JPH0543821A - 室内用水性塗料 - Google Patents
室内用水性塗料Info
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- JPH0543821A JPH0543821A JP22496791A JP22496791A JPH0543821A JP H0543821 A JPH0543821 A JP H0543821A JP 22496791 A JP22496791 A JP 22496791A JP 22496791 A JP22496791 A JP 22496791A JP H0543821 A JPH0543821 A JP H0543821A
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- water
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 たばこの煙、手あか、油煙等で汚染された室
内壁面、天井等を塗装するのに適する室内用水性塗料を
提供する。 【構成】 カルボニル基含有共重合体水分散エマルジョ
ンに、架橋剤として1分子当り少なくとも2個のヒドラ
ジン残基を有するヒドラジド化合物を添加してなる組成
物を樹脂主成分とすることを特徴とする。
内壁面、天井等を塗装するのに適する室内用水性塗料を
提供する。 【構成】 カルボニル基含有共重合体水分散エマルジョ
ンに、架橋剤として1分子当り少なくとも2個のヒドラ
ジン残基を有するヒドラジド化合物を添加してなる組成
物を樹脂主成分とすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たばこの煙、手あか、
油煙等で汚染された室内壁面、天井等を塗装するのに適
する室内用水性塗料に関する。
油煙等で汚染された室内壁面、天井等を塗装するのに適
する室内用水性塗料に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】建築物、一般家屋および車両
等の室内の壁、天井等の塗替は、一般に環境衛生、消防
法等の点から水性エマルジョン塗料が使用されることが
多い。しかし、それら室内面は、たばこの煙、手あか、
油煙等で汚染されている場合が多く、塗装後、塗膜乾燥
までにそれら汚染物が染み出してくる。特に、たばこの
煙等の汚染物は、水溶性の成分が多く、水性エマルジョ
ン塗料を塗装した場合、それが顕著となる。したがっ
て、白または淡彩色仕上げの場合、事実上水系塗料の使
用は困難であり、有機溶剤系塗料をやむなく使用してい
るのが現状である。
等の室内の壁、天井等の塗替は、一般に環境衛生、消防
法等の点から水性エマルジョン塗料が使用されることが
多い。しかし、それら室内面は、たばこの煙、手あか、
油煙等で汚染されている場合が多く、塗装後、塗膜乾燥
までにそれら汚染物が染み出してくる。特に、たばこの
煙等の汚染物は、水溶性の成分が多く、水性エマルジョ
ン塗料を塗装した場合、それが顕著となる。したがっ
て、白または淡彩色仕上げの場合、事実上水系塗料の使
用は困難であり、有機溶剤系塗料をやむなく使用してい
るのが現状である。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、塗装作業
環境改善の見地から、鋭意検討した結果、水性エマルジ
ョン塗料の塗装直後の造膜時のぜい弱さをエマルジョン
の粒子間架橋で補強することにより、汚染壁面に水性エ
マルジョン塗料を塗装した場合前記汚染物の染み出しを
防ぎ得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
環境改善の見地から、鋭意検討した結果、水性エマルジ
ョン塗料の塗装直後の造膜時のぜい弱さをエマルジョン
の粒子間架橋で補強することにより、汚染壁面に水性エ
マルジョン塗料を塗装した場合前記汚染物の染み出しを
防ぎ得ることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0004】かくして本発明に従えば、カルボニル基含
有共重合体水分散エマルジョンに、架橋剤として1分子
当り少なくとも2個のビドラジン残基を有するヒドラジ
ド化合物を添加してなる組成物を樹脂主成分とすること
を特徴とする室内用水性塗料が提供される。
有共重合体水分散エマルジョンに、架橋剤として1分子
当り少なくとも2個のビドラジン残基を有するヒドラジ
ド化合物を添加してなる組成物を樹脂主成分とすること
を特徴とする室内用水性塗料が提供される。
【0005】本発明において使用するカルボニル基を含
有する共重合体水分散エマルジョンは、(a)1分子中
に少なくとも1個のカルボニル基を有する、重合性のカ
ルボニル基含有単量体を0.1〜30重量%、(b)3
〜5個の炭素原子を有するモノオレフィン性不飽和カル
ボン酸、同不飽和カルボン酸アミド、同不飽和カルボン
酸アミドのN−アルキルおよび/又はN−アルキロール
誘導体、モノオレフィン性不飽和カルボン酸よりなる群
から選ばれた単量体を0〜10重量%、並びに(c)ビ
ニル芳香族化合物、アクリル酸の炭素数1〜8個のn−
アルキルエステル、メタクリル酸の炭素数1〜8個のn
−アルキルエステル、飽和カルボン酸のビニルエステ
ル、1,3−ジエン、アクリル酸第三級ブチル、ハロゲ
ン化ビニル、エチレン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルよりなる群から選ばれた単量体を60〜99.
9重量%含有する単量体混合物を分散剤の存在下で乳化
共重合させることにより容易に得られる。
有する共重合体水分散エマルジョンは、(a)1分子中
に少なくとも1個のカルボニル基を有する、重合性のカ
ルボニル基含有単量体を0.1〜30重量%、(b)3
〜5個の炭素原子を有するモノオレフィン性不飽和カル
ボン酸、同不飽和カルボン酸アミド、同不飽和カルボン
酸アミドのN−アルキルおよび/又はN−アルキロール
誘導体、モノオレフィン性不飽和カルボン酸よりなる群
から選ばれた単量体を0〜10重量%、並びに(c)ビ
ニル芳香族化合物、アクリル酸の炭素数1〜8個のn−
アルキルエステル、メタクリル酸の炭素数1〜8個のn
−アルキルエステル、飽和カルボン酸のビニルエステ
ル、1,3−ジエン、アクリル酸第三級ブチル、ハロゲ
ン化ビニル、エチレン、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルよりなる群から選ばれた単量体を60〜99.
9重量%含有する単量体混合物を分散剤の存在下で乳化
共重合させることにより容易に得られる。
【0006】単量体(a)としては、1分子中に少なく
とも1個のカルボニル基を有する重合可能な二重結合を
有する単量体が用いられる。単量体(a)の具体例とし
ては、アクロレイン、ダイアセトンアクリルアミド、ダ
イアセトンメタアクリルアミド、ホルミルスチロール、
4〜7個の炭素原子を有するビニルアルキルケトン(例
えばビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニル
ブチルケトン)等があげられる。特に好ましいのは、ダ
イアセトンアクリルアミド、ダイアセトンメタアクリル
アミドである。
とも1個のカルボニル基を有する重合可能な二重結合を
有する単量体が用いられる。単量体(a)の具体例とし
ては、アクロレイン、ダイアセトンアクリルアミド、ダ
イアセトンメタアクリルアミド、ホルミルスチロール、
4〜7個の炭素原子を有するビニルアルキルケトン(例
えばビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニル
ブチルケトン)等があげられる。特に好ましいのは、ダ
イアセトンアクリルアミド、ダイアセトンメタアクリル
アミドである。
【0007】本発明において使用する1分子当り少なく
とも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジド化合物
は、(d)下記化1で示されるジヒドラジド化合物、
とも2個のヒドラジン残基を有するヒドラジド化合物
は、(d)下記化1で示されるジヒドラジド化合物、
【化1】 H2 N−NH−CO−(CH2 )n −CO−NH−NH2 (n≦8) および/又は、(e)カルボン酸エステル基を有する重
合体をヒドラジン又はヒドラジン水化物(すなわちヒド
ラジンヒドラード)と反応させることにより製造される
ジヒドラジド化合物である。(特公昭52−22878
号公報参照)
合体をヒドラジン又はヒドラジン水化物(すなわちヒド
ラジンヒドラード)と反応させることにより製造される
ジヒドラジド化合物である。(特公昭52−22878
号公報参照)
【0008】上記カルボン酸エステル基を有する重合体
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等の不飽和
カルボン酸と低級アルコールとのエステルに、スチレ
ン、ジビニルベンゼン、イソブチレン等の不飽和単量体
を共重合させることにより得られる。
は、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等の不飽和
カルボン酸と低級アルコールとのエステルに、スチレ
ン、ジビニルベンゼン、イソブチレン等の不飽和単量体
を共重合させることにより得られる。
【0009】本発明において、カルボニル基を含有する
共重合体水分散エマルジョンと、1分子当り少なくとも
2個のヒドラジン残基を有するヒドラジド化合物の配合
割合は、共重合体水性分散液中に含まれる共重合体のカ
ルボニル基の1モルに対して、ヒドラジド化合物のヒド
ラジド残基が、0.02〜3モル、好ましくは0.1〜
2モルになる割合である。
共重合体水分散エマルジョンと、1分子当り少なくとも
2個のヒドラジン残基を有するヒドラジド化合物の配合
割合は、共重合体水性分散液中に含まれる共重合体のカ
ルボニル基の1モルに対して、ヒドラジド化合物のヒド
ラジド残基が、0.02〜3モル、好ましくは0.1〜
2モルになる割合である。
【0010】本発明において特に最も好ましい樹脂主成
分は、特願平2−417019号に示した組成物で、塗
料安定性、耐水性等の塗膜性能、汚染物の染み止め性に
すぐれる。
分は、特願平2−417019号に示した組成物で、塗
料安定性、耐水性等の塗膜性能、汚染物の染み止め性に
すぐれる。
【0011】さらに本発明において塗料を製造するにあ
たって、(f)チタン白等の無機着色顔料、カーボン等
の有機着色顔料、炭酸カルシウム、タルク、クレー、マ
イカ粉、パライトなどの体質顔料等から適宜選択した顔
料のPVC(顔料体積濃度(%)を意味し、下記数1で
表わされる数値)が
たって、(f)チタン白等の無機着色顔料、カーボン等
の有機着色顔料、炭酸カルシウム、タルク、クレー、マ
イカ粉、パライトなどの体質顔料等から適宜選択した顔
料のPVC(顔料体積濃度(%)を意味し、下記数1で
表わされる数値)が
【数1】 70%以下になる量を、ヘキサメタリン酸などのような
縮合リン酸のカリウム、ナトリウム又はアンモニウム
塩、通常の陰イオン性又は非イオン性の界面活性剤等の
顔料分散剤、水系消泡剤、増粘剤等を適宜配合し、水分
散し、さらに本発明の樹脂主成分、(g)テキサノー
ル、ミネラルスピリット、ブチルカルビトールアセテー
ト、ジブチルフタレート、等の造膜助剤、アンモニア等
のpH調整剤、を加え塗料化する。尚、(h)エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、メチルアルコール、エチルアルコール等の凍結防
止剤も適宜加えることができる。
縮合リン酸のカリウム、ナトリウム又はアンモニウム
塩、通常の陰イオン性又は非イオン性の界面活性剤等の
顔料分散剤、水系消泡剤、増粘剤等を適宜配合し、水分
散し、さらに本発明の樹脂主成分、(g)テキサノー
ル、ミネラルスピリット、ブチルカルビトールアセテー
ト、ジブチルフタレート、等の造膜助剤、アンモニア等
のpH調整剤、を加え塗料化する。尚、(h)エチレン
グリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコ
ール、メチルアルコール、エチルアルコール等の凍結防
止剤も適宜加えることができる。
【0012】本発明において使用する顔料(f)は、塗
料中PVC70%以下となるように配合するのが好まし
く、さらに好ましくは、20〜60%が良い。PVC7
0%以上であると、塗膜のち密性が著しく低下し、前記
汚染物の上へ塗装した際十分な染み止め効果が発揮でき
ない。また、20%以下であると、塗膜の隠ぺい性が低
下し、素地を十分隠ぺいすることがむずかしくなる。
料中PVC70%以下となるように配合するのが好まし
く、さらに好ましくは、20〜60%が良い。PVC7
0%以上であると、塗膜のち密性が著しく低下し、前記
汚染物の上へ塗装した際十分な染み止め効果が発揮でき
ない。また、20%以下であると、塗膜の隠ぺい性が低
下し、素地を十分隠ぺいすることがむずかしくなる。
【0013】また、本発明においては、造膜助剤
(g)、凍結防止剤(h)のように、比較的前記汚染物
との相溶性に良いものは添加量を少なくすることが望ま
しいが、(g)では塗料中5重量%以下、(h)では塗
料中3重量%以下の量であれば特に問題はない。
(g)、凍結防止剤(h)のように、比較的前記汚染物
との相溶性に良いものは添加量を少なくすることが望ま
しいが、(g)では塗料中5重量%以下、(h)では塗
料中3重量%以下の量であれば特に問題はない。
【0014】本発明の塗料製造方法は特別なものではな
く、それ自体公知の方法で行うことができる。すなわ
ち、上記顔料分散組成物を、通常のかく拌器、ロール、
サンドミル、ボールミル等の分散機器で分散し、さらに
樹脂主成分であるエマルジョン、上記添加剤を加え、通
常のかく拌器で混合することにより製造できる。
く、それ自体公知の方法で行うことができる。すなわ
ち、上記顔料分散組成物を、通常のかく拌器、ロール、
サンドミル、ボールミル等の分散機器で分散し、さらに
樹脂主成分であるエマルジョン、上記添加剤を加え、通
常のかく拌器で混合することにより製造できる。
【0015】本発明の塗料による塗装は、特に塗装器具
を制限するものではない。すなわち、一般的に使用され
る、刷毛、ローラー、エアースプレー、エアレススプレ
ー等、いずれの場合も問題はない。
を制限するものではない。すなわち、一般的に使用され
る、刷毛、ローラー、エアースプレー、エアレススプレ
ー等、いずれの場合も問題はない。
【0016】本発明塗料は、たばこの煙、手あか、油煙
等で汚染された壁面天井等に塗装した場合、淡彩色仕上
げでも問題なく、優れた染み止め効果を示す。また、本
発明塗料は、乾燥性が速く、また付着性、耐水性等にも
優れるため、室内一般の塗装はもちろん、風呂場、台所
等の水回り部、建築外部塗装にも適する。
等で汚染された壁面天井等に塗装した場合、淡彩色仕上
げでも問題なく、優れた染み止め効果を示す。また、本
発明塗料は、乾燥性が速く、また付着性、耐水性等にも
優れるため、室内一般の塗装はもちろん、風呂場、台所
等の水回り部、建築外部塗装にも適する。
【0017】さらに、本発明塗料は、前記汚染物の染み
止め性に優れることから、本塗料を下塗り塗料として用
い、しかる後に他の上塗り塗料を塗装しても全く問題は
ない。
止め性に優れることから、本塗料を下塗り塗料として用
い、しかる後に他の上塗り塗料を塗装しても全く問題は
ない。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳細に説
明する。特にことわらないかぎりすべての部および%は
重量部および重量%を示す。
明する。特にことわらないかぎりすべての部および%は
重量部および重量%を示す。
【0019】1.水性エマルジョンの製造例 製造例1.2リットルの4つ口フラスコに脱イオン水2
32部、Newcol707SF(日本乳化剤製、固形
分30%)2.3部を加え、窒素置換後、80℃に保
つ。下記組成のプレエマルジョンを滴下する直前に0.
7部の過硫酸アンモニウムを加え、プレエマルジョンを
3時間にわたって滴下した。 脱イオン水 338部 ダイアセトンアクリルアミド 32部 アクリル酸 3.2部 スチレン 97部 メチルメタクリレート 260部 2−エチルヘキシルアクリレート 100部 n−ブチルアクリレート 150部 Newcol 707SF 62部 過硫酸アンモニウム 1.2部 滴下終了後30分より、30分間0.7部の過硫酸アン
モニウムを7部の脱イオン水に溶かした溶液を滴下し、
さらに2時間80℃に保持し、その後約40〜60℃に
降温した後、25部の脱イオン水に4.9部のアジピン
酸ジヒドラジドを溶かした溶液を加え、アンモニア水で
pHを8〜9に調整し、エマルジョンAを得た。
32部、Newcol707SF(日本乳化剤製、固形
分30%)2.3部を加え、窒素置換後、80℃に保
つ。下記組成のプレエマルジョンを滴下する直前に0.
7部の過硫酸アンモニウムを加え、プレエマルジョンを
3時間にわたって滴下した。 脱イオン水 338部 ダイアセトンアクリルアミド 32部 アクリル酸 3.2部 スチレン 97部 メチルメタクリレート 260部 2−エチルヘキシルアクリレート 100部 n−ブチルアクリレート 150部 Newcol 707SF 62部 過硫酸アンモニウム 1.2部 滴下終了後30分より、30分間0.7部の過硫酸アン
モニウムを7部の脱イオン水に溶かした溶液を滴下し、
さらに2時間80℃に保持し、その後約40〜60℃に
降温した後、25部の脱イオン水に4.9部のアジピン
酸ジヒドラジドを溶かした溶液を加え、アンモニア水で
pHを8〜9に調整し、エマルジョンAを得た。
【0020】製造例2.滴下するプレエマルジョンを下
記組成とする以外は製造例1と同様の方法でエマルジョ
ンBを得た。 脱イオン水 315部 ダイアセトンアクリルアミド 74部 アクリル酸 3.9部 スチレン 105部 メチルメタクリレート 269部 2−エチルヘキシルアクリレート 105部 n−ブチルアクリレート 176部 ヒドロキシルエチルアクリレート 15部 Newcol 707SF 49部 過硫酸アンモニウム 1.5部 尚、反応終了後加えた過硫酸アンモニウムは、0.8部
を脱イオン水8部に溶かした溶液、又アジピン酸ジヒド
ラジドは、11.4部を脱イオン水31部に溶かした溶
液とした。
記組成とする以外は製造例1と同様の方法でエマルジョ
ンBを得た。 脱イオン水 315部 ダイアセトンアクリルアミド 74部 アクリル酸 3.9部 スチレン 105部 メチルメタクリレート 269部 2−エチルヘキシルアクリレート 105部 n−ブチルアクリレート 176部 ヒドロキシルエチルアクリレート 15部 Newcol 707SF 49部 過硫酸アンモニウム 1.5部 尚、反応終了後加えた過硫酸アンモニウムは、0.8部
を脱イオン水8部に溶かした溶液、又アジピン酸ジヒド
ラジドは、11.4部を脱イオン水31部に溶かした溶
液とした。
【0021】製造例3.滴下するプレエマルジョンを下
記組成とする以外は製造例1と同様の方法でエマルジョ
ンCを得た。 脱イオン水 338部 アクリル酸 13部 スチレン 110部 メチルメタクリレート 260部 2−エチルヘキシルアクリレート 110部 n−ブチルアクリレート 150部 Newcol 707SF 62部 過硫酸アンモニウム 1.2部 尚、反応終了後加えた過硫酸アンモニウムは0.7部を
脱イオン水7部に溶かした溶液とし、アジピン酸ジヒド
ラジドは加えていない。
記組成とする以外は製造例1と同様の方法でエマルジョ
ンCを得た。 脱イオン水 338部 アクリル酸 13部 スチレン 110部 メチルメタクリレート 260部 2−エチルヘキシルアクリレート 110部 n−ブチルアクリレート 150部 Newcol 707SF 62部 過硫酸アンモニウム 1.2部 尚、反応終了後加えた過硫酸アンモニウムは0.7部を
脱イオン水7部に溶かした溶液とし、アジピン酸ジヒド
ラジドは加えていない。
【0022】上記製造例1〜3で得られたエマルジョン
A〜Cおよび市販エマルジョンD(三菱油化バディッシ
ュ製、アクロナールYJ−2715D、架橋剤としてジ
ヒドラジド化合物を含むカルボニル基含有エマルジョ
ン)の性状値を表1に示した。
A〜Cおよび市販エマルジョンD(三菱油化バディッシ
ュ製、アクロナールYJ−2715D、架橋剤としてジ
ヒドラジド化合物を含むカルボニル基含有エマルジョ
ン)の性状値を表1に示した。
【表1】 注1)固形分はエマルジョン試料を150℃30分加熱
し、残量を測定し算出した。 注2)エマルジョン粒径測定は分光光度計を用い、O.
D.(opticaldensity:吸光度)が0.
1〜1.0程度になるように希釈したエマルジョン希釈
液の430nm、700nmにおけるO.D.(吸光
度)を測定し、そのO.D.ratio(吸光度比)下
記数式2を用いて算出し、文献(Bull.Indus
trial Chemical Reseach Vo
l.42,142(1964))に記載されている検量
線を用いて平均粒子径を決定した。
し、残量を測定し算出した。 注2)エマルジョン粒径測定は分光光度計を用い、O.
D.(opticaldensity:吸光度)が0.
1〜1.0程度になるように希釈したエマルジョン希釈
液の430nm、700nmにおけるO.D.(吸光
度)を測定し、そのO.D.ratio(吸光度比)下
記数式2を用いて算出し、文献(Bull.Indus
trial Chemical Reseach Vo
l.42,142(1964))に記載されている検量
線を用いて平均粒子径を決定した。
【数2】O.D.ratio=O.D.(430nm)
/O.D.(700nm)
/O.D.(700nm)
【0023】2.塗料製造例 製造例1.4リットルのステンレス容器に下記配合の原
料を入れ、ディスパーで20〜40分かく拌し、顔料分
量ペーストEを得た。 上水 1043部 エチレングリコール 48部 ノプコスパース44C 注3) 16部 SNデフォーマー 364 注4) 21部 フジケミ HEC KF−100 注5) 13部 チタン白 JR−800 注6) 869部 タンカル 85 注7) 348部 クレー特号W 注8) 695部 注3)サンノプコ(株)製 顔料分散剤 注4)サンノプコ(株)製 消泡剤 注5)フジケミカル(株)製 増粘剤 注6)帝国化工(株)製 白着色顔料 注7)竹原化学工業(株)製 体質顔料 注8)フジライト(株)製 体質顔料 さらに、エマルジョンA1043部、テキサノール10
4部、アンモニア水0.9部入れ、10〜20分ディス
パーでかく拌し、固形分59%、PVC54%の塗料I
を得た。
料を入れ、ディスパーで20〜40分かく拌し、顔料分
量ペーストEを得た。 上水 1043部 エチレングリコール 48部 ノプコスパース44C 注3) 16部 SNデフォーマー 364 注4) 21部 フジケミ HEC KF−100 注5) 13部 チタン白 JR−800 注6) 869部 タンカル 85 注7) 348部 クレー特号W 注8) 695部 注3)サンノプコ(株)製 顔料分散剤 注4)サンノプコ(株)製 消泡剤 注5)フジケミカル(株)製 増粘剤 注6)帝国化工(株)製 白着色顔料 注7)竹原化学工業(株)製 体質顔料 注8)フジライト(株)製 体質顔料 さらに、エマルジョンA1043部、テキサノール10
4部、アンモニア水0.9部入れ、10〜20分ディス
パーでかく拌し、固形分59%、PVC54%の塗料I
を得た。
【0024】製造例2.加えるエマルジョンをエマルジ
ョンB948部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分60%、PVC54%の塗料IIを得た。
ョンB948部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分60%、PVC54%の塗料IIを得た。
【0025】製造例3.加えるエマルジョンをエマルジ
ョンC1043部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分59%、PVC54%の塗料IIIを得た。
ョンC1043部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分59%、PVC54%の塗料IIIを得た。
【0026】製造例4.加えるエマルジョンをエマルジ
ョンD1043部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分59%、PVC54%の塗料IVを得た。
ョンD1043部とする以外は、製造例1と同様の方法
で、固形分59%、PVC54%の塗料IVを得た。
【0027】製造例5.4リットルのステンレス容器に
下記配合の原料を入れ、ディスパーで20〜40分かく
拌し、顔料分散ペーストFを得た。 上水 855部 エチレングリコール 52部 ノプコスパース 44C 14部 SNデフォーマー 364 24部 フジケミ HEC KF−100 19部 チタン白 JR−800 855部 クレー特号W 190部 さらに、エマルジョンA2089部、テキサノール95
部、アンモニア水1.2部入れ、10〜20分ディスパ
ーでかく拌し、固形分50%、PVC22%の塗料Vを
得た。
下記配合の原料を入れ、ディスパーで20〜40分かく
拌し、顔料分散ペーストFを得た。 上水 855部 エチレングリコール 52部 ノプコスパース 44C 14部 SNデフォーマー 364 24部 フジケミ HEC KF−100 19部 チタン白 JR−800 855部 クレー特号W 190部 さらに、エマルジョンA2089部、テキサノール95
部、アンモニア水1.2部入れ、10〜20分ディスパ
ーでかく拌し、固形分50%、PVC22%の塗料Vを
得た。
【0028】製造例6 加えるエマルジョンをエマルジョンC2089部とする
以外は、製造例5と同様の方法で、固形分50%、PV
C22%の塗料VIを得た。
以外は、製造例5と同様の方法で、固形分50%、PV
C22%の塗料VIを得た。
【0029】3.試験および試験結果 実施例1〜4および比較例1〜4 4×70×150mmのフレキシル板(JIS A 54
03)にビニデラ300白(関西ペイント製品:JIS
K5663 1種品)を上水で10%希釈後刷毛で塗
装した。塗付量は100g/m2 。さらに2時間後、同
じ方法でもう一度塗装した。上記塗板を1週間20℃−
65%RHの条件下で乾燥後、パネル塗装面の中央に直
径4cm内に、油性マーキングペン黒(JIS S 60
37)、水性マーキングペン黒(JIS S 603
7)を各々パネルに塗装し、それぞれ汚染パネルO、汚
染パネルHとした。さらに、乾燥したたばこの葉50g
にメタノール500ccを加え一昼夜室温に放置して抽出
したニコチンを上記パネルに刷毛塗りし、室温で乾燥さ
せて汚染パネルTとした。上記3種の汚染パネルに塗料
製造例1〜6で得られた塗料又は市販塗料を表2の組合
せに従って塗装し、塗装後室温で48時間乾燥した後、
目視にて汚染物の染み止め性を判定した。その結果を表
2に示した。
03)にビニデラ300白(関西ペイント製品:JIS
K5663 1種品)を上水で10%希釈後刷毛で塗
装した。塗付量は100g/m2 。さらに2時間後、同
じ方法でもう一度塗装した。上記塗板を1週間20℃−
65%RHの条件下で乾燥後、パネル塗装面の中央に直
径4cm内に、油性マーキングペン黒(JIS S 60
37)、水性マーキングペン黒(JIS S 603
7)を各々パネルに塗装し、それぞれ汚染パネルO、汚
染パネルHとした。さらに、乾燥したたばこの葉50g
にメタノール500ccを加え一昼夜室温に放置して抽出
したニコチンを上記パネルに刷毛塗りし、室温で乾燥さ
せて汚染パネルTとした。上記3種の汚染パネルに塗料
製造例1〜6で得られた塗料又は市販塗料を表2の組合
せに従って塗装し、塗装後室温で48時間乾燥した後、
目視にて汚染物の染み止め性を判定した。その結果を表
2に示した。
【0030】
【表2】 注9)塗装方法1:塗料を上水にて10%希釈し、刷毛
にてパネルの上に塗布量150g/m2 になる様に塗装
する。 塗装方法2:塗料を上水にて30%希釈し、刷毛にてパ
ネルの上に塗布量70g/m2 になる様に塗装した後、
室温で2時間乾燥後、さらに上水で10%希釈したビニ
デラ300白を刷毛にて塗布量100g/m2 になる様
に塗装する。 注10)汚染物染み止め性の評価基準は下記の通り。 ◎:ほとんど汚染物の染み出しが認められない。 ○:軽い染み出しは認められるものの実質的には問題は
ない。 □:かなりの染み出し物が確認できる。 ×:全面的に染み出しが見られ、塗装面の変色が著し
い。 注11)関西ペイント製品、アクリルエマルジョン系下
塗り用塗料。
にてパネルの上に塗布量150g/m2 になる様に塗装
する。 塗装方法2:塗料を上水にて30%希釈し、刷毛にてパ
ネルの上に塗布量70g/m2 になる様に塗装した後、
室温で2時間乾燥後、さらに上水で10%希釈したビニ
デラ300白を刷毛にて塗布量100g/m2 になる様
に塗装する。 注10)汚染物染み止め性の評価基準は下記の通り。 ◎:ほとんど汚染物の染み出しが認められない。 ○:軽い染み出しは認められるものの実質的には問題は
ない。 □:かなりの染み出し物が確認できる。 ×:全面的に染み出しが見られ、塗装面の変色が著し
い。 注11)関西ペイント製品、アクリルエマルジョン系下
塗り用塗料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 201/06 PDM 6770−4J
Claims (1)
- 【請求項1】 カルボニル基含有共重合体水分散エマル
ジョンに、架橋剤として1分子当り少なくとも2個のヒ
ドラジン残基を有するヒドラジド化合物を添加してなる
組成物を樹脂主成分とすることを特徴とする室内用水性
塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22496791A JPH0543821A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 室内用水性塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22496791A JPH0543821A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 室内用水性塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543821A true JPH0543821A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16822016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22496791A Pending JPH0543821A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 室内用水性塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0543821A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6540698B1 (en) | 1999-11-19 | 2003-04-01 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical device having wet lubricity and method for its production |
JP2007289102A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Shimano Inc | 釣り竿 |
JP2008214385A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Kansai Paint Co Ltd | 着色塗料粒子分散物の製造方法 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP22496791A patent/JPH0543821A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6540698B1 (en) | 1999-11-19 | 2003-04-01 | Terumo Kabushiki Kaisha | Medical device having wet lubricity and method for its production |
JP2007289102A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Shimano Inc | 釣り竿 |
JP2008214385A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Kansai Paint Co Ltd | 着色塗料粒子分散物の製造方法 |
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