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JPH08197743A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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Publication number
JPH08197743A
JPH08197743A JP1110395A JP1110395A JPH08197743A JP H08197743 A JPH08197743 A JP H08197743A JP 1110395 A JP1110395 A JP 1110395A JP 1110395 A JP1110395 A JP 1110395A JP H08197743 A JPH08197743 A JP H08197743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
chamber
ink chamber
sub
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1110395A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Akema
滋 明間
Yoshiki Nagasaki
良樹 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP1110395A priority Critical patent/JPH08197743A/ja
Publication of JPH08197743A publication Critical patent/JPH08197743A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】インクジェットプリンタなどにおいてインク残
量を検知できるようにしたインクカートリッジに関し、
簡単な構造でインク残量を検知できるようにして大幅な
コストダウンが可能であり、しかも途中着脱等によって
供給インクに気泡混入が発生しても印字動作に影響しな
いインクカートリッジを提供することを目的とする。 【構成】インクを吸収保持するインク吸収体53が充填
されていて大気に通じる通気孔54が上部に穿設された
主インク室51と、外壁に透明部59が形成されて上記
主インク室51と下端部付近どうしで連通孔56を介し
て連通し、インクジェットヘッド4にインクを送り出す
ためのインク供給孔58が床部に形成されてそれ以外の
部分が密閉された副インク室52とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクジェットプリ
ンタなどにおいてインク残量を検知できるようにしたイ
ンクカートリッジに関する。
【0002】インクジェットプリンタ等では、使用中に
インクカートリッジ中のインクが無くなると、突然印字
不能の状態になってしまう。したがって、インク残量が
少なくなってきたらその状態を使用者に知らせて、イン
ク切れが起きる前にインクカートリッジを交換する必要
がある。
【0003】
【従来の技術】そこで従来は、インクカートリッジ内に
複数本の電極を設置してそこに電圧を印加し、インクが
減って気泡が混入することにより変化する電極間の電位
差を検出している。
【0004】ただし、電極に普通に電圧を印加するとイ
ンクが加水分解を起こしたり変質する等、インクに悪影
響を及ぼすおそれがあるので、断続的にパルス電圧を印
加するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのようなパ
ルス電圧を印加するためには、プリンタ本体等にそのた
めのパルス発生回路を設ける必要があるので、コントロ
ーラ等が複雑化してコスト高になる欠点がある。
【0006】また、インクが十分に残っているカートリ
ッジを何かの都合等で取り外すと、その際にカートリッ
ジ内に入った気泡が次にそのカートリッジを取り付けた
ときに供給インクに混入し、残量検知回路の誤作動を誘
発するので、新品のカートリッジを使用せざるを得なく
なる等の問題がある。
【0007】そこで本発明は、簡単な構造でインク残量
を検知できるようにして大幅なコストダウンが可能であ
り、しかも途中着脱等によって供給インクに気泡混入が
発生しても印字動作に影響しないインクカートリッジを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクカートリッジは、実施例を説明する
図1に示されるように、インクを吸収保持するインク吸
収体が充填されていて大気に通じる通気孔が上部に穿設
された主インク室と、外壁に透明部が形成されて上記主
インク室と下端部付近どうしで連通孔を介して連通し、
インクジェットヘッドにインクを送り出すためのインク
供給口が床部に形成されてそれ以外の部分が密閉された
副インク室とを設けたことを特徴とする。
【0009】なお、上記副インク室に形成された透明部
の内表面に対する上記インクの接触角が30°以上であ
るのがよく、上記主インク室と副インク室とを連通させ
る連通孔にメッシュフィルタが取り付けられているのが
よい。
【0010】
【作用】カートリッジ内のインクが消費されても、まだ
主インク室内にインクが残っている間は、インク供給口
からインクジェットヘッドにインクが吸い出されると、
上部に通気孔があいている主インク室内のインク吸収体
からインクが供給されて、副インク室内のインクは減少
しない。
【0011】主インク室内のインクが無くなると、副イ
ンク室内のインクがインク供給口から吸い出され、それ
に伴って空気が主インク室側から連通孔を通って副イン
ク室内に入り、副インク室の上部に次第に溜まる。
【0012】その結果、副インク室内のインク面が次第
に下がり、その状態が透明な外壁部分を通して外から観
察できるので、インクがなくなる前のインク残量を視覚
的に検知することができる。副インク室に形成された透
明部の内表面に対するインクの接触角が30°以上であ
れば、インク面を外側から容易に視認することができ
る。
【0013】インクは、主インク室にインクが有るとき
は主インク室内のインク吸収体によって負圧保持され、
主インクタンク内のインクがなくなると、主インク室と
副インク室とを連通させる連通孔に取り付けられたメッ
シュフィルタによるメニスカスによって負圧保持され
る。
【0014】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図3は、
インクジェットプリンタの印字部を示しており、プラテ
ン1に対して平行に配置されたステーシャフト2に沿っ
て、キャリッジ3が往復駆動される。
【0015】キャリッジ3には、ノズル面をプラテン1
側に向けてインクジェットヘッド4が取り付けられてい
て、インクジェットヘッド4に供給するためのインクを
貯留したインクカートリッジ5が、インクジェットヘッ
ド4の上に着脱自在に取り付けられている。6は、イン
クカートリッジ5をキャリッジ3に固定するレバー、7
は、インクジェットヘッド4に信号を伝送するためのフ
レキシブルケーブルである。
【0016】図1は、インクジェットヘッド4からイン
クカートリッジ5が取り外された状態を示している。4
1は、ノズル42からインク滴を吐出させるためのイン
ク吐出機構部であり、インクジェットヘッド4の上面に
突設されたインク供給管43とインク供給路44を介し
て連通している。
【0017】図2は、インクカートリッジ5を分解して
図示しており、インクカートリッジ5については、図1
と図2を参照して説明する。インクカートリッジ5は、
大きな主インク室51と、その主インク室51と幅と高
さが同じで厚みが遙に薄い副インク室52とによって形
成されている。
【0018】主インク室51内には、インクを吸収保持
するための多孔質部材からなるインク吸収体53が充填
されていて、外部の大気に連通する通気孔54が穿設さ
れた上面壁との間に僅かに空間が形成されている。
【0019】副インク室52は、インクジェットヘッド
4によって最低限1頁以上の印字を行えるように、少な
くとも0.1ccの内容積を有しており、主インク室5
1と下端部付近どうしで連通孔56を介して連通してい
る。
【0020】その連通孔56には、メッシュフィルタ5
7が取り付けられている。このメッシュフィルタ57
は、主インク室51内のインクが無くなって副インク室
52内にだけインクが残っている状態のときに、インク
ジェットヘッド4側に吸い出されるインクに対して、イ
ンクが残っているときにインク吸収体53で発生する負
圧と同等の負圧が生じる程度のメニスカスを形成するよ
う、#30〜#800の範囲の適当な粗さのメッシュ用
いられている。なお、同程度のメニスカスを形成できる
部材であれば、メッシュフィルタ57に代えてどのよう
なものを用いてもよい。
【0021】副インク室52の床面には、インクジェッ
トヘッド4のインク供給管43が差し込まれるインク供
給口58が穿設されていて、副インク室52の他の部分
は、完全に密閉されている。
【0022】インク供給口58にインク供給管43を差
し込んだ状態でインク吐出機構41を駆動すると、イン
クがインクカートリッジ5から吸い出されて、インク供
給口58を通ってインクジェットヘッド4に供給され
る。
【0023】そのインク供給口58の内側には、インク
供給管43の外面に密着してシールをするOリング61
と、内側からインク供給口58を塞ぐように圧縮コイル
スプリング63で付勢されていて、インク供給管43が
差し込まれると開く弁体64が、筒体60内に収容され
て配置されている。
【0024】筒体60の上端部分は、内側に次第にすぼ
まるようなテーパ状に形成されていて、連通孔56より
高い位置に配置されている。したがって、主インク室5
1内のインクが無くなって連通孔56から副インク室5
2内に空気が吸い込まれても、気泡はインク供給口58
側に行かず副インク室52内で上方に浮上する。
【0025】プリンタ装置の前面側に露出する副インク
室52の外壁には、例えば透明なプラスチック材からな
る縦長の透明部59が形成されていて、この透明部59
を通して外部から副インク室52内のインク面を視認す
ることができる。
【0026】ただし、透明部59の内表面に対する副イ
ンク室52内のインク100の接触角が30°以上ない
と、インク面の視認が容易でない場合があるので、透明
部59にインクの接触角が30°以上になる材料が用い
られている。ただし、透明部59の内表面にインクの接
触角が30°以上になる撥水処理等を施してもよい。
【0027】透明部59は、副インク室52の下端近く
から上端近くに達しており、その間に適宜の間隔で目盛
りが付けられている。したがって、インク面がどの目盛
り位置にあるかを見ることによって、副インク室52内
のインク残量を正確に検知することができる。
【0028】このように構成された装置においては、初
めに、主インク室51内のインク吸収体53に可能な限
りインクを吸収させ、副インク室52内には、空気が残
らないようにインクを充填しておく。
【0029】そして、使用によってインクカートリッジ
5内のインクが消費され、主インク室51内にインクが
残っている間は、インク供給口58からインクジェット
ヘッド4にインクが吸い出されると、上部に通気孔54
があいている主インク室51内のインク吸収体53から
インクが供給されて、副インク室52内のインクは減少
しない。
【0030】主インク室51内のインクが無くなると、
副インク室52内のインクがインク供給口58から吸い
出され、それに伴って空気が主インク室51側から連通
孔56を通って副インク室52内に入り、副インク室5
2の上部に次第に溜まる。インクは、メッシュフィルタ
57によるメニスカスによって負圧保持される。
【0031】その結果、副インク室52内のインク面が
次第に下がり、その状態が透明部59を通して外から観
察できるので、インクがなくなる前のインク残量を視覚
的に検知することができる。
【0032】インクカートリッジ5にインクが残ってい
る状態でインクカートリッジ5をインクジェットヘッド
4から取り外して、再装着すると、気泡がインク供給口
58から副インク室52内に入るが、その気泡は副イン
ク室52内の上部に滞留するので、インクジェットヘッ
ド4側に吸い出されず、ドット欠け等の不都合が発生し
ない。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、主インク室内のインク
が無くなると、その後は副インク室内のインクが吸い出
されて副インク室内のインク面が次第に下がり、その状
態を透明部分を通して外から観察することによりインク
残量を視覚的に検知することができる。
【0034】したがって、極めて簡単な構造によりイン
ク残量を検知することができて大幅なコストダウンが可
能であり、しかも、カートリッジを途中着脱等してもイ
ンクジェットヘッドへの供給インク中に気泡混入が発生
しない。
【0035】また、副インク室に形成された透明部の内
表面に対するインクの接触角を30°以上にすることに
より、インク面を外側から容易に視認することができ、
主インク室内のインクがなくなったときは、副インク室
との間の連通孔に取り付けられたメッシュフィルタによ
るメニスカスによってインクを負圧保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面断面図である。
【図2】実施例の分解斜視図である。
【図3】実施例の使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
4 インクジェットヘッド 51 主インク室 52 副インク室 53 インク吸収体 54 通気孔 56 連通孔 58 インク供給口 59 透明部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを吸収保持するインク吸収体が充填
    されていて大気に通じる通気孔が上部に穿設された主イ
    ンク室と、 外壁に透明部が形成されて上記主インク室と下端部付近
    どうしで連通孔を介して連通し、インクジェットヘッド
    にインクを送り出すためのインク供給口が床部に形成さ
    れてそれ以外の部分が密閉された副インク室とを設けた
    ことを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】上記副インク室に形成された透明部の内表
    面に対する上記インクの接触角が30°以上である請求
    項1記載のインクカートリッジ。
  3. 【請求項3】上記主インク室と副インク室とを連通させ
    る連通孔にメッシュフィルタが取り付けられている請求
    項1又は2記載のインクカートリッジ。
JP1110395A 1995-01-27 1995-01-27 インクカートリッジ Withdrawn JPH08197743A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20020402