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JPH05104681A - 制振材 - Google Patents

制振材

Info

Publication number
JPH05104681A
JPH05104681A JP3266104A JP26610491A JPH05104681A JP H05104681 A JPH05104681 A JP H05104681A JP 3266104 A JP3266104 A JP 3266104A JP 26610491 A JP26610491 A JP 26610491A JP H05104681 A JPH05104681 A JP H05104681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration damping
damping material
resin
damping
thermoplastic resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3266104A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozo Sugiki
正三 杉木
Hideaki Saito
秀明 斎藤
Toshiyuki Isobe
利行 磯部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP3266104A priority Critical patent/JPH05104681A/ja
Publication of JPH05104681A publication Critical patent/JPH05104681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄肉制振材を提供する。 【構成】 単一金型2内における同時成形により成形さ
れた、熱可塑性樹脂3/制振樹脂4/熱可塑性樹脂3の
積層構造体よりなる制振材。 【効果】 薄肉でかつ比較的軽量で、制振性能に優れる
上に、量産性に優れた制振材が提供される。しかも、本
発明の制振材は、一体成形品であることから、制振材料
の剥離の問題もない。製品の小型、軽量化、耐久性の向
上、及び、生産効率の向上による製品のコストダウンが
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は制振材に係り、特に、産
業用機械のモーター、駆動部等のハウジング、洗濯機、
掃除機、ミキサー、エアコンディショナー等の小型モー
ターを有する家電機器のハウジング、カバーケース、テ
レビ、ラジオ、ラジカセ等のスピーカー部のカバー及び
ハウジング、或いは、自動車、オートバイ等の車両等の
防振内装材として有用な薄肉制振材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の制振材としては、十分な
制振効果を得るために、ハウジングやケース等の振動を
抑えたい部分の基板に、ゴム系又は樹脂系の制振材料
を、基板の厚さに対して2〜3倍の厚さに貼り付けて構
成されたものが一般的である。その他、ケースやハウジ
ング構成材として、金属板と金属板との間に樹脂系の材
料を挟んだ制振鋼板を用いる場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】基板にゴム系又は樹脂
系の制振材料を貼り付けたもの(以下「貼り付け品」と
称する場合がある。)では、基板に対して肉厚の制振材
料を貼り付けるため、制振材料付基板の厚さは、基板単
味の厚さの2〜3倍位の非常に厚さの厚いものとなる。
また、制振材料の比重は一般に1.5〜2.5と重いた
め、著しい重量増加も招く。このため、製品の小型、軽
量化の面から、制約されたスペースや重量の範囲内で十
分な制振性能を付与することが難しいという欠点があっ
た。
【0004】その上、貼り付け品では、制振材料が基板
から剥れ易く、制振材料が剥れた場合には、制振効果が
損なわれるばかりではなく、製品の美観が著しく阻害さ
れるという欠点もある。
【0005】一方、金属板間に樹脂系材料を挟んだ制振
鋼板は、2枚の金属板を使用することから、その重量が
大となり、軽量化が要求される製品に対しては不適当で
ある。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、薄肉
かつ軽量で、制振性能に優れた制振材を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の制振材は、熱可
塑性樹脂、制振樹脂及び熱可塑性樹脂を順次積層してな
る積層体よりなり、単一金型内における同時成形により
成形されてなることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の制振材は、基板としての機能を果たす
基材となる熱可塑性樹脂と、制振材料としての機能を果
たす制振樹脂との2材質よりなる、いわゆるサンドイッ
チ構造の3層積層構造よりなる一体物であり、しかも、
単一金型内における同時成形により成形されたものであ
るため、次のような作用効果が得られる。
【0009】 熱可塑性樹脂/制振樹脂/熱可塑性樹
脂で構成されるため、従来の制振鋼板に比べて重量増加
が著しく少なく、製品の軽量化が図れる。
【0010】 従来の貼り付け品では実現不可能な、
薄肉制振材とすることができる。従来の貼り付け品の基
板単味の厚さ程度の薄肉制振材で良好な制振性能を確保
することができる。
【0011】 一体成形品であり、貼り付け品ではな
いため、制振材料の剥離のおそれがない。このため、制
振材料剥離による制振効果、製品の美観の低下の問題が
ない。
【0012】 単一金型による同時成形で成形される
ため、生産効率が高い。
【0013】 成形条件を任意に設定することによ
り、所望の構成、即ち、所望の熱可塑性樹脂層厚さ及び
制振樹脂層厚さの制振材とすることができる。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て具体的に説明する。
【0015】第1図(a)〜(c)は本発明の制振材の
成形方法を説明する断面図である。
【0016】本発明の制振材は、例えば、第1図に示す
ダブルインジェクション成形機(サンドイッチ成形機)
を用いて成形される。図示のごとく、ダブルインジェク
ション成形機は、2基水平V型射出装置1(1A,1
B)から、異材質の樹脂を1組の金型2へ同時に又は断
続的に射出し、一工程で多層製品(サンドイッチ成形
体)を成形する特殊射出成形機である。
【0017】具体的には、次のようにして行なう。ま
ず、射出成形機の一方の射出装置1Aに基材となる熱可
塑性樹脂3を、他方の射出装置1Bに中間材(制振材
料)となる制振樹脂4を、各々、射出可能な状態に準備
する。成形用金型2は、射出成形機の型置盤(図示せ
ず)に取り付けておく。この金型2は特に特殊な構造及
び機構である必要はない。
【0018】次に、金型2内に、射出装置1Aより基材
となる熱可塑性樹脂3を先に射出し(第1図(a))、
その後、射出装置1Bに切り替えて、中間材となる制振
樹脂4を遅れて射出する(第1図(b))。再び射出終
了近くで、射出装置1Aに切り替えて基材となる熱可塑
性樹脂3を射出し、保圧を行ない成形を完了させる(第
1図(c))。このときの各々の射出装置1A,1Bの
射出速度、射出圧力、射出量及び切り替えタイミング、
成形する樹脂を溶かすための加熱筒(図示せず)の温
度、金型温度等を任意に設定することにより、所望のサ
ンドイッチ構造よりなる本発明の制振材を成形すること
が可能となる。
【0019】本発明の制振材を構成する熱可塑性樹脂及
び制振樹脂の各層厚には特に制限はなく、要求される強
度、制振性能、重量、厚さ等に応じて適宜決定される
が、通常の場合、熱可塑性樹脂層の厚さが1〜3mm、
2層合計で2〜5mm、制振樹脂層の厚さが0.5〜2
mm程度とするのが好ましい。また、制振材の強度、制
振性能の面から、制振樹脂層の厚さは、制振材の全厚さ
の1/10〜1/3程度であることが好ましい。
【0020】なお、本発明において、基材を構成する熱
可塑性樹脂としては特に制限はないが、一般には、AB
S(スチレン−ブタジエン−アクリロニトリル共重合体
樹脂)、PS(ポリスチレン樹脂)、PP(ポリプロピ
レン樹脂)、PA(ポリアミド樹脂)等の熱可塑性樹脂
が好ましい。
【0021】また、制振樹脂としてはTan δが1以
上である樹脂が好ましく、具体的には塩化ビニル系樹
脂、塩ビ−酢ビグラフト系樹脂などが用いられる。
【0022】以下に具体的な製造例及び実験例を挙げ
て、本発明をより詳細に説明する。
【0023】製造例1 本発明の制振材により、第2図(a)(斜視図)及び
(b)(底面図)に示すクリーナーカバー(掃除機の吸
込口のカバー)を製造した。成形方法は第1図(a)〜
(c)に示す通りであり、表1に示す成形条件で行なっ
た。なお、熱可塑性樹脂としてはABSを用い、また、
制振樹脂としては塩化ビニル系樹脂を用い、カバーの各
部の平均肉厚は2.5〜3mm程度、制振樹脂層の厚さ
はカバー肉厚の1/3程度とした。
【0024】
【表1】
【0025】得られたカバー10は肉薄で、しかも良好
な制振性能を示した。また、サンドイッチ射出成形の成
形サイクルは汎用の射出成形機で単層の樹脂を成形する
場合の成形サイクルと同程度であり、生産効率も良好で
あった。
【0026】実験例1 第1図(a)〜(c)に示す方法に従って、熱可塑性樹
脂(ABS)(厚さ1mm)/制振樹脂(塩化ビニル系
樹脂)(厚さ1mm)/熱可塑性樹脂(ABS)(厚さ
1mm)の3層積層構造の試験片を成形した。
【0027】この試験片について、各温度で測定した1
000Hzにおける制振性能を第3図に示した。また、
比較のためABS単独の厚さ3mmの試験片についても
同様に制振性能を測定し、結果を第3図に併記した。
【0028】第3図より、本発明の制振材によれば、厚
さを増加させることなく、著しく優れた制振性能が得ら
れることが明らかである。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の制振材によ
れば、薄肉でかつ比較的軽量で、制振性能に優れる上
に、量産性に優れた制振材が提供される。しかも、本発
明の制振材は、一体成形品であることから、制振材料の
剥離の問題もない。
【0030】従って、本発明の制振材を用いて各種機器
のハウジングやケース等を構成することにより、製品の
小型、軽量化、耐久性の向上、及び、生産効率の向上に
よる製品のコストダウンが達成される。
【0031】本発明の制振材は、特に、掃除機の吸込口
のカバー等、小型又は薄肉制振部材の構成材料等とし
て、幅広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は本発明の制振材の成形方法を説明する
断面図である。
【図2】第2図(a)は製造例1で製造したクリーナー
カバーを示す斜視図、第2図(b)は同底面図である。
【図3】第3図は実験例1の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 射出装置 2 金型 3 熱可塑性樹脂 4 制振樹脂
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂、制振樹脂及び熱可塑性樹
    脂を順次積層してなる積層体よりなり、単一金型内にお
    ける同時成形により成形されてなる制振材。
JP3266104A 1991-10-15 1991-10-15 制振材 Pending JPH05104681A (ja)

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JP3266104A JPH05104681A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 制振材

Applications Claiming Priority (1)

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JP3266104A JPH05104681A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 制振材

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JP3266104A Pending JPH05104681A (ja) 1991-10-15 1991-10-15 制振材

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