JPH07296628A - 照明器具 - Google Patents
照明器具Info
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- JPH07296628A JPH07296628A JP6092627A JP9262794A JPH07296628A JP H07296628 A JPH07296628 A JP H07296628A JP 6092627 A JP6092627 A JP 6092627A JP 9262794 A JP9262794 A JP 9262794A JP H07296628 A JPH07296628 A JP H07296628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflector
- main body
- side plate
- plate portion
- lighting device
- Prior art date
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- Pending
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- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、器具本体の薄型化を損なうこ
となく、側板部に作用する外力による損傷を簡単な構造
で少なくできる照明器具を得ることにある。 【構成】器具本体21が四角状の本体主部31を有し、この
主部31の一対の側縁から下側に夫々設けられた反射板取
付け縁部32,33 に、これらに渡る反射体22を連結すると
ともに、この反射体22の内側に断面V字状の反射板71を
取付け、かつ、本体主部31の他の一対の側縁から下方に
直角に折り曲げられた側板部34の内側に、これと反射体
22との間に位置される点灯装置23を設けた天井埋め込み
形照明器具を前提とする。反射体取付け縁部32,33 の長
手方向の端面32c,33c を、側板部34の端部内面に間近に
近接ないしは接触させて、反射体取付け縁部32,33 をそ
の内側から両端支持して、側板部34に作用する外力で点
灯装置24および反射体22が変形破損しないようにしたこ
とを特徴としている。
となく、側板部に作用する外力による損傷を簡単な構造
で少なくできる照明器具を得ることにある。 【構成】器具本体21が四角状の本体主部31を有し、この
主部31の一対の側縁から下側に夫々設けられた反射板取
付け縁部32,33 に、これらに渡る反射体22を連結すると
ともに、この反射体22の内側に断面V字状の反射板71を
取付け、かつ、本体主部31の他の一対の側縁から下方に
直角に折り曲げられた側板部34の内側に、これと反射体
22との間に位置される点灯装置23を設けた天井埋め込み
形照明器具を前提とする。反射体取付け縁部32,33 の長
手方向の端面32c,33c を、側板部34の端部内面に間近に
近接ないしは接触させて、反射体取付け縁部32,33 をそ
の内側から両端支持して、側板部34に作用する外力で点
灯装置24および反射体22が変形破損しないようにしたこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井に埋め込んで使用
される照明器具に関する。
される照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】天井埋め込み形の照明器具において、そ
の全高(上下方向の厚み)を小さくするための技術は、
実公平4−9691号公報で知られている。図10は前
記公報に記載された照明器具の断面図であって、1は四
角状をなす器具本体、2は器具本体1の下側に取付け配
置された反射板、3はランプ、4は補助反射板、5は点
灯装置としての安定器である。
の全高(上下方向の厚み)を小さくするための技術は、
実公平4−9691号公報で知られている。図10は前
記公報に記載された照明器具の断面図であって、1は四
角状をなす器具本体、2は器具本体1の下側に取付け配
置された反射板、3はランプ、4は補助反射板、5は点
灯装置としての安定器である。
【0003】器具本体1は、その一対の側縁に、これに
連なって下方へ略直角に折り曲げられた側板部1aを有
し、これと反射板2との間の空間を利用して、そこに安
定器5を配設することにより、安定器5と反射板2との
図10中Aで示す上下方向ラップ寸法に応じて、器具の
全高を小さくできる。この構成では、安定器5の下側周
囲部分は開口6され、この開口6から安定器5を通り、
さらに器具本体1の天板部に開口した放熱孔7を通る放
熱経路を形成できるから、ランプ3の熱が安定器5に悪
影響を及ぼさないことと相俟って、安定器5からの放熱
効率がよい。
連なって下方へ略直角に折り曲げられた側板部1aを有
し、これと反射板2との間の空間を利用して、そこに安
定器5を配設することにより、安定器5と反射板2との
図10中Aで示す上下方向ラップ寸法に応じて、器具の
全高を小さくできる。この構成では、安定器5の下側周
囲部分は開口6され、この開口6から安定器5を通り、
さらに器具本体1の天板部に開口した放熱孔7を通る放
熱経路を形成できるから、ランプ3の熱が安定器5に悪
影響を及ぼさないことと相俟って、安定器5からの放熱
効率がよい。
【0004】また、反射板2はその下部が拡開して開放
された下面開放形であり、この反射板2に対して断面V
字状の補助反射板4は各ランプ3間に、反射板2の穴8
を覆い隠して設けられているとともに、これと反射板2
との間にランプ3の熱を対流させる隙間9を設けてい
る。それにより、ランプ3の熱を、隙間9から穴8を経
て放熱孔7に通して、前記安定器5の放熱経路とは別経
路で器具外に排出するようになっている。
された下面開放形であり、この反射板2に対して断面V
字状の補助反射板4は各ランプ3間に、反射板2の穴8
を覆い隠して設けられているとともに、これと反射板2
との間にランプ3の熱を対流させる隙間9を設けてい
る。それにより、ランプ3の熱を、隙間9から穴8を経
て放熱孔7に通して、前記安定器5の放熱経路とは別経
路で器具外に排出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記公報の技
術においては、器具本体1の側板部1aをその内面側か
ら支持する構成がないため、輸送時に落下した場合や天
井への取付け施工の際等に側板部1aに対して図10中
矢印方向から外力Fが作用した場合に、この側板部1a
がその内面側に突出するように容易に変形する。それに
より、安定器5が潰れたり、この安定器5を介して反射
板2が押されて変形する恐れが大きい。
術においては、器具本体1の側板部1aをその内面側か
ら支持する構成がないため、輸送時に落下した場合や天
井への取付け施工の際等に側板部1aに対して図10中
矢印方向から外力Fが作用した場合に、この側板部1a
がその内面側に突出するように容易に変形する。それに
より、安定器5が潰れたり、この安定器5を介して反射
板2が押されて変形する恐れが大きい。
【0006】なお、このような問題のうち、特に反射板
2の変形防止については、この反射板2と安定器5との
間の距離を大きくすれば回避できる。しかし、そうする
場合には、器具本体1を大きくする必要があり、それに
応じて器具本体1が挿通する天井10の器具埋め込み孔
10aの寸法Bも大きしなければならないから、器具埋
め込み孔10aの孔縁をその下側から覆って係合される
下端開口縁部2aを有した反射板2を大形にする必要が
ある。その場合に、材料費がかさむことは勿論のこと、
器具の外観上、下端開口縁部2aの幅寸法Cを大きくす
ることは好ましくないから、結局のところは、反射板2
の高さを高くする必要があり、言い換えれば、器具の薄
型化を犠牲にしなければならない。
2の変形防止については、この反射板2と安定器5との
間の距離を大きくすれば回避できる。しかし、そうする
場合には、器具本体1を大きくする必要があり、それに
応じて器具本体1が挿通する天井10の器具埋め込み孔
10aの寸法Bも大きしなければならないから、器具埋
め込み孔10aの孔縁をその下側から覆って係合される
下端開口縁部2aを有した反射板2を大形にする必要が
ある。その場合に、材料費がかさむことは勿論のこと、
器具の外観上、下端開口縁部2aの幅寸法Cを大きくす
ることは好ましくないから、結局のところは、反射板2
の高さを高くする必要があり、言い換えれば、器具の薄
型化を犠牲にしなければならない。
【0007】また、前記公報の技術においては、ランプ
3の放熱を効率良くするため隙間9を通してランプ3の
光が、反射板2の裏側に回り込むので、その分器具の光
効率が低下するという問題がある。
3の放熱を効率良くするため隙間9を通してランプ3の
光が、反射板2の裏側に回り込むので、その分器具の光
効率が低下するという問題がある。
【0008】本発明の目的は、器具本体の薄型化を損な
うことなく、側板部に作用する外力による損傷を簡単な
構造で少なくできるとともに、光効率を向上できる照明
器具を得ることにある。
うことなく、側板部に作用する外力による損傷を簡単な
構造で少なくできるとともに、光効率を向上できる照明
器具を得ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の照明器具は、四角状をなす本体主部の一対
の側縁に、この側縁に連なって前記本体主部の下側に配
置される反射体取付け縁部が夫々設けられ、前記本体主
部の他の一対の側縁に、この側縁に連なって下方に折り
曲げられるとともに前記反射体取付け縁部の長手方向の
端面を覆ってこの端面が間近に近接ないしは接触される
側板部が夫々設けられた器具本体と、器具取付け施工操
作用の開口が設けられた反射ベース板部、およびこのベ
ース板部の周部に設けられた反射枠部を有して下部が拡
開して開口され、前記反射ベース板部を前記反射体取付
け縁部に連結して前記器具本体の下側に配置される反射
体と、前記器具本体に連結して前記側板部と前記反射体
の反射枠部との間に配置された点灯装置と、前記反射体
内に前記開口の真下からずらして収納される複数のラン
プと、前記反射ベース板部の下面に接するとともに前記
開口を覆い隠して前記複数のランプ間に配置された断面
V字状の反射板とを具備したものである。
に、本発明の照明器具は、四角状をなす本体主部の一対
の側縁に、この側縁に連なって前記本体主部の下側に配
置される反射体取付け縁部が夫々設けられ、前記本体主
部の他の一対の側縁に、この側縁に連なって下方に折り
曲げられるとともに前記反射体取付け縁部の長手方向の
端面を覆ってこの端面が間近に近接ないしは接触される
側板部が夫々設けられた器具本体と、器具取付け施工操
作用の開口が設けられた反射ベース板部、およびこのベ
ース板部の周部に設けられた反射枠部を有して下部が拡
開して開口され、前記反射ベース板部を前記反射体取付
け縁部に連結して前記器具本体の下側に配置される反射
体と、前記器具本体に連結して前記側板部と前記反射体
の反射枠部との間に配置された点灯装置と、前記反射体
内に前記開口の真下からずらして収納される複数のラン
プと、前記反射ベース板部の下面に接するとともに前記
開口を覆い隠して前記複数のランプ間に配置された断面
V字状の反射板とを具備したものである。
【0010】
【作用】前記照明器具においては、器具本体の側板部と
反射体の反射ベース板部との間に点灯装置を設けたか
ら、この装置と反射体との上下方向のラップ寸法に相当
する分薄く形成できる。そして、器具本体の反射体取付
け縁部は、その長手方向の端面を点灯装置を覆う器具本
体の側板部の内面に間近に近接ないしは接触して、前記
側板部の長手方向の端部をこの端部内面側から支持す
る。
反射体の反射ベース板部との間に点灯装置を設けたか
ら、この装置と反射体との上下方向のラップ寸法に相当
する分薄く形成できる。そして、器具本体の反射体取付
け縁部は、その長手方向の端面を点灯装置を覆う器具本
体の側板部の内面に間近に近接ないしは接触して、前記
側板部の長手方向の端部をこの端部内面側から支持す
る。
【0011】このように器具本体の一部の構成を利用し
て器具本体の側板部をその内面から両端支持するので、
特別な補強部材を用意する必要がなく、側板部がこれに
作用する外力で内面側に突出するように変形されること
を妨げて、点灯装置およびこの装置を介して反射体に前
記外力の影響が波及することを防止できる。
て器具本体の側板部をその内面から両端支持するので、
特別な補強部材を用意する必要がなく、側板部がこれに
作用する外力で内面側に突出するように変形されること
を妨げて、点灯装置およびこの装置を介して反射体に前
記外力の影響が波及することを防止できる。
【0012】また、器具取付け施工用の開口を覆い隠し
て反射体内に取付けられる反射板を、反射体の反射ベー
ス板部の下面に接して設けて、この反射板と反射ベース
板部との間に、反射体の裏側にランプの光を漏らす隙間
が形成されない構成としたので、ランプの光を無駄なく
反射体の下面開口を通して下方に照射できる。
て反射体内に取付けられる反射板を、反射体の反射ベー
ス板部の下面に接して設けて、この反射板と反射ベース
板部との間に、反射体の裏側にランプの光を漏らす隙間
が形成されない構成としたので、ランプの光を無駄なく
反射体の下面開口を通して下方に照射できる。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実
施例を説明する。本発明の一実施例に係る天井埋め込み
形照明器具は図1〜図3に示されるように器具本体21
と、反射体22と、複数のランプ23と、複数の点灯装
置24と、バッフル25とを備えている。
施例を説明する。本発明の一実施例に係る天井埋め込み
形照明器具は図1〜図3に示されるように器具本体21
と、反射体22と、複数のランプ23と、複数の点灯装
置24と、バッフル25とを備えている。
【0014】図4〜図7に示されるように板金製の器具
本体21は、平板であって四角状をなす本体主部31の
一対の第1側縁に反射体取付け縁部32、33を夫々設
けているとともに、他の一対の第2側縁に側板部34を
夫々設けている。反射体取付け縁部32は、前記一対の
第1側縁の内の一方から断面L字状をなして一体に折り
曲げられた部分で形成され、本体主部31の下面側に配
置されている。
本体21は、平板であって四角状をなす本体主部31の
一対の第1側縁に反射体取付け縁部32、33を夫々設
けているとともに、他の一対の第2側縁に側板部34を
夫々設けている。反射体取付け縁部32は、前記一対の
第1側縁の内の一方から断面L字状をなして一体に折り
曲げられた部分で形成され、本体主部31の下面側に配
置されている。
【0015】反射体取付け縁部33は、本体主部31の
下面側に配置される断面L字状部分を備えるとともに、
上縁に連結フランジ33bを有している。この反射体取
付け縁部33は、その連結フランジ33bを前記一対の
第1側縁の内の他方にねじ(図5中符号43参照)止め
或いは溶接止め等により連結して本体主部31に取付け
られている。これら一対の反射板取付け縁部32、33
の本体主部31の下面に離間対向する水平状部分32
a、33aは同じ高さ位置に設けられている。そして、
これら水平状部分32a、33aの先端縁32a1、33
a1は図7に示されるように断面略V字状に曲げられてお
り、それにより図6中41で示す点灯装置24の端子部
に接続されたリード線が、先端縁32a1、33a1と接し
た際に、これらのエッジで傷付けられることを防止して
いる。
下面側に配置される断面L字状部分を備えるとともに、
上縁に連結フランジ33bを有している。この反射体取
付け縁部33は、その連結フランジ33bを前記一対の
第1側縁の内の他方にねじ(図5中符号43参照)止め
或いは溶接止め等により連結して本体主部31に取付け
られている。これら一対の反射板取付け縁部32、33
の本体主部31の下面に離間対向する水平状部分32
a、33aは同じ高さ位置に設けられている。そして、
これら水平状部分32a、33aの先端縁32a1、33
a1は図7に示されるように断面略V字状に曲げられてお
り、それにより図6中41で示す点灯装置24の端子部
に接続されたリード線が、先端縁32a1、33a1と接し
た際に、これらのエッジで傷付けられることを防止して
いる。
【0016】反射体取付け縁部33の水平状部分33a
の下面には、複数例えば3個のランプソケット35が所
定間隔で取付けられている。したがって、反射体取付け
縁部33はランプソケット取付け金具としても使用され
ており、既述のように本体主部31と別体であることに
より、本体主部31とは分離した状態で、この主部31
に制約されることなくランプソケット35を取付けるこ
とができるので、その取付け作業性を向上できる。な
お、この反射板取付け縁部33は他の取付け縁部32と
同様に本体主部31から一体に折り曲げて形成してもよ
い。
の下面には、複数例えば3個のランプソケット35が所
定間隔で取付けられている。したがって、反射体取付け
縁部33はランプソケット取付け金具としても使用され
ており、既述のように本体主部31と別体であることに
より、本体主部31とは分離した状態で、この主部31
に制約されることなくランプソケット35を取付けるこ
とができるので、その取付け作業性を向上できる。な
お、この反射板取付け縁部33は他の取付け縁部32と
同様に本体主部31から一体に折り曲げて形成してもよ
い。
【0017】前記一対の第2側縁に夫々設けられた側板
部34は、いずれも本体主部31に対し直角でかつ下向
きにして一体に折り曲げられている。これら側板部34
の幅(下方への突出寸法)は両反射体取付け縁部32、
33の幅よりも大きい。
部34は、いずれも本体主部31に対し直角でかつ下向
きにして一体に折り曲げられている。これら側板部34
の幅(下方への突出寸法)は両反射体取付け縁部32、
33の幅よりも大きい。
【0018】これら側板部34の長手方向の端部は、反
射体取付け縁部32、33の長手方向の端面32c、3
3cを夫々覆っている。そして、これらの端面32c、
33cは側板部34の長手方向の端部内面に間近に近接
ないしは接触されている。なお、近接の場合には、側板
部34の端部内面と端面32c、33cとの間に設けら
れる僅かな隙間は、反射体22の外面と点灯装置24と
の間の隙間G(図6参照)よりも小さく設定される。
射体取付け縁部32、33の長手方向の端面32c、3
3cを夫々覆っている。そして、これらの端面32c、
33cは側板部34の長手方向の端部内面に間近に近接
ないしは接触されている。なお、近接の場合には、側板
部34の端部内面と端面32c、33cとの間に設けら
れる僅かな隙間は、反射体22の外面と点灯装置24と
の間の隙間G(図6参照)よりも小さく設定される。
【0019】前記本体主部31には、その中心部に位置
して第1電源線引込み孔36が開口されているととも
に、この両側に位置して一対のボルト通孔37が開口さ
れ、さらに一方のボルト通孔37の近くに位置して第2
電源線引込み孔38が開口されている。器具本体21は
図6および図7に示される天井39の器具埋め込み孔3
9aに通された状態で、一対のボルト通孔37に上方か
ら下方に向けて挿通される天井裏の吊りボルト(図示し
ない)にナットを螺合して締付けることにより、天井に
取付けられる。
して第1電源線引込み孔36が開口されているととも
に、この両側に位置して一対のボルト通孔37が開口さ
れ、さらに一方のボルト通孔37の近くに位置して第2
電源線引込み孔38が開口されている。器具本体21は
図6および図7に示される天井39の器具埋め込み孔3
9aに通された状態で、一対のボルト通孔37に上方か
ら下方に向けて挿通される天井裏の吊りボルト(図示し
ない)にナットを螺合して締付けることにより、天井に
取付けられる。
【0020】本体主部31の下面には第2電源線引込み
孔38の近くに位置して端子台40が取付けられてい
る。この端子台40には第1、第2電源線引込み孔3
6、38のいずれか一方を選択して天井裏から引込まれ
た電源線(図示しない)の端末部が接続されるととも
に、点灯装置24およびランプソケット35につながる
リード線の端末部が接続される。なお、図6中41は点
灯装置24の端子部63に接続されたリード線を示して
いる。
孔38の近くに位置して端子台40が取付けられてい
る。この端子台40には第1、第2電源線引込み孔3
6、38のいずれか一方を選択して天井裏から引込まれ
た電源線(図示しない)の端末部が接続されるととも
に、点灯装置24およびランプソケット35につながる
リード線の端末部が接続される。なお、図6中41は点
灯装置24の端子部63に接続されたリード線を示して
いる。
【0021】さらに、図2および図5等に示されるよう
に本体主部31の側板部34側には、これら側板部34
に沿って一列に放熱孔42が形成されている。
に本体主部31の側板部34側には、これら側板部34
に沿って一列に放熱孔42が形成されている。
【0022】板金製の前記反射体22は、平板であって
四角状をなす反射ベース板部51の周部に反射枠部52
を設けて形成されている。図4等に示されるように本実
施例において反射体22は、反射ベース板部51の一対
の側縁から斜め下外方に向けて一体に折れ曲がる枠板部
52aを設け、かつ、この反射ベース板部51と枠板部
52aとの一体物に対しその両側から端板52bを夫々
連結して形成されている。枠板部52aと端板52bと
が反射枠部52をなしている。
四角状をなす反射ベース板部51の周部に反射枠部52
を設けて形成されている。図4等に示されるように本実
施例において反射体22は、反射ベース板部51の一対
の側縁から斜め下外方に向けて一体に折れ曲がる枠板部
52aを設け、かつ、この反射ベース板部51と枠板部
52aとの一体物に対しその両側から端板52bを夫々
連結して形成されている。枠板部52aと端板52bと
が反射枠部52をなしている。
【0023】この反射枠部52は、前記枠板部52aを
備えることにより、その下部が拡開して開口されてい
る。なお、52cは反射枠部52の下端開口を縁取る四
角環状の縁部であり、これは図6および図7に示される
ように器具埋め込み孔39aの孔縁下面に当接されて、
器具の埋め込み深さを規制する。
備えることにより、その下部が拡開して開口されてい
る。なお、52cは反射枠部52の下端開口を縁取る四
角環状の縁部であり、これは図6および図7に示される
ように器具埋め込み孔39aの孔縁下面に当接されて、
器具の埋め込み深さを規制する。
【0024】反射ベース板部51には、前記端子台40
と第2電源線引込み孔38と、この引込み孔38に近い
一方のボルト通孔37とに夫々対向する大形の器具取付
け施工操作用の第1開口53が設けられているととも
に、他方のボルト通孔37に対向する大形の器具取付け
施工用の第2開口54が設けられている。これらの開口
53、54は、バッフル25の後述する反射板で覆い隠
される位置に形成されているとともに、前記ナットの締
付け操作および端子台40への電源線等の接続操作にお
いて手指を余裕をもって挿入できる大きさに形成されて
いる。なお、第1、第2開口53、54は互いに連続す
る一つの孔として、第1電源線引込み孔36にも対向さ
せてもよい。
と第2電源線引込み孔38と、この引込み孔38に近い
一方のボルト通孔37とに夫々対向する大形の器具取付
け施工操作用の第1開口53が設けられているととも
に、他方のボルト通孔37に対向する大形の器具取付け
施工用の第2開口54が設けられている。これらの開口
53、54は、バッフル25の後述する反射板で覆い隠
される位置に形成されているとともに、前記ナットの締
付け操作および端子台40への電源線等の接続操作にお
いて手指を余裕をもって挿入できる大きさに形成されて
いる。なお、第1、第2開口53、54は互いに連続す
る一つの孔として、第1電源線引込み孔36にも対向さ
せてもよい。
【0025】反射ベース板部51における一方の端板5
2b側には、前記ランプソケット35が挿通される3個
のソケット通孔55が夫々開口されている。反射ベース
板部51の下面には、他方の端板52b側に寄った位置
において各ソケット通孔55に対応する3個の金属製ラ
ンプホルダ56が夫々取付けられている。
2b側には、前記ランプソケット35が挿通される3個
のソケット通孔55が夫々開口されている。反射ベース
板部51の下面には、他方の端板52b側に寄った位置
において各ソケット通孔55に対応する3個の金属製ラ
ンプホルダ56が夫々取付けられている。
【0026】反射ベース板部51の各端板52bに夫々
寄った位置には、夫々反射板保持部57(図3および図
4に一方の端板52b側の反射板保持部のみを示す。)
が形成されている。これら保持部57は相対向する2個
を一組として設けられる。各組の反射板保持部57は、
バッフル25の後述する反射板の幅方向両側に設けられ
ているとともに、これらが設けられる反射ベース板部5
1の該当箇所をプレス形で下方に押し出し変形させるこ
とにより、互いに対向する端面を開口57a(図6参
照)させてなる、いわゆる切りだぼによって形成されて
いる。
寄った位置には、夫々反射板保持部57(図3および図
4に一方の端板52b側の反射板保持部のみを示す。)
が形成されている。これら保持部57は相対向する2個
を一組として設けられる。各組の反射板保持部57は、
バッフル25の後述する反射板の幅方向両側に設けられ
ているとともに、これらが設けられる反射ベース板部5
1の該当箇所をプレス形で下方に押し出し変形させるこ
とにより、互いに対向する端面を開口57a(図6参
照)させてなる、いわゆる切りだぼによって形成されて
いる。
【0027】図1〜図4に示されるように反射枠部52
の一対の端板52bには、三角形状の通気孔58が相対
向して夫々2個づつ形成されている。これら通気孔58
はバッフル25の後述する反射板の長手方向の端部裏側
に直接対向する位置に設けられている。
の一対の端板52bには、三角形状の通気孔58が相対
向して夫々2個づつ形成されている。これら通気孔58
はバッフル25の後述する反射板の長手方向の端部裏側
に直接対向する位置に設けられている。
【0028】前記構成の反射体22は、その反射ベース
板部51を前記反射体取付け縁部32、33の水平状部
分32a、33aに重ねて、これら水平状部分32a、
33aにねじ59(図4参照)を介して連結されてい
る。それにより、反射体22は器具本体21の下側に配
置されている。
板部51を前記反射体取付け縁部32、33の水平状部
分32a、33aに重ねて、これら水平状部分32a、
33aにねじ59(図4参照)を介して連結されてい
る。それにより、反射体22は器具本体21の下側に配
置されている。
【0029】このようにして器具本体21に連結された
反射体22の内部には前記ランプソケット35がソケッ
ト通孔55を通って収納され、これらソケット35に接
続して前記ランプ23が夫々取付けられる。ランプ23
には、発光物質として水銀アマルガムが封入され、か
つ、バルブをU字状に曲げてなる片口金形の高輝度けい
光ランプが採用されている。これらランプ23の先端側
部分は夫々ランプホルダ56により支持される。こうし
て支持される各ランプ23は、反射体22内の上部であ
って、かつ、器具取付け施工用の第1、第2開口53、
54の真下からずらして収納される。
反射体22の内部には前記ランプソケット35がソケッ
ト通孔55を通って収納され、これらソケット35に接
続して前記ランプ23が夫々取付けられる。ランプ23
には、発光物質として水銀アマルガムが封入され、か
つ、バルブをU字状に曲げてなる片口金形の高輝度けい
光ランプが採用されている。これらランプ23の先端側
部分は夫々ランプホルダ56により支持される。こうし
て支持される各ランプ23は、反射体22内の上部であ
って、かつ、器具取付け施工用の第1、第2開口53、
54の真下からずらして収納される。
【0030】前記点灯装置24には、放熱性が良いアル
ミニューム合金製のケース61内に、点灯用の電子回路
を構成するトランジスタ、抵抗、コンデンサその他の回
路部品が実装された回路基板を収納してなる、いわゆる
電子安定器が採用されている。この点灯装置24のケー
ス61は、その端面側から見た形状が縦長であって、下
部に斜面壁61aを有している。さらに、ケース61
は、水平な第1取付け壁61bと、これに直角に連なる
垂直な第2取付け壁61bとを有しているとともに、そ
の斜面壁61aと、第1取付け壁61bと、これらを一
体につないだ側面壁61dと、この側面壁と第2取付け
壁61bとをつないだ下面壁61eとを有し、これら各
壁61a〜61eの夫々にはスリット等の通孔62が複
数形成されている。また、点灯装置24の長手方向両端
部には夫々端子部63が突設されている この点灯装置24は、その第1、第2取付け壁61b、
61cのいずれかを選択して、選択された一方の取付け
壁を前記側板部34の内面に接触させるとともに、他方
の取付け壁を前記本体主部31の下面に接触させて、本
体主部31にねじ(図示しない)止めされる。図5中6
4、65はいずれもねじ通孔である。本実施例の場合に
は、器具をより薄形とするために第1取付け壁61aを
選択して点灯装置24を端面形状が縦長となる縦姿勢に
して取付けた場合を示している。なお、第2取付け形6
1bを選択する場合には端面形状が横長となる横姿勢に
して点灯装置24を本体主部31の内面にねじ止めでき
る。
ミニューム合金製のケース61内に、点灯用の電子回路
を構成するトランジスタ、抵抗、コンデンサその他の回
路部品が実装された回路基板を収納してなる、いわゆる
電子安定器が採用されている。この点灯装置24のケー
ス61は、その端面側から見た形状が縦長であって、下
部に斜面壁61aを有している。さらに、ケース61
は、水平な第1取付け壁61bと、これに直角に連なる
垂直な第2取付け壁61bとを有しているとともに、そ
の斜面壁61aと、第1取付け壁61bと、これらを一
体につないだ側面壁61dと、この側面壁と第2取付け
壁61bとをつないだ下面壁61eとを有し、これら各
壁61a〜61eの夫々にはスリット等の通孔62が複
数形成されている。また、点灯装置24の長手方向両端
部には夫々端子部63が突設されている この点灯装置24は、その第1、第2取付け壁61b、
61cのいずれかを選択して、選択された一方の取付け
壁を前記側板部34の内面に接触させるとともに、他方
の取付け壁を前記本体主部31の下面に接触させて、本
体主部31にねじ(図示しない)止めされる。図5中6
4、65はいずれもねじ通孔である。本実施例の場合に
は、器具をより薄形とするために第1取付け壁61aを
選択して点灯装置24を端面形状が縦長となる縦姿勢に
して取付けた場合を示している。なお、第2取付け形6
1bを選択する場合には端面形状が横長となる横姿勢に
して点灯装置24を本体主部31の内面にねじ止めでき
る。
【0031】このようにして器具本体21に連結された
点灯装置24は、図6等に示されるように前記側板部3
4と反射体22の反射枠部52との間において、反射ベ
ース板部51および側板部34に接して配置される。そ
して、本体主部31の内面に接する点灯装置24の壁部
の通孔、例えば本実施例では第1取付け壁部61aに設
けられた通孔は、前記放熱孔42に対向して連通される
ようになっている。
点灯装置24は、図6等に示されるように前記側板部3
4と反射体22の反射枠部52との間において、反射ベ
ース板部51および側板部34に接して配置される。そ
して、本体主部31の内面に接する点灯装置24の壁部
の通孔、例えば本実施例では第1取付け壁部61aに設
けられた通孔は、前記放熱孔42に対向して連通される
ようになっている。
【0032】図1、図3、図6等に示されるように前記
バッフル25は反射体22内に着脱可能に収納される。
このバッフル25は複数例えば2個の金属製反射板71
と、2枚の金属製バッフル板72とを井桁状に組合わせ
て形成されている。互いに平行に配置される金属製反射
板71は断面V字状をなしている。図3に示されるよう
にこれら反射板71の上縁部71aは夫々外側方向に水
平に折り曲げられていて、その長手方向両端部には夫々
係止舌片73が一体に設けられている。
バッフル25は反射体22内に着脱可能に収納される。
このバッフル25は複数例えば2個の金属製反射板71
と、2枚の金属製バッフル板72とを井桁状に組合わせ
て形成されている。互いに平行に配置される金属製反射
板71は断面V字状をなしている。図3に示されるよう
にこれら反射板71の上縁部71aは夫々外側方向に水
平に折り曲げられていて、その長手方向両端部には夫々
係止舌片73が一体に設けられている。
【0033】このバッフル25は、反射板71をその上
端の幅を狭めるように弾性変形させた状態で、その上縁
部71aを反射ベース板部51の下面に当てるととも
に、係止舌片73を反射板保持部57の開口57aに対
向させて反射体22内に導入される。そして、前記幅を
狭める拘束を解除して、反射板71をその弾性力で元の
状態に復帰させることにより、係止舌片73を反射板保
持部57の開口57aに通して反射板保持部57の裏側
に引っ掛ける。それにより、バッフル25は、複数のラ
ンプ23間において上縁部71aを反射ベース板部51
の下面に接して反射体22の内側に収納配置される。そ
して、以上の逆の手順によりバッフル25を取外すこと
ができる。なお、図3中74は落下防止用のバッフル吊
り具である。
端の幅を狭めるように弾性変形させた状態で、その上縁
部71aを反射ベース板部51の下面に当てるととも
に、係止舌片73を反射板保持部57の開口57aに対
向させて反射体22内に導入される。そして、前記幅を
狭める拘束を解除して、反射板71をその弾性力で元の
状態に復帰させることにより、係止舌片73を反射板保
持部57の開口57aに通して反射板保持部57の裏側
に引っ掛ける。それにより、バッフル25は、複数のラ
ンプ23間において上縁部71aを反射ベース板部51
の下面に接して反射体22の内側に収納配置される。そ
して、以上の逆の手順によりバッフル25を取外すこと
ができる。なお、図3中74は落下防止用のバッフル吊
り具である。
【0034】また、以上のようにして取付けられたバッ
フル25の反射板71は前記開口53、54を覆い隠す
とともに、これら反射板71の裏側空間は前記通気孔5
8と連通されている。
フル25の反射板71は前記開口53、54を覆い隠す
とともに、これら反射板71の裏側空間は前記通気孔5
8と連通されている。
【0035】前記構成の天井埋め込み形照明器具は、器
具本体21の側板部34と反射体22の反射ベース板部
51との間に点灯装置24を設けたから、この装置24
と反射体22との上下方向のラップ寸法E(図6参照)
に相当する分薄く形成できる。
具本体21の側板部34と反射体22の反射ベース板部
51との間に点灯装置24を設けたから、この装置24
と反射体22との上下方向のラップ寸法E(図6参照)
に相当する分薄く形成できる。
【0036】また、前記構成の天井埋め込み形照明器具
によれば、器具本体21の反射体取付け縁部32、33
の長手方向の端面32c、33cを、点灯装置24を覆
った器具本体21の側板部34の長手方向両端部内面に
間近に近接ないしは接触させているから、反射体取付け
縁部32、33により側板部34の長手方向の端部をこ
の端部内面側から支持できる。
によれば、器具本体21の反射体取付け縁部32、33
の長手方向の端面32c、33cを、点灯装置24を覆
った器具本体21の側板部34の長手方向両端部内面に
間近に近接ないしは接触させているから、反射体取付け
縁部32、33により側板部34の長手方向の端部をこ
の端部内面側から支持できる。
【0037】そのため、輸送時に落下した場合や天井へ
の取付け施工の際等に側板部34に対して図6中矢印方
向から外力Hが作用した場合に、この側板部34がその
内面側に突出するように変形されることが防止される。
したがって、点灯装置24およびこの装置24を介して
反射体22に前記外力Hの影響が波及して、これらが変
形ないしは破損する恐れを少なくできる。
の取付け施工の際等に側板部34に対して図6中矢印方
向から外力Hが作用した場合に、この側板部34がその
内面側に突出するように変形されることが防止される。
したがって、点灯装置24およびこの装置24を介して
反射体22に前記外力Hの影響が波及して、これらが変
形ないしは破損する恐れを少なくできる。
【0038】したがって、前記外力Hに対して反射体2
2が変形しないようにするための手段として、この反射
板22と点灯装置24との間の距離Gを大きくする必要
がない。それに伴い、器具本体21および反射体22並
びに天井39の器具埋め込み孔39aをいずれも大形に
する必要がないので、器具の材料費がかさむことがない
とともに、器具の薄型化を損なうこともない。
2が変形しないようにするための手段として、この反射
板22と点灯装置24との間の距離Gを大きくする必要
がない。それに伴い、器具本体21および反射体22並
びに天井39の器具埋め込み孔39aをいずれも大形に
する必要がないので、器具の材料費がかさむことがない
とともに、器具の薄型化を損なうこともない。
【0039】しかも、以上のような側板部34の補強
を、器具本体22の構成の一部である反射体取付け縁部
32、33を利用して行うから、特別な補強部材を用意
する必要がなく、簡単な構造で実施できる。
を、器具本体22の構成の一部である反射体取付け縁部
32、33を利用して行うから、特別な補強部材を用意
する必要がなく、簡単な構造で実施できる。
【0040】さらに、器具取付け施工用の第1、第2の
開口53、54を覆い隠して反射体22内に取付けられ
る断面V字状の反射板71を、反射体22の反射ベース
板部51の下面に接して設けたから、この反射板71と
反射ベース板部51との間に反射体22外にランプの光
を漏らす隙間が形成されることがない。そのため、ラン
プ23の光が反射体22の裏側に回り込むことがなく、
ランプ23の光を無駄なく反射体22の下面開口を通し
て下方に照射させることができるから、器具の光効率を
向上できる。
開口53、54を覆い隠して反射体22内に取付けられ
る断面V字状の反射板71を、反射体22の反射ベース
板部51の下面に接して設けたから、この反射板71と
反射ベース板部51との間に反射体22外にランプの光
を漏らす隙間が形成されることがない。そのため、ラン
プ23の光が反射体22の裏側に回り込むことがなく、
ランプ23の光を無駄なく反射体22の下面開口を通し
て下方に照射させることができるから、器具の光効率を
向上できる。
【0041】この器具点灯時においてランプ23は発熱
するが、このランプ23は図6中矢印Iで代表して示す
自然対流により冷却される。この他に、反射板71の裏
側空間を反射枠部52に設けた通気孔58に連通させ
て、この通気孔58を通して反射板71の裏側を空気が
流れるように構成したので、その空気流により反射板7
1を冷却でき、ひいては、反射板71を介してランプ2
3の配設空間を間接的に冷却できる。それにより、ラン
プ23の温度過昇を防止して、ランプ23の曲成された
先端部の温度を最適な温度に保って点灯することができ
る。
するが、このランプ23は図6中矢印Iで代表して示す
自然対流により冷却される。この他に、反射板71の裏
側空間を反射枠部52に設けた通気孔58に連通させ
て、この通気孔58を通して反射板71の裏側を空気が
流れるように構成したので、その空気流により反射板7
1を冷却でき、ひいては、反射板71を介してランプ2
3の配設空間を間接的に冷却できる。それにより、ラン
プ23の温度過昇を防止して、ランプ23の曲成された
先端部の温度を最適な温度に保って点灯することができ
る。
【0042】このようにしてランプ23を適度に冷却で
きるから、器具の上方へ抜ける積極的対流を起こしてラ
ンプを直接冷却する場合のようにランプの一部が部分的
に冷却され過ぎることがないから、ランプ23の光出力
が低下したり、或いは、ランプ23のバルブ内に水銀ア
マルガムの粒(水銀粒)が発生し、それがバルブ内面に
付着して外部から視認されることを少なくできる。
きるから、器具の上方へ抜ける積極的対流を起こしてラ
ンプを直接冷却する場合のようにランプの一部が部分的
に冷却され過ぎることがないから、ランプ23の光出力
が低下したり、或いは、ランプ23のバルブ内に水銀ア
マルガムの粒(水銀粒)が発生し、それがバルブ内面に
付着して外部から視認されることを少なくできる。
【0043】また、器具点灯時において点灯装置24も
発熱する。しかし、この発熱は、点灯装置24のケース
61から器具本体21に伝導されて外部に放熱される
他、天井裏における点灯装置24の下側空間からケース
61の通孔62を通ってケース61内を通り抜け、さら
に、器具本体21の放熱孔42を通って形成される気流
(図2および図6に点線矢印で示す)を介して冷却され
る。このようにランプ23に影響されることなく、ま
た、点灯装置24の内部を通る気流により直接的に冷却
できるので、効率良く点灯装置24を冷却して、その温
度上昇を少なく抑制できる。
発熱する。しかし、この発熱は、点灯装置24のケース
61から器具本体21に伝導されて外部に放熱される
他、天井裏における点灯装置24の下側空間からケース
61の通孔62を通ってケース61内を通り抜け、さら
に、器具本体21の放熱孔42を通って形成される気流
(図2および図6に点線矢印で示す)を介して冷却され
る。このようにランプ23に影響されることなく、ま
た、点灯装置24の内部を通る気流により直接的に冷却
できるので、効率良く点灯装置24を冷却して、その温
度上昇を少なく抑制できる。
【0044】図8および図9は本発明の第2実施例を示
している。この第2実施例は、反射板取付け縁部32、
33の構成のみが前記第1実施例とは異なり、それ以外
の構成は図8および図9に図示されない部分を含めて図
1〜図7に示した前記第1実施例の照明器具と同じ構成
であるので、図示されない構成については図1〜図7を
もって代用するとともに、図示される同一構成部分には
第1実施例と同一の符号を付して、それらの構成の説明
およびそれに基づく作用効果の説明については省略する
が、これらの同一部分についても本実施例に係る照明器
具の構成の一部をなすものである。
している。この第2実施例は、反射板取付け縁部32、
33の構成のみが前記第1実施例とは異なり、それ以外
の構成は図8および図9に図示されない部分を含めて図
1〜図7に示した前記第1実施例の照明器具と同じ構成
であるので、図示されない構成については図1〜図7を
もって代用するとともに、図示される同一構成部分には
第1実施例と同一の符号を付して、それらの構成の説明
およびそれに基づく作用効果の説明については省略する
が、これらの同一部分についても本実施例に係る照明器
具の構成の一部をなすものである。
【0045】この第2実施例では、反射板取付け縁部3
2、33の長さを、その先端縁32a1、33a1が図8お
よび図9に示されるように点灯装置24の端子部63を
その下側から覆い隠す長さに形成してある。
2、33の長さを、その先端縁32a1、33a1が図8お
よび図9に示されるように点灯装置24の端子部63を
その下側から覆い隠す長さに形成してある。
【0046】したがって、この第2実施例においても前
記第1実施例と同じ作用により本発明の所期の目的を達
成できることは勿論のこと、前記反射板取付け縁部3
2、33の構成により、端子部65およびこれに接続さ
れたリード線41を保護できる。すなわち、反射板取付
け縁部32、33を端子部63を覆い隠す長さとしたこ
とにより、その裏側に完全に隠れるようにリード線41
を配線することができるから、外部から圧力を受けた場
合に、それがコード41に直接作用して、このコード4
1が損傷することが防止され、したがって、地落や感電
の恐れを少なくできる。また、既述のように端子部65
およびコード41が反射板取付け縁部32、33で覆い
隠されているから、点灯装置24に対する前記冷却空気
流により運ばれる粉塵が端子部63等に付着することを
少なくして、付着粉塵を原因とする不点灯やトラッキン
グが生じる恐れを少なくできる。
記第1実施例と同じ作用により本発明の所期の目的を達
成できることは勿論のこと、前記反射板取付け縁部3
2、33の構成により、端子部65およびこれに接続さ
れたリード線41を保護できる。すなわち、反射板取付
け縁部32、33を端子部63を覆い隠す長さとしたこ
とにより、その裏側に完全に隠れるようにリード線41
を配線することができるから、外部から圧力を受けた場
合に、それがコード41に直接作用して、このコード4
1が損傷することが防止され、したがって、地落や感電
の恐れを少なくできる。また、既述のように端子部65
およびコード41が反射板取付け縁部32、33で覆い
隠されているから、点灯装置24に対する前記冷却空気
流により運ばれる粉塵が端子部63等に付着することを
少なくして、付着粉塵を原因とする不点灯やトラッキン
グが生じる恐れを少なくできる。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の照明器具に
おいては、点灯装置と反射体との上下方向のラップ寸法
に相当して器具全体を薄形に形成できる。さらに、器具
本体の反射体取付け縁部を利用し、点灯装置を覆う器具
本体の側板部の端部を内面側から支持したので、側板部
にその内面方向への外力が作用した場合において、この
外力の影響が点灯装置およびこの装置を介して反射体に
波及することを防止でき、したがって、簡単な構造で前
記外力による反射体等の損傷を少なくできる。しかも、
器具取付け施工用の開口を覆い隠して反射体内に取付け
られる反射板と反射体の反射ベース板部との間に、反射
体の裏側にランプの光を漏らす隙間が形成されない構成
であるから、ランプの光を無駄なく反射体の下面開口を
通して下方に照射させて、器具の光効率を向上できる。
おいては、点灯装置と反射体との上下方向のラップ寸法
に相当して器具全体を薄形に形成できる。さらに、器具
本体の反射体取付け縁部を利用し、点灯装置を覆う器具
本体の側板部の端部を内面側から支持したので、側板部
にその内面方向への外力が作用した場合において、この
外力の影響が点灯装置およびこの装置を介して反射体に
波及することを防止でき、したがって、簡単な構造で前
記外力による反射体等の損傷を少なくできる。しかも、
器具取付け施工用の開口を覆い隠して反射体内に取付け
られる反射板と反射体の反射ベース板部との間に、反射
体の裏側にランプの光を漏らす隙間が形成されない構成
であるから、ランプの光を無駄なく反射体の下面開口を
通して下方に照射させて、器具の光効率を向上できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る天井埋め込み形照明
器具の構成を下側から見て示す斜視図。
器具の構成を下側から見て示す斜視図。
【図2】同第1実施例に係る天井埋め込み形照明器具の
構成を上側から見て示す斜視図。
構成を上側から見て示す斜視図。
【図3】同第1実施例に係る天井埋め込み形照明器具の
構成を分解して示す斜視図。
構成を分解して示す斜視図。
【図4】同第1実施例に係る天井埋め込み形照明器具の
器具本体と反射体とを分解して示す斜視図。
器具本体と反射体とを分解して示す斜視図。
【図5】同第1実施例に係る天井埋め込み形照明器具の
器具本体を分解して示す斜視図。
器具本体を分解して示す斜視図。
【図6】図3中Z−Z線に沿って示す器具本体および反
射体の断面図。
射体の断面図。
【図7】図3中Y−Y線に沿って示す器具本体および反
射体の断面図。
射体の断面図。
【図8】本発明の第2実施例に係る天井埋め込み形照明
器具の構成を示す前記図7相当の断面図。
器具の構成を示す前記図7相当の断面図。
【図9】同第2実施例に係る天井埋め込み形照明器具の
器具本体と反射体とを分解して示す斜視図。
器具本体と反射体とを分解して示す斜視図。
【図10】従来例に係る照明器具を示す断面図。
21…器具本体、 22…反射体、 23…ランプ、 24…点灯装置、 32、33…反射板取付け縁部、 32c、33c…反射板取付け縁部の長手方向の端面、 35…側板部、 51…反射ベース板部、 52…反射枠部、 53、54…器具取付け施工用の開口、 71…反射板。
Claims (1)
- 【請求項1】四角状をなす本体主部の一対の側縁に、こ
の側縁に連なって前記本体主部の下側に配置される反射
体取付け縁部が夫々設けられ、前記本体主部の他の一対
の側縁に、この側縁に連なって下方に折り曲げられると
ともに前記反射体取付け縁部の長手方向の端面を覆って
この端面が間近に近接ないしは接触される側板部が夫々
設けられた器具本体と、 器具取付け施工操作用の開口が設けられた反射ベース板
部、およびこのベース板部の周部に設けられた反射枠部
を有して下部が拡開して開口され、前記反射ベース板部
を前記反射体取付け縁部に連結して前記器具本体の下側
に配置される反射体と、 前記器具本体に連結して前記側板部と前記反射体の反射
枠部との間に配置された点灯装置と、 前記反射体内に前記開口の真下からずらして収納される
複数のランプと、 前記反射ベース板部の下面に接するとともに前記開口を
覆い隠して前記複数のランプ間に配置された断面V字状
の反射板とを具備した照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092627A JPH07296628A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6092627A JPH07296628A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 照明器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296628A true JPH07296628A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14059689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6092627A Pending JPH07296628A (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07296628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009266512A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Epson Imaging Devices Corp | 照明装置、液晶表示装置及び電子機器 |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP6092627A patent/JPH07296628A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009266512A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Epson Imaging Devices Corp | 照明装置、液晶表示装置及び電子機器 |
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