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JPH06228507A - 接合方法 - Google Patents

接合方法

Info

Publication number
JPH06228507A
JPH06228507A JP1472493A JP1472493A JPH06228507A JP H06228507 A JPH06228507 A JP H06228507A JP 1472493 A JP1472493 A JP 1472493A JP 1472493 A JP1472493 A JP 1472493A JP H06228507 A JPH06228507 A JP H06228507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joining
adhesive
ceiling
iron plate
joined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1472493A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Kondo
高可 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP1472493A priority Critical patent/JPH06228507A/ja
Publication of JPH06228507A publication Critical patent/JPH06228507A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、接合固定すべき物体の初期保持およ
び正確な位置決めや、接合固定がし易い接合方法を提供
することを目的とする。 【構成】本発明の接合方法は、接着固定すべき物体1の
磁石14を含む接合部B1、B2、B3の接合面15
に、時間の経過とともに固化し、接合時の粘度が5万c
mポイズ以下の接着剤16を塗布した後、鉄板3等の被
接合面30に該接着剤16が塗布された該接合面15を
当接して磁力で仮接合し、該被接合面30上で塗布され
た該接着剤16を潤滑剤として使用することにより該接
合面15を移動させて該物体1の位置決めを行い所定位
置に接合することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の接合方法として例えば、自動車の
組み立てラインで図5に示されるように、自動車室2c
内装用の天井部材1cを、前記自動車室2cの車室天井
壁を形成する天井鉄板3cに接合する場合、前記天井部
材1cを2名の作業員が手で上方に持ち上げるか、ある
いは1名の作業員が自身の頭部で上方に持ち上げて位置
決めを行い、ルームランプ部20c、ルームミラー部2
1c、図略のアシストグリップ部の複数部分に螺着した
取り付けビスCにより所定の位置に固定する接合方法が
採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の接
合方法の場合には、自動車室2c内装用の天井部材1c
は、サイズが大きいため、上方に持ち上げた状態を保持
しつつ、所定の位置に位置決めを行い、取り付けビスC
により所定位置に固定する作業がしにくく、作業に費や
す時間も長くなる。また、作業がしにくいことから天井
部材1cをその位置決めを正確に行わないまま、無理に
固定すると、必要以上の応力が発生し、天井部材1cが
折れたり、破損したりする等の不具合発生の要因となる
場合がある。
【0004】このため、前記不具合の発生を防ぐため、
天井部材1cとして予め曲げ強度を高めたものを製造す
る必要がある。ところが強度を高めることにより重量が
増え、軽量化することができない。さらに、作業員によ
る前記作業に代えて作業用ロボット装置による自動化も
考えられるが、天井部材1cの初期保持および正確な位
置決めや、取り付けビスCの締め付けなどを、自動化す
ることは困難である。
【0005】本発明は、前記天井部材等の接合固定すべ
き物体の初期保持および正確な位置決めや、接合固定が
し易い接合方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の接合方法は、接
合固定すべき物体の磁石を含む接合部の接合面に、時間
の経過とともに固化し、接合時の粘度が5万cmポイズ
以下の接着剤を塗布した後、鉄板等の被接合面に該接着
剤が塗布された接合面を当接して磁力で仮接合し、該被
接合面上で塗布された該接着剤を潤滑剤として使用する
ことにより該接合面を移動させて該物体の位置決めを行
い所定位置に接合することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の接合方法は、接合固定すべき物体を、
鉄板等の被接合面に仮接合する工程と、この仮接合する
工程の後、位置決めを行い所定位置に接合する工程とが
順次、実施される。すなわち、物体を仮接合する工程で
は、まず、物体の磁石を含む接合部の接合面に、時間の
経過とともに固化し、接合時の粘度が5万cmポイズ以
下の接着剤が塗布される。ついで、物体の接合面を、鉄
板等の被接合面に固化する前の接着剤を介して当接して
磁石の磁力によって仮接合する。
【0008】位置決めを行い所定位置に接合する工程で
は、前記仮接合状態にある物体を、移動して位置決めす
る。このとき、物体の接合面に塗布されている固化前の
接着剤を潤滑剤として使用することにより、物体は前記
接合面で面方向に円滑に移動し、素早く位置決めでき、
所定位置に一致させ得る。この後、物体は接着剤が時間
の経過とともに固化することにより所定位置に強固に接
合する。
【0009】
【実施例】
(実施例1)本実施例1の接合方法は、図1、2に基づ
き自動車の組み立てラインで、接合固定すべき物体とし
て自動車室2内装用の天井部材1を、自動車室2内にお
いてその天井壁を形成する天井鉄板3に接合する場合に
適用して説明する。
【0010】実施例1の接合方法に先立ち、天井部材1
および天井鉄板3を説明する。天井部材1は、図1に示
されるように予め自動車室2に適合する形状に成形され
自動車室2の天井鉄板3に対向する側に配設された基材
(ガラス繊維及びポリオレフィン繊維製)1aと、この
基材1aに一体的に積層され自動車室2側に表出する意
匠面をもつ意匠表皮1bとよりなる二層構造のものであ
る。
【0011】この天井部材1は、自動車室2の天井鉄板
3に装着されたルームランプ部品20および図略の各種
室内取り付け部品を挿通する孔10および凹部あるいは
切り欠き部11等をもつとともに、天井部材1の天井鉄
板3に対向する上面12には、天井鉄板3のフロント側
寄りの領域A1およびリヤ側寄りの領域A2の被接合面
30に対応する領域b1および領域b2に、略長方体
(厚さ15mm、長さ300mm、幅100mm)の発
泡樹脂13と金属製の板状磁石14が順に一体的に積層
された接合部B1およびB2が形成されている。
【0012】前記発泡樹脂13は、その厚さを種々、目
的に応じて設定することにより、間隙調整部材としての
作用を果たすことができる。すなわち、天井部材1と天
井鉄板3との間に、所定の厚さの発泡樹脂13が存在す
ることにより、図略のワイヤハーネスを収容したり、天
井部材1および天井鉄板3の強度を補強する図略のリー
ンフォースを収容するための空間32(図1参照)を形
成することができる。発泡樹脂13としては、ポリエチ
レンフォーム、ウレタンフォーム等を用いることができ
る。
【0013】前記板状磁石14の表面は、天井鉄板3の
被接合面30に接合する接合面15となる。また板状磁
石14の代わりに、板状ゴム磁石を用いることもでき
る。天井鉄板3は、自動車室2内においてその天井壁を
形成するとともに、天井部材1の上面12に対向する被
接合面30に、天井部材1の接合部B1およびB2を接
合し、固定保持する基部となる。また天井鉄板3のフロ
ント側先端部には、フロントガラス31が装着されてい
る。
【0014】実施例1の接合方法では、天井部材1を自
動車室2の天井鉄板3に仮接合する工程と、天井部材1
を正規の接合位置に位置決めする工程とが順に実施され
る。そして仮接着する工程では、まず、天井部材1の各
接合部B1およびB2の板状磁石14の接合面15に対
して、時間の経過とともに固化し、接合時の粘度が5万
cmポイズ以下の接着剤(水系のエマルジョンタイプあ
るいはウレタン系の水硬化タイプ)16が塗布される。
なお、接着剤16としては、前記粘度の値を5万cmポ
イズ以下とした理由としては、初期接着力が弱く2つの
物体を素早く面方向に相対移動させることができるよう
に、その相対移動時に潤滑剤として作用するとともに、
時間の経過とともに固化して接着力を増し、2つの物体
を強固に接着できる物性を備えているからである。また
接着剤16としては、前記(水系のエマルジョンタイプ
あるいはウレタン系の水硬化タイプ)に限定されるもの
ではなく、2液のエポキシ接着剤等初期の粘着力の少な
いタイプの接着剤を用いることもできる。
【0015】ついで、天井部材1は、一人の作業員ある
いはロボット装置などの仕事により、その上面12を天
井鉄板3に対向させた状態で接近させられるとともに、
固化前の接着剤16が塗布されている各板状磁石14の
接合面15を、前記天井鉄板3の各接合対象領域A1、
A2の各被接合面30に当接させる。すると、天井部材
1は、板状磁石14の磁力により接着剤16を介して天
井鉄板3の各被接合面30に仮接合される。
【0016】この後、位置決めし接合する工程では、前
記板状磁石14の磁力により仮接合された状態にある天
井部材1を、板状磁石14の接合面15と、天井鉄板3
の被接合面30部分との間に介在している固化前の接着
剤16を潤滑剤とし、前記接合面15で移動させ、かつ
位置決め調整し、正規の固定位置に一致させる。この
後、所定の時間放置すると、接着剤16が時間の経過と
ともに固化するため、天井部材1は、固化した接着剤1
6の作用力によって天井鉄板2に強固に接合し、固定保
持される。
【0017】なお、前記実施例1では、天井鉄板3と天
井部材1とを2箇所の接合領域で接合する場合で説明し
たが、これに限定されるものではなく、接合領域は1箇
所あるいは3箇所以上であってもよい。実施例1の接合
方法によれば、自動車室2内装用の天井部材1を、前記
自動車室2の天井壁を形成する天井鉄板3の被接合面3
0に接合させる場合、一人の作業員あるいはロボット装
置などの仕事により容易に接合できるとともに、従来の
接合方法のような取り付けビスによって固定する必要が
なく自動組付けがし易く作業コストを低減することがで
きる。また、接合時に天井部材1に無駄な応力がかから
ないため、曲げ強度が少なくて済、物体を軽量化できる
ことや、製品コストを低減することができる。
【0018】(実施例2)実施例2の接合方法は、実施
例1で用いた天井部材1の上面12に発泡樹脂13と板
状磁石14が順に一体的に積層された接合部B1および
B2を形成する代わりに、天井部材1の上面12に設た
板状磁石14のみよりなる接合部B3(図3参照)を形
成したこと以外は、実施例1の場合と同様である。
【0019】実施例2の接合方法では、図略のワイヤハ
ーネスを収容したり、天井部材1および天井鉄板3の強
度を補強する図略のリーンフォースを収容するための空
間32(図1参照)を形成する必要のない箇所を接合領
域に設定することができる。 (実施例2の変形例)実施例2の変形例の接合方法は、
実施例1で用いた天井鉄板3の被接合面30の代わり
に、天井鉄板3に予め装着され天井部材1および天井鉄
板3の強度を補強するリーンフォース4の底面を、被接
合面40とすること以外は、実施例2の場合と同様であ
る。
【0020】従って、この変形例の場合には、前記リー
ンフォース4を天井部材1の接合に利用することがで
き、天井部材1を構成する部品点数を低減することがで
きる。
【0021】
【発明の効果】本発明の接合方法は、接合固定すべき物
体が、鉄板等の被接合面に対して時間の経過とともに固
化し、接合時の粘度が5万cmポイズ以下の接着剤を介
在させた状態で、磁石の磁力で仮接合し、その後、前記
接着剤を潤滑剤として使用することにより接合面を移動
させて物体の位置決めを行い所定位置に接合するもので
ある。
【0022】このため、物体を、鉄板等の被接合面に対
して仮り固定し易く、また正規の接着固定位置への位置
決めが確実にでき、かつこれらの作業が一人の作業員で
容易に成し得る。また、物体を取り付けビスによって固
定する必要がなく、自動組付けも可能となる。従って、
作業コストを低減することができるとともに、接合時に
無駄な応力がかからないため、曲げ強度が少なくて済、
物体の軽量化および製品コストの低減化にも有利なもの
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における接合方法の要部を示す縦断面
図である。
【図2】実施例1における自動車室内側より上方を見た
底面図である。
【図3】実施例2の接合方法の要部を示す縦断面図であ
る。
【図4】実施例2の変形例の要部を示す縦断面図であ
る。
【図5】従来の接合方法の要部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…天井部材 B1、B2、B3…接合部 13…発泡樹脂 14…板状磁石 15…接合面
16…接着剤 2…自動車室 3…天井鉄板 30…被接合面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接合固定すべき物体の磁石を含む接合部の
    接合面に、時間の経過とともに固化し、接合時の粘度が
    5万cmポイズ以下の接着剤を塗布した後、鉄板等の被
    接合面に該接着剤が塗布された接合面を当接して磁力で
    仮接合し、該被接合面上で塗布された該接着剤を潤滑剤
    として使用することにより該接合面を移動させて該物体
    の位置決めを行い所定位置に接合する接合方法。
JP1472493A 1993-02-01 1993-02-01 接合方法 Pending JPH06228507A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1472493A JPH06228507A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 接合方法

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JP1472493A JPH06228507A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 接合方法

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JPH06228507A true JPH06228507A (ja) 1994-08-16

Family

ID=11869084

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JP1472493A Pending JPH06228507A (ja) 1993-02-01 1993-02-01 接合方法

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JP (1) JPH06228507A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255689A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Bridgestone Corp 部品固定器具、部品固定方法及びタイヤ組立体
JP2010195067A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Honda Motor Co Ltd ルーフライニングの端末固定構造
US8615852B2 (en) 2009-05-13 2013-12-31 Termax Corporation Magnetic fastener clip
US9499108B2 (en) 2013-03-14 2016-11-22 Termax Corporation Magnetic fastener clip
US10429000B2 (en) 2009-05-13 2019-10-01 Termax Llc Magnetic bracket and method

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