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JPH09327636A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Publication number
JPH09327636A
JPH09327636A JP14626196A JP14626196A JPH09327636A JP H09327636 A JPH09327636 A JP H09327636A JP 14626196 A JP14626196 A JP 14626196A JP 14626196 A JP14626196 A JP 14626196A JP H09327636 A JPH09327636 A JP H09327636A
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JP
Japan
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air
air conditioner
dust collecting
electrode
discharge electrode
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JP14626196A
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English (en)
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JP3211866B2 (ja
Inventor
Yoshikatsu Okamoto
吉克 岡本
Yoshiaki Ubusawa
芳昭 生澤
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明の空気調和機の空気清浄装置は、空気調和機室内
機の前面グリルと熱交換器との間の室内機筐体内空間に
配置された、線状の放電電極と、板状の集塵電極とによ
り、該放電電極から該集塵電極に向かうクーロン力に伴
って生じるイオン風の対流経路を形成し、空気調和機の
室内送風ファン停止時においても空気清浄できるように
したものである。 【目的】 本発明では、空気調和機の室内送風ファンの
作動時のみならず停止時においても空気清浄をすること
ができる空気調和機をつくることが目的である。 【構成】 図1のように、本発明は、室内空気の吸込口
8を有する前面グリル3の下方に設けた空気の流入口9
を設け、前面グリル3と熱交換器6との間の前部空間1
3内に線状の放電電極1と、該放電電極1の軸芯に平行
に空隙を介して取り付けられた平板状の集塵電極2とに
よって構成し、前記イオン風により、室内空気が該流入
口9より流れ込み、該前部空間13内を下方から上方に
対流して、該吸込口8より送り出されるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気清浄機能付き
の空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の室内送風ファンにより空気
を強制循環させ、静電フィルタを用いて塵埃を除去する
空気清浄装置は従来から提案実施されている。また、前
記空気調和機において、集塵フィルタに高電圧を印加し
塵埃を除去する空気清浄装置も提案実施されている。図
6は、従来装置の1例の断面図である。この従来装置で
は、前面グリル(3)の吸込口(8)とエアフィルタ
(4)と静電フィルタ(5)と熱交換器(6)と吹出口
(10)とにより通風経路(12)を形成し、該通風経
路(12)内に室内送風ファン(7)を備え、該室内送
風ファン(7)により該通風経路(12)に空気を強制
循環させて該静電フィルタ(5)によって塵埃を除去し
空気清浄するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記の従来
装置は、空気調和機の室内送風ファン停止時に空気清浄
ができず、また室内送風ファンにより空気を強制循環さ
せているため就寝時等には騒音が大きいという問題があ
った。
【0004】本発明はこのような点に鑑み、空気調和機
の室内送風ファン停止時にも、放電電極から集塵電極に
向かうイオン風により空気を対流させ、放電電極により
塵埃を帯電させて集塵電極により吸着除去して空気清浄
する空気清浄装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する為
に、本発明は、前面グリルと熱交換器との間の筐体内空
間に放電電極と集塵電極とを設け、該放電電極から該集
塵電極に向かうクーロン力によって生じるイオン風によ
り前記筐体内空間を通路とする空気流路を形成する。
【0006】上記構成において、該放電電極を下位に、
該集塵電極を上位に配置して前記筐体内空間に略下から
上へと向かう空気流路を形成するとともに、前記前面グ
リルの下方に前記空気流路の空気入口となる空気の流入
口を形成する。
【0007】この時、前記放電電極を陽極とし、前記集
塵電極を陰極とする。又は、前記放電電極を陰極とし、
前記集塵電極を陽極とする。
【0008】また、前記放電電極を突起付き電極とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、空気調和機の室内送
風ファン停止時に、空気調和機室内機の前面グリルと熱
交換器との間の室内機筐体内の前部空間に配置された線
状の放電陽極により空気の中のゴミ、煙、臭気、ダニ、
花粉等の塵埃が正に帯電され、この正に帯電された塵埃
は該放電陽極の軸芯に平行に空隙を介して対向して配置
された平板状の集塵陰極にクーロン力により引き付けら
れ捕捉される。室内の空気は、該放電陽極から該集塵陰
極に向かうクーロン力に伴って生じるイオン風により、
該前面グリルの下方に設けられた流入口から入り、該室
内機筐体内の前部空間を下方から上方に対流し、清浄空
気が前面グリルの吸込口の上部より室内に送り出され
る。
【0010】一方、空気調和機の室内送風ファン作動時
には、空気調和機の前面グリルより吸い込まれた空気は
エアフィルタにより大きな塵が取り除かれる。一部の空
気は直接熱交換機を通過し、その他の空気は静電フィル
タを通過する。該静電フィルタを通過した空気は、微細
なゴミ、煙、臭気、ダニ、花粉等の浮遊物が充分に取り
除かれる。そして、熱交換器に至り熱交換された空気が
室内送風ファンにより空気調和機の下方の吹出口より室
内に吹き出される。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図4にもとづ
いて説明する。図1は本発明の一実施例における空気調
和機の室内送風ファン停止時の断面図であり、図2は本
発明の一実施例における空気調和機の室内送風ファン作
動時の断面図である。図3は本発明の一実施例における
放電電極と集塵電極との構成図である。図4は本発明の
一実施例における放電電極と集塵電極の斜視図である。
【0012】図1、図2において、図4に示すように、
放電電極を例えば線状に、集塵電極を例えば平板状に形
成する。また、図3に示すように、線状の放電陽極
(1)は端子(14)に支持されて室内機台枠(11)
に取り付けられ、平板状の集塵陰極(2)は該放電陽極
(1)の軸芯に平行に空隙を介して対向して端子(1
5)に支持されて前記室内機台枠(11)に取り付けら
れている。該放電陽極(1)と該集塵陰極(2)とは互
いに絶縁され、空気調和機の前記室内機台枠(11)か
ら絶縁されて、高電圧が印加されている。この高電圧が
印加された該放電陽極(1)から該集塵陰極(2)に向
かうクーロン力により、図3に示すようなイオン風aを
生じる。bは電気力線を示す。
【0013】空気調和機の室内送風ファン(7)の停止
時には、図1に示すように、室内の空気は、クーロン力
に伴うイオン風aにより、前面グリル(3)の流入口
(9)より室内機筐体内に入り、前部空間(13)を下
方から上方に対流して、前記前面グリル(3)の吸込口
(8)より室内に送り出される。このとき、前記前部空
間(13)内に入った空気中のゴミ、煙、臭気、ダニ、
花粉等の塵埃は前記放電陽極(1)により正に帯電さ
れ、この正に帯電された塵埃は平板状の前記集塵陰極
(2)にクーロン力により引き付けられ捕捉される。そ
して、清浄空気が、前記前面グリル(3)の前記吸込口
(8)の上方より室内に送り出される。
【0014】一方、空気調和機の室内送風ファン(7)
の作動時には、図2に示すように、空気調和機の前面グ
リル(3)の吸込口(8)より吸い込まれた空気は、エ
アフィルタ(4)により大きな塵が取り除かれ、一部の
空気は直接熱交換器(6)を通過し、その他の空気は静
電フィルタ(5)を通過する。該静電フィルタ(5)を
通過した空気は、微細なゴミ、煙、臭気、ダニ、花粉等
の浮遊物が充分に取り除かれる。そして、前記熱交換器
(6)に至り熱交換された空気は、通風経路(12)内
に備えられた室内送風ファン(7)により空気調和機の
吹出口(10)より室内に吹き出される。
【0015】また、空気清浄装置において、前記放電電
極(1)を陰極とし、前記集塵電極(2)を陽極とした
ものにおいても同様の集塵作用が得られる。すなわち、
放電陰極と集塵陽極とした空気清浄装置においては、該
放電陰極(1)によってゴミ、煙、臭気、ダニ、花粉等
の塵埃が負に帯電され、この負に帯電された塵埃は平板
状の該集塵陽極(2)にクーロン力により引き付けられ
捕捉され、該放電陰極(1)から該集塵陽極(2)に向
かうクーロン力に伴って生じるイオン風aにより、清浄
空気は室内機筐体内の前部空間(13)の下方から上方
に空気が対流し、前面グリル(3)の吸込口(8)より
室内に送り出される。前記放電陰極(1)と集塵陽極
(2)よりなる空気清浄装置においては、該放電電極が
陰極であり、該集塵電極が陽極であるため、放電陽極と
集塵陰極とにより構成されたものより同じ電極間距離で
あっても火花電圧が高くなるので、さらに高い電圧を放
電電極と集塵電極との間に印加して使用することがで
き、より強いイオン風aを得ることができる。
【0016】次に、本発明の他の実施例を図5にもとづ
いて説明する。図5は、本発明の他の実施例における放
電電極と集塵電極の斜視図を示すものである。但し、全
体の構成及び作用についての説明は、前述と同様なので
省略する。また、符号についても同符号は、同様の物を
示すものとする。
【0017】図5は、図4における放電電極を突起(1
7)付き形状にした電極を示す図であり、該突起(1
7)付き放電電極(16)は、各突起(17)の先端に
に電荷が集中して、突起(17)無し放電電極よりも放
電を起こし易い構造になっている。この為、突起(1
7)無し放電電極よりも低い印加電圧で放電させること
ができる。
【0018】以上のように、本発明の空気調和機の空気
清浄装置を用いれば、室内送風ファンの作動時のみなら
ず停止時においても空気清浄が可能となるものである。
【0019】本発明の空気調和機においては、静電フィ
ルタ(5)を取り付けなくても、あるいは室内送風ファ
ン(7)停止時においても放電電極(1)と集塵電極
(2)とによって空気清浄が可能である。また、本発明
の空気調和機の例えば板状の集塵電極(2)は、上記各
実施例では垂直に配置されていたが、これは水平に配置
してもよい。さらに、本発明の空気調和機の空気清浄装
置は、室内送風ファン(7)が微風で作動している時に
おいても、放電電極(1)により空気中の塵埃を帯電さ
せて集塵電極(2)により吸着除去して空気清浄するこ
とができる。
【0020】なお、本発明は前記の実施例に限定される
ものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲内で変形実
施可能である。
【0021】
【発明の効果】請求項1の本発明の空気調和機は、空気
調和機の室内送風ファン停止時においても集塵電極によ
り空気清浄ができるため、空気調和機の室内送風ファン
の作動時のみならず停止時においても空気清浄ができ、
実用上の効果は大である。この結果、室内送風ファンに
よる騒音がなく、就寝時等においても空気清浄ができる
ため、空気調和機の空気清浄装置としての利用性が向上
する。
【0022】請求項2の空気調和機では、放電電極を下
位に、集塵電極を上位に配置しているので放電電極から
集塵電極に向かうクーロン力に伴って生じるイオン風に
より、前部空間の略下から上へと向かう空気流路が形成
されるため、室内送風ファンの運転時には、該室内送風
ファンによって通常上から下への空気流路が形成される
ので、その空気流路の風上側へ、集塵電極によって塵埃
を除かれた空気を送ることができる。
【0023】請求項3の空気調和機では、前面グリルの
下方に空気流路の空気入口となる空気の流入口を設けた
ので、室内空気を空気流路へ吸い込み易くなり、空気清
浄効率を向上させることができる。。
【0024】請求項5の空気調和機では、放電電極を陰
極とし、集塵電極を陽極とすることにより、火花電圧が
高くなるため、より高い電圧を放電電極と集塵電極とに
印加して使用することができより強いイオン風を得られ
るものである。
【0025】請求項6の空気調和機では、放電電極が陽
極の時は、放電陽極の突起部に電界が集中するため比較
的低い電圧でもコロナ放電が生じるため、より低い電圧
で塵埃を帯電させ集塵することができ、また、放電電極
が陰極の時は、放電陰極の突起部に電界が集中するが、
放電電極を陰極とし集塵電極を陽極とすることにより火
花電圧が高くなるため、より高い電圧を放電電極と集塵
電極とに印加して使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の一実施例における室内送
風ファン停止時の空気循環を示す断面図。
【図2】本発明の空気調和機の一実施例における室内送
風ファン作動時の空気循環を示す断面図。
【図3】本発明の空気調和機の一実施例における放電電
極と集塵電極との構成図。
【図4】本発明の空気調和機の一実施例における放電電
極と集塵電極との斜視図。
【図5】本発明の空気調和機の他の実施例における放電
電極と集塵電極との斜視図。
【図6】空気調和機の従来例の断面図。
【符号の説明】
1…放電電極 2…集塵電極 3…前面グリル 6…熱交換器 7…室内送風ファン 9…流入口 13…前部空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、熱交換器と送風ファンを収容
    した筺体の室内側前面に空気流通可能なグリルが形成さ
    れた空気調和機において、前記前面グリルと熱交換器と
    の間の筺体内空間に放電電極と集塵電極とを設け、該放
    電電極から集塵電極に向かうクーロン力によって生じる
    イオン風により、前記筺体内空間を通路とする空気流路
    を形成したことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】前記筺体内空間において、前記放電電極が
    下位に、前記集塵電極が上位に配置されて、該筺体内空
    間に略下から上へと向かう空気流路が形成してある請求
    項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記前面グリルの下方に前記空気流路の空
    気入口となる空気の流入口を形成した請求項2に記載の
    空気調和機。
  4. 【請求項4】前記放電電極を陽極になし、前記集塵電極
    を陰極になした請求項1から3のいずれかに記載の空気
    調和機。
  5. 【請求項5】前記放電電極を陰極になし、前記集塵電極
    を陽極になした請求項1から3のいずれかに記載の空気
    調和機。
  6. 【請求項6】前記放電電極が突起付き電極である請求項
    1から5のいずれかに記載の空気調和機。
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