JPH05337851A - アーム旋回式ロボット - Google Patents
アーム旋回式ロボットInfo
- Publication number
- JPH05337851A JPH05337851A JP4173893A JP17389392A JPH05337851A JP H05337851 A JPH05337851 A JP H05337851A JP 4173893 A JP4173893 A JP 4173893A JP 17389392 A JP17389392 A JP 17389392A JP H05337851 A JPH05337851 A JP H05337851A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- guide means
- arm
- moving body
- ball screw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 重量負荷の小さなアーム旋回式ロボットを提
供する。 【構成】 第1軸ガイド手段10と、第1軸ガイド手段
10に沿って第1軸方向へ移動可能な可動基台部14
と、可動基台部14を第1軸ガイド手段10に沿って第
1軸方向へ移動させるための第1軸駆動手段16と、可
動基台部14に設けられ、平面と直角な第2軸方向へ配
された第2軸ガイド手段18と、第2軸ガイド手段18
に沿って第2軸方向へ移動可能であると共に、第2軸ガ
イド手段18の周囲を回動可能な回転移動体26と、回
転移動体26を、第2軸ガイド手段18に沿って第2軸
方向へ移動させるための第2軸駆動手段42と、回転移
動体26を第2軸ガイド手段18の周囲を回動させるた
めの回転駆動手段42、44と、回転移動体26に設け
られたアーム46とを具備する。
供する。 【構成】 第1軸ガイド手段10と、第1軸ガイド手段
10に沿って第1軸方向へ移動可能な可動基台部14
と、可動基台部14を第1軸ガイド手段10に沿って第
1軸方向へ移動させるための第1軸駆動手段16と、可
動基台部14に設けられ、平面と直角な第2軸方向へ配
された第2軸ガイド手段18と、第2軸ガイド手段18
に沿って第2軸方向へ移動可能であると共に、第2軸ガ
イド手段18の周囲を回動可能な回転移動体26と、回
転移動体26を、第2軸ガイド手段18に沿って第2軸
方向へ移動させるための第2軸駆動手段42と、回転移
動体26を第2軸ガイド手段18の周囲を回動させるた
めの回転駆動手段42、44と、回転移動体26に設け
られたアーム46とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアーム旋回式ロボットに
関し、一層詳細には旋回可能なロボットアームの位置を
平面内で移動させると共に、当該平面に対して直角な方
向へ移動させるアーム旋回式ロボットに関する。
関し、一層詳細には旋回可能なロボットアームの位置を
平面内で移動させると共に、当該平面に対して直角な方
向へ移動させるアーム旋回式ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無人工場等において各種作業にア
ーム旋回式ロボットが採用されている。従来のアーム旋
回式ロボットは、次の構成を備えている。工場の床に固
定された基台と、基台から延設され、基台に設けられた
第1モータにより基台の軸線を中心に回動可能な第1ア
ームと、第1アームの先端に軸着され、第1アームの旋
回面内において回動可能な第2アームと、第1アームと
第2アームの軸着部分に設けられ、第2アームを回動さ
せるための第2モータと、第2アームの先端に設けら
れ、第1アームおよび第2アームの旋回面に対して直角
な方向へ移動可能なロボットヘッドと、ロボットヘッド
を前記旋回面に対して直角な方向へ移動させるアクチュ
エータから成る。上記のアーム旋回式ロボットでは第1
アームと第2アームを、第1モータおよび第2モータを
介して旋回させることにより、ロボットヘッドの旋回面
内での平面位置の位置決めが可能となる。さらに、アク
チュエータでロボットヘッドを上下動させることが可能
となるので、ロボットヘッドを任意の3次元位置に移動
させることができる。
ーム旋回式ロボットが採用されている。従来のアーム旋
回式ロボットは、次の構成を備えている。工場の床に固
定された基台と、基台から延設され、基台に設けられた
第1モータにより基台の軸線を中心に回動可能な第1ア
ームと、第1アームの先端に軸着され、第1アームの旋
回面内において回動可能な第2アームと、第1アームと
第2アームの軸着部分に設けられ、第2アームを回動さ
せるための第2モータと、第2アームの先端に設けら
れ、第1アームおよび第2アームの旋回面に対して直角
な方向へ移動可能なロボットヘッドと、ロボットヘッド
を前記旋回面に対して直角な方向へ移動させるアクチュ
エータから成る。上記のアーム旋回式ロボットでは第1
アームと第2アームを、第1モータおよび第2モータを
介して旋回させることにより、ロボットヘッドの旋回面
内での平面位置の位置決めが可能となる。さらに、アク
チュエータでロボットヘッドを上下動させることが可能
となるので、ロボットヘッドを任意の3次元位置に移動
させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のアーム旋回式ロボットには次のような課題があ
る。第1アームの先端より先方には第2アーム、第2モ
ータ、ロボットヘッド、アクチュエータが設けられ、重
量が大きくなるため高速度での運用が行えないという課
題がある。また、第1アームの先端より先方の重量が大
きいため、第1アームに作用する曲げモーメントが大き
くなり第1アームの損傷が著しいと共に、この損傷を防
止するために第1アームの基台への取付構造をより頑丈
にせねばならないという課題もある。従って、本発明は
重量負荷の小さなアーム旋回式ロボットを提供すること
を目的とする。
従来のアーム旋回式ロボットには次のような課題があ
る。第1アームの先端より先方には第2アーム、第2モ
ータ、ロボットヘッド、アクチュエータが設けられ、重
量が大きくなるため高速度での運用が行えないという課
題がある。また、第1アームの先端より先方の重量が大
きいため、第1アームに作用する曲げモーメントが大き
くなり第1アームの損傷が著しいと共に、この損傷を防
止するために第1アームの基台への取付構造をより頑丈
にせねばならないという課題もある。従って、本発明は
重量負荷の小さなアーム旋回式ロボットを提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、平面内の第
1軸方向へ配された第1軸ガイド手段と、該第1軸ガイ
ド手段に沿って前記第1軸方向へ移動可能な可動基台部
と、該可動基台部を前記第1軸ガイド手段に沿って第1
軸方向へ移動させるための第1軸駆動手段と、前記可動
基台部に設けられ、前記平面と直角な第2軸方向へ配さ
れた第2軸ガイド手段と、該第2軸ガイド手段に沿って
前記第2軸方向へ移動可能であると共に、第2軸ガイド
手段の周囲を回動可能な回転移動体と、該回転移動体
を、前記第2軸ガイド手段に沿って第2軸方向へ移動さ
せるための第2軸駆動手段と、前記回転移動体を前記第
2軸ガイド手段の周囲を回動させるための回転駆動手段
と、前記回転移動体に設けられたアームとを具備するこ
とを特徴とする。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、平面内の第
1軸方向へ配された第1軸ガイド手段と、該第1軸ガイ
ド手段に沿って前記第1軸方向へ移動可能な可動基台部
と、該可動基台部を前記第1軸ガイド手段に沿って第1
軸方向へ移動させるための第1軸駆動手段と、前記可動
基台部に設けられ、前記平面と直角な第2軸方向へ配さ
れた第2軸ガイド手段と、該第2軸ガイド手段に沿って
前記第2軸方向へ移動可能であると共に、第2軸ガイド
手段の周囲を回動可能な回転移動体と、該回転移動体
を、前記第2軸ガイド手段に沿って第2軸方向へ移動さ
せるための第2軸駆動手段と、前記回転移動体を前記第
2軸ガイド手段の周囲を回動させるための回転駆動手段
と、前記回転移動体に設けられたアームとを具備するこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。第1軸駆動手段を駆動
することにより、可動基台部を第1軸方向へ移動させる
ことができる。また、回転駆動手段を駆動することによ
りアームを回転移動体と共に第2軸ガイド手段の周囲を
回動させることができるので、可動基台部の第1軸方向
への移動と、回転移動体の第2軸ガイド手段周囲の回動
によりアーム先端の位置をアーム旋回面内の任意の位置
に移動させることができる。また、第2軸ガイド手段、
回転移動体、第2軸駆動手段、回転駆動手段を可動基台
部に設けるため、アーム先端部に作用する重量負荷を軽
減可能となる。
することにより、可動基台部を第1軸方向へ移動させる
ことができる。また、回転駆動手段を駆動することによ
りアームを回転移動体と共に第2軸ガイド手段の周囲を
回動させることができるので、可動基台部の第1軸方向
への移動と、回転移動体の第2軸ガイド手段周囲の回動
によりアーム先端の位置をアーム旋回面内の任意の位置
に移動させることができる。また、第2軸ガイド手段、
回転移動体、第2軸駆動手段、回転駆動手段を可動基台
部に設けるため、アーム先端部に作用する重量負荷を軽
減可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。 (第1実施例)第1実施例について図1と共に説明す
る。10は第1軸ガイド手段の一例であるボールネジで
あり、フレーム12内において軸線を中心に回転可能に
配されている。ボールネジ10は第1軸方向である矢印
A方向に配されている。なお、フレーム12は床等にボ
ルト等を介して固定されている。14は可動基台部であ
り、ボールネジ10に螺合されている。可動基台部14
はフレーム12内において、適宜な機構(例えば凸条と
凹溝)によりボールネジ10を中心とした回動が防止さ
れている。可動基台部14はボールネジ10が軸線を中
心として回転した際には矢印A方向へ移動する。
面と共に詳述する。 (第1実施例)第1実施例について図1と共に説明す
る。10は第1軸ガイド手段の一例であるボールネジで
あり、フレーム12内において軸線を中心に回転可能に
配されている。ボールネジ10は第1軸方向である矢印
A方向に配されている。なお、フレーム12は床等にボ
ルト等を介して固定されている。14は可動基台部であ
り、ボールネジ10に螺合されている。可動基台部14
はフレーム12内において、適宜な機構(例えば凸条と
凹溝)によりボールネジ10を中心とした回動が防止さ
れている。可動基台部14はボールネジ10が軸線を中
心として回転した際には矢印A方向へ移動する。
【0007】16は第1軸駆動手段の一例である第1の
サーボモータであり、フレーム12端部に固定されてい
る。第1のサーボモータ16はボールネジ10を軸線を
中心に回転させる。18は第2軸ガイド手段の一例であ
るボールネジ・スプライン軸(以下、BS軸と記す)で
あり、可動基台部14の上面に固定されている。BS軸
18は第2軸方向である上下方向(矢印B方向)へ配設
されると共に、軸線を中心とした回転は不能になってい
る。BS軸18の外周面には雄ネジ20が刻設されると
共に、軸線方向へ複数本のスプライン溝22が刻設され
ている(図4参照)。BS軸18は中空のパイプ状に形
成されている。26は回転移動体であり、BS軸18に
沿って矢印B方向へ移動可能であると共に、BS軸18
の周囲を回動可能になっている。回転移動体26の構造
について図4と共に説明する。
サーボモータであり、フレーム12端部に固定されてい
る。第1のサーボモータ16はボールネジ10を軸線を
中心に回転させる。18は第2軸ガイド手段の一例であ
るボールネジ・スプライン軸(以下、BS軸と記す)で
あり、可動基台部14の上面に固定されている。BS軸
18は第2軸方向である上下方向(矢印B方向)へ配設
されると共に、軸線を中心とした回転は不能になってい
る。BS軸18の外周面には雄ネジ20が刻設されると
共に、軸線方向へ複数本のスプライン溝22が刻設され
ている(図4参照)。BS軸18は中空のパイプ状に形
成されている。26は回転移動体であり、BS軸18に
沿って矢印B方向へ移動可能であると共に、BS軸18
の周囲を回動可能になっている。回転移動体26の構造
について図4と共に説明する。
【0008】図4において、28はボールネジナットで
あり、ハウジング30内において軸線を中心に回転可能
になっている。ボールネジナット28とハウジング30
内面との間には鋼球34が介挿されており、ボールベア
リングが構成されている。ボールネジナット28はBS
軸18の雄ネジ20に螺合している。32はスプライン
筒であり、ハウジング30内において軸線を中心に回転
可能になっている。スプライン筒32とハウジング30
内面との間にも鋼球36が介挿されており、ボールベア
リングが構成されている。スプライン筒32は内周面に
突起が設けられており、BS軸18のスプライン溝22
に係合している。この構成により、ボールネジナット2
8が回転し、スプライン筒32が回転しなければ、回転
移動体26はBS軸18上を矢印B方向へ直線運動を行
う。ボールネジナット28とスプライン筒32が回転す
ると、回転移動体26はBS軸18を中心に回動する。
さらに、スプライン筒32が回転し、ボールネジナット
28が回転しなければ、回転移動体26はBS軸18上
を矢印B方向へ直線運動を行うと共に、BS軸18を中
心とした回動、すなわちスパイラル運動を行う。
あり、ハウジング30内において軸線を中心に回転可能
になっている。ボールネジナット28とハウジング30
内面との間には鋼球34が介挿されており、ボールベア
リングが構成されている。ボールネジナット28はBS
軸18の雄ネジ20に螺合している。32はスプライン
筒であり、ハウジング30内において軸線を中心に回転
可能になっている。スプライン筒32とハウジング30
内面との間にも鋼球36が介挿されており、ボールベア
リングが構成されている。スプライン筒32は内周面に
突起が設けられており、BS軸18のスプライン溝22
に係合している。この構成により、ボールネジナット2
8が回転し、スプライン筒32が回転しなければ、回転
移動体26はBS軸18上を矢印B方向へ直線運動を行
う。ボールネジナット28とスプライン筒32が回転す
ると、回転移動体26はBS軸18を中心に回動する。
さらに、スプライン筒32が回転し、ボールネジナット
28が回転しなければ、回転移動体26はBS軸18上
を矢印B方向へ直線運動を行うと共に、BS軸18を中
心とした回動、すなわちスパイラル運動を行う。
【0009】38aはタイミングプーリであり、ハウジ
ング30上面側においてボールネジナット28の上端面
へ固定されている。BS軸18はタイミングプーリ38
aを非接触に貫挿している。タイミングプーリ38aに
はタイミングベルト40aを介して回転力が伝達され
る。38bはタイミングプーリであり、ハウジング30
下面側においてスプライン筒32の下端面へ固定されて
いる。BS軸18はタイミングプーリ38bを非接触に
貫挿している。タイミングプーリ38bにはタイミング
ベルト40bを介して回転力が伝達される。
ング30上面側においてボールネジナット28の上端面
へ固定されている。BS軸18はタイミングプーリ38
aを非接触に貫挿している。タイミングプーリ38aに
はタイミングベルト40aを介して回転力が伝達され
る。38bはタイミングプーリであり、ハウジング30
下面側においてスプライン筒32の下端面へ固定されて
いる。BS軸18はタイミングプーリ38bを非接触に
貫挿している。タイミングプーリ38bにはタイミング
ベルト40bを介して回転力が伝達される。
【0010】再び図1において、42は第2のサーボモ
ータであり、回転移動体26へ固定されている。第2の
サーボモータ42の回転出力はタイミングベルト40a
を介してボールネジナット28へ伝達され、ボールネジ
ナット28を回転させる。44は第3のサーボモータで
あり、回転移動体26へ固定されている。第3のサーボ
モータ44の回転出力はタイミングベルト40bを介し
てスプライン筒32へ伝達され、スプライン筒32を回
転させる。従って、第2のサーボモータ42、タイミン
グベルト40a、タイミングプーリ38a、ボールネジ
ナット28で回転移動体26を、BS軸18に沿って矢
印B方向へ移動させるための第2軸駆動手段が構成され
る。
ータであり、回転移動体26へ固定されている。第2の
サーボモータ42の回転出力はタイミングベルト40a
を介してボールネジナット28へ伝達され、ボールネジ
ナット28を回転させる。44は第3のサーボモータで
あり、回転移動体26へ固定されている。第3のサーボ
モータ44の回転出力はタイミングベルト40bを介し
てスプライン筒32へ伝達され、スプライン筒32を回
転させる。従って、第2のサーボモータ42、タイミン
グベルト40a、タイミングプーリ38a、ボールネジ
ナット28で回転移動体26を、BS軸18に沿って矢
印B方向へ移動させるための第2軸駆動手段が構成され
る。
【0011】さらに、前記第2のサーボモータ42、タ
イミングベルト40a、タイミングプーリ38a、ボー
ルネジナット28に加え、第3のサーボモータ44、タ
イミングベルト40b、タイミングプーリ38b、スプ
ライン筒32で回転移動体26を、BS軸18を中心に
矢印C方向へ回動させるための回転駆動手段が構成され
る。46はアームであり、回転移動体26のハウジング
30外周面から水平方向外側へ延設されている。アーム
46は中空のパイプ状に形成されている。48はロボッ
トヘッドであり、アーム46の先端に設けられている。
ロボットヘッド48はエアシリンダ装置50により開閉
動可能になっている。エアシリンダ装置50駆動用の給
気チューブは回転移動体26からアーム46内部を経由
して接続されている。52a、52b、52cはガイド
チェーンであり、第2のサーボモータ42および第3の
サーボモータ44駆動用の電源コード、エアシリンダ装
置50駆動用の給気チューブがガイドチェーン52c、
ガイドチェーン52b、BS軸18内部、ガイドチェー
ン52aを経由して配線、配管されている。
イミングベルト40a、タイミングプーリ38a、ボー
ルネジナット28に加え、第3のサーボモータ44、タ
イミングベルト40b、タイミングプーリ38b、スプ
ライン筒32で回転移動体26を、BS軸18を中心に
矢印C方向へ回動させるための回転駆動手段が構成され
る。46はアームであり、回転移動体26のハウジング
30外周面から水平方向外側へ延設されている。アーム
46は中空のパイプ状に形成されている。48はロボッ
トヘッドであり、アーム46の先端に設けられている。
ロボットヘッド48はエアシリンダ装置50により開閉
動可能になっている。エアシリンダ装置50駆動用の給
気チューブは回転移動体26からアーム46内部を経由
して接続されている。52a、52b、52cはガイド
チェーンであり、第2のサーボモータ42および第3の
サーボモータ44駆動用の電源コード、エアシリンダ装
置50駆動用の給気チューブがガイドチェーン52c、
ガイドチェーン52b、BS軸18内部、ガイドチェー
ン52aを経由して配線、配管されている。
【0012】このように構成されたアーム旋回式ロボッ
トにおいて、第1のサーボモータ16を駆動して可動基
台部14を矢印A方向へ移動させ、第2のサーボモータ
42および第3のサーボモータ44を駆動して回転移動
体26を、BS軸18を中心に矢印C方向へ回動させる
ことによりアーム46先端のロボットヘッド48の平面
位置を決めることができる。ロボットヘッド48の平面
位置が決まったら第2のサーボモータ42を駆動して回
転移動体26を、BS軸18に沿って矢印B方向へ移動
させることによりロボットヘッド48の高さ位置を決め
ることができる。第1実施例のロボットでは、アーム4
6の旋回範囲内であっても、可動基台部14がボールネ
ジ10に沿って移動するのでロボットヘッド48を当該
範囲内で作業させることが可能となる。また、アーム4
6の先端より先方にはロボットヘッド48およびエアシ
リンダ装置50だけが配設されるので、従来のアーム旋
回式ロボットと比べ格段に軽量化されている。従って、
ロボットヘッド48の高速運動を容易に行えると共に、
構造の簡素化も図ることができる。
トにおいて、第1のサーボモータ16を駆動して可動基
台部14を矢印A方向へ移動させ、第2のサーボモータ
42および第3のサーボモータ44を駆動して回転移動
体26を、BS軸18を中心に矢印C方向へ回動させる
ことによりアーム46先端のロボットヘッド48の平面
位置を決めることができる。ロボットヘッド48の平面
位置が決まったら第2のサーボモータ42を駆動して回
転移動体26を、BS軸18に沿って矢印B方向へ移動
させることによりロボットヘッド48の高さ位置を決め
ることができる。第1実施例のロボットでは、アーム4
6の旋回範囲内であっても、可動基台部14がボールネ
ジ10に沿って移動するのでロボットヘッド48を当該
範囲内で作業させることが可能となる。また、アーム4
6の先端より先方にはロボットヘッド48およびエアシ
リンダ装置50だけが配設されるので、従来のアーム旋
回式ロボットと比べ格段に軽量化されている。従って、
ロボットヘッド48の高速運動を容易に行えると共に、
構造の簡素化も図ることができる。
【0013】(第2実施例)次に図2と共に第2実施例
について説明する。なお、第1実施例と同一の構成部材
については第1実施例と同一の符号を付し説明は省略す
る。第2実施例においては、1本のBS軸18へ複数
(本実施例では2個)の回転移動体26a、26bが配
設されている。なお、各回転移動体26a、26bの構
造は第1実施例の回転移動体26と同一の構造であり、
説明は省略する。本実施例では回転移動体26a、26
bの動作は互いに独立して行うことができるので、図示
のように回転移動体26aのロボットヘッド48aが保
持している部品54aと、回転移動体26bのロボット
ヘッド48bが保持している部品54bとを空中で組み
立てることが可能となる。
について説明する。なお、第1実施例と同一の構成部材
については第1実施例と同一の符号を付し説明は省略す
る。第2実施例においては、1本のBS軸18へ複数
(本実施例では2個)の回転移動体26a、26bが配
設されている。なお、各回転移動体26a、26bの構
造は第1実施例の回転移動体26と同一の構造であり、
説明は省略する。本実施例では回転移動体26a、26
bの動作は互いに独立して行うことができるので、図示
のように回転移動体26aのロボットヘッド48aが保
持している部品54aと、回転移動体26bのロボット
ヘッド48bが保持している部品54bとを空中で組み
立てることが可能となる。
【0014】(第3実施例)次に図3と共に第3実施例
について説明する。なお、先行実施例と同一の構成部材
については先行実施例と同一の符号を付し説明は省略す
る。第3実施例において、第1軸ガイド手段の一例であ
るボールネジ10がフレーム12内に軸線を中心とした
回転が不能に固定されている。固定されたボールネジ1
0に対して複数(本実施例では2個)の可動基台部14
a、14bがボールネジ10に対して回動不能に螺合さ
れている。可動基台部14aの構造について図5と共に
説明する。図5において、16aは第1軸駆動手段の一
例である第1のサーボモータであり、可動基台部14a
に固定されている。第1のサーボモータ16aの出力軸
60にはタイミングプーリ62aが嵌着されている。
について説明する。なお、先行実施例と同一の構成部材
については先行実施例と同一の符号を付し説明は省略す
る。第3実施例において、第1軸ガイド手段の一例であ
るボールネジ10がフレーム12内に軸線を中心とした
回転が不能に固定されている。固定されたボールネジ1
0に対して複数(本実施例では2個)の可動基台部14
a、14bがボールネジ10に対して回動不能に螺合さ
れている。可動基台部14aの構造について図5と共に
説明する。図5において、16aは第1軸駆動手段の一
例である第1のサーボモータであり、可動基台部14a
に固定されている。第1のサーボモータ16aの出力軸
60にはタイミングプーリ62aが嵌着されている。
【0015】64はロータリナットであり、可動基台部
14内に配設されると共に、ボールネジ10へ回転可能
に螺合されている。ロータリナット64の左端面にはタ
イミングプーリ62bが固定され、タイミングプーリ6
2aとの間にはタイミングベルト66が架け渡されてい
る。その結果、第1のサーボモータ16aによりロータ
リナット64を回転させることができる。ロータリナッ
ト64が回転すると、可動基台部14aはボールネジ1
0に沿って直線運動を行う。なお、ボールネジ10はタ
イミングプーリ62bを非接触に挿通されている。可動
基台部14bも、可動基台部14aと同一の構造であ
り、可動基台部14bに搭載されている第1のサーボモ
ータ16bを駆動することにより可動基台部14bはボ
ールネジ10に沿って直線運動を行う。
14内に配設されると共に、ボールネジ10へ回転可能
に螺合されている。ロータリナット64の左端面にはタ
イミングプーリ62bが固定され、タイミングプーリ6
2aとの間にはタイミングベルト66が架け渡されてい
る。その結果、第1のサーボモータ16aによりロータ
リナット64を回転させることができる。ロータリナッ
ト64が回転すると、可動基台部14aはボールネジ1
0に沿って直線運動を行う。なお、ボールネジ10はタ
イミングプーリ62bを非接触に挿通されている。可動
基台部14bも、可動基台部14aと同一の構造であ
り、可動基台部14bに搭載されている第1のサーボモ
ータ16bを駆動することにより可動基台部14bはボ
ールネジ10に沿って直線運動を行う。
【0016】第1のサーボモータ16a、16bがそれ
ぞれ可動基台部14a、14bに設けられているので可
動基台部14a、14bを互いに独立して直線運動させ
ることができる。各可動基台部14a、14bには第1
実施例と同一のBS軸18、回転移動体26、アーム4
6、ロボットヘッド48等が設けられており、ボールネ
ジ10を共有する他は2台のロボットをそれぞれ独立し
て駆動させることができる。また、2台のロボットで組
立等、共同の作業を行わせることも可能である。
ぞれ可動基台部14a、14bに設けられているので可
動基台部14a、14bを互いに独立して直線運動させ
ることができる。各可動基台部14a、14bには第1
実施例と同一のBS軸18、回転移動体26、アーム4
6、ロボットヘッド48等が設けられており、ボールネ
ジ10を共有する他は2台のロボットをそれぞれ独立し
て駆動させることができる。また、2台のロボットで組
立等、共同の作業を行わせることも可能である。
【0017】上記の各実施例においては第1軸ガイド手
段としてボールネジを用いたが、ベルトやシリンダ機構
を用いて可動基台部を第1軸方向へ移動させるようにし
てもよい。第2軸ガイド手段としてもBS軸ではなく、
ボールネジやシリンダ機構を用いてもよい。回転移動体
の構造についてはBS軸へ螺合および係合するものでは
なく、第2軸方向への移動は前述の如くボールネジやシ
リンダ機構を用い、回動はキックシリンダ等で行うよう
な構造でもよい。以上、本発明の好適な実施例について
種々述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定される
のではなく、例えば回転移動体26に設けられている第
2のサーボモータ42と第3のサーボモータ44を、1
個のサーボモータと適宜なクラッチ機構(例えば特願平
2−37846号参照)で代替する等、発明の精神を逸
脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろ
んである。
段としてボールネジを用いたが、ベルトやシリンダ機構
を用いて可動基台部を第1軸方向へ移動させるようにし
てもよい。第2軸ガイド手段としてもBS軸ではなく、
ボールネジやシリンダ機構を用いてもよい。回転移動体
の構造についてはBS軸へ螺合および係合するものでは
なく、第2軸方向への移動は前述の如くボールネジやシ
リンダ機構を用い、回動はキックシリンダ等で行うよう
な構造でもよい。以上、本発明の好適な実施例について
種々述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定される
のではなく、例えば回転移動体26に設けられている第
2のサーボモータ42と第3のサーボモータ44を、1
個のサーボモータと適宜なクラッチ機構(例えば特願平
2−37846号参照)で代替する等、発明の精神を逸
脱しない範囲でさらに多くの改変を施し得るのはもちろ
んである。
【0018】
【発明の効果】本発明に係るアーム旋回式ロボットを用
いると、第2軸ガイド手段、回転移動体、第2軸駆動手
段、回転駆動手段を可動基台部に設けるため、アーム先
端より先方について、従来のアーム旋回式ロボットと比
べ格段に軽量化できる。従って、アーム先端部に作用す
る重量負荷を軽減可能となるので、高速運動が可能とな
ると共に、構造の簡素化も図ることができる等の著効を
奏する。
いると、第2軸ガイド手段、回転移動体、第2軸駆動手
段、回転駆動手段を可動基台部に設けるため、アーム先
端より先方について、従来のアーム旋回式ロボットと比
べ格段に軽量化できる。従って、アーム先端部に作用す
る重量負荷を軽減可能となるので、高速運動が可能とな
ると共に、構造の簡素化も図ることができる等の著効を
奏する。
【図1】本発明に係るアーム旋回式ロボットの第1実施
例を示した斜視図。
例を示した斜視図。
【図2】本発明に係るアーム旋回式ロボットの第2実施
例を示した斜視図。
例を示した斜視図。
【図3】本発明に係るアーム旋回式ロボットの第3実施
例を示した斜視図。
例を示した斜視図。
【図4】各実施例における回転移動体の構造を示した断
面図。
面図。
【図5】第3実施例の可動基台部の構造を示した断面
図。
図。
10 ボールネジ 14 可動基台部 16、16a、16b 第1のサーボモータ 18 BS軸 26 回転移動体 42 第2のサーボモータ 44 第3のサーボモータ 46 アーム
Claims (1)
- 【請求項1】 平面内の第1軸方向へ配された第1軸ガ
イド手段と、 該第1軸ガイド手段に沿って前記第1軸方向へ移動可能
な可動基台部と、 該可動基台部を前記第1軸ガイド手段に沿って第1軸方
向へ移動させるための第1軸駆動手段と、 前記可動基台部に設けられ、前記平面と直角な第2軸方
向へ配された第2軸ガイド手段と、 該第2軸ガイド手段に沿って前記第2軸方向へ移動可能
であると共に、第2軸ガイド手段の周囲を回動可能な回
転移動体と、 該回転移動体を、前記第2軸ガイド手段に沿って第2軸
方向へ移動させるための第2軸駆動手段と、 前記回転移動体を前記第2軸ガイド手段の周囲を回動さ
せるための回転駆動手段と、 前記回転移動体に設けられたアームとを具備することを
特徴とするアーム旋回式ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173893A JPH05337851A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | アーム旋回式ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4173893A JPH05337851A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | アーム旋回式ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05337851A true JPH05337851A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15969055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4173893A Pending JPH05337851A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | アーム旋回式ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05337851A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7083368B2 (en) | 2003-08-22 | 2006-08-01 | Fanuc Ltd | Numerical control apparatus |
CN100337795C (zh) * | 2004-03-04 | 2007-09-19 | 株式会社莱茵瓦库斯 | 输送装置 |
CN103707294A (zh) * | 2013-12-18 | 2014-04-09 | 哈尔滨工程大学 | 射孔弹装配机械手 |
CN110370285A (zh) * | 2019-08-09 | 2019-10-25 | 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 | 一种机器人控制方法、装置及机器人和存储介质 |
JP2020044633A (ja) * | 2018-09-20 | 2020-03-26 | 国立大学法人京都大学 | 移動作業ロボット |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5590290A (en) * | 1978-12-07 | 1980-07-08 | Reis Walter Gmbh & Co | Handling device |
JPS58109284A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-29 | 株式会社小松製作所 | ロボツト装置 |
JPH0266981U (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-21 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP4173893A patent/JPH05337851A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN110370285A (zh) * | 2019-08-09 | 2019-10-25 | 蓝思智能机器人(长沙)有限公司 | 一种机器人控制方法、装置及机器人和存储介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |