JPH0542334A - 複合加工機 - Google Patents
複合加工機Info
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- JPH0542334A JPH0542334A JP20086091A JP20086091A JPH0542334A JP H0542334 A JPH0542334 A JP H0542334A JP 20086091 A JP20086091 A JP 20086091A JP 20086091 A JP20086091 A JP 20086091A JP H0542334 A JPH0542334 A JP H0542334A
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- JP
- Japan
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- plate material
- bending
- plate
- punching
- groove
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 板材に対してパチング加工、V字形状の溝加
工機、折曲げ加工を行なうことができる複合加工機を提
供することを目的とする。 【構成】 板材Wを所望の形状に形成すべく板材に対し
てパンチング加工を行うパンチング加工装置31と、板
材Wにおける折曲げ部にV字形状の溝を加工する溝加工
装置と、板材における折曲げ部に対してV字形状の溝を
加工した後に、折曲げ部から板材Wを折曲げる折曲げ加
工装置35を複合化してなることを特徴とする
工機、折曲げ加工を行なうことができる複合加工機を提
供することを目的とする。 【構成】 板材Wを所望の形状に形成すべく板材に対し
てパンチング加工を行うパンチング加工装置31と、板
材Wにおける折曲げ部にV字形状の溝を加工する溝加工
装置と、板材における折曲げ部に対してV字形状の溝を
加工した後に、折曲げ部から板材Wを折曲げる折曲げ加
工装置35を複合化してなることを特徴とする
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板材に対してパンチン
グ加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工を行うことがで
きる複合加工機に関する。
グ加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工を行うことがで
きる複合加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】平板状の板材を箱形の製品に形成するた
めに、従来は、まずパンチプレスにより平板状の板材に
対してパンチング加工を行い、平板状の板材を箱形の製
品を展開した状態の形状に形成せしめる。次に、V字形
状溝加工機により板材における折曲げ部に対してV字形
状の溝加工を行う。そして、折曲げ機により折曲げ部か
ら板材を折曲げることにより、平板状の板材を箱形の製
品に形成せしめていた。なお、板材における折曲げ部に
V字形状の溝加工を行うのは、折曲げ部から板材を折曲
げたときに、折曲げ部の曲率半径を極力小さくするため
である。
めに、従来は、まずパンチプレスにより平板状の板材に
対してパンチング加工を行い、平板状の板材を箱形の製
品を展開した状態の形状に形成せしめる。次に、V字形
状溝加工機により板材における折曲げ部に対してV字形
状の溝加工を行う。そして、折曲げ機により折曲げ部か
ら板材を折曲げることにより、平板状の板材を箱形の製
品に形成せしめていた。なお、板材における折曲げ部に
V字形状の溝加工を行うのは、折曲げ部から板材を折曲
げたときに、折曲げ部の曲率半径を極力小さくするため
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、板材の加工形
態(パンチング加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工)
が変わる都度、板材を加工形態に対応した機械に搬入す
る必要があり、作業が煩雑化するという問題があった。
特に、多数枚の板材を箱形に形成する場合には上記問題
は一層顕著なものとなる。
態(パンチング加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工)
が変わる都度、板材を加工形態に対応した機械に搬入す
る必要があり、作業が煩雑化するという問題があった。
特に、多数枚の板材を箱形に形成する場合には上記問題
は一層顕著なものとなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するために、本発明においては、板材を所望の
形状に形成すべく板材に対してパンチング加工を行うパ
ンチング加工装置と、板材における折曲げ部にV字形状
の溝を加工する溝加工装置と、板材における折曲げ部に
対してV溝を加工した後に、折曲げ部から板材を折曲げ
る折曲げ加工装置を複合化してなることを特徴とする。
点を解決するために、本発明においては、板材を所望の
形状に形成すべく板材に対してパンチング加工を行うパ
ンチング加工装置と、板材における折曲げ部にV字形状
の溝を加工する溝加工装置と、板材における折曲げ部に
対してV溝を加工した後に、折曲げ部から板材を折曲げ
る折曲げ加工装置を複合化してなることを特徴とする。
【0005】
【作用】前記の構成において、平板状の板材を箱形の製
品に成形するためには、複合加工機に板材を搬入した後
に、まずパンチング加工装置を適宜に操作して板材に対
してパンチング加工を行い、板材を所望の形状(箱形の
製品を展開した状態の形状)に形成せしめる。次に溝加
工装置を適宜に操作して板材における折曲げ部に対して
V字形状の溝加工を行う。そして、折曲げ加工装置を適
宜に操作して折曲げ部から板材を折曲げることができ
る。これによって、平板状の板材を箱形に形成せしめる
ことができるものである。なお、板材を所望の形状に形
成せしめる前に、板材における折曲げ部にV字形状の溝
加工を行っても差し支えないものである。
品に成形するためには、複合加工機に板材を搬入した後
に、まずパンチング加工装置を適宜に操作して板材に対
してパンチング加工を行い、板材を所望の形状(箱形の
製品を展開した状態の形状)に形成せしめる。次に溝加
工装置を適宜に操作して板材における折曲げ部に対して
V字形状の溝加工を行う。そして、折曲げ加工装置を適
宜に操作して折曲げ部から板材を折曲げることができ
る。これによって、平板状の板材を箱形に形成せしめる
ことができるものである。なお、板材を所望の形状に形
成せしめる前に、板材における折曲げ部にV字形状の溝
加工を行っても差し支えないものである。
【0006】
【実施例】以下、本実施例に係る発明について図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0007】図8,図9を参照するに、板材Wに対して
パンチング加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工を行う
複合加工機1は、上下に対向した上部フレーム3、下部
フレーム5を備えてなり、下部フレーム3には板材Wを
支持する固定テーブル7が設けてある。この固定テーブ
ル7の左右(図8において表裏、図9において上下)両
側には一対の可動テーブル9が下部フレーム5に設けた
レール11を介して左右方向へ移動自在に設けてある。
パンチング加工、V字形状の溝加工、折曲げ加工を行う
複合加工機1は、上下に対向した上部フレーム3、下部
フレーム5を備えてなり、下部フレーム3には板材Wを
支持する固定テーブル7が設けてある。この固定テーブ
ル7の左右(図8において表裏、図9において上下)両
側には一対の可動テーブル9が下部フレーム5に設けた
レール11を介して左右方向へ移動自在に設けてある。
【0008】板材Wを前後方向(図8,図9において左
右方向)、左右方向へ移動させるために、可動テーブル
11の前側には板材移動位置決め装置13が設けてあ
る。
右方向)、左右方向へ移動させるために、可動テーブル
11の前側には板材移動位置決め装置13が設けてあ
る。
【0009】より詳細には、可動テーブル9の前側には
左右方向へ延伸したキャレッジベース15が設けてあ
り、このキャレッジベース15には板材Wの端部付近を
把持する複数のクランプ装置17を備えたキャレッジ1
9が設けてある。ここで、クランプ装置17は、図1に
示すように下部把持アーム21と、この下部把持アーム
21に対して把持シリンダ23を介して上下方向へ揺動
可能な上部把持アーム25を備えており、板材Wの端部
を折曲げた場合においても板材Wの端部付近を把持する
ことができるように、上部把持アーム25は凹部を有す
る形状に形成してある。なお、上部フレーム3に設けた
ボールねじ27の回転駆動によりキャレッジベース15
は前後方向へ移動するものであり、キャレッジベース1
5に設けたボールねじ29の回転駆動により、キャレッ
ジ19は左右方向へ移動するものである。
左右方向へ延伸したキャレッジベース15が設けてあ
り、このキャレッジベース15には板材Wの端部付近を
把持する複数のクランプ装置17を備えたキャレッジ1
9が設けてある。ここで、クランプ装置17は、図1に
示すように下部把持アーム21と、この下部把持アーム
21に対して把持シリンダ23を介して上下方向へ揺動
可能な上部把持アーム25を備えており、板材Wの端部
を折曲げた場合においても板材Wの端部付近を把持する
ことができるように、上部把持アーム25は凹部を有す
る形状に形成してある。なお、上部フレーム3に設けた
ボールねじ27の回転駆動によりキャレッジベース15
は前後方向へ移動するものであり、キャレッジベース1
5に設けたボールねじ29の回転駆動により、キャレッ
ジ19は左右方向へ移動するものである。
【0010】図1を参照するに、複合加工機1は、板材
Wに対してパンチング加工を行うパンチング加工装置3
1、V字形状の溝加工を行う溝加工装置33、折曲げ加
工を行う折曲げ加工装置35を備えている。
Wに対してパンチング加工を行うパンチング加工装置3
1、V字形状の溝加工を行う溝加工装置33、折曲げ加
工を行う折曲げ加工装置35を備えている。
【0011】上記パンチング加工装置31の詳細につい
ては、上部フレーム3の適宜位置には上部タレット37
が回転軸39を介して回転自在に設けてあり、下部フレ
ーム5における固定テーブル7の後側(図1において左
側)には上部タレット37に上下に対向した下部タレッ
ト41が回転軸43を介して回転自在に設けてある。上
記上部タレット37には複数のパンチング加工用の上部
金型45が着脱自在に設けてあり、下部タレット39に
は複数のパンチング加工用の下部金型47が着脱自在に
設けてある。上部フレーム3における上部タレット37
の垂直上方位置には油圧シリンダ49の作用により昇降
可能なラム51が設けてあり、このラム51には所定の
上部金型45を打圧するストライカー53が設けてあ
る。このストライカー53はタレット37,41の径方
向へ位置調節自在である。
ては、上部フレーム3の適宜位置には上部タレット37
が回転軸39を介して回転自在に設けてあり、下部フレ
ーム5における固定テーブル7の後側(図1において左
側)には上部タレット37に上下に対向した下部タレッ
ト41が回転軸43を介して回転自在に設けてある。上
記上部タレット37には複数のパンチング加工用の上部
金型45が着脱自在に設けてあり、下部タレット39に
は複数のパンチング加工用の下部金型47が着脱自在に
設けてある。上部フレーム3における上部タレット37
の垂直上方位置には油圧シリンダ49の作用により昇降
可能なラム51が設けてあり、このラム51には所定の
上部金型45を打圧するストライカー53が設けてあ
る。このストライカー53はタレット37,41の径方
向へ位置調節自在である。
【0012】上記構成により、板材Wに対してパンチン
グ加工を行うときには、図示省略のタレット用サーボモ
ータの作動により上部タレット37、下部タレット41
を同期して同方向へ所定角度だけ回転させることによ
り、所定の上部金型45、下部金型47をストライカー
53の垂直下方位置に位置せしめる。また、ボールねじ
27,29を回転駆動させることにより、板材Wを把持
したクランプ装置17を前後方向、左右方向へ移動させ
て、板材Wを上部タレット37、下部タレット41の間
の所定位置に移動位置決めすることができる。そして、
油圧シリンダ49の作動によりストライカー53を下降
させて所定の上部金型45を打圧することにより、板材
Wに対して所望のパンチング加工を行うことができるも
のである。
グ加工を行うときには、図示省略のタレット用サーボモ
ータの作動により上部タレット37、下部タレット41
を同期して同方向へ所定角度だけ回転させることによ
り、所定の上部金型45、下部金型47をストライカー
53の垂直下方位置に位置せしめる。また、ボールねじ
27,29を回転駆動させることにより、板材Wを把持
したクランプ装置17を前後方向、左右方向へ移動させ
て、板材Wを上部タレット37、下部タレット41の間
の所定位置に移動位置決めすることができる。そして、
油圧シリンダ49の作動によりストライカー53を下降
させて所定の上部金型45を打圧することにより、板材
Wに対して所望のパンチング加工を行うことができるも
のである。
【0013】上記溝加工装置33の詳細については、図
2,図3を参照するに、上部タレット37における上部
溝加工ステーション55には装着孔57が設けてあり、
この装着孔57にはガイドブッシュ59を介してカイド
ホルダ61が回転自在かつ昇降不能に設けてある。この
ガイドホルダ61には筒状の板押え63が相対的に昇降
不能かつ回転自在に設けてあり、この板押え63の下側
には板材Wを上方向から支持する複数のフリーベアリン
グ65が設けてある。また、板押え63を上方向へ付勢
するために、板押え63のフランジ部を支持するスリー
ブホルダ67のフランジ部と上部タレット37の間に
は、取付ボルト69、ボルトガイド71を介してリフタ
スプリング93が弾装してある。なお、上記スリーブホ
ルダ67は上部タレット37に対して回転不能である。
2,図3を参照するに、上部タレット37における上部
溝加工ステーション55には装着孔57が設けてあり、
この装着孔57にはガイドブッシュ59を介してカイド
ホルダ61が回転自在かつ昇降不能に設けてある。この
ガイドホルダ61には筒状の板押え63が相対的に昇降
不能かつ回転自在に設けてあり、この板押え63の下側
には板材Wを上方向から支持する複数のフリーベアリン
グ65が設けてある。また、板押え63を上方向へ付勢
するために、板押え63のフランジ部を支持するスリー
ブホルダ67のフランジ部と上部タレット37の間に
は、取付ボルト69、ボルトガイド71を介してリフタ
スプリング93が弾装してある。なお、上記スリーブホ
ルダ67は上部タレット37に対して回転不能である。
【0014】上記板押え63にはV字形状のV溝バイト
75を一体的に備えたバイトボディ77が昇降自在かつ
相対的に回転不能に設けてあり、このバイドボディ77
のバイトヘッド77と板押え63の間には復帰スプリン
グ81が弾装してある。
75を一体的に備えたバイトボディ77が昇降自在かつ
相対的に回転不能に設けてあり、このバイドボディ77
のバイトヘッド77と板押え63の間には復帰スプリン
グ81が弾装してある。
【0015】前記下部タレット41における上部溝加工
ステーション55に上下に対向する位置には下部溝加工
ステーション83が設けてあり、この下部溝加工ステー
ション83には装着孔85が設けてある。この装着孔8
5にはガイドブッシュ87を介してホールドベース89
が回転自在に設けてあり、このホールドベース89の上
側に一体的に設けたホルダー91には板材Wを支持する
ワーク支持部材93が相対的に回転不能に設けてある。
なお、このワーク支持部材93の上側には複数のフリー
ベアリング95が設けてある。
ステーション55に上下に対向する位置には下部溝加工
ステーション83が設けてあり、この下部溝加工ステー
ション83には装着孔85が設けてある。この装着孔8
5にはガイドブッシュ87を介してホールドベース89
が回転自在に設けてあり、このホールドベース89の上
側に一体的に設けたホルダー91には板材Wを支持する
ワーク支持部材93が相対的に回転不能に設けてある。
なお、このワーク支持部材93の上側には複数のフリー
ベアリング95が設けてある。
【0016】上記バイトボディ77、ワーク支持部材9
3を同期して同方向へ所定角度だけ回転させるために、
例えば特開昭59−133918号公報に示す回転装置
(大部分図示省略)が設けてある。すなわち、上部タレ
ット37には回転装置の一部を構成するウォーム97を
備えた上部駆動杆99が回転駆動可能に設けてあり、同
様に下部タレット41にはウォーム101を備えた下部
駆動杆103が回転駆動可能に設けてある。そして、上
記ウォーム97はスリーブホルダ67に一体的に設けた
ウォームホイール105に噛合してあり、ウォーム10
1はホルダ91に一体的に設けたウォームホイール10
7に噛合してある。なお、上部タレット37における上
部溝加工ステーション55の反対側には特開昭59−1
33918号公報に示すパンチング加工用の上部回転金
型(図示省略)が設けてあり、同様に下部タレット41
における下部溝加工ステーション83の反対側にはパン
チング加工用の下部回転金型(図示省略)が設けてあ
る。
3を同期して同方向へ所定角度だけ回転させるために、
例えば特開昭59−133918号公報に示す回転装置
(大部分図示省略)が設けてある。すなわち、上部タレ
ット37には回転装置の一部を構成するウォーム97を
備えた上部駆動杆99が回転駆動可能に設けてあり、同
様に下部タレット41にはウォーム101を備えた下部
駆動杆103が回転駆動可能に設けてある。そして、上
記ウォーム97はスリーブホルダ67に一体的に設けた
ウォームホイール105に噛合してあり、ウォーム10
1はホルダ91に一体的に設けたウォームホイール10
7に噛合してある。なお、上部タレット37における上
部溝加工ステーション55の反対側には特開昭59−1
33918号公報に示すパンチング加工用の上部回転金
型(図示省略)が設けてあり、同様に下部タレット41
における下部溝加工ステーション83の反対側にはパン
チング加工用の下部回転金型(図示省略)が設けてあ
る。
【0017】上記構成により、板材Wに対してV字形状
の溝加工を行うときには、上部タレット37、下部タレ
ット41を同期して同方向へ所定角度だけ回転させるこ
とにより、上部、下部溝加工ステーション55,83を
ストライカー55の垂直下方位置に位置せしめる。ま
た、板材Wを把持したクランプ装置17をキャレッジ1
9、キャレッジベース15を介して左右方向、前後方向
へ移動位置決めすることにより、板材をワーク支持部材
93と板押え63の間の所定位置に移動位置決めする。
次に、油圧シリンダ49の作動によりストライカー53
を下降させてバイトヘッド79を打圧し、ストライカー
53と一体的にバイトボディ77及び板押え63を下降
させる。板押え63の下降によってフリーベアリング6
5が板材Wに当接すると、板押え63の下降作動は規制
され、更にストライカー53が下降することによりバイ
トボディ77は板押え63に対して相対的に下降し、V
溝バイト75は切込量に対応した量だけ板押え63の下
側に対して突出する。そして、クランプ装置17を例え
ば後方向(図2において左方向、図3において裏方向)
へ移動させることにより、板材Wに対してV字形状の溝
加工を行うことができるものである。なお、板材Wを移
動させている間、板押え63とワーク支持部材93の協
働により、板材Wに生じる振動を極力押えることができ
るものである。
の溝加工を行うときには、上部タレット37、下部タレ
ット41を同期して同方向へ所定角度だけ回転させるこ
とにより、上部、下部溝加工ステーション55,83を
ストライカー55の垂直下方位置に位置せしめる。ま
た、板材Wを把持したクランプ装置17をキャレッジ1
9、キャレッジベース15を介して左右方向、前後方向
へ移動位置決めすることにより、板材をワーク支持部材
93と板押え63の間の所定位置に移動位置決めする。
次に、油圧シリンダ49の作動によりストライカー53
を下降させてバイトヘッド79を打圧し、ストライカー
53と一体的にバイトボディ77及び板押え63を下降
させる。板押え63の下降によってフリーベアリング6
5が板材Wに当接すると、板押え63の下降作動は規制
され、更にストライカー53が下降することによりバイ
トボディ77は板押え63に対して相対的に下降し、V
溝バイト75は切込量に対応した量だけ板押え63の下
側に対して突出する。そして、クランプ装置17を例え
ば後方向(図2において左方向、図3において裏方向)
へ移動させることにより、板材Wに対してV字形状の溝
加工を行うことができるものである。なお、板材Wを移
動させている間、板押え63とワーク支持部材93の協
働により、板材Wに生じる振動を極力押えることができ
るものである。
【0018】なお、V溝バイト75の摩耗を小さくする
ために、複数のV溝バイトを設けても差し支えなく、ま
た板材WをV溝バイト75に対して移動させる代わり
に、V溝バイト75を板材Wに対して移動させても差し
支えなく、溝加工装置33をタレット37,41に設け
る代わりに上部、下部フレーム3,5に適宜に設けても
差し支えないものである。
ために、複数のV溝バイトを設けても差し支えなく、ま
た板材WをV溝バイト75に対して移動させる代わり
に、V溝バイト75を板材Wに対して移動させても差し
支えなく、溝加工装置33をタレット37,41に設け
る代わりに上部、下部フレーム3,5に適宜に設けても
差し支えないものである。
【0019】再び図1を参照するに、前記折曲げ加工装
置35の詳細については、前記下部フレーム5における
下部タレット41と固定テーブル7の間には左右方向
(図1において表裏方向)へ延伸したワーク支持部材1
09が固定部材110を介して設けてあり、このワーク
支持部材109の後側(図1において左側)には複数の
下部分割曲げ金型111が曲げ金型ガイド113を介し
て昇降自在に設けてある。複数の下部分割曲げ金型11
1は左右方向へ連設してあり、各下部分割曲げ金型11
1は下部フレーム5に設けた折曲げシリンダ115の作
動により昇降することができるものである。
置35の詳細については、前記下部フレーム5における
下部タレット41と固定テーブル7の間には左右方向
(図1において表裏方向)へ延伸したワーク支持部材1
09が固定部材110を介して設けてあり、このワーク
支持部材109の後側(図1において左側)には複数の
下部分割曲げ金型111が曲げ金型ガイド113を介し
て昇降自在に設けてある。複数の下部分割曲げ金型11
1は左右方向へ連設してあり、各下部分割曲げ金型11
1は下部フレーム5に設けた折曲げシリンダ115の作
動により昇降することができるものである。
【0020】また、上部フレーム3におけるワーク支持
部材109に上下に対応した位置には複数のワーク押圧
部材117が押圧部材ガイド119を介して昇降自在に
設けてあり、ワーク押圧部材117の後側には複数の上
部分割曲げ金型121が曲げ金型ガイド123を介して
昇降自在に設けてある。複数のワーク押圧部材117、
上部分割曲げ金型121は左右方向へ連設してあり、各
ワーク押圧部材117、各上部分割曲げ金型121は押
圧シリンダ125の作動、折曲シリンダ127の作動に
より昇降することができるものである。
部材109に上下に対応した位置には複数のワーク押圧
部材117が押圧部材ガイド119を介して昇降自在に
設けてあり、ワーク押圧部材117の後側には複数の上
部分割曲げ金型121が曲げ金型ガイド123を介して
昇降自在に設けてある。複数のワーク押圧部材117、
上部分割曲げ金型121は左右方向へ連設してあり、各
ワーク押圧部材117、各上部分割曲げ金型121は押
圧シリンダ125の作動、折曲シリンダ127の作動に
より昇降することができるものである。
【0021】上記構成により、板材Wの折曲げ部に対し
てV字形状の溝加工を行った後に、板材Wを把持したク
ランプ装置17を前後、左右方向へ適宜に移動させて、
板材Wの折曲げ部をワーク支持部材109の後側の所定
位置に位置せしめる。次に、折曲げ部の長さに対応した
所定の適数のワーク押圧部材117を対応する適数の押
圧シリンダ125の作動により下降させて、板材Wの折
曲げ部の前側を押圧する。そして、板材Wを折曲げ部か
ら上方向へ折曲げる場合には、図4に示すように折曲げ
部の長さに対応した所定の適数の下部分割折曲げ金型1
11を、対応する適数の折曲げシリンダ115の作動に
より上昇させる。また、板材Wを折曲げ部から下方向へ
折曲げる場合には、図5に示すように折曲げ部の長さに
対応した所定の適数の上部分割折曲げ金型121を、対
応する適数の折曲げシリンダ127の作動により下降さ
せる。
てV字形状の溝加工を行った後に、板材Wを把持したク
ランプ装置17を前後、左右方向へ適宜に移動させて、
板材Wの折曲げ部をワーク支持部材109の後側の所定
位置に位置せしめる。次に、折曲げ部の長さに対応した
所定の適数のワーク押圧部材117を対応する適数の押
圧シリンダ125の作動により下降させて、板材Wの折
曲げ部の前側を押圧する。そして、板材Wを折曲げ部か
ら上方向へ折曲げる場合には、図4に示すように折曲げ
部の長さに対応した所定の適数の下部分割折曲げ金型1
11を、対応する適数の折曲げシリンダ115の作動に
より上昇させる。また、板材Wを折曲げ部から下方向へ
折曲げる場合には、図5に示すように折曲げ部の長さに
対応した所定の適数の上部分割折曲げ金型121を、対
応する適数の折曲げシリンダ127の作動により下降さ
せる。
【0022】前述のごとき構成に基づいて本実施例の作
用について説明する。
用について説明する。
【0023】図6に示すような平板状の板材Wを、図7
に示すように箱形の製品WAに形成するためには、まず
複合加工機1に板材Wを搬入した後に、板材Wを把持し
たクランプ装置17を前後方向、左右方向へ移動位置決
めすると共に、パンチング加工装置21を前述のように
適宜に操作して板材Wに対してパンチング加工を行い、
板材Wを所望の形状(箱形の製品WAを展開した状態の
形状)に形成せしめる。
に示すように箱形の製品WAに形成するためには、まず
複合加工機1に板材Wを搬入した後に、板材Wを把持し
たクランプ装置17を前後方向、左右方向へ移動位置決
めすると共に、パンチング加工装置21を前述のように
適宜に操作して板材Wに対してパンチング加工を行い、
板材Wを所望の形状(箱形の製品WAを展開した状態の
形状)に形成せしめる。
【0024】次に、上部、下部溝加工ステーション5
5,83をストライカー53の垂直下方位置に位置せし
めた後に、前述のごとく溝加工装置33を適宜に操作し
て板押え63により板材Wを押圧すると共に切込量に対
応した量だけV溝バイト75を下降させる。そして、板
材Wを把持したクランプ装置17を例えば後方向へ移動
させることにより、板材Wの折曲げ部(この場合には前
後方向へ延びた折曲げ部)にV字形状の溝加工を行うこ
とができる。
5,83をストライカー53の垂直下方位置に位置せし
めた後に、前述のごとく溝加工装置33を適宜に操作し
て板押え63により板材Wを押圧すると共に切込量に対
応した量だけV溝バイト75を下降させる。そして、板
材Wを把持したクランプ装置17を例えば後方向へ移動
させることにより、板材Wの折曲げ部(この場合には前
後方向へ延びた折曲げ部)にV字形状の溝加工を行うこ
とができる。
【0025】板材Wの折曲げ部にV字形状の溝加工を行
った後に、板材Wを把持したクランプ装置17を折曲げ
加工装置35の所定位置に適宜に移動位置決めし、前述
のごとく折曲げ加工装置35を適宜に操作することによ
り板材Wを折曲げ部から折曲げることができるものであ
る。
った後に、板材Wを把持したクランプ装置17を折曲げ
加工装置35の所定位置に適宜に移動位置決めし、前述
のごとく折曲げ加工装置35を適宜に操作することによ
り板材Wを折曲げ部から折曲げることができるものであ
る。
【0026】以上の作用により、平板状の板材Wを箱形
の製品WAに形成せしめることができるものである。上
記作用中において、板材Wの回転が必要な場合には、板
材Wの回転中心をワーク支持部材93と板押え63の間
に位置せしめて、ワーク支持部材93と板押え63の協
働により板材Wを押圧把持した状態のもとで、前記回転
装置を適宜に操作してワーク押圧部材93、板押え63
を回転させるものである。
の製品WAに形成せしめることができるものである。上
記作用中において、板材Wの回転が必要な場合には、板
材Wの回転中心をワーク支持部材93と板押え63の間
に位置せしめて、ワーク支持部材93と板押え63の協
働により板材Wを押圧把持した状態のもとで、前記回転
装置を適宜に操作してワーク押圧部材93、板押え63
を回転させるものである。
【0027】以上のごとき本実施例によれば、一旦複合
加工機1に板材Wを搬入した後に、パンチング加工装置
31、溝加工装置33、折曲げ加工装置35を適宜に操
作することにより、平板状の板材Wを箱形の製品WAに
形成することができるために、加工形態が変わる都度、
板材Wの搬入を行う必要がなくなり、作業能率向上の効
果を奏するものである。
加工機1に板材Wを搬入した後に、パンチング加工装置
31、溝加工装置33、折曲げ加工装置35を適宜に操
作することにより、平板状の板材Wを箱形の製品WAに
形成することができるために、加工形態が変わる都度、
板材Wの搬入を行う必要がなくなり、作業能率向上の効
果を奏するものである。
【0028】なお、本発明は前述のごとき実施例の説明
に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、そ
の他種々の態様で実施可能である。
に限るものではなく、適宜の変更を行うことにより、そ
の他種々の態様で実施可能である。
【0029】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明によれば、一旦複合加工機に板材を搬
入した後に、パンチング加工装置、溝加工装置、折曲げ
加工装置を適宜に操作することにより、平板状の板材を
箱形の製品に形成することができるために、加工形態が
変わる都度、板材の搬入を行う必要がなくなり、作業能
率向上の効果を奏するものである。
るように、本発明によれば、一旦複合加工機に板材を搬
入した後に、パンチング加工装置、溝加工装置、折曲げ
加工装置を適宜に操作することにより、平板状の板材を
箱形の製品に形成することができるために、加工形態が
変わる都度、板材の搬入を行う必要がなくなり、作業能
率向上の効果を奏するものである。
【図1】本実施例の要部を示す図である。
【図2】溝加工装置の側面図である。
【図3】溝加工装置の正面図である。
【図4】板材の折曲げの作用説明図である。
【図5】板材の折曲げ作用説明図である。
【図6】平板状の板材を示す図である。
【図7】箱形の製品を示す図である。
【図8】複合加工機の側面図である。
【図9】複合加工機の平面図である。
1 複合加工機 31 パンチング加工装置 33 溝加工装置 35 折曲げ加工装置
Claims (1)
- 【請求項1】 板材を所望の形状に形成すべく板材に対
してパンチング加工を行うパンチング加工装置と、板材
における折曲げ部にV字形状の溝を加工する溝加工装置
と、板材における折曲げ部に対してV字形状の溝を加工
した後に、折曲げ部から板材を折曲げる折曲げ加工装置
を複合化してなることを特徴とする複合加工機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20086091A JPH0542334A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合加工機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20086091A JPH0542334A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合加工機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0542334A true JPH0542334A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16431428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20086091A Pending JPH0542334A (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合加工機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0542334A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000042662A (ja) * | 1998-07-21 | 2000-02-15 | Salvagnini It Spa | メタルシ―トを打ち抜きし及び曲げ加工するためのマシ―ン |
KR100704278B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-04-09 | 김두선 | 외장패널의 테두리 절곡을 위한 모서리 컷팅장치 |
EP1419832B1 (de) * | 2002-09-23 | 2008-07-23 | Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG | Maschinelle Anordnung mit mehreren maschinellen Bearbeitungswerkzeugen zum Bearbeiten von plattenartigen Werkstücken |
CN104226761A (zh) * | 2013-06-16 | 2014-12-24 | 江苏新丽源南亚新材料有限公司 | 一种蜂窝板板材的折边工艺 |
CN108856481A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-11-23 | 安徽中佳自动化科技有限公司 | 一种门壳钣金件组合折弯专机 |
KR102062758B1 (ko) * | 2018-07-09 | 2020-01-07 | 김정민 | 복합 기능을 갖는 롤링기 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20086091A patent/JPH0542334A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000042662A (ja) * | 1998-07-21 | 2000-02-15 | Salvagnini It Spa | メタルシ―トを打ち抜きし及び曲げ加工するためのマシ―ン |
JP4608037B2 (ja) * | 1998-07-21 | 2011-01-05 | サルヴァニーニ イタリア ソシエタ ペル アチオニ | メタルシートを打ち抜きし及び曲げ加工するためのマシーン |
EP1419832B1 (de) * | 2002-09-23 | 2008-07-23 | Trumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG | Maschinelle Anordnung mit mehreren maschinellen Bearbeitungswerkzeugen zum Bearbeiten von plattenartigen Werkstücken |
KR100704278B1 (ko) * | 2005-12-29 | 2007-04-09 | 김두선 | 외장패널의 테두리 절곡을 위한 모서리 컷팅장치 |
CN104226761A (zh) * | 2013-06-16 | 2014-12-24 | 江苏新丽源南亚新材料有限公司 | 一种蜂窝板板材的折边工艺 |
CN108856481A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-11-23 | 安徽中佳自动化科技有限公司 | 一种门壳钣金件组合折弯专机 |
CN108856481B (zh) * | 2018-05-21 | 2023-12-15 | 安徽中佳自动化科技股份有限公司 | 一种门壳钣金件组合折弯专机 |
KR102062758B1 (ko) * | 2018-07-09 | 2020-01-07 | 김정민 | 복합 기능을 갖는 롤링기 |
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