JPH09241962A - ウエブの積層装置 - Google Patents
ウエブの積層装置Info
- Publication number
- JPH09241962A JPH09241962A JP8046369A JP4636996A JPH09241962A JP H09241962 A JPH09241962 A JP H09241962A JP 8046369 A JP8046369 A JP 8046369A JP 4636996 A JP4636996 A JP 4636996A JP H09241962 A JPH09241962 A JP H09241962A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- web
- common
- horizontal
- transverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H13/00—Other non-woven fabrics
- D04H13/02—Production of non-woven fabrics by partial defibrillation of oriented thermoplastics films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H23/00—Registering, tensioning, smoothing or guiding webs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H39/00—Associating, collating, or gathering articles or webs
- B65H39/16—Associating two or more webs
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06H—MARKING, INSPECTING, SEAMING OR SEVERING TEXTILE MATERIALS
- D06H3/00—Inspecting textile materials
- D06H3/12—Detecting or automatically correcting errors in the position of weft threads in woven fabrics
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/40—Type of handling process
- B65H2301/41—Winding, unwinding
- B65H2301/414—Winding
- B65H2301/4148—Winding slitting
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2511/00—Dimensions; Position; Numbers; Identification; Occurrences
- B65H2511/20—Location in space
- B65H2511/24—Irregularities, e.g. in orientation or skewness
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2513/00—Dynamic entities; Timing aspects
- B65H2513/10—Speed
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T156/00—Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
- Y10T156/17—Surface bonding means and/or assemblymeans with work feeding or handling means
- Y10T156/1702—For plural parts or plural areas of single part
- Y10T156/1712—Indefinite or running length work
- Y10T156/1741—Progressive continuous bonding press [e.g., roll couples]
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウエブの積層装置に関し、横ウエブの横繊維
状要素を可及的に横方向に保って横ウエブと縦ウエブと
を正しく積層することができるようにすることを目的と
する。 【解決手段】 横ウエブ28と、縦ウエブとを積層する
ための積層装置において、横ウエブ28の両耳部57と
接触して横ウエブの斜行を矯正するための斜行矯正手段
39aは、横ウエブの一方及び他方の耳部の上方に配置
される第1及び第2ののロール101、102と、第1
及び第2のロールに対して横ウエブの反対側に配置され
る共通のロール108とからなり、第1及び第2のロー
ルの各々と共通のロールの一端部とによって横ウエブの
一方の耳部を挟持可能とし、横ウエブの少なくとも一方
の耳部の走行速度を制御できる構成とする。
状要素を可及的に横方向に保って横ウエブと縦ウエブと
を正しく積層することができるようにすることを目的と
する。 【解決手段】 横ウエブ28と、縦ウエブとを積層する
ための積層装置において、横ウエブ28の両耳部57と
接触して横ウエブの斜行を矯正するための斜行矯正手段
39aは、横ウエブの一方及び他方の耳部の上方に配置
される第1及び第2ののロール101、102と、第1
及び第2のロールに対して横ウエブの反対側に配置され
る共通のロール108とからなり、第1及び第2のロー
ルの各々と共通のロールの一端部とによって横ウエブの
一方の耳部を挟持可能とし、横ウエブの少なくとも一方
の耳部の走行速度を制御できる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手搬送方向に対
してほぼ横方向に延びる横繊維状要素を有する横ウエブ
と、長手搬送方向にほぼ平行に延びる縦繊維要素を有す
る縦ウエブとを積層するためのウエブの積層装置に関す
る。
してほぼ横方向に延びる横繊維状要素を有する横ウエブ
と、長手搬送方向にほぼ平行に延びる縦繊維要素を有す
る縦ウエブとを積層するためのウエブの積層装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】上記記載のタイプの積層装置は例えば特
開平4−82953号公報や特開平4−267149号
公報に開示されている。このような従来の装置が図7に
示されている。図7において、縦ウエブ1は縦繊維要素
10を有するものであり、横ウエブ2は横繊維状要素9
を有する。横ウエブ2はさらに搬送用の耳部3を有す
る。縦ウエブ1と、横ウエブ2とがそれぞれ積層ロール
5へ搬送され、積層ロール5において積層される。
開平4−82953号公報や特開平4−267149号
公報に開示されている。このような従来の装置が図7に
示されている。図7において、縦ウエブ1は縦繊維要素
10を有するものであり、横ウエブ2は横繊維状要素9
を有する。横ウエブ2はさらに搬送用の耳部3を有す
る。縦ウエブ1と、横ウエブ2とがそれぞれ積層ロール
5へ搬送され、積層ロール5において積層される。
【0003】横ウエブ2が積層ロール5に達する前は、
図8に示すように、横ウエブ2の横繊維状要素9は、弛
んで下方へ垂れ下り気味で、横ウエブ2の幅は図9に示
すように、その垂れ下り分だけ狭くなっている。そこ
で、積層ロール5に入る前に設けられた一対のクロスガ
イダー8等で左右に緊張されて前記積層ロール5に導入
される。
図8に示すように、横ウエブ2の横繊維状要素9は、弛
んで下方へ垂れ下り気味で、横ウエブ2の幅は図9に示
すように、その垂れ下り分だけ狭くなっている。そこ
で、積層ロール5に入る前に設けられた一対のクロスガ
イダー8等で左右に緊張されて前記積層ロール5に導入
される。
【0004】一方、図7に示すように、所定幅の縦ウエ
ブ1は、まず導入ロール4へ導入され、導入ロール4で
反転して積層ロール5へ向かい、積層ロール5に導入さ
れた横ウエブ2の上に重ねられる。よって横ウエブ2は
縦ウエブ1の縦張力により積層ロール5に押し付けられ
る。縦ウエブ1及び/または横ウエブ2の少なくとも互
いに接する側の片方には接着層があり、前記積層ロール
5の外周を移動する間に加熱され、排出ロール(ニップ
ロール)6で縦ウエブ1と横ウエブ2は接着され製品
(積層体)7となる。
ブ1は、まず導入ロール4へ導入され、導入ロール4で
反転して積層ロール5へ向かい、積層ロール5に導入さ
れた横ウエブ2の上に重ねられる。よって横ウエブ2は
縦ウエブ1の縦張力により積層ロール5に押し付けられ
る。縦ウエブ1及び/または横ウエブ2の少なくとも互
いに接する側の片方には接着層があり、前記積層ロール
5の外周を移動する間に加熱され、排出ロール(ニップ
ロール)6で縦ウエブ1と横ウエブ2は接着され製品
(積層体)7となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】横ウエブ2は、縦ウエ
ブ1と積層される直前で、図9に示すように、横繊維状
要素9は長手搬送方向に対して正しく横向きに並んでい
なくてはならないが、図10に示すように斜行してしま
う場合がある。この原因は横ウエブ2の両耳部が正確に
等質でないことによる。即ち、横ウエブ2の搬送には、
両耳部3が寄与し横繊維状要素9は寄与しないため、横
ウエブ2を積層ロール5に導入するには両耳部3を前方
へ引っ張らなくてはならず、両耳部3にはかなりの張力
が掛る。
ブ1と積層される直前で、図9に示すように、横繊維状
要素9は長手搬送方向に対して正しく横向きに並んでい
なくてはならないが、図10に示すように斜行してしま
う場合がある。この原因は横ウエブ2の両耳部が正確に
等質でないことによる。即ち、横ウエブ2の搬送には、
両耳部3が寄与し横繊維状要素9は寄与しないため、横
ウエブ2を積層ロール5に導入するには両耳部3を前方
へ引っ張らなくてはならず、両耳部3にはかなりの張力
が掛る。
【0006】このとき耳部3,3はその断面積や伸び特
性が厳密に一致していないと、両者の伸びに差異を生
じ、これが例え僅かであっても経時的に積み重なり、伸
び易い耳部の方の横繊維状要素9の端は遅れ、横繊維状
要素9は斜行するようになる。横繊維状要素9がある程
度斜行すると横繊維状要素9自体が遅れた方の耳部を引
っ張るように作用するので、遅れた方の耳部の張力負担
が軽減されそれ以上は伸びなくなり、平衡状態となって
繊維は斜行したままの状態で推移する。
性が厳密に一致していないと、両者の伸びに差異を生
じ、これが例え僅かであっても経時的に積み重なり、伸
び易い耳部の方の横繊維状要素9の端は遅れ、横繊維状
要素9は斜行するようになる。横繊維状要素9がある程
度斜行すると横繊維状要素9自体が遅れた方の耳部を引
っ張るように作用するので、遅れた方の耳部の張力負担
が軽減されそれ以上は伸びなくなり、平衡状態となって
繊維は斜行したままの状態で推移する。
【0007】横繊維状要素9が斜行すると、当然横繊維
状要素9と縦ウエブ1の縦繊維状要素10との経緯が直
交せず所望の製品とならないので、この斜行は是非とも
防がなければならないし、一度生じた斜行状態は矯正し
なければならない。しかし両耳部3の均質化には限度が
あるため、均質化により斜行を防ぐのは困難である。従
って、一度斜行すると一旦ラインを止めてスタートをや
り直す必要があり、生産性を著しく阻害するという問題
がある。
状要素9と縦ウエブ1の縦繊維状要素10との経緯が直
交せず所望の製品とならないので、この斜行は是非とも
防がなければならないし、一度生じた斜行状態は矯正し
なければならない。しかし両耳部3の均質化には限度が
あるため、均質化により斜行を防ぐのは困難である。従
って、一度斜行すると一旦ラインを止めてスタートをや
り直す必要があり、生産性を著しく阻害するという問題
がある。
【0008】本発明の目的は、上記問題点を解決し、横
ウエブの横繊維状要素を可及的に横方向に保って横ウエ
ブと縦ウエブとを正しく積層することができるようにし
たウエブの積層装置を提供することである。
ウエブの横繊維状要素を可及的に横方向に保って横ウエ
ブと縦ウエブとを正しく積層することができるようにし
たウエブの積層装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるウエブの積
層装置は、長手搬送方向に対してほぼ横方向に延びる横
繊維状要素と両耳部とを有する横ウエブと、長手搬送方
向にほぼ平行に延びる縦繊維状要素を有する縦ウエブと
を積層するための積層ロールと、前記積層ロールへ所定
の搬送速度で搬送される前記横ウエブの両耳部と接触し
て横ウエブの斜行を矯正するための斜行矯正手段とを具
備し、該斜行矯正手段は、横ウエブの一方の耳部の上方
又は下方に配置される第1のロールと、該横ウエブの他
方の耳部の上方又は下方に配置される第2のロールと、
該第1及び第2のロールに対して横ウエブの反対側に配
置される共通のロールとからなり、該第1のロールと該
共通のロールの一端部とによって横ウエブの一方の耳部
を挟持可能であるとともに、該第2のロールと該共通の
ロールの他端部とによって横ウエブの他方の耳部を挟持
可能であり、よって、横ウエブの少なくとも一方の耳部
の走行速度を制御できるようにしたことを特徴とするも
のである。
層装置は、長手搬送方向に対してほぼ横方向に延びる横
繊維状要素と両耳部とを有する横ウエブと、長手搬送方
向にほぼ平行に延びる縦繊維状要素を有する縦ウエブと
を積層するための積層ロールと、前記積層ロールへ所定
の搬送速度で搬送される前記横ウエブの両耳部と接触し
て横ウエブの斜行を矯正するための斜行矯正手段とを具
備し、該斜行矯正手段は、横ウエブの一方の耳部の上方
又は下方に配置される第1のロールと、該横ウエブの他
方の耳部の上方又は下方に配置される第2のロールと、
該第1及び第2のロールに対して横ウエブの反対側に配
置される共通のロールとからなり、該第1のロールと該
共通のロールの一端部とによって横ウエブの一方の耳部
を挟持可能であるとともに、該第2のロールと該共通の
ロールの他端部とによって横ウエブの他方の耳部を挟持
可能であり、よって、横ウエブの少なくとも一方の耳部
の走行速度を制御できるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0010】この構成においては、横繊維状要素が斜行
した時、斜行矯正手段により、相対的に遅れた側の耳部
を進んでいる側の耳部より速く搬送させるか、または相
対的に進んだ側の耳部を僅かに制動をかけるか、または
これら双方を併用することで横繊維状要素の斜行を矯正
する。
した時、斜行矯正手段により、相対的に遅れた側の耳部
を進んでいる側の耳部より速く搬送させるか、または相
対的に進んだ側の耳部を僅かに制動をかけるか、または
これら双方を併用することで横繊維状要素の斜行を矯正
する。
【0011】好ましくは、前記第1のロールと前記共通
のロールの一端部とを相対的に近づけ且つ遠ざける第1
の移動手段と、前記第2のロールと前記共通のロールの
他端部とを相対的に近づけ且つ遠ざける第2の移動手段
とをさらに備える。好ましくは、前記第1及び第2のロ
ールと前記共通のロールのうちの一方が駆動ロールであ
り、他方がニップロールである。あるいは、前記第1及
び第2のロールと前記共通のロールのうちの一方がブレ
ーキ手段により制動される。
のロールの一端部とを相対的に近づけ且つ遠ざける第1
の移動手段と、前記第2のロールと前記共通のロールの
他端部とを相対的に近づけ且つ遠ざける第2の移動手段
とをさらに備える。好ましくは、前記第1及び第2のロ
ールと前記共通のロールのうちの一方が駆動ロールであ
り、他方がニップロールである。あるいは、前記第1及
び第2のロールと前記共通のロールのうちの一方がブレ
ーキ手段により制動される。
【0012】好ましくは、前記第1及び第2の移動手段
の各々は、斜行矯正を行うべきときに関連する第1又は
第2のロールと共通のロールとを相対的に近づくように
動かして該第1又は第2のロールと該共通のロールとの
間に横ウエブの耳部を挟持して該第1又は第2のロール
の周速度と同じ速度で横ウエブの耳部を走行させ、そし
て、斜行矯正を行わないときに関連する第1又は第2の
ロールと共通のロールとを相対的に遠ざかるように動か
して該第1又は第2のロールと該共通のロールのニップ
から横ウエブを解放する。
の各々は、斜行矯正を行うべきときに関連する第1又は
第2のロールと共通のロールとを相対的に近づくように
動かして該第1又は第2のロールと該共通のロールとの
間に横ウエブの耳部を挟持して該第1又は第2のロール
の周速度と同じ速度で横ウエブの耳部を走行させ、そし
て、斜行矯正を行わないときに関連する第1又は第2の
ロールと共通のロールとを相対的に遠ざかるように動か
して該第1又は第2のロールと該共通のロールのニップ
から横ウエブを解放する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の実施例によるウ
エブの積層装置を含む積層体製造装置を示す図である。
を参照して説明する。図1は、本発明の実施例によるウ
エブの積層装置を含む積層体製造装置を示す図である。
【0014】図1において、ウエブの積層装置20の左
側には縦ウエブを製造するための押出し機11があり、
高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを押出し
機11に導入し、押出し機11から円筒状のフィルム1
2として押し出す。この円筒状に押し出されたフィルム
12は、外側および内側が低密度ポリエチレン、中間部
が高密度ポリエチレンの3層構造である。
側には縦ウエブを製造するための押出し機11があり、
高密度ポリエチレンおよび低密度ポリエチレンを押出し
機11に導入し、押出し機11から円筒状のフィルム1
2として押し出す。この円筒状に押し出されたフィルム
12は、外側および内側が低密度ポリエチレン、中間部
が高密度ポリエチレンの3層構造である。
【0015】この円筒状のフィルム12を一対のピンチ
ロール13によってシート状に折り重ね、次いで切開機
14により切り開いて広幅のシートとする。次にこの広
幅のシートとしたフィルム12を一次延伸機15によっ
て温浴中で縦方向に所定倍率に延伸する。このときフィ
ルム12は延伸倍率に応じて幅が狭まる。次いで、二次
延伸機16によって熱風中でさらに所定倍率に延伸す
る。このときも同様に、フィルム12の幅は、延伸倍率
に応じて幅が狭まる。
ロール13によってシート状に折り重ね、次いで切開機
14により切り開いて広幅のシートとする。次にこの広
幅のシートとしたフィルム12を一次延伸機15によっ
て温浴中で縦方向に所定倍率に延伸する。このときフィ
ルム12は延伸倍率に応じて幅が狭まる。次いで、二次
延伸機16によって熱風中でさらに所定倍率に延伸す
る。このときも同様に、フィルム12の幅は、延伸倍率
に応じて幅が狭まる。
【0016】次に、延伸されたフィルム12を割繊具1
7によって縦方向に割繊する。これにより割繊されたフ
ィルム12は規則的な網目状のスリットを有するシート
となる。次にこの割繊されたフィルム12を拡幅装置1
8により横方向に所定の幅拡幅し、長手搬送方向にほぼ
平行に延びる縦繊維要素61を主とする縦ウエブ19を
形成する。この縦ウエブ19は、図示しない熱処理ロー
ルにより加熱され、歪が取り除かれた後、ウエブの積層
装置20の積層ロール29と導入ロール30との間に導
入される。
7によって縦方向に割繊する。これにより割繊されたフ
ィルム12は規則的な網目状のスリットを有するシート
となる。次にこの割繊されたフィルム12を拡幅装置1
8により横方向に所定の幅拡幅し、長手搬送方向にほぼ
平行に延びる縦繊維要素61を主とする縦ウエブ19を
形成する。この縦ウエブ19は、図示しない熱処理ロー
ルにより加熱され、歪が取り除かれた後、ウエブの積層
装置20の積層ロール29と導入ロール30との間に導
入される。
【0017】ウエブの積層装置20の右側には、横ウエ
ブを作るための押出し機21がある。高密度ポリエチレ
ンおよび低密度ポリエチレンを押出し機21に導入し、
押し出して外側が低密度ポリエチレン、内側が高密度ポ
リエチレンの2層構造の円筒状フィルム22を形成す
る。次いで、この円筒状のフィルム22は一対のピンチ
ロール23によってシート状に折り重ねられ、内側に2
層の高密度ポリエチレン、その外側に低密度ポリエチレ
ン層を有する4層構造のフィルムとなる。
ブを作るための押出し機21がある。高密度ポリエチレ
ンおよび低密度ポリエチレンを押出し機21に導入し、
押し出して外側が低密度ポリエチレン、内側が高密度ポ
リエチレンの2層構造の円筒状フィルム22を形成す
る。次いで、この円筒状のフィルム22は一対のピンチ
ロール23によってシート状に折り重ねられ、内側に2
層の高密度ポリエチレン、その外側に低密度ポリエチレ
ン層を有する4層構造のフィルムとなる。
【0018】フィルム22はピンチロール24によって
押圧される。これにより、フィルム22は、内側の2層
の高密度ポリエチレン層がブロッキングされ、高密度ポ
リエチレン層の外側に低密度ポリエチレン層を有する3
層構造となる。次いで、このフィルム22は、スリッタ
ー25と受ロール26と間に導入される。スリッター2
5により、フィルム22はその幅方向の両側部分を除く
領域に横方向に延びるスリットが千鳥状に形成される。
次いで、フィルム22は横延伸装置27によって横方向
に延伸され、網目状に形成されて横方向に延びる横繊維
状要素62を主として有し、幅方向両端部に搬送用の耳
部57(図2に示す。)を有する横ウエブ28となる。
横ウエブ28は、ウエブの積層装置20の積層ロール2
9と導入ロール30との間に導入される。
押圧される。これにより、フィルム22は、内側の2層
の高密度ポリエチレン層がブロッキングされ、高密度ポ
リエチレン層の外側に低密度ポリエチレン層を有する3
層構造となる。次いで、このフィルム22は、スリッタ
ー25と受ロール26と間に導入される。スリッター2
5により、フィルム22はその幅方向の両側部分を除く
領域に横方向に延びるスリットが千鳥状に形成される。
次いで、フィルム22は横延伸装置27によって横方向
に延伸され、網目状に形成されて横方向に延びる横繊維
状要素62を主として有し、幅方向両端部に搬送用の耳
部57(図2に示す。)を有する横ウエブ28となる。
横ウエブ28は、ウエブの積層装置20の積層ロール2
9と導入ロール30との間に導入される。
【0019】ウエブの積層装置20は、横ウエブ28の
搬送路の積層ロール29の手前に、図2から図6に示す
斜行矯正装置39を含む。横ウエブ28は、斜行矯正装
置39により斜行を矯正された後クロスガイダー56等
によって横方向に緊張された状態で図1に示すように積
層ロール29と導入ロール30との間に導入される。
搬送路の積層ロール29の手前に、図2から図6に示す
斜行矯正装置39を含む。横ウエブ28は、斜行矯正装
置39により斜行を矯正された後クロスガイダー56等
によって横方向に緊張された状態で図1に示すように積
層ロール29と導入ロール30との間に導入される。
【0020】縦ウエブ19と横ウエブ28とが積層ロー
ル29と導入ロール30との間に導入されると、縦ウエ
ブ19が横ウエブ28を積層ロール29に押し付け、つ
いで排出ロール31で圧着する。これにより縦繊維状要
素61と横繊維状要素62とが経緯に延びる積層体32
が形成される。この積層体32はガイドロール33を介
して巻取装置34で巻取られる。
ル29と導入ロール30との間に導入されると、縦ウエ
ブ19が横ウエブ28を積層ロール29に押し付け、つ
いで排出ロール31で圧着する。これにより縦繊維状要
素61と横繊維状要素62とが経緯に延びる積層体32
が形成される。この積層体32はガイドロール33を介
して巻取装置34で巻取られる。
【0021】図2から図6を参照して、横ウエブ28の
斜行矯正装置39を詳細に説明する。図2に示すよう
に、斜行矯正装置39は、横ウエブ28の両耳部57と
接触可能な走行制御手段60を有してなり、各走行制御
手段60は、横ウエブ28の一方の耳部57の上方に配
置された駆動ロール101、又は横ウエブ28の他方の
耳部57の上方に配置された駆動ロール102を含む。
この実施例では、駆動ロール101、102は共通のシ
ャフト103に取り付けられ、シャフト103は軸受1
04、105によって回転可能に支持されている。シャ
フト103はプーリ106及びベルト107によってモ
ータ(図示せず)に接続されており、共通のモータによ
り駆動される。よって駆動装置は1つでよい。
斜行矯正装置39を詳細に説明する。図2に示すよう
に、斜行矯正装置39は、横ウエブ28の両耳部57と
接触可能な走行制御手段60を有してなり、各走行制御
手段60は、横ウエブ28の一方の耳部57の上方に配
置された駆動ロール101、又は横ウエブ28の他方の
耳部57の上方に配置された駆動ロール102を含む。
この実施例では、駆動ロール101、102は共通のシ
ャフト103に取り付けられ、シャフト103は軸受1
04、105によって回転可能に支持されている。シャ
フト103はプーリ106及びベルト107によってモ
ータ(図示せず)に接続されており、共通のモータによ
り駆動される。よって駆動装置は1つでよい。
【0022】長い共通のニップロール108が両駆動ロ
ール101、102に対して横ウエブ28の下方に設け
られる。共通のニップロール108の左端部が左側の駆
動ロール101と対向し、共通のニップロール108の
右端部が右側の駆動ロール102と対向して、横ウエブ
28の各端部をそれぞれにニップ可能である。
ール101、102に対して横ウエブ28の下方に設け
られる。共通のニップロール108の左端部が左側の駆
動ロール101と対向し、共通のニップロール108の
右端部が右側の駆動ロール102と対向して、横ウエブ
28の各端部をそれぞれにニップ可能である。
【0023】図3に示すように、共通のニップロール1
08の左端部は左側のエアシリンダ109のロッド11
1に支持され、共通のニップロール108の右端部は右
側のエアシリンダ110のロッド112に支持される。
図4に示すように、113は共通のニップロール108
の回転軸をスライド可能に支持するフレームである。従
って、エアシリンダ109は、共通のニップロール10
8の一端部と駆動ロール101とを相対的に近づけ且つ
遠ざけることができる。エアシリンダ110は、共通の
ニップロール108の他端部と駆動ロール102とを相
対的に近づけ且つ遠ざけることができる。
08の左端部は左側のエアシリンダ109のロッド11
1に支持され、共通のニップロール108の右端部は右
側のエアシリンダ110のロッド112に支持される。
図4に示すように、113は共通のニップロール108
の回転軸をスライド可能に支持するフレームである。従
って、エアシリンダ109は、共通のニップロール10
8の一端部と駆動ロール101とを相対的に近づけ且つ
遠ざけることができる。エアシリンダ110は、共通の
ニップロール108の他端部と駆動ロール102とを相
対的に近づけ且つ遠ざけることができる。
【0024】従って、一方のエアシリンダ110、11
1により、斜行矯正を行うべきときに関連する駆動ロー
ルとニップロールの端部とを相対的に近づくように動か
して(このときニップロールは傾斜する)該駆動ロール
と該ニップロールの端部との間に横ウエブ28の耳部5
7を挟持して該駆動ロールの周速度と同じ速度で横ウエ
ブ28の耳部57を走行させ、それによって横ウエブ2
8の斜行を矯正する(図5、図6参照)。
1により、斜行矯正を行うべきときに関連する駆動ロー
ルとニップロールの端部とを相対的に近づくように動か
して(このときニップロールは傾斜する)該駆動ロール
と該ニップロールの端部との間に横ウエブ28の耳部5
7を挟持して該駆動ロールの周速度と同じ速度で横ウエ
ブ28の耳部57を走行させ、それによって横ウエブ2
8の斜行を矯正する(図5、図6参照)。
【0025】そして、斜行矯正を行わないときには関連
する駆動ロールとニップロールの端部とを相対的に遠ざ
かるように動かして該駆動ロールと該ニップロールのニ
ップから横ウエブ28を解放する。すなわち、左右のエ
アシリンダ109、110がともにオフの状態では、図
3及び図4に示すように、横ウエブ28は全くニップさ
れない。左側のエアシリンダ109が作動すると、図5
に示すように、横ウエブ28の左側の耳部57がニップ
され、右側のエアシリンダ110が作動すると、図6に
示すように、横ウエブ28の右側の耳部57がニップさ
れる。
する駆動ロールとニップロールの端部とを相対的に遠ざ
かるように動かして該駆動ロールと該ニップロールのニ
ップから横ウエブ28を解放する。すなわち、左右のエ
アシリンダ109、110がともにオフの状態では、図
3及び図4に示すように、横ウエブ28は全くニップさ
れない。左側のエアシリンダ109が作動すると、図5
に示すように、横ウエブ28の左側の耳部57がニップ
され、右側のエアシリンダ110が作動すると、図6に
示すように、横ウエブ28の右側の耳部57がニップさ
れる。
【0026】このように構成された本実施例の作用を説
明する。図1に示すように、延伸工程から経てきた横ウ
エブ28は積層ロール29に入る直前で両側の耳部57
をクロスガイダー56に引張られ(図2参照)、横方向
に緊張状態になり導入ロール30から挿入された縦ウエ
ブ19により積層ロール29に押え付けられる。
明する。図1に示すように、延伸工程から経てきた横ウ
エブ28は積層ロール29に入る直前で両側の耳部57
をクロスガイダー56に引張られ(図2参照)、横方向
に緊張状態になり導入ロール30から挿入された縦ウエ
ブ19により積層ロール29に押え付けられる。
【0027】図2に示すように、クロスガイダー56の
手前に配置された斜行矯正装置39の走行制御手段60
は、通常は非作動位置におかれている。すなわち、図3
に示すように、共通のニップロール108が両駆動ロー
ル101、102から遠ざかった位置にあって、横ウエ
ブ28の両側の耳部57は共通のニップロール108の
両端部とそれぞれの駆動101、102とのニップから
解放されている。
手前に配置された斜行矯正装置39の走行制御手段60
は、通常は非作動位置におかれている。すなわち、図3
に示すように、共通のニップロール108が両駆動ロー
ル101、102から遠ざかった位置にあって、横ウエ
ブ28の両側の耳部57は共通のニップロール108の
両端部とそれぞれの駆動101、102とのニップから
解放されている。
【0028】オペレータが、横ウエブ28が斜行したこ
とを見つけた場合には、遅れている方の耳部57に相当
する側の走行制御手段のエアシリンダ109(110)
を作動させ、共通のニップロール108の端部を対向す
る駆動ロール101(102)に向かって動かして、共
通のニップロール108の端部と対向する駆動ロール1
01(102)との間に横ウエブ28の耳部57をニッ
プする(図5、図6参照)。モータは、駆動ロール10
1(102)の周速度が横ウエブ28の遅れている方の
耳部57の速度よりも速くなるように調整され、よって
遅れている方の耳部57の走行速度を早め、進んでいる
方の耳部57に追い付かせる。これにより横ウエブ28
の斜行を矯正することができる。従って、横ウエブ28
の横繊維状要素62を可及的に横方向に保って横ウエブ
28と縦ウエブ19とを正しく積層することができる。
とを見つけた場合には、遅れている方の耳部57に相当
する側の走行制御手段のエアシリンダ109(110)
を作動させ、共通のニップロール108の端部を対向す
る駆動ロール101(102)に向かって動かして、共
通のニップロール108の端部と対向する駆動ロール1
01(102)との間に横ウエブ28の耳部57をニッ
プする(図5、図6参照)。モータは、駆動ロール10
1(102)の周速度が横ウエブ28の遅れている方の
耳部57の速度よりも速くなるように調整され、よって
遅れている方の耳部57の走行速度を早め、進んでいる
方の耳部57に追い付かせる。これにより横ウエブ28
の斜行を矯正することができる。従って、横ウエブ28
の横繊維状要素62を可及的に横方向に保って横ウエブ
28と縦ウエブ19とを正しく積層することができる。
【0029】横ウエブ28の耳部57は、横方向に延伸
されていないので、延伸されている横繊維状部分62に
比べ厚くなっている。従って、横繊維状部分62が駆動
ロール101(102)と共通のニップロール108の
位置にきても、実質的にニップされないので、繊維が巻
き付くようなことはない。
されていないので、延伸されている横繊維状部分62に
比べ厚くなっている。従って、横繊維状部分62が駆動
ロール101(102)と共通のニップロール108の
位置にきても、実質的にニップされないので、繊維が巻
き付くようなことはない。
【0030】なお、上記実施例では、遅れている方の耳
部57の進行速度を早めるようにしたが、本発明はこれ
に限定されることはない。横ウエブ28の進んでいる側
の走行制御手段60のエアシリンダ109(110)を
作動させて、進んでいる側の耳部57を駆動ロール10
1(102)と共通のニップロール108でニップし、
この場合、モータを、駆動ロール101(102)の周
速度が進んでいる側の耳部57の速度よりも遅くなるよ
うに調整され、よって駆動ロール101(102)の回
転を遅らせることにより、モータ及び駆動ロール101
(102)をブレーキとして作用させて進んでいる側の
耳部57の進行を遅らせて斜行を矯正することができ
る。
部57の進行速度を早めるようにしたが、本発明はこれ
に限定されることはない。横ウエブ28の進んでいる側
の走行制御手段60のエアシリンダ109(110)を
作動させて、進んでいる側の耳部57を駆動ロール10
1(102)と共通のニップロール108でニップし、
この場合、モータを、駆動ロール101(102)の周
速度が進んでいる側の耳部57の速度よりも遅くなるよ
うに調整され、よって駆動ロール101(102)の回
転を遅らせることにより、モータ及び駆動ロール101
(102)をブレーキとして作用させて進んでいる側の
耳部57の進行を遅らせて斜行を矯正することができ
る。
【0031】また、モータの代りにブレーキ装置を用
い、進んでいる側の耳部の進行を遅らせるようにしても
同様な作用をさせることができる。この場合、上下のニ
ップロールの間に横ウエブ28の耳部57を挟持し、一
方のニップロールを摩擦ブレーキにより制動する。
い、進んでいる側の耳部の進行を遅らせるようにしても
同様な作用をさせることができる。この場合、上下のニ
ップロールの間に横ウエブ28の耳部57を挟持し、一
方のニップロールを摩擦ブレーキにより制動する。
【0032】また、横ウエブおよび縦ウエブは上記実施
例に限定されることはない。すなわち、横ウエブとして
は、内側層が延伸性熱可塑性樹脂(HDPE,PET,
PP等)で、その両外側層をそれより融点の低い接着性
の熱可塑性樹脂に挟まれたサンドイッチ構造のフィルム
をその耳部を除いて横方向に断続的な切れ目を千鳥状等
に入れ、しかる後に切れ目の入った部分をフィルムの幅
方向に延伸したもの等が用いられ、縦ウエブとしては、
内側層が延伸性熱可塑性樹脂(HDPE,PET,PP
等)で、その両外側層をそれより融点の低い接着性樹脂
からなるフィルムを縦スリットして延伸したテープヤー
ンを並べたもの、あるいは前記フィルムを縦延伸後に縦
に割繊して所定の幅に広げたもの、あるいは前記フィル
ムを縦に断続スリットした後に縦に延伸したもの等が用
いられるが、さらに、横ウエブとしては、ランダム不織
布を両側耳部を除いて横に延伸して横方向の繊維成分を
多くしたものでもよく、同様に縦ウエブとしては、ラン
ダム不織布を縦に延伸して縦方向の繊維成分を多くした
ものでもよい。
例に限定されることはない。すなわち、横ウエブとして
は、内側層が延伸性熱可塑性樹脂(HDPE,PET,
PP等)で、その両外側層をそれより融点の低い接着性
の熱可塑性樹脂に挟まれたサンドイッチ構造のフィルム
をその耳部を除いて横方向に断続的な切れ目を千鳥状等
に入れ、しかる後に切れ目の入った部分をフィルムの幅
方向に延伸したもの等が用いられ、縦ウエブとしては、
内側層が延伸性熱可塑性樹脂(HDPE,PET,PP
等)で、その両外側層をそれより融点の低い接着性樹脂
からなるフィルムを縦スリットして延伸したテープヤー
ンを並べたもの、あるいは前記フィルムを縦延伸後に縦
に割繊して所定の幅に広げたもの、あるいは前記フィル
ムを縦に断続スリットした後に縦に延伸したもの等が用
いられるが、さらに、横ウエブとしては、ランダム不織
布を両側耳部を除いて横に延伸して横方向の繊維成分を
多くしたものでもよく、同様に縦ウエブとしては、ラン
ダム不織布を縦に延伸して縦方向の繊維成分を多くした
ものでもよい。
【0033】さらに、横ウエブの横延伸の方法として
は、最も一般的テンターを使ってもよいし、特許第11
38234号のような一対のプーリとベルトを組合せた
簡易な延伸機を用いてもよい。さらに、上記実施例で
は、横ウエブおよび縦ウエブの製造から積層まで連続的
な工程で行うようにしたが、横ウエブと縦ウエブを別々
に製造しておき、後にこれらを積層するようにしてもよ
い。
は、最も一般的テンターを使ってもよいし、特許第11
38234号のような一対のプーリとベルトを組合せた
簡易な延伸機を用いてもよい。さらに、上記実施例で
は、横ウエブおよび縦ウエブの製造から積層まで連続的
な工程で行うようにしたが、横ウエブと縦ウエブを別々
に製造しておき、後にこれらを積層するようにしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ともすると斜めになり勝ちな横繊維状要素を可及的に横
方向に保って、積層することができ、製品品質の安定、
歩留りの向上が可能となり、さらに調整のためにライン
を停止する必要がなくなるため、生産性の大幅な向上が
可能となる。
ともすると斜めになり勝ちな横繊維状要素を可及的に横
方向に保って、積層することができ、製品品質の安定、
歩留りの向上が可能となり、さらに調整のためにライン
を停止する必要がなくなるため、生産性の大幅な向上が
可能となる。
【図1】本発明の第1実施例によるウエブの積層装置を
含む積層体製造装置を示す斜視図である。
含む積層体製造装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例によるウエブの積層装置の斜行
矯正装置を示す斜視図である。
矯正装置を示す斜視図である。
【図3】図2の斜行矯正装置の正面図である。
【図4】図3の線IVーIVに沿ってとった図2の斜行矯正
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図5】図2の斜行矯正装置の使用状態を示す図であ
る。
る。
【図6】図2の斜行矯正装置の他の使用状態を示す図で
ある。
ある。
【図7】従来のウエブの積層装置を示す斜視図である。
【図8】横ウエブの横繊維状要素が垂れ下がっていると
ころを示す図である。
ころを示す図である。
【図9】搬送されている横ウエブを示す平面図である。
【図10】斜行して搬送されている横ウエブを示す平面
図である。
図である。
10…積層装置 19…縦ウエブ 28…横ウエブ 29…積層ロール 30…導入ロール 32…積層体 39a…斜行矯正装置 57…耳部 61…縦繊維状要素 62…横繊維状要素 101…駆動ロール 102…駆動ロール 108…ニップロール 109…エアシリンダ 110…エアシリンダ
Claims (6)
- 【請求項1】 長手搬送方向に対してほぼ横方向に延び
る横繊維状要素と両耳部とを有する横ウエブと、長手搬
送方向にほぼ平行に延びる縦繊維状要素を有する縦ウエ
ブとを積層するための積層ロールと、前記積層ロールへ
所定の搬送速度で搬送される前記横ウエブの両耳部と接
触して横ウエブの斜行を矯正するための斜行矯正手段と
を具備し、該斜行矯正手段は、横ウエブの一方の耳部の
上方又は下方に配置される第1のロールと、該横ウエブ
の他方の耳部の上方又は下方に配置される第2のロール
と、該第1及び第2のロールに対して横ウエブの反対側
に配置される共通のロールとからなり、該第1のロール
と該共通のロールの一端部とによって横ウエブの一方の
耳部を挟持可能であるとともに、該第2のロールと該共
通のロールの他端部とによって横ウエブの他方の耳部を
挟持可能であり、よって、横ウエブの少なくとも一方の
耳部の走行速度を制御できるようにしたことを特徴とす
るウエブの積層装置。 - 【請求項2】 前記第1のロールと前記共通のロールの
一端部とを相対的に近づけ且つ遠ざける第1の移動手段
と、前記第2のロールと前記共通のロールの他端部とを
相対的に近づけ且つ遠ざける第2の移動手段とをさらに
備えることを特徴とする請求項1記載のウエブの積層装
置。 - 【請求項3】 前記第1及び第2のロールと前記共通の
ロールのうちの一方が駆動ロールであり、他方がニップ
ロールであることを特徴とする請求項2記載のウエブの
積層装置。 - 【請求項4】 前記第1及び第2のロールが共通の駆動
手段で駆動されることを特徴とする請求項3記載のウエ
ブの積層装置。 - 【請求項5】 前記第1及び第2の移動手段の各々は、
斜行矯正を行うべきときに関連する第1又は第2のロー
ルと共通のロールとを相対的に近づくように動かして該
第1又は第2のロールと該共通のロールとの間に横ウエ
ブの耳部を挟持して該第1又は第2のロールの周速度と
同じ速度で横ウエブの耳部を走行させ、そして、斜行矯
正を行わないときに関連する第1又は第2のロールと共
通のロールとを相対的に遠ざかるように動かして該第1
又は第2のロールと該共通のロールのニップから横ウエ
ブを解放することを特徴とする請求項3記載のウエブの
積層装置。 - 【請求項6】 前記第1及び第2のロールと前記共通の
ロールのうちの一方がブレーキ手段により制動されるこ
とを特徴とする請求項2記載のウエブの積層装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046369A JPH09241962A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ウエブの積層装置 |
US08/945,896 US6003581A (en) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | Apparatus for laminating webs |
EP97903660A EP0825288A1 (en) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | Apparatus for laminating webs |
PCT/JP1997/000662 WO1997033027A1 (fr) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | Dispositif de stratification de nappes |
KR1019970707568A KR19990008044A (ko) | 1996-03-04 | 1997-03-04 | 웨브의 적층장치 |
TW086103843A TW333500B (en) | 1996-03-04 | 1997-03-26 | Web-laminate device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8046369A JPH09241962A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ウエブの積層装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09241962A true JPH09241962A (ja) | 1997-09-16 |
Family
ID=12745248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8046369A Pending JPH09241962A (ja) | 1996-03-04 | 1996-03-04 | ウエブの積層装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6003581A (ja) |
EP (1) | EP0825288A1 (ja) |
JP (1) | JPH09241962A (ja) |
KR (1) | KR19990008044A (ja) |
TW (1) | TW333500B (ja) |
WO (1) | WO1997033027A1 (ja) |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6923378B2 (en) * | 2000-12-22 | 2005-08-02 | Digimarc Id Systems | Identification card |
US6663335B2 (en) * | 2001-04-10 | 2003-12-16 | Owens Corning Fiberglas Technology, Inc. | Pull sheet for unloading loads from a container |
KR100438836B1 (ko) * | 2001-12-18 | 2004-07-05 | 삼성전자주식회사 | 압전 방식의 잉크젯 프린트 헤드 및 그 제조방법 |
US6817530B2 (en) | 2001-12-18 | 2004-11-16 | Digimarc Id Systems | Multiple image security features for identification documents and methods of making same |
AU2002361855A1 (en) * | 2001-12-24 | 2003-07-15 | Digimarc Id Systems Llc | Pet based multi-multi-layer smart cards |
CA2471457C (en) | 2001-12-24 | 2011-08-02 | Digimarc Id Systems, Llc | Covert variable information on id documents and methods of making same |
US20030211296A1 (en) * | 2002-05-10 | 2003-11-13 | Robert Jones | Identification card printed with jet inks and systems and methods of making same |
AU2002364746A1 (en) | 2001-12-24 | 2003-07-15 | Digimarc Id Systems, Llc | Systems, compositions, and methods for full color laser engraving of id documents |
US7728048B2 (en) | 2002-12-20 | 2010-06-01 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Increasing thermal conductivity of host polymer used with laser engraving methods and compositions |
CA2470547C (en) | 2001-12-24 | 2008-05-20 | Digimarc Id Systems, Llc | Laser etched security features for identification documents and methods of making same |
WO2003088144A2 (en) | 2002-04-09 | 2003-10-23 | Digimarc Id Systems, Llc | Image processing techniques for printing identification cards and documents |
US7824029B2 (en) | 2002-05-10 | 2010-11-02 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Identification card printer-assembler for over the counter card issuing |
AU2003298731A1 (en) | 2002-11-26 | 2004-06-18 | Digimarc Id Systems | Systems and methods for managing and detecting fraud in image databases used with identification documents |
US7712673B2 (en) | 2002-12-18 | 2010-05-11 | L-L Secure Credentialing, Inc. | Identification document with three dimensional image of bearer |
CA2522551C (en) | 2003-04-16 | 2009-12-22 | Digimarc Corporation | Three dimensional data storage |
US7422794B2 (en) * | 2003-10-21 | 2008-09-09 | Digimarc Corporation | Document laminate formed from different polyester materials |
US7744002B2 (en) | 2004-03-11 | 2010-06-29 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Tamper evident adhesive and identification document including same |
US7383999B2 (en) | 2004-12-28 | 2008-06-10 | Digimarc Corporation | ID document structure with pattern coating providing variable security features |
US7939465B2 (en) * | 2005-03-30 | 2011-05-10 | L-1 Secure Credentialing | Image destruct feature used with image receiving layers in secure documents |
US7833937B2 (en) | 2005-03-30 | 2010-11-16 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Image destruct feature used with image receiving layers in secure documents |
WO2007117261A2 (en) | 2005-07-26 | 2007-10-18 | Digimarc Corporation | Forensic feature for secure documents |
WO2008028158A2 (en) | 2006-09-01 | 2008-03-06 | Digimarc Corporation | Laser marking of pigment layers on documents |
EP2084014B1 (en) * | 2006-11-06 | 2017-11-22 | Feldman, Josef | Laminated identification document |
ES2339522B1 (es) * | 2008-04-11 | 2011-03-10 | Westaflex Ingenieria, S.L. | Bobinador para articulos con forma de banda. |
EP2486178B1 (en) | 2009-10-09 | 2018-08-22 | Starlinger & Co Gesellschaft m.b.H. | Bags made of open mesh material |
US10086638B2 (en) | 2014-10-07 | 2018-10-02 | Morphotrust Usa, Llc | System and method for laser writing |
KR101716791B1 (ko) | 2015-04-09 | 2017-03-15 | 이은성 | 브래지어 |
US10095924B1 (en) | 2015-12-31 | 2018-10-09 | Morphotrust Usa, Llc | Document authentication |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579330Y2 (ja) * | 1976-03-08 | 1982-02-23 | ||
US4059400A (en) * | 1976-03-31 | 1977-11-22 | Owens-Illinois, Inc. | Oven apparatus for shrinking thermoplastic sleeve wraps on glass containers |
JPH04267149A (ja) * | 1991-02-22 | 1992-09-22 | Nippon Petrochem Co Ltd | 積層体の製造方法 |
JPH0624611A (ja) * | 1991-07-31 | 1994-02-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | フィルムまたは板状物の移行防止方法 |
US5169489A (en) * | 1991-10-21 | 1992-12-08 | Moore Business Forms, Inc. | Stacked table top pressure sealer system |
US5653929A (en) * | 1995-08-25 | 1997-08-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Process for preparing a photopolymerizable printing element |
US5783024A (en) * | 1996-04-12 | 1998-07-21 | Nbs Imaging Systems, Inc. | Apparatus for applying heat bondable lamina to a substrate |
-
1996
- 1996-03-04 JP JP8046369A patent/JPH09241962A/ja active Pending
-
1997
- 1997-03-04 EP EP97903660A patent/EP0825288A1/en not_active Withdrawn
- 1997-03-04 KR KR1019970707568A patent/KR19990008044A/ko not_active Application Discontinuation
- 1997-03-04 US US08/945,896 patent/US6003581A/en not_active Expired - Fee Related
- 1997-03-04 WO PCT/JP1997/000662 patent/WO1997033027A1/ja not_active Application Discontinuation
- 1997-03-26 TW TW086103843A patent/TW333500B/zh active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0825288A1 (en) | 1998-02-25 |
KR19990008044A (ko) | 1999-01-25 |
WO1997033027A1 (fr) | 1997-09-12 |
TW333500B (en) | 1998-06-11 |
US6003581A (en) | 1999-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09241962A (ja) | ウエブの積層装置 | |
US5290377A (en) | Method for producing reticular nonwoven fabric | |
JP3004425B2 (ja) | 多層フィルム複合材料を製造するための装置及び方法 | |
US5232533A (en) | Method for heat-setting cross-laminated non-woven fabrics | |
US5954914A (en) | Web lamination device | |
US5387388A (en) | Method for producing oriented plastic strap | |
JPS6038259B2 (ja) | 熱可塑性プラスチツク製延伸フラツトフイルムウエブの生産量を増大する方法及び装置 | |
CN116710034A (zh) | 卷绕预型件的方法 | |
JPH0874164A (ja) | 経緯積層装置 | |
EP3885274A2 (de) | Verpackungsmaschine und verfahren zum verpacken eines packguts mit einer aus einer oberen papierbahn und einer unteren papierbahn erzeugten umverpackung | |
US3616007A (en) | Method for controlling and transferring crosslaid sheets | |
JP2007523767A5 (ja) | ||
JPS6228226B2 (ja) | ||
EP3885275B1 (de) | Längstrennschweisseinrichtung für eine verpackungsmaschine und verfahren zum verpacken eines packguts mit einer aus einer oberen papierbahn und einer unteren papierbahn erzeugten umverpackung | |
CN1180390A (zh) | 纤维网的层压装置 | |
US3282764A (en) | Apparatus and method for producing corrugated paperboard | |
US20110121119A1 (en) | Stretch film and method of fabrication therefor | |
US3822166A (en) | Apparatus for controlling and transferring cross-laid sheets | |
CN212445595U (zh) | 卷对卷贴合模切机 | |
US20230226810A1 (en) | Double belt press laminating machine with edge strip bands for manufacturing waterproofing membranes | |
JPH04267149A (ja) | 積層体の製造方法 | |
JP2803948B2 (ja) | 製版装置 | |
CA1337110C (en) | Method and apparatus for making cross-laminated non-woven fabrics | |
CA2686095C (en) | Stretch film and method of fabrication therefor | |
US20020194713A1 (en) | Method and apparatus for relieving stress in a fabric |