JPH06215244A - 自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 文字などの表示ができるディスプレー３を複
数備えると共に関連して動作するスイッチ１５を備え、
販売部およびディスプレー３を制御することができる制
御部８を備え、制御部に販売方式などを入力することが
できる入力部９を備え、この入力部９によって販売部で
販売する商品を設定すると共にディスプレー３に商品お
よび価格などの販売情報を表示させ、スイッチ１５で関
連するディスプレー３の表示する商品を販売する自動販
売機。 【効果】 ディスプレーを制御部で制御することができ
るため、販売する商品の変更などの場合、制御部の入力
部を操作することのみで容易に行うことができ、頻繁に
販売する商品の変更を行う場合などは、極めて便利であ
り、また、変更の設定の誤りが少なくなり、しかも、従
来の陳列商品や押しボタンスイッチ、売り切れ表示部な
ど一種の商品のために複数要したものがディスプレーに
集約されるため、極めて合理的な自動販売機を構成する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、商品の変更などが容易
に行える構成の自動販売機に関する。

【０００２】

【従来の技術と発明が解決しようとする課題】煙草や缶
ジュースなどの商品あるいは食券などの券類を販売する
自動販売機は、多数種の商品を内蔵していて任意に選択
されて販売することができるように構成されている。こ
のため、販売商品を変更する場合は、内蔵の商品以外に
選択する手段を変更しなければならないことになる。従
来の自動販売機では、内蔵の商品の交換、陳列棚に備え
られた見本の交換、価格表の交換、価格や販売の制御情
報の変更などを行っていた。

【０００３】これらの交換や変更は、それぞれ変更する
部分の位置が、扉の内部であったり、商品の収容コラム
であったり、入力装置であるなどそれぞれ異なる位置に
対して行われるものであった。このため、商品の収容コ
ラムの商品を交換しても陳列棚の商品を交換することを
忘れたり、価格や販売の制御情報の入力を誤ったりする
など、しばしば失敗することがあった。また、商品が売
り切れになった場合、売り切りの表示のためにランプな
どの点灯を要した。

【０００４】本発明は、この様な事情に鑑みてなされた
ものであり、商品の交換が容易に行える自動販売機を提
供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、文字などの表
示ができるディスプレーを複数備え、このディスプレー
に関連して動作するスイッチを備え、販売部および前記
ディスプレーを制御することができる制御部を備え、こ
の制御部に販売方式などを入力することができる入力部
を備え、この入力部によって前記販売部で販売する商品
を設定すると共に前記ディスプレーに商品および価格な
どの販売情報を表示させ、かつ前記スイッチで関連する
ディスプレーの表示する商品を販売することによって問
題点を解決している。

【０００６】

【作用】デイスプレーに関連するスイッチを操作するこ
とにより、制御部に商品の選択信号が送出され、制御部
から販売部の販売の信号が出されて指定された商品が販
売されるように構成されている。そして、ディスプレー
には、販売される商品の名称、あるいはイメージが表示
されており、このディスプレーによって希望する商品を
選択してスイッチによって指定することができる。この
過程で、制御部は、入力部によって商品の収容コラムな
どの在庫状態に応じて価格やスイッチに対応するコラム
などの指定を行い、販売動作を収束する。従って、在庫
商品がディスプレーに表示されることから、このディス
プレーの表示を入力部によって変更することにより商品
の変更ができることになる。例えば、食券の販売の如
く、販売部が制御部によって印刷が指定される場合は、
単に入力部の変更にのみよって販売商品の変更ができる
ものであり、その操作は簡単、確実に行える。

【０００７】

【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図１は、本発明の一実施例による自動販売
機の正面図である。図２は、ディスプレーの一実施例を
示した要部の正面図である。図３は、制御部を中心にし
た構成を示す図である。図４は、ディスプレーの一実施
例による縦断面図である。図５は、本発明の自動販売機
の内部の構造を示す要部の概略図である。

【０００８】図１において、自動販売機は、箱体１の上
部に看板２が備えられており、看板２の下部に複数のデ
ィスプレー３が備えられている。そして、金銭の投入口
４と商品の搬出口５が備えられており、その下部に釣り
銭の払い出し口６が備えられており、箱体１の下部に
は、台７が備えられている。

【０００９】図２において、ディスプレー３は、商品の
必要の表示としてカレーライスと表示されており、同時
に販売価格が表示されている。このディスプレー３は、
液晶などで構成されており、漢字やカナなどの文字の
他、図柄なども表示可能に構成されているものである。
そして、表面が透明の樹脂などの部材で構成されてお
り、外部からスイッチとして押すことができるように構
成されている。

【００１０】図３において、制御部８は、マイクロコン
ピュータで構成されており、複数のディスプレー３が接
続されており、この制御部８に必要な情報を入力する入
力部９が備えられており、さらに、入力の状態および売
り上げなどの集計を行う出力部１０が備えられている。
また、制御部８には、インターフエイス１１ａ、１１ｂ
を介して売り切れ監視部１１およびメモリ１３が備えら
れている。

【００１１】図４において、自動販売機のディスプレー
３は、前面が透明の樹脂で構成されて押ボタン１４とな
っており、押すことにより動作するスイッチ１５が備え
られている。そして、押ボタン１４の内側には、液晶に
よる表示装置１６が備えられており、この表示装置１６
の内側には、表示装置１６のバックライトとして光源１
７が備えられており、夜間などの暗い時でも表示装置１
６が前面からよく見えるように構成されている。

【００１２】また、表示装置１６は、リード線１８が備
えられ制御部８に接続されており、スイッチ１５につい
ても同様に制御部８に接続されており、それぞれ制御部
で収束されるように構成されている。

【００１３】図５は、本発明の自動販売機の内部の構成
を示す要部の縦断面図であり、箱体１の前面は、扉２０
を構成しており、表示装置３などを前面に備えるように
構成されており、内部には、食券などを販売するように
発券部２１が備えられている。この様な発券部２１は、
制御部８によって制御されて動作するように構成されて
いるものである。発券部２１は、煙草などの商品を販売
するように構成される自動販売機の場合は、商品を在庫
するコラムになる。

【００１４】この様な構成において、自動販売機は、制
御部８に対して入力部９で必要な販売情報、すなわち、
商品の指定や表示装置３に対してどの様な表示を行うの
か決定される。本実施例では、食券などの販売を行う券
売機として構成されており、例えばロール状の印刷用紙
に発券部２１の内部で商品の食券を印刷して搬出口５か
ら搬出するように構成される。印刷内容は、メモリ１３
から呼び出して特定のものを販売情報として制御部８に
取り込むと便利である。

【００１５】この発券部２１は、券売機の場合ロール紙
に所定事項を印刷して商品とするが、商品が煙草などの
商品の場合は、多数の商品を複数の商品の収容コラムに
区別して収容するもので構成されることになる。そし
て、これらの商品の収容は、既存の技術で構成できる。

【００１６】制御部８には、販売情報が入力されると、
この販売情報に従って、押ボタン１４が押されたとき、
その押ボタン１４によって動作するスイッチ１５の信号
によって制御部８の内部処理で特定の商品が販売される
よう動作する。

【００１７】例えば、本実施例の券売機で、実際に各種
の商品の内容および価格などが入力されているとして、
押ボタン１４が操作されると、その押ボタン部１４に関
連して制御部８によって指定された商品が発券部２１に
よって印刷され、商品の搬出口５から搬出されることに
なる。この時、制御部８は、マイクロコンピユータによ
る処理で、指定される押しボタン１４の識別と、その押
ボタン１４に関連する発券部２１の印刷内容と、金銭的
処理と、表示部３に対して商品の購入者に識別ができる
ような表示を行わせることなどができるように構成され
ていればよい。従って、入力部９は、これらの入力がで
きるようにキーなどを備えることが必要で、制御部８
は、これらの入力を受け入れて演算できるようにＣＰＵ
を構成することが必要である。これらの実現には、８ま
たは１６ビットのマイクロコンピュータを用いれば容易
に、しかも高速の処理が行える。

【００１８】また、商品が売り切れになる場合があるた
め、この様な場合に商品の販売を規制することが必要に
なるが、例えば、食券の場合は、仕入れ材料から予定販
売数量を入力するなどして当日の販売量を売り切れ監視
部１２によって制御することができる。この他、種類の
販売を深夜の特定の時間帯だけ売り切れ表示して販売の
中止を行うことも可能である。その他、売り切れ監視部
１２を入力部９とは異なる簡単な構造にして、複雑にな
る入力部９の操作で誤った入力を避けるようにするとよ
い。

【００１９】すなち、入力部９は、各種の販売情報を入
力しなければならないため、キー操作も複雑になるが、
売り切れ監視部１２によれば、例えば、特定の商品の販
売を中止したい場合など、その商品の押ボタン１４押し
てから、この売り切れ監視部１２を操作するなどの構成
にすればれ、誰にでも容易に操作ができることになる。
また、メモリ１３は、入力部９から入力するメニュー
などを記憶しておき、入力部９でこのメニューを呼び出
すようにすれば入力が容易になる。また、売り上げの集
計を行うように販売実績などを記憶するように構成して
もよい。そして、メモリ１３を制御部８から取り外せる
ように構成しておくことにより、メモリ１３をＲＯＭな
どで構成すれば任意にメニューを取り込むことができ、
好みのものを用いることができ、商品が食券の場合と煙
草の場合など、まったく異なる時にそれぞれに適合する
メニューを備えることができる。

【００２０】ディスプレー３は、押ボタン１４を押した
とき動作するスイッチ１５が備えられているが、このス
イッチ１５に代えて、押ボタン１４に手で触れるだけで
動作する静電スイッチなどを構成してもよく、また、押
しボタン１４が押されて所定の動作をした場合、動作を
確認するための音が出るように構成してもよく、ディス
プレー３の表示を変えてもよい。

【００２１】また、ディスプレー３は、制御部８からの
信号で、熱い商品などは、湯気の状態を動くように構成
して、ホットであることを表示することができ、リアル
な表現ができる。そして、ディスプレー３にカラー液晶
などを用いると配色の関係や、写真のように色の表示が
できるので都合がよくなる。

【００２２】

【発明の効果】本発明によれば、販売の情報を制御部に
よって収束し、ディスプレーによって商品の内容を表示
し、このディスプレーを制御部で制御することができる
ため、販売する商品の変更などの場合、制御部の入力部
を操作することのみで容易に行うことができ、頻繁に販
売する商品の変更を行う場合などは、極めて便利であ
り、また、変更の設定の誤りが少なくなり、しかも、従
来の陳列商品や押ボタン、売り切れ表示部など一種の商
品のために複数要したものがディスプレーに集約される
ため、極めて合理的な自動販売機を構成することがで
き、その効果は極めて大きいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例による自動販売機の正面図で
ある。

【図２】ディスプレーの一実施例を示した要部の正面図
である。

【図３】制御部を中心にした構成を示す図である。

【図４】ディスプレーの一実施例による縦断面図であ
る。

【図５】本発明の自動販売機の内部の構造を示す要部の
概略図である。

【符号の説明】

１……箱体 ３……ディスプレー ８……制御部 ９……入力部 １０……出力部 １２……売り切れ監視部 １３……メモリ １４……押ボタン １５……スイッチ １６……表示部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】異なる商品を識別できると共に任意の商品
   を選択することができるスイッチを複数備える自動販売
   機において、 文字などの表示ができるディスプレーを複数備え、 このディスプレーに関連して動作するスイッチを備え、 販売部および前記ディスプレーを制御することができる
   制御部を備え、 この制御部に販売方式などを入力することができる入力
   部を備え、 この入力部によって前記販売部で販売する商品を設定す
   ると共に前記ディスプレーに商品および価格などの販売
   情報を表示させ、かつ前記スイッチで関連するディスプ
   レーの表示する商品を販売することを特徴とする自動販
   売機。