JPH08330671A - 半導体光素子 - Google Patents
半導体光素子Info
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- JPH08330671A JPH08330671A JP13318095A JP13318095A JPH08330671A JP H08330671 A JPH08330671 A JP H08330671A JP 13318095 A JP13318095 A JP 13318095A JP 13318095 A JP13318095 A JP 13318095A JP H08330671 A JPH08330671 A JP H08330671A
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- JP
- Japan
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- optical device
- width
- waveguide
- semiconductor optical
- semiconductor
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- Pending
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- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ファイバと高い効率で結合できる半導体光導波
素子の構造とこれを簡単に製作する方法を提供し、さら
にレーザ、光増幅器、光スイッチ、光検出器、またはこ
れらの内二つ以上をモノリシックに集積した光導波素子
にこの方法を適用する場合、これに適した素子構造とそ
の製法を提供する。 【構成】レーザ活性導波路の横幅を適当に変化させるこ
とにより、半導体レーザ等の光導波素子を高出力化し、
また入/出射ビ−ム径を拡大して、ファイバとの結合効
率を高くする。さらにリッジ導波路をこの構造にして活
性層部1の出射端面における光強度を低減させる。 【効果】半導体レーザ等の光導波素子の性能を低下させ
ることなく、高出力化、横モードの安定化、ファイバへ
の高効率結合、高出力状態における高信頼性(長寿命)
を容易に達成できる。
素子の構造とこれを簡単に製作する方法を提供し、さら
にレーザ、光増幅器、光スイッチ、光検出器、またはこ
れらの内二つ以上をモノリシックに集積した光導波素子
にこの方法を適用する場合、これに適した素子構造とそ
の製法を提供する。 【構成】レーザ活性導波路の横幅を適当に変化させるこ
とにより、半導体レーザ等の光導波素子を高出力化し、
また入/出射ビ−ム径を拡大して、ファイバとの結合効
率を高くする。さらにリッジ導波路をこの構造にして活
性層部1の出射端面における光強度を低減させる。 【効果】半導体レーザ等の光導波素子の性能を低下させ
ることなく、高出力化、横モードの安定化、ファイバへ
の高効率結合、高出力状態における高信頼性(長寿命)
を容易に達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体光素子に係り、特
に光通信用モジュール、光通信システム、光ネットワ−
クに用いる好適な半導体光素子に関する。
に光通信用モジュール、光通信システム、光ネットワ−
クに用いる好適な半導体光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体レ−ザの高出力化には、
(1)素子の低抵抗化による熱飽和の低減、(2)漏れ
電流の低減、(3)高出力時の横モ−ドの安定化、
(4)高出力時の高信頼性化が必須である。さらにモジ
ュ−ルの高出力化には、(5)レ−ザの出射ビ−ム角を
狭窄化しファイバへの光結合を高効率化することが重要
である。活性層幅の設定に関して上記(1)〜(5)を
考慮すると、(1)、(2)、(4)に関しては広い活
性層幅が望ましい。一方、(3)、(4)に関しては、
比較的狭い活性層幅が望ましい。つまり、活性層幅に対
し上記(1)〜(5)はトレ−ドオフの関係にある。こ
の観点から、活性層幅は単一横モ−ド動作を保つ最大の
活性層幅にしばしば設定されているが、(1)〜(5)
を同時達成するのは一般には困難である。また、動作光
の光子エネルギ−が大きい発振波長1μm程度以下の短
波長レ−ザでは光密度の大きい端面の活性層近傍での結
晶破壊がこの劣化の主要因である。これに対しては、活
性層位置での光密度の低減が極めて重要であるが、これ
までのところ効果的な解決手法は出現していないのが現
状である。
(1)素子の低抵抗化による熱飽和の低減、(2)漏れ
電流の低減、(3)高出力時の横モ−ドの安定化、
(4)高出力時の高信頼性化が必須である。さらにモジ
ュ−ルの高出力化には、(5)レ−ザの出射ビ−ム角を
狭窄化しファイバへの光結合を高効率化することが重要
である。活性層幅の設定に関して上記(1)〜(5)を
考慮すると、(1)、(2)、(4)に関しては広い活
性層幅が望ましい。一方、(3)、(4)に関しては、
比較的狭い活性層幅が望ましい。つまり、活性層幅に対
し上記(1)〜(5)はトレ−ドオフの関係にある。こ
の観点から、活性層幅は単一横モ−ド動作を保つ最大の
活性層幅にしばしば設定されているが、(1)〜(5)
を同時達成するのは一般には困難である。また、動作光
の光子エネルギ−が大きい発振波長1μm程度以下の短
波長レ−ザでは光密度の大きい端面の活性層近傍での結
晶破壊がこの劣化の主要因である。これに対しては、活
性層位置での光密度の低減が極めて重要であるが、これ
までのところ効果的な解決手法は出現していないのが現
状である。
【0003】なお、これらに関連するものに、例えば電
子情報通信学会秋季大会C−311、1994年9月
が、後者に関連するものに応用物理Vol.64、N
o.1、2−12頁、1995年が挙げられる。
子情報通信学会秋季大会C−311、1994年9月
が、後者に関連するものに応用物理Vol.64、N
o.1、2−12頁、1995年が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、極めて簡易
な作製法で実現可能な高出力で安定に単一横モ−ド動作
し、かつ温度特性、光ファイバとの結合に優れる半導体
光素子(例えば半導体レ−ザ)の素子構造及びその作製
方法を提供することを目的とする。さらなる目的は特に
発光波長1μm程度以下の半導体レ−ザの端面劣化の防
止に好適な素子構造及び製法を提供することにある。
な作製法で実現可能な高出力で安定に単一横モ−ド動作
し、かつ温度特性、光ファイバとの結合に優れる半導体
光素子(例えば半導体レ−ザ)の素子構造及びその作製
方法を提供することを目的とする。さらなる目的は特に
発光波長1μm程度以下の半導体レ−ザの端面劣化の防
止に好適な素子構造及び製法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは、導波路を横幅変調するだけで半導体
レーザ等光導波素子の特性を劣化させることなく、高出
力化、横モ−ドの安定化、ファイバへの高効率結合、高
出力時の高信頼を非常に容易な手法で同時に達成可能な
レーザ構造およびその作製方法を考案した。レ−ザ活性
導波路の横幅は光軸方向でテ−パ状に滑らかに変調され
ており、光の出射端で導波路幅が横モ−ドが単一となる
カットオフ幅よりも狭く設定される。さらに、その他の
導波路の領域では横幅が横モ−ドが単一となるカットオ
フ幅よりも広く設定されている。また、リッジ導波路構
造の導入により上記特性がさらに向上される。
に、本発明者らは、導波路を横幅変調するだけで半導体
レーザ等光導波素子の特性を劣化させることなく、高出
力化、横モ−ドの安定化、ファイバへの高効率結合、高
出力時の高信頼を非常に容易な手法で同時に達成可能な
レーザ構造およびその作製方法を考案した。レ−ザ活性
導波路の横幅は光軸方向でテ−パ状に滑らかに変調され
ており、光の出射端で導波路幅が横モ−ドが単一となる
カットオフ幅よりも狭く設定される。さらに、その他の
導波路の領域では横幅が横モ−ドが単一となるカットオ
フ幅よりも広く設定されている。また、リッジ導波路構
造の導入により上記特性がさらに向上される。
【0006】
【作用】以下、導波路の横幅変調するだけで半導体レー
ザ等光導波素子の特性を劣化させることなく、高出力
化、横モ−ドの安定化、ファイバへの高効率結合、高出
力時の高信頼を非常に容易な手法で同時に達成可能なレ
ーザ構造およびその作製方法について説明する。
ザ等光導波素子の特性を劣化させることなく、高出力
化、横モ−ドの安定化、ファイバへの高効率結合、高出
力時の高信頼を非常に容易な手法で同時に達成可能なレ
ーザ構造およびその作製方法について説明する。
【0007】図1(a)に示すように、活性層1の横幅が
光軸方向に変調されている埋め込み型半導体レーザを公
知の手法により作製する。ここで、全素子長は1200μm
で、導波路の横幅は300μmの領域にわたり光軸方向で
テ−パ状に滑らかに変調されている。光の出射端で導波
路の横幅は0.6μmであり横モ−ドが単一となるカット
オフ幅(約1.8μm)よりも十分狭く設定されている。
また、その他の900μmの領域では横幅は2.4μmであり
カットオフ幅よりも広く設定されている。横幅2.4μm
の導波路部には本来、基本導波モードの他に、高次モー
ドが存在しうる。しかし、基本導波モードのみを許容す
る先端横幅0.6μmのテーパ導波路の導入により、この
集積型導波路には基本導波モードしか励起され得ない。
従って、導波路の大部分を幅広に設定できるため、素子
の低抵抗化、漏れ電流の低減により安定な単一横モード
動作を保ったまま高出力化が可能である。また図1(b)
の上面図に示すように横幅が狭窄化された導波路では光
の閉じ込め作用が弱くなるため、自動的にビームスポッ
トが拡大される。これによりビーム放射角は水平、垂直
方向で約10度となり、レーザ光をファイバへ入射する場
合の光結合効率を大きく改善することができる。
光軸方向に変調されている埋め込み型半導体レーザを公
知の手法により作製する。ここで、全素子長は1200μm
で、導波路の横幅は300μmの領域にわたり光軸方向で
テ−パ状に滑らかに変調されている。光の出射端で導波
路の横幅は0.6μmであり横モ−ドが単一となるカット
オフ幅(約1.8μm)よりも十分狭く設定されている。
また、その他の900μmの領域では横幅は2.4μmであり
カットオフ幅よりも広く設定されている。横幅2.4μm
の導波路部には本来、基本導波モードの他に、高次モー
ドが存在しうる。しかし、基本導波モードのみを許容す
る先端横幅0.6μmのテーパ導波路の導入により、この
集積型導波路には基本導波モードしか励起され得ない。
従って、導波路の大部分を幅広に設定できるため、素子
の低抵抗化、漏れ電流の低減により安定な単一横モード
動作を保ったまま高出力化が可能である。また図1(b)
の上面図に示すように横幅が狭窄化された導波路では光
の閉じ込め作用が弱くなるため、自動的にビームスポッ
トが拡大される。これによりビーム放射角は水平、垂直
方向で約10度となり、レーザ光をファイバへ入射する場
合の光結合効率を大きく改善することができる。
【0008】図2(a)は同様にリッジ装荷型導波路を用
いて同様な半導体レーザを作製した例である。ここで、
全素子長は1200μmで、導波路の横幅は300μmの領域
にわたり光軸方向でテ−パ状に滑らかに変調されてい
る。光の出射端で導波路の横幅は1.0μmであり横モ−
ドが単一となるカットオフ幅(約2.4μm)よりも十分
狭く設定されている。また、その他の900μmの領域で
は横幅は3.0μmでありカットオフ幅よりも広く設定さ
れている。この場合にも、埋め込み型レーザと同じ原理
で横幅を狭窄化したテーパ導波路の導入により高出力
化、ファイバへの高結合効率を達成できる。さらに、リ
ッジ装荷型導波路の場合には、基本導波モードに対して
も導波路のカットオフ幅が存在するため、カットオフ幅
近くまで導波路幅を狭窄していった場合、図2(b)の上
面図、同(c)の断面図に示すように光強度分布が活性層
から基板側に徐々にシフトする。従ってこの結果、バン
ドギャップの狭い活性層での光強度を大きく低減でき
る。この現象は、動作光の光子エネルギ−が大きく光密
度の大きい活性層端面近傍での過度の光吸収結による結
晶破壊が素子劣化の主要因である発振波長1μm程度以
下の短波長レ−ザの高信頼化に極めて有効である。
いて同様な半導体レーザを作製した例である。ここで、
全素子長は1200μmで、導波路の横幅は300μmの領域
にわたり光軸方向でテ−パ状に滑らかに変調されてい
る。光の出射端で導波路の横幅は1.0μmであり横モ−
ドが単一となるカットオフ幅(約2.4μm)よりも十分
狭く設定されている。また、その他の900μmの領域で
は横幅は3.0μmでありカットオフ幅よりも広く設定さ
れている。この場合にも、埋め込み型レーザと同じ原理
で横幅を狭窄化したテーパ導波路の導入により高出力
化、ファイバへの高結合効率を達成できる。さらに、リ
ッジ装荷型導波路の場合には、基本導波モードに対して
も導波路のカットオフ幅が存在するため、カットオフ幅
近くまで導波路幅を狭窄していった場合、図2(b)の上
面図、同(c)の断面図に示すように光強度分布が活性層
から基板側に徐々にシフトする。従ってこの結果、バン
ドギャップの狭い活性層での光強度を大きく低減でき
る。この現象は、動作光の光子エネルギ−が大きく光密
度の大きい活性層端面近傍での過度の光吸収結による結
晶破壊が素子劣化の主要因である発振波長1μm程度以
下の短波長レ−ザの高信頼化に極めて有効である。
【0009】以上のように、横幅を狭窄化したテーパ導
波路を導入するだけの極めて容易な手法で半導体レーザ
の高出力化、高信頼化を実現する手法について説明し
た。また、この原理は半導体レーザ以外にも半導体光増
幅器、光変調器等、導波路型光素子の高出力化に適用可
能であることは言うまでもない。
波路を導入するだけの極めて容易な手法で半導体レーザ
の高出力化、高信頼化を実現する手法について説明し
た。また、この原理は半導体レーザ以外にも半導体光増
幅器、光変調器等、導波路型光素子の高出力化に適用可
能であることは言うまでもない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図3〜図11を用い
て説明する。
て説明する。
【0011】実施例1 図3に示すように、n型(100)InP半導体基板1
1上に公知の手法によりn型InPバッファ層1.0μ
m12、n型InGaAsP下側ガイド層(組成波長
1.10μm)0.05μm13、6.0nm厚の1%
圧縮歪を有するInGaAsP(組成波長1.45μ
m)を井戸層、12nm厚のInGaAsP(組成波長
1.20μm)を障壁層とする4周期の多重量子井戸活
性層14、InGaAsP(組成波長1.10μm)上
側光ガイド層0.05μm15、p型InPクラッド層
1.9μm16、p型InGaAsキャップ層0.2μ
m17を順次形成する。多重量子井戸活性層14の発光
波長は約1.48μmである。次に公知の手法によりキ
ャップ層17をテーパストライプ構造に加工する。ここ
でストライプ方向は[011]とし、横幅狭窄テーパ部
の長さ300μm、レ−ザ出射端面部でストライプ幅
3.4μm、その他の領域でのストライプ幅は5.4μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。続い
て、図に示すような(111)A面を側壁にもつ逆メサ
断面形状のリッジ導波路を形成する。この結果、活性層
幅となるリッジ底面の幅は3.0μm、テ−パ−部先端
で1.0μmとなる。
1上に公知の手法によりn型InPバッファ層1.0μ
m12、n型InGaAsP下側ガイド層(組成波長
1.10μm)0.05μm13、6.0nm厚の1%
圧縮歪を有するInGaAsP(組成波長1.45μ
m)を井戸層、12nm厚のInGaAsP(組成波長
1.20μm)を障壁層とする4周期の多重量子井戸活
性層14、InGaAsP(組成波長1.10μm)上
側光ガイド層0.05μm15、p型InPクラッド層
1.9μm16、p型InGaAsキャップ層0.2μ
m17を順次形成する。多重量子井戸活性層14の発光
波長は約1.48μmである。次に公知の手法によりキ
ャップ層17をテーパストライプ構造に加工する。ここ
でストライプ方向は[011]とし、横幅狭窄テーパ部
の長さ300μm、レ−ザ出射端面部でストライプ幅
3.4μm、その他の領域でのストライプ幅は5.4μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。続い
て、図に示すような(111)A面を側壁にもつ逆メサ
断面形状のリッジ導波路を形成する。この結果、活性層
幅となるリッジ底面の幅は3.0μm、テ−パ−部先端
で1.0μmとなる。
【0012】続いて公知の手法により基板全面に厚さ
0.20μmのシリコン酸化膜18を形成した後、ポリ
イミド樹脂19を基板全面に形成する。さらに、リッジ
上面にエッチバック法を用いてシリコン酸化膜窓を形成
する。最後に電極20を形成の後、劈開工程によりテ−
パ−部300μmを含む共振器長1200μmの素子に
切り出す。後端面となる3.0μm幅のリッジ部端面に
は反射率90%の高反射膜21を、前端面となる1.0
μm幅のリッジ部端面には反射率3%の低反射膜22を
公知の手法により形成した。
0.20μmのシリコン酸化膜18を形成した後、ポリ
イミド樹脂19を基板全面に形成する。さらに、リッジ
上面にエッチバック法を用いてシリコン酸化膜窓を形成
する。最後に電極20を形成の後、劈開工程によりテ−
パ−部300μmを含む共振器長1200μmの素子に
切り出す。後端面となる3.0μm幅のリッジ部端面に
は反射率90%の高反射膜21を、前端面となる1.0
μm幅のリッジ部端面には反射率3%の低反射膜22を
公知の手法により形成した。
【0013】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値25〜30mA、発振効率0.45〜0.50W
/Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流1.2
Aにおいて最高出力400mWを得た。動作出力300mW
でのビーム広がり角度は水平、垂直方向とも約10度と
狭い。また、素子の長期信頼性を70℃、200mWの条
件下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認
した。本素子をモジュール化したところ、狭窄化された
ビームを反映してファイバへの平均結合損失1dBが得ら
れ、最高モジュール出力320mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
きい値25〜30mA、発振効率0.45〜0.50W
/Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流1.2
Aにおいて最高出力400mWを得た。動作出力300mW
でのビーム広がり角度は水平、垂直方向とも約10度と
狭い。また、素子の長期信頼性を70℃、200mWの条
件下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認
した。本素子をモジュール化したところ、狭窄化された
ビームを反映してファイバへの平均結合損失1dBが得ら
れ、最高モジュール出力320mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
【0014】実施例2 図4は図3の実施例とほぼ同様の手法で埋め込みヘテロ
構造の波長1.48μm帯の高出力エルビウム添加ファ
イバ増幅器用励起光源を作製した一例である。横幅狭窄
テーパ部の長さ300μm、レ−ザ出射端面部での活性
層幅0.4μm、その他の領域での活性層幅は2.4μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。埋め込
み構造31は公知の手法を用いて形成している。
構造の波長1.48μm帯の高出力エルビウム添加ファ
イバ増幅器用励起光源を作製した一例である。横幅狭窄
テーパ部の長さ300μm、レ−ザ出射端面部での活性
層幅0.4μm、その他の領域での活性層幅は2.4μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。埋め込
み構造31は公知の手法を用いて形成している。
【0015】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値20〜25mA、発振効率0.40〜0.45W
/Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流1.2
Aにおいて最高出力350mWを得た。動作出力250mW
でのビーム広がり角度は水平、垂直方向とも約10度と
狭い。また、素子の長期信頼性を70℃、170mWの条
件下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認
した。本素子をモジュール化したところ、狭窄化された
ビームを反映してファイバへの平均結合損失1dBが得ら
れ、最高モジュール出力280mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
きい値20〜25mA、発振効率0.40〜0.45W
/Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流1.2
Aにおいて最高出力350mWを得た。動作出力250mW
でのビーム広がり角度は水平、垂直方向とも約10度と
狭い。また、素子の長期信頼性を70℃、170mWの条
件下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認
した。本素子をモジュール化したところ、狭窄化された
ビームを反映してファイバへの平均結合損失1dBが得ら
れ、最高モジュール出力280mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
【0016】実施例3 図5は実施例1とほぼ同様の手法で1.55μmで発振
する高出力で広温度範囲で動作可能な分布帰還型レ−ザ
を作製した例である。図に示すように、n型(100)
InP半導体基板41上に公知の手法によりn型InP
バッファ層1.0μm42、n型InGaAsP下側ガ
イド層(組成波長1.10μm)0.05μm43、
6.0nm厚の1%圧縮歪を有するInGaAsP(組
成波長1.67μm)を井戸層、12nm厚のInGa
AsP(組成波長1.15μm)を障壁層とする6周期
の多重量子井戸活性層44、InGaAsP(組成波長
1.10μm)上側光ガイド層0.1μm45を順次形
成する。多重量子井戸活性層44の発光波長は約1.5
6μmである。次に公知の手法によりλ/4位相シフト
構造を有する周期241nmの回折格子46を上側光ガイ
ド層45上に形成する。この際、回折格子は後にテーパ
導波路となる領域には形成しない。またλ/4位相シフ
トは回折格子が形成される領域の中央に設ける。続い
て、この基板上にp型InPクラッド層1.9μm4
7、p型InGaAsキャップ層0.2μm48を順次
形成する。
する高出力で広温度範囲で動作可能な分布帰還型レ−ザ
を作製した例である。図に示すように、n型(100)
InP半導体基板41上に公知の手法によりn型InP
バッファ層1.0μm42、n型InGaAsP下側ガ
イド層(組成波長1.10μm)0.05μm43、
6.0nm厚の1%圧縮歪を有するInGaAsP(組
成波長1.67μm)を井戸層、12nm厚のInGa
AsP(組成波長1.15μm)を障壁層とする6周期
の多重量子井戸活性層44、InGaAsP(組成波長
1.10μm)上側光ガイド層0.1μm45を順次形
成する。多重量子井戸活性層44の発光波長は約1.5
6μmである。次に公知の手法によりλ/4位相シフト
構造を有する周期241nmの回折格子46を上側光ガイ
ド層45上に形成する。この際、回折格子は後にテーパ
導波路となる領域には形成しない。またλ/4位相シフ
トは回折格子が形成される領域の中央に設ける。続い
て、この基板上にp型InPクラッド層1.9μm4
7、p型InGaAsキャップ層0.2μm48を順次
形成する。
【0017】次に実施例1と同じ手法を用いてテ−パ状
リッジ導波路を形成する。横幅狭窄テーパ部の長さは1
50μm、活性層幅となるリッジ底面の幅は3.0μ
m、テ−パ−部先端での活性層幅は1.0μmに設定す
る。続いて、実施例1と同じ手法でポリイミド埋め込み
型リッジ導波路型レーザ構造に加工する。劈開工程によ
りテ−パ部150μmを含む共振器長450μmの素子
に切り出した後、両端面に反射率1%の低反射膜49を
公知の手法により形成した。
リッジ導波路を形成する。横幅狭窄テーパ部の長さは1
50μm、活性層幅となるリッジ底面の幅は3.0μ
m、テ−パ−部先端での活性層幅は1.0μmに設定す
る。続いて、実施例1と同じ手法でポリイミド埋め込み
型リッジ導波路型レーザ構造に加工する。劈開工程によ
りテ−パ部150μmを含む共振器長450μmの素子
に切り出した後、両端面に反射率1%の低反射膜49を
公知の手法により形成した。
【0018】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値8〜12mA、テーパ部端面からの発振効率0.
35〜0.40W/A、後端面からの発振効率0.1〜
0.15W/Aと良好な発振特性を示した。λ/4位相
シフト構造の導入にも関わらず両端面の光出射量を非対
称化できたのは回折格子のないテーパ導波路部が光増幅
器として作用するためであり、本構造の大きな特長の一
つである。また、85℃の高温条件においてもしきい値
は18〜24mA、発振効率は0.25〜0.30W/
A程度と良好であった。また、30mWの高出力時におい
ても安定な単一横モード、縦モード動作を示し、ー40
〜85℃の全温度範囲で副モード抑圧比40dB以上を9
0%以上の作製歩留りで確認した。一方、リッジ幅1.
0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット径は
6μmと従来の構造に比べて3倍以上に拡大された。こ
のレーザとコア径10μmの単一モ−ドファイバとの結
合を光学レンズを用いずに行ったところ結合損失2dB
以下を水平、垂直方向の位置決め精度±3μmで実現し
た。また、素子の長期信頼性を90℃の高温条件下で評
価したところ10万時間以上の推定寿命を確認した。
きい値8〜12mA、テーパ部端面からの発振効率0.
35〜0.40W/A、後端面からの発振効率0.1〜
0.15W/Aと良好な発振特性を示した。λ/4位相
シフト構造の導入にも関わらず両端面の光出射量を非対
称化できたのは回折格子のないテーパ導波路部が光増幅
器として作用するためであり、本構造の大きな特長の一
つである。また、85℃の高温条件においてもしきい値
は18〜24mA、発振効率は0.25〜0.30W/
A程度と良好であった。また、30mWの高出力時におい
ても安定な単一横モード、縦モード動作を示し、ー40
〜85℃の全温度範囲で副モード抑圧比40dB以上を9
0%以上の作製歩留りで確認した。一方、リッジ幅1.
0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット径は
6μmと従来の構造に比べて3倍以上に拡大された。こ
のレーザとコア径10μmの単一モ−ドファイバとの結
合を光学レンズを用いずに行ったところ結合損失2dB
以下を水平、垂直方向の位置決め精度±3μmで実現し
た。また、素子の長期信頼性を90℃の高温条件下で評
価したところ10万時間以上の推定寿命を確認した。
【0019】実施例4 図6は実施例3と同様の手法で波長1.3μm帯の出射
ビームを拡大したレーザを作製した一例である。素子構
造は活性層に発光波長1.3μmの歪InGaAsP多
重量子井戸構造61、後端面に高反射膜62が導入され
ている点以外は実施例3とほぼ同じである。
ビームを拡大したレーザを作製した一例である。素子構
造は活性層に発光波長1.3μmの歪InGaAsP多
重量子井戸構造61、後端面に高反射膜62が導入され
ている点以外は実施例3とほぼ同じである。
【0020】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値8〜12mA、発振効率0.50〜0.55W/
Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件におい
てもしきい値は16〜24mA、発振効率は0.40〜
0.44W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は6μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。この
レーザとコア径10μmの単一モ−ドファイバとの結合
を光学レンズを用いずに行ったところ結合損失2dB以
下を水平、垂直方向の位置決め精度±3μmで実現し
た。また、素子の長期信頼性を90℃の高温条件下で評
価したところ10万時間以上の推定寿命を確認した。
きい値8〜12mA、発振効率0.50〜0.55W/
Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件におい
てもしきい値は16〜24mA、発振効率は0.40〜
0.44W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は6μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。この
レーザとコア径10μmの単一モ−ドファイバとの結合
を光学レンズを用いずに行ったところ結合損失2dB以
下を水平、垂直方向の位置決め精度±3μmで実現し
た。また、素子の長期信頼性を90℃の高温条件下で評
価したところ10万時間以上の推定寿命を確認した。
【0021】実施例5 図7は図1の実施例とほぼ同様の手法で波長0.98μ
m帯の高出力エルビウム添加ファイバ増幅器用励起光源
を作製した一例である。図に示すように、n型(10
0)GaAs半導体基板71上に公知の手法によりn型
In0.51Ga0.49Pバッファ層3.0μm7
2、6.0nm厚のIn0.17Ga0.83Asを井
戸層、10nm厚のInGaAsP(組成波長0.70
μm)を障壁層とする単一量子井戸活性層73、p型I
n0.51Ga0.49P第一クラッド層0.1μm7
4、GaAsエッチング停止層5nm75、p型In
0.51Ga0.49P第二クラッド層1.7μm7
6、p型GaAsキャップ層0.2μm77を順次形成
する。単一量子井戸活性層73の発光波長は約0.98
μmである。
m帯の高出力エルビウム添加ファイバ増幅器用励起光源
を作製した一例である。図に示すように、n型(10
0)GaAs半導体基板71上に公知の手法によりn型
In0.51Ga0.49Pバッファ層3.0μm7
2、6.0nm厚のIn0.17Ga0.83Asを井
戸層、10nm厚のInGaAsP(組成波長0.70
μm)を障壁層とする単一量子井戸活性層73、p型I
n0.51Ga0.49P第一クラッド層0.1μm7
4、GaAsエッチング停止層5nm75、p型In
0.51Ga0.49P第二クラッド層1.7μm7
6、p型GaAsキャップ層0.2μm77を順次形成
する。単一量子井戸活性層73の発光波長は約0.98
μmである。
【0022】次に公知の手法によりキャップ層77をテ
ーパストライプ構造に加工する。ここでストライプ方向
は[011]とし、横幅狭窄テーパ部の長さ250μ
m、レ−ザ出射端面部でストライプ幅3.2μm、その
他の領域でのストライプ幅は5.4μmのとなるように
ストライプテ−パ部を設ける。続いて、図に示すような
(111)A面を側壁にもつ逆メサ断面形状のリッジ導
波路を形成する。この結果、活性層幅となるリッジ底面
の幅は3.0μm、テ−パ−部先端で0.8μmとな
る。
ーパストライプ構造に加工する。ここでストライプ方向
は[011]とし、横幅狭窄テーパ部の長さ250μ
m、レ−ザ出射端面部でストライプ幅3.2μm、その
他の領域でのストライプ幅は5.4μmのとなるように
ストライプテ−パ部を設ける。続いて、図に示すような
(111)A面を側壁にもつ逆メサ断面形状のリッジ導
波路を形成する。この結果、活性層幅となるリッジ底面
の幅は3.0μm、テ−パ−部先端で0.8μmとな
る。
【0023】続いて公知の手法により基板全面に厚さ
0.20μmのシリコン酸化膜78を形成した後、ポリ
イミド樹脂79を基板全面に形成する。さらに、リッジ
上面にエッチバック法を用いてシリコン酸化膜窓を形成
する。最後に電極80を形成の後、劈開工程によりテ−
パ−部250μmを含む共振器長1000μmの素子に
切り出す。後端面となる3.0μm幅のリッジ部端面に
は反射率90%の高反射膜81を、前端面となる0.8
μm幅のリッジ部端面には反射率3%の低反射膜82を
公知の手法により形成した。
0.20μmのシリコン酸化膜78を形成した後、ポリ
イミド樹脂79を基板全面に形成する。さらに、リッジ
上面にエッチバック法を用いてシリコン酸化膜窓を形成
する。最後に電極80を形成の後、劈開工程によりテ−
パ−部250μmを含む共振器長1000μmの素子に
切り出す。後端面となる3.0μm幅のリッジ部端面に
は反射率90%の高反射膜81を、前端面となる0.8
μm幅のリッジ部端面には反射率3%の低反射膜82を
公知の手法により形成した。
【0024】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値15〜20mA、発振効率0.7〜0.75W/
Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流500mA
において最高出力500mWを得、所謂CODによる素子の
急速劣化は全く観測されなかった。動作出力300mWで
のビーム広がり角度は水平約15度、垂直20度と両方
向とも狭い。出射端面での近視野像を観察したところ、
図に示す用に活性層位置から1μm離れたn型In0.
51Ga0.49Pバッファ層72に光強度の中心が位
置していることが解かった。この結果、活性層端面近傍
での過度の光吸収結による結晶破壊が素子劣化が防止で
きた。素子の長期信頼性を70℃、200mWの条件下で
評価したところ50万時間以上の推定寿命を確認した。
本素子をモジュール化したところ、狭窄化されたビーム
を反映してファイバへの平均結合損失1.5dBが得ら
れ、最高モジュール出力350mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
きい値15〜20mA、発振効率0.7〜0.75W/
Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流500mA
において最高出力500mWを得、所謂CODによる素子の
急速劣化は全く観測されなかった。動作出力300mWで
のビーム広がり角度は水平約15度、垂直20度と両方
向とも狭い。出射端面での近視野像を観察したところ、
図に示す用に活性層位置から1μm離れたn型In0.
51Ga0.49Pバッファ層72に光強度の中心が位
置していることが解かった。この結果、活性層端面近傍
での過度の光吸収結による結晶破壊が素子劣化が防止で
きた。素子の長期信頼性を70℃、200mWの条件下で
評価したところ50万時間以上の推定寿命を確認した。
本素子をモジュール化したところ、狭窄化されたビーム
を反映してファイバへの平均結合損失1.5dBが得ら
れ、最高モジュール出力350mWを達成した。本素子を
エルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用いる
ことにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認し
た。
【0025】尚、ビ−ム拡大による端面光密度の低減に
よる素子寿命改善効果は波長1μm程度以下の全ての高
出力半導体レーザに適用できることは言うまでもない。
よる素子寿命改善効果は波長1μm程度以下の全ての高
出力半導体レーザに適用できることは言うまでもない。
【0026】実施例6 図8は図7の実施例とほぼ同様の手法でリッジ埋め込み
構造の波長0.98μm帯の高出力エルビウム添加ファ
イバ増幅器用励起光源を作製した一例である。横幅狭窄
テーパ部の長さ250μm、レ−ザ出射端面部での活性
層幅0.6μm、その他の領域での活性層幅は3.0μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。埋め込
み構造101は公知の手法を用いて形成している。
構造の波長0.98μm帯の高出力エルビウム添加ファ
イバ増幅器用励起光源を作製した一例である。横幅狭窄
テーパ部の長さ250μm、レ−ザ出射端面部での活性
層幅0.6μm、その他の領域での活性層幅は3.0μ
mのとなるようにストライプテ−パ部を設ける。埋め込
み構造101は公知の手法を用いて形成している。
【0027】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値15〜20mA、発振効率0.7〜0.75W/
Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流400mA
において最高出力400mWを得、所謂CODによる素子の
急速劣化は全く観測されなかった。動作出力250mWで
のビーム広がり角度は水平約18度、垂直25度と両方
向とも狭い。出射端面での近視野像を観察したところ、
図に示す用に活性層位置から0.3μm離れたn型In
0.51Ga0.49Pバッファ層72に光強度の中心
が位置していることが解かった。この結果、活性層端面
近傍での過度の光吸収結による結晶破壊が素子劣化が防
止できた。素子の長期信頼性を70℃、150mWの条件
下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認し
た。本素子をモジュール化したところ、狭窄化されたビ
ームを反映してファイバへの平均結合損失1.5dBが得
られ、最高モジュール出力280mWを達成した。本素子
をエルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用い
ることにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認
した。
きい値15〜20mA、発振効率0.7〜0.75W/
Aと良好な発振特性を示した。また、動作電流400mA
において最高出力400mWを得、所謂CODによる素子の
急速劣化は全く観測されなかった。動作出力250mWで
のビーム広がり角度は水平約18度、垂直25度と両方
向とも狭い。出射端面での近視野像を観察したところ、
図に示す用に活性層位置から0.3μm離れたn型In
0.51Ga0.49Pバッファ層72に光強度の中心
が位置していることが解かった。この結果、活性層端面
近傍での過度の光吸収結による結晶破壊が素子劣化が防
止できた。素子の長期信頼性を70℃、150mWの条件
下で評価したところ20万時間以上の推定寿命を確認し
た。本素子をモジュール化したところ、狭窄化されたビ
ームを反映してファイバへの平均結合損失1.5dBが得
られ、最高モジュール出力280mWを達成した。本素子
をエルビウム添加ファイバ増幅器の励起光源として用い
ることにより、雑音強度の低い良好な光増幅特性を確認
した。
【0028】実施例7 図9は実施例1とほぼ同様の手法で波長1.55μm帯
で動作する半導体レ−ザ光増幅器を作製した例である。
で動作する半導体レ−ザ光増幅器を作製した例である。
【0029】図に示す様にn型(100)InP半導体
基板111上に公知の手法によりn型InPバッファ層
0.5μm112、n型InGaAsP下側光ガイド層
(組成波長1.15μm)0.05μm113、6.0
nm厚で0.45%の引っ張り歪を持つInGaAs
(組成波長1.60μm)を井戸層、10nm厚のIn
GaAsP(組成波長1.15μm)を障壁層とする6
周期の歪多重量子井戸活性層114、InGaAsP
(組成波長1.15μm)上側光ガイド層0.05μm
115、p型InPクラッド層1.9μm116、p型
InGaAsキャップ層0.2μm117を順次形成す
る。
基板111上に公知の手法によりn型InPバッファ層
0.5μm112、n型InGaAsP下側光ガイド層
(組成波長1.15μm)0.05μm113、6.0
nm厚で0.45%の引っ張り歪を持つInGaAs
(組成波長1.60μm)を井戸層、10nm厚のIn
GaAsP(組成波長1.15μm)を障壁層とする6
周期の歪多重量子井戸活性層114、InGaAsP
(組成波長1.15μm)上側光ガイド層0.05μm
115、p型InPクラッド層1.9μm116、p型
InGaAsキャップ層0.2μm117を順次形成す
る。
【0030】次に公知のレーザ作製法を用いて図に示す
ようなテ−パ−形状のリッジストライプ導波路を素子の
両端面に有するレーザ構造に加工する。ここで素子中央
のリッジの底面の幅は3.0μmであるがレーザ出射端
では1.0μmにまでテ−パ−状に狭窄化されている。
リッジ幅が漸次変化するテ−パ−領域長は150μm、
全素子長は700μmである。素子の両端面には反射率
0.05%の反射防止膜118を施した。
ようなテ−パ−形状のリッジストライプ導波路を素子の
両端面に有するレーザ構造に加工する。ここで素子中央
のリッジの底面の幅は3.0μmであるがレーザ出射端
では1.0μmにまでテ−パ−状に狭窄化されている。
リッジ幅が漸次変化するテ−パ−領域長は150μm、
全素子長は700μmである。素子の両端面には反射率
0.05%の反射防止膜118を施した。
【0031】作製した素子は室温、連続条件において、
印加電流100mAにおいてチップ利得25dBを得、
TE、TMモ−ド間の利得差は0.5dB以下と良好で
ある。また、飽和出力は10dBmであった。
印加電流100mAにおいてチップ利得25dBを得、
TE、TMモ−ド間の利得差は0.5dB以下と良好で
ある。また、飽和出力は10dBmであった。
【0032】一方、リッジ幅1.0μmの入/出射端面
でのビ−ムスポット径は約6μmと従来型に比べて4倍
に拡大された。この光増幅器とコア径10μmの単一モ
−ドファイバとの結合を行ったところ片端面当たりの結
合損失2dB以下を水平、垂直方向の位置決め精度±3
μmで実現した。
でのビ−ムスポット径は約6μmと従来型に比べて4倍
に拡大された。この光増幅器とコア径10μmの単一モ
−ドファイバとの結合を行ったところ片端面当たりの結
合損失2dB以下を水平、垂直方向の位置決め精度±3
μmで実現した。
【0033】実施例8 図10は実施例5と同様の手法で波長0.68μm帯の
高出力レーザを作製した一例である。素子構造は活性層
に発光波長0.68μmの歪InGaP/InGaAl
P多重量子井戸構造132、後端面に高反射膜133が
導入されている点以外は実施例5とほぼ同じである。
高出力レーザを作製した一例である。素子構造は活性層
に発光波長0.68μmの歪InGaP/InGaAl
P多重量子井戸構造132、後端面に高反射膜133が
導入されている点以外は実施例5とほぼ同じである。
【0034】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値25〜30mA、発振効率0.90〜0.95W
/Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件にお
いてもしきい値は50〜60mA、発振効率は0.75
〜0.80W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は5μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。これ
により、素子の端面破壊が発生する、光出力レベルは1
00mW以上であった。これを反映して、素子の長期信
頼性を70℃、50mWの条件下で評価したところ10
万時間以上の推定寿命を確認した。
きい値25〜30mA、発振効率0.90〜0.95W
/Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件にお
いてもしきい値は50〜60mA、発振効率は0.75
〜0.80W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は5μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。これ
により、素子の端面破壊が発生する、光出力レベルは1
00mW以上であった。これを反映して、素子の長期信
頼性を70℃、50mWの条件下で評価したところ10
万時間以上の推定寿命を確認した。
【0035】実施例9 図11は実施例5と同様の手法で波長0.78μm帯の
高出力レーザを作製した一例である。素子構造は活性層
に発光波長0.78μmのGaAs/AlGaAs多重
量子井戸構造142、後端面に高反射膜143が導入さ
れている点以外は実施例5とほぼ同じである。
高出力レーザを作製した一例である。素子構造は活性層
に発光波長0.78μmのGaAs/AlGaAs多重
量子井戸構造142、後端面に高反射膜143が導入さ
れている点以外は実施例5とほぼ同じである。
【0036】作製した素子は室温、連続条件においてし
きい値25〜30mA、発振効率0.80〜0.85W
/Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件にお
いてもしきい値は50〜60mA、発振効率は0.65
〜0.60W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は5μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。これ
により、素子の端面破壊が発生する、光出力レベルは2
00mW以上であった。これを反映して、素子の長期信
頼性を70℃、150mWの条件下で評価したところ1
0万時間以上の推定寿命を確認した。
きい値25〜30mA、発振効率0.80〜0.85W
/Aと良好な発振特性を示した。85℃の高温条件にお
いてもしきい値は50〜60mA、発振効率は0.65
〜0.60W/A程度と良好であった。また、リッジ幅
1.0μmの前端面からのレーザ出射ビ−ムのスポット
径は5μmと従来に比べて3倍以上に拡大された。これ
により、素子の端面破壊が発生する、光出力レベルは2
00mW以上であった。これを反映して、素子の長期信
頼性を70℃、150mWの条件下で評価したところ1
0万時間以上の推定寿命を確認した。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る半導体発光素子よれば、高
出力で光ファイバとの光結合が容易で且つ動作電流、動
作電圧の低く、且つ高速特性の優れた半導体レーザ、光
増幅器等の半導体光素子を極めて容易な手法で実現でき
る。本発明を用いれば、素子性能、歩留まりが飛躍的に
向上するだけでなく、この素子を適用した光通信システ
ムの低価格化、大容量化、長距離化を容易に実現でき
る。
出力で光ファイバとの光結合が容易で且つ動作電流、動
作電圧の低く、且つ高速特性の優れた半導体レーザ、光
増幅器等の半導体光素子を極めて容易な手法で実現でき
る。本発明を用いれば、素子性能、歩留まりが飛躍的に
向上するだけでなく、この素子を適用した光通信システ
ムの低価格化、大容量化、長距離化を容易に実現でき
る。
【図1】本発明の作用を説明するための図である。
【図2】本発明の作用を説明するための図である。
【図3】本発明の実施例を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例を説明するための図である。
【図6】本発明の実施例を説明するための図である。
【図7】本発明の実施例を説明するための図である。
【図8】本発明の実施例を説明するための図である。
【図9】本発明の実施例を説明するための図である。
【図10】本発明の実施例を説明するための図である。
【図11】本発明の実施例を説明するための図である。
1…活性層、11…n型(100)InP半導体基板、
12…n型InPバッファ層1.0μm、13…n型I
nGaAsP下側ガイド層、14…歪InGaAsP多
重量子井戸活性層、15…InGaAsP上側光ガイド
層、16…p型InPクラッド層、17…p型InGa
Asキャップ層、18…シリコン酸化膜、19…ポリイ
ミド樹脂、20…電極、21…高反射膜、22…低反射
膜、31…埋め込み構造、41…n型(100)InP
半導体基板、42…n型InPバッファ層、43…n型
InGaAsP下側ガイド層、44…歪InGaAsP
多重量子井戸活性層、45…InGaAsP上側光ガイ
ド層、46…λ/4位相シフト回折格子、47…p型I
nPクラッド層、48…p型InGaAsキャップ層、
49…低反射膜、61…1.3μm歪InGaAsP多
重量子井戸構造、62…高反射膜、71…n型(10
0)GaAs半導体基板、72…n型In0.51Ga
0.49Pバッファ層、73…単一量子井戸活性層、7
4…p型In0.51Ga0.49P第一クラッド層、
75…GaAsエッチング停止層、76…p型In0.
51Ga0.49P第二クラッド層、77…p型GaA
sキャップ層、88…シリコン酸化膜、89…ポリイミ
ド樹脂、90…電極、101…埋め込み構造、111…
n型(100)InP半導体基板、112…n型InP
バッファ層、113…n型InGaAsP下側光ガイド
層、114…引っ張り歪InGaAs多重量子井戸活性
層、115…InGaAsP上側光ガイド層、116…
p型InPクラッド層、117…p型InGaAsキャ
ップ層、131…n型(100)GaAs半導体基板、
132…歪InGaP/InGaAlP多重量子井戸構
造、133…高反射膜、141…n型(100)GaA
s半導体基板、142…GaAs/AlGaAs多重量
子井戸構造、143…高反射膜。
12…n型InPバッファ層1.0μm、13…n型I
nGaAsP下側ガイド層、14…歪InGaAsP多
重量子井戸活性層、15…InGaAsP上側光ガイド
層、16…p型InPクラッド層、17…p型InGa
Asキャップ層、18…シリコン酸化膜、19…ポリイ
ミド樹脂、20…電極、21…高反射膜、22…低反射
膜、31…埋め込み構造、41…n型(100)InP
半導体基板、42…n型InPバッファ層、43…n型
InGaAsP下側ガイド層、44…歪InGaAsP
多重量子井戸活性層、45…InGaAsP上側光ガイ
ド層、46…λ/4位相シフト回折格子、47…p型I
nPクラッド層、48…p型InGaAsキャップ層、
49…低反射膜、61…1.3μm歪InGaAsP多
重量子井戸構造、62…高反射膜、71…n型(10
0)GaAs半導体基板、72…n型In0.51Ga
0.49Pバッファ層、73…単一量子井戸活性層、7
4…p型In0.51Ga0.49P第一クラッド層、
75…GaAsエッチング停止層、76…p型In0.
51Ga0.49P第二クラッド層、77…p型GaA
sキャップ層、88…シリコン酸化膜、89…ポリイミ
ド樹脂、90…電極、101…埋め込み構造、111…
n型(100)InP半導体基板、112…n型InP
バッファ層、113…n型InGaAsP下側光ガイド
層、114…引っ張り歪InGaAs多重量子井戸活性
層、115…InGaAsP上側光ガイド層、116…
p型InPクラッド層、117…p型InGaAsキャ
ップ層、131…n型(100)GaAs半導体基板、
132…歪InGaP/InGaAlP多重量子井戸構
造、133…高反射膜、141…n型(100)GaA
s半導体基板、142…GaAs/AlGaAs多重量
子井戸構造、143…高反射膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐川 みすず 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 平本 清久 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 魚見 和久 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内
Claims (15)
- 【請求項1】半導体基板上に第1のコア層とこれよりも
広バンドギャップで低屈折率な材料からなるクラッド層
を第1のコア層の両側に有する半導体光素子において、
導波路の横幅が光軸方向でテ−パ状に滑らかに変調され
ており、光の入射端または出射端もしくはその両部で導
波路の横幅が横モ−ドが単一となるカットオフ幅よりも
狭く設定され、且つその他の導波路の領域では横幅が横
モ−ドが単一となるカットオフ幅よりも広く設定されて
いることを特徴とする半導体光素子。 - 【請求項2】基板上に第1のコア層とこれよりも低屈折
率材料からなるクラッド層を第1のコア層の両側に有す
る半導体光素子において、導波路の横幅が光軸方向でテ
−パ状に滑らかに変調されていおり、光の入射端または
出射端もしくはその両部で導波路の横幅が0.2〜2μ
mであり、且つその他の導波路の領域では横幅が2〜1
0μmであることを特徴とする半導体光素子。 - 【請求項3】上記導波路がリッジ装荷型であることを特
徴とする請求項1又は2記載の半導体光素子。 - 【請求項4】光の入力端、出力端での導波光の強度分布
のピ−ク位置が第1のコア層の位置になく、基板側にシ
フトしていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の半導体光素子。 - 【請求項5】リッジ両側の側壁が(111)A、または
(01−1)結晶面であることを特徴とする請求項1乃
至4のいずれかに記載の半導体光素子。 - 【請求項6】上記光素子が半導体レ−ザであることを特
徴とする請求項1又は2記載の半導体光素子。 - 【請求項7】発振波長が1.2μm以下であることを特
徴とする請求項6記載の半導体素子。 - 【請求項8】出射ビームの広がり角が水平、垂直方向と
も20度以下であることを特徴とする請求項6記載の半
導体光素子。 - 【請求項9】回折格子が少なくとも導波路中の一部分に
形成されていることを特徴とする請求項6記載の半導体
光素子。 - 【請求項10】上記光素子が半導体レーザ増幅器である
ことを特徴とする請求項1又は2記載の半導体光素子。 - 【請求項11】発振波長が1.2μm以下であることを
特徴とする請求項10記載の半導体光素子。 - 【請求項12】出射ビームの広がり角が水平、垂直方向
とも20度以下であることを特徴とする請求項10記載
の半導体光素子。 - 【請求項13】回折格子が少なくとも導波路中の一部分
に形成されていることを特徴とする請求項10記載の半
導体光素子。 - 【請求項14】請求項1又は2に記載の半導体光素子を
用いた光通信用モジュール。 - 【請求項15】請求項14に記載の光通信用モジュール
を用いた光通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13318095A JPH08330671A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 半導体光素子 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13318095A JPH08330671A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 半導体光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08330671A true JPH08330671A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15098559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13318095A Pending JPH08330671A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 半導体光素子 |
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JP (1) | JPH08330671A (ja) |
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- 1995-05-31 JP JP13318095A patent/JPH08330671A/ja active Pending
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