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JPH058032Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH058032Y2
JPH058032Y2 JP1987036197U JP3619787U JPH058032Y2 JP H058032 Y2 JPH058032 Y2 JP H058032Y2 JP 1987036197 U JP1987036197 U JP 1987036197U JP 3619787 U JP3619787 U JP 3619787U JP H058032 Y2 JPH058032 Y2 JP H058032Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
tool
tool head
drive shaft
head body
planetary gear
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987036197U
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English (en)
Other versions
JPS63144144U (ja
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Publication date
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Priority to JP1987036197U priority Critical patent/JPH058032Y2/ja
Publication of JPS63144144U publication Critical patent/JPS63144144U/ja
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Publication of JPH058032Y2 publication Critical patent/JPH058032Y2/ja
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  • Drilling And Boring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、マシニングセンタ、ボール盤、フ
ライス盤等の工作機械の主軸にドリル、エンドミ
ル等の工具を取付けるための工具ヘツドに関し、
更に具体的には増速機構を内蔵し、高速加工を可
能にした工具ヘツドに関する。
従来の技術 工作機械の主軸に取付けられる工具ヘツドとし
て、快削鋼、アルミ合金、プラスチツク等、加工
性に優れたワークに対して加工に適するように増
速機構を組込んで高速加工を可能にしたものがあ
る。
かかる工具ヘツドは、第2図に示す如く、工作
機械の主軸101に工具ヘツド本体120の基端
部を嵌合連結してあり、工具ヘツド本体120の
先端部は円筒状に形成されている。この先端部
は、前記工作機械に支持部材150を介して固定
支持されているハウジング130にて包囲されて
回転自在に支持されている。
前記工具ヘツド本体120の先端部には、ドリ
ル等の工具(図示せず)を回転自在に支持する工
具駆動軸160が設けられている。
前記工具駆動軸160の基端側外周面には歯車
136を設けてあり、これと噛合する遊星歯車1
26が工具ヘツド本体120の先端部に回転自在
に設けられている。この遊星歯車126は、工具
ヘツド本体120に設けた取付け穴140内に取
付けたピンに回転自在に支持されており、工作機
械にて回転を防止されたハウジング130の内周
面に設けられた内歯車138と噛合し、工具ヘツ
ド本体120の回転を増速して工具駆動軸160
を回転させる遊星歯車として機能する。
考案が解決しようとする問題点 かかる構成の工具ヘツドにあつては、上記取付
け穴140は、工具ヘツド本体120の先端部に
先端側端面より基端側へ向けて、例えばドリル等
により開設することになるが、深穴であるため切
削抵抗によりドリル等が振動し、その後ボーリン
グ、リーマ等で仕上加工を行うようにしても、前
加工の加工精度の悪さにより加工精度が劣化す
る。従つて、ピン139の軸心が工具ヘツド本体
120の軸心に対して偏心した状態で取付けられ
る虞れがある。
このため、遊星歯車126が前記歯車136、
内歯車138と片当たりし、これらの欠損、騒
音、短命化が招来される。また、工具が振動する
のでこれの寿命を損なうと共に精度の良い切削を
行えないという問題がある。また、工具ヘツド1
20の軸方向に取付け穴140を加工すると、そ
の穴が、工具ヘツド本体120の先端円筒部を軸
方向に貫通し、その先端円筒部が厚くなる。工具
ヘツド本体120の先端円筒部は、その内外にベ
アリングを介して工具駆動軸160とハウジング
130を支持している。これらのベアリングは、
規格品であり、段階的にしか大型化されない。ま
た、遊星歯車126の歯数も、遊星歯車の歯数式
により段階的にしか増加されない。このような状
況下で、工具ヘツド本体120の先端円筒部が厚
くなると、その厚肉化の程度以上にベアリングお
よび遊星歯車126が大型化することとなり、工
具ヘツドの大幅な大型化を招く。
本考案はかかる事情に鑑みてなされたものであ
り、小型で、且つピンの軸心を工具ヘツド本体等
の筒体の軸心に対して正確に位置合わせした状態
でピンを取付けでき、この結果、工具、歯車等の
劣化防止、長命化を図れ、また騒音、振動がなく
切削精度に優れた工具ヘツドを提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 本考案にかかる工具ヘツドは、工作機械の主軸
に連結される工具ヘツド本体の円筒部内側に工具
駆動軸をベアリングを介して支持し、外側にベア
リングを介してハウジングを設けると共に、該ハ
ウジングの内面に設けた内歯車に噛合する複数の
遊星歯車を、工具駆動軸の外面に設けた歯車に噛
合させて、工具ヘツド本体の回転を増速して工具
駆動軸を回転させる工具ヘツドにおいて、前記工
具ヘツド本体の円筒部外周面から開設した取付け
穴に取付けた支持ピンで前記遊星歯車を回転自在
に支持してあることを特徴としている。
作 用 本考案にあつては、取付け穴が工具ヘツド本体
の円筒部外周面側から開設されているため、加工
精度の劣化が防止され、これによりピンの軸心を
筒体の軸心に対して正確に位置合わせした状態で
ピンは取付け穴に設けられ、また万一その取付け
穴が工具ヘツド本体の軸心に対して偏心しても、
シムを敷くなどして、支持ピンが偏心するのを防
ぐことができる。
実施例 以下、この考案に係る工具ヘツドの一実施例を
図面に基づき説明する。第1図は工具ヘツドを工
作機械の主軸に取付けた状態を示す片断面図であ
る。
この工具ヘツド10は、図上左側に位置する基
端側に設けた工具ヘツド本体20と、これの先端
(右端)側に連結したハウジング30と、ハウジ
ング30の外周面に設けた支持部材50とからな
る。
図において、1は工具ヘツド10を取付けた工
作機械の主軸である。この取付けは、工具ヘツド
本体20の基端に設けたテーパシヤンク20aを
主軸1のテーパ穴2に嵌入して行われる。
このとき、同時に支持部材50の位置決めピン
51が工作機械の位置決めブロツク3のピン溝
(又は穴)4が押込まれ、ハウジング30の回り
止めが確実に行われることになる。つまり、これ
で工具ヘツド10の先端にチヤツク(保持)され
た工具ヘツド44のワーク(図示せず)に対する
位置決めが行われる。
図示するように、工具ヘツド本体20の先端部
21は円筒状になつており、この先端部21の円
筒状のハウジング30に嵌挿して両者の連結を行
つている。具体的にはハウジング30の内周面の
基端側に2個並設したボールベアリング32a,
32bで先端部21、つまり工具ヘツド本体20
を回転自在に支持する構成になつている。
これらのボールベアリング32a,32bの取
付けは、ハウジング30の内周面及び先端部21
の外周面に形成されたベアリング受座33にボー
ルベアリング32a,32bをこの順に嵌入し、
スナツプリング35にて係止して行われる。
先端部21の内周面先端側には工具駆動軸40
を回転自在に支持する3個のボールベアリング2
2a,22b,22cを嵌着してある。これらの
ボールベアリング22a,22b,22cの取付
けは、ベアリング受座23にまずボールベアリン
グ22aを嵌入し、ついでスリーブ24a,24
b、ボールブアリング22b,22cをこの順に
嵌入し先端部21の先端に環状押え部材25を取
付けて行われる。
また、この取付けにより、上記工具駆動軸40
はボールベアリング22,22b,22cを介し
て先端部21に支持される。
なお,先端部21の内側に2個のボールベアリ
ング22b,22cを並設したのは、工具44か
らのスラスト力を受持たせるためである。
先端部21の、前記ベアリング受座23からの
少し基端部に偏位した位置に相当する周方向の3
箇所には遊星歯車26をピン27を用いて取付け
てある。(図面では1個の遊星歯車26のみが現
れている)。遊星歯車26はピン27の対応する
外周面に嵌着したボールベアリング28a,28
bにより回転自在になつている。
この遊星歯車26の取付けは、先端部21の外
周面側からその軸心に向けて、例えばフライス加
工、放電加工等により軸長方向に長い取付け穴2
9aを開設し、またこの取付け穴29aに直交さ
せて遊星歯車挿入穴29bを開設し、遊星歯車2
6の軸心部にピン27を挿通させてこのピン27
を取付け穴29aに挿着して行われる。
前記ハウジング30の遊星歯車26と対応する
内周面には遊星歯車26に噛合する内歯車36を
形成してあり、この内歯車36は前記遊星歯車2
6と噛合せしめられている。このため、遊星歯車
26及びピン27は、内歯車36、即ちハウジン
グ30により抜け防止が図られている。
一方、前記工具駆動軸40の遊星歯車26と対
向する外周面には遊星歯車26と噛合する歯車4
1を形成してある。
かかる歯車機構において、主軸1を回転すると
遊星歯車26が主軸1の回転方向と逆向きに内歯
車36上を転動しつつ、歯車41を主軸1と同方
向に回転させることになる。つまり、この歯車機
構は歯車41を太陽歯車とする遊星歯車列を構成
するのである。そして、この遊星歯車列により上
述した如く工具駆動軸40が主軸1に対して増速
された状態で回転することになる。
しかして、上述の遊星歯車列により主軸1に対
して増速された工具駆動軸40の回転が、この先
端にチヤツクされた、例えばドリル、エンドミル
等の工具に伝達されることになる。
なお、本考案は主軸に対して工具駆動軸を所定
角度で傾け、傾斜した加工面を有するワークの加
工に適した、所謂アングルヘツドにも適用でき
る。即ち、この場合は、工具ヘツド本体に連繋し
た伝動軸に対して、例えば90度傾けた中間伝動軸
を介して連結してあり、先端部に工具駆動軸を回
転自在に支持する筒体の外周面に前記同様の取付
け穴を開設し、これに設けたピン遊星歯車を回転
自在に支持することとする。なお、この場合に前
記内歯車は前記筒体を回転自在に支持するハウジ
ングの内周面に形成される。
考案の効果 以上のようにしたこの考案による場合は、取付
け穴が工具ヘツド本体の円筒部外周面側からの開
設により形成されるため、ピン軸心を工具ヘツド
本体或いは筒体の軸心に対して正確に位置合わせ
した状態でピンを取付けでき、これにより遊星歯
車の前記歯車41、内歯車36の片当たりを防止
でき、これらの長命化を図れ、また、工具駆動軸
に保持した工具の振動がなく、これの長命化も図
れ、また振動がなく精度の良い切削が可能となる
等、優れた効果を奏する。また、遊星歯車の支持
ピンを取付ける取付け穴が工具ヘツド本体の円筒
部を軸方向に貫通するのを避けることができるた
め、その円筒部の薄肉化が図られ、1段階あるい
はそれ以上小型のベアリングおよび遊星歯車の使
用が可能になる。従つて、工具ヘツドは、工具ヘ
ツド本体の円筒部が薄肉化された以上に小型化さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る工具ヘツドを主軸に取
付けた状態を示す片断面図、第2図は従来品を同
様に示す片断面図である。 1……主軸、20……工具ヘツド本体、21…
…先端部、26……遊星歯車、27……ピン、2
9a……取付け穴、30……ハウジング、36…
…内歯車、40……工具駆動軸、41……歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作機械の主軸に連結される工具ヘツド本体の
    円筒部内側に工具駆動軸をベアリングを介して支
    持し、外側にベアリングを介してハウジングを設
    けると共に、該ハウジングの内面に設けた内歯車
    に噛合する複数の遊星歯車を、工具駆動軸の外面
    に設けた歯車に噛合させて、工具ヘツド本体の回
    転を増速して工具駆動軸を回転させる工具ヘツド
    において、前記工具ヘツド本体の円筒部外周面か
    ら開設した取付け穴に取付けた支持ピンで前記遊
    星歯車を回転自在に支持してあることを特徴とす
    る工具ヘツド。
JP1987036197U 1987-03-12 1987-03-12 Expired - Lifetime JPH058032Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987036197U JPH058032Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987036197U JPH058032Y2 (ja) 1987-03-12 1987-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS63144144U JPS63144144U (ja) 1988-09-22
JPH058032Y2 true JPH058032Y2 (ja) 1993-03-01

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ID=30846380

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0713948Y2 (ja) * 1989-02-10 1995-04-05 光洋精工株式会社 遊星増速機構内蔵工具アダプタ

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JPS6116243B2 (ja) * 1979-05-10 1986-04-28 Lion Corp

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116243U (ja) * 1984-07-04 1986-01-30 大昭和精機株式会社 面取り用回転工具

Patent Citations (1)

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JPS6116243B2 (ja) * 1979-05-10 1986-04-28 Lion Corp

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JPS63144144U (ja) 1988-09-22

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