JPH06145845A - 焼結摩擦材 - Google Patents
焼結摩擦材Info
- Publication number
- JPH06145845A JPH06145845A JP4317756A JP31775692A JPH06145845A JP H06145845 A JPH06145845 A JP H06145845A JP 4317756 A JP4317756 A JP 4317756A JP 31775692 A JP31775692 A JP 31775692A JP H06145845 A JPH06145845 A JP H06145845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- friction material
- sintered
- friction
- hard particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
- Manufacture Of Alloys Or Alloy Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クラッチやブレーキ等に使用する青銅系乾式
焼結摩擦機である乾式摺動摩擦条件下において、高い摩
擦係数を安定して確保でき、相手材を攻撃することなく
摩擦量も少なく、また相手材と焼付きを生じない焼結摩
擦材である。 【構成】 焼結摩擦材料は青銅(ブロンズ)系焼結合金
を母合金とし、Cu−Sn系合金と固体潤滑成分からな
り、Cu−Sn系合金は、重量比率でSn:3〜20%
を含有し、残部が実質的にCuおよび不可避的不純物か
らなる組成のCu合金素地中に平均粒径1〜80μmの
硬質粒子が重量比率で3〜20%が均一に分散されて形
成され、又さらに30μm以下の空孔を1〜30容量%
にコントロールすることにより、耐焼付き性に優れてお
り、比較的高い摩擦係数を安定して確保することがで
き、しかも相手材に対する攻撃性が極めて少ないため、
クラッチやブレーキ等の乾式摩擦材料へ適用できる。
焼結摩擦機である乾式摺動摩擦条件下において、高い摩
擦係数を安定して確保でき、相手材を攻撃することなく
摩擦量も少なく、また相手材と焼付きを生じない焼結摩
擦材である。 【構成】 焼結摩擦材料は青銅(ブロンズ)系焼結合金
を母合金とし、Cu−Sn系合金と固体潤滑成分からな
り、Cu−Sn系合金は、重量比率でSn:3〜20%
を含有し、残部が実質的にCuおよび不可避的不純物か
らなる組成のCu合金素地中に平均粒径1〜80μmの
硬質粒子が重量比率で3〜20%が均一に分散されて形
成され、又さらに30μm以下の空孔を1〜30容量%
にコントロールすることにより、耐焼付き性に優れてお
り、比較的高い摩擦係数を安定して確保することがで
き、しかも相手材に対する攻撃性が極めて少ないため、
クラッチやブレーキ等の乾式摩擦材料へ適用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、青銅系乾式焼結摩擦材
に関するものであり、耐焼付き性に優れており、比較的
高い摩擦係数を安定して確保することができ、しかも相
手材に対する攻撃性が極めて少ないため、クラッチやブ
レーキ等の乾式摩擦材料へ適用できる。
に関するものであり、耐焼付き性に優れており、比較的
高い摩擦係数を安定して確保することができ、しかも相
手材に対する攻撃性が極めて少ないため、クラッチやブ
レーキ等の乾式摩擦材料へ適用できる。
【0002】
【従来の技術】近年、乾式下で使用される摩擦クラッチ
およびブレーキ用材料としてアスベスト系摩擦材料に代
わり青銅系焼結合金が開発されており、例えば特開昭5
8−157928号「乾式焼結摩擦材料」においては青
銅系焼結合金で高い摩擦係数を得るために硬質粒子を添
加している。
およびブレーキ用材料としてアスベスト系摩擦材料に代
わり青銅系焼結合金が開発されており、例えば特開昭5
8−157928号「乾式焼結摩擦材料」においては青
銅系焼結合金で高い摩擦係数を得るために硬質粒子を添
加している。
【0003】しかしながら、これらの焼結材料では合金
中に分散している硬質粒子と素地との間には反応層がな
く、隙間が存在する。そのため、高速・高荷重の摺動条
件下では摩擦時に素地から硬質粒子が脱落するために高
い摩擦係数を安定して確保することができなくなり、ま
た脱落部を起点として相手材と焼付きを生じ、さらには
脱落粒子のかみ込みや相手材を攻撃するといった問題が
ある。
中に分散している硬質粒子と素地との間には反応層がな
く、隙間が存在する。そのため、高速・高荷重の摺動条
件下では摩擦時に素地から硬質粒子が脱落するために高
い摩擦係数を安定して確保することができなくなり、ま
た脱落部を起点として相手材と焼付きを生じ、さらには
脱落粒子のかみ込みや相手材を攻撃するといった問題が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
を克服するため、摩擦係数を向上させることを目的に添
加する硬質粒子をCu−Sn系合金中に均一に分散さ
せ、且つ分散硬質粒子と素地の界面に反応層を形成する
ことにより摺動時に素地から硬質粒子が脱落することを
抑制することが課題である。
を克服するため、摩擦係数を向上させることを目的に添
加する硬質粒子をCu−Sn系合金中に均一に分散さ
せ、且つ分散硬質粒子と素地の界面に反応層を形成する
ことにより摺動時に素地から硬質粒子が脱落することを
抑制することが課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述の問題を解決するために種々の実験・検討を行った
結果、乾式摺動摩擦条件下において高い摩擦係数を安定
して確保できるため、相手材を攻撃することが無く、し
かも摩耗量も少なく、更に相手材と焼付きを生じないよ
うな焼結摩擦材を開発した。
上述の問題を解決するために種々の実験・検討を行った
結果、乾式摺動摩擦条件下において高い摩擦係数を安定
して確保できるため、相手材を攻撃することが無く、し
かも摩耗量も少なく、更に相手材と焼付きを生じないよ
うな焼結摩擦材を開発した。
【0006】その具体的な合金組成および空孔量は本発
明によれば以下のとおりである。
明によれば以下のとおりである。
【0007】本発明の焼結摩擦材は、青銅(ブロンズ)
系焼結合金を母合金とする焼結摩擦材料において、重量
比率でSn:3〜20%を含有し、残部が実質的にCu
および不可避的不純物からなる組成のCu合金素地中に
平均粒径1〜80μmの硬質粒子が重量比率で3〜20
%均一に分散されたCu−Sn系合金と固体潤滑成分か
らなることを特徴とする焼結摩擦材である。
系焼結合金を母合金とする焼結摩擦材料において、重量
比率でSn:3〜20%を含有し、残部が実質的にCu
および不可避的不純物からなる組成のCu合金素地中に
平均粒径1〜80μmの硬質粒子が重量比率で3〜20
%均一に分散されたCu−Sn系合金と固体潤滑成分か
らなることを特徴とする焼結摩擦材である。
【0008】上記硬質粒子は、Cu−Sn系合金粉末を
水アトマイズ法によって作る場合には窒化物もしくはF
e系金属間化合物の少なくとも1種または2種以上で構
成し市販粉末をメカニカルアロイング法,メカニカルグ
ランディング法または造粒法で作る場合は酸化物、窒化
物、炭化物、ほう化物およびFe系金属間化合物のうち
少なくとも1種または2種以上からなる構成とする。
水アトマイズ法によって作る場合には窒化物もしくはF
e系金属間化合物の少なくとも1種または2種以上で構
成し市販粉末をメカニカルアロイング法,メカニカルグ
ランディング法または造粒法で作る場合は酸化物、窒化
物、炭化物、ほう化物およびFe系金属間化合物のうち
少なくとも1種または2種以上からなる構成とする。
【0009】またCu−Sn系合金は水アトマイズ法の
場合、平均粒径100μm以下とし急冷凝固噴霧によっ
て硬質粒子を均一に分散させ合金化する。メカニカルア
ロイング法、メカニカルグランディング法または造粒法
等によって粉末を作る場合、硬質粒子をCu−Sn系合
金粉末もしくはCuとSnの混合粉末と機械的に合金化
することでそれら硬質粒子がCu−Sn系合金素地中に
均一に分散させる。これらの粉末に固体潤滑成分を加え
る。この固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 またはCaF2
のうち少なくとも1種以上からなり全体の1〜5重量%
を構成するようにする。このような組成からなるCu−
Sn系焼結合金は30μm以下の大きさの空孔が1〜3
0容量%均一に分布した組織を有する。
場合、平均粒径100μm以下とし急冷凝固噴霧によっ
て硬質粒子を均一に分散させ合金化する。メカニカルア
ロイング法、メカニカルグランディング法または造粒法
等によって粉末を作る場合、硬質粒子をCu−Sn系合
金粉末もしくはCuとSnの混合粉末と機械的に合金化
することでそれら硬質粒子がCu−Sn系合金素地中に
均一に分散させる。これらの粉末に固体潤滑成分を加え
る。この固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 またはCaF2
のうち少なくとも1種以上からなり全体の1〜5重量%
を構成するようにする。このような組成からなるCu−
Sn系焼結合金は30μm以下の大きさの空孔が1〜3
0容量%均一に分布した組織を有する。
【0010】次に、合金組成および空孔量を上記の如く
設定した理由について説明する。
設定した理由について説明する。
【0011】Sn SnはCuと共に本合金の素地を形成し、合金の高温強
度および靭性を向上させる作用があり、また、高温での
相手材との耐焼付き性を向上させる作用がある。添加量
が3重量%未満ではそれらの効果がなく、また20重量
%を越えて添加すると硬くて脆い相が析出するために強
度、靭性を低下させる。そこでSnの含有量は3〜20
重量%と設定した。
度および靭性を向上させる作用があり、また、高温での
相手材との耐焼付き性を向上させる作用がある。添加量
が3重量%未満ではそれらの効果がなく、また20重量
%を越えて添加すると硬くて脆い相が析出するために強
度、靭性を低下させる。そこでSnの含有量は3〜20
重量%と設定した。
【0012】硬質粒子 硬質粒子は本焼結合金の素地中に均一に分散して乾式摩
擦条件下において常温および高温での相手材との凝着発
生を抑制して耐焼付き性を向上させると共に相手材素地
表面と直接接触して摩擦係数を大きくし、耐摩耗性を向
上させる効果を有する。
擦条件下において常温および高温での相手材との凝着発
生を抑制して耐焼付き性を向上させると共に相手材素地
表面と直接接触して摩擦係数を大きくし、耐摩耗性を向
上させる効果を有する。
【0013】その大きさおよび添加量の影響に関しては
次に示すとおりである。平均粒径が1μm未満および含
有量3重量%未満ではその効果はなく、また平均粒径が
80μmを越えるか、またはその含有量が20重量%を
越えると硬質粒子が亀裂発生の起点となりやすく、その
結果、合金の強度・靭性を低下させ、また、相手攻撃性
の観点からもこのような範囲での窒化物の添加は相手材
を激しく摩耗させるため、好ましくない。
次に示すとおりである。平均粒径が1μm未満および含
有量3重量%未満ではその効果はなく、また平均粒径が
80μmを越えるか、またはその含有量が20重量%を
越えると硬質粒子が亀裂発生の起点となりやすく、その
結果、合金の強度・靭性を低下させ、また、相手攻撃性
の観点からもこのような範囲での窒化物の添加は相手材
を激しく摩耗させるため、好ましくない。
【0014】そこで合金中の硬質粒子は平均粒径;1〜
80μmとし、且つ合計含有量は3〜20重量%が適切
である。尚、本発明の合金素地中に均一に分散する硬質
粒子である酸化物、窒化物、炭化物、ほう化物およびF
e系金属間化合物の具体的な成分は以下の通りである。
80μmとし、且つ合計含有量は3〜20重量%が適切
である。尚、本発明の合金素地中に均一に分散する硬質
粒子である酸化物、窒化物、炭化物、ほう化物およびF
e系金属間化合物の具体的な成分は以下の通りである。
【0015】酸化物;Al2 O3 ,MgO,ZrO2 ,
SiO2 窒化物;Si3 N4 ,TiN,CrN,AlN,WN 炭化物;SiC,TiC,CrC,ZrC,WC ほう化物;TiB,ZrB,CrB Fe系金属間化合物;Fe−Mo,Fe−Cr,Fe−
W,Fe−Ti
SiO2 窒化物;Si3 N4 ,TiN,CrN,AlN,WN 炭化物;SiC,TiC,CrC,ZrC,WC ほう化物;TiB,ZrB,CrB Fe系金属間化合物;Fe−Mo,Fe−Cr,Fe−
W,Fe−Ti
【0016】ただし水アトマイズによって噴霧急冷凝固
させる場合にはCu−Sn母材溶湯と硬質粒子との界面
の反応層を形成しうる窒化物およびFe系金属間化合物
から硬質粒子成分を選ぶ。これら硬質粒子が摺動時に素
地から脱落するとその脱落部を起点として相手材と移着
・凝着をおこして焼付きが発生したり、また脱落粒子が
相手材にかみ込むことで相手材を摩耗・損傷させる。よ
って、このような現象を抑えて、安定して高い摩擦係数
を確保するには硬質粒子を素地中に均一に分散させて且
つそれら粒子の脱落を抑制する必要がある。
させる場合にはCu−Sn母材溶湯と硬質粒子との界面
の反応層を形成しうる窒化物およびFe系金属間化合物
から硬質粒子成分を選ぶ。これら硬質粒子が摺動時に素
地から脱落するとその脱落部を起点として相手材と移着
・凝着をおこして焼付きが発生したり、また脱落粒子が
相手材にかみ込むことで相手材を摩耗・損傷させる。よ
って、このような現象を抑えて、安定して高い摩擦係数
を確保するには硬質粒子を素地中に均一に分散させて且
つそれら粒子の脱落を抑制する必要がある。
【0017】そこで、上記の硬質粒子をCu−Sn系合
金の溶湯中に均一に分散させ、Cu−Sn合金との界面
に反応層を形成させたCu−Sn母合金を水アトマイズ
するかまたは硬質粒子をCu−Sn系合金粉末もしくは
CuとSnの混合粉末と機械的に合金化することで硬質
粒子をCu−Sn系合金素地中に均一に分散させること
ができ、且つ素地のCu−Sn合金と硬質粒子の界面に
反応層を形成させることで硬質粒子を素地中に強固に固
定できる。
金の溶湯中に均一に分散させ、Cu−Sn合金との界面
に反応層を形成させたCu−Sn母合金を水アトマイズ
するかまたは硬質粒子をCu−Sn系合金粉末もしくは
CuとSnの混合粉末と機械的に合金化することで硬質
粒子をCu−Sn系合金素地中に均一に分散させること
ができ、且つ素地のCu−Sn合金と硬質粒子の界面に
反応層を形成させることで硬質粒子を素地中に強固に固
定できる。
【0018】水アトマイズ合金粉末の場合には平均粒径
が100μmを越えると溶湯からの冷却速度が103 ℃
/秒よりも小さくなるため、アトマイズ粉が凝固する際
に素地中のα相の外周にSnが偏析し、その結果焼結後
の合金の耐焼き付き性および強度・靭性が低下する。従
って100μm以下とする必要がある。
が100μmを越えると溶湯からの冷却速度が103 ℃
/秒よりも小さくなるため、アトマイズ粉が凝固する際
に素地中のα相の外周にSnが偏析し、その結果焼結後
の合金の耐焼き付き性および強度・靭性が低下する。従
って100μm以下とする必要がある。
【0019】機械的合金化法の場合、具体的にはメカニ
カルアロイング法やメカニカルグランディング法更には
造粒法等の機械的合金化手法を適用することにより初め
て硬質粒子が素地中に均一に分散し、しかも摺動時にそ
れら粒子が脱落しないようなCu−Sn合金粉末が得ら
れる。
カルアロイング法やメカニカルグランディング法更には
造粒法等の機械的合金化手法を適用することにより初め
て硬質粒子が素地中に均一に分散し、しかも摺動時にそ
れら粒子が脱落しないようなCu−Sn合金粉末が得ら
れる。
【0020】固体潤滑成分 固体潤滑成分は乾式摩擦条件下において相手材に対する
攻撃性を改善すると共に高温状態での摩擦係数を安定さ
せる効果があり、これにより摺動面間の潤滑性を改善す
ることができ、また摺動時の鳴き発生が抑制できる。
攻撃性を改善すると共に高温状態での摩擦係数を安定さ
せる効果があり、これにより摺動面間の潤滑性を改善す
ることができ、また摺動時の鳴き発生が抑制できる。
【0021】Cu−Sn系焼結合金においてこれらの効
果を有する固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 およびCaF
2 である。これらは粉末として混合しやすくまた経済的
にも問題がなく、一方、他の潤滑成分では例えば、Pb
はCu−Sn合金製軸受けにおいて使用されるが、素地
と化合物を生成せずに微粒子としてα相のデンドライト
間に存在するため、摩擦材に適用すると摺動時に脱落す
る可能性がある。
果を有する固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 およびCaF
2 である。これらは粉末として混合しやすくまた経済的
にも問題がなく、一方、他の潤滑成分では例えば、Pb
はCu−Sn合金製軸受けにおいて使用されるが、素地
と化合物を生成せずに微粒子としてα相のデンドライト
間に存在するため、摩擦材に適用すると摺動時に脱落す
る可能性がある。
【0022】そこで、固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 お
よびCaF2 を選択した。その含有量は黒鉛、MoS
2 、またはCaF2 のうち少なくとも1種以上で1〜5
重量%が適量である。含有量が1重量%未満では上記の
効果は得られず、また5重量%を越えて添加してもその
効果は向上せず、逆に焼結体の強度・靭性が低下するの
で好ましくない。
よびCaF2 を選択した。その含有量は黒鉛、MoS
2 、またはCaF2 のうち少なくとも1種以上で1〜5
重量%が適量である。含有量が1重量%未満では上記の
効果は得られず、また5重量%を越えて添加してもその
効果は向上せず、逆に焼結体の強度・靭性が低下するの
で好ましくない。
【0023】空孔量 空孔は30μm以下の大きさであり、焼結合金の摺動摩
擦面に均一に分布することで、摺動の際に空孔が変形す
ることにより耐焼付き性および相手材とのなじみ性を改
善する効果がある。空孔の大きさが30μmを越えると
これが亀裂発生の起点となり、焼結体の強度・靭性が著
しく低下する。また、その量が1容量%未満では上記の
効果は少なく、30容量%を越えて分布すると焼結合金
の強度・靭性が低下する。更に空孔が不均一に分布する
と摺動時における相手材とのなじみ性が局所的に低下す
るため、安定した摩擦係数が得られない。従って、本焼
結摩擦材において、空孔は大きさが30μm以下であ
り、且つ摩擦材中に均一に1〜30容量%分布すること
が適切である。
擦面に均一に分布することで、摺動の際に空孔が変形す
ることにより耐焼付き性および相手材とのなじみ性を改
善する効果がある。空孔の大きさが30μmを越えると
これが亀裂発生の起点となり、焼結体の強度・靭性が著
しく低下する。また、その量が1容量%未満では上記の
効果は少なく、30容量%を越えて分布すると焼結合金
の強度・靭性が低下する。更に空孔が不均一に分布する
と摺動時における相手材とのなじみ性が局所的に低下す
るため、安定した摩擦係数が得られない。従って、本焼
結摩擦材において、空孔は大きさが30μm以下であ
り、且つ摩擦材中に均一に1〜30容量%分布すること
が適切である。
【0024】以上のような合金組成・空孔量を有する焼
結摩擦材は、十分な強度・靭性と耐摩耗性および自己潤
滑性を有している。また、乾式摩擦摺動条件下において
通常のCu−Sn系合金では摺動初期の摩擦係数は約
0.2〜0.3程度であり、摩擦進行と共に摩擦係数は
増加・変動し、最終的には相手材と焼付きを生じるのに
対して、本焼結摩擦材は約0.5〜0.7の比較的高い
摩擦係数を安定して保持でき、しかも同一材料や鉄・銅
合金等を相手材とした場合においてもそれらを攻撃する
ことなく、更に相手材と焼付きを生じることがない。
結摩擦材は、十分な強度・靭性と耐摩耗性および自己潤
滑性を有している。また、乾式摩擦摺動条件下において
通常のCu−Sn系合金では摺動初期の摩擦係数は約
0.2〜0.3程度であり、摩擦進行と共に摩擦係数は
増加・変動し、最終的には相手材と焼付きを生じるのに
対して、本焼結摩擦材は約0.5〜0.7の比較的高い
摩擦係数を安定して保持でき、しかも同一材料や鉄・銅
合金等を相手材とした場合においてもそれらを攻撃する
ことなく、更に相手材と焼付きを生じることがない。
【0025】
【実施例】 (実施例1)本発明の焼結摩擦材(硬質粒子が窒化物で
ある場合)および比較材料の合金組成を表1に示す。
尚、(1)〜(9)が本発明の摩擦材料、(10)〜
(20)が比較材料である(空孔量以外は全て重量%で
記す)。その焼結摩擦材料の機械的特性および摩擦試験
結果(摩擦係数、摩擦材および相手材S10C材の摩耗
量)を表2に示す。尚、摩擦試験は図1に示す乾式摩擦
試験機により実施した。
ある場合)および比較材料の合金組成を表1に示す。
尚、(1)〜(9)が本発明の摩擦材料、(10)〜
(20)が比較材料である(空孔量以外は全て重量%で
記す)。その焼結摩擦材料の機械的特性および摩擦試験
結果(摩擦係数、摩擦材および相手材S10C材の摩耗
量)を表2に示す。尚、摩擦試験は図1に示す乾式摩擦
試験機により実施した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】材料(1)〜(9)は本発明の合金であ
り、その機械的特性および摩擦試験結果は良好である。
一方、比較材での試験結果は以下のようである。
り、その機械的特性および摩擦試験結果は良好である。
一方、比較材での試験結果は以下のようである。
【0029】(10) Sn量が1%と少ない為に素地
の強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 (11) Sn量が25%と多い為に素地が著しく硬化
して相手材を攻撃してμ値が増加。 (12) 窒化物の平均粒径が90μmと大きい為に靭
性不足および相手材を攻撃する。 (13) 窒化物の添加量が2%と少ない為に十分なμ
値が得られない。 (14) 窒化物の添加量が30%と多い為に靭性不足
および相手材を攻撃する。 (15) 窒化物の合計添加量が30%と多い為に靭性
不足および相手材を攻撃する。 (16) 固体潤滑剤を含まない為に潤滑不良を生じて
相手材と焼付きを発生する。 (17) 空孔量が0%である為に耐焼付き性が低下し
て相手材と焼付きを生じる。 (18) 空孔量が35%と大きい為に強度靭性が不足
して摩擦材が摩耗する。 (19) 空孔の大きさが平均45μmと大きい為に強
度・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 (20) 窒化物が摺動の際に素地から脱落して相手材
と焼付きを生じる。
の強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 (11) Sn量が25%と多い為に素地が著しく硬化
して相手材を攻撃してμ値が増加。 (12) 窒化物の平均粒径が90μmと大きい為に靭
性不足および相手材を攻撃する。 (13) 窒化物の添加量が2%と少ない為に十分なμ
値が得られない。 (14) 窒化物の添加量が30%と多い為に靭性不足
および相手材を攻撃する。 (15) 窒化物の合計添加量が30%と多い為に靭性
不足および相手材を攻撃する。 (16) 固体潤滑剤を含まない為に潤滑不良を生じて
相手材と焼付きを発生する。 (17) 空孔量が0%である為に耐焼付き性が低下し
て相手材と焼付きを生じる。 (18) 空孔量が35%と大きい為に強度靭性が不足
して摩擦材が摩耗する。 (19) 空孔の大きさが平均45μmと大きい為に強
度・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 (20) 窒化物が摺動の際に素地から脱落して相手材
と焼付きを生じる。
【0030】(実施例2)本発明の焼結摩擦材(硬質粒
子がFe系化合物である場合)および比較材料の合金組
成を表3に示す。尚、(1)〜(9)が本発明の摩擦材
料、(10)〜(20)が比較材料である(空孔量以外
は全て重量%で記す)。その焼結摩擦材料の機械的特性
および摩擦試験結果(摩擦係数、摩擦材および相手材S
10C材の摩耗量)を表4に示す。尚、摩擦試験は図1
に示す乾式摩擦試験機により実施した。
子がFe系化合物である場合)および比較材料の合金組
成を表3に示す。尚、(1)〜(9)が本発明の摩擦材
料、(10)〜(20)が比較材料である(空孔量以外
は全て重量%で記す)。その焼結摩擦材料の機械的特性
および摩擦試験結果(摩擦係数、摩擦材および相手材S
10C材の摩耗量)を表4に示す。尚、摩擦試験は図1
に示す乾式摩擦試験機により実施した。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】材料(1)〜(9)は本発明の合金であ
り、その機械的特性および摩擦試験結果は良好である。
一方、比較材での試験結果は以下のようである。
り、その機械的特性および摩擦試験結果は良好である。
一方、比較材での試験結果は以下のようである。
【0034】(10) Sn量が1%と少ない為に素地
の強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 (11) Sn量が25%と多い為に素地が著しく硬化
して相手材を攻撃してμ値が増加。 (12) 硬質粒子の平均粒径が90μmと大きい為に
靭性不足および相手材を攻撃する。 (13) 硬質粒子の添加量が2%と少ない為に十分な
μ値が得られない。 (14) 硬質粒子の添加量が30%と多い為に靭性不
足および相手材を攻撃する。 (15) 硬質粒子の合計添加量が30%と多い為に靭
性不足および相手材を攻撃する。 (16) 固体潤滑剤を含まない為に潤滑不良を生じて
相手材と焼付きを発生する。 (17) 空孔量が0%である為に耐焼付き性が低下し
て相手材と焼付きを生じる。 (18) 空孔量が25%と大きい為に強度靭性が不足
して摩擦材が摩耗する。 (19) 空孔の大きさが平均45μmと大きい為に強
度・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 (20) 窒化物が摺動の際に素地から脱落して相手材
と焼付きを生じる。
の強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 (11) Sn量が25%と多い為に素地が著しく硬化
して相手材を攻撃してμ値が増加。 (12) 硬質粒子の平均粒径が90μmと大きい為に
靭性不足および相手材を攻撃する。 (13) 硬質粒子の添加量が2%と少ない為に十分な
μ値が得られない。 (14) 硬質粒子の添加量が30%と多い為に靭性不
足および相手材を攻撃する。 (15) 硬質粒子の合計添加量が30%と多い為に靭
性不足および相手材を攻撃する。 (16) 固体潤滑剤を含まない為に潤滑不良を生じて
相手材と焼付きを発生する。 (17) 空孔量が0%である為に耐焼付き性が低下し
て相手材と焼付きを生じる。 (18) 空孔量が25%と大きい為に強度靭性が不足
して摩擦材が摩耗する。 (19) 空孔の大きさが平均45μmと大きい為に強
度・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 (20) 窒化物が摺動の際に素地から脱落して相手材
と焼付きを生じる。
【0035】(実施例3)本発明の焼結摩擦材および比
較材料の合金組成を表5及び表6に示す。尚、表5の1
〜17が本発明の摩擦材料、表6の18〜28が比較材
料である(空孔量以外は全て重量%で記す)。その焼結
摩擦材料の機械的特性および摩擦試験結果(摩擦係数、
摩擦材および相手材S10C材の摩耗量)を表7に示
す。尚、摩擦試験は図1に示す乾式摩擦試験機により実
施した。
較材料の合金組成を表5及び表6に示す。尚、表5の1
〜17が本発明の摩擦材料、表6の18〜28が比較材
料である(空孔量以外は全て重量%で記す)。その焼結
摩擦材料の機械的特性および摩擦試験結果(摩擦係数、
摩擦材および相手材S10C材の摩耗量)を表7に示
す。尚、摩擦試験は図1に示す乾式摩擦試験機により実
施した。
【0036】
【表5】
【0037】
【表6】
【0038】
【表7】
【0039】材料1〜17は本発明の合金であり、その
機械的特性および摩擦試験結果は良好である。一方、比
較材での試験結果は以下のようである。
機械的特性および摩擦試験結果は良好である。一方、比
較材での試験結果は以下のようである。
【0040】18:Sn量が1%と少ないために素地の
強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 19:Sn量が30%と多いために素地が著しく硬化し
て相手材を攻撃してμ値が増加。 20:硬質粒子の平均粒径が100μmと大きいために
靭性不足および相手材を攻撃する。 21:硬質粒子が含まれていないために十分なμ値が得
られない。 22・23:硬質粒子が35%と多いために靭性不足お
よび相手材を攻撃する。 24:固体潤滑剤を含まないために潤滑不良を生じて相
手材と焼付きを発生する。 25:空孔量が0%であるために耐焼付き性が低下して
相手材と焼付きを生じる。 26:空孔量が35%と大きいために強度靭性が不足し
て摩擦材が摩耗する。 27:空孔の大きさが平均45μmと大きいために強度
・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 28:機械的合金化手法を行わず、単に所定成分を有す
る各粉末を混合のみした後、焼結したために硬質粒子と
素地との反応層が形成されずに摺動の際に硬質粒子が素
地から脱落して相手材と焼付きを生じる。
強度不足により摩擦材が摩耗してμ値が増加。 19:Sn量が30%と多いために素地が著しく硬化し
て相手材を攻撃してμ値が増加。 20:硬質粒子の平均粒径が100μmと大きいために
靭性不足および相手材を攻撃する。 21:硬質粒子が含まれていないために十分なμ値が得
られない。 22・23:硬質粒子が35%と多いために靭性不足お
よび相手材を攻撃する。 24:固体潤滑剤を含まないために潤滑不良を生じて相
手材と焼付きを発生する。 25:空孔量が0%であるために耐焼付き性が低下して
相手材と焼付きを生じる。 26:空孔量が35%と大きいために強度靭性が不足し
て摩擦材が摩耗する。 27:空孔の大きさが平均45μmと大きいために強度
・靭性が不足して摩擦材が摩耗する。 28:機械的合金化手法を行わず、単に所定成分を有す
る各粉末を混合のみした後、焼結したために硬質粒子と
素地との反応層が形成されずに摺動の際に硬質粒子が素
地から脱落して相手材と焼付きを生じる。
【0041】
【発明の効果】本発明の青銅基焼結摩擦材においては乾
式摩擦摺動条件において約0.5〜0.7の比較的高い
摩擦係数を安定して保持でき、しかも同一材料や鉄・銅
合金等を相手材とした場合においてもそれらを攻撃する
ことなく、更に相手材と焼付きを生じることがない。ま
た、十分な強度・靭性を有している。そのため、コンプ
レッサー用クラッチ材や自動車・バイク等のブレーキ摩
擦材として使用できる。
式摩擦摺動条件において約0.5〜0.7の比較的高い
摩擦係数を安定して保持でき、しかも同一材料や鉄・銅
合金等を相手材とした場合においてもそれらを攻撃する
ことなく、更に相手材と焼付きを生じることがない。ま
た、十分な強度・靭性を有している。そのため、コンプ
レッサー用クラッチ材や自動車・バイク等のブレーキ摩
擦材として使用できる。
【図1】本発明の摩擦試験を実施する乾式摩擦試験機の
説明図である。
説明図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 青銅(ブロンズ)系焼結合金を母合金と
する焼結摩擦材料において、重量比率でSn:3〜20
%を含有し、残部が実質的にCuおよび不可避的不純物
からなる組成のCu合金素地中に平均粒径1〜80μm
の硬質粒子が重量比率で3〜20%均一に分散されたC
u−Sn系合金と固体潤滑成分からなることを特徴とす
る焼結摩擦材。 - 【請求項2】 平均粒径100μm以下の水アトマイズ
法によって急冷凝固合金化されたCu−Sn系合金粉末
を原料粉末とすることを特徴とする請求項1記載の焼結
摩擦材。 - 【請求項3】 硬質粒子がSi窒化物、Ti窒化物、C
r窒化物、W窒化物、Al窒化物およびFe系金属間化
合物のうち少なくとも1種または2種以上からなること
を特徴とする請求項2記載の焼結摩擦材。 - 【請求項4】 Cu−Sn系合金はメカニカルアロイン
グ法、メカニカルグランディング法または造粒法等によ
り硬質粒子をCu−Sn系合金粉末もしくはCuとSn
の混合粉末と機械的に合金化することでそれら硬質粒子
がCu−Sn系合金素地中に均一に分散していることを
特徴とする請求項1記載の焼結摩擦材。 - 【請求項5】 硬質粒子が酸化物、窒化物、炭化物、ほ
う化物およびFe系金属間化合物のうち少なくとも1種
または2種以上からなることを特徴とする請求項4記載
の焼結摩擦材。 - 【請求項6】 固体潤滑成分は黒鉛、MoS2 またはC
aF2 のうち少なくとも1種以上の1〜5重量%を含む
ことを特徴とする請求項1記載の焼結摩擦材。 - 【請求項7】 Cu−Sn系焼結合金は30μm以下の
大きさの空孔が1〜30容量%均一に分布した組織を有
することを特徴とする請求項1記載の焼結摩擦材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317756A JPH06145845A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 焼結摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4317756A JPH06145845A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 焼結摩擦材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06145845A true JPH06145845A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=18091693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4317756A Pending JPH06145845A (ja) | 1992-11-02 | 1992-11-02 | 焼結摩擦材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06145845A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998004756A1 (fr) * | 1996-07-30 | 1998-02-05 | Ndc Company, Ltd. | Materiau de glissement presentant une excellent resistance a l'abrasion |
US5753725A (en) * | 1995-03-08 | 1998-05-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Dry friction material and method of preparing the same |
KR20010061913A (ko) * | 1999-12-30 | 2001-07-07 | 이계안 | 고 내마모성 마찰재의 제조방법 |
WO2010050326A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
WO2015141807A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Ntn株式会社 | 軌道輪および該軌道輪を有する転がり軸受 |
JP2016222964A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 高速鉄道車両用焼結摩擦材とその製造方法 |
CN114561567A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-05-31 | 山东百德瑞轨道交通科技有限公司 | 一种矿用单轨吊设备紧急制动用摩擦材料 |
-
1992
- 1992-11-02 JP JP4317756A patent/JPH06145845A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5753725A (en) * | 1995-03-08 | 1998-05-19 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Dry friction material and method of preparing the same |
WO1998004756A1 (fr) * | 1996-07-30 | 1998-02-05 | Ndc Company, Ltd. | Materiau de glissement presentant une excellent resistance a l'abrasion |
US6197432B1 (en) | 1996-07-30 | 2001-03-06 | Ndc Company, Ltd. | Sliding material having excellent abrasion resistance |
KR20010061913A (ko) * | 1999-12-30 | 2001-07-07 | 이계안 | 고 내마모성 마찰재의 제조방법 |
WO2010050326A1 (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-06 | Ntn株式会社 | 焼結軸受 |
JP2010106306A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Ntn Corp | 焼結軸受 |
WO2015141807A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | Ntn株式会社 | 軌道輪および該軌道輪を有する転がり軸受 |
JP2016222964A (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-28 | 曙ブレーキ工業株式会社 | 高速鉄道車両用焼結摩擦材とその製造方法 |
CN114561567A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-05-31 | 山东百德瑞轨道交通科技有限公司 | 一种矿用单轨吊设备紧急制动用摩擦材料 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0703382B1 (en) | Sintered contact component | |
KR102309320B1 (ko) | 구리 합금, 구리 합금의 용도, 구리 합금을 가지는 베어링, 및 구리 합금으로 이루어진 베어링의 제조 방법 | |
JP2003089831A (ja) | 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材 | |
JP2008280613A (ja) | 銅系焼結摺動材料および複層焼結摺動部材 | |
JP2795374B2 (ja) | 摺動材料 | |
KR0149739B1 (ko) | 소결접동부재 및 그 제조방법 | |
JPH11293368A (ja) | 銅系摺動合金 | |
JP3484444B2 (ja) | 摺動部材 | |
JPH06145845A (ja) | 焼結摩擦材 | |
JPH05179232A (ja) | ブレーキ用焼結金属摩擦材 | |
JPH08245949A (ja) | 乾式摩擦材とその製造方法 | |
JP3042539B2 (ja) | 摺動材料 | |
JP2006037180A (ja) | 耐焼付性に優れたPbフリー銅合金複合摺動材 | |
JP2974738B2 (ja) | 焼結銅系摺動材料 | |
JP3753981B2 (ja) | 摺動特性に優れたアルミニウム合金溶射層及び摺動材料 | |
JP2004018941A (ja) | 銅系焼結摺動部材 | |
JPH07102335A (ja) | 焼結摺動部材 | |
JPH0727156A (ja) | 焼結摩擦材 | |
JPS58113335A (ja) | 自己潤滑性耐摩耗焼結銅合金およびその製造方法 | |
JPH04191343A (ja) | 自己潤滑摺動材料 | |
JPH11158568A (ja) | 耐摩耗性および摺動特性に優れる銅合金およびその製造方法 | |
JP2006037179A (ja) | 耐焼付性に優れたPbフリー銅合金系複合摺動材 | |
JPH0835026A (ja) | 銅系焼結摺動材料 | |
JPS6335692B2 (ja) | ||
KR0118771B1 (ko) | Cu기 소결합금 마찰재 |