ50で
は、複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置
した段を9つ有しているが、この数は9つには限られな
い。また、図2においては、フライアイレンズ50が形
成する複数の光源像50aが形成される(Z方向におけ
る)位置に設けられる開口絞りASの開口部ASaを併
せて示している。
は、複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置
した段を9つ有しているが、この数は9つには限られな
い。また、図2においては、フライアイレンズ50が形
成する複数の光源像50aが形成される(Z方向におけ
る)位置に設けられる開口絞りASの開口部ASaを併
せて示している。
【0018】さて、図1に戻って、フライアイレンズ5
0の作用によって、フライアイレンズ50の射出側に形
成された複数の光源像から発散する光束は、コンデンサ
光学系としてのコンデンサレンズ6の集光作用によって
集光される。これにより、フライアイレンズ50からの
光束は、所定の回路パターンが形成されたレチクルR上
において重畳し、このレンズRを均一な照度で照明す
る。
0の作用によって、フライアイレンズ50の射出側に形
成された複数の光源像から発散する光束は、コンデンサ
光学系としてのコンデンサレンズ6の集光作用によって
集光される。これにより、フライアイレンズ50からの
光束は、所定の回路パターンが形成されたレチクルR上
において重畳し、このレンズRを均一な照度で照明す
る。
【0019】本実施例では、フライアイレンズ50を構
成する複数のレンズ素子50aの入射側のレンズ断面が
長方形状であるため、レチクルR上には長方形(スリッ
ト状)の照野が形成される。そして、レジストが塗布さ
れたウエハW上には、レチクルRのパターン中の照明さ
れた部分が両側テレセントリックな投影光学系PL(投
影レンズ)を介して投影露光される。
成する複数のレンズ素子50aの入射側のレンズ断面が
長方形状であるため、レチクルR上には長方形(スリッ
ト状)の照野が形成される。そして、レジストが塗布さ
れたウエハW上には、レチクルRのパターン中の照明さ
れた部分が両側テレセントリックな投影光学系PL(投
影レンズ)を介して投影露光される。
【0020】図1では、不図示ではあるが、レチクルR
とウエハWとは、図中±X方向に移動可能なレチクルス
テージ及びウエハステージにそれぞれ載置されており、
ウエハWとレチクルRが同期して長方形(スリット状)
の照野の短手方向(図中±X方向)に移動することによ
り走査露光が実現され、大きな露光領域の露光が可能に
なる。
とウエハWとは、図中±X方向に移動可能なレチクルス
テージ及びウエハステージにそれぞれ載置されており、
ウエハWとレチクルRが同期して長方形(スリット状)
の照野の短手方向(図中±X方向)に移動することによ
り走査露光が実現され、大きな露光領域の露光が可能に
なる。
【0021】なお、本実施例では、フライアイレンズ5
0の入射面は被照射面としてのレチクルRと共役であ
る。また、フライアイレンズ50の射出面は投影光学系
PLの瞳EPと共役であり、この瞳EPの面上にはフラ
イアイレンズ50による2次光源の像が形成されるた
め、本実施例の照明光学装置はケーラー照明となる。図
4に本発明を2つのフライアイレンズを有する照明光学
装置を備えたステップ・アンド・スキャン方式の投影露
光装置に適用した第2実施例を示す。図4は、第2実施
例による投影露光装置を概略的に示す図であり、XYZ
座標系を採用している。なお、図4では図1と同様の機
能を有する部材には同一の符号を付してある。
0の入射面は被照射面としてのレチクルRと共役であ
る。また、フライアイレンズ50の射出面は投影光学系
PLの瞳EPと共役であり、この瞳EPの面上にはフラ
イアイレンズ50による2次光源の像が形成されるた
め、本実施例の照明光学装置はケーラー照明となる。図
4に本発明を2つのフライアイレンズを有する照明光学
装置を備えたステップ・アンド・スキャン方式の投影露
光装置に適用した第2実施例を示す。図4は、第2実施
例による投影露光装置を概略的に示す図であり、XYZ
座標系を採用している。なお、図4では図1と同様の機
能を有する部材には同一の符号を付してある。
【0022】図4において、楕円鏡2の第1焦点21に
配置された水銀ランプ1からの光は、この楕円鏡2によ
り第2焦点22に集光されて光源像を形成する。この第
2焦点22からの光束は、コリメータレンズ3により平
行光束に変換された後、図示なきバンドパスフィルター
を介して第1フライアイレンズ8に入射する。この第1
フライアイレンズ8は、第1フライアイレンズを被照射
面側から見た平面図である図5(a)に示す如く、略正
方形状のレンズ断面を持つ複数のレンズ素子8aをマト
リックス状に配列して構成されており、各々のレンズ素
子8aは、光源像8bをレンズ素子の射出面側に形成す
る。なお、図5(a)では、各々のレンズ素子8aが形
成する光源像8bを1つしか図示していないが、実際に
は全てのレンズ素子がこの光源像を形成する。
配置された水銀ランプ1からの光は、この楕円鏡2によ
り第2焦点22に集光されて光源像を形成する。この第
2焦点22からの光束は、コリメータレンズ3により平
行光束に変換された後、図示なきバンドパスフィルター
を介して第1フライアイレンズ8に入射する。この第1
フライアイレンズ8は、第1フライアイレンズを被照射
面側から見た平面図である図5(a)に示す如く、略正
方形状のレンズ断面を持つ複数のレンズ素子8aをマト
リックス状に配列して構成されており、各々のレンズ素
子8aは、光源像8bをレンズ素子の射出面側に形成す
る。なお、図5(a)では、各々のレンズ素子8aが形
成する光源像8bを1つしか図示していないが、実際に
は全てのレンズ素子がこの光源像を形成する。
【0023】図4に戻って、第1フライアイレンズ8の
射出面側には、リレーレンズ系7と第2フライアイレン
ズ50とが配置されている。このリレーレンズ系7は、
第1フライアイレンズ8の入射面と第2フライアイレン
ズ50の入射面とを共役にすると共に、第1フライアイ
レンズ8の射出面と第2フライアイレンズ50の射出面
とを共役にする機能を有している。
射出面側には、リレーレンズ系7と第2フライアイレン
ズ50とが配置されている。このリレーレンズ系7は、
第1フライアイレンズ8の入射面と第2フライアイレン
ズ50の入射面とを共役にすると共に、第1フライアイ
レンズ8の射出面と第2フライアイレンズ50の射出面
とを共役にする機能を有している。
【0024】さて、第2フライアイレンズ50は、それ
を被照射面側から見た平面図である図5(b)に示す如
く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複
数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置した第
1の段50n1 と、複数のレンズ素子50aの短辺同士
を隣接して配置した第2の段50n2 とを少なくとも有
し、第1の段50n1 における短辺の位置が、レンズ素
子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段50n2
の短辺の位置とは異なるような配置で構成されている。
を被照射面側から見た平面図である図5(b)に示す如
く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複
数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配置した第
1の段50n1 と、複数のレンズ素子50aの短辺同士
を隣接して配置した第2の段50n2 とを少なくとも有
し、第1の段50n1 における短辺の位置が、レンズ素
子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段50n2
の短辺の位置とは異なるような配置で構成されている。
【0025】ここで、第2フライアイレンズ50を構成
するレンズ素子50aが形成する光源像50bが、第1
フライアイレンズ8により形成される複数の光源像8b
の像となる。従って、開口絞りASの開口部ASa内に
形成される面光源は、より均一なものとなり、照度ムラ
をより低減させることが可能となる。図4に戻って、第
2フライアイレンズ50が形成する三次光源からの光束
は、コンデンサレンズ6により集光されてレチクルR上
を重畳的に照明する。このとき、レチクルR上には、長
方形状(スリット形状)の照野が形成される。
するレンズ素子50aが形成する光源像50bが、第1
フライアイレンズ8により形成される複数の光源像8b
の像となる。従って、開口絞りASの開口部ASa内に
形成される面光源は、より均一なものとなり、照度ムラ
をより低減させることが可能となる。図4に戻って、第
2フライアイレンズ50が形成する三次光源からの光束
は、コンデンサレンズ6により集光されてレチクルR上
を重畳的に照明する。このとき、レチクルR上には、長
方形状(スリット形状)の照野が形成される。
【0026】レチクルR上における上記照野の領域から
の光は、両側テレセントリックな投影光学系(投影レン
ズ)PLを通過し、ウエハW上にレチクルRのパターン
像を形成する。このように、本実施例では、2つのフラ
イアイレンズ8,50を用いた所謂ダブル・フライアイ
照明光学系を用いて長方形状(スリット形状)の照野を
効率良く照明する際に問題となる面光源の不均一さを解
消するために、フライアイレンズの入射面を被照射面と
相似形状とせざるを得ない第2フライアイレンズ50に
本発明を適用している。これにより、被照射面が長方形
状(スリット形状)であるにもかかわらず、均一な面光
源を形成することができ、さらには、ウエハW上におい
て線幅を均一とすることが可能である。
の光は、両側テレセントリックな投影光学系(投影レン
ズ)PLを通過し、ウエハW上にレチクルRのパターン
像を形成する。このように、本実施例では、2つのフラ
イアイレンズ8,50を用いた所謂ダブル・フライアイ
照明光学系を用いて長方形状(スリット形状)の照野を
効率良く照明する際に問題となる面光源の不均一さを解
消するために、フライアイレンズの入射面を被照射面と
相似形状とせざるを得ない第2フライアイレンズ50に
本発明を適用している。これにより、被照射面が長方形
状(スリット形状)であるにもかかわらず、均一な面光
源を形成することができ、さらには、ウエハW上におい
て線幅を均一とすることが可能である。
【0027】さて、上述の第1及び第2実施例では、レ
チクルとウエハとを相対的に移動させつつ露光を行なう
所謂ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に
本発明を適用したが、本発明はステップ・アンド・スキ
ャン方式の投影露光装置には限られない。レチクル上の
回路パターンをウエハ上に一括露光するステップ・アン
ド・リピート方式の露光装置(ステッパー)において
は、レチクル上に形成される回路パターンの領域の外形
が正方形とは限られず、長辺と短辺とを持つ長方形状と
なる場合がある。このような場合には、照野を長方形状
として効率良く照明するために本発明を適用できる。
チクルとウエハとを相対的に移動させつつ露光を行なう
所謂ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置に
本発明を適用したが、本発明はステップ・アンド・スキ
ャン方式の投影露光装置には限られない。レチクル上の
回路パターンをウエハ上に一括露光するステップ・アン
ド・リピート方式の露光装置(ステッパー)において
は、レチクル上に形成される回路パターンの領域の外形
が正方形とは限られず、長辺と短辺とを持つ長方形状と
なる場合がある。このような場合には、照野を長方形状
として効率良く照明するために本発明を適用できる。
【0028】次に、図6を参照して、長方形状の照野の
もとでレチクルRを照明する照明光学系を備えたステッ
パーに本発明を適用した第3実施例を説明する。なお、
図6においては、図1と同様の機能を有する部材には、
同一の符号を付してあり、XYZ座標系を採用してい
る。図6において、楕円鏡2の第1焦点21に配置され
た水銀ランプ1からの光は、この楕円鏡2により第2焦
点22に集光されて光源像を形成する。この第2焦点2
2からの光束は、コリメータレンズ3により平行光束に
変換された後、図示なきバンドパスフィルターを介して
フライアイレンズ51に入射する。
もとでレチクルRを照明する照明光学系を備えたステッ
パーに本発明を適用した第3実施例を説明する。なお、
図6においては、図1と同様の機能を有する部材には、
同一の符号を付してあり、XYZ座標系を採用してい
る。図6において、楕円鏡2の第1焦点21に配置され
た水銀ランプ1からの光は、この楕円鏡2により第2焦
点22に集光されて光源像を形成する。この第2焦点2
2からの光束は、コリメータレンズ3により平行光束に
変換された後、図示なきバンドパスフィルターを介して
フライアイレンズ51に入射する。
【0029】フライアイレンズ51は、それを被照射面
側から見た平面図である図7(a)に示す如く、長辺と
短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複数のレンズ
素子51aの短辺同士を隣接して配置した第1の段51
m1 と、複数のレンズ素子51aの短辺同士を隣接して
配置した第2の段51m2 とを少なくとも有し、第1の
段51m1 における短辺の位置が、レンズ素子51aの
長辺の方向(X方向)において第2の段51m2 の短辺
の位置とは異なるような配置で構成されている。
側から見た平面図である図7(a)に示す如く、長辺と
短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複数のレンズ
素子51aの短辺同士を隣接して配置した第1の段51
m1 と、複数のレンズ素子51aの短辺同士を隣接して
配置した第2の段51m2 とを少なくとも有し、第1の
段51m1 における短辺の位置が、レンズ素子51aの
長辺の方向(X方向)において第2の段51m2 の短辺
の位置とは異なるような配置で構成されている。
【0030】この構成により、図7(b)に示す従来の
フライアイレンズ5に比べて、レンズ素子51aの長辺
に沿った方向(X方向)及び短辺に沿った方向(Y方
向)における光強度分布が各々均一なものとなり、フラ
イアイレンズ51が形成する面光源自体を均一とでき
る。図6に戻って、フライアイレンズ51が形成する面
光源の位置には、所定形状の開口部ASaを持つ開口絞
りASが配置されている。この開口絞りASの位置に形
成される複数の光源像からの光は、それぞれコンデンサ
レンズ6により集光されて重畳的にレチクルRを均一に
照明する。ここで、レチクルR上に形成される照野は、
フライアイレンズ51の入射面側のレンズ面と相似形状
となる。
フライアイレンズ5に比べて、レンズ素子51aの長辺
に沿った方向(X方向)及び短辺に沿った方向(Y方
向)における光強度分布が各々均一なものとなり、フラ
イアイレンズ51が形成する面光源自体を均一とでき
る。図6に戻って、フライアイレンズ51が形成する面
光源の位置には、所定形状の開口部ASaを持つ開口絞
りASが配置されている。この開口絞りASの位置に形
成される複数の光源像からの光は、それぞれコンデンサ
レンズ6により集光されて重畳的にレチクルRを均一に
照明する。ここで、レチクルR上に形成される照野は、
フライアイレンズ51の入射面側のレンズ面と相似形状
となる。
【0031】照明されたレチクルRからの光は、両側テ
レセントリックな投影光学系(投影レンズ)によりウエ
ハW上にレチクルRのパターン像を形成する。本実施例
においては、フライアイレンズ51が形成する面光源の
光強度分布がXY方向において共に均一となるため、ウ
エハW上において線幅を均一とすることができる。次
に、図8を参照して本発明の第4実施例を説明する。図
8は、光源としてレーザ光源を適用したステップ・アン
ド・スキャン型の露光装置を示す図である。この第4実
施例及び次に説明する第5実施例は、本件出願人と同一
出願人による特開平6-196389号に開示される照明光学装
置に本発明を適用したものである。なお、図8では、図
1と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して
あり、XYZ座標系を採用している。
レセントリックな投影光学系(投影レンズ)によりウエ
ハW上にレチクルRのパターン像を形成する。本実施例
においては、フライアイレンズ51が形成する面光源の
光強度分布がXY方向において共に均一となるため、ウ
エハW上において線幅を均一とすることができる。次
に、図8を参照して本発明の第4実施例を説明する。図
8は、光源としてレーザ光源を適用したステップ・アン
ド・スキャン型の露光装置を示す図である。この第4実
施例及び次に説明する第5実施例は、本件出願人と同一
出願人による特開平6-196389号に開示される照明光学装
置に本発明を適用したものである。なお、図8では、図
1と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して
あり、XYZ座標系を採用している。
【0032】図8において、レーザ光源100は、例え
ば248nmの光を発するKrFエキシマレーザ又は1
93nmの光を発するKrFエキシマレーザ等から構成
されており、このレーザ光源100からの平行光束は、
例えば2組のシリンドリカルレンズから構成されるシリ
ンダーエキスパンダ90により、シリンダーエキスパン
ダ90の射出側に位置する第1フライアイレンズ81の
断面と相似の形状となるようにその光束断面形状が変換
される。
ば248nmの光を発するKrFエキシマレーザ又は1
93nmの光を発するKrFエキシマレーザ等から構成
されており、このレーザ光源100からの平行光束は、
例えば2組のシリンドリカルレンズから構成されるシリ
ンダーエキスパンダ90により、シリンダーエキスパン
ダ90の射出側に位置する第1フライアイレンズ81の
断面と相似の形状となるようにその光束断面形状が変換
される。
【0033】第1フライアイレンズ81を被照射面側か
ら見た平面図である図9(a)に示す如く、第1フライ
アイレンズは、ほぼ正方形状のレンズ断面を有するレン
ズ素子81aを全体としてレチクルR上のスリット状の
照野とほぼ相似形状をなすように配列して構成されてい
る。図8に戻って、第1フライアイレンズ81の射出面
側(+Z方向側)には、リレーレンズ系7と第2フライ
アイレンズ52とが配置されている。ここで、リレーレ
ンズ系7は、第1フライアイレンズ81の入射面と第2
フライアイレンズ52の入射面とを共役にすると共に、
第1フライアイレンズ8の射出面と第2フライアイレン
ズ52の射出面とを共役にする機能を有している。
ら見た平面図である図9(a)に示す如く、第1フライ
アイレンズは、ほぼ正方形状のレンズ断面を有するレン
ズ素子81aを全体としてレチクルR上のスリット状の
照野とほぼ相似形状をなすように配列して構成されてい
る。図8に戻って、第1フライアイレンズ81の射出面
側(+Z方向側)には、リレーレンズ系7と第2フライ
アイレンズ52とが配置されている。ここで、リレーレ
ンズ系7は、第1フライアイレンズ81の入射面と第2
フライアイレンズ52の入射面とを共役にすると共に、
第1フライアイレンズ8の射出面と第2フライアイレン
ズ52の射出面とを共役にする機能を有している。
【0034】さて、第2フライアイレンズ52は、それ
を被照射面側から見た平面図である図9(b)に示す如
く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複
数のレンズ素子52aの短辺同士を隣接して配置した第
1の段52n1 と、複数のレンズ素子52aの短辺同士
を隣接して配置した第2の段52n2 とを少なくとも有
し、第1の段52n1 における短辺の位置が、レンズ素
子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段52n2
の短辺の位置とは異なるような配置で構成されている。
を被照射面側から見た平面図である図9(b)に示す如
く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を持つ複
数のレンズ素子52aの短辺同士を隣接して配置した第
1の段52n1 と、複数のレンズ素子52aの短辺同士
を隣接して配置した第2の段52n2 とを少なくとも有
し、第1の段52n1 における短辺の位置が、レンズ素
子aの長辺の方向(Y方向)において第2の段52n2
の短辺の位置とは異なるような配置で構成されている。
【0035】ここで、第1フライアイレンズ81が形成
する複数の光源像の外形がレチクルR上の照野と相似、
すなわち第2フライアイレンズ52を構成する複数のレ
ンズ素子52aの入射面と相似であるため、第2フライ
アイレンズ52の複数のレンズ素子52aの射出面のそ
れぞれには、この射出面とほぼ等しい大きさ、形状で複
数の光源像が形成される。このように第1フライアイレ
ンズ81が形成する複数の光源像の外形を第2フライア
イレンズ52の複数のレンズ素子52aの入射面と相似
形状にすることにより、第2フライアイレンズ52が形
成する複数の光源像全体の均一性は向上する。
する複数の光源像の外形がレチクルR上の照野と相似、
すなわち第2フライアイレンズ52を構成する複数のレ
ンズ素子52aの入射面と相似であるため、第2フライ
アイレンズ52の複数のレンズ素子52aの射出面のそ
れぞれには、この射出面とほぼ等しい大きさ、形状で複
数の光源像が形成される。このように第1フライアイレ
ンズ81が形成する複数の光源像の外形を第2フライア
イレンズ52の複数のレンズ素子52aの入射面と相似
形状にすることにより、第2フライアイレンズ52が形
成する複数の光源像全体の均一性は向上する。
【0036】ここで、第2フライアイレンズを従来のも
ののように単にマトリックス状に配列したものとする
と、第2フライアイレンズの列方向において、各レンズ
素子の短辺、すなわち複数の光源像が形成されない領域
が一列に並ぶため、第2フライアイレンズ52が形成す
る複数の光源像の均一性が悪くなる。しかしながら、本
実施例では、第2フライアイレンズ52を構成する各レ
ンズ素子52の短辺、すなわち複数の光源像が全く形成
されない領域が、第2フライアイレンズ52の射出面全
体においてランダム配置となるため、第2フライアイレ
ンズ52の射出側に配置される開口絞りASの開口部A
Sa内に形成される面光源の均一性はさらに向上する。
なお、第2フライアイレンズ52の射出面側に形成され
る光源像の数は、第1フライアイレンズ81を構成する
レンズ素子81aの個数と第2フライアイレンズ52を
構成するレンズ素子52aの個数との積になる。
ののように単にマトリックス状に配列したものとする
と、第2フライアイレンズの列方向において、各レンズ
素子の短辺、すなわち複数の光源像が形成されない領域
が一列に並ぶため、第2フライアイレンズ52が形成す
る複数の光源像の均一性が悪くなる。しかしながら、本
実施例では、第2フライアイレンズ52を構成する各レ
ンズ素子52の短辺、すなわち複数の光源像が全く形成
されない領域が、第2フライアイレンズ52の射出面全
体においてランダム配置となるため、第2フライアイレ
ンズ52の射出側に配置される開口絞りASの開口部A
Sa内に形成される面光源の均一性はさらに向上する。
なお、第2フライアイレンズ52の射出面側に形成され
る光源像の数は、第1フライアイレンズ81を構成する
レンズ素子81aの個数と第2フライアイレンズ52を
構成するレンズ素子52aの個数との積になる。
【0037】図8に戻って、第2フライアイレンズ52
の各々のレンズ素子52aからの光束は、コンデンサレ
ンズ6により集光されてレチクルR上の照野を重畳的に
照明する。そして、照明されたレチクルRからの光は、
両側テレセントリックな投影光学系PLを通過してウエ
ハW上に達し、ウエハW上にレチクルRのパターン像を
形成する。
の各々のレンズ素子52aからの光束は、コンデンサレ
ンズ6により集光されてレチクルR上の照野を重畳的に
照明する。そして、照明されたレチクルRからの光は、
両側テレセントリックな投影光学系PLを通過してウエ
ハW上に達し、ウエハW上にレチクルRのパターン像を
形成する。
【0038】このように本実施例では、効率良く長方形
状の照野を照明しているにもかかわらず、第2フライア
イレンズ52が形成する面光源を均一とすることがで
き、ウエハW上での線幅の均一性を十分に高めることが
可能である。また、本発明は、長方形状(スリット形
状)の照野を形成する照明光学装置のみには限られず、
円弧形状の照野を形成する照明光学装置にも適用でき
る。次に、本発明を円弧形状の照野を形成する照明光学
装置に適用した第5の実施例を図10を参照して説明す
る。図10(a)は、レチクルを円弧形状の照野にて照
明する照明光学装置のYZ平面図であり、図10(b)
はそのXZ平面図である。なお、図10では、図8と同
様の機能を有する部材には、同一の符号を付してあり、
XYZ座標系を採用している。
状の照野を照明しているにもかかわらず、第2フライア
イレンズ52が形成する面光源を均一とすることがで
き、ウエハW上での線幅の均一性を十分に高めることが
可能である。また、本発明は、長方形状(スリット形
状)の照野を形成する照明光学装置のみには限られず、
円弧形状の照野を形成する照明光学装置にも適用でき
る。次に、本発明を円弧形状の照野を形成する照明光学
装置に適用した第5の実施例を図10を参照して説明す
る。図10(a)は、レチクルを円弧形状の照野にて照
明する照明光学装置のYZ平面図であり、図10(b)
はそのXZ平面図である。なお、図10では、図8と同
様の機能を有する部材には、同一の符号を付してあり、
XYZ座標系を採用している。
【0039】図10において、レーザ光源100から第
2フライアイレンズ52までの構成は、前述の第4実施
例と同様であるため、本実施例では説明を省略する。図
10において、第2フライアイレンズ52の射出面側の
開口絞りASの位置には、上記第4実施例と同様に均一
な面光源が形成される。この面光源、すなわち複数の光
源像からの光は、リレーレンズ10により集光されて、
XY平面において長方形状の開口部を有する絞りFS上
で重畳された後、リレーレンズ11を介して特殊反射鏡
12へ導かれる。
2フライアイレンズ52までの構成は、前述の第4実施
例と同様であるため、本実施例では説明を省略する。図
10において、第2フライアイレンズ52の射出面側の
開口絞りASの位置には、上記第4実施例と同様に均一
な面光源が形成される。この面光源、すなわち複数の光
源像からの光は、リレーレンズ10により集光されて、
XY平面において長方形状の開口部を有する絞りFS上
で重畳された後、リレーレンズ11を介して特殊反射鏡
12へ導かれる。
【0040】この特殊反射鏡12は、放物線PAの対称
軸AX0 と直交する基準軸AX1 を中心に放物線PAを
回転させた放物トーリック形状の回転体の一部から構成
されている。また、リレーレンズ10はf・sinθの
射影関係を持つ光学系であり、リレーレンズ11はfθ
の射影関係を持つ光学系である。従って、レチクルR上
では、円弧形状の照野がケーラー照明され、かつこの照
野内の位置に到達する光束の開口数はどの位置において
も一定となる。
軸AX0 と直交する基準軸AX1 を中心に放物線PAを
回転させた放物トーリック形状の回転体の一部から構成
されている。また、リレーレンズ10はf・sinθの
射影関係を持つ光学系であり、リレーレンズ11はfθ
の射影関係を持つ光学系である。従って、レチクルR上
では、円弧形状の照野がケーラー照明され、かつこの照
野内の位置に到達する光束の開口数はどの位置において
も一定となる。
【0041】なお、図10においては不図示ではある
が、レチクルRの−X方向側(図中下方)には、円弧形
状の視野を持つ投影光学系(例えばオフナー型光学系な
ど)が設けられており、レチクルRのパターン像を図示
なきウエハ上に投影することができる。図10に示す第
5実施例においても、円弧形状の照野を効率よく形成し
ているにもかかわらず、第2フライアイレンズ52が形
成する面光源を均一とすることができ、ウエハ上での線
幅の均一性を十分に高めることが可能である。
が、レチクルRの−X方向側(図中下方)には、円弧形
状の視野を持つ投影光学系(例えばオフナー型光学系な
ど)が設けられており、レチクルRのパターン像を図示
なきウエハ上に投影することができる。図10に示す第
5実施例においても、円弧形状の照野を効率よく形成し
ているにもかかわらず、第2フライアイレンズ52が形
成する面光源を均一とすることができ、ウエハ上での線
幅の均一性を十分に高めることが可能である。
【0042】上述の第4及び第5実施例では、光源が点
光源と見做すことができるレーザ光源であるが、以上の
説明より、本発明はこのようなレーザ光源に対しても有
効であることが分かる。なお、上述の各実施例では、フ
ライアイレンズが形成する複数の光源像の第1の段と第
2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向にずれて
いるが、これら複数のの光源像の配列は半ピッチずれた
ものに限られず、ランダムな配列であっても良い。
光源と見做すことができるレーザ光源であるが、以上の
説明より、本発明はこのようなレーザ光源に対しても有
効であることが分かる。なお、上述の各実施例では、フ
ライアイレンズが形成する複数の光源像の第1の段と第
2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向にずれて
いるが、これら複数のの光源像の配列は半ピッチずれた
ものに限られず、ランダムな配列であっても良い。
【0043】ところで、以上の実施例においては、オプ
ティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを構
成する第1の段と第2の段とにおいて互いに半ピッチだ
け長辺方向にずらした例を示したが、次に、図11を参
照しながら本発明のオプチカルインテグレータとしての
レンズ素子50aの最適な配置の範囲について説明す
る。
ティカルインテグレータとしてのフライアイレンズを構
成する第1の段と第2の段とにおいて互いに半ピッチだ
け長辺方向にずらした例を示したが、次に、図11を参
照しながら本発明のオプチカルインテグレータとしての
レンズ素子50aの最適な配置の範囲について説明す
る。
【0044】図11において、(a)はフライアイレン
ズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互いに半ピ
ッチだけ長辺方向にずらした例を示し、(b)はフライ
アイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互
いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらした例を示して
いる。まず、本発明のオプティカルインテグレータとし
てのフライアイレンズでは、図11(a),(b)に示
す如く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を有
する複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配列
した第1及び第2の段(例えば行nk 及び行nk+1 、但
しkは段の数を示す自然数である。)を有している。そ
して、図11(a),(b)に示す如く、第1の段(行
nk )の短辺の位置とその長辺に沿った方向(Y方向)
において第2の段(行nk+1 )の短辺の位置とのずれ量
をdとし、オプティカルインテグレータ(フライアイレ
ンズ)を構成するレンズ素子50aのレンズ断面の短辺
の長さをlx 、オプティカルインテグレータ(フライア
イレンズ)を構成するレンズ素子50aのレンズ断面の
長辺の長さをly とするとき、以下の条件を満足するこ
とが望ましい。 (1) ly /N≦d≦ly ・(N−1)/N (2) N0.5 <ly /lx <25 但し、dはly /Nの倍数とした値であり、Nは2以上
の自然数である。
ズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互いに半ピ
ッチだけ長辺方向にずらした例を示し、(b)はフライ
アイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互
いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらした例を示して
いる。まず、本発明のオプティカルインテグレータとし
てのフライアイレンズでは、図11(a),(b)に示
す如く、長辺と短辺とを持つ長方形状のレンズ断面を有
する複数のレンズ素子50aの短辺同士を隣接して配列
した第1及び第2の段(例えば行nk 及び行nk+1 、但
しkは段の数を示す自然数である。)を有している。そ
して、図11(a),(b)に示す如く、第1の段(行
nk )の短辺の位置とその長辺に沿った方向(Y方向)
において第2の段(行nk+1 )の短辺の位置とのずれ量
をdとし、オプティカルインテグレータ(フライアイレ
ンズ)を構成するレンズ素子50aのレンズ断面の短辺
の長さをlx 、オプティカルインテグレータ(フライア
イレンズ)を構成するレンズ素子50aのレンズ断面の
長辺の長さをly とするとき、以下の条件を満足するこ
とが望ましい。 (1) ly /N≦d≦ly ・(N−1)/N (2) N0.5 <ly /lx <25 但し、dはly /Nの倍数とした値であり、Nは2以上
の自然数である。
【0045】ここで、条件(1)は、第1の段(行
nk )の短辺の位置とその長辺に沿った方向(Y方向)
において第2の段(行nk+1 )の短辺の位置との最適な
ずれ量dを示し、条件(2)は、オプティカルインテグ
レータ(フライアイレンズ)を構成するレンズ素子50
aのレンズ断面の長辺の長さly とそのレンズ素子50
aのレンズ断面の短辺の長さlx との比率の最適な範囲
を示している。
nk )の短辺の位置とその長辺に沿った方向(Y方向)
において第2の段(行nk+1 )の短辺の位置との最適な
ずれ量dを示し、条件(2)は、オプティカルインテグ
レータ(フライアイレンズ)を構成するレンズ素子50
aのレンズ断面の長辺の長さly とそのレンズ素子50
aのレンズ断面の短辺の長さlx との比率の最適な範囲
を示している。
【0046】上記条件(1)及び条件(2)は密接な関
係にあり、条件(1)のずらし量dは、オプチカルイン
テグレータ(フライアイレンズ)の複数のレンズ素子5
0aのレンズ断面の縦方向と横方向との比率を規定して
いる条件(2)に基づいて決定される。ここで、条件
(2)の範囲を規定するレンズ素子50aの断面の長辺
と短辺との比率は、照明装置の仕様によって基本的に決
定される。しかしながら、条件(2)の上限を越える
と、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)内
の複数のレンズ素子50aのレンズ断面の短辺の長さが
極端に短くなり、そのレンズ素子50aの製造が困難と
なる。逆に、その複数のレンズ素子50aのレンズ断面
の短辺の長さを製造容易となる大きさで、オプチカルイ
ンテグレータ(フライアイレンズ)を構成しようとする
と、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)の
大型化、さらには装置自体の大型化を招くため好ましく
ない。
係にあり、条件(1)のずらし量dは、オプチカルイン
テグレータ(フライアイレンズ)の複数のレンズ素子5
0aのレンズ断面の縦方向と横方向との比率を規定して
いる条件(2)に基づいて決定される。ここで、条件
(2)の範囲を規定するレンズ素子50aの断面の長辺
と短辺との比率は、照明装置の仕様によって基本的に決
定される。しかしながら、条件(2)の上限を越える
と、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)内
の複数のレンズ素子50aのレンズ断面の短辺の長さが
極端に短くなり、そのレンズ素子50aの製造が困難と
なる。逆に、その複数のレンズ素子50aのレンズ断面
の短辺の長さを製造容易となる大きさで、オプチカルイ
ンテグレータ(フライアイレンズ)を構成しようとする
と、オプチカルインテグレータ(フライアイレンズ)の
大型化、さらには装置自体の大型化を招くため好ましく
ない。
【0047】一方、条件(2)の下限を越えると、オプ
ティカルインテグレータ(フライアイレンズ)を構成す
るレンズ素子50aのレンズ断面形状が正方形に近づ
き、互いに隣接したレンズ素子50a同士をずらして配
置することの意味が薄れてしまう。以上の如く、条件
(1)及び条件(2)を同時に満足するようにオプチカ
ルインテグレータ(フライアイレンズ)の複数のレンズ
素子50aを配列することにより、オプチカルインテグ
レータ(フライアイレンズ)を構成する複数のレンズ素
子50aのレンズ断面を長辺と短辺とを有する形状に構
成したとしても、オプチカルインテグレータ(フライア
イレンズ)の複数のレンズ素子50aにより形成される
複数の光源像の行方向と列方向とでの光源像間の間隔の
比率をレンズ要素の断面の長辺と短辺との長さの比率に
比べて許容できる範囲で1に近づけることができる。こ
のため、複数の光源像の行方向と列方向とでの光源像間
の間隔をできるだけ等しい方向に近づけることができ、
X方向とY方向とでの空間的コヒーレンスをできるだけ
等しくできる。その結果、X方向とY方向とでの解像さ
れる線幅が異なるという問題を改善することができる。
ティカルインテグレータ(フライアイレンズ)を構成す
るレンズ素子50aのレンズ断面形状が正方形に近づ
き、互いに隣接したレンズ素子50a同士をずらして配
置することの意味が薄れてしまう。以上の如く、条件
(1)及び条件(2)を同時に満足するようにオプチカ
ルインテグレータ(フライアイレンズ)の複数のレンズ
素子50aを配列することにより、オプチカルインテグ
レータ(フライアイレンズ)を構成する複数のレンズ素
子50aのレンズ断面を長辺と短辺とを有する形状に構
成したとしても、オプチカルインテグレータ(フライア
イレンズ)の複数のレンズ素子50aにより形成される
複数の光源像の行方向と列方向とでの光源像間の間隔の
比率をレンズ要素の断面の長辺と短辺との長さの比率に
比べて許容できる範囲で1に近づけることができる。こ
のため、複数の光源像の行方向と列方向とでの光源像間
の間隔をできるだけ等しい方向に近づけることができ、
X方向とY方向とでの空間的コヒーレンスをできるだけ
等しくできる。その結果、X方向とY方向とでの解像さ
れる線幅が異なるという問題を改善することができる。
【0048】さて、図11に戻って、オプチカルインテ
グレータとしてのフライアイレンズを構成する複数のレ
ンズ素子50aの具体的な配置の例を説明する。図11
(a)には、d=3mm、lx =2.5mm、ly =
6.0mmとし、フライアイレンズを構成する第1の段
と第2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向にず
らした時の複数のレンズ素子50aの配列の様子を示し
ている。
グレータとしてのフライアイレンズを構成する複数のレ
ンズ素子50aの具体的な配置の例を説明する。図11
(a)には、d=3mm、lx =2.5mm、ly =
6.0mmとし、フライアイレンズを構成する第1の段
と第2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向にず
らした時の複数のレンズ素子50aの配列の様子を示し
ている。
【0049】この時、フライアイレンズを構成する第1
の段と第2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向
にずらしていることから、N=2であり、上述の条件
(1)及び(2)の対応値は、それぞれ6mm/2≦d
≦6mm・(2−1)/2、2 0.5 <ly /lx <25
となる。そして、d=3mmは、ly /N=6mm/2
の倍数である。従って、図11(a)の例は、上述の条
件(1)及び(2)を満足する。
の段と第2の段とにおいて互いに半ピッチだけ長辺方向
にずらしていることから、N=2であり、上述の条件
(1)及び(2)の対応値は、それぞれ6mm/2≦d
≦6mm・(2−1)/2、2 0.5 <ly /lx <25
となる。そして、d=3mmは、ly /N=6mm/2
の倍数である。従って、図11(a)の例は、上述の条
件(1)及び(2)を満足する。
【0050】また、図11(b)には、d=2mm、l
x =2.0mm、ly =6.0mmとし、フライアイレ
ンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互いに3
分の1ピッチだけ長辺方向にずらした時の複数のレンズ
素子50aの配列の様子を示している。この時、フライ
アイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互
いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらしていることか
ら、N=3であり、上述の条件(1)及び(2)の対応
値は、それぞれ6mm/3≦d≦6mm・(3−1)/
3、30.5 <ly /lx <25となる。そして、d=2
mmは、ly /N=6mm/3の倍数である。従って、
図11(b)の例は、上述の条件(1)及び(2)を満
足する。
x =2.0mm、ly =6.0mmとし、フライアイレ
ンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互いに3
分の1ピッチだけ長辺方向にずらした時の複数のレンズ
素子50aの配列の様子を示している。この時、フライ
アイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて互
いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらしていることか
ら、N=3であり、上述の条件(1)及び(2)の対応
値は、それぞれ6mm/3≦d≦6mm・(3−1)/
3、30.5 <ly /lx <25となる。そして、d=2
mmは、ly /N=6mm/3の倍数である。従って、
図11(b)の例は、上述の条件(1)及び(2)を満
足する。
【0051】図11(b)の例では、d=2mmとし
て、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段と
において互いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらした
時の複数のレンズ素子50aの配列の様子を示したが、
上記(1)及び(2)式から理解できるように、d=4
mmとして、フライアイレンズを構成する第1の段と第
2の段とにおいて互いに3分の2ピッチだけ長辺方向に
ずらしても良い。
て、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段と
において互いに3分の1ピッチだけ長辺方向にずらした
時の複数のレンズ素子50aの配列の様子を示したが、
上記(1)及び(2)式から理解できるように、d=4
mmとして、フライアイレンズを構成する第1の段と第
2の段とにおいて互いに3分の2ピッチだけ長辺方向に
ずらしても良い。
【0052】また、フライアイレンズを構成する第1の
段と第2の段とにおいて互いに3分の1ピッチだけ長辺
方向にずらし、フライアイレンズを構成する第3の段と
第4の段とにおいて互いに3分の2ピッチだけ長辺方向
にずらすようにd=2mmとd=4mmとの組合せによ
り複数のレンズ素子50aの配列してもよい。また、本
発明では、フライアイレンズが形成する複数の光源像の
第1の段と第2の段とにおいて互いに所定ピッチだけ長
辺方向にずらすと共に、フライアイレンズが形成する複
数の光源像の第3の段と第4の段とにおいても第1の段
と第2の段と同様に互いに所定ピッチだけ長辺方向にず
らした規則性のある複数のレンズ素子50aの配列の様
子を示したが、複数のレンズ素子50aの配列は、この
様な配列に限られず、ランダムな配列であっても良い。
段と第2の段とにおいて互いに3分の1ピッチだけ長辺
方向にずらし、フライアイレンズを構成する第3の段と
第4の段とにおいて互いに3分の2ピッチだけ長辺方向
にずらすようにd=2mmとd=4mmとの組合せによ
り複数のレンズ素子50aの配列してもよい。また、本
発明では、フライアイレンズが形成する複数の光源像の
第1の段と第2の段とにおいて互いに所定ピッチだけ長
辺方向にずらすと共に、フライアイレンズが形成する複
数の光源像の第3の段と第4の段とにおいても第1の段
と第2の段と同様に互いに所定ピッチだけ長辺方向にず
らした規則性のある複数のレンズ素子50aの配列の様
子を示したが、複数のレンズ素子50aの配列は、この
様な配列に限られず、ランダムな配列であっても良い。
【0053】ところで、以上において述べた第1、第
2、第4及び第5実施例における具体的な数値を述べ
る。図1〜図2に示した第1実施例は、d=7.5m
m、lx =5.0mm、ly =15.0mmとし、フラ
イアイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて
互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらした時の複数
のレンズ素子50aの配列したものである。
2、第4及び第5実施例における具体的な数値を述べ
る。図1〜図2に示した第1実施例は、d=7.5m
m、lx =5.0mm、ly =15.0mmとし、フラ
イアイレンズを構成する第1の段と第2の段とにおいて
互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらした時の複数
のレンズ素子50aの配列したものである。
【0054】また、図4〜図5に示した第2実施例は、
d=4.5mm、lx =3.0mm、ly =9.0mm
とし、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段
とにおいて互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらし
た時の複数のレンズ素子50aの配列したものである。
また、図7〜図10に示した第4、第5実施例は、d=
6.0mm、lx =4.0mm、ly =12.0mmと
し、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段と
において互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらした
時の複数のレンズ素子50aの配列したものである。
d=4.5mm、lx =3.0mm、ly =9.0mm
とし、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段
とにおいて互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらし
た時の複数のレンズ素子50aの配列したものである。
また、図7〜図10に示した第4、第5実施例は、d=
6.0mm、lx =4.0mm、ly =12.0mmと
し、フライアイレンズを構成する第1の段と第2の段と
において互いに2分の1ピッチだけ長辺方向にずらした
時の複数のレンズ素子50aの配列したものである。
【0055】従って、以上において述べた第1、第2、
第4及び第5実施例とも、前述した条件(1)及び
(2)を同時に満足する。
第4及び第5実施例とも、前述した条件(1)及び
(2)を同時に満足する。
【0056】
【発明の効果】以上の如く、本発明の照明光学系を使用
すれば、被照明領域が長辺と短辺とを持つ長方形状ある
いは円弧形状であることに起因するパターンの縦横の解
像具合の差が発生せず、線幅の均一な解像を可能とする
ことができる。
すれば、被照明領域が長辺と短辺とを持つ長方形状ある
いは円弧形状であることに起因するパターンの縦横の解
像具合の差が発生せず、線幅の均一な解像を可能とする
ことができる。
【図1】本発明の第1実施例の構成を示す図である。
【図2】第1実施例のオプティカルインテグレータ(フ
ライアイレンズ)を示す平面図である。
ライアイレンズ)を示す平面図である。
【図3】本発明の原理を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施例の構成を示す図である。
【図5】第2実施例のオプティカルインテグレータ(フ
ライアイレンズ)を示す平面図である。
ライアイレンズ)を示す平面図である。
【図6】本発明の第3実施例の構成を示す図である。
【図7】第3実施例のオプティカルインテグレータ(フ
ライアイレンズ)を示す平面図である。
ライアイレンズ)を示す平面図である。
【図8】本発明の第4実施例の構成を示す図である。
【図9】第4実施例及び第5実施例のオプティカルイン
テグレータ(フライアイレンズ)を示す平面図である。
テグレータ(フライアイレンズ)を示す平面図である。
【図10】本発明の第5実施例の構成を示す図である。
【図11】本発明によるオプチカルインテグレータ(フ
ライアイレンズ)の最適な構成を示す平面図である。
ライアイレンズ)の最適な構成を示す平面図である。
【図12】従来の照明光学装置を説明するための図であ
る。
る。
【図13】従来の照明光学装置に用いられるオプティカ
ルインテグレータを示す平面図である。
ルインテグレータを示す平面図である。
1 … 水銀ランプ(光源)、 2 … 楕円鏡、 50… フライアイレンズ(オプティカルインテグレー
タ)、 6 … コンデンサレンズ、 R … レチクル、 W … ウエハ、 PL… 投影光学系、
タ)、 6 … コンデンサレンズ、 R … レチクル、 W … ウエハ、 PL… 投影光学系、
Claims (7)
- 【請求項1】光源と、該光源からの光束に基づいて複数
の光源像を形成するオプティカルインテグレータと、該
オプティカルインテグレータから射出される光束を集光
して所定の面を重畳的に照明するコンデンサ光学系とを
有し、 前記オプティカルインテグレータは、長辺と短辺とを持
つ長方形状のレンズ断面を有する複数のレンズ素子の前
記短辺同士を隣接して配列した第1及び第2の段を備
え、 前記第1及び第2の段は、互いに隣接して配列されると
共に、前記第1の段における前記短辺の位置が前記第2
の段における前記短辺の位置とは前記長辺に沿った方向
で異なるように配列されることを特徴とする照明光学装
置。 - 【請求項2】前記複数のレンズ素子はレンズ面を有し、
該レンズ面は2面のみであることを特徴とする請求項1
記載の照明光学装置。 - 【請求項3】前記第1の列における前記短辺の位置は、
前記第2の列における前記レンズ素子の長辺の中点に位
置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照
明光学装置。 - 【請求項4】前記レンズ素子のレンズ断面の短辺側の長
さをlx とし、前記レンズ素子のレンズ断面の長辺側の
長さをly 、前記第1の段の短辺の位置とその長辺に沿
った方向において前記第2の段の短辺の位置とのずれ量
をd、2以上の自然数をNとするとき、以下の条件を満
足することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の照
明光学装置。 ly /N≦d≦ly ・(N−1)/N N0.5 <ly /lx <25 但し、dはly /Nの倍数とした値である。 - 【請求項5】第1の物体を長方形状の照野のもとで照明
する照明光学系と、該第1の物体の像を第2の物体上に
形成する投影光学系とを備え、 前記照明光学系は、光源と、該光源からの光束に基づい
て複数の光源像を形成するオプティカルインテグレータ
と、該オプティカルインテグレータから射出される光束
を集光して所定の面を重畳的に照明するコンデンサ光学
系とを有し、 前記オプティカルインテグレータは、長辺と短辺とを持
つ長方形状のレンズ断面を有する複数のレンズ素子の前
記短辺同士を隣接して配列した第1及び第2の段を備
え、 前記第1及び第2の段は、互いに隣接して配列されると
共に、前記第1の段における前記短辺の位置が前記第2
における段の前記短辺の位置とは前記長辺に沿った方向
で異なるように配列されることを特徴とする投影露光装
置。 - 【請求項6】前記オプティカルインテグレータは、前記
光源からの光束に基づいて複数の光源像を形成する第1
オプティカルインテグレータと、該第1オプティカルイ
ンテグレータからの光束に基づいて複数の光源像を形成
する第2オプティカルインテグレータとを有し、 前記第2オプティカルインテグレータは、長辺と短辺と
を持つ長方形状のレンズ断面を有する複数のレンズ素子
の前記短辺同士を隣接して配列した第1及び第2の段を
備え、 前記第1及び第2の段は、互いに隣接して配列されると
共に、前記第1の段における前記短辺の位置が前記第2
における段の前記短辺の位置とは前記長辺に沿った方向
で異なるように配列されることを特徴とする請求項5記
載の投影露光装置。 - 【請求項7】前記レンズ素子のレンズ断面の短辺側の長
さをlx とし、前記レンズ素子のレンズ断面の長辺側の
長さをly 、前記第1の段の短辺の位置とその長辺に沿
った方向において前記第2の段の短辺の位置とのずれ量
をd、2以上の自然数をNとするとき、以下の条件を満
足することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の投
影露光装置。 ly /N≦d≦ly ・(N−1)/N N0.5 <ly /lx <25 但し、dはly /Nの倍数とした値である。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8127421A JPH0950958A (ja) | 1995-05-29 | 1996-05-22 | 照明光学装置及びそれを備えた投影露光装置 |
US08/654,918 US5790239A (en) | 1995-05-29 | 1996-05-29 | Illumination optical apparatus containing an optical integrator and projection exposure apparatus using the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-130438 | 1995-05-29 | ||
JP13043895 | 1995-05-29 | ||
JP8127421A JPH0950958A (ja) | 1995-05-29 | 1996-05-22 | 照明光学装置及びそれを備えた投影露光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950958A true JPH0950958A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=26463385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8127421A Pending JPH0950958A (ja) | 1995-05-29 | 1996-05-22 | 照明光学装置及びそれを備えた投影露光装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5790239A (ja) |
JP (1) | JPH0950958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004510341A (ja) * | 2000-09-29 | 2004-04-02 | カール ツァイス シュティフトゥング トレイディング アズ カール ツァイス | 特にマイクロリソグラフィ用の照明光学系 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3559694B2 (ja) * | 1997-10-14 | 2004-09-02 | キヤノン株式会社 | 照明装置及びそれを用いた投影露光装置 |
US5985498A (en) * | 1999-03-01 | 1999-11-16 | Advanced Micro Devices, Inc. | Method of characterizing linewidth errors in a scanning lithography system |
JP4521896B2 (ja) * | 1999-06-08 | 2010-08-11 | キヤノン株式会社 | 照明装置、投影露光装置及びデバイス製造方法 |
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