JPH06286430A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents
タイヤ空気圧警報装置Info
- Publication number
- JPH06286430A JPH06286430A JP9674593A JP9674593A JPH06286430A JP H06286430 A JPH06286430 A JP H06286430A JP 9674593 A JP9674593 A JP 9674593A JP 9674593 A JP9674593 A JP 9674593A JP H06286430 A JPH06286430 A JP H06286430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wheel
- tire pressure
- tire
- state
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車両及び/又は路面の状態が特定状態のとき
にはタイヤ空気圧判定を禁止することで、タイヤ空気圧
判定の精度や信頼性を向上させる。 【構成】 自動車の4輪の車輪速を用いてタイヤ空気圧
判定を行うタイヤ空気圧警報装置において、車輪速の検
出精度が低下したり、車輪速のバラツキが大きくなるS
100〜S109に例示した特定状態、及びチェーン装
着時、大重量の積荷積載時、等においてはタイヤ空気圧
判定を禁止し、定常直進走行で、車輪速の検出精度が高
いときのみ、タイヤ空気圧判定を実行する。
にはタイヤ空気圧判定を禁止することで、タイヤ空気圧
判定の精度や信頼性を向上させる。 【構成】 自動車の4輪の車輪速を用いてタイヤ空気圧
判定を行うタイヤ空気圧警報装置において、車輪速の検
出精度が低下したり、車輪速のバラツキが大きくなるS
100〜S109に例示した特定状態、及びチェーン装
着時、大重量の積荷積載時、等においてはタイヤ空気圧
判定を禁止し、定常直進走行で、車輪速の検出精度が高
いときのみ、タイヤ空気圧判定を実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ空気圧警報装置
に関し、特に、車両及び/又は路面の状態がタイヤ空気
圧判定に適さない特定状態のときにタイヤ空気圧判定を
禁止するようにしたものに関する。
に関し、特に、車両及び/又は路面の状態がタイヤ空気
圧判定に適さない特定状態のときにタイヤ空気圧判定を
禁止するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のタイヤの空気圧がある程度以上低
下した状態で走行することは好ましくないので、従来よ
り、種々のタイヤ空気圧警報装置が提案されている。例
えば、タイヤ空気圧をセンサで検知しタイヤ空気圧の低
下を判定するようにしたもの、或いは、タイヤ空気圧が
低下すると、空気圧が低下した車輪の回転数が増加する
ことから、4輪の車輪速を夫々検出する車輪速センサを
設け、それら車輪速センサで検出した車輪速に基いてタ
イヤ空気圧の低下を判定するようにしたもの、等が提案
されている。
下した状態で走行することは好ましくないので、従来よ
り、種々のタイヤ空気圧警報装置が提案されている。例
えば、タイヤ空気圧をセンサで検知しタイヤ空気圧の低
下を判定するようにしたもの、或いは、タイヤ空気圧が
低下すると、空気圧が低下した車輪の回転数が増加する
ことから、4輪の車輪速を夫々検出する車輪速センサを
設け、それら車輪速センサで検出した車輪速に基いてタ
イヤ空気圧の低下を判定するようにしたもの、等が提案
されている。
【0003】例えば、特開昭63−305011号公報
には、4つ車輪の車輪速センサからの出力を用いて、対
角線上にある1対の車輪の車輪速の合計と、他の対角線
上にある1対の車輪の車輪速の合計との差が所定値以上
のときに、合計車輪速が大きい方の1対の車輪の何れか
のタイヤの空気圧が低下したと判定し、その1対の車輪
の車輪速のうちの大きい方の車輪速が、4輪の車輪速の
平均値よりも所定値以上大きいときに、その車輪の空気
圧が低下したと判定し、その判定結果を警報するように
構成したタイヤ空気圧警報装置が記載されている。
には、4つ車輪の車輪速センサからの出力を用いて、対
角線上にある1対の車輪の車輪速の合計と、他の対角線
上にある1対の車輪の車輪速の合計との差が所定値以上
のときに、合計車輪速が大きい方の1対の車輪の何れか
のタイヤの空気圧が低下したと判定し、その1対の車輪
の車輪速のうちの大きい方の車輪速が、4輪の車輪速の
平均値よりも所定値以上大きいときに、その車輪の空気
圧が低下したと判定し、その判定結果を警報するように
構成したタイヤ空気圧警報装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載のタイ
ヤ空気圧警報装置では、加速時や減速時にはタイヤ空気
圧判定を実行しないように構成してあるが、路面状態や
車両の状態に鑑みてタイヤ空気圧判定の精度や信頼性を
向上させる技術については、何ら提案されていない。走
行路面の路面状態(路面μ、悪路、坂道、カント路面、
等)によっては、駆動輪のスリップ量が増加したり、4
輪の輪荷重にバラツキが生じたり、4輪の車輪速にバラ
ツキが生じたりして車輪速の検出精度が低下し、タイヤ
空気圧判定の精度や信頼性が低下する。
ヤ空気圧警報装置では、加速時や減速時にはタイヤ空気
圧判定を実行しないように構成してあるが、路面状態や
車両の状態に鑑みてタイヤ空気圧判定の精度や信頼性を
向上させる技術については、何ら提案されていない。走
行路面の路面状態(路面μ、悪路、坂道、カント路面、
等)によっては、駆動輪のスリップ量が増加したり、4
輪の輪荷重にバラツキが生じたり、4輪の車輪速にバラ
ツキが生じたりして車輪速の検出精度が低下し、タイヤ
空気圧判定の精度や信頼性が低下する。
【0005】車両の状態(加減速、積荷、チェーン装
着、等)によっては、駆動輪のスリップ量が増加した
り、前輪と後輪の輪荷重の不均一から車輪速の検出精度
が低下したり、タイヤ径の拡大から車輪速が小さく検出
されたりして車輪速の検出精度が低下し、タイヤ空気圧
判定の精度や信頼性が低下する。本発明の目的は、車両
及び/又は路面の状態が特定状態のときには、タイヤ空
気圧判定を禁止することで、タイヤ空気圧判定の精度や
信頼性を向上させることである。
着、等)によっては、駆動輪のスリップ量が増加した
り、前輪と後輪の輪荷重の不均一から車輪速の検出精度
が低下したり、タイヤ径の拡大から車輪速が小さく検出
されたりして車輪速の検出精度が低下し、タイヤ空気圧
判定の精度や信頼性が低下する。本発明の目的は、車両
及び/又は路面の状態が特定状態のときには、タイヤ空
気圧判定を禁止することで、タイヤ空気圧判定の精度や
信頼性を向上させることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1のタイヤ空気圧
警報装置は、車両の4輪の車輪速を用いてタイヤ空気圧
の低下を検知して警報を出力するタイヤ空気圧警報装置
において、車両の4輪の車輪速を検出する車輪速検出手
段と、車輪速検出手段で検出された車輪速を用いてタイ
ヤ空気圧の低下を判定するタイヤ空気圧判定手段と、車
両及び/又は路面についてのタイヤ空気圧判定に適さな
い特定状態を検知する特定状態検知手段と、特定状態検
知手段で検知された特定状態のときに、タイヤ空気圧判
定手段に対してタイヤ空気圧判定を禁止する禁止手段と
を備えたものである。
警報装置は、車両の4輪の車輪速を用いてタイヤ空気圧
の低下を検知して警報を出力するタイヤ空気圧警報装置
において、車両の4輪の車輪速を検出する車輪速検出手
段と、車輪速検出手段で検出された車輪速を用いてタイ
ヤ空気圧の低下を判定するタイヤ空気圧判定手段と、車
両及び/又は路面についてのタイヤ空気圧判定に適さな
い特定状態を検知する特定状態検知手段と、特定状態検
知手段で検知された特定状態のときに、タイヤ空気圧判
定手段に対してタイヤ空気圧判定を禁止する禁止手段と
を備えたものである。
【0007】ここで、前記特定状態が、加減速状態を含
む構成(請求項2)、前記特定状態が、坂道走行状態を
含む構成(請求項3)、前記特定状態が、駆動輪のスピ
ン状態を含む構成(請求項4)、前記特定状態が、スタ
ック状態を含む構成(請求項5)、前記特定状態が、カ
ント路面走行状態を含む構成(請求項6)、前記特定状
態が、左右の駆動輪の車輪速が従動輪の車輪速に比較し
て定常的に低い状態を含む構成(請求項7)、前記特定
状態が、左右の従動輪の車輪速が駆動輪の車輪速に比較
して定常的に低い状態を含む構成(請求項8)、前記特
定状態が、左右の後輪の輪荷重が共に前輪の輪荷重に比
較して大きい状態を含む構成(請求項9)、前記特定状
態が、4輪の輪荷重が設定値以上の状態を含む構成(請
求項10)、前記特定状態が、左右の駆動輪の車輪速に
基づく2つの悪路判定のみが悪路であると判定した状態
を含む構成(請求項11)、前記特定状態が、左右の従
動輪の車輪速に基づく2つの悪路判定のみが悪路である
と判定した状態を含む構成(請求項12)、前記特定状
態が、パーキングブレーキのON状態を含む構成(請求
項13)、前記特定状態が、アンチスキッドブレーキ装
置の作動中の状態を含む構成(請求項14)、前記特定
状態が、トラクション制御装置の作動中の状態を含む構
成(請求項15)、等種々の態様に構成できる。
む構成(請求項2)、前記特定状態が、坂道走行状態を
含む構成(請求項3)、前記特定状態が、駆動輪のスピ
ン状態を含む構成(請求項4)、前記特定状態が、スタ
ック状態を含む構成(請求項5)、前記特定状態が、カ
ント路面走行状態を含む構成(請求項6)、前記特定状
態が、左右の駆動輪の車輪速が従動輪の車輪速に比較し
て定常的に低い状態を含む構成(請求項7)、前記特定
状態が、左右の従動輪の車輪速が駆動輪の車輪速に比較
して定常的に低い状態を含む構成(請求項8)、前記特
定状態が、左右の後輪の輪荷重が共に前輪の輪荷重に比
較して大きい状態を含む構成(請求項9)、前記特定状
態が、4輪の輪荷重が設定値以上の状態を含む構成(請
求項10)、前記特定状態が、左右の駆動輪の車輪速に
基づく2つの悪路判定のみが悪路であると判定した状態
を含む構成(請求項11)、前記特定状態が、左右の従
動輪の車輪速に基づく2つの悪路判定のみが悪路である
と判定した状態を含む構成(請求項12)、前記特定状
態が、パーキングブレーキのON状態を含む構成(請求
項13)、前記特定状態が、アンチスキッドブレーキ装
置の作動中の状態を含む構成(請求項14)、前記特定
状態が、トラクション制御装置の作動中の状態を含む構
成(請求項15)、等種々の態様に構成できる。
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1のタイヤ空気圧警報装
置においては、車輪速検出手段により車両の4輪の車輪
速が検出されると、タイヤ空気圧判定手段は、検出され
た車輪速を用いてタイヤ空気圧の低下を判定する。特定
状態検知手段が車両及び/又は路面についてのタイヤ空
気圧判定に適さない特定状態を検知すると、禁止手段は
検知された特定状態のときに、タイヤ空気圧判定手段に
対してタイヤ空気圧判定を禁止することになる。前記特
定状態については、請求項2以下に列挙してあるが、タ
イヤ空気圧判定に適さない特定状態のときに、タイヤ空
気圧判定を禁止することで、車輪速検出精度を高めて、
タイヤ空気圧判定の精度や信頼性を向上させることがで
きる。
置においては、車輪速検出手段により車両の4輪の車輪
速が検出されると、タイヤ空気圧判定手段は、検出され
た車輪速を用いてタイヤ空気圧の低下を判定する。特定
状態検知手段が車両及び/又は路面についてのタイヤ空
気圧判定に適さない特定状態を検知すると、禁止手段は
検知された特定状態のときに、タイヤ空気圧判定手段に
対してタイヤ空気圧判定を禁止することになる。前記特
定状態については、請求項2以下に列挙してあるが、タ
イヤ空気圧判定に適さない特定状態のときに、タイヤ空
気圧判定を禁止することで、車輪速検出精度を高めて、
タイヤ空気圧判定の精度や信頼性を向上させることがで
きる。
【0009】ここで、請求項2以下について、包括的に
説明する。加速状態では、駆動輪のスリップ量が増して
車輪速検出精度が低下するし、また、減速状態では、前
輪の輪荷重が増すため車輪速精度が低下する。また、坂
道走行状態のときは、車速一定であっても加速状態と同
様に駆動輪のスリップ等により車輪速検出精度が低下す
るし、また、駆動輪スピン状態のときは、スリップ量が
大きく車輪速検出精度が低下するし、スタック中の状態
でも同様である。カント路面走行中のときには、左側の
前後輪と右側の前後輪とで輪荷重が不均一となるので、
低レベル側の前後輪の車輪速が大きくなるため、車輪速
検出精度が低下する。
説明する。加速状態では、駆動輪のスリップ量が増して
車輪速検出精度が低下するし、また、減速状態では、前
輪の輪荷重が増すため車輪速精度が低下する。また、坂
道走行状態のときは、車速一定であっても加速状態と同
様に駆動輪のスリップ等により車輪速検出精度が低下す
るし、また、駆動輪スピン状態のときは、スリップ量が
大きく車輪速検出精度が低下するし、スタック中の状態
でも同様である。カント路面走行中のときには、左側の
前後輪と右側の前後輪とで輪荷重が不均一となるので、
低レベル側の前後輪の車輪速が大きくなるため、車輪速
検出精度が低下する。
【0010】左右の駆動輪にチェーンを装着すると、左
右の駆動輪の車輪速が従動輪の車輪速に比較して定常的
に低い状態となるが、この場合にも車輪速検出精度が低
下するし、また、誤装着により左右の従動輪にチェーン
を装着すると、左右の従動輪の車輪速が駆動輪の車輪速
に比較して定常的に低い状態となるが、この場合にも車
輪速検出精度が低下する。トランクに大重量の荷物を積
載すると、左右の後輪の輪荷重が共に前輪の輪荷重に比
較して大きい状態となるが、この場合タイヤ空気圧低下
と同様の状態となるためタイヤ空気圧判定が難しくなる
し、車室やトランクに大重量の荷物を積載すると、4輪
の輪荷重が設定値以上の状態になって、4輪のタイヤ空
気圧低下と同様の状態となるためタイヤ空気圧判定が難
しくなる。
右の駆動輪の車輪速が従動輪の車輪速に比較して定常的
に低い状態となるが、この場合にも車輪速検出精度が低
下するし、また、誤装着により左右の従動輪にチェーン
を装着すると、左右の従動輪の車輪速が駆動輪の車輪速
に比較して定常的に低い状態となるが、この場合にも車
輪速検出精度が低下する。トランクに大重量の荷物を積
載すると、左右の後輪の輪荷重が共に前輪の輪荷重に比
較して大きい状態となるが、この場合タイヤ空気圧低下
と同様の状態となるためタイヤ空気圧判定が難しくなる
し、車室やトランクに大重量の荷物を積載すると、4輪
の輪荷重が設定値以上の状態になって、4輪のタイヤ空
気圧低下と同様の状態となるためタイヤ空気圧判定が難
しくなる。
【0011】左右の駆動輪にチェーンを装着すると、左
右の駆動輪の車輪速に基づく2つの悪路判定のみが悪路
であると判定した状態となるが、この場合にも車輪速検
出精度が低下するし、誤装着により左右の従動輪にチェ
ーンを装着すると、左右の従動輪の車輪速に基づく2つ
の悪路判定のみが悪路であると判定した状態となるが、
この場合にも車輪速検出精度が低下する。誤操作により
パーキングブレーキON状態で走行することがあるが、
減速状態なので車輪速精度が低下するし、また、アンチ
スキッドブレーキ装置の作動中やトラクション制御装置
の作動中には、減速状態となることが多いため、前輪の
輪荷重が増し、車輪速検出精度が低下する。
右の駆動輪の車輪速に基づく2つの悪路判定のみが悪路
であると判定した状態となるが、この場合にも車輪速検
出精度が低下するし、誤装着により左右の従動輪にチェ
ーンを装着すると、左右の従動輪の車輪速に基づく2つ
の悪路判定のみが悪路であると判定した状態となるが、
この場合にも車輪速検出精度が低下する。誤操作により
パーキングブレーキON状態で走行することがあるが、
減速状態なので車輪速精度が低下するし、また、アンチ
スキッドブレーキ装置の作動中やトラクション制御装置
の作動中には、減速状態となることが多いため、前輪の
輪荷重が増し、車輪速検出精度が低下する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。本実施例は、アンチスキッドブレーキ装
置を備えた乗用の後輪駆動型自動車のタイヤ空気圧警報
装置に本発明を適用した場合の実施例である。第1図に
示すように、この自動車は、左右の前輪1,2 が従動輪、
左右の後輪3,4 が駆動輪とされ、エンジン5 の出力トル
クが自動変速機6 からプロペラシャフト7、差動装置8
および左右の駆動軸9,10を介して左右の後輪3,4 に伝達
されるように構成してある。各車輪1〜4には、車輪と
一体的に回転するディスク11a 〜14a と、制動圧の供給
を受けて、これらディスク11a 〜14a の回転を制動する
キャリパ11b 〜14bなどからなるブレーキ装置11〜14が
夫々設けられ、これらのブレーキ装置11〜14を作動させ
るブレーキ制御システム15が設けられている。
つつ説明する。本実施例は、アンチスキッドブレーキ装
置を備えた乗用の後輪駆動型自動車のタイヤ空気圧警報
装置に本発明を適用した場合の実施例である。第1図に
示すように、この自動車は、左右の前輪1,2 が従動輪、
左右の後輪3,4 が駆動輪とされ、エンジン5 の出力トル
クが自動変速機6 からプロペラシャフト7、差動装置8
および左右の駆動軸9,10を介して左右の後輪3,4 に伝達
されるように構成してある。各車輪1〜4には、車輪と
一体的に回転するディスク11a 〜14a と、制動圧の供給
を受けて、これらディスク11a 〜14a の回転を制動する
キャリパ11b 〜14bなどからなるブレーキ装置11〜14が
夫々設けられ、これらのブレーキ装置11〜14を作動させ
るブレーキ制御システム15が設けられている。
【0013】このブレーキ制御システム15は、運転者に
よるブレーキペダル16の踏込力を増大させる倍力装置17
と、この倍力装置17によって増大された踏込力に応じた
制動圧を発生させるマスターシリング18とを有する。こ
のマスターシリング18からの前輪用制動圧供給ライン19
が2経路に分岐され、これら前輪用分岐制動圧ライン19
a,19b が左右の前輪1,2 のブレーキ装置11,12 のキャリ
パ11b,12b に夫々接続され、左前輪1のブレーキ装置11
に通じる一方の前輪用分岐制動圧ライン19a には、第1
バルブユニット20が設けられ、右前輪2 のブレーキ装置
12に通じる他方の前輪用分岐制動圧ライン19b にも、第
1バルブユニット20と同様の第2バルブユニット21が設
けられている。
よるブレーキペダル16の踏込力を増大させる倍力装置17
と、この倍力装置17によって増大された踏込力に応じた
制動圧を発生させるマスターシリング18とを有する。こ
のマスターシリング18からの前輪用制動圧供給ライン19
が2経路に分岐され、これら前輪用分岐制動圧ライン19
a,19b が左右の前輪1,2 のブレーキ装置11,12 のキャリ
パ11b,12b に夫々接続され、左前輪1のブレーキ装置11
に通じる一方の前輪用分岐制動圧ライン19a には、第1
バルブユニット20が設けられ、右前輪2 のブレーキ装置
12に通じる他方の前輪用分岐制動圧ライン19b にも、第
1バルブユニット20と同様の第2バルブユニット21が設
けられている。
【0014】一方、マスターシリンダ18からの後輪用制
動圧供給ライン22には、第1、第2バルブユニット20,2
1 と同様の第3バルブユニット23が設けられている。こ
の後輪用制動圧供給ライン22は、第3バルブユニット23
の下流側で2経路に分岐されて、これら後輪用分岐制動
圧ライン22a,22b が左右の後輪3,4 のブレーキ装置13,1
4 のキャリパ13b,14b に夫々接続されている。このブレ
ーキ制御システム15は、第1バルブユニット20を介して
左前輪1のブレーキ装置11の制動圧を可変制御する第1
チャンネルと、第2バルブユニット21を介して右前輪2
のブレーキ装置12の制動圧を可変制御する第2チャンネ
ルと、第3バルブユニット23を介して左右の後輪3,4 の
両ブレーキ装置13,14 の制動圧を可変制御する第3チャ
ンネルとが設けられ、これら第1〜第3チャンネルが互
いに独立して制御されるように構成してある。
動圧供給ライン22には、第1、第2バルブユニット20,2
1 と同様の第3バルブユニット23が設けられている。こ
の後輪用制動圧供給ライン22は、第3バルブユニット23
の下流側で2経路に分岐されて、これら後輪用分岐制動
圧ライン22a,22b が左右の後輪3,4 のブレーキ装置13,1
4 のキャリパ13b,14b に夫々接続されている。このブレ
ーキ制御システム15は、第1バルブユニット20を介して
左前輪1のブレーキ装置11の制動圧を可変制御する第1
チャンネルと、第2バルブユニット21を介して右前輪2
のブレーキ装置12の制動圧を可変制御する第2チャンネ
ルと、第3バルブユニット23を介して左右の後輪3,4 の
両ブレーキ装置13,14 の制動圧を可変制御する第3チャ
ンネルとが設けられ、これら第1〜第3チャンネルが互
いに独立して制御されるように構成してある。
【0015】前記ブレーキ制御システム15には、第1〜
第3チャンネルを制御するコントロールユニット24であ
って、図示外のトラクション制御装置のトラクション制
御をも実行するコントロールユニット24が設けられ、こ
のコントロールユニット24は、ブレーキペダル16のON/O
FFを検出するブレーキスイッチ25からのブレーキ信号
と、ハンドル舵角を検出する舵角センサ26からの舵角信
号と、各車輪の回転速度を夫々検出する車輪速センサ27
〜30からの車輪速信号とを受けて、これらの信号に応じ
た制動圧制御信号を第1〜第3バルブユニット20,21,23
に夫々出力することにより、左右の前輪1,2 および後輪
3,4 のスリップに対する制動制御(ABS制御)を第1
〜第3チャンネルごとに並行して行うようになってい
る。
第3チャンネルを制御するコントロールユニット24であ
って、図示外のトラクション制御装置のトラクション制
御をも実行するコントロールユニット24が設けられ、こ
のコントロールユニット24は、ブレーキペダル16のON/O
FFを検出するブレーキスイッチ25からのブレーキ信号
と、ハンドル舵角を検出する舵角センサ26からの舵角信
号と、各車輪の回転速度を夫々検出する車輪速センサ27
〜30からの車輪速信号とを受けて、これらの信号に応じ
た制動圧制御信号を第1〜第3バルブユニット20,21,23
に夫々出力することにより、左右の前輪1,2 および後輪
3,4 のスリップに対する制動制御(ABS制御)を第1
〜第3チャンネルごとに並行して行うようになってい
る。
【0016】次に、本願特有のタイヤ空気圧警報装置に
ついて説明する。このタイヤ空気圧警報装置は、基本的
に、前記4つの車輪速センサ27〜30と、タイヤ空気圧判
定の初期設定を指令する為の初期設定スイッチ33(これ
は、インストルメントパネルに付設されている)と、イ
ンストルメントパネルに付設されたワーニングランプ3
4、コントロールユニット40を備えている。ここで、コ
ントロールユニット40とセンサ類やスイッチ類からなる
制御系について、図2に基いて説明する。
ついて説明する。このタイヤ空気圧警報装置は、基本的
に、前記4つの車輪速センサ27〜30と、タイヤ空気圧判
定の初期設定を指令する為の初期設定スイッチ33(これ
は、インストルメントパネルに付設されている)と、イ
ンストルメントパネルに付設されたワーニングランプ3
4、コントロールユニット40を備えている。ここで、コ
ントロールユニット40とセンサ類やスイッチ類からなる
制御系について、図2に基いて説明する。
【0017】前記コントロールユニット40には、図2に
示すように、ブレーキスイッチ25からのブレーキスイ
ッチ信号BSs、舵角センサ26からの舵角θhの信
号、車輪速センサ27〜30からの車輪速Vw1〜Vw4の信
号、走行距離計31からの走行距離DDの信号、自動車
の車体の傾斜状態(路面の傾斜状態)を検出する傾斜検
出センサ32からの傾斜θkの信号、初期設定スイッチ33
からの初期設定指令信号ISs、横加速度センサ35から
の横加速度Ghの信号、ヨーレイトセンサ36からのヨー
レイトψvの信号、アクティブサスペンション装置の4
輪の車高調整用油圧作動室の油圧を検出する油圧センサ
41〜44からの油圧P1〜P4の信号、パーキングブレー
キ装置のパーキングブレーキスイッチ37からのPブレー
キスイッチ信号PBs、アンチスキッド制御とトラクシ
ョン制御を行うABS/TRCコントロールユニット24
からのABS作動中を示す信号及びTRC作動中を示す
信号、等の種々の信号が供給されており、前記ワーニン
グランプ34は、コントロールユニット40で駆動制御され
る。
示すように、ブレーキスイッチ25からのブレーキスイ
ッチ信号BSs、舵角センサ26からの舵角θhの信
号、車輪速センサ27〜30からの車輪速Vw1〜Vw4の信
号、走行距離計31からの走行距離DDの信号、自動車
の車体の傾斜状態(路面の傾斜状態)を検出する傾斜検
出センサ32からの傾斜θkの信号、初期設定スイッチ33
からの初期設定指令信号ISs、横加速度センサ35から
の横加速度Ghの信号、ヨーレイトセンサ36からのヨー
レイトψvの信号、アクティブサスペンション装置の4
輪の車高調整用油圧作動室の油圧を検出する油圧センサ
41〜44からの油圧P1〜P4の信号、パーキングブレー
キ装置のパーキングブレーキスイッチ37からのPブレー
キスイッチ信号PBs、アンチスキッド制御とトラクシ
ョン制御を行うABS/TRCコントロールユニット24
からのABS作動中を示す信号及びTRC作動中を示す
信号、等の種々の信号が供給されており、前記ワーニン
グランプ34は、コントロールユニット40で駆動制御され
る。
【0018】前記各車輪速センサ27〜30は、ディスク11
a 〜14a に形成された又はディスク11a 〜14a に隣接さ
せて設けられた図示外の検出用ディスクに形成された4
4個の検出部を電磁ピックアップで検出する構成のもの
である。前記コントロールユニット40は、車輪速センサ
27〜30からの検出信号を濾波するフィルタ及びフィルタ
で濾波された検出信号を波形整形する回路、アナログの
各種検出信号をA/D変換するAD変換器、入力出力イ
ンターフェイスと、CPUとROMとRAMとからなる
マイクロコンピュータ等からなり、ROMには、後述の
タイヤ空気圧判定制御の制御プログラムやマップが予め
入力格納してあり、RAMには、その制御に必要な種々
のメモリ類(バッファ、メモリ、フラグ、カウンタ、ソ
フトタイマ等)が設けられている。尚、前記フィルタ
は、時定数可変のものであり、高速走行時には精度低下
防止の為にその時定数が大きく設定され、また低速走行
時には精度が得られるのでその時定数が小さく設定され
る。
a 〜14a に形成された又はディスク11a 〜14a に隣接さ
せて設けられた図示外の検出用ディスクに形成された4
4個の検出部を電磁ピックアップで検出する構成のもの
である。前記コントロールユニット40は、車輪速センサ
27〜30からの検出信号を濾波するフィルタ及びフィルタ
で濾波された検出信号を波形整形する回路、アナログの
各種検出信号をA/D変換するAD変換器、入力出力イ
ンターフェイスと、CPUとROMとRAMとからなる
マイクロコンピュータ等からなり、ROMには、後述の
タイヤ空気圧判定制御の制御プログラムやマップが予め
入力格納してあり、RAMには、その制御に必要な種々
のメモリ類(バッファ、メモリ、フラグ、カウンタ、ソ
フトタイマ等)が設けられている。尚、前記フィルタ
は、時定数可変のものであり、高速走行時には精度低下
防止の為にその時定数が大きく設定され、また低速走行
時には精度が得られるのでその時定数が小さく設定され
る。
【0019】以下、前記コントロールユニット40で実行
されるタイヤ空気圧判定制御について、図3以降の図面
に基いて説明する。但し、フローチャートの図中、符号
Si(i=10,11,・・・)各ステップを示すもの
である。最初に、このタイヤ空気圧判定制御の概要につ
いて説明すると、基本的に4つの車輪速センサ27〜30で
検出される車輪速Vw1〜Vw4 に基いてタイヤ空気圧判定
を行うのであるが、自動車の使用開始時や1又は複数の
タイヤを交換したとき等に、係数Cx(これが補償係数
に相当する)の初期設定処理を実行して、タイヤの製作
誤差を補償する為の係数Cxを初期設定する。その後、
定期的(所定走行距離毎、又は、所定期間毎)にタイヤ
空気圧判定処理を実行して、何れかのタイヤの空気圧異
常を判定し、タイヤ空気圧が低下している場合には、ワ
ーニングランプ34を介して警報を出力する。
されるタイヤ空気圧判定制御について、図3以降の図面
に基いて説明する。但し、フローチャートの図中、符号
Si(i=10,11,・・・)各ステップを示すもの
である。最初に、このタイヤ空気圧判定制御の概要につ
いて説明すると、基本的に4つの車輪速センサ27〜30で
検出される車輪速Vw1〜Vw4 に基いてタイヤ空気圧判定
を行うのであるが、自動車の使用開始時や1又は複数の
タイヤを交換したとき等に、係数Cx(これが補償係数
に相当する)の初期設定処理を実行して、タイヤの製作
誤差を補償する為の係数Cxを初期設定する。その後、
定期的(所定走行距離毎、又は、所定期間毎)にタイヤ
空気圧判定処理を実行して、何れかのタイヤの空気圧異
常を判定し、タイヤ空気圧が低下している場合には、ワ
ーニングランプ34を介して警報を出力する。
【0020】そして、前記初期設定処理は、路面状態に
応じて設定される車速域のときに実行し、また、路面状
態や自動車の状態が、初期設定処理に適さない特定状態
のときには禁止される。前記タイヤ空気圧判定処理は、
路面状態に応じて別途設定される車速域のときに実行
し、また、路面状態や自動車の状態が、タイヤ空気圧判
定処理に適さない特定状態のときには禁止される。尚、
このタイヤ空気圧判定制御は、前記初期設定処理と、タ
イヤ空気圧判定処理と、悪路指数演算処理と、路面摩擦
係数演算処理(これのフローチャートは省略)とを含
む。
応じて設定される車速域のときに実行し、また、路面状
態や自動車の状態が、初期設定処理に適さない特定状態
のときには禁止される。前記タイヤ空気圧判定処理は、
路面状態に応じて別途設定される車速域のときに実行
し、また、路面状態や自動車の状態が、タイヤ空気圧判
定処理に適さない特定状態のときには禁止される。尚、
このタイヤ空気圧判定制御は、前記初期設定処理と、タ
イヤ空気圧判定処理と、悪路指数演算処理と、路面摩擦
係数演算処理(これのフローチャートは省略)とを含
む。
【0021】次に、前記係数Cxの初期設定処理につい
て、図3を参照しつつ説明する。この係数Cxの初期設
定処理は、タイヤを交換した場合等にインストルメント
パネルに付設したa接点型の初期設定スイッチ33がON
操作されると開始され、次に前記センサ類やスイッチ類
からの信号をディジタル化した各種データが読み込まれ
(S10)、次に、初期設定処理の実行中を示す為に、
ワーニングランプ34が点灯され、且つタイヤ空気圧判定
処理を禁止する為にフラグFが0にリセットされる(S
11)。
て、図3を参照しつつ説明する。この係数Cxの初期設
定処理は、タイヤを交換した場合等にインストルメント
パネルに付設したa接点型の初期設定スイッチ33がON
操作されると開始され、次に前記センサ類やスイッチ類
からの信号をディジタル化した各種データが読み込まれ
(S10)、次に、初期設定処理の実行中を示す為に、
ワーニングランプ34が点灯され、且つタイヤ空気圧判定
処理を禁止する為にフラグFが0にリセットされる(S
11)。
【0022】次に、S12において、係数Cxの初期設
定条件が成立か否かの判定が実行されるが、この判定の
サブルーチンについて、図6、図7のフローチャートに
基いて説明する。先ず、S100においてパーキングブ
レーキスイッチ37からのPブレーキスイッチ信号PBs
に基いてパーキングブレーキがONか否かの判定が実行
され、パーキングブレーキがONのとき(誤操作により
パーキングブレーキONの状態で走行しているとき)
は、制動状態に相当し前輪と後輪の輪荷重が不均一とな
って、車輪速検出精度が低下するためS118において
条件不成立と判定される。
定条件が成立か否かの判定が実行されるが、この判定の
サブルーチンについて、図6、図7のフローチャートに
基いて説明する。先ず、S100においてパーキングブ
レーキスイッチ37からのPブレーキスイッチ信号PBs
に基いてパーキングブレーキがONか否かの判定が実行
され、パーキングブレーキがONのとき(誤操作により
パーキングブレーキONの状態で走行しているとき)
は、制動状態に相当し前輪と後輪の輪荷重が不均一とな
って、車輪速検出精度が低下するためS118において
条件不成立と判定される。
【0023】次に、S101において加減速中か否かの
判定が実行されるが、車速Vとして車体速を適用するも
のとし、車速Vは、左右の従動輪(前輪1,2)の車輪
速Vw1, Vw2の平均値に等しく設定され、その車速Vの
変化から加減速中か否か判定され、加減速中であるとき
には、前輪と後輪の輪荷重が不均一となったり、駆動輪
のスリップ量が大きくなったりして車輪速検出精度が低
下するため、S118において条件不成立と判定され
る。
判定が実行されるが、車速Vとして車体速を適用するも
のとし、車速Vは、左右の従動輪(前輪1,2)の車輪
速Vw1, Vw2の平均値に等しく設定され、その車速Vの
変化から加減速中か否か判定され、加減速中であるとき
には、前輪と後輪の輪荷重が不均一となったり、駆動輪
のスリップ量が大きくなったりして車輪速検出精度が低
下するため、S118において条件不成立と判定され
る。
【0024】次に、S102において、舵角センサ26か
らの舵角θhの信号に基いて、旋回中か否か判定され、
旋回中のときは、内輪と外輪の車輪速の差が大きくなり
タイヤ空気圧判定を実行するのが望ましくないため、S
118において条件不成立と判定される。次に、S10
3において、ABS/TRCコントロールユニット24か
らのABS作動中を示す信号に基いてABS作動中か否
か判定され、ABS作動中のときには、制動状態となる
ことが多く、車輪速検出精度が低下するため、S118
において条件不成立と判定される。次に、S104にお
いて、ABS/TRCコントロールユニット24からのT
RC作動中を示す信号に基いてTRC作動中か否か判定
され、TRC作動中のときには、制動状態となることが
多く、車輪速検出精度が低下するため、S118におい
て条件不成立と判定される。
らの舵角θhの信号に基いて、旋回中か否か判定され、
旋回中のときは、内輪と外輪の車輪速の差が大きくなり
タイヤ空気圧判定を実行するのが望ましくないため、S
118において条件不成立と判定される。次に、S10
3において、ABS/TRCコントロールユニット24か
らのABS作動中を示す信号に基いてABS作動中か否
か判定され、ABS作動中のときには、制動状態となる
ことが多く、車輪速検出精度が低下するため、S118
において条件不成立と判定される。次に、S104にお
いて、ABS/TRCコントロールユニット24からのT
RC作動中を示す信号に基いてTRC作動中か否か判定
され、TRC作動中のときには、制動状態となることが
多く、車輪速検出精度が低下するため、S118におい
て条件不成立と判定される。
【0025】次に、S105において、傾斜検出センサ
32からの路面の傾斜θkの信号に基いて、走行中の路
面が上り坂道か判定され、上り坂道のときには加速状態
と同様に車輪速検出精度が低下するのでS117におい
て条件不成立と判定される。次に、S106において、
後述の悪路指数(悪路フラグFak)であって4つの悪路
指数の平均の悪路指数に基いて、走行中の路面が悪路か
否か判定され、悪路つまり悪路指数が0でないときに
は、4つの車輪速のバラツキが大きくなるので、S11
8において条件不成立と判定される。
32からの路面の傾斜θkの信号に基いて、走行中の路
面が上り坂道か判定され、上り坂道のときには加速状態
と同様に車輪速検出精度が低下するのでS117におい
て条件不成立と判定される。次に、S106において、
後述の悪路指数(悪路フラグFak)であって4つの悪路
指数の平均の悪路指数に基いて、走行中の路面が悪路か
否か判定され、悪路つまり悪路指数が0でないときに
は、4つの車輪速のバラツキが大きくなるので、S11
8において条件不成立と判定される。
【0026】次に、S107においてカント路面か否か
判定されるが、カント路面を走行中のときには、ヨーレ
イトψvが発生していないのに左側前後輪1,3と左側
前後輪2,4の車輪速に差が発生したり、横加速度が発
生したりするので、ヨーレイトセンサ36で検出されるヨ
ーレイトψv、車輪速センサ27〜30で検出された車輪速
Vw1〜Vw4、横加速度センサ35で検出される横加速度G
hに基いて、カント路面か否か判定され、カント路面を
走行中のときには、低レベル側の前後輪の輪荷重が大き
くなって車輪速検出精度が低下するので、S118にお
いて条件不成立と判定される。
判定されるが、カント路面を走行中のときには、ヨーレ
イトψvが発生していないのに左側前後輪1,3と左側
前後輪2,4の車輪速に差が発生したり、横加速度が発
生したりするので、ヨーレイトセンサ36で検出されるヨ
ーレイトψv、車輪速センサ27〜30で検出された車輪速
Vw1〜Vw4、横加速度センサ35で検出される横加速度G
hに基いて、カント路面か否か判定され、カント路面を
走行中のときには、低レベル側の前後輪の輪荷重が大き
くなって車輪速検出精度が低下するので、S118にお
いて条件不成立と判定される。
【0027】次に、S108において雪道等を走行中に
両駆動輪3,4がスピン状態となるスタック中か否か判
定されるが、車輪速Vw1〜Vw4と車速Vとに基いてスタ
ック中か否か判定され、スタック中のときには、異常な
車輪速が検出されてタイヤ空気圧判定が困難になるの
で、S118において条件不成立と判定される。次に、
S109において後輪3,4がスリップ中か否か判定さ
れるが、後輪の車輪速Vw3,Vw4と、車速Vに基いて、
後輪3,4がスリップ中か否か判定され、後輪がスリッ
プ中のときには、異常な車輪速が検出されてタイヤ空気
圧判定が不可能になるので、S118において条件不成
立と判定される。
両駆動輪3,4がスピン状態となるスタック中か否か判
定されるが、車輪速Vw1〜Vw4と車速Vとに基いてスタ
ック中か否か判定され、スタック中のときには、異常な
車輪速が検出されてタイヤ空気圧判定が困難になるの
で、S118において条件不成立と判定される。次に、
S109において後輪3,4がスリップ中か否か判定さ
れるが、後輪の車輪速Vw3,Vw4と、車速Vに基いて、
後輪3,4がスリップ中か否か判定され、後輪がスリッ
プ中のときには、異常な車輪速が検出されてタイヤ空気
圧判定が不可能になるので、S118において条件不成
立と判定される。
【0028】次に、S110において両後輪のみ悪路判
定か否か判定されるが、後述の悪路判定において左側後
輪3に対応する悪路判定と右側後輪4に対応する悪路判
定のみが悪路と判定した場合には、両後輪3,4にチェ
ーンを装着している可能性が高く、この場合車輪速の検
出精度が低下するため、S118において条件不成立と
判定される。次に、S111において両前輪のみ悪路判
定か否か判定されるが、左側前輪1に対応する悪路判定
と右側前輪2に対応する悪路判定のみが悪路と判定した
場合には、両前輪1,2に誤ってチェーンを装着してい
る可能性が高く、この場合車輪速の検出精度が低下する
ため、S118において条件不成立と判定される。
定か否か判定されるが、後述の悪路判定において左側後
輪3に対応する悪路判定と右側後輪4に対応する悪路判
定のみが悪路と判定した場合には、両後輪3,4にチェ
ーンを装着している可能性が高く、この場合車輪速の検
出精度が低下するため、S118において条件不成立と
判定される。次に、S111において両前輪のみ悪路判
定か否か判定されるが、左側前輪1に対応する悪路判定
と右側前輪2に対応する悪路判定のみが悪路と判定した
場合には、両前輪1,2に誤ってチェーンを装着してい
る可能性が高く、この場合車輪速の検出精度が低下する
ため、S118において条件不成立と判定される。
【0029】次に、S112において両後輪の車輪速が
両前輪の車輪速に比較して低速か否か判定されるが、両
後輪3,4にチェーンを装着している可能性が高く、こ
の場合車輪速の検出精度が低下するためS118におい
て条件不成立と判定される。次に、S113において両
前輪の車輪速が両後輪の車輪速に比較して低速か否か判
定されるが、両前輪1,2にチェーンを装着している可
能性が高く、この場合車輪速の検出精度が低下するため
S118において条件不成立と判定される。次に、S1
14において、油圧センサ41〜44で検出される油圧P1
〜P4の全部が、設定値以上か否か判定され、車室やト
ランク内に大重量の荷物を積載して輪荷重が過大になる
と、車輪速の検出精度が低下するため、S118におい
て条件不成立と判定される。
両前輪の車輪速に比較して低速か否か判定されるが、両
後輪3,4にチェーンを装着している可能性が高く、こ
の場合車輪速の検出精度が低下するためS118におい
て条件不成立と判定される。次に、S113において両
前輪の車輪速が両後輪の車輪速に比較して低速か否か判
定されるが、両前輪1,2にチェーンを装着している可
能性が高く、この場合車輪速の検出精度が低下するため
S118において条件不成立と判定される。次に、S1
14において、油圧センサ41〜44で検出される油圧P1
〜P4の全部が、設定値以上か否か判定され、車室やト
ランク内に大重量の荷物を積載して輪荷重が過大になる
と、車輪速の検出精度が低下するため、S118におい
て条件不成立と判定される。
【0030】次に、S115において前記油圧P1〜P
4のうち、両後輪に対応する油圧P3,P4だけが、両
前輪に対応する油圧P1,P2に比較して高いか否か判
定され、トランクに大重量の荷物を積載した状態で油圧
P3,P4だけが高いときには、後輪の輪荷重が大き
く、車輪速検出精度が低下するため、S118において
条件不成立と判定される。次に、S116において車速
Vが許可車速域に入っているか否か判定される。この許
可車速域とは、図9に示すように、路面の摩擦状態に応
じて設定された係数Cxの初期設定許可車速域のことで
あり、その判定結果が No のときは、S118において
条件不成立と判定される。そして、S100〜S115
の判定結果が全て No で、かつS116の判定結果がYe
s のときには、車輪速Vw1〜Vw4を高精度で検出できる
ため、S117において条件成立と判定される。
4のうち、両後輪に対応する油圧P3,P4だけが、両
前輪に対応する油圧P1,P2に比較して高いか否か判
定され、トランクに大重量の荷物を積載した状態で油圧
P3,P4だけが高いときには、後輪の輪荷重が大き
く、車輪速検出精度が低下するため、S118において
条件不成立と判定される。次に、S116において車速
Vが許可車速域に入っているか否か判定される。この許
可車速域とは、図9に示すように、路面の摩擦状態に応
じて設定された係数Cxの初期設定許可車速域のことで
あり、その判定結果が No のときは、S118において
条件不成立と判定される。そして、S100〜S115
の判定結果が全て No で、かつS116の判定結果がYe
s のときには、車輪速Vw1〜Vw4を高精度で検出できる
ため、S117において条件成立と判定される。
【0031】ここで、図9に示した係数Cxの初期設定
許可車速域の下限値は、過度に低速でない所定値(例え
ば、20Km/H)に設定され、また、初期設定許可車速域の
上限値は、走行路面の路面の摩擦状態に応じて40〜5
0Km/Hの範囲の値に設定されている。尚、路面μの演算
方法と悪路状態を示す悪路指数(フラグFak)の演算方
法については後述する。
許可車速域の下限値は、過度に低速でない所定値(例え
ば、20Km/H)に設定され、また、初期設定許可車速域の
上限値は、走行路面の路面の摩擦状態に応じて40〜5
0Km/Hの範囲の値に設定されている。尚、路面μの演算
方法と悪路状態を示す悪路指数(フラグFak)の演算方
法については後述する。
【0032】次に、図6と図7のサブルーチンを実行し
た結果、図3のS12において条件成立と判定される
と、S13において、タイヤの製作誤差を加味してタイ
ヤ交換時等における4つのタイヤの初期状態を補償する
為の係数Cxが4輪の車輪速Vw1〜Vw4を用いて、一方
の対角線関係にある左前輪1と右後輪4の車輪速の和
(Vw1+Vw4)と、他方の対角線関係にある右前輪2と
左後輪3の車輪速の和(Vw2+Vw3)との比として、次
式で演算される。 係数Cx=(Vw1+Vw4)/(Vw2+Vw3) 次に、係数Cxが適正値か否か判定されるが、タイヤの
製作誤差によるタイヤ径の誤差が最大0.3 %であること
から、係数Cxが略1の所定範囲(例えば、0.95〜1.0
5)に入っている場合に、係数Cxが適正値であると判
定される。
た結果、図3のS12において条件成立と判定される
と、S13において、タイヤの製作誤差を加味してタイ
ヤ交換時等における4つのタイヤの初期状態を補償する
為の係数Cxが4輪の車輪速Vw1〜Vw4を用いて、一方
の対角線関係にある左前輪1と右後輪4の車輪速の和
(Vw1+Vw4)と、他方の対角線関係にある右前輪2と
左後輪3の車輪速の和(Vw2+Vw3)との比として、次
式で演算される。 係数Cx=(Vw1+Vw4)/(Vw2+Vw3) 次に、係数Cxが適正値か否か判定されるが、タイヤの
製作誤差によるタイヤ径の誤差が最大0.3 %であること
から、係数Cxが略1の所定範囲(例えば、0.95〜1.0
5)に入っている場合に、係数Cxが適正値であると判
定される。
【0033】係数Cxが適正値であるときには、S15
において係数Cxの書き換え処理が実行され、前回の係
数Cx(i-1) が今回のCx(i) で書き換えられ、次に、
ワーニングランプ34が消灯され且つタイヤ空気圧判定
処理を許可する為にフラグFが1にセットされ、その後
S19へ移行する。一方、S14の判定結果がNoのとき
は、S17において係数Cxが、不定か否か判定され、
不定のときにはS12へ移行してS12以降が再実行さ
れ、また、不定でないときには、S18においてワーニ
ングランプ34が所定時間(例えば、2秒間)点滅さ
れ、その後S19へ移行する。S19では、フラグFが
1か否判定され、その判定が No のときはリターンし、
また、その判定がYes のときはこの処理を終了する。但
し、1回のスイッチ33のON操作に基いて、複数回の
初期設定処理を実行して複数の係数Cxを求め、それら
複数の係数Cxの平均値から最終の係数Cxを決定する
ように構成することも可能である。こうして、タイヤ交
換時等における4つのタイヤの初期状態を補償する為の
係数Cxが決定され、RAMのメモリに格納される。
において係数Cxの書き換え処理が実行され、前回の係
数Cx(i-1) が今回のCx(i) で書き換えられ、次に、
ワーニングランプ34が消灯され且つタイヤ空気圧判定
処理を許可する為にフラグFが1にセットされ、その後
S19へ移行する。一方、S14の判定結果がNoのとき
は、S17において係数Cxが、不定か否か判定され、
不定のときにはS12へ移行してS12以降が再実行さ
れ、また、不定でないときには、S18においてワーニ
ングランプ34が所定時間(例えば、2秒間)点滅さ
れ、その後S19へ移行する。S19では、フラグFが
1か否判定され、その判定が No のときはリターンし、
また、その判定がYes のときはこの処理を終了する。但
し、1回のスイッチ33のON操作に基いて、複数回の
初期設定処理を実行して複数の係数Cxを求め、それら
複数の係数Cxの平均値から最終の係数Cxを決定する
ように構成することも可能である。こうして、タイヤ交
換時等における4つのタイヤの初期状態を補償する為の
係数Cxが決定され、RAMのメモリに格納される。
【0034】ここで、走行路面の路面μを求める演算処
理について説明する。先ず、既に述べたように、車速V
は、基本的に従動輪(前輪1,2)の車輪速Vw1, Vw2
の平均値に等しく設定され、その車速Vが、初期設定処
理およびタイヤ空気圧判定処理に適用される。路面μ
は、車速Vとその加速度Vgとに基いて演算されるが、
この演算には、500msのタイマと100msのタイ
マとを用い、加速開始後車体加速度Vgが十分に大きく
ならない500ms経過までは100ms毎に100m
s間の車速Vの変化から、次式により車体加速度Vgが
演算される。
理について説明する。先ず、既に述べたように、車速V
は、基本的に従動輪(前輪1,2)の車輪速Vw1, Vw2
の平均値に等しく設定され、その車速Vが、初期設定処
理およびタイヤ空気圧判定処理に適用される。路面μ
は、車速Vとその加速度Vgとに基いて演算されるが、
この演算には、500msのタイマと100msのタイ
マとを用い、加速開始後車体加速度Vgが十分に大きく
ならない500ms経過までは100ms毎に100m
s間の車速Vの変化から、次式により車体加速度Vgが
演算される。
【0035】 Vg=K1×〔V(i)−V(i−100)〕 そして、車体加速度Vgが十分に大きくなった500m
s経過後は100ms毎に500msの間の車速Vの変
化から、次式により車体加速度Vgが演算される。 Vg=K2×〔V(i)−V(i−500)〕 尚、前記の式中、V(i)は現時点の車速、V(i−1
00)は100ms前の車速、V(i−500)は50
0ms前の車速、K1、K2は夫々所定の定数である。
前記路面μは、前記のように求めた車速Vと車体加速度
Vgとを用いて表1に示したμテーブルから、3次元補
完により演算され、この路面μが、初期設定処理および
タイヤ空気圧判定処理に適用される。
s経過後は100ms毎に500msの間の車速Vの変
化から、次式により車体加速度Vgが演算される。 Vg=K2×〔V(i)−V(i−500)〕 尚、前記の式中、V(i)は現時点の車速、V(i−1
00)は100ms前の車速、V(i−500)は50
0ms前の車速、K1、K2は夫々所定の定数である。
前記路面μは、前記のように求めた車速Vと車体加速度
Vgとを用いて表1に示したμテーブルから、3次元補
完により演算され、この路面μが、初期設定処理および
タイヤ空気圧判定処理に適用される。
【0036】
【表1】
【0037】ここで、前記走行路面の悪路状態を示す悪
路指数を求める演算処理について、図8のフローチャー
トを参照しつつ説明する。この演算処理は、例えば、車
輪速Vw1を用いて判定する処理であり、この悪路指数演
算処理の開始後、各種データが読み込まれ(S50)、
次にS51において、フラグFAが0か否か判定される
が、フラグFAは初期化時に0に設定される関係上、最
初の判定結果はYes となってS52へ移行する。S52
では、カウンタKがクリアされ、タイマTがリセット後
スタートされ、次に、S53においてフラグFAが1に
セットされ、その後S54へ移行する。S51の判定結
果がNoのときにはS52とS53をスキップしてS54
へ移行する。S54では、左側前輪1の車輪加速度AV
w1(但し、車輪減速度も含む)が、車輪速Vw1を時間微
分することにより演算される。
路指数を求める演算処理について、図8のフローチャー
トを参照しつつ説明する。この演算処理は、例えば、車
輪速Vw1を用いて判定する処理であり、この悪路指数演
算処理の開始後、各種データが読み込まれ(S50)、
次にS51において、フラグFAが0か否か判定される
が、フラグFAは初期化時に0に設定される関係上、最
初の判定結果はYes となってS52へ移行する。S52
では、カウンタKがクリアされ、タイマTがリセット後
スタートされ、次に、S53においてフラグFAが1に
セットされ、その後S54へ移行する。S51の判定結
果がNoのときにはS52とS53をスキップしてS54
へ移行する。S54では、左側前輪1の車輪加速度AV
w1(但し、車輪減速度も含む)が、車輪速Vw1を時間微
分することにより演算される。
【0038】次に、S55において、車輪加速度AVw1
の絶対値が、所定の悪路判定しいき値A0以上か否か判
定され、その判定結果がYes のときは、カウンタKがイ
ンクリメントされ(S56)、その後S57へ移行し、
前記判定結果がNoのときは、S56をスキップしてS5
7へ移行する。S57では、タイマTのカウント時間T
が所定時間T1(例えば、1000ms)以上か否か判
定され、所定時間T1経過しないうちは、S57からリ
ターンするのを繰り返して、所定時間T1の間に、車輪
加速度AVw1の絶対値が悪路判定しきい値A0以上とな
る回数がカウンタKでカウントされていく。
の絶対値が、所定の悪路判定しいき値A0以上か否か判
定され、その判定結果がYes のときは、カウンタKがイ
ンクリメントされ(S56)、その後S57へ移行し、
前記判定結果がNoのときは、S56をスキップしてS5
7へ移行する。S57では、タイマTのカウント時間T
が所定時間T1(例えば、1000ms)以上か否か判
定され、所定時間T1経過しないうちは、S57からリ
ターンするのを繰り返して、所定時間T1の間に、車輪
加速度AVw1の絶対値が悪路判定しきい値A0以上とな
る回数がカウンタKでカウントされていく。
【0039】前記所定時間T1経過すると、S57から
S58へ移行し、次回の所定時間と回数のカウントの為
に、フラグFAが0にリセットされ、次に、S59〜S
63において、カウンタKのカウント値Kに基いて、K
≦3のときに悪路フラグFak(悪路指数)が0に設定さ
れ、また、3<K≦7のときに悪路フラグFakが1に設
定され、また、7<Kのときに悪路フラグFakが2に設
定される。但し、前記数値3,7は、所定時間T1との
関連において設定されるものである。こうして、初期設
定処理の間の所定時間T1毎に、左側前輪1の車輪速V
w1に基いた悪路フラグFakが0、1、2のうちの何れか
の値に設定される。以上と同様にして、各車輪速Vw2〜
Vw4に基いて悪路フラグFakが0、1、2のうちの何れ
かの値に設定され、これら4つの悪路フラグFakの平均
値を、四捨五入することで、初期設定処理およびタイヤ
空気圧判定処理の為の平均の悪路指数が演算される。但
し、各輪に対応する悪路指数も記憶され、図7のS11
0とS111において使用される。
S58へ移行し、次回の所定時間と回数のカウントの為
に、フラグFAが0にリセットされ、次に、S59〜S
63において、カウンタKのカウント値Kに基いて、K
≦3のときに悪路フラグFak(悪路指数)が0に設定さ
れ、また、3<K≦7のときに悪路フラグFakが1に設
定され、また、7<Kのときに悪路フラグFakが2に設
定される。但し、前記数値3,7は、所定時間T1との
関連において設定されるものである。こうして、初期設
定処理の間の所定時間T1毎に、左側前輪1の車輪速V
w1に基いた悪路フラグFakが0、1、2のうちの何れか
の値に設定される。以上と同様にして、各車輪速Vw2〜
Vw4に基いて悪路フラグFakが0、1、2のうちの何れ
かの値に設定され、これら4つの悪路フラグFakの平均
値を、四捨五入することで、初期設定処理およびタイヤ
空気圧判定処理の為の平均の悪路指数が演算される。但
し、各輪に対応する悪路指数も記憶され、図7のS11
0とS111において使用される。
【0040】次に、タイヤ空気圧判定処理について、図
4と図5のフローチャートを参照しつつ説明する。この
タイヤ空気圧判定処理は、例えば、500Kmの走行距
離毎に実行される処理であり、この処理の開始後、前記
センサ類やスイッチ類からの信号をディジタル化した各
種データが読み込まれ(S20)、次に、前記フラグF
が1か否か判定され(S21)、Yes のときには、S2
2においてタイヤ空気圧判定条件成立か否か判定され
る。このタイヤ空気圧判定条件は、前記図6と図7に示
したサブルーチンと同様であるので、このタイヤ空気圧
判定条件についての説明を省略する。但し、図7のS1
15における許可車速域とは、路面の摩擦状態に応じて
40Km/H〜最高車速の車速域に設定された図10に示す
タイヤ空気圧判定許可車速域のことである。S22の判
定結果Yes のときにはS23へ移行し、条件不成立のと
きはS24へ移行する。
4と図5のフローチャートを参照しつつ説明する。この
タイヤ空気圧判定処理は、例えば、500Kmの走行距
離毎に実行される処理であり、この処理の開始後、前記
センサ類やスイッチ類からの信号をディジタル化した各
種データが読み込まれ(S20)、次に、前記フラグF
が1か否か判定され(S21)、Yes のときには、S2
2においてタイヤ空気圧判定条件成立か否か判定され
る。このタイヤ空気圧判定条件は、前記図6と図7に示
したサブルーチンと同様であるので、このタイヤ空気圧
判定条件についての説明を省略する。但し、図7のS1
15における許可車速域とは、路面の摩擦状態に応じて
40Km/H〜最高車速の車速域に設定された図10に示す
タイヤ空気圧判定許可車速域のことである。S22の判
定結果Yes のときにはS23へ移行し、条件不成立のと
きはS24へ移行する。
【0041】S23においては、図5のタイヤ空気圧判
定サブルーチンが実行され、その後リターンし、S21
又はS22の判定結果がNoのときは、S24において、
タイヤ空気圧判定のサブルーチンにおけるタイマTがリ
セットされ、フラグFa,Ftが0にリセットされると
ともに、カウンタI,Jが0にリセットされ、その後リ
ターンする。次に、S23のタイヤ空気圧判定のサブル
ーチンについて、図5を参照しつつ説明する。先ず、フ
ラグFtが1か否か判定され(S30)、最初はNoなの
でS31において、タイマTがスタートされ且つフラグ
Ftが1にセットされてS32へ移行する。また、フラ
グFtが1にセットされている状態では、S30からS
32へ移行する。次に、S32において、空気圧判定変
数Dが、図示の式、つまり、次式により演算される。
定サブルーチンが実行され、その後リターンし、S21
又はS22の判定結果がNoのときは、S24において、
タイヤ空気圧判定のサブルーチンにおけるタイマTがリ
セットされ、フラグFa,Ftが0にリセットされると
ともに、カウンタI,Jが0にリセットされ、その後リ
ターンする。次に、S23のタイヤ空気圧判定のサブル
ーチンについて、図5を参照しつつ説明する。先ず、フ
ラグFtが1か否か判定され(S30)、最初はNoなの
でS31において、タイマTがスタートされ且つフラグ
Ftが1にセットされてS32へ移行する。また、フラ
グFtが1にセットされている状態では、S30からS
32へ移行する。次に、S32において、空気圧判定変
数Dが、図示の式、つまり、次式により演算される。
【0042】D=2×[Cx(Vw2+Vw3)-( Vw1+Vw4)]
/[ Vw1+Vw2+Vw3+Vw4 ] 上式において、係数Cxは、予めタイヤの初期状態を補
償するように設定してあるため、タイヤ空気圧が正常で
ある場合には、空気圧判定変数Dは略0に等しい値にな
るが、右前輪2又は左後輪3のタイヤ空気圧が低下して
いる場合には、車輪速Vw2又は車輪速Vw3が大きくなる
ため空気圧判定変数Dは正方向に増大し、また、左前輪
1又は右後輪4のタイヤ空気圧が低下している場合に
は、車輪速Vw1又は車輪速Vw4が大きくなるため空気圧
判定変数Dは負方向に増大する。次に、S33において
判定変数Dが所定値D0(例えば、0.050 )以上か否か
判定され、その判定結果がYes のときは、フラグFaが
1か否か判定され(S34)、フラグFaが1でないと
きには、判定変数Dが所定値D0以上の回数をカウント
するカウンタIが1にセットされ且つフラグFaが1に
セットされ(S35)、その後S41へ移行する。ま
た、フラグFaが1にセットされている状態では、S3
4からS36に移行してカウンタIがインクリメントさ
れ、その後S41ヘ移行する。
/[ Vw1+Vw2+Vw3+Vw4 ] 上式において、係数Cxは、予めタイヤの初期状態を補
償するように設定してあるため、タイヤ空気圧が正常で
ある場合には、空気圧判定変数Dは略0に等しい値にな
るが、右前輪2又は左後輪3のタイヤ空気圧が低下して
いる場合には、車輪速Vw2又は車輪速Vw3が大きくなる
ため空気圧判定変数Dは正方向に増大し、また、左前輪
1又は右後輪4のタイヤ空気圧が低下している場合に
は、車輪速Vw1又は車輪速Vw4が大きくなるため空気圧
判定変数Dは負方向に増大する。次に、S33において
判定変数Dが所定値D0(例えば、0.050 )以上か否か
判定され、その判定結果がYes のときは、フラグFaが
1か否か判定され(S34)、フラグFaが1でないと
きには、判定変数Dが所定値D0以上の回数をカウント
するカウンタIが1にセットされ且つフラグFaが1に
セットされ(S35)、その後S41へ移行する。ま
た、フラグFaが1にセットされている状態では、S3
4からS36に移行してカウンタIがインクリメントさ
れ、その後S41ヘ移行する。
【0043】一方、S33の判定結果がNoのときは、S
37へ移行して判定変数Dが所定値−D0以下か否か判
定され、Yes のときはフラグFaが2か否か判定され
(S38)、フラグFaが2でないときには、判定変数
Dが所定値−D0以下の回数をカウントするカウンタJ
が1にセットされ且つフラグFaが2にセットされ(S
39)、その後S41へ移行する。また、フラグFaが
2にセットされている状態では、S38からS40に移
行してカウンタJがインクリメントされ、その後S41
ヘ移行する。
37へ移行して判定変数Dが所定値−D0以下か否か判
定され、Yes のときはフラグFaが2か否か判定され
(S38)、フラグFaが2でないときには、判定変数
Dが所定値−D0以下の回数をカウントするカウンタJ
が1にセットされ且つフラグFaが2にセットされ(S
39)、その後S41へ移行する。また、フラグFaが
2にセットされている状態では、S38からS40に移
行してカウンタJがインクリメントされ、その後S41
ヘ移行する。
【0044】次に、S41において、タイマTのカウン
ト値Tが所定時間T0(例えば、2秒)経過したか否か
判定されるが、最初のうちは、その判定結果がNoである
ため、S41からリターンするのを繰り返していって、
図4のS20〜S22、S30〜S41が繰り返えして
実行され、タイマTのカウント値TとカウンタIのカウ
ント値I又はカウンタJのカウント値Jが増加してい
く。尚、図11には、タイヤ空気圧正常時の空気圧判定
変数Dの挙動を図示し、図12には、右側前輪2又は左
側後輪3のタイヤ空気圧異常時の空気圧判定変数Dの挙
動を図示してある。
ト値Tが所定時間T0(例えば、2秒)経過したか否か
判定されるが、最初のうちは、その判定結果がNoである
ため、S41からリターンするのを繰り返していって、
図4のS20〜S22、S30〜S41が繰り返えして
実行され、タイマTのカウント値TとカウンタIのカウ
ント値I又はカウンタJのカウント値Jが増加してい
く。尚、図11には、タイヤ空気圧正常時の空気圧判定
変数Dの挙動を図示し、図12には、右側前輪2又は左
側後輪3のタイヤ空気圧異常時の空気圧判定変数Dの挙
動を図示してある。
【0045】そして、所定時間T0経過すると、S41
の判定結果がYes となるため、S42へ移行し、カウン
タIのカウント値Iが所定値K0以上か又はカウンタJ
のカウント値Jが所定値K0以上か否かの判定が実行さ
れ、その判定結果がNoのときには、S43においてタイ
ヤ空気圧が正常と判定されてS46へ移行し、また、S
42の判定結果がYes のときには、S44においてタイ
ヤ空気圧異常(低下)と判定され、S45において、ド
ライバーにタイヤ空気圧低下を警報する為に、ワーニン
グランプ34が所定時間(例えば、2秒間)点灯され、
S46へ移行する。S46においては、次回のタイヤ空
気圧判定処理に備えて、タイマT、フラグFa、フラグ
Ft、カウンタI、カウンタJが、夫々0にリセットさ
れ、今回のタイヤ空気圧判定処理が終了する。
の判定結果がYes となるため、S42へ移行し、カウン
タIのカウント値Iが所定値K0以上か又はカウンタJ
のカウント値Jが所定値K0以上か否かの判定が実行さ
れ、その判定結果がNoのときには、S43においてタイ
ヤ空気圧が正常と判定されてS46へ移行し、また、S
42の判定結果がYes のときには、S44においてタイ
ヤ空気圧異常(低下)と判定され、S45において、ド
ライバーにタイヤ空気圧低下を警報する為に、ワーニン
グランプ34が所定時間(例えば、2秒間)点灯され、
S46へ移行する。S46においては、次回のタイヤ空
気圧判定処理に備えて、タイマT、フラグFa、フラグ
Ft、カウンタI、カウンタJが、夫々0にリセットさ
れ、今回のタイヤ空気圧判定処理が終了する。
【0046】次に、以上説明したタイヤ空気圧警報装置
の作用について説明する。インストルメントパネルに初
期設定スイッチ33を設け、そのスイッチ33を操作するこ
とにより、タイヤ交換時等の必要な時に係数Cxを初期
設定する初期設定処理を実行するので、交換後の4輪の
タイヤの製作誤差を補償した係数Cxを設定することが
できる。そして、初期設定処理は、図6と図7に示すよ
うに、路面の状態、自動車の積荷の状態、自動車の作動
状態等が、タイヤ空気圧判定に適さない特定状態に該当
するときには禁止され、特定状態に該当せず且つ走行路
面の路面摩擦状態に応じて設定される車速域における定
常直進走行状態のときのみ実行するので、駆動輪のスリ
ップ、車輪速のバラツキ、輪荷重の不均一による車輪速
の変動やバラツキ、等に起因する誤差要因を極力排除し
て、係数Cxを高精度に初期設定できる。
の作用について説明する。インストルメントパネルに初
期設定スイッチ33を設け、そのスイッチ33を操作するこ
とにより、タイヤ交換時等の必要な時に係数Cxを初期
設定する初期設定処理を実行するので、交換後の4輪の
タイヤの製作誤差を補償した係数Cxを設定することが
できる。そして、初期設定処理は、図6と図7に示すよ
うに、路面の状態、自動車の積荷の状態、自動車の作動
状態等が、タイヤ空気圧判定に適さない特定状態に該当
するときには禁止され、特定状態に該当せず且つ走行路
面の路面摩擦状態に応じて設定される車速域における定
常直進走行状態のときのみ実行するので、駆動輪のスリ
ップ、車輪速のバラツキ、輪荷重の不均一による車輪速
の変動やバラツキ、等に起因する誤差要因を極力排除し
て、係数Cxを高精度に初期設定できる。
【0047】その初期設定処理後には、所定距離走行毎
に又は所定期間経過毎に、前記係数Cxを用いてタイヤ
空気圧判定処理を実行する。このタイヤ空気圧判定処理
は、初期設定処理と同様に、図6と図7に示すように、
路面の状態、積荷の状態、自動車の状態等が、タイヤ空
気圧判定に適さない特定状態に該当するときには禁止さ
れ、特定状態に該当せず且つ走行路面の路面摩擦状態に
応じて設定される車速域における定常直進走行状態のと
きのみ実行するので、駆動輪のスリップ、車輪速のバラ
ツキ、輪荷重の不均一による車輪速の変動やバラツキ、
等に起因する誤差要因を極力排除して、タイヤ空気圧判
定の精度や信頼性を高めることができる。そして、この
タイヤ空気圧判定処理では、タイマT、カウンタI、カ
ウンタJを用いて、所定時間T0におけるD≧D0とな
るカウント値Iや、D≦−D0となるカウント値Jをカ
ウントし、それらのカウント値I,Jが所定値K0以上
のときに、タイヤ空気圧異常と判定するので、多くのサ
ンプリングデータに基いて精度良くタイヤ空気圧判定を
行うことができる。
に又は所定期間経過毎に、前記係数Cxを用いてタイヤ
空気圧判定処理を実行する。このタイヤ空気圧判定処理
は、初期設定処理と同様に、図6と図7に示すように、
路面の状態、積荷の状態、自動車の状態等が、タイヤ空
気圧判定に適さない特定状態に該当するときには禁止さ
れ、特定状態に該当せず且つ走行路面の路面摩擦状態に
応じて設定される車速域における定常直進走行状態のと
きのみ実行するので、駆動輪のスリップ、車輪速のバラ
ツキ、輪荷重の不均一による車輪速の変動やバラツキ、
等に起因する誤差要因を極力排除して、タイヤ空気圧判
定の精度や信頼性を高めることができる。そして、この
タイヤ空気圧判定処理では、タイマT、カウンタI、カ
ウンタJを用いて、所定時間T0におけるD≧D0とな
るカウント値Iや、D≦−D0となるカウント値Jをカ
ウントし、それらのカウント値I,Jが所定値K0以上
のときに、タイヤ空気圧異常と判定するので、多くのサ
ンプリングデータに基いて精度良くタイヤ空気圧判定を
行うことができる。
【0048】次に、前記実施例の一部を変更した第1別
実施例について、図13、図14を参照しつつ説明す
る。図12は、図3に相当する初期設定処理のフローチ
ャートであり、図3と同一のステップには、同一符号を
付して説明を省略する。この実施例では、前記係数Cx
の代わりに、タイヤの製作誤差等を補償するための初期
偏差Δが適用され、S12Aにおいて、S12と同様に
初期偏差Δ初期設定条件が成立か否かの判定が実行さ
れ、条件成立のときは、S13Aにおいて、図示の式に
て初期偏差Δが演算される。S14Aでは、初期偏差Δ
が適正値か否か判定されるが、例えば、−0.05〜0.05の
範囲のときに適正値であると判定され、S15Aにおい
て初期偏差Δの書換え処理が実行される。また、初期偏
差Δが適正値でないときには、S17Aにおいて、初期
偏差Δが不定か否かの判定が、前記S17と同様に実行
される。
実施例について、図13、図14を参照しつつ説明す
る。図12は、図3に相当する初期設定処理のフローチ
ャートであり、図3と同一のステップには、同一符号を
付して説明を省略する。この実施例では、前記係数Cx
の代わりに、タイヤの製作誤差等を補償するための初期
偏差Δが適用され、S12Aにおいて、S12と同様に
初期偏差Δ初期設定条件が成立か否かの判定が実行さ
れ、条件成立のときは、S13Aにおいて、図示の式に
て初期偏差Δが演算される。S14Aでは、初期偏差Δ
が適正値か否か判定されるが、例えば、−0.05〜0.05の
範囲のときに適正値であると判定され、S15Aにおい
て初期偏差Δの書換え処理が実行される。また、初期偏
差Δが適正値でないときには、S17Aにおいて、初期
偏差Δが不定か否かの判定が、前記S17と同様に実行
される。
【0049】次に、前記図4のタイヤ空気圧判定処理の
うちのタイヤ空気圧判定サブルーチンについて図14に
より説明するが、図14は、図5に相当する図であり、
図5と同一のステップには、同一符号を付して説明を省
略する。本実施例におけるタイヤ空気圧判定変数Dは、
S32Aに示す式で演算され、S33Aでは、(D−
Δ)が所定値D0以上か否かの判定が実行され、また、
S37Aでは、(D−Δ)が所定値−D0以下か否かの
判定が実行される。本実施例のように、初期偏差Δを用
いる方が演算処理が多少簡単化するという利点がある。
うちのタイヤ空気圧判定サブルーチンについて図14に
より説明するが、図14は、図5に相当する図であり、
図5と同一のステップには、同一符号を付して説明を省
略する。本実施例におけるタイヤ空気圧判定変数Dは、
S32Aに示す式で演算され、S33Aでは、(D−
Δ)が所定値D0以上か否かの判定が実行され、また、
S37Aでは、(D−Δ)が所定値−D0以下か否かの
判定が実行される。本実施例のように、初期偏差Δを用
いる方が演算処理が多少簡単化するという利点がある。
【0050】次に、タイヤ空気圧判定制御の第2別実施
例について、図15、図16に基いて説明する。このタ
イヤ空気圧判定制御では、車輪速センサ27〜30から供給
されるパルス信号Pw1〜Pw4のパルス数を所定時間以上
の期間にわたってカウントし、各車輪毎のパルス数の合
計値を比較することで、タイヤ空気圧の異常を判定する
ようになっている。このタイヤ空気圧判定制御は、図1
5のパルス信号読込み処理と、図16のタイヤ空気圧判
定処理とからなる。前記車輪速センサ27〜30は、夫々、
車輪が1回転する毎に、44個のパルス信号を出力する
ように構成してあり、前記RAMには、車輪速センサ27
〜30から出力されるパルス信号を一次記憶する4つのバ
ッファ(B1〜B4)が設けられている。
例について、図15、図16に基いて説明する。このタ
イヤ空気圧判定制御では、車輪速センサ27〜30から供給
されるパルス信号Pw1〜Pw4のパルス数を所定時間以上
の期間にわたってカウントし、各車輪毎のパルス数の合
計値を比較することで、タイヤ空気圧の異常を判定する
ようになっている。このタイヤ空気圧判定制御は、図1
5のパルス信号読込み処理と、図16のタイヤ空気圧判
定処理とからなる。前記車輪速センサ27〜30は、夫々、
車輪が1回転する毎に、44個のパルス信号を出力する
ように構成してあり、前記RAMには、車輪速センサ27
〜30から出力されるパルス信号を一次記憶する4つのバ
ッファ(B1〜B4)が設けられている。
【0051】図15のフローチャートにおいて、所定走
行距離毎に、ルーチンが開始されると、車輪速センサ類
やスイッチ類からの各種データが読み込まれ(S7
0)、次に前記S22と同様に、タイヤ空気圧判定条件
成立か否かの判定が実行され(S71)、その判定結果
がYes のときは、S72において、例えば8msの間、
パルス信号Pw1〜Pw4の読込みが実行されて、そのデー
タがバッファ(B1〜B4)に一次記憶され、その後リ
ターンして繰り返し実行され、また、S71の判定結果
がNoのときはそのままリターンして繰り返し実行され
る。このようにして、タイヤ空気圧判定条件成立してい
るときには、バッファ(B1〜B4)に8ms間のパル
ス信号Pw1〜Pw4が更新しつつ記憶される。
行距離毎に、ルーチンが開始されると、車輪速センサ類
やスイッチ類からの各種データが読み込まれ(S7
0)、次に前記S22と同様に、タイヤ空気圧判定条件
成立か否かの判定が実行され(S71)、その判定結果
がYes のときは、S72において、例えば8msの間、
パルス信号Pw1〜Pw4の読込みが実行されて、そのデー
タがバッファ(B1〜B4)に一次記憶され、その後リ
ターンして繰り返し実行され、また、S71の判定結果
がNoのときはそのままリターンして繰り返し実行され
る。このようにして、タイヤ空気圧判定条件成立してい
るときには、バッファ(B1〜B4)に8ms間のパル
ス信号Pw1〜Pw4が更新しつつ記憶される。
【0052】次に、前記パルス信号読込み処理と並行的
に、図16のタイヤ空気圧判定処理が実行される。図1
6のルーチンが開始されると、バッファ(B1〜B4)
のデータが読み込まれ(S80)、次に読込み回数をカ
ウントするカウンタIがインクリメントされて読込み回
数がカウントされ(S81)、次に、S82においてパ
ルス信号Pw1〜Pw4のパルス数Nw1〜Nw4が演算され
る。このパルス数Nw1〜Nw4の演算は、前回までの合計
パルス数Nw1〜Nw4に今回のパルス数Δw1〜Δw4を夫々
加算することで実行される。
に、図16のタイヤ空気圧判定処理が実行される。図1
6のルーチンが開始されると、バッファ(B1〜B4)
のデータが読み込まれ(S80)、次に読込み回数をカ
ウントするカウンタIがインクリメントされて読込み回
数がカウントされ(S81)、次に、S82においてパ
ルス信号Pw1〜Pw4のパルス数Nw1〜Nw4が演算され
る。このパルス数Nw1〜Nw4の演算は、前回までの合計
パルス数Nw1〜Nw4に今回のパルス数Δw1〜Δw4を夫々
加算することで実行される。
【0053】次に、カウンタIが所定値I0(例えば、
100)以上か否かの判定が実行され(S83)、その
判定結果がNoのときはS80へ戻ってS80以降が実行
され、S83の判定結果がYes になると、S84におい
て、パルス数Nw1〜Nw4の最大値Nwmaxと、パルス数N
w1〜Nw4の平均値Nwmとが演算される。次に、(Nwmax
−Nwm)が所定値C以上か否か判定され、その判定結果
がNoのときはS86へ移行し、判定結果がYes のときは
S87においてタイヤ空気圧異常(低下)と判定され、
次にワーニングランプ34が所定時間点灯され(S8
8)、次にパルス数Nw1〜Nw4を記憶するメモリ及びカ
ウンタIが夫々クリアされる(S88)。
100)以上か否かの判定が実行され(S83)、その
判定結果がNoのときはS80へ戻ってS80以降が実行
され、S83の判定結果がYes になると、S84におい
て、パルス数Nw1〜Nw4の最大値Nwmaxと、パルス数N
w1〜Nw4の平均値Nwmとが演算される。次に、(Nwmax
−Nwm)が所定値C以上か否か判定され、その判定結果
がNoのときはS86へ移行し、判定結果がYes のときは
S87においてタイヤ空気圧異常(低下)と判定され、
次にワーニングランプ34が所定時間点灯され(S8
8)、次にパルス数Nw1〜Nw4を記憶するメモリ及びカ
ウンタIが夫々クリアされる(S88)。
【0054】タイヤ空気圧が低下した車輪の回転数が大
きくなることから、タイヤ空気圧が低下した車輪の車輪
速センサからのパルス数が最大になるので、前記のよう
に、(Nwmax−Nwm)が所定値以上か判定することで、
タイヤ空気圧異常を検知することができる。この実施例
では、タイヤ交換後における初期設定処理を実行してい
ないが、タイヤ交換後に図15、図16と同様の初期設
定処理を実行して、合計初期パルス数INw1〜INw4を
求めておき、タイヤ空気圧判定処理において求めたパル
ス数Nw1〜Nw4と合計初期パルス数INw1〜INw4との
比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)をパラメータと
して、タイヤ空気圧異常を検知するように構成してもよ
い。この場合、比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)
が所定値以上となるものを、タイヤ空気圧異常と判定す
るものとする。尚、初期設定処理時の車速Vと、タイヤ
空気圧判定処理時の車速Vとが同じとは限らないので、
前記の比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)を用いる
ことが必要である。
きくなることから、タイヤ空気圧が低下した車輪の車輪
速センサからのパルス数が最大になるので、前記のよう
に、(Nwmax−Nwm)が所定値以上か判定することで、
タイヤ空気圧異常を検知することができる。この実施例
では、タイヤ交換後における初期設定処理を実行してい
ないが、タイヤ交換後に図15、図16と同様の初期設
定処理を実行して、合計初期パルス数INw1〜INw4を
求めておき、タイヤ空気圧判定処理において求めたパル
ス数Nw1〜Nw4と合計初期パルス数INw1〜INw4との
比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)をパラメータと
して、タイヤ空気圧異常を検知するように構成してもよ
い。この場合、比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)
が所定値以上となるものを、タイヤ空気圧異常と判定す
るものとする。尚、初期設定処理時の車速Vと、タイヤ
空気圧判定処理時の車速Vとが同じとは限らないので、
前記の比(Nw1/INw1)〜(Nw4/INw4)を用いる
ことが必要である。
【0055】尚、この実施例においては、パルス数Nw1
〜Nw4を求めるようにしたが、このパルス数Nw1〜Nw4
と、車輪1回転当りのパルス数44個と、カウント値I
0および1回当りの車輪速読込み時間8msとのデータ
に基いて、4つの車輪1〜4についての車輪1回転当り
の時間Tw1〜Tw4を演算し、この時間Tw1〜Tw4をパラ
メータとしてタイヤ空気圧異常を判定するように構成し
てもよい。そして、この場合にも、前記同様に、初期設
定処理を実行し、その初期設定処理時における車輪1回
転当りの時間ITw1〜ITw4を予め求めておき、時間T
w1〜Tw4と時間ITw1〜ITw4との比(Tw1/ITw1)
〜(Tw4/ITw4)をパラメータとしてタイヤ空気圧異
常を判定するように構成してもよい。尚、タイヤ空気圧
判定制御のうちのタイヤ空気圧判定処理は、自動車の走
行中には常時実行するように構成してもよい。
〜Nw4を求めるようにしたが、このパルス数Nw1〜Nw4
と、車輪1回転当りのパルス数44個と、カウント値I
0および1回当りの車輪速読込み時間8msとのデータ
に基いて、4つの車輪1〜4についての車輪1回転当り
の時間Tw1〜Tw4を演算し、この時間Tw1〜Tw4をパラ
メータとしてタイヤ空気圧異常を判定するように構成し
てもよい。そして、この場合にも、前記同様に、初期設
定処理を実行し、その初期設定処理時における車輪1回
転当りの時間ITw1〜ITw4を予め求めておき、時間T
w1〜Tw4と時間ITw1〜ITw4との比(Tw1/ITw1)
〜(Tw4/ITw4)をパラメータとしてタイヤ空気圧異
常を判定するように構成してもよい。尚、タイヤ空気圧
判定制御のうちのタイヤ空気圧判定処理は、自動車の走
行中には常時実行するように構成してもよい。
【図1】実施例に係るタイヤ空気圧警報装置とアンチス
キッドブレーキ装置の全体構成図である。
キッドブレーキ装置の全体構成図である。
【図2】タイヤ空気圧警報装置の制御系の構成図であ
る。
る。
【図3】タイヤ空気圧判定制御の係数Cxの初期設定処
理のフローチャートである。
理のフローチャートである。
【図4】タイヤ空気圧判定制御のタイヤ空気圧判定処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図5】図4のタイヤ空気圧判定サブルーチンのフロー
チャートである。
チャートである。
【図6】図3のS12及び図4のS22のサブルーチン
のフローチャートの一部である。
のフローチャートの一部である。
【図7】図3のS12及び図4のS22のサブルーチン
のフローチャートの残部である。
のフローチャートの残部である。
【図8】悪路指数演算処理のフローチャートである。
【図9】係数Cxの初期設定許可車速域のマップを示す
図である。
図である。
【図10】タイヤ空気圧判定許可車速域のマップを示す
図である。
図である。
【図11】タイヤ空気圧正常時の空気圧判定変数Dの挙
動を示す線図である。
動を示す線図である。
【図12】タイヤ空気圧異常時の空気圧判定変数Dの挙
動を示す線図である。
動を示す線図である。
【図13】第1別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御に
おける図2相当図である。
おける図2相当図である。
【図14】第1別実施例に係るタイヤ空気圧判定サブル
ーチンのフローチャートである。
ーチンのフローチャートである。
【図15】第2別実施例に係るタイヤ空気圧判定制御に
おけるパルス信号読込み処理のフローチャートである。
おけるパルス信号読込み処理のフローチャートである。
【図16】第2別実施例に係るタイヤ空気圧判定処理の
フローチャートである。
フローチャートである。
1,2 前輪 3,4 後輪 24 ABS/TRCコントロールユニット 25 ブレーキスイッチ 26 舵角センサ 27〜30 車輪速センサ 31 走行距離計 32 傾斜検出センサ 33 初期設定スイッチ 34 ワーニングランプ 35 横加速度センサ 36 ヨーレイトセンサ 37 パーキングブレーキスイッチ 40 コントロールユニット
Claims (15)
- 【請求項1】 車両の4輪の車輪速を用いてタイヤ空気
圧の低下を検知して警報を出力するタイヤ空気圧警報装
置において、 車両の4輪の車輪速を検出する車輪速検出手段と、 前記車輪速検出手段で検出された車輪速を用いてタイヤ
空気圧の低下を判定するタイヤ空気圧判定手段と、 前記車両及び/又は路面についてのタイヤ空気圧判定に
適さない特定状態を検知する特定状態検知手段と、 前記特定状態検知手段で検知された特定状態のときに、
タイヤ空気圧判定手段に対してタイヤ空気圧判定を禁止
する禁止手段と、 を備えたことを特徴とするタイヤ空気圧警報装置。 - 【請求項2】 前記特定状態が、加減速状態を含むこと
を特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装置。 - 【請求項3】 前記特定状態が、坂道走行状態を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装
置。 - 【請求項4】 前記特定状態が、駆動輪のスピン状態を
含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警
報装置。 - 【請求項5】 前記特定状態が、スタック状態を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装
置。 - 【請求項6】 前記特定状態が、カント路面走行状態を
含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警
報装置。 - 【請求項7】 前記特定状態が、左右の駆動輪の車輪速
が従動輪の車輪速に比較して定常的に低い状態を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装
置。 - 【請求項8】 前記特定状態が、左右の従動輪の車輪速
が駆動輪の車輪速に比較して定常的に低い状態を含むこ
とを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装
置。 - 【請求項9】 前記特定状態が、左右の後輪の輪荷重が
共に前輪の輪荷重に比較して大きい状態を含むことを特
徴とする請求項1に記載のタイヤ空気圧警報装置。 - 【請求項10】 前記特定状態が、4輪の輪荷重が設定
値以上の状態を含むことを特徴とする請求項1に記載の
タイヤ空気圧警報装置。 - 【請求項11】 前記特定状態が、左右の駆動輪の車輪
速に基づく2つの悪路判定のみが悪路であると判定した
状態を含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空
気圧警報装置。 - 【請求項12】 前記特定状態が、左右の従動輪の車輪
速に基づく2つの悪路判定のみが悪路であると判定した
状態を含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空
気圧警報装置。 - 【請求項13】 前記特定状態が、パーキングブレーキ
のON状態を含むことを特徴とする請求項1に記載のタ
イヤ空気圧警報装置。 - 【請求項14】 前記特定状態が、アンチスキッドブレ
ーキ装置の作動中の状態を含むことを特徴とする請求項
1に記載のタイヤ空気圧警報装置。 - 【請求項15】 前記特定状態が、トラクション制御装
置の作動中の状態を含むことを特徴とする請求項1に記
載のタイヤ空気圧警報装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9674593A JPH06286430A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | タイヤ空気圧警報装置 |
US08/220,361 US5826210A (en) | 1993-03-29 | 1994-03-29 | Tire air pressure warining device |
DE4410941A DE4410941A1 (de) | 1993-03-29 | 1994-03-29 | Reifenluftdruckwarnvorrichtung |
US09/132,308 US6182021B1 (en) | 1993-03-29 | 1998-08-11 | Tire air pressure warning device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9674593A JPH06286430A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | タイヤ空気圧警報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06286430A true JPH06286430A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14173228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9674593A Pending JPH06286430A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-30 | タイヤ空気圧警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06286430A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5939626A (en) * | 1996-09-25 | 1999-08-17 | Nippon Soken, Inc. | Tire pressure detecting device which compares driven and driving wheel speeds and acceleration wherein judgment is prohibited when slippage occurs |
US5982279A (en) * | 1996-09-26 | 1999-11-09 | Denso Corporation | Tire air pressure detecting device |
US6696934B2 (en) | 2000-12-14 | 2004-02-24 | Sumitomo Rubber Industries Ltd. | Method and apparatus for alarming decrease in tire air-pressure |
JP2008049776A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Denso Corp | 車両の走行状態監視装置 |
WO2012147395A1 (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-01 | 日産自動車株式会社 | タイヤ空気圧モニター装置 |
CN106427416A (zh) * | 2015-08-07 | 2017-02-22 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆的胎压检测方法、系统及车辆 |
CN115366589A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-22 | 台铃科技股份有限公司 | 一种通过脉冲数实现胎压测量的方法、装置及电动车 |
-
1993
- 1993-03-30 JP JP9674593A patent/JPH06286430A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5939626A (en) * | 1996-09-25 | 1999-08-17 | Nippon Soken, Inc. | Tire pressure detecting device which compares driven and driving wheel speeds and acceleration wherein judgment is prohibited when slippage occurs |
US5982279A (en) * | 1996-09-26 | 1999-11-09 | Denso Corporation | Tire air pressure detecting device |
US6696934B2 (en) | 2000-12-14 | 2004-02-24 | Sumitomo Rubber Industries Ltd. | Method and apparatus for alarming decrease in tire air-pressure |
JP2008049776A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Denso Corp | 車両の走行状態監視装置 |
WO2012147395A1 (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-01 | 日産自動車株式会社 | タイヤ空気圧モニター装置 |
JP2012228892A (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-22 | Nissan Motor Co Ltd | タイヤ空気圧モニター装置 |
CN103492199A (zh) * | 2011-04-25 | 2014-01-01 | 日产自动车株式会社 | 轮胎空气压力监视装置 |
US8943882B2 (en) | 2011-04-25 | 2015-02-03 | Nissan Motor Co., Ltd. | Tire air pressure monitoring device |
EP2703192A4 (en) * | 2011-04-25 | 2015-03-18 | Nissan Motor | DEVICE FOR CONTROLLING THE AIR PRESSURE OF A TIRE |
CN106427416A (zh) * | 2015-08-07 | 2017-02-22 | 比亚迪股份有限公司 | 车辆的胎压检测方法、系统及车辆 |
CN115366589A (zh) * | 2022-09-22 | 2022-11-22 | 台铃科技股份有限公司 | 一种通过脉冲数实现胎压测量的方法、装置及电动车 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3150893B2 (ja) | タイヤ識別方法および装置 | |
US6182021B1 (en) | Tire air pressure warning device | |
JP3856389B2 (ja) | タイヤ空気圧監視装置 | |
KR100582982B1 (ko) | 차량의 안정 지수 학습 방법 및 학습 장치 및 차량용 제어장치 | |
US8694223B2 (en) | Adaptive traction control system | |
JP3158038B2 (ja) | タイヤ空気圧低下検出装置 | |
CN100526842C (zh) | 判断车辆负载分布和检测轮胎压力下降的方法和装置 | |
JPH0939526A (ja) | 車両車輪におけるタイヤ状態のモニタ装置 | |
US20070016354A1 (en) | Method and device for determining a friction value representing frictions acting between a road and vehicle tires | |
JP2005521579A (ja) | 車両タイヤ状態のモニタ方法および装置 | |
JP2005518300A (ja) | 車両運転状態の検出方法および装置 | |
JPH06286430A (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
JP5126048B2 (ja) | タイヤ空気圧監視装置 | |
US6918290B2 (en) | Method and device for regulating at least one vehicle dynamics variable | |
JPH0752621A (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
JPH0752622A (ja) | 車両の操舵装置 | |
JP3286387B2 (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
JP2005008094A (ja) | タイヤ空気圧低下検知装置の閾値設定方法 | |
JP3286386B2 (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
JPH06286632A (ja) | 車両の制御装置 | |
JPH06286429A (ja) | タイヤ空気圧警報装置 | |
JP2006335114A (ja) | 車両走行路判別装置および車両走行路判別方法 | |
US8180523B2 (en) | Method for recognition of a pressure loss in motor vehicle tires | |
JPH06286436A (ja) | 車両の制御装置 | |
JPH06286597A (ja) | 車両の制御装置 |