JPH0628086Y2 - 歯科用ハンドピースの防塵装置 - Google Patents
歯科用ハンドピースの防塵装置Info
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- JPH0628086Y2 JPH0628086Y2 JP1990110519U JP11051990U JPH0628086Y2 JP H0628086 Y2 JPH0628086 Y2 JP H0628086Y2 JP 1990110519 U JP1990110519 U JP 1990110519U JP 11051990 U JP11051990 U JP 11051990U JP H0628086 Y2 JPH0628086 Y2 JP H0628086Y2
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- Japan
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- handpiece
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- partition member
- bar sleeve
- outer peripheral
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C1/00—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
- A61C1/02—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools
- A61C1/05—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive
- A61C1/057—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design characterised by the drive of the dental tools with turbine drive with means for preventing suction effect in turbine after deactivation of the drive air
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C1/00—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
- A61C1/08—Machine parts specially adapted for dentistry
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C1/00—Dental machines for boring or cutting ; General features of dental machines or apparatus, e.g. hand-piece design
- A61C1/08—Machine parts specially adapted for dentistry
- A61C1/16—Protecting caps for hand-pieces or angle-pieces
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は歯科用ハンドピース、特に歯牙の切削粉等の異
物がハンドピース内部のベアリング部へ浸入するのを防
止する歯科用ハンドピースの防塵装置に関する。
物がハンドピース内部のベアリング部へ浸入するのを防
止する歯科用ハンドピースの防塵装置に関する。
〈従来の技術〉 現在使用されている歯科用ハンドピースを、ストレート
タイプのハンドピースを例に第5図に示す。
タイプのハンドピースを例に第5図に示す。
歯科用ハンドピースCは、胴体中央部分のシース部1
0、その後端の把持部11及び先端部のノーズ部12等
でハンドピース本体を構成し、その内部には、カップリ
ング1を介して駆動モータ(図示せず)に連結するスピ
ンドル2を有しており、前方ベアリング3及び後方ベア
リング4によって、その両側部を回転可能に軸支されて
いる。また、スピンドル2の外周部には、片側端部が先
端に向って拡開するテーパ面6aを形成する円筒状のピ
ン押しパイプ6を摺動可能に嵌入しており、チャックバ
ネ5によって常にハンドピース先端方向へ付勢されてい
る。このチャックバネ5の付勢によって前記テーパ面6
aは、バー押しピン7の突出部7aに当接し、バー押し
ピン7をハンドピースの中心軸方向へ押圧する。工具受
入れ孔8から挿入された歯科処置工具9は、この周囲の
複数箇所に配設したバー押しピン7による押圧力によっ
て挟持され、スピンドル2内に受理・固定される機構と
なっている。
0、その後端の把持部11及び先端部のノーズ部12等
でハンドピース本体を構成し、その内部には、カップリ
ング1を介して駆動モータ(図示せず)に連結するスピ
ンドル2を有しており、前方ベアリング3及び後方ベア
リング4によって、その両側部を回転可能に軸支されて
いる。また、スピンドル2の外周部には、片側端部が先
端に向って拡開するテーパ面6aを形成する円筒状のピ
ン押しパイプ6を摺動可能に嵌入しており、チャックバ
ネ5によって常にハンドピース先端方向へ付勢されてい
る。このチャックバネ5の付勢によって前記テーパ面6
aは、バー押しピン7の突出部7aに当接し、バー押し
ピン7をハンドピースの中心軸方向へ押圧する。工具受
入れ孔8から挿入された歯科処置工具9は、この周囲の
複数箇所に配設したバー押しピン7による押圧力によっ
て挟持され、スピンドル2内に受理・固定される機構と
なっている。
〈考案が解決しようとする課題〉 上述した従来の歯科用ハンドピースでは、ハンドピース
本体に固定した各ベアリング3,4によって回転するス
ピンドル2を回転可能に支持しており、従ってハンドピ
ース本体と回転するスピンドルとの間には、スピンドル
が回転するための間隙を生ずることになる。
本体に固定した各ベアリング3,4によって回転するス
ピンドル2を回転可能に支持しており、従ってハンドピ
ース本体と回転するスピンドルとの間には、スピンドル
が回転するための間隙を生ずることになる。
また、ハンドピース内部でスピンドル2が回転すると内
部の空気を攪拌して空気の流れが発生し、この空気の流
れによって、ハンドピース外部に比べ内部の圧力が低下
することが知られている。このため、歯牙の切削粉など
の異物が、ハンドピース先端部の工具受入れ孔8と歯科
処置工具9との間の間隙からハンドピース内部に吸引さ
れる傾向があった。こうした状況が進行すると、ノーズ
部12と歯科処置工具9とスピンドル2の先端部とで囲
まれた内部空間13に前記異物が充満し、前方ベアリン
グ3におけるボール、リテーナ等の摩耗、或いはレース
面の損傷を引き起こす場合があった。
部の空気を攪拌して空気の流れが発生し、この空気の流
れによって、ハンドピース外部に比べ内部の圧力が低下
することが知られている。このため、歯牙の切削粉など
の異物が、ハンドピース先端部の工具受入れ孔8と歯科
処置工具9との間の間隙からハンドピース内部に吸引さ
れる傾向があった。こうした状況が進行すると、ノーズ
部12と歯科処置工具9とスピンドル2の先端部とで囲
まれた内部空間13に前記異物が充満し、前方ベアリン
グ3におけるボール、リテーナ等の摩耗、或いはレース
面の損傷を引き起こす場合があった。
本考案は上記欠点を解決すべくなされたものであり、そ
の目的は、歯牙の切削粉などの異物がハンドピース内部
に吸引された場合にも、この付近に位置するベアリング
の損傷を防止する歯科用ハンドピースの防塵装置を提供
することにある。
の目的は、歯牙の切削粉などの異物がハンドピース内部
に吸引された場合にも、この付近に位置するベアリング
の損傷を防止する歯科用ハンドピースの防塵装置を提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る歯科用ハンドピースの防塵装置は、工具受
入れ孔から挿入された歯科処置工具を受理固定するバー
スリーブと、該バースリーブをハンドピース本体に対し
て軸支し、かつ前記ハンドピースの工具受入れ孔側に位
置するベアリングとを有する歯科用ハンドピースにおい
て、前記バースリーブの外周部に、該バースリーブと一
体的に回転する回転仕切部材を設け、該回転仕切部材の
外周部には、一端が前記ベアリングに通じ、他端が前記
ハンドピース先端部に開口する間隙部を形成する。
入れ孔から挿入された歯科処置工具を受理固定するバー
スリーブと、該バースリーブをハンドピース本体に対し
て軸支し、かつ前記ハンドピースの工具受入れ孔側に位
置するベアリングとを有する歯科用ハンドピースにおい
て、前記バースリーブの外周部に、該バースリーブと一
体的に回転する回転仕切部材を設け、該回転仕切部材の
外周部には、一端が前記ベアリングに通じ、他端が前記
ハンドピース先端部に開口する間隙部を形成する。
また、前記ハンドピースの先端部付近には、前記ハンド
ピース本体を貫通して前記間隙部から外部に通じる排出
孔を形成し、前記回転仕切部材に前記排出孔に向う半径
方向に突出する外側フランジを設ける。
ピース本体を貫通して前記間隙部から外部に通じる排出
孔を形成し、前記回転仕切部材に前記排出孔に向う半径
方向に突出する外側フランジを設ける。
而して、前記間隙部内に吸引された歯牙切削粉などの異
物を、前記回転仕切部材の遠心力によって前記排出孔を
通して外部へ排出するものである。
物を、前記回転仕切部材の遠心力によって前記排出孔を
通して外部へ排出するものである。
また、本考案に係る他の歯科用ハンドピースの防塵装置
は、工具受入れ孔から挿入された歯科処置工具を受理固
定するバースリーブと、該バースリーブをハンドピース
本体に対して軸支し、かつ前記ハンドピースの工具受入
れ孔側に位置するベアリングとを有する歯科用ハンドピ
ースにおいて、前記バースリーブの外周部には、前記ベ
アリングに通じる第1の間隙部を形成し、かつ前記ハン
ドピース本体側に固定する固定仕切部材を設ける。
は、工具受入れ孔から挿入された歯科処置工具を受理固
定するバースリーブと、該バースリーブをハンドピース
本体に対して軸支し、かつ前記ハンドピースの工具受入
れ孔側に位置するベアリングとを有する歯科用ハンドピ
ースにおいて、前記バースリーブの外周部には、前記ベ
アリングに通じる第1の間隙部を形成し、かつ前記ハン
ドピース本体側に固定する固定仕切部材を設ける。
また、前記固定仕切部材の外周部には、前記第1の間隙
部に通じる第2の間隙部を形成し、かつ前記バースリー
ブと一体的に回転する回転仕切部材を設ける。
部に通じる第2の間隙部を形成し、かつ前記バースリー
ブと一体的に回転する回転仕切部材を設ける。
さらに、前記回転仕切部材の外周部には、一端部が前記
第2の間隙部に通じ、他端部が前記ハンドピース先端部
に開口する第3の間隙部を形成し、また、前記ハンドピ
ースの先端部付近には、該ハンドピース本体を貫通し、
前記第3の間隙部に通じる排出孔を形成する。
第2の間隙部に通じ、他端部が前記ハンドピース先端部
に開口する第3の間隙部を形成し、また、前記ハンドピ
ースの先端部付近には、該ハンドピース本体を貫通し、
前記第3の間隙部に通じる排出孔を形成する。
而して、前記バースリーブの回転によって前記第3の間
隙部に吸引された歯牙切削粉などの異物を、前記回転仕
切部材の遠心力によって前記排出孔を通して外部へ排出
するものである。
隙部に吸引された歯牙切削粉などの異物を、前記回転仕
切部材の遠心力によって前記排出孔を通して外部へ排出
するものである。
ここで、本考案における歯科用ハンドピースは、バース
リーブと該バースリーブを回転駆動する駆動軸とを直線
的に連結したいわゆるストレートタイプのハンドピー
ス、及びバースリーブと駆動軸とを相対的に傾斜させて
連結したいわゆるアングルタイプのハンドピースを含む
ものである。
リーブと該バースリーブを回転駆動する駆動軸とを直線
的に連結したいわゆるストレートタイプのハンドピー
ス、及びバースリーブと駆動軸とを相対的に傾斜させて
連結したいわゆるアングルタイプのハンドピースを含む
ものである。
また、前記ハンドピース本体とは、前記バースリーブな
どの回転部材の周囲に位置する静止部材をいい、ハンド
ピースのシース部材やハウジング部材或いはこれらの部
材に直接又は間接的に固定された部材を含むものであ
る。
どの回転部材の周囲に位置する静止部材をいい、ハンド
ピースのシース部材やハウジング部材或いはこれらの部
材に直接又は間接的に固定された部材を含むものであ
る。
〈作用〉 前記バースリーブの回転に伴って、前記回転仕切部材が
一体的に回転する。この回転により前記バースリーブ及
び前記回転仕切部材の周囲には空気の流れが発生する
が、この際、バースリーブの外周部に前記回転仕切部材
が位置しているため、前記バースリーブの回転半径に比
べ、前記回転仕切部材の回転半径が大となる。このた
め、回転に伴う円周上の速度(線速度)は前記回転仕切
部材の方が大となる。
一体的に回転する。この回転により前記バースリーブ及
び前記回転仕切部材の周囲には空気の流れが発生する
が、この際、バースリーブの外周部に前記回転仕切部材
が位置しているため、前記バースリーブの回転半径に比
べ、前記回転仕切部材の回転半径が大となる。このた
め、回転に伴う円周上の速度(線速度)は前記回転仕切
部材の方が大となる。
従って、回転する回転仕切部材の外周部に形成された前
記間隙部内での空気の流れが、ハンドピース内部におけ
る他の部材の回転によって発生する空気の流れよりも速
くなり、前記間隙部内での気圧がハンドピース内部で最
も低くなるように作用する。
記間隙部内での空気の流れが、ハンドピース内部におけ
る他の部材の回転によって発生する空気の流れよりも速
くなり、前記間隙部内での気圧がハンドピース内部で最
も低くなるように作用する。
また、前記間隙部内には、前述の気圧の低下によって、
歯牙切削粉などの異物が吸引されるが、この吸引によっ
て前記排出孔に達した前記異物は、前記回転仕切部材の
遠心力およびここに突設された外側フランジの攪拌によ
って前記排出孔を通して外部へ自然に排出されるもので
ある。
歯牙切削粉などの異物が吸引されるが、この吸引によっ
て前記排出孔に達した前記異物は、前記回転仕切部材の
遠心力およびここに突設された外側フランジの攪拌によ
って前記排出孔を通して外部へ自然に排出されるもので
ある。
さらに、本考案に係る他の歯科用ハンドピースの防塵装
置において、前記バースリーブの外周部には、前記第1
の間隙部を介して前記固定仕切部材が位置し、その外側
には、前記第2の間隙部を介して前記回転仕切部材が位
置し、更にその外側には、前記第3の間隙部を形成して
いる。
置において、前記バースリーブの外周部には、前記第1
の間隙部を介して前記固定仕切部材が位置し、その外側
には、前記第2の間隙部を介して前記回転仕切部材が位
置し、更にその外側には、前記第3の間隙部を形成して
いる。
このため、前記バースリーブの回転半径に比べ、該バー
スリーブと共に一体的に回転する前記回転仕切部材の回
転半径が大となり、この回転に伴う円周上の速度(線速
度)は前記回転仕切部材の方が大となる。従って、回転
する回転仕切部材の周囲、更に詳細には前記回転仕切部
材の内周側よりも外周側の空気の流れが、ハンドピース
内における他の部材の回転によって発生する空気の流れ
よりも速くなり、この部分の気圧がハンドピース内部で
最も低くなるように作用する。
スリーブと共に一体的に回転する前記回転仕切部材の回
転半径が大となり、この回転に伴う円周上の速度(線速
度)は前記回転仕切部材の方が大となる。従って、回転
する回転仕切部材の周囲、更に詳細には前記回転仕切部
材の内周側よりも外周側の空気の流れが、ハンドピース
内における他の部材の回転によって発生する空気の流れ
よりも速くなり、この部分の気圧がハンドピース内部で
最も低くなるように作用する。
すなわち、前記固定仕切部材を境とし、前記バースリー
ブの外周部に沿って前記ベアリングに通じる第1の間隙
部、前記回転仕切部材の内周側の第2の間隙部、前記回
転仕切部材の外周側の第3の間隙部の順に、気圧が低く
なるように作用する。
ブの外周部に沿って前記ベアリングに通じる第1の間隙
部、前記回転仕切部材の内周側の第2の間隙部、前記回
転仕切部材の外周側の第3の間隙部の順に、気圧が低く
なるように作用する。
また、前記第3の間隙部内には、前述の気圧の低下によ
って、歯牙切削粉などの異物が吸引されるが、この部分
の圧力よりも高い前記第2、第1の間隙部へは、前記異
物の浸入を防ぐように作用する。さらに、この吸引によ
って前記排出孔に達した前記異物は、前記回転仕切部材
の遠心力によって前記排出孔を通して外部へ自然に排出
されるものである。
って、歯牙切削粉などの異物が吸引されるが、この部分
の圧力よりも高い前記第2、第1の間隙部へは、前記異
物の浸入を防ぐように作用する。さらに、この吸引によ
って前記排出孔に達した前記異物は、前記回転仕切部材
の遠心力によって前記排出孔を通して外部へ自然に排出
されるものである。
〈実施例〉 本考案の一実施例を添付図面に基づいて説明する。な
お、前述した第5図に示す歯科用ハンドピースと同様の
働きをする部材には、同一の参照番号を付して示し説明
は省略する。
お、前述した第5図に示す歯科用ハンドピースと同様の
働きをする部材には、同一の参照番号を付して示し説明
は省略する。
第1図に示すストレートタイプの歯科用ハンドピースA
1は、胴体中央部分のシース部10とその後端の把持部
11と先端部のノーズ部12とでハンドピース本体を構
成し、ノーズ部12は、ノーズ本体12aと、該ノーズ
本体12aの基端部に対し螺着により脱着自在に固定す
るノーズキャップ12bとから成る。
1は、胴体中央部分のシース部10とその後端の把持部
11と先端部のノーズ部12とでハンドピース本体を構
成し、ノーズ部12は、ノーズ本体12aと、該ノーズ
本体12aの基端部に対し螺着により脱着自在に固定す
るノーズキャップ12bとから成る。
ノーズキャップ12bには、該ノーズキャップ12bを
半径方向に貫通する排出孔17をその周囲に等間隔で4
箇所に設けており、その内側には、スピンドル2の先端
部に連設し、スピンドル2と共に歯科処置工具9を受理
固定するバースリーブを構成するスピンドル継ぎ2aを
配している。また、スピンドル継ぎ2aの先端外周部に
は回転仕切部材としての防塵キャップ14を螺着し固定
している。
半径方向に貫通する排出孔17をその周囲に等間隔で4
箇所に設けており、その内側には、スピンドル2の先端
部に連設し、スピンドル2と共に歯科処置工具9を受理
固定するバースリーブを構成するスピンドル継ぎ2aを
配している。また、スピンドル継ぎ2aの先端外周部に
は回転仕切部材としての防塵キャップ14を螺着し固定
している。
防塵キャップ14は、先端部が歯科処置工具9と当接す
る内側フランジ部14a及び半径方向に突出する外側フ
ランジ部14bを有しており、中空の円筒状の本体をス
ピンドル2及びスピンドル継ぎ2aの外周部に密接して
いる。また、防塵キャップ14の外周部に位置するノー
ズキャップ12bとの間には、一端が工具受入れ孔8に
通じ、他端が前方ボールベアリング3に通じる間隙部1
5を形成している。
る内側フランジ部14a及び半径方向に突出する外側フ
ランジ部14bを有しており、中空の円筒状の本体をス
ピンドル2及びスピンドル継ぎ2aの外周部に密接して
いる。また、防塵キャップ14の外周部に位置するノー
ズキャップ12bとの間には、一端が工具受入れ孔8に
通じ、他端が前方ボールベアリング3に通じる間隙部1
5を形成している。
ここで、歯科用ハンドピースA1の防塵機構について説
明する。
明する。
歯牙の切削などに伴いスピンドル2が回転すると、スピ
ンドル継ぎ2aと防塵キャップ14も一体的に回転す
る。これらの部材の回転によってハンドピース内部の気
圧が低下するのは前述した通りである。この場合、防塵
キャップ14の回転半径は、スピンドル2やスピンドル
継ぎ2aの回転半径に比べて大であり、このため回転に
伴う円周上の速度(線速度)は、防塵キャップ14の方
が速い速度となる。特に、前記外側フランジ部14bの
回転半径が最も大であり、外側フランジ部14bの外周
部を流れる空気の流速が最も速くなり、この部分の気圧
がハンドピース先端部付近で最も低くなるものである。
ンドル継ぎ2aと防塵キャップ14も一体的に回転す
る。これらの部材の回転によってハンドピース内部の気
圧が低下するのは前述した通りである。この場合、防塵
キャップ14の回転半径は、スピンドル2やスピンドル
継ぎ2aの回転半径に比べて大であり、このため回転に
伴う円周上の速度(線速度)は、防塵キャップ14の方
が速い速度となる。特に、前記外側フランジ部14bの
回転半径が最も大であり、外側フランジ部14bの外周
部を流れる空気の流速が最も速くなり、この部分の気圧
がハンドピース先端部付近で最も低くなるものである。
実際に歯牙などの切削を行った場合、ハンドピース内部
の圧力低下によって先端部の工具受入れ孔8の隙間から
切削粉などの異物が吸引される。この異物は圧力の低い
間隙部15内に導かれて、最も圧力の低い外側フランジ
部14bに達し、ここで防塵キャップ14の遠心力によ
って、排出孔17から外部に排出される。このようにし
て、前方ボールベアリング3へ異物の浸入を防ぐことが
できる。
の圧力低下によって先端部の工具受入れ孔8の隙間から
切削粉などの異物が吸引される。この異物は圧力の低い
間隙部15内に導かれて、最も圧力の低い外側フランジ
部14bに達し、ここで防塵キャップ14の遠心力によ
って、排出孔17から外部に排出される。このようにし
て、前方ボールベアリング3へ異物の浸入を防ぐことが
できる。
また、第2図に他の防塵装置を備えた歯科用ハンドピー
スA2を示す。
スA2を示す。
この場合、防塵キャップ14′は、先端部が歯科処置工
具9と当接する内側フランジ部14′aを有しており、
円筒状の隔壁部14′bをハンドピースの後方側に突設
している。また、これらの外周部に位置するノーズキャ
ップ12bとの間には、前記工具受入れ孔8に通じる間
隙部15aを形成する。
具9と当接する内側フランジ部14′aを有しており、
円筒状の隔壁部14′bをハンドピースの後方側に突設
している。また、これらの外周部に位置するノーズキャ
ップ12bとの間には、前記工具受入れ孔8に通じる間
隙部15aを形成する。
一方、ノーズ本体12aの先端内周部には、固定仕切部
材としてのカラー16を配しており、円筒状の隔壁部1
6aをハンドピースの先端側へ突設している。この隔壁
部16aによって、防塵キャップ14′の隔壁部14′b
との間に前記間隙部15aへ連通する間隙部15bを形
成している。また、カラー16はその基端部をノーズ本
体12aに固定しており、スピンドル2が回転した場合
にも、回転することなく静止状態を維持する。さらに、
カラー16の内周部とスピンドル2及びスピンドル継ぎ
2aとの間には、前方ボールベアリング3に通じ、かつ
前記間隙部15bに連通する間隙部15cを形成してい
る。したがって、各間隙部15a,15b,15cは互
いに連通しており、この間隙は前記工具受入れ孔8から
前方ボールベアリング3に至るまで貫通状態になってい
る。
材としてのカラー16を配しており、円筒状の隔壁部1
6aをハンドピースの先端側へ突設している。この隔壁
部16aによって、防塵キャップ14′の隔壁部14′b
との間に前記間隙部15aへ連通する間隙部15bを形
成している。また、カラー16はその基端部をノーズ本
体12aに固定しており、スピンドル2が回転した場合
にも、回転することなく静止状態を維持する。さらに、
カラー16の内周部とスピンドル2及びスピンドル継ぎ
2aとの間には、前方ボールベアリング3に通じ、かつ
前記間隙部15bに連通する間隙部15cを形成してい
る。したがって、各間隙部15a,15b,15cは互
いに連通しており、この間隙は前記工具受入れ孔8から
前方ボールベアリング3に至るまで貫通状態になってい
る。
ここで、歯科用ハンドピースA2の防塵機構について説
明する。
明する。
歯牙の切削などに伴いスピンドル2が回転すると、スピ
ンドル継ぎ2aと防塵キャップ14′も一体的に回転す
る。これらの部材の回転によってハンドピース内部の気
圧が低下するのは、前述した通りである。この場合、防
塵キャップ14′の回転半径は、スピンドル2やスピン
ドル継ぎ2aの回転半径に比べて大であり、このため回
転に伴う円周上の速度(線速度)は、防塵キャップ1
4′の方が速い速度となる。また、防塵キャップ14′
とスピンドル2及びスピンドル継ぎ2aとの間には、カ
ラー16の隔壁部16aが位置しているため、この隔壁
部16aの内側と外側で空気の流速が異なる空間を形成
できる。
ンドル継ぎ2aと防塵キャップ14′も一体的に回転す
る。これらの部材の回転によってハンドピース内部の気
圧が低下するのは、前述した通りである。この場合、防
塵キャップ14′の回転半径は、スピンドル2やスピン
ドル継ぎ2aの回転半径に比べて大であり、このため回
転に伴う円周上の速度(線速度)は、防塵キャップ1
4′の方が速い速度となる。また、防塵キャップ14′
とスピンドル2及びスピンドル継ぎ2aとの間には、カ
ラー16の隔壁部16aが位置しているため、この隔壁
部16aの内側と外側で空気の流速が異なる空間を形成
できる。
一方、防塵キャップ14′の外周部と内周部でも回転半
径が相異するため、回転半径が大となる外周部の線速度
は内周部に比べて速い速度となる。従って、スピンドル
2及びスピンドル継ぎ2aの外周部の間隙部15c、防
塵キャップ14′内周部の間隙部15b,その外周部の
間隙部15aの順に、これら間隙を流れる空気の流速が
速くなり、この順に気圧が低くなるように作用する。こ
のようにして、間隙部15aでの気圧がハンドピース先
端部付近で最も低くなるものである。
径が相異するため、回転半径が大となる外周部の線速度
は内周部に比べて速い速度となる。従って、スピンドル
2及びスピンドル継ぎ2aの外周部の間隙部15c、防
塵キャップ14′内周部の間隙部15b,その外周部の
間隙部15aの順に、これら間隙を流れる空気の流速が
速くなり、この順に気圧が低くなるように作用する。こ
のようにして、間隙部15aでの気圧がハンドピース先
端部付近で最も低くなるものである。
実際に歯牙などの切削を行った場合、ハンドピース内部
の圧力低下によって先端部の工具受入れ孔8の隙間から
切削粉などの異物が吸引される。この切削粉は圧力の低
い間隙部15a内に導かれるが、この部分よりも圧力の
高い間隙部15b,15c側へは入りにくくなる。この
ように、前方ボールベアリング3に近い間隙部15cに
は、前記異物が侵入しにくくなり、切削粉などの異物が
原因となる前方ボールベアリング3の損傷を低減するこ
とができる。
の圧力低下によって先端部の工具受入れ孔8の隙間から
切削粉などの異物が吸引される。この切削粉は圧力の低
い間隙部15a内に導かれるが、この部分よりも圧力の
高い間隙部15b,15c側へは入りにくくなる。この
ように、前方ボールベアリング3に近い間隙部15cに
は、前記異物が侵入しにくくなり、切削粉などの異物が
原因となる前方ボールベアリング3の損傷を低減するこ
とができる。
また、前記間隙部15aに吸引された切削粉などの異物
は、防塵キャップ14′の遠心力によってノーズキャッ
プ12bの周囲に設けた排出孔17を通って外部へ排出
されるが、ノーズキャップ12b及び防塵キャップ1
4′を取外し、各間隙部に残存する異物を定期的に取り
除くことが好ましい。なお、内側フランジ部14′aと
スピンドル継ぎ2aとの間にはOリング18を配設して
おり、歯科処置工具9の交換の際にも、歯科処置工具9
によるスピンドル内部への異物の押し込みを極力防ぐこ
とができる。
は、防塵キャップ14′の遠心力によってノーズキャッ
プ12bの周囲に設けた排出孔17を通って外部へ排出
されるが、ノーズキャップ12b及び防塵キャップ1
4′を取外し、各間隙部に残存する異物を定期的に取り
除くことが好ましい。なお、内側フランジ部14′aと
スピンドル継ぎ2aとの間にはOリング18を配設して
おり、歯科処置工具9の交換の際にも、歯科処置工具9
によるスピンドル内部への異物の押し込みを極力防ぐこ
とができる。
また、本考案に係る防塵装置をアングルタイプのハンド
ピースに適用した場合を第3図に示す。
ピースに適用した場合を第3図に示す。
アングルタイプの歯科用ハンドピースB1は、歯科処置
工具9を装着するヘッドハウジング21と、ヘッドハウ
ジングジャケット22とでハンドピースの先端部分を構
成する。ハンドピース本体としてのヘッドハウジング2
1内には、歯科処置工具9を工具受入れ孔36から受入
れて受理固定するバースリーブ23と、該バースリーブ
23を回転駆動するためのヘッド歯車24と、ベアリン
グ間座25の両端部に位置する上方ボールベアリング
(図示せず)と、下方ボールベアリング26とを配設す
る。
工具9を装着するヘッドハウジング21と、ヘッドハウ
ジングジャケット22とでハンドピースの先端部分を構
成する。ハンドピース本体としてのヘッドハウジング2
1内には、歯科処置工具9を工具受入れ孔36から受入
れて受理固定するバースリーブ23と、該バースリーブ
23を回転駆動するためのヘッド歯車24と、ベアリン
グ間座25の両端部に位置する上方ボールベアリング
(図示せず)と、下方ボールベアリング26とを配設す
る。
ヘッドハウジング21の上部には、ヘッドキャップ27
を螺着しており、この内部には、プッシュボタン28を
押圧及び押圧解除することにより、歯科処置工具9を脱
着自在に保持するチャック装置(図示せず)を備える。
また、ヘッドハウジングジャケット22内には、駆動モ
ータ(図示せず)によって回転する駆動軸29を配し、
さらに駆動軸29の先端部には、前記ヘッド歯車24と
噛合して駆動軸29の回転をバースリーブ23に伝える
駆動歯車30を配設する。
を螺着しており、この内部には、プッシュボタン28を
押圧及び押圧解除することにより、歯科処置工具9を脱
着自在に保持するチャック装置(図示せず)を備える。
また、ヘッドハウジングジャケット22内には、駆動モ
ータ(図示せず)によって回転する駆動軸29を配し、
さらに駆動軸29の先端部には、前記ヘッド歯車24と
噛合して駆動軸29の回転をバースリーブ23に伝える
駆動歯車30を配設する。
バースリーブ23の下端外周部には、半径方向に突出す
る外側フランジ部31a有し、かつその基部をバースリ
ーブ23に螺着し固定する回転仕切部材としての防塵キ
ャップ31を配設しており、この防塵キャップ31はバ
ースリーブ23と一体的に回転する。また、前記外側フ
ランジ部31aとこの外周部に位置するヘッドハウジン
グ21との間には、一端が下方に向って開口する開口部
35に通じ、他端が下方ボールベアリング26側に通じる
間隙部32を形成する。なお、ヘッドハウジング21の
下端部には、この部分を半径方向に貫通し、前記間隙部
32に通じる排出孔としてのスリット33を複数箇所に
形成している。
る外側フランジ部31a有し、かつその基部をバースリ
ーブ23に螺着し固定する回転仕切部材としての防塵キ
ャップ31を配設しており、この防塵キャップ31はバ
ースリーブ23と一体的に回転する。また、前記外側フ
ランジ部31aとこの外周部に位置するヘッドハウジン
グ21との間には、一端が下方に向って開口する開口部
35に通じ、他端が下方ボールベアリング26側に通じる
間隙部32を形成する。なお、ヘッドハウジング21の
下端部には、この部分を半径方向に貫通し、前記間隙部
32に通じる排出孔としてのスリット33を複数箇所に
形成している。
ここで、アングルタイプの歯科用ハンドピースB1の防
塵機構について説明する。
塵機構について説明する。
歯牙の切削などに伴いバースリーブ23が回転すると、
防塵キャップ31も一体的に回転するが、これらの部材
の回転によってハンドピース内部の気圧が低下すること
は、前述したとおりである。この場合、開口部35から
下方ボールベアリング26に通ずる間隙部32におい
て、防塵キャップ31の外側フランジ部31aの回転半
径が、ハンドピース先端部内で最も大きくなり、この部
分の回転に伴う円周上の速度(線速度)は最も速い速度
となる。従って、外側フランジ部31aの外周部、即ち
間隙部32の気圧がハンドピース先端部で最も低くな
る。
防塵キャップ31も一体的に回転するが、これらの部材
の回転によってハンドピース内部の気圧が低下すること
は、前述したとおりである。この場合、開口部35から
下方ボールベアリング26に通ずる間隙部32におい
て、防塵キャップ31の外側フランジ部31aの回転半
径が、ハンドピース先端部内で最も大きくなり、この部
分の回転に伴う円周上の速度(線速度)は最も速い速度
となる。従って、外側フランジ部31aの外周部、即ち
間隙部32の気圧がハンドピース先端部で最も低くな
る。
実際に歯牙などの切削を行った場合、ハンドピースB1
内部の圧力の低下によって先端部の開口部35から切削
粉などの異物が吸引される。この異物は、前記間隙部3
2内に導かれ、この中でも最も圧力の低い外側フランジ
部31aに達し、防塵キャップ31の遠心力によって、
スリット33から外部に排出されるものである。
内部の圧力の低下によって先端部の開口部35から切削
粉などの異物が吸引される。この異物は、前記間隙部3
2内に導かれ、この中でも最も圧力の低い外側フランジ
部31aに達し、防塵キャップ31の遠心力によって、
スリット33から外部に排出されるものである。
また、歯科用ハンドピースB2の他の防塵装置について
第4図を基に説明する。
第4図を基に説明する。
バースリーブ23の下端外周部には、断面がL字形とな
る環状の外側フランジ部31′aを有し、かつその基部
をバースリーブ23に螺着し固定する回転仕切部材とし
ての防塵キャップ31′を配設しており、この防塵キャ
ップ31′はバースリーブ23と一体的に回転する。ま
た、前記外側フランジ部31′aとこの外周部に位置す
るヘッドハウジング21との間には、下方に向って開口
する開口部35に通じる間隙部32aを形成する。な
お、ヘッドハウジング21の下端部には、この部分を半
径方向に貫通し、前記間隙部32aに通じるスリット3
3を複数箇所に形成している。
る環状の外側フランジ部31′aを有し、かつその基部
をバースリーブ23に螺着し固定する回転仕切部材とし
ての防塵キャップ31′を配設しており、この防塵キャ
ップ31′はバースリーブ23と一体的に回転する。ま
た、前記外側フランジ部31′aとこの外周部に位置す
るヘッドハウジング21との間には、下方に向って開口
する開口部35に通じる間隙部32aを形成する。な
お、ヘッドハウジング21の下端部には、この部分を半
径方向に貫通し、前記間隙部32aに通じるスリット3
3を複数箇所に形成している。
一方、ヘッドハウジング21の下端内周部には、下方ボ
ールベアリング26の外輪部26a及び固定仕切部材と
してのカラー34を順に配設し、ベアリング間座25に
よる下方への押圧力によってヘッドハウジング21の下
端内周部に圧接固定している。なお、このベアリング間
座25の下方への押圧力は、ヘッドキャップ27のねじ
作用によって与えられ、この押圧力が上方ボールベアリ
ングの外輪部(図示せず)を介して前記ベアリング間座
25に伝達されるものである。このようにカラー34
は、外輪部26aとヘッドハウジング21の下端部との
間に圧接されることにより、ヘッドハウジング21に一
体的に固定されており、このため、バースリーブ23が
回転した場合にも回転することなく静止状態を維持する
ものである。
ールベアリング26の外輪部26a及び固定仕切部材と
してのカラー34を順に配設し、ベアリング間座25に
よる下方への押圧力によってヘッドハウジング21の下
端内周部に圧接固定している。なお、このベアリング間
座25の下方への押圧力は、ヘッドキャップ27のねじ
作用によって与えられ、この押圧力が上方ボールベアリ
ングの外輪部(図示せず)を介して前記ベアリング間座
25に伝達されるものである。このようにカラー34
は、外輪部26aとヘッドハウジング21の下端部との
間に圧接されることにより、ヘッドハウジング21に一
体的に固定されており、このため、バースリーブ23が
回転した場合にも回転することなく静止状態を維持する
ものである。
また、カラー34を形成する円筒状の隔壁部34aを、
バースリーブ23の長手軸方向に沿って形成しており、
この隔壁部34aの外周部と前記外側フランジ部31′
aとの間には、間隙部32aに連通する間隙部32bを
形成している。さらに、前記隔壁部34aの内周部とバ
ースリーブ23との間には、一端が前記下方ボールベア
リング26に通じ、他端が前記間隙部32bに連通する
間隙部32cを形成している。したがって、各間隙部3
2a,32b,32cは互いに連通しており、この間隙
部は前記開口部35から下方ボールベアリング26に至
るまで貫通状態となっている。
バースリーブ23の長手軸方向に沿って形成しており、
この隔壁部34aの外周部と前記外側フランジ部31′
aとの間には、間隙部32aに連通する間隙部32bを
形成している。さらに、前記隔壁部34aの内周部とバ
ースリーブ23との間には、一端が前記下方ボールベア
リング26に通じ、他端が前記間隙部32bに連通する
間隙部32cを形成している。したがって、各間隙部3
2a,32b,32cは互いに連通しており、この間隙
部は前記開口部35から下方ボールベアリング26に至
るまで貫通状態となっている。
ここで、アングルタイプの歯科用ハンドピースB2の防
塵機構について説明する。
塵機構について説明する。
歯牙の切削などに伴いバースリーブ23が回転すると、
防塵キャップ31′も一体的に回転するが、これらの部
材の回転によってハンドピース内部の気圧が低下するこ
とは、前述したとおりである。この場合、開口部35か
ら下方ボールベアリング26に通ずる間隙部において、
防塵キャップ31′の外側フランジ部31′aの回転半
径が、この領域内では最も大きくなり、この部分の回転
に伴う円周上の速度(線速度)は、この領域内で最も速
い速度となる。また、バースリーブ23と外側フランジ
部31′aとの間には、カラー34の隔壁部34aが位
置しているため、この隔壁部34aの内側と外側で空気
の流速が異なる空間を形成できる。一方、防塵キャップ
31′の外側フランジ部31′aの内周部と外周部でも
回転半径が相違するため、回転半径が大となる外周部の
線速度は内周部に比べて速い速度となる。したがって、
これらの間隙部を流れる空気の流速は、間隙部32c,
32b,32aの順に速くなり、この順に気圧が低くな
るように作用する。このようにして、間隙部32aでの
気圧がハンドピースB2の先端部付近で最も低くなるも
のである。
防塵キャップ31′も一体的に回転するが、これらの部
材の回転によってハンドピース内部の気圧が低下するこ
とは、前述したとおりである。この場合、開口部35か
ら下方ボールベアリング26に通ずる間隙部において、
防塵キャップ31′の外側フランジ部31′aの回転半
径が、この領域内では最も大きくなり、この部分の回転
に伴う円周上の速度(線速度)は、この領域内で最も速
い速度となる。また、バースリーブ23と外側フランジ
部31′aとの間には、カラー34の隔壁部34aが位
置しているため、この隔壁部34aの内側と外側で空気
の流速が異なる空間を形成できる。一方、防塵キャップ
31′の外側フランジ部31′aの内周部と外周部でも
回転半径が相違するため、回転半径が大となる外周部の
線速度は内周部に比べて速い速度となる。したがって、
これらの間隙部を流れる空気の流速は、間隙部32c,
32b,32aの順に速くなり、この順に気圧が低くな
るように作用する。このようにして、間隙部32aでの
気圧がハンドピースB2の先端部付近で最も低くなるも
のである。
実際に歯牙などの切削を行った場合、ハンドピースB2
内部の圧力の低下によって先端部の開口部35から切削
粉などの異物が吸引される。この異物は、最も圧力の低
い間隙部32a内には導かれるが、この部分よりも圧力
の高い間隙部32b,32c側へは入りにくくなる。な
お、吸引された前記異物は、防塵キャップ31′の遠心
力によって、前記ヘッドハウジング21の下方外周部に
設けたスリット33から外部に排出されるものである。
内部の圧力の低下によって先端部の開口部35から切削
粉などの異物が吸引される。この異物は、最も圧力の低
い間隙部32a内には導かれるが、この部分よりも圧力
の高い間隙部32b,32c側へは入りにくくなる。な
お、吸引された前記異物は、防塵キャップ31′の遠心
力によって、前記ヘッドハウジング21の下方外周部に
設けたスリット33から外部に排出されるものである。
本実施例では、固定仕切部材としてのカラー34を、下
方ボールベアリング26の外輪部26aの下方への押圧
力によってヘッドハウジング21の内側下端部に固定す
る例を示したが、勿論ヘッドハウジング21内に他の方
法で直接又は間接的に固定してもよく、バースリーブ2
3が回転した場合にも静止状態を維持できるように固定
されていれば何等限定するものではない。
方ボールベアリング26の外輪部26aの下方への押圧
力によってヘッドハウジング21の内側下端部に固定す
る例を示したが、勿論ヘッドハウジング21内に他の方
法で直接又は間接的に固定してもよく、バースリーブ2
3が回転した場合にも静止状態を維持できるように固定
されていれば何等限定するものではない。
〈効果〉 本考案に係る歯科用ハンドピースの防塵装置は、バース
リーブの外周部に、該バースリーブと一体的に回転する
回転仕切部材を設けたので、前記バースリーブに比べ、
前記回転仕切部材の回転半径が大となり、この回転によ
って発生する空気の流れは、前記回転仕切り部材の外周
部に形成した間隙部内が最速となる。このため、前記間
隙部での気圧がハンドピース先端内部で最も低くなるた
め、歯牙切削粉などの異物を、前記間隙部内に吸引する
ことができる。
リーブの外周部に、該バースリーブと一体的に回転する
回転仕切部材を設けたので、前記バースリーブに比べ、
前記回転仕切部材の回転半径が大となり、この回転によ
って発生する空気の流れは、前記回転仕切り部材の外周
部に形成した間隙部内が最速となる。このため、前記間
隙部での気圧がハンドピース先端内部で最も低くなるた
め、歯牙切削粉などの異物を、前記間隙部内に吸引する
ことができる。
また、前記ヘンドピースの先端部付近には、前記ハンド
ピース本体を貫通し前記間隙部に通じる排出孔を形成し
たので、前記間隙部内に吸引された異物は、前記回転仕
切部材の遠心力およびここに突設された外側フランジの
攪拌によって、前記排出孔から外部に排出され、従っ
て、前記ベアリングへの異物の浸入を防止し、当該ベア
リングの損傷を未然に防ぐことができる。
ピース本体を貫通し前記間隙部に通じる排出孔を形成し
たので、前記間隙部内に吸引された異物は、前記回転仕
切部材の遠心力およびここに突設された外側フランジの
攪拌によって、前記排出孔から外部に排出され、従っ
て、前記ベアリングへの異物の浸入を防止し、当該ベア
リングの損傷を未然に防ぐことができる。
本考案に係る他の歯科用ハンドピースの防塵装置は、バ
ースリーブの外周部に第1の間隙部を形成する固定仕切
部材を設け、また、前記固定仕切部材の外周部に、前記
第1の間隙部に通じかつ前記バースリーブと一体的に回
転する回転仕切部材を設けたので、前記バースリーブに
比べ、前記回転仕切り部材の回転半径が大となり、この
回転によって発生する空気の流れは、前記回転仕切部材
の外周部に形成した第3の間隙部内が最速となる。この
ため、前記第3の間隙部での気圧がハンドピース先端内
部で最も低くなるため、歯牙切削粉などの異物を、前記
第3の間隙部内に吸引することができる。なお、この
際、この第3の間隙部に比べ、前記第2、第1の間隙部
の順に圧力が高くなっているため、前記第2、第1の間
隙部側への異物の侵入を防ぐことができる。
ースリーブの外周部に第1の間隙部を形成する固定仕切
部材を設け、また、前記固定仕切部材の外周部に、前記
第1の間隙部に通じかつ前記バースリーブと一体的に回
転する回転仕切部材を設けたので、前記バースリーブに
比べ、前記回転仕切り部材の回転半径が大となり、この
回転によって発生する空気の流れは、前記回転仕切部材
の外周部に形成した第3の間隙部内が最速となる。この
ため、前記第3の間隙部での気圧がハンドピース先端内
部で最も低くなるため、歯牙切削粉などの異物を、前記
第3の間隙部内に吸引することができる。なお、この
際、この第3の間隙部に比べ、前記第2、第1の間隙部
の順に圧力が高くなっているため、前記第2、第1の間
隙部側への異物の侵入を防ぐことができる。
また、前記ヘンドピースの先端部付近には、前記ハンド
ピース本体を貫通し前記第3の間隙部に通じる排出孔を
形成したので、前記第3の間隙部内に吸引された異物
は、前記回転仕切部材の遠心力によって、前記排出孔か
ら外部に排出され、従って、前記ベアリングへの異物の
浸入を防止し、当該ベアリングの損傷を未然に防ぐこと
ができる。
ピース本体を貫通し前記第3の間隙部に通じる排出孔を
形成したので、前記第3の間隙部内に吸引された異物
は、前記回転仕切部材の遠心力によって、前記排出孔か
ら外部に排出され、従って、前記ベアリングへの異物の
浸入を防止し、当該ベアリングの損傷を未然に防ぐこと
ができる。
第1図は本考案に係る防塵装置を備えたストレートタイ
プのハンドピースの先端部を拡大して示す縦断面図、第
2図は他の防塵装置を備えたストレートタイプのハンド
ピースを示す縦断面図、第3図は第1図に示す防塵装置
を備えたアングルタイプのハンドピースの先端部を拡大
して示す縦断面図、第4図は第2図に示す防塵装置を備
えたアングルタイプのハンドピースの先端部を拡大して
示す縦断面図、第5図は従来のハンドピースの先端部を
拡大して示す縦断面図である。 2……スピンドル(バースリーブ)、2a……スピンド
ル継ぎ(バースリーブ)、3……前方ボールベアリン
グ、8,36……工具受入れ孔、9……歯科処置工具、
14,14′,31,31′……防塵キャップ(回転仕
切部材)、15,32……間隙部、15a,32a……
間隙部(第3の間隙部)、15b,32b……間隙部
(第2の間隙部)、15c,32c……間隙部(第1の
間隙部)、16,34……カラー(固定仕切部材)、2
3……バースリーブ、26……下方ボールベアリング。
プのハンドピースの先端部を拡大して示す縦断面図、第
2図は他の防塵装置を備えたストレートタイプのハンド
ピースを示す縦断面図、第3図は第1図に示す防塵装置
を備えたアングルタイプのハンドピースの先端部を拡大
して示す縦断面図、第4図は第2図に示す防塵装置を備
えたアングルタイプのハンドピースの先端部を拡大して
示す縦断面図、第5図は従来のハンドピースの先端部を
拡大して示す縦断面図である。 2……スピンドル(バースリーブ)、2a……スピンド
ル継ぎ(バースリーブ)、3……前方ボールベアリン
グ、8,36……工具受入れ孔、9……歯科処置工具、
14,14′,31,31′……防塵キャップ(回転仕
切部材)、15,32……間隙部、15a,32a……
間隙部(第3の間隙部)、15b,32b……間隙部
(第2の間隙部)、15c,32c……間隙部(第1の
間隙部)、16,34……カラー(固定仕切部材)、2
3……バースリーブ、26……下方ボールベアリング。
Claims (2)
- 【請求項1】工具受入れ孔から挿入された歯科処置工具
を受理固定するバースリーブと、該バースリーブをハン
ドピース本体に対して軸支し、かつ前記ハンドピースの
工具受入れ孔側に位置するベアリングとを有する歯科用
ハンドピースにおいて、前記バースリーブの外周部に、
該バースリーブと一体的に回転する回転仕切部材を設
け、該回転仕切部材の外周部には、一端が前記ベアリン
グに通じ、他端が前記ハンドピース先端部に開口する間
隙部を形成し、前記ハンドピースの先端部付近に、前記
ハンドピース本体を貫通して前記間隙部から外部に通じ
る排出孔を形成し、前記回転仕切部材に前記排出孔に向
う半径方向に突出する外側フランジを設けることによ
り、前記間隙部内に吸引された歯牙切削粉などの異物
を、前記回転仕切部材の遠心力によって前記排出孔を通
して外部へ排出することを特徴とする歯科用ハンドピー
スの防塵装置。 - 【請求項2】工具受入れ孔から挿入された歯科処置工具
を受理固定するバースリーブと、該バースリーブをハン
ドピース本体に対して軸支し、かつ前記ハンドピースの
工具受入れ孔側に位置するベアリングとを有する歯科用
ハンドピースにおいて、前記バースリーブの外周部に、
前記ベアリングに通じる第1の間隙部を形成し、かつ前
記ハンドピース本体側に固定する固定仕切部材と、該固
定仕切部材の外周部に、前記第1の間隙部に通じる第2
の間隙部を形成し、かつ前記バースリーブと一体的に回
転する回転仕切部材とを備え、該回転仕切部材の外周部
に、一端部が前記第2の間隙部に通じ、他端部が前記ハ
ンドピース先端部に開口する第3の間隙部を形成し、前
記ハンドピースの先端部付近に、該ハンドピース本体を
貫通し、前記第3の間隙部に通じる排出孔を形成するこ
とにより、前記第3の間隙部に吸引された歯牙切削粉な
どの異物を、前記回転仕切部材の遠心力によって前記排
出孔を通して外部へ排出することを特徴とする歯科用ハ
ンドピースの防塵装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990110519U JPH0628086Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-10-24 | 歯科用ハンドピースの防塵装置 |
DE69110792T DE69110792T2 (de) | 1990-08-24 | 1991-01-02 | Vorrichtung zur Verhinderung des Eindringens von Fremdkörpern in dentale Handstücke. |
EP91100070A EP0471916B1 (en) | 1990-08-24 | 1991-01-02 | Device for preventing intrusion of foreign matter into dental handpiece |
AT91100070T ATE124241T1 (de) | 1990-08-24 | 1991-01-02 | Vorrichtung zur verhinderung des eindringens von fremdkörpern in dentale handstücke. |
US07/661,398 US5074788A (en) | 1990-02-20 | 1991-02-26 | Device for preventing intrusion of foreign matter into dental handpiece |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-87889 | 1990-04-02 | ||
JP8788990 | 1990-08-24 | ||
JP2-98062 | 1990-09-20 | ||
JP9806290 | 1990-09-20 | ||
JP1990110519U JPH0628086Y2 (ja) | 1990-08-24 | 1990-10-24 | 歯科用ハンドピースの防塵装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0488922U JPH0488922U (ja) | 1992-08-03 |
JPH0628086Y2 true JPH0628086Y2 (ja) | 1994-08-03 |
Family
ID=27305623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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