JPH05139242A - 車体の前部構造 - Google Patents
車体の前部構造Info
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- JPH05139242A JPH05139242A JP3303575A JP30357591A JPH05139242A JP H05139242 A JPH05139242 A JP H05139242A JP 3303575 A JP3303575 A JP 3303575A JP 30357591 A JP30357591 A JP 30357591A JP H05139242 A JPH05139242 A JP H05139242A
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R19/02—Bumpers, i.e. impact receiving or absorbing members for protecting vehicles or fending off blows from other vehicles or objects
- B60R19/24—Arrangements for mounting bumpers on vehicles
- B60R19/26—Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means
- B60R19/34—Arrangements for mounting bumpers on vehicles comprising yieldable mounting means destroyed upon impact, e.g. one-shot type
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0132—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to vehicle motion parameters, e.g. to vehicle longitudinal or transversal deceleration or speed value
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
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- B60R21/013—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over
- B60R21/0136—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting collisions, impending collisions or roll-over responsive to actual contact with an obstacle, e.g. to vehicle deformation, bumper displacement or bumper velocity relative to the vehicle
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車体前方から作用するエネルギーを充分に吸
収すると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値
で確実に作動させる。 【構成】 車体10の前部10Aのフロントサイドメン
バ12の前方には、フロントエンドパネル14を挟ん
で、クラッシュボックス16が同軸的に連結されてい
る。クラッシュボックス16の後部24の上板34、下
板36、外板38(図示省略)及び内板40の各板厚D
1は、クラッシュボックス16の前部22の上板26、
下板28、外板30(図示省略)及び内板32の各板厚
D2より厚くされており、全塑性荷重特性が2段階とな
っている。
収すると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値
で確実に作動させる。 【構成】 車体10の前部10Aのフロントサイドメン
バ12の前方には、フロントエンドパネル14を挟ん
で、クラッシュボックス16が同軸的に連結されてい
る。クラッシュボックス16の後部24の上板34、下
板36、外板38(図示省略)及び内板40の各板厚D
1は、クラッシュボックス16の前部22の上板26、
下板28、外板30(図示省略)及び内板32の各板厚
D2より厚くされており、全塑性荷重特性が2段階とな
っている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車体の前部構造に係り、
特に、加速度センサを設けた車体の前部構造に関する。
特に、加速度センサを設けた車体の前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加速度センサを設けた車体の前部
構造の一例としては、実開平2−60055号公報が知
られている。
構造の一例としては、実開平2−60055号公報が知
られている。
【0003】図13に示される如く、この車体の前部構
造では、車体110の前端部に車幅方向に沿って設けら
れたフロントフレームに複数の加速度センサ112が設
けられており、車体110に急激な加速度が作用した場
合には、加速度センサ110が作動して車室内に設けら
れたエアバッグ装置を起動するようになっている。
造では、車体110の前端部に車幅方向に沿って設けら
れたフロントフレームに複数の加速度センサ112が設
けられており、車体110に急激な加速度が作用した場
合には、加速度センサ110が作動して車室内に設けら
れたエアバッグ装置を起動するようになっている。
【0004】また、この車体の前部構造では、図14に
示される如く、加速度センサ112をフロントフレーム
114に固定する取付部材の内、前側の取付部材116
の剛性が後側の取付部118の剛性より大きく設定され
ており、加速度センサ112の作動遅れを防止するよう
になっている。
示される如く、加速度センサ112をフロントフレーム
114に固定する取付部材の内、前側の取付部材116
の剛性が後側の取付部118の剛性より大きく設定され
ており、加速度センサ112の作動遅れを防止するよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体の前部構造では、加速度センサ112に作用する加速
度が車体110の剛性等によってばらつくため、車体1
10に作用する加速度の広い範囲で加速度センサ112
が作動する。従って、加速度センサ112を設定した加
速度に近い値で確実に作動させることは極めて難し技術
となっていた。
体の前部構造では、加速度センサ112に作用する加速
度が車体110の剛性等によってばらつくため、車体1
10に作用する加速度の広い範囲で加速度センサ112
が作動する。従って、加速度センサ112を設定した加
速度に近い値で確実に作動させることは極めて難し技術
となっていた。
【0006】また、近年、フロントサイドメンバの前側
にクラッシュボックスを設け、このクラッシュボックス
によって車体前方から作用する荷重のエネルギーを吸収
することで、所定値より小さい荷重の場合には、フロン
トサイドメンバが変形するのを防止する車体の前部構造
が知られている(例えば、実開平2−175452号参
照)。従って、この場合には、クラッシュボックスの変
形途中に加速度センサ112が作動し、エアバッグ装置
を起動することが好ましい。
にクラッシュボックスを設け、このクラッシュボックス
によって車体前方から作用する荷重のエネルギーを吸収
することで、所定値より小さい荷重の場合には、フロン
トサイドメンバが変形するのを防止する車体の前部構造
が知られている(例えば、実開平2−175452号参
照)。従って、この場合には、クラッシュボックスの変
形途中に加速度センサ112が作動し、エアバッグ装置
を起動することが好ましい。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、車体前方から
作用する荷重のエネルギーを充分に吸収することができ
ると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値で確
実に作動することができる車体の前部構造を得ることが
目的である。
作用する荷重のエネルギーを充分に吸収することができ
ると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値で確
実に作動することができる車体の前部構造を得ることが
目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
車体の前部構造は、加速度センサを設けた車体におい
て、フロントサイドメンバの前方に全塑性荷重特性が2
段階となるクラッシュボックスを備えたことを特徴とし
ている。
車体の前部構造は、加速度センサを設けた車体におい
て、フロントサイドメンバの前方に全塑性荷重特性が2
段階となるクラッシュボックスを備えたことを特徴とし
ている。
【0009】また、本発明の請求項2記載の車体の前部
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは前部の板厚が後部の板厚より薄い
ことを特徴としている。
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは前部の板厚が後部の板厚より薄い
ことを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項3記載の車体の前部
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは4枚の板材によって断面矩形状に
構成され、2組の対向する板材の内の1組の板材の互い
に対向する位置にそれぞれ段部を設け、これらの段部よ
り前方の断面積を後方の断面積より小さくしたことを特
徴としている。
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは4枚の板材によって断面矩形状に
構成され、2組の対向する板材の内の1組の板材の互い
に対向する位置にそれぞれ段部を設け、これらの段部よ
り前方の断面積を後方の断面積より小さくしたことを特
徴としている。
【0011】また、本発明の請求項4記載の車体の前部
構造は、請求項3記載の車体の前部構造において、前記
段部に段部を補強する補強部材を設けたことを特徴とし
ている。
構造は、請求項3記載の車体の前部構造において、前記
段部に段部を補強する補強部材を設けたことを特徴とし
ている。
【0012】また、本発明の請求項5記載の車体の前部
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは前部に位置する第1の閉断面構造
部と、後部に位置し前記第1の閉断面構造部と同一断面
形状でかつ断面積が広くされた第2の閉断面構造部と、
前記第1の閉断面構造部と前記第2の閉断面構造部との
境に設けられ前記第1の閉断面構造部と前記第2の閉断
面構造部とが軸圧縮変形するより小さい荷重で前記第1
の閉断面構造部が前記第2の閉断面構造部内に侵入可能
に両者を連結する壁面部と、からなることを特徴として
いる。
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは前部に位置する第1の閉断面構造
部と、後部に位置し前記第1の閉断面構造部と同一断面
形状でかつ断面積が広くされた第2の閉断面構造部と、
前記第1の閉断面構造部と前記第2の閉断面構造部との
境に設けられ前記第1の閉断面構造部と前記第2の閉断
面構造部とが軸圧縮変形するより小さい荷重で前記第1
の閉断面構造部が前記第2の閉断面構造部内に侵入可能
に両者を連結する壁面部と、からなることを特徴として
いる。
【0013】また、本発明の請求項6記載の車体の前部
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは断面コ字状とされた1組の対向板
と、前部が平板で後部が断面コ字状とされた1組の対向
板と、から成る車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断
面構造とされたことを特徴としている。
構造は、請求項1記載の車体の前部構造において、前記
クラッシュボックスは断面コ字状とされた1組の対向板
と、前部が平板で後部が断面コ字状とされた1組の対向
板と、から成る車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断
面構造とされたことを特徴としている。
【0014】
【作用】本発明の請求項1記載の車体の前部構造は、車
体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボ
ックスの全塑性荷重特性が低い部位が軸圧縮変形し、そ
の後、クラッシュボックスの全塑性荷重特性が高い部位
が軸圧縮変形する。即ち、全塑性荷重特性が低い部位の
軸圧縮変形が完了し、全塑性荷重特性が高い部位が軸圧
縮変形を開始した後に、高い車体減速度が発生して、加
速度センサに作用する荷重の変化が大きくなるようにな
っている。
体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボ
ックスの全塑性荷重特性が低い部位が軸圧縮変形し、そ
の後、クラッシュボックスの全塑性荷重特性が高い部位
が軸圧縮変形する。即ち、全塑性荷重特性が低い部位の
軸圧縮変形が完了し、全塑性荷重特性が高い部位が軸圧
縮変形を開始した後に、高い車体減速度が発生して、加
速度センサに作用する荷重の変化が大きくなるようにな
っている。
【0015】従って、この荷重の変化によって加速度セ
ンサが作動して、車室内に設けられたエアバッグ装置が
起動するので、クラッシュボックスによって、車体前方
から作用する荷重のエネルギーを充分に吸収することが
でき、フロントサイドメンバの損傷を減少することがで
きると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値で
確実に作動することができる。
ンサが作動して、車室内に設けられたエアバッグ装置が
起動するので、クラッシュボックスによって、車体前方
から作用する荷重のエネルギーを充分に吸収することが
でき、フロントサイドメンバの損傷を減少することがで
きると共に、加速度センサを設定した加速度に近い値で
確実に作動することができる。
【0016】また、本発明の請求項2記載の車体の前部
構造は、クラッシュボックスの前部の板厚が後部の板厚
より薄くなっているため、クラッシュボックスの前部の
全塑性荷重特性が後部の全塑性荷重特性より低い。よっ
て、車体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッ
シュボックスの前部が軸圧縮変形し、その後、クラッシ
ュボックスの後部が軸圧縮変形する。従って、請求項1
記載の車体の前部構造と同様の効果が得られる。
構造は、クラッシュボックスの前部の板厚が後部の板厚
より薄くなっているため、クラッシュボックスの前部の
全塑性荷重特性が後部の全塑性荷重特性より低い。よっ
て、車体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッ
シュボックスの前部が軸圧縮変形し、その後、クラッシ
ュボックスの後部が軸圧縮変形する。従って、請求項1
記載の車体の前部構造と同様の効果が得られる。
【0017】また、本発明の請求項3記載の車体の前部
構造は、クラッシュボックスに設けられた段部より前方
の断面積が、段部より後方の断面積より小さくなってい
るため、クラッシュボックスの前部の全塑性荷重特性が
後部の全塑性荷重特性より低い。よって、車体前方から
荷重が作用した場合には、先にクラッシュボックスの前
部が軸圧縮変形し、その後、クラッシュボックスの後部
が軸圧縮変形する。従って、請求項1記載の車体の前部
構造と同様の効果が得られる。
構造は、クラッシュボックスに設けられた段部より前方
の断面積が、段部より後方の断面積より小さくなってい
るため、クラッシュボックスの前部の全塑性荷重特性が
後部の全塑性荷重特性より低い。よって、車体前方から
荷重が作用した場合には、先にクラッシュボックスの前
部が軸圧縮変形し、その後、クラッシュボックスの後部
が軸圧縮変形する。従って、請求項1記載の車体の前部
構造と同様の効果が得られる。
【0018】また、本発明の請求項4記載の車体の前部
構造は、請求項3記載の車体の前部構造の段部におい
て、段部に段部を補強する補強部材が設けられているた
め、請求項3記載の車体の前部構造に比べ段部の断面崩
れが減少する。これによって、車体前方から荷重が作用
した場合には、更に確実にクラッシュボックスを前方か
ら後部へと順に軸圧縮変形させることができる。
構造は、請求項3記載の車体の前部構造の段部におい
て、段部に段部を補強する補強部材が設けられているた
め、請求項3記載の車体の前部構造に比べ段部の断面崩
れが減少する。これによって、車体前方から荷重が作用
した場合には、更に確実にクラッシュボックスを前方か
ら後部へと順に軸圧縮変形させることができる。
【0019】また、本発明の請求項5記載の車体の前部
構造では、車体前方から荷重が作用した場合に、クラッ
シュボックスの前部と後部が、軸圧縮変形を開始しする
前に、壁面部が潰れ前部を構成する第1の閉断面構造
が、後部を構成する第2の閉断面構造部内に侵入し、前
部が軸圧縮変形を開始した後に、高い車体減速度が発生
して、加速度センサに作用する荷重が大きく変化する。
また、その後、前部が軸圧縮変形を完了して後部が軸圧
縮変形を開始した後に、再度高い車体減速度が発生し
て、加速度センサに作用する荷重が大きく変化する。従
って、これらの2つの荷重変化によって、加速度センサ
をさらに確実に作動することができる。
構造では、車体前方から荷重が作用した場合に、クラッ
シュボックスの前部と後部が、軸圧縮変形を開始しする
前に、壁面部が潰れ前部を構成する第1の閉断面構造
が、後部を構成する第2の閉断面構造部内に侵入し、前
部が軸圧縮変形を開始した後に、高い車体減速度が発生
して、加速度センサに作用する荷重が大きく変化する。
また、その後、前部が軸圧縮変形を完了して後部が軸圧
縮変形を開始した後に、再度高い車体減速度が発生し
て、加速度センサに作用する荷重が大きく変化する。従
って、これらの2つの荷重変化によって、加速度センサ
をさらに確実に作動することができる。
【0020】また、本発明の請求項6記載の車体の前部
構造では、クラッシュボックスは車体前後方向に延びる
断面矩形状の閉断面構造となっており、クラッシュボッ
クスの前部では四隅が全て一枚板で構成されている。ま
た、クラッシュボックスの後部では四隅が全て二枚板で
構成されている。従って、カルマンの有効幅理論より荷
重は角部で受けるため、クラッシュボックスの前部の全
塑性荷重特性が後部の全塑性荷重特性より低い。よっ
て、車体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッ
シュボックスの前部が軸圧縮変形し、その後、クラッシ
ュボックスの後部が軸圧縮変形する。従って、請求項1
記載の車体の前部構造と同様の効果が得られる。
構造では、クラッシュボックスは車体前後方向に延びる
断面矩形状の閉断面構造となっており、クラッシュボッ
クスの前部では四隅が全て一枚板で構成されている。ま
た、クラッシュボックスの後部では四隅が全て二枚板で
構成されている。従って、カルマンの有効幅理論より荷
重は角部で受けるため、クラッシュボックスの前部の全
塑性荷重特性が後部の全塑性荷重特性より低い。よっ
て、車体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッ
シュボックスの前部が軸圧縮変形し、その後、クラッシ
ュボックスの後部が軸圧縮変形する。従って、請求項1
記載の車体の前部構造と同様の効果が得られる。
【0021】
【実施例】本発明の車体の前部構造の第1実施例につい
て図1〜図4に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印IN
は車幅内方向を示す。
て図1〜図4に従って説明する。なお、図中矢印FRは
車体前方方向を、矢印UPは車体上方方向を、矢印IN
は車幅内方向を示す。
【0022】図1に示される如く、自動車車体10の前
部10Aの車幅方向両端部下部近傍には、車体前後方向
へ延びる閉断面構造とされた一対のフロントサイドメン
バ12が配設されている。また、フロントサイドメンバ
12の前端部に設けられたフランジ12Aはフロントエ
ンドパネル14に結合されている。
部10Aの車幅方向両端部下部近傍には、車体前後方向
へ延びる閉断面構造とされた一対のフロントサイドメン
バ12が配設されている。また、フロントサイドメンバ
12の前端部に設けられたフランジ12Aはフロントエ
ンドパネル14に結合されている。
【0023】フロントサイドメンバ12の前方には、フ
ロントエンドパネル14を挟んで、クラッシュボックス
16が同軸的に連結されている。また、フロントサイド
メンバ12の前端部の下方には、連結部材18を介して
車幅方向に延びるフロントクロスメンバ20が連結され
ている。
ロントエンドパネル14を挟んで、クラッシュボックス
16が同軸的に連結されている。また、フロントサイド
メンバ12の前端部の下方には、連結部材18を介して
車幅方向に延びるフロントクロスメンバ20が連結され
ている。
【0024】図2に示される如く、クラッシュボックス
16の前部22は、クラッシュボックス16の上部を構
成する上板26と、クラッシュボックス16の下部を構
成する下板28と、クラッシュボックス16の車幅方向
外側部を構成する外板30と、クラッシュボックス16
の車幅方向内側部を構成する内板32とで構成されてい
る。
16の前部22は、クラッシュボックス16の上部を構
成する上板26と、クラッシュボックス16の下部を構
成する下板28と、クラッシュボックス16の車幅方向
外側部を構成する外板30と、クラッシュボックス16
の車幅方向内側部を構成する内板32とで構成されてい
る。
【0025】上板26は、開口部を下方へ向けた断面コ
字状とされており、上板26の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ26Aが形成されている。また、上板2
6の後端部には、断面外側へ向けてフランジ26Bが形
成されている。
字状とされており、上板26の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ26Aが形成されている。また、上板2
6の後端部には、断面外側へ向けてフランジ26Bが形
成されている。
【0026】下板28は、開口部を上方へ向けた断面コ
字状とされており、下板28の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ28Aが形成されている。また、下板2
8の後端部には、断面外側へ向けてフランジ28Bが形
成されている。
字状とされており、下板28の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ28Aが形成されている。また、下板2
8の後端部には、断面外側へ向けてフランジ28Bが形
成されている。
【0027】外板30は平板状とされており、外板30
の前端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ30Aが
形成されている。また、外板30の後端部には、車幅方
向外側へ向けてフランジ30Bが形成されている。外板
30の上端縁部は、上板26の外側壁部26Cに車幅方
向外側から溶着されており、外板30の下端縁部は、下
板28の外側壁部28Cに車幅方向外側から溶着されて
いる。また、フランジ30Aの上端部は、フランジ26
Aの車幅方向外側下部に車体前後方向後側から溶着され
ており、フランジ30Aの下端部は、フランジ28Aの
車幅方向外側上部に車体前後方向後側から溶着されてい
る。
の前端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ30Aが
形成されている。また、外板30の後端部には、車幅方
向外側へ向けてフランジ30Bが形成されている。外板
30の上端縁部は、上板26の外側壁部26Cに車幅方
向外側から溶着されており、外板30の下端縁部は、下
板28の外側壁部28Cに車幅方向外側から溶着されて
いる。また、フランジ30Aの上端部は、フランジ26
Aの車幅方向外側下部に車体前後方向後側から溶着され
ており、フランジ30Aの下端部は、フランジ28Aの
車幅方向外側上部に車体前後方向後側から溶着されてい
る。
【0028】内板32は、平板状とされており、内板3
2の前端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ32A
が形成されている。また、内板32の後端部には、車幅
方向内側へ向けてフランジ32Bが形成されている。内
板32の上端縁部は、上板26の内側壁部26Dに車幅
方向内側から溶着されており、内板32の下端縁部は、
下板28の内側壁部28Dに車幅方向内側から溶着され
ている。また、フランジ32Aの上端部は、フランジ2
6Aの車幅方向内側下部に車体前後方向後側から溶着さ
れており、フランジ32Aの下端部は、フランジ28A
の車幅方向内側上部に車体前後方向後側から溶着されて
いる。
2の前端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ32A
が形成されている。また、内板32の後端部には、車幅
方向内側へ向けてフランジ32Bが形成されている。内
板32の上端縁部は、上板26の内側壁部26Dに車幅
方向内側から溶着されており、内板32の下端縁部は、
下板28の内側壁部28Dに車幅方向内側から溶着され
ている。また、フランジ32Aの上端部は、フランジ2
6Aの車幅方向内側下部に車体前後方向後側から溶着さ
れており、フランジ32Aの下端部は、フランジ28A
の車幅方向内側上部に車体前後方向後側から溶着されて
いる。
【0029】従って、クラッシュボックス16の前部2
2は、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断面構造と
されている。
2は、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断面構造と
されている。
【0030】クラッシュボックス16の後部24は、ク
ラッシュボックス16の上部を構成する上板34と、ク
ラッシュボックス16の下部を構成する下板36と、ク
ラッシュボックス16の車幅方向外側部を構成する外板
38と、クラッシュボックス16の車幅方向内側部を構
成する内板40とで構成されている。これらの上板3
4、下板36、外板38及び内板40は、前部22の上
板26、下板28、外板30及び内板32と同一形状と
され同様に結合されている。
ラッシュボックス16の上部を構成する上板34と、ク
ラッシュボックス16の下部を構成する下板36と、ク
ラッシュボックス16の車幅方向外側部を構成する外板
38と、クラッシュボックス16の車幅方向内側部を構
成する内板40とで構成されている。これらの上板3
4、下板36、外板38及び内板40は、前部22の上
板26、下板28、外板30及び内板32と同一形状と
され同様に結合されている。
【0031】従って、クラッシュボックス16の後部2
4は、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断面構造と
されているまた、クラッシュボックス16の後部24の
前端部のフランジ24Aは、フランジ26B、28B、
30B、32Bで構成されるクラッシュボックス16の
前部22の後端部のフランジ22Bに結合されており、
クラッシュボックス16の前部22とクラッシュボック
ス16の後部24とは同軸とされている。
4は、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断面構造と
されているまた、クラッシュボックス16の後部24の
前端部のフランジ24Aは、フランジ26B、28B、
30B、32Bで構成されるクラッシュボックス16の
前部22の後端部のフランジ22Bに結合されており、
クラッシュボックス16の前部22とクラッシュボック
ス16の後部24とは同軸とされている。
【0032】図1に示される如く、クラッシュボックス
16の後部24の上板34、下板36、外板38(図示
省略)及び内板40の各板厚D1は、クラッシュボック
ス16の前部22の上板26、下板28、外板30(図
示省略)及び内板32の各板厚D2より厚くされてい
る。
16の後部24の上板34、下板36、外板38(図示
省略)及び内板40の各板厚D1は、クラッシュボック
ス16の前部22の上板26、下板28、外板30(図
示省略)及び内板32の各板厚D2より厚くされてい
る。
【0033】また、フランジ26B、28B、30B、
32Bで構成されるクラッシュボックス16の前部22
の前端部のフランジ22Aは、バンパリインフォース4
1に結合されており、クラッシュボックス16の後部2
4の後端部のフランジ24Bは、フロントエンドパネル
14を挟んで、フロントサイドメンバ12のフランジ1
2Aに結合されている。
32Bで構成されるクラッシュボックス16の前部22
の前端部のフランジ22Aは、バンパリインフォース4
1に結合されており、クラッシュボックス16の後部2
4の後端部のフランジ24Bは、フロントエンドパネル
14を挟んで、フロントサイドメンバ12のフランジ1
2Aに結合されている。
【0034】図3に示される如く、車体前部10Aに設
けられた左右のエプロンアッパメンバ44の車体前後方
向略中央部44A又はフロアトンネル部46の前端部4
6Aには、加速度センサ48が配設されている。
けられた左右のエプロンアッパメンバ44の車体前後方
向略中央部44A又はフロアトンネル部46の前端部4
6Aには、加速度センサ48が配設されている。
【0035】次に本実施例の作用について説明する。本
実施例の車体の前部構造では、車体前方から荷重(図1
の矢印A)が作用した場合には、フロントサイドメンバ
12が軸圧縮変形する前にクラッシュボックス16が軸
圧縮変形する。この場合、クラッシュボックス16の後
部24の上板34、下板36、外板38及び内板40の
各板厚D1が、クラッシュボックス16の前部22の上
板26、下板28、外板30及び内板32の各板厚D2
より厚いため、クラッシュボックス16の前部22の全
塑性荷重特性が後部24の全塑性荷重特性より低い。よ
って、先にクラッシュボックス16の前部22が軸圧縮
変形し、その後、クラッシュボックス16の後部24が
軸圧縮変形する。即ち、図4に示される如く、前部22
の軸圧縮変形荷重F1は後部24の軸圧縮変形荷重F2
(F2−F1=ΔF)より小さくなっており、前部22
の軸圧縮変形が完了し、後部24が軸圧縮変形を開始し
た後に、高い車体減速度が発生して、加速度センサ48
に作用する荷重が大きく変化するようになっている。
実施例の車体の前部構造では、車体前方から荷重(図1
の矢印A)が作用した場合には、フロントサイドメンバ
12が軸圧縮変形する前にクラッシュボックス16が軸
圧縮変形する。この場合、クラッシュボックス16の後
部24の上板34、下板36、外板38及び内板40の
各板厚D1が、クラッシュボックス16の前部22の上
板26、下板28、外板30及び内板32の各板厚D2
より厚いため、クラッシュボックス16の前部22の全
塑性荷重特性が後部24の全塑性荷重特性より低い。よ
って、先にクラッシュボックス16の前部22が軸圧縮
変形し、その後、クラッシュボックス16の後部24が
軸圧縮変形する。即ち、図4に示される如く、前部22
の軸圧縮変形荷重F1は後部24の軸圧縮変形荷重F2
(F2−F1=ΔF)より小さくなっており、前部22
の軸圧縮変形が完了し、後部24が軸圧縮変形を開始し
た後に、高い車体減速度が発生して、加速度センサ48
に作用する荷重が大きく変化するようになっている。
【0036】従って、この荷重の変化によって加速度セ
ンサ48が作動して、車室内に設けられたエアバッグ装
置が起動する。このため、クラッシュボックス16によ
って、車体前方から作用する荷重のエネルギーを充分に
吸収することができ、フロントサイドメンバ12の損傷
を減少することができると共に、加速度センサ48を設
定した加速度に近い値で確実に作動することができる。
ンサ48が作動して、車室内に設けられたエアバッグ装
置が起動する。このため、クラッシュボックス16によ
って、車体前方から作用する荷重のエネルギーを充分に
吸収することができ、フロントサイドメンバ12の損傷
を減少することができると共に、加速度センサ48を設
定した加速度に近い値で確実に作動することができる。
【0037】次に、本発明の車体の前部構造の第2実施
例について、図5に従って説明する。なお、第1実施例
と同一部材については同一符号を付してその説明を省略
する。
例について、図5に従って説明する。なお、第1実施例
と同一部材については同一符号を付してその説明を省略
する。
【0038】図5に示される如く、本実施例のクラッシ
ュボックス50は、クラッシュボックス50の上部を構
成する上板52と、クラッシュボックス50の下部を構
成する下板54と、クラッシュボックス50の車幅方向
外側部を構成する外板56と、クラッシュボックス50
の車幅方向内側部を構成する内板58とで構成されてい
る。
ュボックス50は、クラッシュボックス50の上部を構
成する上板52と、クラッシュボックス50の下部を構
成する下板54と、クラッシュボックス50の車幅方向
外側部を構成する外板56と、クラッシュボックス50
の車幅方向内側部を構成する内板58とで構成されてい
る。
【0039】上板52は、開口部を下方へ向けた断面コ
字状とされており、上板52の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ52Aが形成されている。また、上板5
2の後端部には、断面外側へ向けてフランジ52Bが形
成されている。上板52の前後方向中央部には、段部5
3が設けられており、この段部53の前側は後側に比べ
て下方へオフセットしている。
字状とされており、上板52の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ52Aが形成されている。また、上板5
2の後端部には、断面外側へ向けてフランジ52Bが形
成されている。上板52の前後方向中央部には、段部5
3が設けられており、この段部53の前側は後側に比べ
て下方へオフセットしている。
【0040】下板54は、開口部を上方へ向けた断面コ
字状とされており、下板54の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ54Aが形成されている。また、下板5
4の後端部には、断面外側へ向けてフランジ54Bが形
成されている。下板54の前後方向中央部には、段部5
5が設けられており、この段部55の前側は後側に比べ
て上方へオフセットしている。
字状とされており、下板54の前端部には、断面外側へ
向けてフランジ54Aが形成されている。また、下板5
4の後端部には、断面外側へ向けてフランジ54Bが形
成されている。下板54の前後方向中央部には、段部5
5が設けられており、この段部55の前側は後側に比べ
て上方へオフセットしている。
【0041】外板56は、平板状とされており、外板5
6の前端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ56A
が形成されている。また、外板56の後端部には、車幅
方向外側へ向けてフランジ56Bが形成されている。外
板56の前後方向中央部より前側は、後側に比べ幅が狭
くなっており、外板56の上端縁部は、上板52の外側
壁部52Cに車幅方向外側から溶着されている。また、
外板56の下端縁部は、下板54の外側壁部54Cに車
幅方向外側から溶着されている。外板56のフランジ5
6Aの上端部は上方へ延設され、フランジ52Aの車幅
方向外側下部に車体前後方向後側から溶着されており、
フランジ56Aの下端部は下方へ延設され、フランジ5
4Aの車幅方向外側上部に車体前後方向後側から溶着さ
れている。
6の前端部には、車幅方向外側へ向けてフランジ56A
が形成されている。また、外板56の後端部には、車幅
方向外側へ向けてフランジ56Bが形成されている。外
板56の前後方向中央部より前側は、後側に比べ幅が狭
くなっており、外板56の上端縁部は、上板52の外側
壁部52Cに車幅方向外側から溶着されている。また、
外板56の下端縁部は、下板54の外側壁部54Cに車
幅方向外側から溶着されている。外板56のフランジ5
6Aの上端部は上方へ延設され、フランジ52Aの車幅
方向外側下部に車体前後方向後側から溶着されており、
フランジ56Aの下端部は下方へ延設され、フランジ5
4Aの車幅方向外側上部に車体前後方向後側から溶着さ
れている。
【0042】内板58は、平板状とされており、内板5
8の前端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ58A
が形成されている。また、内板58の後端部には、車幅
方向内側へ向けてフランジ58Bが形成されている。内
板58の前後方向中央部より前側は後側に比べ幅が狭く
なっている。内板58の上端縁部は、上板52の内側壁
部52Dに車幅方向内側から溶着されており、内板58
の下端縁部は、下板54の内側壁部54Dに車幅方向内
側から溶着されている。内板58のフランジ58Aの上
端部は上方へ延設され、フランジ52Aの車幅方向内側
下部に車体前後方向後側から溶着されており、フランジ
58Aの下端部は下方へ延設され、フランジ54Aの車
幅方向内側上部に車体前後方向後側から溶着されてい
る。
8の前端部には、車幅方向内側へ向けてフランジ58A
が形成されている。また、内板58の後端部には、車幅
方向内側へ向けてフランジ58Bが形成されている。内
板58の前後方向中央部より前側は後側に比べ幅が狭く
なっている。内板58の上端縁部は、上板52の内側壁
部52Dに車幅方向内側から溶着されており、内板58
の下端縁部は、下板54の内側壁部54Dに車幅方向内
側から溶着されている。内板58のフランジ58Aの上
端部は上方へ延設され、フランジ52Aの車幅方向内側
下部に車体前後方向後側から溶着されており、フランジ
58Aの下端部は下方へ延設され、フランジ54Aの車
幅方向内側上部に車体前後方向後側から溶着されてい
る。
【0043】また、上板52、下板54、外板56及び
内板58には、それぞれ、クラッシュボックス50の長
手方向(車体前後方向)に直交する向きにビード59が
形成されている。
内板58には、それぞれ、クラッシュボックス50の長
手方向(車体前後方向)に直交する向きにビード59が
形成されている。
【0044】従って、クラッシュボックス50は、前部
50Aの断面積が後部50Bの断面積より車体上下方向
に狭くなった、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断
面構造とされている。このため、クラッシュボックス5
0の前部50Aの全塑性荷重特性が後部50Bの全塑性
荷重特性より低い。よって、車体前方から荷重が作用し
た場合には、クラッシュボックス50の前部50Aが軸
圧縮変形し、その後、クラッシュボックス50の後部5
0Bが軸圧縮変形する。従って、本実施例においても、
第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例で
は、第1実施例に比べ板材が4枚と少なくかつ各板材の
板厚が同一であるため、構造を簡素化できる。
50Aの断面積が後部50Bの断面積より車体上下方向
に狭くなった、車体前後方向へ延びる断面矩形状の閉断
面構造とされている。このため、クラッシュボックス5
0の前部50Aの全塑性荷重特性が後部50Bの全塑性
荷重特性より低い。よって、車体前方から荷重が作用し
た場合には、クラッシュボックス50の前部50Aが軸
圧縮変形し、その後、クラッシュボックス50の後部5
0Bが軸圧縮変形する。従って、本実施例においても、
第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例で
は、第1実施例に比べ板材が4枚と少なくかつ各板材の
板厚が同一であるため、構造を簡素化できる。
【0045】次に、本発明の車体の前部構造の第3実施
例について図6(A)及び図6(B)に従って説明す
る。なお、第2実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
例について図6(A)及び図6(B)に従って説明す
る。なお、第2実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0046】図6(A)に示される如く、本実施例にお
いては、クラッシュボックス50内の前部50Aと後部
50Bとの境界、即ち、上板52の段部53と下板54
の段部55とに当接する位置に、補強部材としてのバル
クヘッド60が設けられている。
いては、クラッシュボックス50内の前部50Aと後部
50Bとの境界、即ち、上板52の段部53と下板54
の段部55とに当接する位置に、補強部材としてのバル
クヘッド60が設けられている。
【0047】図6(B)に示される如く、バルクヘッド
60は上下方向に長い矩形状とされており、基部60A
には上下方向に間隔を開けて2つの円孔62が穿設され
ている。基部60Aの外周縁部には、車体前後方向後側
へ向けて上フランジ60B、下フランジ60C、外フラ
ンジ60D、内フランジ60Eが形成されている。
60は上下方向に長い矩形状とされており、基部60A
には上下方向に間隔を開けて2つの円孔62が穿設され
ている。基部60Aの外周縁部には、車体前後方向後側
へ向けて上フランジ60B、下フランジ60C、外フラ
ンジ60D、内フランジ60Eが形成されている。
【0048】図6(A)に示される如く、バルクヘッド
60の基部60Aの上端部は、上板52の段部53に車
体前後方向後側から当接されており、上フランジ60B
が段部53の後側部52E(図6(A)の斜線部)に溶
着されている。バルクヘッド60の基部60Aの下端部
は、下板54の段部55に車体前後方向後側から当接さ
れており、下フランジ60Cが段部55の後側部54E
(図6(A)の斜線部)に溶着されている。また、バル
クヘッド60の外フランジ60Dは外板56の後部前端
56C(図6(A)の斜線部)に溶着されており、バル
クヘッド60の内フランジ60Eは内板58の後部前端
58C(図6(A)の斜線部)に溶着されている。
60の基部60Aの上端部は、上板52の段部53に車
体前後方向後側から当接されており、上フランジ60B
が段部53の後側部52E(図6(A)の斜線部)に溶
着されている。バルクヘッド60の基部60Aの下端部
は、下板54の段部55に車体前後方向後側から当接さ
れており、下フランジ60Cが段部55の後側部54E
(図6(A)の斜線部)に溶着されている。また、バル
クヘッド60の外フランジ60Dは外板56の後部前端
56C(図6(A)の斜線部)に溶着されており、バル
クヘッド60の内フランジ60Eは内板58の後部前端
58C(図6(A)の斜線部)に溶着されている。
【0049】従って、本実施例では、バルクヘッド60
によってクラッシュボックス50の段部が補強されるた
め、第2実施例に比べ段部の断面崩れが減少する。これ
によって、更に確実にクラッシュボックス50を前方か
ら順に圧縮変形させることができる。
によってクラッシュボックス50の段部が補強されるた
め、第2実施例に比べ段部の断面崩れが減少する。これ
によって、更に確実にクラッシュボックス50を前方か
ら順に圧縮変形させることができる。
【0050】次に、本発明の車体の前部構造の第4実施
例について図7〜図8(F)に従って説明する。なお、
第1実施例と同一部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
例について図7〜図8(F)に従って説明する。なお、
第1実施例と同一部材については同一符号を付してその
説明を省略する。
【0051】図7に示される如く、本実施例のクラッシ
ュボックス64は円筒形とされており、前部64Aの外
径R1が、後部64Bの外径R2より小さくなってい
る。また、前部64Aと後部64Bとはリング状の壁面
部64Cで連結されており、前部64Aと後部64Bと
が軸圧縮変形するより小さい荷重で、壁面部64Cが潰
れ、前部64Aが後部64B内に侵入するようになって
いる。
ュボックス64は円筒形とされており、前部64Aの外
径R1が、後部64Bの外径R2より小さくなってい
る。また、前部64Aと後部64Bとはリング状の壁面
部64Cで連結されており、前部64Aと後部64Bと
が軸圧縮変形するより小さい荷重で、壁面部64Cが潰
れ、前部64Aが後部64B内に侵入するようになって
いる。
【0052】従って、本実施例では、図8(A)に示さ
れる如く、車体前方から荷重(図8(A)の矢印A)が
作用した場合には、図8(B)に示される如く、先ず、
壁面部64Cが潰れ、前部64Aが後部64B内に侵入
して図8(C)の状態となる。その後、図8(D)に示
される如く、前部64Aが軸圧縮変形を開始して、図8
(E)の状態となる。その後、図8(F)に示される如
く、後部64Bが軸圧縮変形する。
れる如く、車体前方から荷重(図8(A)の矢印A)が
作用した場合には、図8(B)に示される如く、先ず、
壁面部64Cが潰れ、前部64Aが後部64B内に侵入
して図8(C)の状態となる。その後、図8(D)に示
される如く、前部64Aが軸圧縮変形を開始して、図8
(E)の状態となる。その後、図8(F)に示される如
く、後部64Bが軸圧縮変形する。
【0053】このように、本実施例では、クラッシュボ
ックス64の前部64Aと後部64Bが、軸圧縮変形を
開始しする前に、図8(A)〜図8(C)に示される如
く、壁面部64Cが潰れ、前部64Aが後部64B内に
侵入する過程があるため、図9に示される如く、図8
(C)の状態から、図8(D)の状態へ移行した後に、
高い車体減速度が発生して、加速度センサ48に作用す
る荷重が大きく変化する領域P1と、前部64Aが軸圧
縮変形を完了して後部64Bが軸圧縮変形へ移行した後
に、即ち、図8(E)の状態から図8(F)の状態へ移
行した後に、高い車体減速度が発生して、加速度センサ
48に作用する荷重が大きく変化する領域P2とが存在
する。
ックス64の前部64Aと後部64Bが、軸圧縮変形を
開始しする前に、図8(A)〜図8(C)に示される如
く、壁面部64Cが潰れ、前部64Aが後部64B内に
侵入する過程があるため、図9に示される如く、図8
(C)の状態から、図8(D)の状態へ移行した後に、
高い車体減速度が発生して、加速度センサ48に作用す
る荷重が大きく変化する領域P1と、前部64Aが軸圧
縮変形を完了して後部64Bが軸圧縮変形へ移行した後
に、即ち、図8(E)の状態から図8(F)の状態へ移
行した後に、高い車体減速度が発生して、加速度センサ
48に作用する荷重が大きく変化する領域P2とが存在
する。
【0054】従って、これらの2つの領域P1又はP2
によって、加速度センサ48をさらに確実に作動するこ
とができる。なお、本実施例では、フロントサイドメン
バ12への影響を考慮して、領域P1で加速度センサ4
8が作動するようになっている。
によって、加速度センサ48をさらに確実に作動するこ
とができる。なお、本実施例では、フロントサイドメン
バ12への影響を考慮して、領域P1で加速度センサ4
8が作動するようになっている。
【0055】次に、本発明の車体の前部構造の第5実施
例について図10(A)〜図10(C)に従って説明す
る。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
例について図10(A)〜図10(C)に従って説明す
る。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0056】図10(A)に示される如く、クラッシュ
ボックス66は、クラッシュボックス66の上部を構成
する上板68と、クラッシュボックス66の下部を構成
する下板70と、クラッシュボックス66の車幅方向外
側部を構成する外板72と、クラッシュボックス50の
車幅方向内側部を構成する内板74とで構成されてい
る。
ボックス66は、クラッシュボックス66の上部を構成
する上板68と、クラッシュボックス66の下部を構成
する下板70と、クラッシュボックス66の車幅方向外
側部を構成する外板72と、クラッシュボックス50の
車幅方向内側部を構成する内板74とで構成されてい
る。
【0057】上板68は、開口部を下方へ向けた断面コ
字状とされており、上板68の外壁部68Aは、前部の
幅H1が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部
とは傾斜した下端縁部を有する中央部で連結されてい
る。同様に、上板68の内壁部68Bも、前部の幅H1
が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部とは傾
斜した下端縁部を有する中央部で連結されている。
字状とされており、上板68の外壁部68Aは、前部の
幅H1が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部
とは傾斜した下端縁部を有する中央部で連結されてい
る。同様に、上板68の内壁部68Bも、前部の幅H1
が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部とは傾
斜した下端縁部を有する中央部で連結されている。
【0058】下板70は、開口部を上方へ向けた断面コ
字状とされており、下板70の外壁部70Aは、前部の
幅H1が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部
とは傾斜した上端縁部を有する中央部で連結されてい
る。同様に、下板70の内壁部70Bも、前部の幅H1
が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部とは傾
斜した上端縁部を有する中央部で連結されている。
字状とされており、下板70の外壁部70Aは、前部の
幅H1が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部
とは傾斜した上端縁部を有する中央部で連結されてい
る。同様に、下板70の内壁部70Bも、前部の幅H1
が後部の幅H2より狭くなっており、前部と後部とは傾
斜した上端縁部を有する中央部で連結されている。
【0059】外板72は平板状とされ、前部の幅L1が
後部の幅L2より狭くなっており、前部と後部とは傾斜
した上下端縁部を有する中央部で連結されている。この
外板72の上端縁部は、上板68の外壁部68Aの下端
縁部に車幅方向外側から溶着されており、外板72の下
端縁部は、下板70の外壁部70Aの上端縁部に車幅方
向外側から溶着されている。
後部の幅L2より狭くなっており、前部と後部とは傾斜
した上下端縁部を有する中央部で連結されている。この
外板72の上端縁部は、上板68の外壁部68Aの下端
縁部に車幅方向外側から溶着されており、外板72の下
端縁部は、下板70の外壁部70Aの上端縁部に車幅方
向外側から溶着されている。
【0060】内板74は平板状とされ、前部の幅L1が
後部の幅L2より狭くなっており、前部と後部とは傾斜
した上下端縁部を有する中央部で連結されている。この
内板74の上端縁部は、上板68の内壁部68Bの下端
縁部に車幅方向内側から溶着されており、内板74の下
端縁部は、下板70の内壁部70Bの上端縁部に車幅方
向内側から溶着されている。
後部の幅L2より狭くなっており、前部と後部とは傾斜
した上下端縁部を有する中央部で連結されている。この
内板74の上端縁部は、上板68の内壁部68Bの下端
縁部に車幅方向内側から溶着されており、内板74の下
端縁部は、下板70の内壁部70Bの上端縁部に車幅方
向内側から溶着されている。
【0061】従って、クラッシュボックス66は車体前
後方向に延びる矩形状の閉断面構造となっている。
後方向に延びる矩形状の閉断面構造となっている。
【0062】図10(B)及び図10(C)に示される
如く、上板68及び下板70の厚さM1は、外板72及
び内板74の厚さM2より厚くされており、断面内の上
板68及び下板70の割合が大きい後部66Bの全塑性
荷重特性が、前部66Aの全塑性荷重特性より大きくな
っている。
如く、上板68及び下板70の厚さM1は、外板72及
び内板74の厚さM2より厚くされており、断面内の上
板68及び下板70の割合が大きい後部66Bの全塑性
荷重特性が、前部66Aの全塑性荷重特性より大きくな
っている。
【0063】このため、本実施例においても、車体前方
から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボックス
66の前部66Aが軸圧縮変形し、その後、クラッシュ
ボックス66の後部66Bが軸圧縮変形する。よって、
第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例で
は、第1実施例に比べ板材の量が少ないのいでクラッシ
ュボックス全体を軽量化できる。
から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボックス
66の前部66Aが軸圧縮変形し、その後、クラッシュ
ボックス66の後部66Bが軸圧縮変形する。よって、
第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実施例で
は、第1実施例に比べ板材の量が少ないのいでクラッシ
ュボックス全体を軽量化できる。
【0064】図11(A)〜図11(D)には本実施例
の変形例を示す。図11(A)〜図11(C)に示され
る如く、このクラッシュボックス76では、外板78及
び内板80が、それぞれ矩形状とされている。また、上
板68、下板70外板78及び内板80の板厚が全て等
しくなっており、断面内の上板68の外壁部68A、内
壁部68B及び下板70の外壁部70A、内壁部70B
の割合が大きい後部66Bの全塑性荷重特性が、前部6
6Aの全塑性荷重特性より大きくなっている。なお、図
11(D)に示される如く、クラッシュボックス76の
後部76Bでは、上板68の外壁部68A、内壁部68
B、下板70の外壁部70A、内壁部70Bの各幅H2
を広くして、上板68の外壁部68A及び内壁部68B
が、下板70の外壁部70A及び内壁部70Bに、それ
ぞれ完全に重なる構造としても良い。
の変形例を示す。図11(A)〜図11(C)に示され
る如く、このクラッシュボックス76では、外板78及
び内板80が、それぞれ矩形状とされている。また、上
板68、下板70外板78及び内板80の板厚が全て等
しくなっており、断面内の上板68の外壁部68A、内
壁部68B及び下板70の外壁部70A、内壁部70B
の割合が大きい後部66Bの全塑性荷重特性が、前部6
6Aの全塑性荷重特性より大きくなっている。なお、図
11(D)に示される如く、クラッシュボックス76の
後部76Bでは、上板68の外壁部68A、内壁部68
B、下板70の外壁部70A、内壁部70Bの各幅H2
を広くして、上板68の外壁部68A及び内壁部68B
が、下板70の外壁部70A及び内壁部70Bに、それ
ぞれ完全に重なる構造としても良い。
【0065】次に、本発明の車体の前部構造の第6実施
例について図12(A)〜図12(C)に従って説明す
る。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
例について図12(A)〜図12(C)に従って説明す
る。なお、第1実施例と同一部材については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0066】なお、本実施例のクラッシュボックスは、
カルマンの有効幅理論に基づくものである。
カルマンの有効幅理論に基づくものである。
【0067】図12(A)に示される如く、クラッシュ
ボックス82は、クラッシュボックス82の上部を構成
する上板84と、クラッシュボックス82の下部を構成
する下板86と、クラッシュボックス82の車幅方向外
側部を構成する外板88と、クラッシュボックス82の
車幅方向内側部を構成する内板90とで構成されてい
る。上板84は開口部を下方へ向けた断面コ字状とされ
ており、下板86は開口部を上方へ向けた断面コ字状と
されている。外板88は前部88Aが平板状とされてお
り、後部88Bは開口部を車幅方向内側へ向けた断面コ
字状とされている。また、内板90は前部90Aが平板
状とされており、後部90Bは開口部を車幅方向外側へ
向けた断面コ字状とされている。
ボックス82は、クラッシュボックス82の上部を構成
する上板84と、クラッシュボックス82の下部を構成
する下板86と、クラッシュボックス82の車幅方向外
側部を構成する外板88と、クラッシュボックス82の
車幅方向内側部を構成する内板90とで構成されてい
る。上板84は開口部を下方へ向けた断面コ字状とされ
ており、下板86は開口部を上方へ向けた断面コ字状と
されている。外板88は前部88Aが平板状とされてお
り、後部88Bは開口部を車幅方向内側へ向けた断面コ
字状とされている。また、内板90は前部90Aが平板
状とされており、後部90Bは開口部を車幅方向外側へ
向けた断面コ字状とされている。
【0068】また、クラッシュボックス82は車体前後
方向に延びる矩形状の閉断面構造となっており、図12
(B)に示される如く、クラッシュボックス82の前部
82Aでは、四隅が全て一枚板で構成されている。ま
た、図12(C)に示される如く、クラッシュボックス
82の後部82Aでは、四隅が全て二枚板で構成されて
いる。
方向に延びる矩形状の閉断面構造となっており、図12
(B)に示される如く、クラッシュボックス82の前部
82Aでは、四隅が全て一枚板で構成されている。ま
た、図12(C)に示される如く、クラッシュボックス
82の後部82Aでは、四隅が全て二枚板で構成されて
いる。
【0069】これより、カルマンの有効幅理論(荷重は
角部で受ける)に従って、クラッシュボックス82の後
部82Bの全塑性荷重特性が、前部82Aの全塑性荷重
特性より大きくなる。よって、本実施例においても、車
体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボ
ックス82の前部82Aが軸圧縮変形し、その後、クラ
ッシュボックス82の後部82Bが軸圧縮変形する。よ
って、第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実
施例では、第1実施例に比べ板材の量が少ないのいでク
ラッシュボックス全体を軽量化できる。
角部で受ける)に従って、クラッシュボックス82の後
部82Bの全塑性荷重特性が、前部82Aの全塑性荷重
特性より大きくなる。よって、本実施例においても、車
体前方から荷重が作用した場合には、先にクラッシュボ
ックス82の前部82Aが軸圧縮変形し、その後、クラ
ッシュボックス82の後部82Bが軸圧縮変形する。よ
って、第1実施例と同様の効果が得られる。また、本実
施例では、第1実施例に比べ板材の量が少ないのいでク
ラッシュボックス全体を軽量化できる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、フロントサイドメンバの前方
に全塑性荷重特性が2段階となるクラッシュボックスを
設けた構成としたので、車体前方から作用する荷重のエ
ネルギーを充分に吸収することができると共に、加速度
センサを設定した加速度に近い値で確実に作動すること
ができるという優れた効果を有する。
に全塑性荷重特性が2段階となるクラッシュボックスを
設けた構成としたので、車体前方から作用する荷重のエ
ネルギーを充分に吸収することができると共に、加速度
センサを設定した加速度に近い値で確実に作動すること
ができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の第1実施例の車体の前部構造を示す側
面図である。
面図である。
【図2】本発明の第1実施例の車体の前部構造のクラッ
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た斜視図で
ある。
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図3】本発明の第1実施例の車体の前部構造が適用さ
れた車体の前半分を示す車体斜め前方から見た斜視図で
ある。
れた車体の前半分を示す車体斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例の車体の前部構造のクラッ
シュボックスの変形量と軸圧縮変形荷重との関係を示す
グラフである。
シュボックスの変形量と軸圧縮変形荷重との関係を示す
グラフである。
【図5】本発明の第2実施例の車体の前部構造のクラッ
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た分解斜視
図である。
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た分解斜視
図である。
【図6】(A)は本発明の第3実施例の車体の前部構造
のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見た
分解斜視図であり、(B)はバルクヘッドの拡大斜視図
である。
のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見た
分解斜視図であり、(B)はバルクヘッドの拡大斜視図
である。
【図7】本発明の第4実施例の車体の前部構造のクラッ
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た斜視図で
ある。
シュボックスを示す車体外側斜め前方から見た斜視図で
ある。
【図8】(A)〜(D)は本発明の第4実施例のクラッ
シュボックスの変形を示す側断面図である。
シュボックスの変形を示す側断面図である。
【図9】本発明の第4実施例の車体の前部構造のクラッ
シュボックスの変形量と軸圧縮変形荷重との関係を示す
グラフである。
シュボックスの変形量と軸圧縮変形荷重との関係を示す
グラフである。
【図10】(A)は本発明の第5実施例の車体の前部構
造のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見
た分解斜視図であり、(B)は図10(A)のB−B線
断面図であり、(C)は図10(A)のC−C線断面図
である。
造のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見
た分解斜視図であり、(B)は図10(A)のB−B線
断面図であり、(C)は図10(A)のC−C線断面図
である。
【図11】(A)は本発明の第5実施例の車体の前部構
造のクラッシュボックスの変形例を示す車体外側斜め前
方から見た分解斜視図であり、(B)は図11(A)の
B−B線断面図であり、(C)は図11(A)のC−C
線断面図であり、(D)は図11(C)と対応する他の
例の断面図である。
造のクラッシュボックスの変形例を示す車体外側斜め前
方から見た分解斜視図であり、(B)は図11(A)の
B−B線断面図であり、(C)は図11(A)のC−C
線断面図であり、(D)は図11(C)と対応する他の
例の断面図である。
【図12】(A)は本発明の第6実施例の車体の前部構
造のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見
た分解斜視図であり、(B)は図12(A)のB−B線
断面図であり、(C)は図12(A)のC−C線断面図
である。
造のクラッシュボックスを示す車体外側斜め前方から見
た分解斜視図であり、(B)は図12(A)のB−B線
断面図であり、(C)は図12(A)のC−C線断面図
である。
【図13】従来例の車体の前部構造が適用された車体を
示す斜め前方から見た斜視図である。
示す斜め前方から見た斜視図である。
【図14】従来例の車体の前部構造が適用された車体の
加速度センサの取付け構造を示す側面図である。
加速度センサの取付け構造を示す側面図である。
10 車体 10A 前部 12 フロントサイドメンバ 16 クラッシュボックス 22 前部 24 後部 26 上板 28 下板 30 外板 32 内板 34 上板 36 下板 38 外板 40 内板 48 加速度センサ 50 クラッシュボックス 50A 前部 50B 後部 52 上板 53 段部 54 下板 55 段部 56 外板 58 内板 60 バルクヘッド(補強部材) 64 クラッシュボックス 64A 前部 64B 後部 64C 壁面部 66 クラッシュボックス 66A 前部 66B 後部 68 上板 70 下板 72 外板 74 内板 76 クラッシュボックス 76A 前部 76B 後部 78 外板 80 内板 82 クラッシュボックス 82A 前部 82B 後部 84 上板 86 下板 88 外板 86 内板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 淳一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 加速度センサを設けた車体において、フ
ロントサイドメンバの前方に全塑性荷重特性が2段階と
なるクラッシュボックスを備えたことを特徴とする車体
の前部構造。 - 【請求項2】 前記クラッシュボックスは前部の板厚が
後部の板厚より薄いことを特徴とする請求項1記載の車
体の前部構造。 - 【請求項3】 前記クラッシュボックスは4枚の板材に
よって断面矩形状に構成され、2組の対向する板材の内
の1組の板材の互いに対向する位置にそれぞれ段部を設
け、これらの段部より前方の断面積を後方の断面積より
小さくしたことを特徴とする請求項1記載の車体の前部
構造。 - 【請求項4】 前記段部に段部を補強する補強部材を設
けたことを特徴とする請求項3記載の車体の前部構造。 - 【請求項5】 前記クラッシュボックスは前部に位置す
る第1の閉断面構造部と、後部に位置し前記第1の閉断
面構造部と同一断面形状でかつ断面積が広くされた第2
の閉断面構造部と、前記第1の閉断面構造部と前記第2
の閉断面構造部との境に設けられ前記第1の閉断面構造
部と前記第2の閉断面構造部とが軸圧縮変形するより小
さい荷重で前記第1の閉断面構造部が前記第2の閉断面
構造部内に侵入可能に両者を連結する壁面部と、からな
ることを特徴とする請求項1記載の車体の前部構造。 - 【請求項6】 前記クラッシュボックスは断面コ字状と
された1組の対向板と、前部が平板で後部が断面コ字状
とされた1組の対向板と、から成る車体前後方向へ延び
る断面矩形状の閉断面構造とされたことを特徴とする請
求項1記載の車体の前部構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303575A JPH05139242A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 車体の前部構造 |
US07/977,013 US5314229A (en) | 1991-11-19 | 1992-11-16 | Front body structure |
EP92119578A EP0546352B1 (en) | 1991-11-19 | 1992-11-17 | Front body structure |
DE69217188T DE69217188T2 (de) | 1991-11-19 | 1992-11-17 | Vorderwagenaufbau |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3303575A JPH05139242A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 車体の前部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05139242A true JPH05139242A (ja) | 1993-06-08 |
Family
ID=17922654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3303575A Pending JPH05139242A (ja) | 1991-11-19 | 1991-11-19 | 車体の前部構造 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5314229A (ja) |
EP (1) | EP0546352B1 (ja) |
JP (1) | JPH05139242A (ja) |
DE (1) | DE69217188T2 (ja) |
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