JPH08112512A - 気体処理装置 - Google Patents
気体処理装置Info
- Publication number
- JPH08112512A JPH08112512A JP6250294A JP25029494A JPH08112512A JP H08112512 A JPH08112512 A JP H08112512A JP 6250294 A JP6250294 A JP 6250294A JP 25029494 A JP25029494 A JP 25029494A JP H08112512 A JPH08112512 A JP H08112512A
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Abstract
簡略化を図る。 【構成】 被処理気体Gを通風する吸着域aと、高温再
生用気体Hを通風する脱着域b)とを備え、吸着手段m
を前記吸着域aに位置させて被処理気体G中の吸着対象
物に対し吸着作用させる吸着行程と、吸着作用済の吸着
手段mを前記脱着域bに位置させて高温再生用気体Hに
よる吸着物脱着により再生する脱着行程とを並行実施す
る構成とした気体処理装置NIおいて、前記吸着域aを
通過した処理済気体G’の一部を前記脱着域bに送る分
流路xと、その分流路xにより前記脱着域bに送る処理
済気体G’を加熱する加熱手段HTとを設けてある。
Description
る塗料溶剤含有空気から塗料溶剤分を分離除去するなど
に用いる気体処理装置に関し、詳しくは、被処理気体を
通風する吸着域と、高温再生用気体を通風する脱着域と
を備え、吸着手段を吸着域に位置させて被処理気体中の
吸着対象物に対し吸着作用させる吸着行程と、吸着作用
済の吸着手段を脱着域に位置させて高温再生用気体によ
る吸着物脱着により再生する脱着行程とを並行実施する
構成とした気体処理装置に関する。
成を示し、Rは活性炭等を主材とする吸着体m’を装備
した通風ロータであり、この通風ロータRの回転域は、
被処理気体Gを通風する吸着域aと高温再生用気体Hを
通風する脱着域bとに区分し、通風ロータRをこれら吸
着域aと脱着域bとに跨がらせた状態で回転させること
により、吸着域aでは吸着体m’を被処理気体G中の吸
着対象物(すなわち除去対象物)に対し吸着作用させ、
これに並行して、脱着域bでは先の吸着域通過過程で吸
着作用した吸着体m’を高温再生用気体Hによる吸着物
脱着により再生する構成としてある。
処理気体Gを供給するとともに、吸着域bを通過した処
理済気体G’はその全量を風路goを介して屋外に排出
するなど所定の送出箇所に送り、一方、脱着域bについ
ては、外気導入風路oiを介して屋外から取り入れた空
気(外気)OAをフィルタFIにより浄化し、かつ、加
熱手段HTにより加熱して、この加熱空気を高温再生用
気体Hとして風路hiを介し脱着域bに供給し、また、
脱着域bを通過した脱着作用済気体H’は風路hoを介
して焼却処理等の後処理行程に送る構成としてある。
来装置では、高温再生用気体Hに含まれる塵埃等により
通風ロータRにおける吸着体通風部が目詰まりして処理
機能が低下することを防止するため導入外気OAに対す
るフィルタFIが必要で、また、外気導入風路oiとし
てのダクトの施設も必要であることから、全体装置構成
が大型で複雑になるとともに装置コストが高く付く問題
があった。
つ、脱着作用済気体H’についても後処理の上、屋外に
排出する場合では、全体としての屋外への排気量が大量
となって近隣に影響を与える問題があり、さらには、加
熱手段HTから脱着域bへ高温再生用気体Hを送る風路
hiでの放熱による装置熱損失が大きいといった問題も
あった。
りである。
給構成を合理的なものとすることにより、全体装置構成
の小型・簡略化を図り、また、処理済気体及び脱着作用
済気体をともに屋外に排出する場合については屋外排気
量の少量化を合わせ図る点にある。
に抑止するとともに、装置構成のコンパクト化を図る点
にある。
を通風する吸着域と、高温再生用気体を通風する脱着域
とを備え、吸着手段を前記吸着域に位置させて被処理気
体中の吸着対象物に対し吸着作用させる吸着行程と、吸
着作用済の吸着手段を前記脱着域に位置させて高温再生
用気体による吸着物脱着により再生する脱着行程とを並
行実施する装置構成において、前記吸着域を通過した処
理済気体の一部を前記脱着域に送る分流路と、その分流
路により前記脱着域に送る処理済気体を加熱する加熱手
段とを設けたことにある。
は、上記第1特徴構成の実施において好適な構成を特定
するものであり、前記吸着域及び前記脱着域を内装する
装置ケーシングの内部に、前記分流路及び前記加熱手段
を配置したことにある。
脱着行程との並行実施において、吸着域を通過した処理
済気体の一部を分流して加熱手段により加熱し、この加
熱分流気体を高温再生用気体として分流路を介し脱着域
に送る。
は、吸着域及び脱着域を内装する装置ケーシングの内部
に、上記の分流路及び加熱手段を配置することにより、
装置ケーシングによる遮熱をもって分流路から装置外へ
の放熱を抑止し、また、分流路及び加熱手段を装置ケー
シング外に別置するに比べ装置構成をコンパクトなもの
とする。
ば、吸着域での吸着処理により浄化された処理済気体の
一部を加熱の上、高温再生用気体として脱着域に送るか
ら、その高温再生用気体に対する別途の浄化処理が不要
となって先述の従来装置の如きフィルタの装備を不要に
でき、また、外気導入路としてのダクトの施設も不要と
なり、これにより、全体装置構成を小型・簡略化し得る
とともに、装置コストを安価にし得る。
再生用気体の一部として併用する形態を採るにしても、
従来装置に比べ装備フィルタを小型にし得るとともに、
外気導入路としてのダクトも小径のものですみ、やはり
全体装置構成の小型・簡略化、及び、装置コストの低減
を達成できる。
ともに屋外に排出する場合については、処理済気体の一
部を高温再生用気体として使用することから、従来装置
に比べ屋外への総排気量を少量化でき、これにより、近
隣への影響を緩和できる。
構成によれば、装置外への放熱による装置熱損失を抑止
できて、運転経費を節減し得るとともに省エネを達成で
き、また、装置構成を外部風路の少ないコンパクトなも
のとし得ることで設置性を向上し得る。
状の吸着カセットzを周方向に並設して装置ケーシング
Kに内装した通風ロータであり、吸着カセットzの周壁
部には吸着手段として、繊維状や粒状の活性炭を充填し
た通気性のマット状吸着体mを装着してある。
域b、並びに、それら吸着域aと脱着域bとの境部に位
置する二箇所の抽気域cに区分し、通風ロータRの一端
面側においては、脱着域bに対し脱着側排気風路hoを
連通させ、また、通風ロータRの他端面側においては脱
着域bに対し短尺風路xを連通させるとともに、各抽気
域cに対し循環風路sを連通させてある。
タRの一端面側に位置する空間部分kiと他端面側に位
置する空間部分koとに区画し、通風ロータRの一端面
側に位置する空間部分kiには吸着側給気風路giを連
通させ、通風ロータRの他端面側に位置する空間部分k
oには吸着側排気風路goを連通させてある。
気風路giに連通させ、前記短尺風路xの他端は通風ロ
ータRの他端面側に位置するケーシング内空間部分ko
に開口させ、また、この短尺風路xには電気ヒータや蒸
気ヒータ等の加熱器HTを介装してある。
Rを回転させながら、吸着側給気風路giを介しファン
faにより被処理気体Gをロータ一端面側のケーシング
内空間部分kiに供給することにより、被処理気体Gを
吸着域aに供給して吸着域aに位置する吸着カセットz
のマット状吸着体mに通風し、この通風過程で被処理気
体G中の吸着対象物をマット状吸着体mに吸着させて被
処理気体Gを浄化処理する。
シング内空間部分koに送出される処理済気体G’は、
その一部を短尺風路xを介し、また、加熱器HTにより
加熱した上で脱着域bに供給し、これにより、この加熱
気体を高温再生用気体Hとして脱着域bに位置する吸着
カセットzのマット状吸着体m(すなわち、ロータ回転
による吸着域通過過程で吸着作用したマット状吸着体
m)に通風することで、吸着作用済のマット状吸着体m
における吸着物を脱着させてマット状吸着体mを再生処
理する。
カセットzの各々を吸着域aと脱着域bとに交互に位置
させながら、吸着域aでの吸着による被処理気体Gの浄
化処理と脱着域bでの脱着によるマット状吸着体mの再
生処理とを連続的に並行実施する。
ケーシング内空間部分kiに供給した被処理気体Gの一
部を供給して、この被処理気体Gを各抽気域cに位置す
る吸着カセットzのマット状吸着体mに通過させるが、
抽気域cでは高温域である隣接脱着域bからの熱的影響
のため吸着による被処理気体Gを浄化処理が効率的に行
われないことから、これら抽気域cを通過した気体は再
処理を行うべくファンfcにより循環風路sを介して吸
着側給気風路giに戻す。
処理が効率的に行われない脱着域bの両隣接位置に、こ
のような抽気域cを設けて、これら抽気域cを通過した
被処理気体Gについては再処理を施すようにすること
で、処理済気体G’としてロータ他端面側のケーシング
内空間部分koに送出される気体の清浄度を高める。
のケーシング内空間部分koに送出された処理済気体
G’のうち、短尺風路xに分流したのちの残りのものは
屋外に排気する等、吸着側排気風路goを介して所定の
排気箇所へ送り、また、脱着域bを通過した脱着作用済
気体H’(すなわち、脱着した吸着物を含む気体)は、
脱着側排気風路hoを介してファンfbにより焼却処理
等の後処理行程に送り、その後、屋外に排気する等、所
定の排気箇所へ送る。
路xが、吸着域aを通過した処理済気体G’の一部を脱
着域bに送る分流路を構成し、短尺風路xに介装した加
熱器HTが、分流路により脱着域bに送る処理済気体
G’を加熱する加熱手段を構成し、そして、これら分流
路及び加熱手段は、吸着域a及び脱着域bを内装する装
置ケーシングKの内部に配置した構成としてある。
用するに代えて、例えば活性炭等の吸着材を主材として
構成した通気性のブロック状体を用いる等、種々の材質
・構造のものを採用できる。
手段、及び、吸着域aで吸着作用した吸着手段mを脱着
域bに位置させる手段は、種々の構成のものを採用で
き、前記の如き回転ロータRに限定されるものではな
い。
と脱着による吸着手段mの再生とを連続的に並行実施す
るに、前述の実施例の如く、吸着域aで吸着作用した吸
着手段mを脱着域bに移送するに伴い、脱着域bで吸着
物脱着させた吸着手段mを吸着域aに移送する形態に代
え、二つの通風域の夫々に吸着手段mを固定した状態
で、風路の切換により、これら二つの通風域を背反的に
吸着域aと脱着域bとに相互域変更する形態を採用して
もよい。
の一部を脱着域bに送る分流路の具体的風路構造は種々
の構成変更が可能であり、場合によっては、この分流路
や加熱手段を装置ケーシングKの外部に配置する構成を
採ってもよい。
ら排出される塗料溶剤含有空気(すなわち、含有塗料溶
剤を吸着による除去対象物とするもの)に限らず、吸着
手段mによる含有物の吸着が可能な気体であれば、各種
分野における種々の用途の気体を対象とすることができ
る。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (2)
- 【請求項1】 被処理気体(G)を通風する吸着域
(a)と、高温再生用気体(H)を通風する脱着域
(b)とを備え、 吸着手段(m)を前記吸着域(a)に位置させて被処理
気体(G)中の吸着対象物に対し吸着作用させる吸着行
程と、吸着作用済の吸着手段(m)を前記脱着域(b)
に位置させて高温再生用気体(H)による吸着物脱着に
より再生する脱着行程とを並行実施する構成とした気体
処理装置であって、 前記吸着域(a)を通過した処理済気体(G’)の一部
を前記脱着域(b)に送る分流路(x)と、その分流路
(x)により前記脱着域(b)に送る処理済気体
(G’)を加熱する加熱手段(HT)とを設けた気体処
理装置。 - 【請求項2】 前記吸着域(a)及び前記脱着域(b)
を内装する装置ケーシング(K)の内部に、前記分流路
(x)及び前記加熱手段(HT)を配置した請求項1記
載の気体処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250294A JPH08112512A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 気体処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6250294A JPH08112512A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 気体処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08112512A true JPH08112512A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17205771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6250294A Pending JPH08112512A (ja) | 1994-10-17 | 1994-10-17 | 気体処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08112512A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100382870B1 (ko) * | 1999-10-29 | 2003-05-09 | 가부시키가이샤 다이키샤 | 회전형 흡탈착식 가스 처리장치 |
KR101678177B1 (ko) * | 2015-05-12 | 2016-11-21 | (주) 세츠 | 대용량 휘발성 가스 처리장치 |
CN109731439A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-10 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种风道回转式吸附处理装置 |
CN113058385A (zh) * | 2020-01-02 | 2021-07-02 | 霓佳斯株式会社 | 气体浓缩装置用的壳体以及气体浓缩装置 |
CN114917721A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-19 | 河北金利康科技集团有限公司 | 一种医用制氧装置吸附塔 |
-
1994
- 1994-10-17 JP JP6250294A patent/JPH08112512A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100382870B1 (ko) * | 1999-10-29 | 2003-05-09 | 가부시키가이샤 다이키샤 | 회전형 흡탈착식 가스 처리장치 |
KR101678177B1 (ko) * | 2015-05-12 | 2016-11-21 | (주) 세츠 | 대용량 휘발성 가스 처리장치 |
CN109731439A (zh) * | 2019-03-12 | 2019-05-10 | 上海锅炉厂有限公司 | 一种风道回转式吸附处理装置 |
CN113058385A (zh) * | 2020-01-02 | 2021-07-02 | 霓佳斯株式会社 | 气体浓缩装置用的壳体以及气体浓缩装置 |
CN114917721A (zh) * | 2022-06-28 | 2022-08-19 | 河北金利康科技集团有限公司 | 一种医用制氧装置吸附塔 |
CN114917721B (zh) * | 2022-06-28 | 2023-09-22 | 河北金利康科技集团有限公司 | 一种医用制氧装置吸附塔 |
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