JPH06243158A - 外国送金業務処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 送金依頼書の項目を元に外国送金業務を行う
外国送金業務処理システムに関し、外国送金業務を効率
化する。 【構成】 端末装置から外国送金依頼書の送金データを
ホストコンピュータに送信して、外国送金処理する外国
送金業務処理システムにおいて、利用者が前記外国送金
依頼書の項目を入力するための入力部１２と、前記入力
した項目に従う外国送金依頼書を印刷して発行するため
の印刷部２と、前記入力した送金データを記録した振込
カードを発行するためのカード取扱部３とを有するロビ
ー端末装置１、２、３と、前記利用者の振込カードを読
み取り、送金処理のため、送金データをホストコンピュ
ータに送信するカウンタ端末装置４、５、６と、前記送
金データにより送金処理するホストコンピュータ７とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】（目次） 産業上の利用分野 従来の技術（図２１乃至図２２） 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段（図１） 作用 実施例 （ａ）システムの説明（図２乃至図７） （ｂ）ロビー端末装置の説明（図８乃至図１５） （ｃ）カウンタ端末装置、ホストの説明（図１６乃至図
２０） （ｄ）他の実施例の説明 発明の効果

【０００２】

【産業上の利用分野】本発明は、外国送金業務を金融機
関に依頼するための送金依頼書の作成及び送金依頼書の
項目を元に外国送金業務を行う外国送金業務処理システ
ムに関する。

【０００３】近年、社会の国際化を背景として海外への
送金件数は、年間数十万件にも達している。海外への送
金は、外国送金業務の資格を持つ金融機関に限られてい
るため、各金融機関では増加する外国送金を効率的に処
理できるシステムが要求されている。

【０００４】

【従来の技術】図２１は従来の外国送金システム構成
図、図２２は外国送金依頼書の説明図である。

【０００５】従来、金融機関に外国送金を依頼する場
合、送金依頼人（顧客）は、図２２に示す外国送金依頼
書にアルファベットで必要な項目を記入し、送金現金と
送金依頼書を行員に渡して依頼する。この外国送金依頼
書の記入項目は、図２２に示すように、送金種類から始
まり約２０項目の記入項目がある。この外国送金依頼書
では、国内の送金依頼項目である１２項目に対し、送金
種類、代わり金決裁方法、送金先手数料負担区分、送金
先国名、送金目的等の追加項目があり、約２倍の記載項
目がある。

【０００６】このようにして依頼人が記載した外国送金
依頼書は、行員により内容に誤りがないかチェックす
る。例えば、送金先の金融機関、支店が存在するか、送
金先の金融機関、支店に対して、依頼された通貨が送金
可能か、送金先国に対して、依頼された金額、通貨での
送金が可能か等をチェックする。そして、送金手数料
を、基本手数料と、送金金額に対する所定の金額手数料
と、通貨の種類により交換手数料とから計算する。

【０００７】その後、図２１に示すように、送金依頼書
の項目をカウンタ端末装置４’で入力し、ホストコンピ
ュータ７に送信し、ホストコンピュータ７より送金先銀
行８に送信して、送金処理していた。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。 送金依頼人は、通常１〜３か月毎に、同じ宛先に送金
することが多い。従来技術では、２回目以降の送金を依
頼する際にも、１回目と同じ内容の項目を送金依頼書に
記入する必要がある。このため、顧客は毎回同じ内容の
送金依頼書を記入する必要があるため、行員は記入方法
の指導、チェックに時間がかかっている。特に、外国送
金用の送金依頼書は、国内送金の依頼書と比較すると、
記入項目が２倍あるため、記入とそのチェックには、多
大の時間を必要とする。

【０００９】送金先の銀行に送金依頼書の項目を発信
するために、行員が全て手入力でデータを入力する必要
があり、負荷が高い。

【００１０】送金依頼人は、比較的、外国人が多いた
め、送金依頼書自体は多国語で理解できるようにしてお
く必要がある。図２２では、日本語の他に英語が併記さ
れているが、その他のスペイン語等には対応できない。

【００１１】送金依頼人からの送金依頼書の各項目
を、行員がチェックする必要があり、手間がかかる。
又、送金手数料を計算する必要があり、これにも手間が
かかる。このため、取扱は、ベテランの行員に限られて
しまい、送金依頼件数が増加した場合の対応が困難であ
る。

【００１２】本発明の目的は、送金依頼人の送金依頼書
の記入の手間と、行員の送金依頼書の入力の手間を省く
ための外国送金業務処理システムを提供することにあ
る。

【００１３】本発明の他の目的は、日本語以外の言語で
も容易に送金依頼書の各事項を入力するための外国送金
業務処理システムを提供することにある。

【００１４】本発明の別の目的は、行員の送金依頼書の
チェック及び料金計算作業の手間を省くための外国送金
業務処理システムを提供することにある。

【００１５】

【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項１は、端末装置から外国送金依頼
書の送金データをホストコンピュータに送信して、外国
送金処理する外国送金業務処理システムにおいて、利用
者が前記外国送金依頼書の項目を入力するための入力部
１２と、前記入力した項目に従う外国送金依頼書を印刷
して発行するための印刷部２と、前記入力した送金デー
タを記録した振込カードを発行するためのカード取扱部
３とを有するロビー端末装置１、２、３と、前記利用者
の振込カードを読み取り、送金処理のため、送金データ
をホストコンピュータに送信するカウンタ端末装置４、
５、６と、前記送金データにより送金処理するホストコ
ンピュータ７とを有することを特徴とする。

【００１６】本発明の請求項２は、請求項１において、
前記ロビー端末装置１、２、３は、前記利用者のため
に、前記外国送金依頼書の入力事項をガイダンスするた
めの操作案内画面を表示する表示部１１を有することを
特徴とする。

【００１７】本発明の請求項３は、請求項２において、
前記ロビー端末装置１、２、３は、前記表示部１１に、
前記入力部１２で指定された言語による操作案内画面を
表示させる制御部１０を設けたことを特徴とする。

【００１８】本発明の請求項４は、請求項２又は３にお
いて、前記ロビー端末装置１、２、３は、前記カード取
扱部３が、挿入された前記利用者の前記カードを読み取
るとともに、前記読み取りに基づき、前記表示部１１に
前記操作案内画面の内、必要な入力事項の操作案内画面
のみを表示させて、前記カード取扱部３に前記挿入され
たカードに前記入力事項を含む送金データを記録させ
て、発行させる制御部１０を設けたことを特徴とする。

【００１９】本発明の請求項５は、請求項１又は２又は
３又は４において、前記コンピュータ７は、前記送金デ
ータの内容をチェックし、送金に必要な手数料を計算し
て、その結果を前記端末装置４に返信するとともに、前
記端末装置４は、前記返信内容を表示するとともに、前
記ホストコンピュータ７に前記外国送金処理の指示を行
うことを特徴とする。

【００２０】本発明の請求項６は、端末装置からの外国
送金依頼書の送金データをホストコンピュータに送信し
て、外国送金処理する外国送金業務処理システムにおい
て、利用者の外国送金依頼事項を入力して、送金データ
をホストコンピュータに送信する端末装置４と、前記送
金データの内容をチェックし、送金に必要な手数料を計
算して、その結果を前記端末装置４に返信するホストコ
ンピュータ７とを有し、前記端末装置４は、前記返信内
容を表示するとともに、前記ホストコンピュータ７に前
記外国送金処理の指示を行うことを特徴とする。

【００２１】

【作用】本発明の請求項１では、ロビー端末装置１を設
け、利用者の操作により送金依頼書の各項目を入力さ
せ、その入力した内容の送金依頼書を印刷するととも
に、その内容を記録した振込カードを発行する。このた
め、送金依頼書が自動作成され、利用者の手間が軽減さ
れる。又、カウンタ端末装置４は、この振込カードを読
み込んで、送金データをホストコンピュータ７に送信す
るため、行員の入力の手間を省くことができる。

【００２２】本発明の請求項２では、外国送金依頼書の
入力事項をガイダンスするための操作案内画面を表示す
る表示部１１を設けたので、利用者は多数の入力事項を
容易に且つ確実に入力できる。

【００２３】本発明の請求項３では、表示部１１に、入
力部１２で指定された言語による操作案内画面を表示さ
せる制御部１０を設けたため、希望の言語で操作案内が
得られるため、特に外国人に対し、送金依頼書の入力を
容易にできる。

【００２４】本発明の請求項４では、ロビー端末装置
が、カード取扱部３が、挿入された前記利用者の前記カ
ードを読み取り、読み取り内容に基づき、表示部１１に
操作案内画面の内、必要な入力事項の操作案内画面のみ
を表示させるため、入力事項が減少し、入力の手間を容
易にする。又、振込カードに記録されるため、そのまま
カウンタ端末装置４の入力に使用できる。

【００２５】本発明の請求項５及び６では、ホストコン
ピュータ７で送金データのチェックと、料金計算を行う
ため、行員の送金依頼書のチェック、料金計算の手間が
軽減できる。

【００２６】

【実施例】

（ａ）システムの説明 図２は本発明の一実施例システム構成図、図３は図２の
ロビー端末装置の外観図、図４は図２のロビー端末装置
の説明図である。

【００２７】図２において、１は端末装置であり、金融
機関のロビーに設置され、プリンタ装置２と、磁気カー
ド読み取り／書き込み装置３とが接続されるものであ
る。プリンタ装置２は、外国送金依頼書を印刷して、発
行するものである。磁気カード読み取り／書き込み装置
３は、内部にストックされた磁気カードに送金データを
書き込んで発行し、そして挿入口から挿入された磁気カ
ードの送金データを読み取り、入力された送金データを
磁気カードに書き込んで排出するものである。

【００２８】この端末装置（以下ロビー端末装置とい
う）１は、図３に示すように、操作卓１９内に、コント
ローラ１０と、磁気カード読み取り／書き込み装置３と
が配置されている。そして、操作卓１９上に、入力のた
めのキーボード１２と、操作案内表示のためのディスプ
レイ１１と、前述のプリンタ装置２が配置されている。

【００２９】このロビー端末装置１は、図４に示すよう
に、ディスプレイ１１の操作案内画面を見ながら、キー
ボード１２から外国送金依頼書の項目を入力するもので
ある。そして、入力された内容は、プリンタ装置２によ
り外国送金依頼書として印刷され、発行されるととも
に、磁気カード読み取り／書き込み装置３により、磁気
カードに送金データが書き込まれて、振込カードとして
発行される。

【００３０】図２に戻り、４は端末装置であり、金融機
関のカウンターに設けられ、プリンタ装置５と磁気カー
ド読み取り／書き込み装置６とが接続されている。この
端末装置（以下、カウンター端末装置という）１は、パ
ーソナルコンピュータで構成され、ホストコンピュータ
７に接続されている。又、プリンタ装置５は、外国送金
依頼書の控えを出力するものである。磁気カード読み取
り／書き込み装置６は、挿入された前述のロビー端末１
で発行された振込カードの内容を読み取り、カウンター
端末１に入力し、そしてホストコンピュータ７からの送
金データを振込カードに記録して、返却するものであ
る。

【００３１】７はホストコンピュータであり、カウンタ
ー端末４から送信された送金データの内容をチェック
し、送金先最適金融機関、支店を選択し、手数料の計算
を行い、カウンター端末４からの指示により、送金デー
タを送金先銀行８に送信して、送金処理するものであ
る。

【００３２】図５、図６は図２のシステムの送金業務処
理フロー図（その１）、（その２）、図７は図３、図４
の言語選択画面説明図である。図２のシステムの動作に
ついて、図５、図６のフロー図に従い説明する。

【００３３】（Ｓ１）初期状態では、ロビー端末１のデ
ィスプレイ１１には、図７に示す言語選択画面が表示さ
れている。この画面は、操作案内する画面上の言語を選
択するものである。ここでは、日本語、英語、マレー
語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ペルシャ語の
７種類の言語が、画面に示すキーボード１２のテンキー
「１」〜「７」で選択できるようなメニューとなってい
る。

【００３４】顧客は、このロビーに設置されたロビー端
末１のディスプレイ１１に表示されている言語選択画面
（メニュー）の中から、理解できる言語番号をキーボー
ド１２より選択する。これにより、後述するように、以
降選択された言語の操作案内画面により操作案内され
る。

【００３５】次に、ディスプレイ１１に振込カードの有
無選択画面が表示される。顧客は、振込カードを持って
いる（前回と同じ内容の送金を行う）場合は、キーボー
ド１２より「１」を選択し、振込カードを持っていない
（初めて送金を行う）場合には、キーボード１２より
「２」を選択する。

【００３６】（Ｓ２）振込カードを持っていることを選
択すると、ディスプレイ１１に振込カードの挿入案内画
面が表示される。顧客は、以前発行された振込カードを
磁気カード読み取り／書き込み装置３に挿入して、振込
カードの内容を読み取らせる。

【００３７】（Ｓ３）送金データの固定項目（送金依頼
人名、受取人名、送金先国名、送金先金融機関名等）
は、前述の振込カードの読み取りにより入力されてい
る。従って、これらの入力は必要ないため、ディスプレ
イ１１に表示される画面は、今回送金する金額と、手数
料負担区分との入力画面となる。顧客は、キーボード１
２によりこれらを入力して、ステップＳ４に進む。

【００３８】（Ｓ３’）一方、振込カードを持っていな
いことを選択すると、ディスプレイ１１に外国送金依頼
書の各入力項目の案内画面が表示される。即ち、送金依
頼人名、受取人名、送金先国名、送金先金融機関名、送
金金額、手数料負担区分等である。顧客は、画面を見
て、これらを順次キーボード１２から入力する。

【００３９】（Ｓ４）この入力が終了すると、端末装置
１に入力された項目を、プリンタ装置２で送金依頼書に
印刷して、発行する。この時、振込カードで入力した場
合には、振込カードの固定項目と、キーボード１２で入
力された項目の両方が、印刷される。送金依頼書のフォ
ーマットは、図２２で示した従来のものと同一である。

【００４０】（Ｓ５）次に、端末装置１に入力された項
目を、磁気カード読み取り／書き込み装置３で振込カー
ドに書き込み、排出する。この時、振込カードで入力し
た場合には、振込カードの固定項目と、キーボード１２
で入力された項目の両方が、振込カードに書き込まれ
る。又、振込カードを持っていない時は、内部にストッ
クされた磁気カードに、入力項目を書き込み、振込カー
ドとして発行する。

【００４１】（Ｓ６）顧客は、発行された送金依頼書
に、メッセージ、送金目的、許可承認番号／届出受理番
号、日付、住所、サイン、日付を記入する。これによ
り、従来と同様の送金依頼書が完成する。

【００４２】（Ｓ７）顧客は、送金依頼書と振込カード
とを持って、外国送金カウンタへ行き、外国送金を依頼
する。

【００４３】（Ｓ８）銀行員は、顧客から受け取った振
込カードを、カウンター端末４に接続された磁気カード
読み取り／書き込み装置５に挿入し、その内容を読み取
らせる。振込カードから入力されたデータは、カウンタ
ー端末４のディスプレイに表示される。

【００４４】（Ｓ９）銀行員は、カウンター端末４のデ
ィスプレイに表示された送金項目データ（送金依頼人
名、受取人名、送金先国名、送金先金融機関名、送金金
額、手数料負担区分）をホストコンピュータ７に送信す
る。

【００４５】（Ｓ１０）ホストコンピュータ７では、送
金項目データをチェックする。即ち、送金先国名は送金
可能な国か、送金先銀行名は上記国に存在するか、送金
先支店名は上記銀行に存在するか、弊種はその支店へ送
金可能かをチェックする。そして、コンピュータ７は、
送金手数料を計算し、代わり金（円立て）の金額を決定
する。コンピュータ７は、これらの処理結果をカウンタ
ー端末４に返信する。

【００４６】（Ｓ１１）この返信内容は、カウンター端
末４のディスプレイに表示される。銀行員は、この表示
された返信内容を確認し、カウンター端末４に接続され
たプリンタ装置５により送金依頼書（控え）を印刷す
る。 （Ｓ１２）銀行員は、顧客より代わり金、手数料を受け
取る。

【００４７】（Ｓ１３）銀行員は、カウンター端末４の
ディスプレイに表示された前述の送金項目データをホス
トコンピュータ７に送信する。ホストコンピュータ７で
は、送金項目データを前述のステップＳ１０と同様に、
再度チェックして、結果をカウンター端末４に返信す
る。

【００４８】（Ｓ１４）銀行員は、カウンター端末４の
ディスプレイの送信結果を確認し、磁気カード読み取り
／書き込み装置６により振込カードに送金内容を記録す
る。そして、銀行員は、顧客にお釣り、振込カード、送
金依頼書（控え）を渡し、終了する。

【００４９】尚、ホストコンピュータ７に送信された送
金項目データは、リアルタイムで又はバッチ処理によ
り、送金先銀行に送信される。

【００５０】このようにして、ロビー端末１で送金項目
を操作案内に従い入力するため、確実に容易に送金項目
を入力できるとともに、この入力事項を印刷した送金依
頼書が作成されるため、顧客は別途送金依頼書を作成す
る必要がない。この操作案内は、希望する言語で行われ
るため、各言語を使用する依頼人にとって、容易に入力
操作できる。

【００５１】又、この送金項目を記録した振込カードが
発行されるため、これを利用して、カウンター端末４で
送金項目を自動入力でき、銀行員の手間が省ける。更
に、ホストコンピュータ７で、送金処理前に、これら送
金データをチェックして、料金を計算するため、銀行員
はこれらの処理をする必要がなく、手間が軽減される。 （ｂ）ロビー端末の説明

【００５２】図８は図２のロビー端末のブロック図、図
９は図８のロビー端末の操作案内画面の登録動作説明
図、図１０は図８のロビー端末の操作案内画面の表示動
作説明図である。

【００５３】図８において、１０はコントローラであ
り、パーソナルコンピュータで構成され、ＣＰＵ（イン
テル社製 ｉ８０３８６）１３と、メモリ１４と、フロ
ッピーディスクドライブ１５と、ハードディスク１６
と、セントロニクスインタフェース部１７と、ＲＳ２３
２Ｃインタフェース部１８とを有している。このコント
ローラ１０には、カラーディスプレイ１１と、キーボー
ド１２とが接続されている。又、コントローラ１０のセ
ントロニクスインタフェース部１７には、プリンタ装置
２が接続されており、プリンタ装置２には、セットされ
ている送金依頼書用紙をプリンタ装置２に送るカットシ
ートフィーダが設けられている。更に、コントローラ１
０のＲＳ２３２Ｃインタフェース部１８には、カードホ
ッパを有する磁気カード読み取り／書き込み装置３が接
続されている。

【００５４】次に、このロビー端末１の画面に各言語の
文字を表示するための登録動作について図９により説明
する。

【００５５】各言語の文字を表示するため、各言語の文
字コードを設定することは容易でない。そこで、これら
の言語の操作案内をイメージで登録する。即ち、画面に
表示するデータを用紙に記入する。用紙はＡ４サイズで
あり、用紙に各国の言語で操作案内の内容を記入／印刷
したものを作成する。次に、コントローラ１０にイメー
ジスキャナー９０を接続し、各言語の用紙をイメージデ
ータとして読み取らせ、このイメージデータをコントロ
ーラ１０の内蔵ハードディスク１６の各言語別のファイ
ルに格納する。そして、ハードディスク１６にファイル
名と言語との対応テーブルを格納しておく。

【００５６】このようにすると、各言語の文字コードの
設定、文字コードに対応する文字パターンの作成、格納
を行わなくても良く、ユーザー側でも容易に各言語の画
面を登録できる。

【００５７】次に、このファイルを用いて選択された言
語の操作案内画面を表示する動作について、図１０によ
り説明する。

【００５８】ロビー端末１のコントローラ１０は、ＩＰ
Ｌ（イニシャル・プログラム・ロード）時に、ハードデ
ィスク１６のイメージデータファイル名と画面番号の対
応テーブルをメモリ１４に読み込んでおく。以降の画面
は、このテーブルに従い表示する。最初は画面番号
「１」の言語選択画面であり、図７に示したものであ
る。

【００５９】そして、前述の如く、端末１では、最初に
「言語選択画面」を表示する。この画面には、前述の図
７で説明したように、日本語、英語、マレー語、中国
語、スペイン語、ポルトガル語、ペルシャ語の言語に対
して、「１」〜「７」の番号が付されている。このた
め、顧客がキーボード１２の「１」〜「７」のいずれか
のキーを押すと、続けて各言語のガイダンスが表示され
る。

【００６０】画面にイメージを表示する時は、次に表示
する画面の画面番号に対応したイメージデータファイル
名を、前述のテーブルから決定し、そのファイルからイ
メージデータを読み込んで、画面に表示する。

【００６１】図１１、図１２、図１３、図１４は図８の
ロビー端末１の処理フロー図（その１）、（その２）、
（その３）、（その４）である。

【００６２】（Ｓ１）コントローラ１０は、初期画面と
して、前述の言語選択画面をディスプレイ１２に表示す
る。前述の如く、言語に対し、対応するキーが表示され
ている。

【００６３】（Ｓ２）前述の言語に対応するキー「１」
〜「７」のいずれかが押下され、且つ実行キーが押下さ
れると、その言語が指定され、以降その言語のイメージ
データによる操作案内画面が表示される。先ず、振込カ
ードの有無選択画面が表示される。この画面では、振込
カード無しが、キー「１」であり、振込カード有りが、
キー「２」である。又、カード読み取り／書き込み装置
３が接続されていない時は、この画面は表示されず、ス
テップＳ６に進む。

【００６４】（Ｓ３）キー「２」と実行キーが押下され
ると、振込カード有りのため、振込カードの挿入を案内
する振込カード挿入画面がディスプレイ１２に表示され
る。

【００６５】（Ｓ４）コントローラ１０は、磁気カード
読み取り／書き込み装置３に、振込カードが挿入され、
このカードの内容を読み取り、メモリ１４に格納する
と、振込カードの読み取り内容を表示した振込カード確
認画面をディスプレイ１２に表示する。ここで、実行キ
ーを押すと、図１３のステップＳ３０の前に進む。

【００６６】（Ｓ５）一方、ステップＳ２の振込カード
有無画面において、ＰＦ１０キーを押すと、振込カード
有無ＨＥＬＰ画面がディスプレイ１２に表示される。そ
して、再びＰＦ１０キーを押すと、振込カード有無画面
に戻る。

【００６７】（Ｓ６）ステップＳ２の振込カード有無画
面において、キー「１」と実行キーとを押すと、ディス
プレイ１２に送金種類選択画面が表示される。この画面
では、送金種類が「ＴＴ」であると、キー「１」であ
り、送金種類が「ＭＴ」であると、キー「２」である。

【００６８】（Ｓ７）ステップＳ６の送金種類選択画面
において、ＰＦ１０キーを押すと、送金種類選択ＨＥＬ
Ｐ画面がディスプレイ１２に表示される。そして、再び
ＰＦ１０キーを押すと、送金種類選択画面に戻る。

【００６９】（Ｓ８）ステップＳ６において、キー
「１」（送金種類が「ＴＴ」指定）又はキー「２」（送
金種類が「ＭＴ」指定）を押し、実行キーを押すと、デ
ィスプレイ１２に依頼人名入力画面が表示される。この
画面では、依頼人名を、英字、数字、記号で３５桁以内
で入力できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ６
の送金種類選択画面に戻り、送金種類の再選択が可能と
なる。

【００７０】（Ｓ９）ステップＳ８の依頼人名入力画面
での依頼人名の入力が終了して、実行キーを押すと、デ
ィスプレイ１２に受取人名入力画面が表示される。この
画面では、受取人名を、英字、数字、記号で３５桁以内
で入力できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ８
の依頼人名入力画面に戻り、依頼人名の再入力が可能と
なる。

【００７１】（Ｓ１０）ステップＳ９の受取人名入力画
面での受取人名の入力が終了して、実行キーを押すと、
ディスプレイ１２に受取人Ａ／Ｃ選択画面が表示され
る。この画面では、受取人Ａ／Ｃ無しなら、キー「１」
であり、受取人Ａ／Ｃ有りなら、キー「２」である。

【００７２】（Ｓ１１）ステップＳ１０において、キー
「２」（受取人Ａ／Ｃ有り）を押し、実行キーを押す
と、ディスプレイ１２に受取人Ａ／Ｃ入力画面が表示さ
れる。この画面では、受取人Ａ／Ｃを英字、数字で３４
桁以内で入力できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、ステッ
プＳ１０の受取人Ａ／Ｃ選択画面に戻り、受取人Ａ／Ｃ
の再選択が可能となる。

【００７３】（Ｓ１２）ステップＳ１０において、キー
「１」（受取人Ａ／Ｃ無し）を押し、実行キーを押す
と、ディスプレイ１２に受取人住所入力画面（１）が表
示される。この画面では、受取人住所を英字、数字、記
号で８０桁以内で入力できる。尚、ＰＦ５キーを押す
と、ステップＳ１０の受取人Ａ／Ｃ選択画面に戻り、受
取人Ａ／Ｃの再選択が可能となる。

【００７４】（Ｓ１３）ステップＳ１２において、ＰＦ
キーを押し、実行キーを押すと、ディスプレイ１２に受
取人住所入力画面（２）が表示される。この画面では、
受取人住所を英字、数字、記号で２５桁以内で入力でき
る。尚、ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ１２の受取人
住所入力画面（１）に戻り、画面（１）において、受取
人住所の再入力が可能となる。

【００７５】（Ｓ１５）ステップＳ１１又はＳ１２又は
Ｓ１３で、入力が終了して、実行キーを押すと、ディス
プレイ１２に送金先国名選択画面（１）が表示される。
この画面では、第１の優先度の１２か国の国名が表示さ
れており、キー「１」〜キー「１２」の押下により、選
択可能である。尚、ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ１
１又は１２又は１３の選択又は入力画面に戻り、再選択
又は再入力が可能となる。

【００７６】（Ｓ１６）ステップＳ１５で、ＰＦ１２キ
ーを押すと、ディスプレイ１２に送金先国名選択画面
（２）が表示される。この画面では、第２の優先度の１
２か国の国名が表示されており、キー「１３」〜キー
「２４」の押下により、選択可能である。尚、ＰＦ５キ
ーを押すと、ステップＳ１５の送金先国名選択画面
（１）に戻り、再選択が可能となる。

【００７７】（Ｓ１７）ステップ１５又は１６で、キー
「１」〜「２４」のいずれかのキーを押し、実行キーを
押すと、ディスプレイ１２に送金先銀行名選択画面が表
示される。この画面では、優先度の高い７つの銀行名と
その他の銀行名の選択指示が表示されており、キー
「１」〜「８」の押下で選択できる。尚、ＰＦ５キーを
押すと、ステップＳ１５の送金先国名選択画面（１）に
戻り、再選択が可能となる。

【００７８】（Ｓ１８）ステップ１７で、キー「１」〜
「７」のいずれかと実行キーとを押すと、ディスプレイ
１２に送金先支店名選択画面（１）が表示される。この
画面では、第１の優先度の５つの支店名が表示されてお
り、キー「１」〜「５」の押下により選択できる。尚、
ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ１７の送金先銀行名選
択画面に戻り、再選択が可能となる。

【００７９】（Ｓ１９）ステップＳ１８で、ＰＦ１２キ
ーを押すと、ディスプレイ１２に送金先支店名選択画面
（２）が表示される。この画面では、第２の優先度の４
つの支店名が表示されており、キー「６」〜キー「９」
の押下により、選択可能である。尚、ＰＦ５キーを押す
と、ステップＳ１８の送金先支店名選択画面（１）に戻
り、再選択が可能となる。

【００８０】（Ｓ２０）ステップＳ１５又はＳ１６で、
キー「２４」と実行キーが押されると、ディスプレイ１
２に送金先国名入力画面が表示される。この画面では、
送金先国名を英字、記号で２０桁以内で入力できる。
尚、ＰＦ５キーを押すと、ステップＳ１５の送金先国名
選択画面（１）に戻り、再選択が可能となる。

【００８１】（Ｓ２１）ステップ２０で、入力が終了し
て、実行キーが押されると、又はステップ１７でキー
「８」と実行キーが押されると、ディスプレイ１２に送
金先銀行名入力画面が表示される。この画面では、送金
先銀行名を英数字、記号で３４桁以内で入力できる。
尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻り、再選択又は
再入力が可能となる。

【００８２】（Ｓ２２）ステップ２１で、入力が終了し
て、実行キーが押されると、又はステップ１８又は１９
でキー「１０」と実行キーが押されると、ディスプレイ
１２に送金先支店名入力画面が表示される。この画面で
は、送金先支店名を英数字、記号で６８桁以内で入力で
きる。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻り、再選
択又は再入力が可能となる。

【００８３】（Ｓ２３）ステップ１８又は１９で支店名
が選択され、又はステップＳ２２で支店名が入力され
て、実行キーが押されると、ディスプレイ１２に手数料
負担区分選択画面が表示される。この画面では、キー
「１」が受取人負担であり、キー「２」が依頼人負担で
ある。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻り、再選
択又は再入力が可能となる。

【００８４】（Ｓ２４）ステップ２３で、ＰＦ１０キー
が押されると、ディスプレイ１２に手数料負担区分ＨＥ
ＬＰ画面が表示される。この画面でＰＦ１０キーを押す
と、ステップ２３の手数料負担区分選択画面に戻る。

【００８５】（Ｓ２５）ステップ２３で、キー「１」又
は「２」が押下され、且つ実行キーが押されると、ディ
スプレイ１２に送金通貨選択画面（１）が表示される。
この画面では、第１の優先度の１２種類の通貨を表示し
ており、キー「１」〜「１２」により選択できる。尚、
ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻り、再選択が可能と
なる。

【００８６】（Ｓ２６）ステップ２５で、ＰＦ１２キー
を押すと、ディスプレイ１２に送金通貨選択画面（２）
が表示される。この画面では、第２の優先度の１２種類
の通貨を表示しており、キー「１３」〜「２４」により
選択できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻
り、再選択が可能となる。

【００８７】（Ｓ２７）ステップ２６で、ＰＦ１２キー
を押すと、ディスプレイ１２に送金通貨選択画面（３）
が表示される。この画面では、第３の優先度の１０種類
の通貨を表示しており、キー「２５」〜「３４」により
選択できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻
り、再選択が可能となる。

【００８８】（Ｓ２８）ステップ２５又は２６又は２７
で、キー「１」〜「３４」のいずれかのキーと実行キー
とを押し、選択通貨が「円」であると、ディスプレイ１
２に送金金額入力画面が表示される。この画面では、数
字、ピリオドにより１１桁以内で送金金額を入力でき
る。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に戻り、再選択
が可能となる。

【００８９】（Ｓ２９）ステップ２８で、入力を終了
し、実行キーを押すと、ディスプレイ１２に代わり金通
貨選択画面が表示される。この画面では、キー「１」が
円のスポット（ＳＰＯＴ）であり、キー「２」が外貨の
ＮＯＥＸである。尚、ＰＦ５キーを押すと、前の画面に
戻り、再入力が可能となる。

【００９０】又、送金通貨が円、又は代わり金として使
用不可能な通貨であると、ステップＳ２９を飛び越し、
図１４のステップＳ３３に進む。

【００９１】（Ｓ３０）ステップ２５又は２６又は２７
で、キー「１」〜「３４」のいずれかのキーと実行キー
とを押し、選択通貨が「円」以外であると、ディスプレ
イ１２に送金金額確定画面が表示される。この画面で
は、キー「１」が確定済であり、キー「２」が未確定で
ある。このステップで、キー「１」を押すと、ステップ
Ｓ２８の送金金額入力に進む。尚、ＰＦ５キーを押す
と、前の画面に戻り、再選択が可能となる。

【００９２】（Ｓ３１）ステップＳ３０で、キー「２」
（未確定）を押すと、ディスプレイ１２に円貨相当額入
力画面が表示される。この画面では、円貨相当額を、数
字１１桁以内で入力できる。尚、ＰＦ５キーを押すと、
前の画面に戻り、再選択が可能となる。

【００９３】（Ｓ３２）ステップ３１で、実行キーを押
すと、ディスプレイ１２に手数料込別選択画面が表示さ
れる。この画面では、キー「１」が手数料別であり、キ
ー「２」が手数料込みである。尚、ＰＦ５キーを押す
と、前の画面に戻り、再入力が可能となる。

【００９４】（Ｓ３３）ステップ２９又は３１で、キー
「１」又は「２」を押下し、且つ実行キーを押下する
と、ディスプレイ１２に入力項目確認画面（１）が表示
される。この画面では、最初から５つの入力項目画面を
指定でき、キー「１」〜「５」の押下により可能とな
る。この画面において、キー「１」〜「５」のいずれか
を押し、実行キーを押すと、指定された入力項目画面が
表示される。尚、振込カード無しの場合には、このステ
ップは飛び越される。

【００９５】（Ｓ３４）ステップＳ３３で、ＰＦ１２キ
ーを押すと、ディスプレイ１２に入力項目確認画面
（２）が表示される。この画面では、最初から５つの入
力項目画面以降の９つの入力項目画面を指定でき、キー
「６」〜「１４」の押下により可能となる。この画面に
おいて、キー「６」〜「１４」のいずれかを押し、実行
キーを押すと、指定された入力項目画面が表示される。

【００９６】（Ｓ３５）ステップＳ３３又はＳ３４にお
いて、実行キーを押すと、ディスプレイ１２にカード発
行画面が表示される。この画面が表示されると、磁気読
み取り／書き込み装置３が、内部の磁気カードに前記入
力項目を記録して、排出口より発行する。このため、顧
客は、この振込カードを受け取ることができる。尚、カ
ード読み取り／書き込み装置３の切離し運用時には、こ
のステップは飛び越される。

【００９７】（Ｓ３６）次に、ディスプレイ１２に依頼
書印刷画面が表示される。この画面が表示されると、プ
リンタ装置２が送金依頼書に前記入力項目を印刷する。
送金依頼書の印刷が完了して、発行されると、次のステ
ップに進む。これにより、顧客は、この送金依頼書を受
け取ることができる。尚、プリンタ装置２の切離し運用
時には、このステップは飛び越される。

【００９８】（Ｓ３７）ディスプレイ１２に振込カード
取り出し画面が表示される。この画面が表示されると、
磁気読み取り／書き込み装置３が、挿入された振込カー
ドに前記入力項目を記録して、排出口より返却する。こ
のため、顧客は、この振込カードを受け取ることができ
る。尚、カード読み取り／書き込み装置３の切離し運用
時には、このステップは飛び越される。

【００９９】（Ｓ３８）振込カードの取り出しが終了す
ると、ディスプレイ１２に依頼書記入誘導画面が表示さ
れる。この画面は、発行した送金依頼書にサイン等の記
入を促すためのものであり、１０秒間表示される。尚、
プリンタ装置２の切離し運用時には、このステップは飛
び越される。

【０１００】（Ｓ３９）その後、カード読み取り／書き
込み装置３の運用時で且つプリンタ装置２の切離し時に
は、ディスプレイ１２にカウンタ誘導画面が表示され
る。この画面は、振込カードを持ってカウンターに行っ
て下さい旨の表示である。尚、カード読み取り／書き込
み装置３の切離し時で且つプリンタ装置２の運用時に
は、表示されない。

【０１０１】（Ｓ４０）最後に、ディスプレイ１２にお
礼表示画面を表示して、終了する。 （ｃ）カウンター端末、ホストの説明 図１５は図２のカウンタ端末のブロック図、図１６は図
１５のカウンタ端末の処理フロー図、図１７は図１６に
おける振込カード送金受付画面の説明図である。

【０１０２】図１５において、４０はコントローラであ
り、パーソナルコンピュータで構成され、ＣＰＵ（イン
テル社製 ｉ８０３８６）４４と、メモリ４５と、ハー
ドディスク４６と、セントロニクスインタフェース部４
７と、ＲＳ２３２Ｃインタフェース部４８と、ホストイ
ンタフェース部４９とを有している。

【０１０３】このコントローラ４０には、ディスプレイ
４１と、キーボード４２と、フロッピーディスクドライ
ブ４３とが接続されている。又、コントローラ４０のセ
ントロニクスインタフェース部４７には、プリンタ装置
５が接続されており、コントローラ１０のＲＳ２３２Ｃ
インタフェース部４８には、カードホッパを有する磁気
カード読み取り／書き込み装置６が接続されており、ホ
ストインタフェース部４９よりホストコンピュータ７に
接続される。

【０１０４】図１６の処理フロー図により、図１５の構
成の動作について説明する。 （Ｓ１）端末４の電源投入があると、コントローラ４０
は、プリンタ装置５がオンライン状態か、磁気カード読
み取り／書き込み装置６が接続されているかをチェック
する。

【０１０５】（Ｓ２）磁気カード読み取り／書き込み装
置６に振込カードが挿入され、送金データが読み取られ
ると、ディスプレイ４１にその内容を表示する振込カー
ド送金受け付け画面を表示する。この画面は、図１６に
示すように、振込カードの送金データを入力項目別に従
い表示するものであり、銀行員は、これを見て、送金デ
ータの各項目の有無を確認する。ここで、キーボード４
２のボイドキーを押すと、クリアされる。

【０１０６】（Ｓ３）銀行員は、前述の画面を見て、確
認し、完了キーを押すと、コントローラ４０は、この画
面の送金データをチェックのためホストコンピュータ７
に送信する。

【０１０７】（Ｓ４）ホストコンピュータ７では、後述
するように、送金データをチェックし、料金を計算し、
その結果をカウンタ端末４に返信する。カウンタ端末４
では、これをディスプレイ４１の前記画面に図１６と同
様に表示する。

【０１０８】銀行員は、この画面を見て、ホストの処理
結果を確認し、不具合があると、クリアキーを押して、
これを取消し、ステップＳ２に戻る。処理結果が良好な
ら、プリンタ装置５を起動して、前記送金データ、ホス
トの処理結果を送金依頼書（控え）に印刷して、発行さ
せる。

【０１０９】（Ｓ５）銀行員は、前記結果が良好なら、
送金データを送信を指示し、コントローラ４０はこの送
金データを、送金処理のため、ホストコンピュータ７に
送信する。

【０１１０】（Ｓ６）最後に、コントローラ４０は、磁
気カード読み取り／書き込み装置６に挿入された振込カ
ードに送金内容を記録させ、排出させる。これにより、
送金処理を終了し、ステップＳ２に戻る。銀行員は、送
金依頼書（控え）と振込カードを顧客に渡し、一送金業
務を終了する。

【０１１１】図１８はホストコンピュータのファイル構
成図、図１９はそのマスタデータベース検索処理フロー
図、図２０はその支払い銀行データベース検索処理フロ
ー図である。

【０１１２】図１８に示すように、ホストコンピュータ
７には、マスターデータベースファイル７１と、支払い
銀行データベースファイル７２とを有している。マスタ
ーデータベースファイル７１は、存在する送金国、送金
先銀行名、支店名、通貨種類をチェックするためのもの
である。そして、このファイル７１には、存在する国
名、国コードと、これに連結する銀行名、銀行コード
と、これに連結する支店名、支店コードと、通貨種別が
格納されている。又、支払い銀行データベースファイル
７２は、送金取引可能な銀行コードと、送金取引不可能
な銀行コードと、その代わりの優先銀行コードとを格納
してある。このファイル７２は、最適な送金先銀行を選
択するためのものである。

【０１１３】図１９によりマスターデータベース検索処
理について説明する。 （Ｓ１）コンピュータ７は、カウンタ端末４からの送信
電文に、国（送金先国）コードがあるかを調べる。

【０１１４】（Ｓ２）国コードが無いと判定すると、送
信電文中の国名で、マスターデータベースファイル７１
を検索する。ここで、送信電文中の国名が見つからない
と、ステップＳ１１に進む。一方、送信電文中の国名が
見つかると、ステップＳ４に進む。

【０１１５】（Ｓ３）国コードが有ると判定すると、送
信電文中の国コードで、マスターデータベースファイル
７１を検索する。ここで、送信電文中の国コードが見つ
からないと、ステップＳ１１に進む。一方、送信電文中
の国コードが見つかると、ステップＳ４に進む。

【０１１６】（Ｓ４）コンピュータ７は、カウンタ端末
４からの送信電文に、銀行（送金先銀行）コードがある
かを調べる。

【０１１７】（Ｓ５）銀行コードが無いと判定すると、
送信電文中の銀行名で、マスターデータベースファイル
７１を検索する。ここで、送信電文中の銀行名が見つか
らないと、ステップＳ１１に進む。一方、送信電文中の
銀行名が見つかると、ステップＳ７に進む。

【０１１８】（Ｓ６）銀行コードが有ると判定すると、
送信電文中の銀行コードで、マスターデータベースファ
イル７１を検索する。ここで、送信電文中の銀行コード
が見つからないと、ステップＳ１１に進む。一方、送信
電文中の銀行コードが見つかると、ステップＳ７に進
む。

【０１１９】（Ｓ７）コンピュータ７は、カウンタ端末
４からの送信電文に、支店（送金先支店）コードがある
かを調べる。

【０１２０】（Ｓ８）支店コードが無いと判定すると、
送信電文中の支店名で、マスターデータベースファイル
７１を検索する。ここで、送信電文中の支店名が見つか
らないと、ステップＳ１１に進む。一方、送信電文中の
支店名が見つかると、ステップＳ１０に進む。

【０１２１】（Ｓ９）支店コードが有ると判定すると、
送信電文中の支店コードで、マスターデータベースファ
イル７１を検索する。ここで、送信電文中の支店コード
が見つからないと、ステップＳ１１に進む。一方、送信
電文中の支店コードが見つかると、ステップＳ１０に進
む。

【０１２２】（Ｓ１０）コンピュータ７は、当該支店コ
ード、支店名のレコードに、カウンタ端末４からの送信
電文に含まれる送金通貨種類が存在するかを調べる。当
該レコードに、送金通貨種類が無いと、ステップＳ１１
に進み、送金通貨種類があると、図２０の処理に進む。

【０１２３】（Ｓ１１）ステップＳ２、Ｓ３、Ｓ５、Ｓ
６、Ｓ８、Ｓ９、Ｓ１０でファイルに見つからないと、
送金依頼事項の不備として、カウンタ端末４に検索結果
ＮＧを通知して、チェックを終了する。

【０１２４】このようにして、ホスト７で、送金依頼書
の送金国、送金銀行、支店、通貨種類が正しいかをチェ
ックする。

【０１２５】次に、図２０により支払い銀行データベー
ス検索処理について説明する。 （Ｓ１）ホスト７は、前記送信電文中の国コードで支払
い銀行データベースファイル７２を検索し、銀行レコー
ドを引き出す。 （Ｓ２）次に、銀行コードで支払い銀行データベースフ
ァイル７２を検索する。

【０１２６】（Ｓ３）その結果、支払い銀行は、取引可
能かを判定する。 （Ｓ４）ホスト７は、支払い銀行が取引不可なら、支払
い銀行データベースファイル７２に登録されている優先
仕向け先銀行を支払い銀行として決定して、次の料金計
算に進む。

【０１２７】（Ｓ５）ホスト７は、支払い銀行が取引可
能なら、図１９で決定した銀行を支払い先銀行として、
料金計算に進む。 このようにして、支払い銀行が取引不可の場合、最適銀
行を探索して、その銀行を送金先とする。

【０１２８】次に、料金計算について説明すると、送金
手数料は、前述の如く、基本手数料（固定）と、送金金
額に対する所定の金額手数料と、通貨の種類により交換
手数料とからなる。従って、ホスト７は、送信電文中の
送金金額から金額手数料を計算し、通貨の種類から交換
手数料を計算し、これらに基本手数料を加算して、送金
手数料を計算する。この計算した手数料と決定した送金
銀行は、前述の如く、カウンタ端末４に返信される。 （ｄ）他の実施例の説明

【０１２９】上述の実施例の他に、本発明は、次のよう
な変形が可能である。 ホストコンピュータ７で、チェック及び最適銀行の決
定、料金計算を行っているが、これを従来通り、銀行員
が行っても良い。 振込カードを磁気カードで説明したが、他の書換え可
能なカードを用いても良い。

【０１３０】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。

【０１３１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。 利用者の操作により、送金依頼項目を入力し、送金依
頼書を作成するとともに、振込カードを作成するため、
利用者の送金依頼書の作成の手間を軽減できる。

【０１３２】カウンタ端末では、振込カードによりデ
ータ入力するため、行員等の入力の手間が軽減でき、迅
速な送金処理が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理図である。

【図２】本発明の一実施例システム構成図である。

【図３】図２のロビー端末の外観図である。

【図４】図３のロビー端末の説明図である。

【図５】図２のシステムの送金業務処理フロー図（その
１）である。

【図６】図２のシステムの送金業務処理フロー図（その
２）である。

【図７】図５における言語選択画面説明図である。

【図８】図３のロビー端末のブロック図である。

【図９】図８のロビー端末の操作案内画面の登録動作説
明図である。

【図１０】図８のロビー端末の操作案内画面の表示動作
説明図である。

【図１１】図８のロビー端末の処理フロー図（その１）
である。

【図１２】図８のロビー端末の処理フロー図（その２）
である。

【図１３】図８のロビー端末の処理フロー図（その３）
である。

【図１４】図８のロビー端末の処理フロー図（その４）
である。

【図１５】図２のカウンタ端末のブロック図である。

【図１６】図１５のカウンタ端末の処理フロー図であ
る。

【図１７】図１６における振込カード送金受付画面の説
明図である。

【図１８】図２のホストコンピュータのファイル構成図
である。

【図１９】図１８のマスタデータベース検索処理フロー
図である。

【図２０】図１８の支払い銀行データベース検索処理フ
ロー図である。

【図２１】従来の外国送金システム構成図である。

【図２２】外国送金依頼書の説明図である。

【符号の説明】

１ ロビー端末装置 ２ プリンタ装置 ３ 磁気カード読み取り／書き込み装置 ４ カウンタ端末装置 ５ プリンタ装置 ６ 磁気カード読み取り／書き込み装置 ７ ホストコンピュータ １０、４０ コントローラ １１、４１ ディスプレイ １２、４２ キーボード

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 端末装置から外国送金依頼書の送金デー
   タをホストコンピュータに送信して、外国送金処理する
   外国送金業務処理システムにおいて、 利用者が前記外国送金依頼書の項目を入力するための入
   力部（１２）と、前記入力した項目に従う外国送金依頼
   書を印刷して発行するための印刷部（２）と、前記入力
   した送金データを記録した振込カードを発行するための
   カード取扱部（３）とを有するロビー端末装置（１、
   ２、３）と、 前記利用者の振込カードを読み取り、送金処理のため、
   送金データをホストコンピュータに送信するカウンタ端
   末装置（４、５、６）と、 前記送金データにより送金処理するホストコンピュータ
   （７）とを有することを特徴とする外国送金業務処理シ
   ステム。
2. 【請求項２】 前記ロビー端末装置（１、２、３）は、
   前記利用者のために、前記外国送金依頼書の入力事項を
   ガイダンスするための操作案内画面を表示する表示部
   （１１）を有することを特徴とする請求項１の外国送金
   業務処理システム。
3. 【請求項３】 前記ロビー端末装置（１、２、３）は、
   前記表示部（１１）に、前記入力部（１２）で指定され
   た言語による操作案内画面を表示させる制御部（１０）
   を設けたことを特徴とする請求項２の外国送金業務処理
   システム。
4. 【請求項４】 前記ロビー端末装置（１、２、３）は、
   前記カード取扱部（３）が、挿入された前記利用者の前
   記カードを読み取るとともに、前記読み取りに基づき、
   前記表示部（１１）に前記操作案内画面の内、必要な入
   力事項の操作案内画面のみを表示させて、前記カード取
   扱部（３）に前記挿入されたカードに前記入力事項を含
   む送金データを記録させて、発行させる制御部（１０）
   を設けたことを特徴とする請求項２又は３の外国送金業
   務処理システム。
5. 【請求項５】 前記コンピュータ（７）は、前記送金デ
   ータの内容をチェックし、送金に必要な手数料を計算し
   て、その結果を前記端末装置（４）に返信するととも
   に、前記端末装置（４）は、前記返信内容を表示すると
   ともに、前記ホストコンピュータ（７）に前記外国送金
   処理の指示を行うことを特徴とする請求項１又は２又は
   ３又は４又は５の外国送金業務処理システム。
6. 【請求項６】 端末装置からの外国送金依頼書の送金デ
   ータをホストコンピュータに送信して、外国送金処理す
   る外国送金業務処理システムにおいて、 利用者の外国送金依頼事項を入力して、送金データをホ
   ストコンピュータに送信する端末装置（４）と、 前記送金データの内容をチェックし、送金に必要な手数
   料を計算して、その結果を前記端末装置（４）に返信す
   るホストコンピュータ（７）とを有し、 前記端末装置（４）は、前記返信内容を表示するととも
   に、前記ホストコンピュータ（７）に前記外国送金処理
   の指示を行うことを特徴とする外国送金業務処理システ
   ム。