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JPH06346510A - トラス構造物用二重鋼管型構造部材 - Google Patents

トラス構造物用二重鋼管型構造部材

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JPH06346510A
JPH06346510A JP5160443A JP16044393A JPH06346510A JP H06346510 A JPH06346510 A JP H06346510A JP 5160443 A JP5160443 A JP 5160443A JP 16044393 A JP16044393 A JP 16044393A JP H06346510 A JPH06346510 A JP H06346510A
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pipe
steel pipe
thin
walled steel
thick
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JP5160443A
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Katsuhiko Imai
克彦 今井
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Kawatetsu Steel Products Co Ltd
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Kawatetsu Steel Products Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二重管に軸圧縮荷重が作用するとき、外管に
安定した塑性変形を発生させ、ノードとの接合部位にお
ける不安定な変形を回避すること。 【構成】 外管4の薄肉鋼管部4Bの両端に、その肉厚
B の1.5倍ないし1.7倍の肉厚tA を有する厚肉
鋼管部4Aを形成する。その外管4の端部に空間11,
11を残して、軸圧縮力が直接伝わらない内管5を挿入
しておく。その内管5は厚肉鋼管部4Aの部分におい
て、外管4の外径D4 の1倍ないし2倍の長さLの重な
りがある。二重鋼管型構造部材2に軸圧縮荷重が作用し
ても、内管5の補強作用によって外管4の弾塑性座屈が
抑制され、外管4の軸方向の圧縮塑性変形が促進され
る。その変形は降伏耐力の小さい薄肉鋼管部4Bにおい
てのみ生じて、ノード3に接合する外管4の端部におい
ては、曲がりや捩じれなどの不安定な変形が発生しなく
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラス構造物用二重鋼管
型構造部材に係り、詳しくは、トラス構造やすじかい構
造を形成するため使用される長尺な鋼管よりなる構造部
材の弾塑性座屈を抑制すると共に、軸方向への圧縮塑性
変形を大きくすることができるようにした外管と内管と
からなる構造部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長尺な鋼管などのパイプ構造材を多数使
用して、大スパン構造物や塔状構造物等を構築する場合
には、各パイプ構造材の端部をノードに接合し、トラス
構造を構成させることが多い。そして、多面体をなす一
つのノードに対して幾本かのパイプ構造材を放射状に接
合するために、パイプ構造材の軸方向に変位可能な接合
ボルトが使用される。このような接合ボルトを介してパ
イプ構造材をノードに強力に接合することができるよう
にしたものとして、USP4,872,779やUSP
5,141,351に記載された接合装置がある。これ
らは、いずれも接合ボルトとスリーブとを主たる構成要
素とし、接合ボルトに形成したねじ部の径より大きい断
面を有するボスの外面に係合して回転力を伝達するとと
もに、その接合ボルトの軸方向変位を可能にしたスリー
ブの回転によって、パイプ構造材の端部に取りつけた接
合ボルトをノードに形成したねじ孔に送りこむことがで
きるようになっている。
【0003】ところで、パイプ構造材を使用して構築さ
れたトラス構造物が大量の積雪や大地震に遭遇すると、
パイプ構造材は両端のノードを介して軸圧縮荷重を受け
る。その荷重が大きいとパイプ構造材は弾塑性座屈し、
図11の二点鎖線Aで示すように急激に耐力を落として
トラス構造物を倒壊させてしまう。そこで、長尺な構造
部材の座屈を防止すると共に、軸圧縮力が外管の降伏耐
力を越えると、外管に軸方向の塑性変形を発生させて軸
長を意図的に短かくし、以後は外管の耐力と内管の耐力
とによってトラス構造物の耐震性を向上させるようにし
た多重鋼管型の構造部材が、例えばUSP4,281,
487に記載されている。
【0004】これに類似する図10に示すような構造
が、GB2,248,862Aに提案されている。これ
は、外管44とそれに挿入された内管55とからなり、
スタブコーン66に取りつけた接合装置51を用いてノ
ード3,3に接合することができるようになっている。
その内管55と外管44との間には僅かな隙間が残さ
れ、内管55の端面とスタブコーン66の内面との間
に、外管44の予め設定された圧縮許容長さβの1/2
の空間11が確保されている。これによれば、外管44
が軸圧縮荷重Pを受けたとき、曲げに対する剛性を補完
する内管55によって、外管44の軸線44m方向に対
して直角方向へ撓む弾塑性座屈の発生が抑制される。そ
して、外管44には内管55の外面に沿って縮む軸方向
の塑性変形のみを発生させることができる。一方、外管
44が軸方向に大きく圧縮されると内管55が仮想線で
示すようにスタブコーン66の内面に当接し、以後は外
管44の残余耐力と内管55の耐力との和が軸圧縮力に
対抗して、二重管の急激な変形を阻止することができる
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した二重管におい
て当初は空間11に内管55が存在しないで、外管44
の軸方向圧縮塑性変形は、内管55に邪魔されないスタ
ブコーン66の近傍で発生する。しかし、その変形は不
安定であって軸対称的とならず、ノード3の近傍で外管
44が曲がると、軸力のみを導入することを目的とする
鋼管がトラス構造物用構造部材として機能しなくなる。
また、外管44の変形が不安定であると、軸方向の変形
量が所望する圧縮許容長さβとならなくなる。したがっ
て、内管55がスタブコーン66に当接することはな
く、内管55の耐力を利用できなくなる。この様子は図
11中の破線Bで示され、塑性変形直後の耐力が急激に
低下する。
【0006】本発明は上記の問題に鑑みなされたもの
で、その目的は、外管が軸圧縮荷重を受けたとき、その
外管が弾塑性座屈するのを抑制できること、降伏耐力を
越える軸圧縮荷重に対して局部的な曲がりを発生させる
ことなく、外管が軸方向に大きく圧縮塑性変形できるよ
うにすること、外管が圧縮変形した後は外管の残余耐力
とスタブコーンに当接する内管の軸方向耐力とによって
大きい軸荷重対抗力を発揮させ、トラス構造物の急激な
倒壊を防止できるようにすることを実現したトラス構造
物用二重鋼管型構造部材を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、接合ボルトを
用いてノードに接合されるパイプ構造材に曲げ抵抗パイ
プ材が挿入され、そのパイプ構造材に軸圧縮荷重が作用
したときの弾塑性座屈の発生を抑制することができるよ
うになっている二重鋼管型構造部材に適用される。その
特徴とするところは、図1を参照して、パイプ構造材4
は、長尺な薄肉鋼管部4Bとその両端に形成された厚肉
鋼管部4Aとからなり、接合ボルト7を取りつけるため
のスタブコーン6が一体化される厚肉鋼管部4Aの肉厚
A が、薄肉鋼管部4Bの肉厚tB の1.5倍ないし
1.7倍とされる。パイプ構造材4と曲げ抵抗パイプ材
5との間に僅かな隙間αが残されていると共に、曲げ抵
抗パイプ材5の軸線5m方向における中央部位5bがパ
イプ構造材4の軸線4m方向における中央部位4bで固
定される。曲げ抵抗パイプ材5の端面5aとスタブコー
ン6の内面6aとの間に、パイプ構造材4の予め設定さ
れた圧縮許容長さβの1/2の空間11,11が確保さ
れる。そして、厚肉鋼管部4Aと曲げ抵抗パイプ材5と
の重なり部分は、パイプ構造材4の外径D4 の1倍ない
し2倍の長さLとなっていることである。
【0008】厚肉鋼管部4Aは、長尺な薄肉鋼管材9B
の両端部に突き合わせ溶接された厚肉鋼管材9Aで形成
させておくとよい。また、図3および図4に示すよう
に、厚肉鋼管部4Aを長尺な薄肉鋼管材9Bの両端部の
外周を覆う補強管12もしくはパイプ状に曲げ加工され
た帯鋼材13で形成することもできる。図1に戻って、
厚肉鋼管部4Aの内径と薄肉鋼管部4Bの内径とは同一
寸法であって、厚肉鋼管部4Aの内面4rと薄肉鋼管部
4Bの内面4sとを連続させておくとよい。
【0009】
【作用】二重鋼管型構造部材2に軸圧縮荷重が作用して
も、パイプ構造材4より短い曲げ抵抗パイプ材5には軸
荷重が伝わらず真直状態が維持される。この曲げ抵抗パ
イプ材5は僅かな隙間αを残してパイプ構造材4に挿入
されており、パイプ構造材4の弾塑性座屈の発生を抑制
する。軸荷重が薄肉鋼管部4Bの降伏耐力より大きくな
ると、薄肉鋼管部4Bは塑性変形するが、曲げ抵抗パイ
プ材5によって内方への変形が規制されているので、薄
肉鋼管部4Bは曲げ抵抗パイプ材5の外面に沿って縮む
ように変形する。一方、厚肉鋼管部4Aの肉厚tA は薄
肉鋼管部4Bの肉厚tB の1.5倍ないし1.7倍であ
って降伏耐力は薄肉鋼管部4Bのそれより大きい。しか
も、パイプ構造材4の外径D4 の1倍ないし2倍の長さ
Lが重なる曲げ抵抗パイプ材5によって内部が補強され
ているので、パイプ構造材4は弾性圧縮するに留まる。
したがって、パイプ構造材4はスタブコーン6の近傍で
曲がることなく、主として薄肉鋼管部4Bの部分で生じ
る圧縮塑性変形によって短くなる。曲げ抵抗パイプ材5
は、その軸線5m方向における中央部位5bでパイプ構
造材4の軸線4m方向における中央部位4bと固定され
ているので、中央部位5bを境にした一方の側でパイプ
構造材4が変形する圧縮量は、各空間11に確保された
圧縮許容長さβの1/2となる。パイプ構造材4の圧縮
変形によって、曲げ抵抗パイプ材5の両端面5a,5a
がほぼ同時にスタブコーン6,6の内面6a,6aに当
接する。軸圧縮荷重が曲げ抵抗パイプ材5にも伝達さ
れ、パイプ構造材4の残余耐力と曲げ抵抗パイプ材5の
耐力との和でその軸荷重に対抗する。以後は、二重鋼管
型構造部材2は緩やかに変形してトラス構造物の急激な
倒壊が回避される。
【0010】長尺な薄肉鋼管材9Bの両端部に厚肉鋼管
材9Aを突き合わせて溶接すると、薄肉鋼管部4Bとそ
の両端に形成した厚肉鋼管部4Aとからなるパイプ構造
材4を製作することができる。また、長尺な薄肉鋼管材
9Bの両端部の外周を補強管12もしくはパイプ状に曲
げ加工された帯鋼材13で覆うと、パイプ構造材4の厚
肉鋼管部4Aを形成させることができる。厚肉鋼管部4
Aの内径と薄肉鋼管部4Bの内径とを同一にしておき、
両内面4r,4sを連続させておくと、パイプ構造材4
と曲げ抵抗パイプ材5との隙間αを、曲げ抵抗パイプ材
5の全長にわたって同一に保つことができる。その結
果、薄肉鋼管部4Bと曲げ抵抗パイプ材5との隙間を小
さくしておくことができ、曲げ抵抗パイプ材5の外面に
沿った安定した軸方向の圧縮塑性変形が薄肉鋼管部4B
に発生する。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、曲げ抵抗パイプ材によ
ってパイプ構造材の弾塑性座屈の発生が回避される。軸
圧縮荷重が薄肉鋼管部の降伏耐力を越えると、厚肉鋼管
部は弾性変形するだけであるが、薄肉鋼管部では曲げ抵
抗パイプ材の外面に沿って縮む軸方向の大きい塑性変形
を生じさせることができる。したがって、スタブコーン
の近傍でパイプ構造材が曲がることはなく、二重鋼管型
構造部材に軸力のみを導入することができる。パイプ構
造材が所定の長さに圧縮されると、曲げ抵抗パイプ材の
耐力が加重された大きい耐力で軸荷重に対抗させること
ができる。薄肉鋼管部が圧縮された時点でトラス構造物
は変形するが直ちに倒壊することはなく、その変形に気
づいた時点から以後トラス構造物が緩やかに変形する間
に避難することができる。
【0012】長尺な薄肉鋼管材の両端部に厚肉鋼管材を
突き合わせて溶接すれば、薄肉鋼管部と厚肉鋼管部とか
らなるパイプ構造材を簡単に製作することができる。も
ちろん、長尺な薄肉鋼管材の両端部の外周を補強管もし
くはパイプ状に曲げ加工された帯鋼材で覆う場合も同様
である。厚肉鋼管部の内径と薄肉鋼管部の内径を同一に
しておき、両内面を連続させておけば、パイプ構造材と
曲げ抵抗パイプ材との隙間を同じに保っておくことがで
き、パイプ構造材の弾塑性座屈の発生を抑制しやすくな
ると共に、薄肉鋼管部に曲げ抵抗パイプ材5の外面に沿
う安定した軸方向の圧縮塑性変形を与えることができ
る。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係るトラス構造物用二重鋼
管型構造部材を、図面をもとにして詳細に説明する。図
1は、接合装置1を備えた本発明に係る二重鋼管型構造
部材2の左側部分の縦断面図であり、接合装置1を用い
てノード3に接合される。この二重鋼管型構造部材2
は、長尺なパイプ構造材4とそのパイプ構造材4に挿入
された曲げ抵抗パイプ材5とから構成されている。そし
て、パイプ構造材4に軸圧縮力が作用したとき、曲げ抵
抗パイプ材5が曲げに対する補強効果を発揮して、パイ
プ構造材4が軸線4mに対して直角方向へ撓む弾塑性座
屈の発生を抑制できるようになっている。そのパイプ構
造材4の先端にはスタブコーン6が溶接によって一体化
され、そのスタブコーン6に取りつけた接合ボルト7を
スリーブ8の回転によって進出させ、二重鋼管型構造部
材2をノード3のねじ孔3aに強固に接合することがで
きる。
【0014】詳しく述べると、パイプ構造材4は厚肉鋼
管部4Aと薄肉鋼管部4Bとからなり、その厚肉鋼管部
4Aは、厚肉鋼管材9Aを薄肉鋼管材9Bの両端部に例
えば突き合わせ溶接して形成される。スタブコーン6が
一体化される厚肉鋼管部4Aの内面4rと薄肉鋼管部4
Bの内面4sとは連続していることが好ましく、厚肉鋼
管材9Aの肉厚tA は、薄肉鋼管材9Bの肉厚tB
1.5倍ないし1.7倍に選定される。このような肉厚
を選定することによって、厚肉鋼管部4Aの軸圧縮荷重
に対する降伏耐力を薄肉鋼管部4Bのそれよりも大きく
しておくことができる。なお、厚肉鋼管部4Aの肉厚を
過剰に大きくすると重量増加を招くので、上記した1.
7倍程度に留められる。具体的には、薄肉鋼管材9Bの
外径が60.5mmで肉厚tB が3.2mmである場合
に、外径が63.7mm、肉厚tA が4.8mmの厚肉
鋼管材9Aが採用される。パイプ構造材4の両端に厚肉
鋼管部4Aが形成されているのは、パイプ構造材4に大
きい軸圧縮力が作用したとき、その塑性変形を薄肉鋼管
部4Bにおいてのみ発生させるためである。すなわち、
厚肉鋼管部4Aにおいては弾性変形に留めておき、スタ
ブコーン6の近傍で不安定な非軸対称変形や捩じれの発
生するのを防止するようにしている。
【0015】上記の曲げ抵抗パイプ材5は、パイプ構造
材4が軸圧縮力Pを受けて弾塑性座屈しようとすると
き、誇張して示す図2のように内部から支えて、パイプ
構造材4が撓むのを防止するものである。そのために、
曲げ抵抗パイプ材5は真直な状態を維持しておく必要が
あり、パイプ構造材4に作用する軸圧縮力Pが直ちに伝
わらないようにパイプ構造材4より短くなっている。し
かし、上記の弾塑性座屈を抑制するためには、曲げ抵抗
パイプ材5を薄肉鋼管部4Bのみならず厚肉鋼管部4A
内にも存在させておく必要があるので、曲げ抵抗パイプ
材5と厚肉鋼管部4Aとは、図1に示すように、パイプ
構造材4の外径D4 の1倍ないし2倍の長さLが重ねら
れている。その曲げ抵抗パイプ材5の外径は、パイプ構
造材4の内面との間に可及的に小さい隙間αを残す程度
の寸法とされる。具体的には、上記の例のパイプ構造材
4の内径は54.1mmであり、外径が53.6mmの
曲げ抵抗パイプ材5を採用すると、その隙間αは0.2
5mmとなる。隙間αが設けられているのは、曲げ抵抗
パイプ材5をパイプ構造材4に挿入できるようにするた
めである。また、軸圧縮力を受けたパイプ構造材4が座
屈しようとするとき、曲げ抵抗パイプ材5が直ちにパイ
プ構造材4の内面に接触して曲げ剛性を補うように機能
させるためである。これに加えて、上記の小さな隙間α
は、薄肉鋼管部4Bの降伏耐力より大きい軸圧縮荷重を
受けたとき、薄肉鋼管部4Bが内方へ変形するのを規制
するように作用する。したがって、薄肉鋼管部4Bの軸
方向の塑性変形を、曲げ抵抗パイプ材5の外面に沿って
縮む安定した形状とすることができる。
【0016】トラス構造物は、大地震の発生時などに短
時間のうちに倒壊しないようにしておく必要があり、本
発明に係る二重鋼管型構造部材2は大きい軸圧縮荷重に
対してパイプ構造材4が意図的に短くなる塑性変形を発
生させることができるようにしている。そして、パイプ
構造材4が予め設定された長さの塑性変形した後は、パ
イプ構造材4の残余耐力といまだ変形のない曲げ抵抗パ
イプ材5の耐力とによって大きい軸荷重に対抗させるこ
とができるようになっている。曲げ抵抗パイプ材5は上
記したようにパイプ構造材4より短かく、曲げ抵抗パイ
プ材5の端面5aとスタブコーン6の内面6aとの間
に、予め設計的に選定したパイプ構造材4の圧縮許容長
さβの1/2の空間11が確保される。これは、軸圧縮
荷重を受けたパイプ構造材4が塑性変形したとき、スタ
ブコーン6の内面6aが曲げ抵抗パイプ材5の端面5a
に向けて変位することができるようにするためである。
したがって、曲げ抵抗パイプ材5はパイプ構造材4の全
長から空間11の2倍の長さを差し引いた長さのものが
使用される。実際には、図示したように、厚肉鋼管部4
Aとスタブコーン6との溶接代を考慮して、パイプ構造
材4は曲げ抵抗パイプ材5の長さに座屈許容長さβを加
えたものより少し長くなっている。この二重鋼管型構造
部材2は水平な姿勢でトラス構造物の中に配置されると
は限らない。したがって、空間11,11を二重鋼管型
構造部材2の両端部で常に同等な長さに維持しておくた
めに、曲げ抵抗パイプ材5はその中央部位5bにおいて
パイプ構造材4の中央部位4bでプラグ溶接される。
【0017】上記した厚肉鋼管部4Aは、薄肉鋼管材9
Bの両端に厚肉鋼管材9Aを接続して形成させるだけで
なく、図3に示すように、長尺な薄肉鋼管材9Bの両端
部の外周を覆う補強管12で形成させるようにしてもよ
い。その補強管12は仮想線で示すごとく圧入した後に
溶接によって固定される。また、図4に示すように、薄
肉鋼管材9Bの両端部の外周に曲げ加工された帯鋼材1
3を被せてもよい。この場合は、軸方向へ延びる端縁1
3aにも溶接が施される。いずれの場合も、薄肉鋼管材
9Bはパイプ構造材4の全長の寸法を有し、補強管12
や帯鋼材13の肉厚tC は、薄肉鋼管材9Bの肉厚tB
の0.5倍ないし0.7倍のものが選定される。
【0018】図1を参照して、上記の二重鋼管型構造部
材2に適用される接合装置1は接合ボルト7を備えてお
り、両端部に有するねじ部7a,7bの径より大きい六
角の断面外形をしたボス7Aを備える。そして、その外
面に係合して回転力を伝達すると共に、その接合ボルト
7の軸方向変位を可能にしたスリーブ8の回転によっ
て、ノード3に形成したねじ孔3aにねじ部7aを噛み
あわせ、二重鋼管型構造部材2をノード3に強固に接合
することができるようになっている。上記した厚肉鋼管
部4Aの端部にスタブコーン6が溶接され、このスタブ
コーン6に噛みあわせたスリーブナット14を介して接
合ボルト7が取りつけられるようになっている。ねじ部
7aは右ねじであり、スタブコーン6の背後でアンカー
ナット15に噛みあうねじ部7bが左ねじとされ、二重
鋼管型構造部材2をノード3に接合するとき接合ボルト
7を回転させても、アンカーナット15がねじ部7bか
ら緩まないように配慮されている。上記したスリーブナ
ット14は、アンカーナット15をパイプ構造材4の内
部に配置できるようにするためのものであり、スタブコ
ーン6に設けたねじ孔6bは、アンカーナット15が通
過できる大きさとなっている。すなわち、スリーブナッ
ト14に接合ボルト7の軸部7mを通してアンカーナッ
ト15をねじ部7bに噛みあわせ、スリーブナット15
がねじ孔6bにねじロック剤などで固定される。
【0019】図に示された接合装置1は接合ボルト7を
スリーブ8の内部へ退避させることができる構造であ
り、そのためにスリーブナット14とボス7Aとの間に
コイルスプリング16が介在されている。したがって、
ねじ部7aの先端をノード3の接合面3pにあてがえば
コイルスプリング16が縮んでねじ部7aの全部をスリ
ーブ8内へ退避させることができる。一方、ねじ部7a
がノード3のねじ孔3aに臨むと、コイルスプリング1
6の弾発力によって、ねじ部7aをねじ孔3aとの初期
の噛みあいに必要な長さだけ進出させることができる。
上記の接合装置1の構造やその使用方法の詳細はUSP
4,872,779に記載されているので、これ以上の
説明は省く。なお、本発明に係る二重鋼管型構造部材2
には、上記の接合装置1に限らず、公知の他の型式のも
のを使用することもできる。
【0020】以上のような構成によれば、次のようにし
て、二重鋼管型構造部材2をノード3,3間に高力ボル
トである接合ボルト7を用いて強固に接合し、また、大
きい軸圧縮荷重に対しては大きい軸方向塑性変形を許容
する。まず、長尺な薄肉鋼管材9Bの両端に厚肉鋼管材
9A,9Aを溶接してパイプ構造材4を製作する。そし
て、曲げ抵抗パイプ材5を挿入して、その中央部位5b
をパイプ構造材4の中央部位4bに溶接またはねじによ
って固定する。そして、パイプ構造材4の両端にスタブ
コーン6,6を溶接れば、曲げ抵抗パイプ材5の端面5
aとスタブコーン6の内面6aとの間に設計上予め決め
られた座屈許容長さβの1/2の空間11が確保され
る。上記の接合ボルト7をスリーブナット14を介して
スタブコーン6に取りつけて、ボス7Aにスリーブ8を
被せる。両端に接合装置1,1を装着した二重鋼管型構
造部材2をトラス構築中のノード3へ運び、スリーブ8
を回転させて接合ボルト7のねじ部7aをノード3のね
じ孔3aに噛みあわせる。このようにして、二重鋼管型
構造部材2を他の一重管21などと共に、図5のように
次々とノード3,3間に組み込めばトラス構造物が構築
される。
【0021】積雪や地震によってトラス構造物に大きい
力が作用すると、ノード3に接合された構造部材は軸荷
重を受ける。二重鋼管型構造部材2に作用する軸圧縮力
が大きいと、パイプ構造材4が弾塑性座屈しようとする
(図2参照)。しかし、中央の一点で固定されている短
い曲げ抵抗パイプ材5には荷重が伝達されないので、曲
げ抵抗パイプ材5は厚肉鋼管部4Aの内部の大部分と薄
肉鋼管部4Bの内部の全部の領域で真直状態を維持し、
パイプ構造材4の弾塑性座屈は阻止される。したがっ
て、パイプ構造材4は曲がることなく、そのパイプ構造
材4の耐力で荷重に対抗される。パイプ構造材4が薄肉
鋼管部4Bの降伏耐力を越える軸荷重を受けると、厚肉
鋼管部4Aよりも降伏耐力の小さい薄肉鋼管部4Bが塑
性変形する。このとき、僅かな隙間αを隔てた曲げ抵抗
パイプ材5が薄肉鋼管部4Bの内方への変形を阻止し、
薄肉鋼管部4Bには図6に示すような多数の皺が生じ
る。パイプ構造材4と曲げ抵抗パイプ材5とは中央部位
で接続されているので、その中央部位を挟んで両側はほ
ぼ同じように塑性変形する。
【0022】薄肉鋼管部4Bの局部的に最も弱い部分例
えばスタブコーン6の近傍で大きい膨らみ4Hが発生
し、パイプ構造材4は曲げ抵抗パイプ材5の外面に沿っ
て圧縮許容長さβまで縮む。曲げ抵抗パイプ材5は静止
しているので、スタブコーン6が空間11を変位して、
その内面6aが曲げ抵抗パイプ材5の端面5aに当接す
る。この間の薄肉鋼管部4Bの塑性変形は必ずしも図の
ような軸対称形とならないが、曲げ抵抗パイプ材5の外
面に沿った波状の変形となる。この塑性変形は図11の
実線Cで示すように増大し、一本のパイプ構造材4の圧
縮長さは例えば20mmにも及ぶ。曲げ抵抗パイプ材5
がスタブコーン6の内面6aに当接した時点からは、パ
イプ構造材4の残余耐力と曲げ抵抗パイプ材5の耐力と
でもって軸荷重に対抗される。二重鋼管型構造部材2は
図11の実線Caに示すように緩やかな変形を以後も持
続する。上記のように各パイプ構造材4が20mm縮む
とトラス構造物は大きく変形するが、直ちに倒壊するこ
とはなく、その変形に気づいた時点から実線Caをたど
る変形の間に避難することができる。
【0023】前述したごとく、スタブコーン6が一体化
される厚肉鋼管材9Aの内面4rと薄肉鋼管材9Bの内
面4sとは連続していることが好ましい。しかし、厚肉
鋼管材9Aの肉厚tA を薄肉鋼管材9Bの肉厚tB
1.5倍ないし1.7倍に選定しながらも、厚肉鋼管材
9Aの外面と薄肉鋼管材9Bの外面とを連続させてもよ
い。この場合、曲げ抵抗パイプ材5の外径を上記と同じ
53.6mmとして厚肉鋼管部4Aの内面との間に0.
25mmの隙間を確保すると、tA /tB =1.5の場
合、肉厚tB が3.2mmの薄肉鋼管部4Bに対して厚
肉鋼管部4Aの肉厚tA は4.8mmとなる。したがっ
て、薄肉鋼管部4Bの内面と曲げ抵抗パイプ材5の外面
との間に、4.8−3.2+0.25=1.85mmの
隙間が生じる。この場合、薄肉鋼管部4Bが塑性変形す
るとき内方への僅かな変形が許容されるが、パイプ構造
材4が曲げ抵抗パイプ材5の外面に沿って縮むうえにお
いては特に問題となることはない。図7は、支持点2
0,20が対向する二辺のみに存在するトラス構造物に
二重鋼管型構造部材を適用した例であり、図8および図
9は、図7の正面矢視および側面矢視である。図中の二
本線で示した個所が大きい軸荷重の作用する部位に配置
された二重鋼管型構造部材2であり、一本線で示したと
ころが通常の構造部材である一重管の構造部材21で差
し支えない部位である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るトラス構造物用二重鋼管型構造
部材の一方の端部における縦断面図。
【図2】 弾塑性座屈を曲げ抵抗パイプ材によって抑制
する状態を誇張して示した二重鋼管型構造部材の断面
図。
【図3】 厚肉鋼管部を形成するために補強管を使用し
た場合のパイプ構造材の斜視図。
【図4】 厚肉鋼管部を形成するために曲げ加工された
帯鋼材を使用した場合のパイプ構造材の斜視図。
【図5】 二重鋼管型構造部材や他の構造部材をノード
に接合したトラス構造物の部分図。
【図6】 薄肉鋼管部において塑性変形した状態を模式
的に表した二重鋼管型構造部材の縦断面図。
【図7】 支持点が対向する二辺のみに設けられている
場合のトラス構造物にあって、二重鋼管型構造部材の適
用部位を説明する平面図。
【図8】 図7のVIII−VIII線矢視図。
【図9】 図7のIX−IX線矢視図。
【図10】 二重鋼管型構造部材の先行技術例の断面
図。
【図11】 構造部材に作用する軸荷重に対して生じる
圧縮変形量を説明するグラフ。
【符号の説明】
2…二重鋼管型構造部材、3…ノード、4…パイプ構造
材、4A…厚肉鋼管部、4B…薄肉鋼管部、4b…中央
部位、4m…軸線、4r,4s…内面、5…曲げ抵抗パ
イプ材、5a…端面、5b…中央部位、5m…軸線、6
…スタブコーン、6a…内面、7…接合ボルト、9A…
厚肉鋼管材、9B…薄肉鋼管材、11…空間、12…補
強管、13…帯鋼材、tA …厚肉鋼管部の肉厚、tB
薄肉鋼管部の肉厚、P…軸圧縮力、α…隙間、β…圧縮
許容長さ、L…重なり部分の長さ、D4 …パイプ構造材
の外径。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合ボルトを用いてノードに接合される
    パイプ構造材に曲げ抵抗パイプ材が挿入され、該パイプ
    構造材に軸圧縮荷重が作用したときの弾塑性座屈の発生
    を抑制することができるようになっている二重鋼管型構
    造部材において、 上記パイプ構造材は、長尺な薄肉鋼管部とその両端に形
    成した厚肉鋼管部とからなり、 前記接合ボルトを取りつけるためのスタブコーンが一体
    化される上記厚肉鋼管部の肉厚は、前記薄肉鋼管部の肉
    厚の1.5倍ないし1.7倍を有し、 前記曲げ抵抗パイプ材と前記パイプ構造材との間に僅か
    な隙間が残されていると共に、該曲げ抵抗パイプ材の軸
    線方向における中央部位が上記パイプ構造材の軸線方向
    における中央部位で固定され、 上記曲げ抵抗パイプ材の端面と前記スタブコーンの内面
    との間に、前記パイプ構造材の予め設定された圧縮許容
    長さの1/2の空間が確保され、 前記厚肉鋼管部と曲げ抵抗パイプ材との重なり部分は、
    前記パイプ構造材の外径の1倍ないし2倍の長さであ
    り、 前記パイプ構造材が前記薄肉鋼管部の降伏耐力より大き
    い軸圧縮荷重を受けたとき、該薄肉鋼管部のみに前記曲
    げ抵抗パイプ材の外面に沿って縮む軸方向の塑性変形を
    発生させるようにしたことを特徴とするトラス構造物用
    二重鋼管型構造部材。
  2. 【請求項2】 前記厚肉鋼管部は、長尺な薄肉鋼管材の
    両端部に突き合わせ溶接された厚肉鋼管材で形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載されたトラス構造
    物用二重鋼管型構造部材。
  3. 【請求項3】 前記厚肉鋼管部は、長尺な薄肉鋼管材の
    両端部の外周を覆う補強管もしくはパイプ状に曲げ加工
    された帯鋼材で形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載されたトラス構造物用二重鋼管型構造部材。
  4. 【請求項4】 前記厚肉鋼管部の内径と前記薄肉鋼管部
    の内径とは同一寸法であって、該厚肉鋼管部の内面と前
    記薄肉鋼管部の内面とが連続していることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載されたトラス
    構造物用二重鋼管型構造部材。
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