JPH0624611A - フィルムまたは板状物の移行防止方法 - Google Patents
フィルムまたは板状物の移行防止方法Info
- Publication number
- JPH0624611A JPH0624611A JP19202191A JP19202191A JPH0624611A JP H0624611 A JPH0624611 A JP H0624611A JP 19202191 A JP19202191 A JP 19202191A JP 19202191 A JP19202191 A JP 19202191A JP H0624611 A JPH0624611 A JP H0624611A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- resin plate
- sheet
- roll
- product
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フィルム及び板状物の製造において、フィル
ム及び板状物が幅方向に移行するのを防止する。 【構成】 引取ロールにより引取られたフィルムまたわ
樹脂板の端部の位置の変化を、端部検出器で連続的に検
出し、該位置の変化量を電気信号に変換し、該電気信号
によってフィルムまたわ樹脂板引取ロールの軸押さえシ
リンダー圧力を制御し、板が常に引取ロール軸の直角方
向に進むようにすることによって、板状製品の端部の位
置を一定にする。 【効果】 板状製品の四隅の角度を直角に保ち、製品の
形状を長方形に保つことが可能となる。
ム及び板状物が幅方向に移行するのを防止する。 【構成】 引取ロールにより引取られたフィルムまたわ
樹脂板の端部の位置の変化を、端部検出器で連続的に検
出し、該位置の変化量を電気信号に変換し、該電気信号
によってフィルムまたわ樹脂板引取ロールの軸押さえシ
リンダー圧力を制御し、板が常に引取ロール軸の直角方
向に進むようにすることによって、板状製品の端部の位
置を一定にする。 【効果】 板状製品の四隅の角度を直角に保ち、製品の
形状を長方形に保つことが可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、樹脂フィルムまたわ樹
脂板状物の製造装置に於ける移行防止の方法に関するも
のである。
脂板状物の製造装置に於ける移行防止の方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂押出フィルムまたわ樹脂板
製造に於いて、圧延ロールで圧延された熱可塑性樹脂フ
ィルムまたわ樹脂板を、引取ロールを用いて引取ったあ
と、製品を長さ方向に対し垂直方向に切断する方法が用
いられてきたが、以下の問題点があった。すなわち、ダ
イスの幅方向に於いて樹脂の流れが均一でないことによ
る樹脂板の幅方向の板厚の不均一性、及びダイスの幅方
向に於ける温度の不均一性や樹脂板の幅方向に於ける冷
却の不均一性に原因する樹脂板の幅方向の温度の不均一
性により、樹脂板の幅方向に於いて引取りロールと樹脂
板との摩擦係数が不均一となり、その結果摩擦係数の大
きい方に樹脂板が移行する。即ち、樹脂板がその幅方向
にずれながら進行する。一方、切断装置で製品の長さ方
向に切断する場合は、引取ロール軸の直角方向に製品の
切断を行うので、樹脂板の流れ方向が引取ロール軸の直
角方向からずれると、長方形の製品の四隅の角度は、直
角を保つことが出来なくなり、菱形の製品となってしま
い、製品の形状を長方形に保つことが出来ない。
製造に於いて、圧延ロールで圧延された熱可塑性樹脂フ
ィルムまたわ樹脂板を、引取ロールを用いて引取ったあ
と、製品を長さ方向に対し垂直方向に切断する方法が用
いられてきたが、以下の問題点があった。すなわち、ダ
イスの幅方向に於いて樹脂の流れが均一でないことによ
る樹脂板の幅方向の板厚の不均一性、及びダイスの幅方
向に於ける温度の不均一性や樹脂板の幅方向に於ける冷
却の不均一性に原因する樹脂板の幅方向の温度の不均一
性により、樹脂板の幅方向に於いて引取りロールと樹脂
板との摩擦係数が不均一となり、その結果摩擦係数の大
きい方に樹脂板が移行する。即ち、樹脂板がその幅方向
にずれながら進行する。一方、切断装置で製品の長さ方
向に切断する場合は、引取ロール軸の直角方向に製品の
切断を行うので、樹脂板の流れ方向が引取ロール軸の直
角方向からずれると、長方形の製品の四隅の角度は、直
角を保つことが出来なくなり、菱形の製品となってしま
い、製品の形状を長方形に保つことが出来ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明では、
樹脂板の幅方向への移行を防止することによって、前記
した問題点をなくすことを目的とする。
樹脂板の幅方向への移行を防止することによって、前記
した問題点をなくすことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、引取ロールか
ら出たフィルムまたわ板状物の端部の位置の変化を連続
的に検出し、該位置の変化量を電気信号に変換し、該電
気信号によって、引取ロールの軸押さえシリンダー圧力
を制御することによって、フィルムまたわ板状物の端部
の位置を一定に制御して、フィルムまたわ板状物の幅方
向への移行を防止することを特徴とするフィルム及び樹
脂板状物の移行防止方法である。
ら出たフィルムまたわ板状物の端部の位置の変化を連続
的に検出し、該位置の変化量を電気信号に変換し、該電
気信号によって、引取ロールの軸押さえシリンダー圧力
を制御することによって、フィルムまたわ板状物の端部
の位置を一定に制御して、フィルムまたわ板状物の幅方
向への移行を防止することを特徴とするフィルム及び樹
脂板状物の移行防止方法である。
【1005】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明
する。
する。
【0006】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に於いて(1)圧延ロールで圧延された(2)樹脂
フィルムまたわ樹脂板は(3)引取ロールにより、引取
られると同時に、(4)切断装置で長さ方向と直角に切
断される。(3)引取ロールの上部ロールは、(5)モ
ーターによって駆動されるとともに、ロール軸の端を
(6)ロール押さえエアシリンダーで押圧されている。
また、製品の端部に配置された(7)端部検出器で樹脂
フィルムまたわ樹脂板の端部の位置の変化を検出し、そ
の位置の変化量を(8)電気信号変換器によって電気信
号に変換し、該電気信号を(9)圧力調節器が受けて
(10)エアー圧縮機からのエアー圧力を所定の圧力に
調節して(6)アシリンダーに伝える。図2に於いて、
樹脂フィルムまたわ樹脂板端部が(11)樹脂板の幅方
向に移行していることを(7)端部検出器が検出すると
(9)圧力調節器の制御により、(6)のロール押さえ
エアシリンダーのエアー圧力が上昇し、それにより
(3)引取ロールと(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板と
の摩擦力が大きくなる。また、それと逆方向に移行して
いる場合は、エアー圧力が下り、(3)引取ロールと
(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板との摩擦力も小さくな
る。以上のように、(6)ロール押さえエアシリンダー
の圧力を制御することによって、(2)樹脂フィルムま
たわ樹脂板が常に樹脂板の幅方向に振れないで進むよう
になり(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板の端部の位置が
一定に制御される。本実施例では、片方のロール押さえ
エアシリンダーの圧力のみを調節したが、両方のロール
押さえエアシリンダーの圧力を調節しても差し支えな
い。
図1に於いて(1)圧延ロールで圧延された(2)樹脂
フィルムまたわ樹脂板は(3)引取ロールにより、引取
られると同時に、(4)切断装置で長さ方向と直角に切
断される。(3)引取ロールの上部ロールは、(5)モ
ーターによって駆動されるとともに、ロール軸の端を
(6)ロール押さえエアシリンダーで押圧されている。
また、製品の端部に配置された(7)端部検出器で樹脂
フィルムまたわ樹脂板の端部の位置の変化を検出し、そ
の位置の変化量を(8)電気信号変換器によって電気信
号に変換し、該電気信号を(9)圧力調節器が受けて
(10)エアー圧縮機からのエアー圧力を所定の圧力に
調節して(6)アシリンダーに伝える。図2に於いて、
樹脂フィルムまたわ樹脂板端部が(11)樹脂板の幅方
向に移行していることを(7)端部検出器が検出すると
(9)圧力調節器の制御により、(6)のロール押さえ
エアシリンダーのエアー圧力が上昇し、それにより
(3)引取ロールと(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板と
の摩擦力が大きくなる。また、それと逆方向に移行して
いる場合は、エアー圧力が下り、(3)引取ロールと
(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板との摩擦力も小さくな
る。以上のように、(6)ロール押さえエアシリンダー
の圧力を制御することによって、(2)樹脂フィルムま
たわ樹脂板が常に樹脂板の幅方向に振れないで進むよう
になり(2)樹脂フィルムまたわ樹脂板の端部の位置が
一定に制御される。本実施例では、片方のロール押さえ
エアシリンダーの圧力のみを調節したが、両方のロール
押さえエアシリンダーの圧力を調節しても差し支えな
い。
【0007】このように、本発明による方法により、熱
可塑性樹脂板の幅方向への移行が防止され、製品の四隅
の角度を直角に保ち、製品の形状を長方形に保つことが
出来る。
可塑性樹脂板の幅方向への移行が防止され、製品の四隅
の角度を直角に保ち、製品の形状を長方形に保つことが
出来る。
【0008】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂フィルムまたわ樹
脂板の移行防止方法によると、樹脂フィルムまたわ樹脂
板の端部位置が常に一定に制御できるので、樹脂板の幅
方向への移行を防止することが可能となり、製品の四隅
の角度を直角に保ち、製品の形状を長方形に保つことが
可能となる。
脂板の移行防止方法によると、樹脂フィルムまたわ樹脂
板の端部位置が常に一定に制御できるので、樹脂板の幅
方向への移行を防止することが可能となり、製品の四隅
の角度を直角に保ち、製品の形状を長方形に保つことが
可能となる。
【0009】
【図1】本発明の製造装置の側面図である。
【図2】本発明の製造装置の正面図である。
【図3】本発明の四隅の角度が直角である長方形の製品
の正面図である。
の正面図である。
【図4】四隅の角度が直角でない菱形の不良製品の正面
図である。
図である。
(1) 圧延ロール (2) 樹脂板 (3) 引取ロール (4) 長さ切断装置 (5) 駆動モーター (6) ロール押さえエアシリンダー (7) 端部検出器 (8) 電気信号変換器 (9) 圧力調節器 (10) エアー圧縮機 (11) 樹脂板中心線
Claims (1)
- 【請求項1】 引取ロールから出たフィルムまたわ板状
物の端部の位置の変化を連続的に検出し、該位置の変化
量を電気信号に変換し、該電気信号によって引取ロール
の軸押さえシリンダー圧力を制御することによって、フ
ィルムまたわ板状物の端部の位置を一定に制御して、フ
ィルムまたわ板状物の幅方向への移行を防止することを
特徴とするフィルムまたわ板状物の移行防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19202191A JPH0624611A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フィルムまたは板状物の移行防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19202191A JPH0624611A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フィルムまたは板状物の移行防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624611A true JPH0624611A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16284283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19202191A Withdrawn JPH0624611A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | フィルムまたは板状物の移行防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624611A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997033027A1 (fr) * | 1996-03-04 | 1997-09-12 | Nippon Petrochemicals Company, Limited | Dispositif de stratification de nappes |
JP2006303127A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Nidec Tosok Corp | ボンディング装置 |
CN104185940A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-12-03 | 萱场工业株式会社 | 电机轴 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP19202191A patent/JPH0624611A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997033027A1 (fr) * | 1996-03-04 | 1997-09-12 | Nippon Petrochemicals Company, Limited | Dispositif de stratification de nappes |
US6003581A (en) * | 1996-03-04 | 1999-12-21 | Nippon Petrochemicals Company, Limited | Apparatus for laminating webs |
JP2006303127A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Nidec Tosok Corp | ボンディング装置 |
JP4555726B2 (ja) * | 2005-04-20 | 2010-10-06 | 日本電産トーソク株式会社 | ボンディング装置 |
CN104185940A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-12-03 | 萱场工业株式会社 | 电机轴 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |