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JPH06334119A - 昇圧用半導体集積回路及びその半導体集積回路を用いた電子機器 - Google Patents

昇圧用半導体集積回路及びその半導体集積回路を用いた電子機器

Info

Publication number
JPH06334119A
JPH06334119A JP5335424A JP33542493A JPH06334119A JP H06334119 A JPH06334119 A JP H06334119A JP 5335424 A JP5335424 A JP 5335424A JP 33542493 A JP33542493 A JP 33542493A JP H06334119 A JPH06334119 A JP H06334119A
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JP
Japan
Prior art keywords
boosting
circuit
semiconductor integrated
voltage
integrated circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP5335424A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takahashi
寛 高橋
Yutaka Saito
豊 斉藤
Hiroyuki Odagiri
博之 小田切
Katsuhiro Horiguchi
勝弘 堀口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP5335424A priority Critical patent/JPH06334119A/ja
Priority to US08/197,732 priority patent/US5691556A/en
Priority to EP94111995A priority patent/EP0661749A1/en
Publication of JPH06334119A publication Critical patent/JPH06334119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/12Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
    • H01L27/1203Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body the substrate comprising an insulating body on a semiconductor body, e.g. SOI

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノリシック昇圧用半導体集積回路装置およ
び電子機器の実現、改良するものである。 【構成】 モノリシック昇圧半導体集積回路装置は基本
要素としてダイオード部分A(もしくはMOSトランジ
スタ)とキャパシタ部分Bの対(ペア)から構成されて
いる。ダイオードは整流転送機能を、キャパシタは電荷
の蓄積機能をもっている。該ダイオードである整流素子
部分AがSOI基板15(SiliconOn Ins
ulatorの略で、半導体基板上に絶縁層を有し該絶
縁層上に薄膜の半導体基板を有する構成を取る半導体基
板のことである。)上に形成され、それぞれ電気的に分
離されているという構成を取る。これまでモノリシック
では不可能だった数Vから数100Vまでの高倍率の昇
圧用半導体集積回路装置が可能とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電圧変換機能を有する半
導体集積回路装置に関するものであり、特には該装置の
素子の構成および製造方法に関するものである。更に、
該装置の電気回路上の利用方法に関わって該装置を組み
込んだ電子機器装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電圧変換機能(以降コンバータと称する
ことがある)は大別すると、降圧と昇圧の2つに分類で
きる。従来、降圧機能を有する半導体集積回路装置は各
種存在し産業上利用されている。しかしながら、図25
に示した従来のEL(エレクトロルミネッセンス)素子
の駆動回路のごとく、昇圧に関しては今もってトランス
を用いた変換が一般的である。トランスを使用するた
め、交流から交流(以降AC−ACと称する)の電圧変
換においてはもちろん容易でもあり行われていて当然で
あるが、直流から直流(以降DC−DCと称する)での
変換においても一旦発振回路等で交流成分の電流に変換
し、トランスを介し昇圧を行いその後、再度整流し直流
に戻すという手法がとられている。
【0003】また、一部の不揮発性メモリ等の半導体集
積回路装置では、メモリの書き込み・消去用の高電圧
(といってもVddが3Vから5Vに対しての10から
20V程度の高電圧である)を得るためMOSを使った
昇圧回路を同一半導体集積回路装置内に単一的(以降モ
ノリシックと称する)に作りこんでいるものもある。図
20はトランスを使わない昇圧回路である電荷輸送法
(以降チャージポンプと称する)の回路をダイオード
(D1 1001からDn 1003)で構成したものであ
る。ここで図21に示すごとく、発振回路で作成した繰
り返し信号(以降クロックもしくはCKと称する)とち
ょうど位相の反対の信号(以降クロックバーもしくはC
K反転と称する)を入力することで、出力電圧Vout
1004は Vout=Vin+nVin−(n+1)Vf ・・・(1) で与えられる。ここでnはダイオードとキャパシタ(C
1 1008からCn-1 1010)のペアの段数である。
Vfは単体ダイオードの順方向電圧降下分である。
【0004】従来のPN接合を単一基板に直列配列した
例を説明しよう。図26はその従来例の半導体集積回路
装置を示す模式的断面図である。それを実効的回路で考
えてみると図27のようになる。図22は同チャージポ
ンプ回路をMOSトランジスタを用いて構成したもので
ある。図23(a)は、図22の各MOSトランジスタ
の電極に示した模式図で、MOSトランジスタの出力は
図23(b)に示した断面構造になっている。即ち、厚
い基板1031の表面にソース1034、ドレイン10
32が形成されている。この場合(1)式のVfはトラ
ンジスタのスレッショルド電圧Vthで置き換えられ
る。モノリシックの昇圧回路としては、さらに、図24
に示したフィボナッチ型スイッチドキャパシタ昇圧回路
も知られている。このようにMOSで構成されたものが
使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の昇圧回路や昇圧
用モノリシックの半導体集積回路装置は前述したような
手法を取っているが以下のような解決すべき課題があげ
られる。第1の問題として、まずトランスを用いる変換
方法としては、大きさの問題がある。衆知のごとく、ト
ランスの大きさは取り出す電力にもよるが、もれ磁束と
使用している交流成分の周波数で決定される。周波数を
上げていけばトランスは小型化できるが、現在の技術で
はまだまだ大きく、厚さ方向の寸法でいっても、数mm
はどうしても必要となってしまい、モノリシックの半導
体集積回路装置と比べて10倍程度となる。これでは、
携帯来機器等に使用した場合、ある程度以上薄くできな
いということになり、商品性の向上が図れないことにな
ってしまう。また、DC−DC変換においても一旦AC
に変換するため、そこでの損失がどうしてもあるという
効率の問題がある。また、このような変換(スイッチン
グ方式のDC−DCコンバータと言うが)では、一般に
前述したように周波数を上げること、すなわち高周波化
すれば小型化と高効率化が図れるとされているが、周辺
の電気回路を構成する半導体集積回路装置類の性能もま
だまだ充分ではないのが現状である。さらにはスイッチ
ング方式では電流を一旦磁束に変換することになるので
必ず幾ばくか電磁波が漏洩することになる、近年の高周
波化のなかでこれら漏洩電磁波が問題視されはじめてい
て、高調波規制として環境面から法規制の動きも取りざ
たされている。
【0006】第2の問題として、前述したように一部モ
ノリシックの昇圧用半導体集積回路装置は存在するには
するが、図22に示したごとくMOSトランジスタを使
用した構成を取っているものである。図20のようなダ
イオードを使用した構成がとれないためである。図26
のように同一半導体基板上に形成した複数のPN接合す
なわちダイオードは図27のようにそれぞれを完全独立
分離できないからである。各整流素子ダイオードはそれ
ぞれカソード(N−型層331)とアノードになるP型
基板330でPNダイオード341から343を構成し
アノードP型基板共通(コモン)344となる。このよ
うにデイスクリート接続的に考えると最終段のPNダイ
オード343がその時の昇圧電圧に耐える逆方向耐圧を
有していれば、このような昇圧回路が実現可能かのごと
く思える。しかしながら、これらは半導体であり、実際
にはこの2種類のPN接合は図28に示すようにPNP
トランジスタを構成し、図示したような回路構成され
る。例えば、CK反転360がL(ロー)になった時T
r352にとってはベース電流i353が流れたことに
なる、この時CK359はH(ハイ)なのでノード35
7には1段目昇圧された電荷が蓄えられている。しかし
ながら、この時すなわちPNPトランジスタTr354
はオンしベース電流i×hFE分の電流354がコモン
のGNDへ流れ出してしまい、実際上昇圧が不可能とい
うことになる。このことが再三単一基板上でのPN接合
の配列が困難であると説明している理由である。もちろ
ん、個別部品(デイスクリート)をつなぎあわせればこ
ういった構成は可能であるが、前述したトランスでの大
きさの問題と同じことになってしまい、モノリシックに
する意味が全くなくなってしまう。さて、MOSトラン
ジスタを配列する構成をとった場合、図23(a)、
(b)に示すようにMOSトランジスタはその基板(S
ub)1031を共通とするものであり、たとえば基板
が今接地(GND)だったとすると一段目のトランジス
タは良いとしても二段目のトランジスタはそのソースと
Subの間に一段昇圧した電位差が生じることになる。
こうなると、Vthが上昇し以下のように表される。
【0007】 Vth=Vth(initial)+K{(VB +2φ)1/2−(2φ)1/2 } ここでVB はソースを基準とした基板電圧、Vth(ini
tial) は基板電圧0の時のトランジスタのVth、Kは
基板バイアス定数、φはフェルミ準位である。すなわち
段数を重ねれば重ねるほどVthは上昇し次第に充分な
ON動作をしなくなってくる、昇圧電圧が飽和してくる
ということになる。実験的には、3V入力で10数Vま
での昇圧が実際的な限界である。また、出力電流Iは I∝f・C/n で表され、ここでfはCKの周波数、Cは単位キャパシ
タの容量である。したがってIを大きくとるためには、
Cを大きくすれば良いことがわかるが、面積もどんどん
大きくすることになり経済効果的によくない方向とな
る。また昇圧電圧を大きくしたい場合、キャパシタにお
いて最終出力電圧に見合った絶縁耐圧は確保しなければ
ならずキャパシタの絶縁膜の膜厚を増すことになる、そ
うすると今度は容量が減少することになる。このよう
に、本方式において出力電流と昇圧電圧はそれぞれ相反
する要因を持っているものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述してきたような課題
において、昇圧回路にかかり本発明では、良好なモノリ
シック昇圧半導体集積回路装置を実現するための手段、
およびそれらを組み込んだ電子機器装置における電気回
路の手段を以下のように取った。
【0009】第1の手段として、良好なモノリシック昇
圧半導体集積回路装置の構成方法について説明する。前
述してきたごとくモノリシック昇圧半導体集積回路装置
の代表例としてチャージポンプ方式があるが、それを構
成する基本要素としてはMOSトランジスタ(もしくは
ダイオード)とキャパシタの対(ペア)である。これら
をその機能でMOSトランジスタは整流(英語で言うと
Rectifier)でキャパシタは電荷の蓄積および
転送であるがキャパシタはキャパシタと言うことにす
る。
【0010】まず、第1の手段その1として整流機能を
ダイオードとし、該ダイオードがSOI基板(Sili
con On Insulatorの略で、半導体基板
上に絶縁層を有し該絶縁層上に薄膜の半導体基板を有す
る構成を取る半導体基板のことである。薄膜の半導体基
板の厚さとしては近年では数10オングストロームから
数100μmまで各種実現されている。また該半導体基
板の製造方法としてもSIMOX法、ZMR法、張り合
わせ法、等など各種提案実施例されている。)上に形成
され、それぞれ電気的に分離されているという構成を取
るという手段である。キャパシタも同様にSOI基板上
に形成される。
【0011】第1の手段その2として、その1における
ダイオードをMOSトランジスタで構成するという手段
である。その3としてその1におけるダイオードをポリ
シリコントランジスタ(多結晶シリコン膜すなわちポリ
シリコン膜に形成されたMOSトランジスタのこと、以
下Polysilicon Thin Film tr
ansistorを略して、PTFと称する。)で構成
するという手段である。その4として、その1における
ダイオードをポリシリコン膜をエキシマレーザーなどで
単結晶性を向上させたものにPN接合を形成することで
得たダイオード(以下ポリの再結晶ダイオードと称す
る。)で構成するという手段である。その5からその8
として、その1からその4のそれぞれについてキャパシ
タの構成を2層のポリシリコン膜で行うという手段であ
る。その9からその12として、その1からその4のそ
れぞれについてキャパシタの構成をSOIではなく一般
的な半導体基板上に形成された絶縁膜で行うという手段
である。
【0012】第2の手段として、第1の手段で述べたと
ころの整流機能とキャパシタを縦方向の構成として、重
ね合わせる構造をとるという手段である。第1の手段そ
の1からその12までと組み合わせてやはり、第2の手
段その1からその12と称する。
【0013】第3の手段として、SOI基板上に分離さ
れ配列されたPN接合を形成し、該PN接合は光や放射
線をうけて電気出力を出すものとし、さらに前述してき
たような整流素子とキャパシタとで構成された昇圧回路
を有する構造とするという手段である。
【0014】第4の手段その1として、キャパシタの絶
縁膜すなわち誘電体膜をシリコン酸化膜−シリコン窒化
膜−シリコン酸化膜の3層構造とするという手段であ
る。その2として、キャパシタの誘電体膜をシリコン酸
化膜−タンタル酸化膜(Ta25 )の構造とするとい
う手段である。その3として、キャパシタの誘電体膜を
チタン酸バリウムストロンチウム{(Bax ,Sr1-x
)TiO3 、(以下BST系膜と称する)}の構造と
するという手段である。その4として、キャパシタの誘
電体膜をチタン酸ジルコン酸鉛{Pb(Zr,Ti)O
3 、(以下PZT系膜と称する)}の構造とするという
手段である。
【0015】その5として、配列された整流素子と該キ
ャパシタ間を電気的に接続する配線が横断する整流素子
上の絶縁膜の部分を該キャパシタ素子に使用されている
絶縁膜より厚くなっているという手段である。その6と
して、配列されたキャパシタ素子の誘電体膜の厚さが少
なくもそれぞれ異なる構成を取るという手段である。そ
の7として、配列された整流素子をSiエッチ+ロコス
酸化で分離という手段である。その8として、研磨でP
TFのポリシリコン表面を平坦化するという手段であ
る。その9として、MLDで整流素子用トランジスタの
ソース及びドレインを形成するという手段である。その
10として、整流トランジスタのソースをLDD構造と
するという手段である。その11として、ポリシリコン
のエキシマレーザ再結晶で整流素子を形成するという手
段である。その12として、ポリシリコンからの拡散で
反対導電型の不純物領域を形成するという手段である。
【0016】第5の手段その1として、EL(エレクト
ロルミネッセンス、電子励起蛍光発光)素子を接続し発
光のためのEL素子制御電気回路の電圧昇圧回路をチャ
ージポンプ方式で形成しているという手段である。その
2として、EL素子発光のためのEL素子制御電気回路
の電圧昇圧回路をスイッチトキャパシタ方式で形成して
いるという手段である。その3として、EL素子駆動の
ための電圧昇圧と光を受けて発電をし、電池に充電を行
う充電とを外部信号にて切り換えて行うという手段であ
る。その4として、発振信号回路を内蔵しているという
手段である。その5として、発振信号回路を内蔵し発振
信号発生回路にて発生された信号が倍圧回路(ボルテー
ジダブラー、とかダブラー等と称する)で接地(GN
D)に対して電源電圧の正・負(プラス・マイナス)の
電圧を有するという手段である。その6として、スイッ
チトキャパシタ方式の回路にて発振信号系の接地(コモ
ン)側と昇圧電圧側の接地(GND)が整流素子にて分
離されているという手段である。その7として、発振信
号回路の発生信号の正負の時間の比率を変化することで
昇圧電圧の電圧あるいは電流を調整するという手段であ
る。その8として、発振信号回路の発生信号の周波数を
変化することで昇圧電圧の電圧あるいは電流を調整する
という手段である。その9として、昇圧された出力の終
端に容量素子を有しEL駆動をしていない期間定期的に
昇圧出力が出力され該容量素子を予備充電するという手
段である。
【0017】その10として昇圧された出力の終端に容
量素子およびインバータ素子を有しEL駆動をしていな
い期間(EL端子が接地状態にある期間)に該容量素子
を予備充電するという手段であり、また該インバータ素
子を駆動するタイマー回路を内蔵し、該タイマー回路の
設定によって昇圧された出力を任意の時間間隔で印加で
きるという手段である。その11として該EL素子を駆
動するための該昇圧回路を2個用い、該EL素子の両側
に昇圧された出力を交互に印加するという手段である。
【0018】第6の手段として該昇圧回路の入力端子と
クロック端子、クロックバー端子間および出力端子とク
ロック端子、クロックバー端子間に静電破壊保護用に高
電圧降伏ダイオードを設けるという手段である。第7の
手段において、その1として1次電池または2次電池か
らなる電源の電圧を昇圧する第1の昇圧手段と、前記第
1昇圧手段の昇圧出力電圧レベルのパルスを発生する昇
圧電圧を昇圧用クロックパルス発生手段と、第1昇圧手
段の昇圧電圧を昇圧用クロックパルス発生手段のするク
ロックパルスによって昇圧する第2昇圧手段を設けると
いう手段である。さらにその2として昇圧半導体集積回
路を構成する基本単位をMOSトランジスタもしくはダ
イオードとキャパシタの対とし、nを1以上の正の整数
として、昇圧半導体集積回路を構成する基本単位がn段
で構成され、第1昇圧回路の段数がn/2段で構成を取
るという手段である。
【0019】第8の手段において、その1として昇圧回
路において昇圧された出力を出力調節回路を用いて、そ
の出力調整回路の駆動クロック信号の周波数もしくはデ
ューティー比を可変にすることによって昇圧された出力
信号を可変させるという手段である。
【0020】その2として昇圧回路において昇圧段の段
数を可変にすることにより昇圧された出力信号を可変さ
せるとという手段である。
【0021】
【作用】前記、手段を取ることで以下の作用が得られ
る。第1の手段を取ることで以下の作用が得られる。す
なわち、チャージポンプ方式やスイッチトキャパシタ方
式の昇圧回路において整流・キャパシタのペアが完全に
分離されることになるので、これまでモノリシックでは
不可能だった数Vから数100Vまでの高倍率の昇圧用
半導体集積回路装置が可能となる。
【0022】第2の手段を取ることで以下の作用が得ら
れる。すなわち、このような半導体集積回路装置の面積
(チップサイズ)の縮小が図られ、経済的効果が大き
い。第3の手段を取ることで以下の作用が得られる。す
なわち、このような昇圧機能を持つ半導体集積回路装置
が光を受けて電気信号を出力するような機能をもつこと
になる。切り換えて、充電用半導体集積回路装置ともな
るわけである。
【0023】第4の手段を取ることで以下の作用が得ら
れる。すなわち、このような半導体集積回路装置をより
高性能により廉価に得られる。第5の手段を取ることで
以下の作用が得られる。すなわち、このような半導体集
積回路装置を使用することで今まで不可能だった薄型の
EL発光素子内蔵の電子機器が実現可能となる。また、
充電機能を兼ね備えていたり、ELの発光の仕方(色合
いや輝度)で各種メッセージ・アラームを示す機能を兼
ね備えた電子機器も実現可能となる。
【0024】第6の手段を取ることで以下の作用が得ら
れる。すなわち、このような高電界の印加される半導体
集積回路においてノイズその他の不要な静電気による素
子の破壊を外部からの付加的な保護装置を設けることな
く未然に防ぐことが可能となる。
【0025】第7の手段を取ることで以下の作用が得ら
れる。すなわち、電源電圧を1度第1昇圧手段で昇圧し
た後、その昇圧電圧レベルのクロックパルスを昇圧用ク
ロックパルス発生手段で発生させ、そのパルスで第2昇
圧手段を駆動するように構成することで、昇圧回路を構
成するチャージポンプの段数が少なくても高い昇圧電圧
を得ることが可能となり、チップサイズの縮小が可能と
なり、これを応用した電子機器も小型化が図れる。
【0026】第8の手段を取ることで以下の作用が得ら
れる。すなわち、昇圧回路に出力調節回路を有すること
によって、また昇圧回路の昇圧段数を可変にすることに
よって昇圧回路によって昇圧された出力を任意の出力信
号に可変でき、出力素子の出力特性や出力状態を任意に
変化させることが可能となる。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。図1は本発明にかかる第1の実施例
の半導体集積回路装置を示す整流・キャパシタペアの模
式的断面図である。Si層18は今P型の半導体基板で
ありP型層24を形成していて、N+ 型層19を有しP
N接合からなる整流機能を成す、SiO2 16とロコス
酸化膜17とで支持基板であるSi基板15や隣接する
他の素子と完全に分離されて整流素子部分Aを形成す
る。Si層18上にキャパシタ絶縁膜22を有し、さら
にキャパシタ電極21を有し同様に他素子と分離されキ
ャパシタ部分Bが形成されている。図2は第1の実施例
の半導体集積回路装置を示す電極の模式的平面図であ
る。図3は第1の実施例の半導体集積回路装置を示すチ
ャージポンプ方式の昇圧回路の1つの整流・キャパシタ
ペア(以下ペアと称することがある)を示す模式的ブロ
ック図である。図1で示したような構成は図2で示すよ
うな配線で互い接続され図3のような回路を形成する。
このペアが図21のように多数接続されモノリシックの
昇圧用半導体集積回路装置が実現される。
【0028】本発明の半導体集積回路において、キャパ
シタの絶縁膜すなわち誘電体膜をシリコン酸化膜−シリ
コン窒化膜−シリコン酸化膜の3層構造とすることによ
り、小さい面積で大容量のコンデンサを得ることができ
る。さらに、キャパシタの誘電体膜をシリコン酸化膜−
タンタル酸化膜(Ta2 5 )チタン酸バリウムストロ
ンチウム{(Bax , Sr1-x )TiO3 、(以下BS
T系膜と称する)}チタン酸ジルコン酸鉛{Pb(Z
r,Ti)O3 、(以下PZT系膜と称する)}の強誘
電体膜構造とすることでより小さい面積で同じ容量のコ
ンデンサを形成できる。また、整流素子とキャパシタ間
を電気的に接続する配線が横断する整流素子上の絶縁膜
の部分を該キャパシタ素子に使用されている絶縁膜より
厚くすることにより寄生容量の効果を減少することがで
きる。配列されたキャパシタ素子の誘電体膜の厚さが少
なくともそれぞれ異なる構成を取ることにより(低電圧
部を薄い絶縁膜、高電圧部が厚い絶縁膜)コンデンサ面
積を小さくできる。
【0029】図4は本発明にかかる第2の実施例の半導
体集積回路装置を示す整流・キャパシタペアの模式的断
面図である。Si層18は今P型の半導体基板であり、
+型層19を有しPN接合からなる整流機能を成す、
同時にN+ 型層19上にキャパシタ絶縁膜22を有しさ
らにキャパシタ電極21を有しキャパシタ部分が形成さ
れている。
【0030】図5は本実施例の半導体集積回路装置を示
す電極の模式的平面図である。このような構成を取るこ
とで第1の実施例で説明したようなペアを同一平面上に
形成でき面積的に大幅な節約が可能となる図6は本発明
にかかる第3の実施例の半導体集積回路装置を示す整流
・キャパシタペアの模式的断面図である。SOIではな
い通常の半導体基板上に形成されたキャパシタ絶縁膜2
2とキャパシタ電極67からなるキャパシタは同一半導
体基板上に形成されたポリシリコン基板60においてド
レイン領域61とソース電極63とゲート電極69から
なるポリシリコンMOSトランジスタすなわちPTFに
接続され図8に示すようにトランジスタとキャパシタか
らなるペアを形成する。
【0031】図7は本実施例の半導体集積回路装置を示
す電極の模式的平面図である。このペアが多数接続され
図22に示したようなチャーポンプ昇圧回路を形成す
る。本実施例によればSOI基板も用いず、基板効果に
よるMOSトランジスタのVth上昇もない良好で廉価
な昇圧回路が実現可能となる。
【0032】図9は本発明にかかる第4の実施例の半導
体集積回路装置を示す整流および光発電・キャパシタペ
アの模式的断面図である。ポリシリコン電極92より自
己整合的に導入されたN+ 型層91は整流素子としてキ
ャパシタ部分Bに接続されると同時に光をうけた際、発
電素子として電圧もしくは電流を取り出すことができ
る。
【0033】図10(a)は本実施例の半導体集積回路
装置の電気回路を示す模式的ブロック図である。回路上
切り替えスイッチとしてMOSトランジスタCS104
とCS105が配置されCSに信号が入って来たときだ
け(CSが来ていない時CSは自動的にセレクトされて
いることを意味する)チャージポンプ回路として整流素
子は直列接続され昇圧動作する{図10(b)}。CS
が来ないとき、大方の時間、整流素子は6個程度(Li
やキャパシタ型の充電2次電池を想定した場合。直列接
続した場合や全く異なる充電電圧を必要とする電池等の
場合など、相応の数)直列に接続しそれをある分全て並
列に接続し充電用2次電池BAT.103を充電し続け
る{図10(c)}。本実施例のような構成を取ること
でEL発光素子駆動のような昇圧回路を有する電子機器
において、電池の消耗、頻繁な交換等を心配することが
なくなり大変便利である。
【0034】図11は本発明にかかる第5の実施例の半
導体集積回路装置の製造方法を示す製造工程順の断面図
である。SOI基板上の単結晶Si層11上に形成され
たSiN層115はホトレジスト114にて領域パター
ニングされる{図11(b)}。次に、ホトレジスト1
17にて領域パターニングされ単結晶Si層11は部分
的下地SiO2 絶縁層112に到達しない範囲でエッチ
ング除去される{図11(c)}。次に、酸化工程を経
ることでロコス酸化膜118が形成され個々分離された
Si層119が形成される。
【0035】図12は本発明にかかる第6の実施例のE
L発光素子駆動回路を示す模式的ブロック図である。昇
圧装置122は前述してきたようなチャージポンプ方式
を取る半導体集積回路装置であり、整流・キャパシタペ
アが直列に配列されているものである。本実施例の場
合、EL素子Ce125は数nFの容量があるとしてタ
イマー回路による充放電周期が2から3kHzとして充
分な輝度を得るためにはVout124には100V程
度の電圧と1*10の−5乗F/secの電荷輸送能力
が必要である。Vddに接続されたVin3Vのとき整
流・キャパシタペアは約40段、1個のキャパシタの容
量は10pF程度、CKおよび反転CKは1から4MH
z必要なことになる。Vin1.5Vのときは約80段
要ることになる。最終段のダイオード130の手前の外
付け容量Cx129はEL素子Ce125と同程度の数
nFの容量が必要である。このとき、例えばCKと反転
CKの電圧振幅においてCKをGNDに対してマイナス
の電圧で振幅させることで同じ昇圧比を得る場合半分の
段数で済むことになる。
【0036】また、例えばこのようなチャージポンプの
回路ではCKが入りはじめてから所望のVout電圧が
獲られるまでに、少なからずの時間がかかるものであ
る、この立ち上がり時間は数10m秒から数100m秒
であるが、これをふせぐためにタイマー回路が動作して
いないときにも数秒から数分の間に1回とか昇圧回路を
動作させ、CxやCeをプリチャージしておくと立ち上
がり時間が短くて済み便利である。
【0037】図25は従来のEL素子駆動回路の例であ
るが、トランス1053は前述したごとく大きさの問題
や電磁高調波の問題がある、加えてトランスを駆動する
ためのNPNトランジスタ1057と容量Cb1055
と抵抗Rb1054からなる自励発振回路は自己消費電
力は数mWにものぼり大変効率が悪い。本発明を適用す
ることでこれら問題点が全て解決されることからみても
本発明がいかに優れているかが判る。
【0038】図13は本発明にかかる第7の実施例のE
L発光素子駆動回路を示す模式的ブロック図である。V
dd131電圧は前述してきたごとく、1.5V、3.
0V、あるいは5.0V、あるいは12V系の電源から
きていることが多いが、5%から10%のばらつきは必
ず発生するものである、ましてや電池などからきている
場合、初期から放電時までの間にはかなりの電圧差が生
じるものである。本実施例ではVout132の出力電
圧を基準電圧を内蔵したコンパレータ133が監視して
いてPWM(パルスウエーブモジュレーション)回路1
34を介してCKおよびCKの信号のデューテイ比(オ
ン・オフ比、図14でいうところのtonck1 142とT
ck141のこと)をtonck2 143のように変化させる
ことで電荷輸送効率を変化させELの輝度を一定に保っ
てやるというものである。電圧が下がって来たときオン
する時間をながくする。また、PWM回路はPWMの代
わりにVCO(ボルテージコントロールオシレータ)の
ようにCKの周波数を変化させるような回路を用いても
同様に効果的である。昇圧回路がスイッチトキャパシタ
方式の場合でも本実施例の効果は全く同様である。
【0039】図15および16は本発明にかかる第8の
実施例の昇圧機能を有する半導体集積回路装置の電気回
路を示す模式的ブロック図である。スイッチトキャパシ
タ型昇圧回路を構成した励である。ここで一般的なスイ
ッチトキャパシタ型昇圧回路の説明を行っておくことに
する。
【0040】図24はフィボナッチ型スイッチトキャパ
シタ昇圧回路の原理構成であるが、Tra1 1051とT
rb1 1052と容量1055とTrc1 1053とで構成
される回路を1ブロックとするとこれをn段接続した場
合の出力電圧Voutは Vout=Fib(n+1)・Vin−Rsc・Iout である。
【0041】ここでRscは出力抵抗、Fib関数は Fib(0)=0, Fib(1)=1 Fib(n)=Fib(n−2)+Fib(n−1) で表されるものである。
【0042】すなわち、チャージポンプ方式で昇圧した
場合よりはるかに少ない段数(整流素子とかキャパシタ
の数が)で昇圧が可能となるものである。しかしなが
ら、この回路におけるMOSトランジスタは理想スイッ
チを想定しており、実際にはモノリシックの半導体集積
回路装置内で実現するのは困難である。なぜならば、例
えばトランジスタTra1 1052がオンするためにはゲ
ートに与えられるCK 1の電圧はノードa11056より
高い電圧でなければならないが、第1段目は良いとして
も後段でのノードの電圧は昇圧された電圧になっている
ためトランジスタのオンは実質上不可能になってしまう
からである。
【0043】そこで、本発明ではず15に示すようにC
K 1とCK 2のCOMをCOM 1とCOM 2としたうえ
で、それぞれダイオードでGNDと分離した、さらに各
ノードに結線するうえでそれぞれダイオードでバックア
ップする構成を取った。こうすることで、昇圧系のGN
DとCK系のCOMは起点のポテンシャルはGNDと同
じでもダイオードバックアップ分離され別の電圧傾斜系
を形成し、実際上実現可能となった。
【0044】図16は縦続接続形スイッチトキャパシタ
昇圧回路に本発明を適用した例である。このタイプは
(2m+1)個のキャパシタと(4m+1)個のトラン
ジスタで2m 倍の昇圧が可能なものである。図示するよ
うに同様なダイオードバックアップで実現可能としたも
のである。
【0045】図17(a)は本発明にかかる第9の実施
例の半導体集積回路装置の整流素子を示す模式的断面図
である。N- 型層301に開孔部を有しアノード電極3
02が接触している、今該電極がAl(アルミニュウ
ム)として半導体プロセス的に適当な処理(開孔部の表
面処理や、Alを接触させたのちの熱処理例えば400
℃から600℃ぐらいまで処理を施すこと)にて良好な
ショットキー接合303を得る。このようないわゆるシ
ョットキーダイオードを整流機能素子として構成するこ
とで、アノード領域たるP+ 型層を形成しない整流素子
が得られる。
【0046】図17(b)はショットキー接合部の拡大
の断面図である。ここでは、直接AlをN−Si表面に
接するのではなく、バリアメタルとしてショットキー金
属307を介在させた例をしめしている。ショットキー
金属として、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、白
金(Pt)、タングステン(W)などが良いとされてい
るが、必要なダイオードのVfや逆方向リーク(リー
ク)によって選択使用される。ここでは、例えばPtや
Wを数1000 つけることを推奨する。ここまで説明
してきたような本発明の半導体集積回路装置の実施例に
加えて、このような構成をとることで、通常のPN接合
のVfが大体0.6Vであるのに対してショットキーは
0.4から0.5Vぐらいであり、より損失の少ない昇
圧回路が実現できる。また、近年の電気回路の動向とし
て半導体集積回路装置を使用する標準の電源電圧の低
下、例えば5Vから3V、さらには1.5V化に対応し
て、非常に便利である、実際上1.5V電源電圧でのV
inからの昇圧では本実施例をもって初めて可能にな
る。
【0047】図18は本実施例をSOI基板ではなく、
単一のごく標準的なP型基板310にて応用した例であ
る。本応用例のごとく、PN接合ではなくショットキー
接合を整流機能素子として使用することで、回路構成と
しては、図19に示すようなものとなり、昇圧が可能と
なる。つまり、ショットキー接合ではベース(N- 型層
311)とエミッタ層にあたるショットキー金属のショ
ットキー接合部313において小数キャリアの注入がな
くトランジスタ動作しないからである。また、この場合
終段のPNダイオードDn325は最終昇圧電圧に耐え
なければならないが、通常のPN接合であるため有利で
ある、つまり耐圧的(リーク電流)に不利なショットキ
ーダイオードは説明してきたように1段分の電源電圧に
さえ耐えれば良いからである。
【0048】図29は本発明にかかる第10の実施例の
EL発光素子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
昇圧装置122は前述してきたようなチャージポンプ方
式を取る半導体集積回路であり、整流・キャパシタペア
が直列に配列されているものである。本実施例の場合、
EL素子Ce125に昇圧装置から昇圧された出力を印
加するわけであるが、EL素子を発光させるためにはあ
る時間間隔をもって印加され、EL素子内に蓄えられた
電荷を放電させる必要がある。この昇圧された出力の印
加、放電をインバータ2901を用いて行うことによっ
てEL素子放電中の期間に昇圧装置によって輸送されて
きたチャージを無駄に外部に捨てることなく有効に利用
することができる。
【0049】また、昇圧された出力のEL素子への印
加、放電のタイミングをタイマー回路127からの出力
で行うが、このタイミングのデューティー比を5〜15
%とすることによって印加、放電のサイクルの周波数を
高めることができ、これによってEL発光素子の発光輝
度を十分に高めることができる。
【0050】さらに、昇圧された出力の印加、放電を行
うインバータ2901は50〜100Vの高電圧耐性が
必要となるため、DDD(Double Diffus
edDrain)構造やロコスドレイン構造を有するM
OSトランジスタによって構成されている。
【0051】また、このインバータ2901を他の昇圧
装置122、容量素子Cx129、タイマー回路127
と同一基板上に内蔵することによって集積化を図ること
ができチップサイズの縮小が図れ、これを応用した電子
機器の小型化が実現できる。図30は本発明にかかる第
11の実施例のEL発光素子駆動回路を示す模式的ブロ
ック図である。昇圧装置122は前述してきたようなチ
ャージポンプ方式を取る半導体集積回路であり、整流・
キャパシタペアが直列に配列されているものである。E
L素子を発光させるための昇圧された出力を2個のイン
バータ2902、2903を用いてEL素子の両側から
印加する方式である。このようにEL素子の両側から位
相の異なる昇圧された出力を印加する方法を用いる場
合、十分な輝度を得るために必要なVout124は5
0V程度の電圧で2*10の−5乗F/secの電荷輸
送能力で済む。Vddに接続されたVinが3Vのと
き、整流・キャパシタペアは約20段、1個のキャパシ
タの容量は10pF程度、CKおよび反転CKは2から
8MHzとなる。このようにすることによって、EL素
子を十分な輝度をもって発光させるために必要な昇圧電
圧を低下させることができ、昇圧装置122の面積を小
さくできることになる。
【0052】図31は本発明にかかる第12の実施例の
EL発光素子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
昇圧装置3101、3102は前述してきたようなチャ
ージポンプ方式を取る半導体集積回路であり、整流・キ
ャパシタペアが直列に配列されているものである。EL
素子の両側から位相の異なる昇圧された出力を印加する
方法として、2個の昇圧装置3101、3102を用い
た場合、十分な輝度を得るために必要なVout310
3、3104はそれぞれ50V程度の電圧で1*10の
−5乗F/secの電荷輸送能力で済み、Vddに接続
されたVinが3Vのとき、整流・キャパシタペアは約
20段、1個のキャパシタの容量は10pF程度、CK
および反転CKは1から4MHzとなる。このようにす
ることによって、EL素子を十分な輝度をもって発光さ
せるために必要な昇圧電圧を低下させることができ、さ
らに昇圧装置3101、3102を駆動させるためのC
K、反転CK発生装置もより小さい周波数で済み、低消
費電流化が行えることになる。
【0053】図32は本発明にかかる第13の実施例の
EL発光素子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
昇圧装置3101、3102は前述してきたようなチャ
ージポンプ方式を取る半導体集積回路であり、整流・キ
ャパシタペアが直列に配列されているものである。EL
素子の両側から位相の異なる昇圧された出力を印加する
方法として、2個の昇圧装置3101、3102を用い
た場合、十分な輝度を得るために必要なVout310
3、3104はそれぞれ50V程度の電圧で1*10の
−5乗F/secの電荷輸送能力で済み、Vddに接続
されたVinが3Vのとき、整流・キャパシタペアは約
20段、1個のキャパシタの容量は10pF程度、CK
および反転CKは1から4MHzとなる。このようにす
ることによって、EL素子を十分な輝度をもって発光さ
せるために必要な昇圧電圧を低下させることができ、さ
らに昇圧装置3101、3102を駆動させるためのC
K、反転CK発生装置もより小さい周波数で済む。ま
た、EL素子Ce125を発光させるための電荷のチャ
ージ、ディスチャージを行うために昇圧された出力Vo
ut3103、3104をインバータ2902、290
3を用いて行うことによって、EL素子Ce125をデ
ィスチャージしている期間に昇圧装置によって輸送され
てきたチャージを無駄に外部に捨てることなく有効に利
用することができ低消費電流化が大いに図れる。
【0054】図33は本発明にかかる第14の実施例の
昇圧半導体集積回路の模式図的ブロック図である。昇圧
装置122は前述してきたようなチャージポンプ方式を
取る半導体集積回路であり、整流・キャパシタペアが直
列に配列されているものである。
【0055】本実施例において高電圧降伏ダイオード3
303、3304、3305、3306はその降伏電圧
がEL素子の発光に必要な電圧よりも高く、また昇圧装
置内終端の容量素子の破壊電圧より低く設定されている
ものである。例えば100V程度の電圧でEL素子を発
光させる場合には、昇圧装置内終端の容量素子の通常使
用可能電界強度は酸化シリコン膜を絶縁体として用いた
場合3MV/cmであり、膜厚に換算すると300nm
となる。この膜厚の酸化シリコン膜は6MV/cmの電
界が加わった時に微小電流が流れ始め、劣化が進むよう
になる。このため、高電圧降伏ダイオード3303、3
304、3305、3306の降伏電圧は300nmの
膜厚の酸化シリコンを絶縁体として用いた場合、6MV
/cmの電界以下に設定する必要があり、約120〜1
80Vと設定されるものである。
【0056】この昇圧半導体集積回路である昇圧装置1
22の入力端子Vin123と端子反転CK3301を
Vin側がLowとなる様に高電圧降伏ダイオード33
05を接続すると同時に、同様に入力端子Vin123
と端子CK3302とを高電圧降伏ダイオード3306
を接続する。さらに、出力端子Vout124と端子反
転CK3301をVout側がLowとなるように高電
圧降伏ダイオード3304を接続すると同時に、同様に
出力端子Vout124と端子CK3302を接続する
ことによって、外部からのノイズその他の不要な静電気
による素子の破壊を外部からの付加的な保護回路を用い
ずに未然に防ぐことができる。本発明の昇圧装置の様に
多くのキャパシタを有するデバイスには特に不要な静電
気の印加によって素子が破壊される確立が高く、このよ
うな保護装置を内蔵する事によって特に効果が大きく、
デバイスのハンドリングも容易になる。
【0057】図35は本発明にかかる第15の実施例の
昇圧半導体集積回路の模式図的電気回路図である。1次
電池または、2次電池である電源3501の電圧は第1
昇圧回路3502で2倍の電圧に昇圧される。2倍に昇
圧された電圧は平滑コンデンサ3524に蓄えられる。
平滑コンデンサ3524に蓄えられた2倍の電圧は第2
昇圧回路3503の入力端子Vinと、第1第2の昇圧
回路を駆動する昇圧パルス発生手段3504に供給され
る。昇圧パルス発生回路3504は電源3501の電圧
レベルの昇圧用クロックパルスを第1昇圧回路3502
へ、電源3501の電圧の2倍の電圧レベルの昇圧用ク
ロックパルスを第2昇圧回路3503に出力する。
【0058】昇圧用クロックパルス発生回路3504を
制御する制御線アがVDDレベルになるとパルス発生回
路3531が発振を開始し、電圧レベルが電源3501
の電圧と同一の昇圧用クロックパルスを第1昇圧回路3
502のコンデンサ3522へ出力する。その結果、第
1昇圧回路3502の平滑コンデンサ3524に電源3
501の2倍の電圧が蓄えられる。
【0059】その次に第2昇圧回路3504を制御する
制御線イがVDDレベルになると、パルス発生回路35
31の出力パルスを阻止していたゲート3532が動作
を開始しレベルシフタ3533へパルスが伝達される。
レベルシフタ3533は、昇圧用クロックパルスの電圧
レベルを平滑コンデンサ3524に蓄えられた電源電圧
の2倍の電圧に変換して出力ゲート3534へ出力す
る。出力ゲート3534・3535の電源電圧は平滑コ
ンデンサ3524から供給されているため、電源350
1の2倍の電圧レベルのクロックパルスを第2昇圧回路
3504のクロックパルス入力CLとCLを反転したI
NVCLへ出力することができる。このCLとINVC
Lの位相関係は180度異なっている。
【0060】以上のように構成することで電源電圧と異
なる電圧を昇圧する事ができる。こうすることで第2昇
圧回路3503への入力Vinを大きくすることができ
るので、整流回路・コンデンサのペアの数が少なくても
高い昇圧電圧出力を得ることができた。
【0061】図35では電源電圧の2倍の電圧を第2昇
圧回路の入力電圧にしたが、本発明は、それに限定され
るものではなく任意の倍数の電圧を第2昇圧回路の入力
電圧にすることができる。第1昇圧回路と第2昇圧回路
を構成する整流回路・コンデンサのペア(チャージポン
プ)の段数の総和をNとし、第1昇圧回路と第2昇圧回
路について合計がN段となるように振り分ける段数を変
えることによって第2昇圧回路の出力電圧が変化する様
子を図36に示す。(整流回路による電圧降下分Vfは
無視している)表中においてNは第2昇圧回路の整流回
路・コンデンサのペアの総数であり、(N−1、N−
2、・・・)が第1昇圧の段数である。図中の例えば2
0・VDDの意味は、電源電圧VDDの20倍の電圧が
第2昇圧回路の出力電圧レベルであることを示してい
る。表からわかる通り、ペアの総数Nの半分づつを第1
・第2昇圧回路に割り振った場合に最も高い昇圧電圧出
力が得られることを示している。
【0062】図37は本発明にかかる第16の実施例を
示したブロック図である。本実施例は本発明の昇圧半導
体集積回路を電子時計の表示装置の照明用にEL素子を
用いた例である。発振回路3601で発振した計時のた
めの基準信号は、分周回路3602で分周される。分周
回路3602で分周された1秒の計時信号は計時回路3
603で計数され、時刻データとなる。計時回路360
3の時刻データは、表示素子3604で表示される。表
示素子の背後に設置されたエレクトロルミネッセンス板
3610を駆動する高電圧を得るために、本発明の昇圧
半導体集積回路を使用している。
【0063】外部操作スイッチ3605がONされると
昇圧用パルス発生回路3606は、分周回路3602か
らの周波数信号をもとに第1昇圧回路3608と第2昇
圧回路3609に昇圧のためのパルスを出力する。この
結果、エレクトロルミネッセンス板3610が昇圧され
た高電圧で充電される。エレクトロルミネッセンス板の
高電圧は放電回路3611によってある周波数で放電さ
れる。この結果。表示素子3604が照らされ、暗闇で
も時刻の判読が容易にできるようになる。
【0064】なお、本発明の昇圧半導体集積回路は上記
の様な表示素子の照明用EL素子のみに応用されるもの
でなく、さらに、モータやブザー等の駆動に高電圧が必
要とされる様々な出力素子への応用も可能である。図3
8は本発明にかかる第17の実施例を示したブロック図
である。駆動回路3801は、発振回路3802、と昇
圧回路3803、および出力信号調節回路3804から
構成される。昇圧回路3803は前述してきたようなチ
ャージポンプ方式を取る半導体集積回路であり、整流・
キャパシタペアが直列に配列されているものである。発
振回路3802はクロック信号を発生し、このクロック
信号の周期により昇圧回路3803で昇圧動作が行われ
る。出力調節回路3804は発振回路3802あるいは
昇圧回路3803の一部を操作することによって駆動回
路3801から出力される昇圧出力3805の電圧や周
波数などの調節を行う。
【0065】図39において発振回路3902はCR発
振で動作し、C3903とRL4913のペア、あるい
はC3903とRH3914のペアによる時定数によっ
て発振周波数が決定する。CR発振回路は水晶発振回路
やセラミック発振回路と違って発振周波数を容易に可変
することができる。スイッチS3917を端子3915
あるいは端子3916のどちらかへ接続することによっ
てRL3913とRH3914を選択することができ、
RL3913を低抵抗、RH3914を高抵抗にしてお
けば抵抗の高低の選択によって発振周波数をコントロー
ルすることができる。RS3901はインバータ390
4の入力保護用抵抗である。昇圧回路3912にはクロ
ック信号入力端子CLK3921とCLK3920でそ
れぞれ逆位相の矩形は信号が入力される。電圧入力端子
VIN3908に入力された電源電圧VDDは高電圧に
昇圧され、その電圧信号はダイオードDe3918を介
してEL素子Ce3919に充電される。Ce3919
はトランジスタTr3910のコレクタ端子にも接続さ
れており、一方Tr3910のベースはもう1つの発振
回路3911に接続されている。発振回路3911空は
周期的な信号が逐次Tr3910のベースに印加され、
発振回路3911の信号周期でTr3910がON/O
FF動作を繰り返す。Tr3910がOFF状態の場合
はCe3919に充電された電荷はそのままの状態を保
持し、Tr3910がON状態になるとCe3919に
充電されていた電荷がTr3910を介して放電され
る。
【0066】以上の様な充放電動作を繰り返すことによ
ってEL素子Ce3919は発光する。ここで発振回路
3902の発振周波数をたとえば10K〜数KHzであ
り、それに対して発振回路3911から出力される信号
は、例えば、数十〜数KHz程度と充分遅いものとす
る。
【0067】図40は昇圧回路3912に入力されるク
ロック信号CLK(4001、4003)および、EL
素子Ceに印加される電圧の波形(4002、400
4)のチャート図である。クロック信号の経過に従い、
Ce3919に徐々に電荷が充電されていくが、CR発
振の抵抗の大きさによって充電量が異なる。図41は発
振回路3911から出力される信号4101および、E
L素子Ce3919に印加される電圧の波形(410
2、4103)である。スイッチ3917によって高抵
抗RH3914が選択された場合はEL素子Ce391
9が発光するのに充分な電荷が充電されるが、スイッチ
3917によって低抵抗RL3913が選択された場合
はEL素子3914に電荷が充分に充電される以前に電
荷が放電してしまう。つまり、抵抗の大小によるクロッ
ク信号の周波数可変によって、出力電圧を調整すること
が可能であり、EL素子3919の発光輝度をコントロ
ールすることができる。
【0068】図42は本発明にかかる第18の実施例を
示した回路図である。本実施例での発振回路4214も
第17の実施例と同様にCR発振で動作し、C4213
とR14207、R24208、R34209等で構成
される回路の時定数によって発振周波数が決定する。昇
圧回路4219や発振回路4223は第16の実施例と
同様の構成である。スイッチS4212を端子4210
あるいは端子4211のどちらかへ接続することによっ
て充放電の時定数を切り換えている。図43は図42の
昇圧回路4219に入力されるクロック信号波形430
1、4303およびEL素子Ce4221に印加される
電圧波形4302、4304である。クロック信号波形
4201において、t1はダイオードD1(4205)
のみに導通している状態で、抵抗分はR1(4207)
とR3(7209)の左半分の抵抗(これをR3Lとす
る)となり、t1=1.1C(R2+R3L)となる。
同様にt2はダイオードD2(4206)のみに導通し
ている状態で、抵抗分はR1(4207)とR3(72
09)の左半分の抵抗(これをR3Rとする)となり、
t2=1.1C(R2+R3R)となる。
【0069】この回路において、スイッチ4212を端
子4210あるいは端子4211に切り換えることによ
って抵抗R3(4209)の抵抗分割比を可変すること
ができる。スイッチS4212を端子4210へ接続す
れば(R1+R3L)の値が小さくなってt1が短くな
り、逆にスイッチ4212を端子4211へ接続すれば
(R1+R3R)の値がおおきくなり、t1が長くな
る。すなわち、スイッチ4212の切り換えによって発
振周波数のデューティー比をコントロールすることがで
きる。
【0070】図43において、t1が長い場合(波形4
301)はCe4221に電荷が充電される時間は充分
あり充電量が多くなる(波形4302)が、t1が短い
場合(波形4303)はCe4221に電荷が充電され
る時間が短く充電量が少なくなる(波形4304)。
【0071】図44は発振回路4223から出力される
信号4401およびEL素子Ce4221に印加される
電圧の波形(4402、4403)である。スイッチS
4212によってt1が長く選択された場合はEL素子
4221が発光するのに充分な電荷が充電されるが、ス
イッチS4212によってt1が短く選択された場合は
EL素子4221に電荷が充電される以前に電荷が放出
してしまう。つまり、クロック信号波形のデューティー
比の大小によって出力電圧を調整することが可能であ
り、EL素子4221の発光輝度をコントロールするこ
とができる。
【0072】図45は本発明にかかる第19の実施例を
示したブロック図である。発振回路4501は本発明の
第17や第18実施例で使用したCR発振回路でも良い
し、水晶やセラミック発振回路でもかまわない。発振回
路4504は第17や第18の実施例と同様の構成であ
る。昇圧回路の詳細は図46に示す通りである。昇圧回
路4529はコンデンサC1〜C50(4618〜46
27)とダイオードD1〜D50(4602〜461
0)の昇段ペア、D51(4611)、D52(461
2)とから構成されている。さらに、昇段ペアの出力は
45段目4631と50段目4632の2種類があり、
スイッチS4613によって出力を選択することができ
る。
【0073】図46において、VIN4601およびク
ロック信号(4616、4617)の電圧を3V、ダイ
オードD1〜D52(4602〜4612)の順方向し
きい電圧VFを0.6Vとする。スイッチS4613が
端子4615に接続された場合は昇圧回路4529は5
0段の昇圧段とダイオードD51(4611)から構成
されることになり、出力電圧VOUT(50)はVOU
T(50)=VDD+50×VIN−(50+1)×V
F[V]よりVOUT(50)=122.4Vとなる。
【0074】一方、スイッチS4613が端子4614
接続された場合は昇圧回路4529は45段の昇圧段と
ダイオードD52(4612)から構成されることにな
り、出力電圧VOUT(45)はVOUT(45)=V
DD+45×VIN−(45+1)×VF[V]よりV
OUT(45)=110.4Vとなる。
【0075】このように、昇圧段数の切り換えによって
出力電圧を変更することができ、EL素子Ce4528
の発光輝度を調節することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体集
積回路及びそれを用いた電子機器装置は次のような効果
がある。すなわち、チャージポンプ方式やスイッチトキ
ャパシタ方式の昇圧回路において整流・キャパシタのペ
アが完全に誘電体分離されることになるので、これまで
モノリシックでは不可能だった数Vから数100Vまで
の高倍率の昇圧用半導体集積回路装置が可能となる。
【0077】さらに、このような半導体集積回路装置の
面積(チップサイズ)の縮小が図られ、経済的効果が得
られる。さらに、このような昇圧機能を持つ半導体集積
回路装置が光を受けて電気信号を出力するような機能を
ももつことになる。切り換えて、充電用半導体集積回路
装置ともなるわけである。
【0078】さらに、このような半導体集積回路装置を
使用することで今まで不可能だった薄型のEL発光素子
内蔵の電子機器が実現可能となる。また、充電機能を兼
ね備えていたり、ELの発光の仕方(色合いや輝度)で
各種メッセージ・アラームを示す機能を兼ね備えた電子
機器も実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる第1の実施例の半導体集積回路
装置を示す整流・キャパシタペアの模式的断面図であ
る。
【図2】第1の実施例の半導体集積回路装置を示す電極
の模式的平面図である。
【図3】第1の実施例の半導体集積回路装置を示すチャ
ージポンプ方式の昇圧回路の1つの整流・キャパシタペ
ア(以下ペアと称することがある)を示す模式的回路図
である。
【図4】本発明にかかる第2の実施例の半導体集積回路
装置を示す整流・キャパシタペアの模式的断面図であ
る。
【図5】第2の実施例の半導体集積回路装置を示す電極
の模式的平面図である。
【図6】本発明にかかる第3の実施例の半導体集積回路
装置を示す整流・キャパシタペアの模式的断面図であ
る。
【図7】第3の実施例の半導体集積回路装置を示す電極
の模式的平面図である。
【図8】第3の実施例のトランジスタとキャパシタから
なるペアの模式的回路図である。
【図9】本発明にかかる第4の実施例の半導体集積回路
装置を示す整流および光発電・キャパシタペアの模式的
断面図である。
【図10】第4の実施例の半導体集積回路装置の模式図
電気回路図である。
【図11】本発明にかかる第5の実施例の半導体集積回
路装置の製造方法を示す製造工程順の断面図である。
【図12】本発明にかかる第6の実施例のEL発光素子
駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図13】本発明にかかる第7の実施例のEL発光素子
駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図14】第7の実施例の入力信号を示す模式図であ
る。
【図15】本発明にかかる第8の実施例の昇圧機能を有
する半導体集積回路装置の模式的電気回路図である。
【図16】本発明にかかる第8の実施例の昇圧機能を有
する半導体集積回路装置の模式図電気回路図である。
【図17】本発明にかかる第9の実施例の半導体集積回
路装置の整流素子を示す模式的断面図である。
【図18】本発明にかかる第9の実施例をSOI基板で
はなく、単一のごく標準的なP型基板310にて応用し
た半導体集積回路装置を示す模式的断面図である。
【図19】本発明にかかる第9の実施例の単一基板への
応用例の半導体集積回路装置の模式的回路図である。
【図20】従来のトランスを使わない昇圧回路であるチ
ャージポンプ方式の模式的回路図である。
【図21】従来の昇圧回路におけるCKとCKの反転を
示す模式図である。
【図22】従来のチャージポンプ回路をMOSトランジ
スタを用いて構成した模式的回路図である。
【図23】従来の一般的MOSトランジスタを示す模式
図である。
【図24】従来のフィボナッチ型スイッチドキャパシタ
昇圧回路の模式的原理構成を示す回路図である。
【図25】従来のEL素子駆動回路の例の模式的回路図
である。
【図26】従来の単一基板上に配列されたPN接合を用
いた半導体集積回路装置を示す模式的断面図である。
【図27】従来の単一基板上に配列されたPN接合を用
いた半導体集積回路装置をデイスクリート的に考えた模
式的回路図である。
【図28】従来の単一基板上に配列されたPN接合を用
いた半導体集積回路装置を実際上の動作を考えた模式的
回路図である。
【図29】本発明にかかる第10の実施例のEL発光素
子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図30】本発明にかかる第11の実施例のEL発光素
子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図31】本発明にかかる第12の実施例のEL発光素
子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図32】本発明にかかる第13の実施例のEL発光素
子駆動回路を示す模式的ブロック図である。
【図33】本発明にかかる第14の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的電気回路図である。
【図34】本発明の昇圧半導体集積装置の1例を示す模
式的ブロック図である。
【図35】本発明にかかる第15の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的回路図である。
【図36】本発明にかかる第15の実施例におけるチャ
ージポンプの段数Nを一定にした場合の昇圧出力の変化
を示す数値説明図である。
【図37】本発明にかかる第16の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的ブロック図である。
【図38】本発明の昇圧半導体集積装置の1例を示す模
式的ブロック図である。
【図39】本発明にかかる第17の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的回路図である。
【図40】本発明にかかる第17の実施例の昇圧回路に
入力されるクロック出力信号およびEL素子に印加され
る電圧波形の説明図である。
【図41】本発明にかかる第17の実施例の発振回路の
出力信号およびEL素子に印加される電圧波形の説明図
である。
【図42】本発明にかかる第18の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的回路図である。
【図43】本発明にかかる第18の実施例の昇圧回路に
入力されるクロック出力信号およびEL素子に印加され
る電圧波形の説明図である。
【図44】本発明にかかる第18の実施例の発振回路の
出力信号およびEL素子に印加される電圧波形の説明図
である。
【図45】本発明にかかる第19の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的ブロック図である。
【図46】本発明にかかる第19の実施例の昇圧半導体
集積装置を示す模式的回路図である。
【符号の説明】
11 アノード電極 12 カソード電極 13 配線 14 CK電極 15 Si基板 16 SiO2 絶縁層 17 ロコス酸化膜 18 Si層 19 N+ 型層 20 P+ 型層
フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平5−56206 (32)優先日 平5(1993)3月16日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 堀口 勝弘 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基板の上に絶縁膜を介して設けられ
    た半導体膜と、該半導体膜に設けられた整流素子と電荷
    蓄電素子とからなる昇圧ユニットと、前記昇圧ユニット
    が各々誘電体分離されて複数直列接続して該支持基板上
    に設けられたことを特徴とする昇圧用半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に絶縁膜を介して設けられ
    た半導体膜と、該半導体基板の表面に設けられた電荷蓄
    積素子と該半導体膜に設けられた整流素子とからなる昇
    圧ユニットと、該昇圧ユニットが複数直列接続されてい
    るとともに、各々の該整流素子が互いに誘電体分離して
    いることを特徴とする昇圧用半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 該整流素子と該電荷蓄積素子の少なくも
    部分が平面的に重なって構成されることを特徴とする請
    求項2記載の昇圧用半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 電源と、該電源の電圧を昇圧する昇圧回
    路を内蔵した半導体集積回路と、該半導体集積回路によ
    って出力される昇圧電圧で駆動されるエレクトロルミネ
    ッセンス素子とからなることを特徴とする電子機器。
  5. 【請求項5】 該半導体集積回路が光を受けて発電をし
    電池に充電を行う充電機能を有することを特徴とする請
    求項4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 該半導体集積回路が発振信号回路を内蔵
    していることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 該発振信号回路にて発生された信号が電
    源電圧の正負の電圧を有することを特徴とする請求項6
    記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 該昇圧回路によって昇圧された出力の終
    端に容量素子を有し、該EL素子が駆動をしていない期
    間定期的に該昇圧された出力を該容量素子に予備充電す
    ることを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 該昇圧回路にて昇圧された出力の終端に
    容量素子を有し、更にインバータ素子を有し、該EL素
    子が駆動をしていない期間は該昇圧された出力を該容量
    素子に予備充電することを特徴とし、更に該インバータ
    ー素子を駆動するタイマー回路によって昇圧された出力
    を任意の時間間隔で該EL素子に印加することを特徴と
    する請求項4記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 該EL素子を駆動するための該昇圧回
    路を複数用い、該EL素子の両側に交互に昇圧された出
    力を印加することを特徴とする請求項4記載の電子機
    器。
  11. 【請求項11】 該昇圧回路において、入力端子とクロ
    ック端子間および出力端子とクロック端子間に高電圧降
    伏ダイオードを有することを特徴とする請求項2記載の
    昇圧半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 1次電池または2次電池からなる電源
    の電圧を昇圧する第1の昇圧手段と、前記第1昇圧手段
    の昇圧出力電圧レベルのパルスを発生する昇圧電圧を昇
    圧用クロックパルス発生手段と、第1昇圧手段の昇圧電
    圧を昇圧用クロックパルス発生手段のするクロックパル
    スによって昇圧する第2昇圧手段を備えたことを特徴と
    する昇圧半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 昇圧半導体集積回路を構成する基本単
    位をMOSトランジスタもしくはダイオードとキャパシ
    タの対とし、nを1以上の正の整数として、昇圧半導体
    集積回路を構成する基本単位がn段で構成され、第1昇
    圧回路の段数がn/2段で構成されていることを特徴と
    する請求項12記載の昇圧半導体集積回路。
  14. 【請求項14】 該昇圧回路において昇圧された出力を
    出力調節回路を用いて該出力調整回路の駆動クロック信
    号の周波数もしくはデューティー比を可変にすることに
    よって昇圧された出力信号を可変させることを特徴とす
    る請求項4記載の電子機器。
  15. 【請求項15】 該昇圧回路において昇圧段の段数を可
    変にすることにより昇圧された出力信号を可変させるこ
    とを特徴とする請求項4記載の電子機器。
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