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JP7429819B1 - 取引システム、取引装置、取引方法、およびプログラム - Google Patents

取引システム、取引装置、取引方法、およびプログラム Download PDF

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JP7429819B1 JP2023132820A JP2023132820A JP7429819B1 JP 7429819 B1 JP7429819 B1 JP 7429819B1 JP 2023132820 A JP2023132820 A JP 2023132820A JP 2023132820 A JP2023132820 A JP 2023132820A JP 7429819 B1 JP7429819 B1 JP 7429819B1
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Abstract

【課題】キャッシュカードを用いずに、安全性と利便性が高い金融取引を行うことを可能にするシステムを提供する。【解決手段】利用者から、利用者に付与された顔認証取引用の識別コードを取得する電話番号取得手段と、識別コード、利用者の、顔情報、および取引口座の情報を紐づけて記憶する記憶装置から、入力された識別コードに紐づけられている顔情報を呼び出す顔情報呼び出し手段と、カメラによって撮影した利用者の顔画像を取得する顔情報取得手段と、記憶装置から呼び出した顔情報と、撮影した顔画像とを照合する顔情報照合手段と、照合の結果、同一人物であると判断された場合には、識別コードに紐づけられている取引口座を用いた取引処理を実行する取引実行手段とを備える。【選択図】図6

Description

本発明は、取引システム、取引装置、取引方法、およびプログラムに関する。
現金自動預払装置(以下、ATM)は、金融機関のみならず、コンビニエンスストアや商業施設、駅、空港等の公共空間にも広く設置されるようになっており、入出金処理などを行う場所や時間の制約が少なくなってきている。ATMでの取引には、金融機関のキャッシュカードを用いることが一般的であるが、最近では、キャッシュカードを用いずに現金の引き出しを行うことが出来るようにする方法も提案されている。
例えば、特許文献1に記載されたシステムでは、虹彩情報に口座番号などの顧客情報を対応付けて管理しておくことにより、顧客の瞳を撮影して取得した虹彩情報に基づいて本人認証を行い、金融取引を可能にするシステムが記載されている。
特開2006-85405号公報
特許文献1に記載された方法では、キャッシュカードを用いなくても金融取引を行えるという利便性があるが、生体認証がうまくいかなかった場合の対応等、より利便性と安全性を高くするために改良の余地があった。
本発明は、キャッシュカードを用いずに、安全性と利便性が高い金融取引を行うことを可能にするシステムを提供することを目的とする。
本発明に係る認証取引システムは、利用者から、前記利用者に付与された顔認証取引用の識別コードを取得する識別コード取得手段と、前記識別コード、前記利用者の顔情報、および取引口座の情報を紐づけて記憶する記憶装置から、入力された前記識別コードに紐づけられている顔情報を呼び出す顔情報呼び出し手段と、カメラによって撮影した前記利用者の顔画像を取得する顔情報取得手段と、前記記憶装置から呼び出した顔情報と、撮影した顔画像とを照合する顔情報照合手段と、照合の結果、同一人物であると判断された場合には、前記識別コードに紐づけられている取引口座を用いた取引処理を実行する取引実行手段と、を備えたものである。
本発明によれば、キャッシュカードを用いずに、安全性と利便性が高い金融取引を行うことを可能にするシステムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る取引システム1の構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るATM10の外観を示す図。 本発明の一実施形態に係るATM10の機能構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係る認証サーバ30の機能構成を示すブロック図。 本発明の一実施形態に係るATM10に表示される取引選択画面を例示する図。 本発明の一実施形態に係る取引システム1による顔認証取引の流れを示すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係るATM10に表示される取引内容選択画面を例示する図。 本発明の一実施形態に係るATM10に表示される顔情報の再登録を促す画面を例示する図。 本発明の一実施形態に係る取引システム1による初回登録の流れを示すシーケンス図。 本発明の一実施形態に係るATM10に表示される提携先選択画面を例示する図。 本発明の一実施形態に係るATM10に表示される登録内容確認画面を例示する図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
実施の形態
図1は、本発明の一実施形態に係る取引システム1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、取引システム1は、商業施設等に設置されたATM(取引装置)10と、管理センター等に設置された認証サーバ30と、金融機関等の取引サーバ40を含んでいる。ATM10と、認証サーバ30および取引サーバ40は、通信ネットワークを介して接続されている。通信ネットワークは、例えば、インターネット、LAN、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(Wireless Fidelity)、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。
図2は、ATM10の外観を示す図である。ATM10は、メイン表示部101、キャッシュカード等の磁気カードを受け付けるカード読取部102、紙幣の入出を行う紙幣入出金部103、ユーザが操作する操作部104、バーコードや2次元コード等のコードを読み取るコード読取部105、光学読取部106、置き台107、サブ表示部108、非接触IC通信部109、カメラ110を備えている。
メイン表示部101は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示手段と、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネル等の入力手段とを有する。表示手段にユーザの操作を誘導する画面や入力キーを表示し、この入力キーをユーザがタッチパネル上から押下することにより、入力キーに対応する情報を入力することができる。なお、ユーザは、メイン表示部101に表示される入力手段の代わりに、操作部104の入力手段(テンキー等)を操作しても同様の情報を入力することができる。
光学読取部106は、例えばイメージスキャナであって、置き台107に載置されたICカード等の券面に添付された写真や文字を画像として読み取ることができる。置き台107は、地面に対して略水平な表面を有しており、光学読取部106は、手振れ等による影響を受けることなく、一定品質の画像を得ることができる。
サブ表示部108は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示手段を有し、置き台107の表面に設置されている。サブ表示部108は、表示手段のみを有していてもよいし、メイン表示部101と同様に、表示手段に加えて入力手段を有していてもよい。サブ表示部108には、例えば、光学読取部106によって読み取られるICカード等を載置する位置をガイドする画面を表示するようにしてもよい。これにより、ATM10における操作に不慣れなユーザであっても、迷うことなくスムーズに操作を行うことができる。
非接触IC通信部109は、例えば非接触ICリーダライタであって、置き台107の内部に設置されている。非接触IC通信部109は、ICカード等に搭載された非接触ICチップと非接触通信を行い、非接触ICチップに記憶される情報の読み取りや書き込みを行うことができる。非接触IC通信部109は、ICカード等が置き台107に載置されることにより、非接触ICチップと通信を行うことができる。
カメラ110は、動画または静止画を撮影することができるカメラ装置である。カメラ110は、ATM10を操作するユーザの顔画像が撮影できるように設置されている。
図3は、本発明の一実施形態に係るATM10の機能構成を示すブロック図である。ATM10は、筐体内部に制御装置(プロセッサ)20を備えている。制御装置20は、ハードウェアとして、CPU、ROMやRAM等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置20は、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。制御装置20によって実現される機能モジュールには、図3に示すように、取引選択手段201、識別コード取得手段202、顔情報取得手段203、顔情報照合手段204、取引実行手段205、通知手段206、媒体情報取得手段207、暗証番号取得手段208、照会手段209、撮影手段210、認証コード送信手段211、登録情報送信手段212が含まれる。
認証サーバ30は、1台のコンピュータで構成されていてもよいし、通信ネットワーク上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。図1に示すように、認証サーバ30は、制御装置(プロセッサ)31と、記憶装置32を備えている。制御装置31は、ハードウェアとして、CPU、ROMやRAM等のメモリ、入力インタフェース、出力インタフェース、通信インタフェース及びこれらを結ぶバス等を備えている。制御装置31は、CPUがROM等に格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。
記憶装置32は、ハードディスクドライブ等であり、認証情報記憶部321を実装している。認証情報記憶部321には、識別コード、利用者の電話番号、顔情報(例えば、顔画像や顔の複数の特徴点情報)、取引口座の情報(金融機関コード/運営会社コード、支店コード、口座番号/会員番号等)等が記憶されている。取引口座には、銀行などの金融機関の口座や、スマホ決済の会員番号など、ATM10を介しての取引が可能な口座の情報が含まれる。なお、同じ利用者の取引口座が複数登録される場合には、それぞれの取引口座に対してそれぞれ異なる識別コードが紐づけられる。
図4は、制御装置31によって実現される機能モジュールを示すブロック図である。図4に示すように、顔情報呼び出し手段301、アカウント制御手段302、登録手段303、識別コード発行手段304が含まれる。
取引サーバ40は、金融機関やスマホ決済の運営会社などに設置された汎用的なコンピュータである。取引サーバ40は、ATM10から受信する取引の指示内容や金額等の情報に基づいて、該当する口座の入出金処理や残高照会、振込、送金等の手続を実行する。
次に、取引システム1による取引の流れについて説明する。利用者は、ATM10のメイン表示部101に表示される図5のような取引選択画面において、顔認証取引または初回登録のいずれを行うかを選択する。また、取引選択画面の次に、取引を行う金融機関を選択する提携先選択画面を表示してもよい。この場合、利用者は画面上で取引を行う金融機関を選択する。
(顔認証取引)
図6は、利用者が顔認証取引を選択した場合の流れを示すシーケンス図である。まず、メイン表示部101に、顔認証取引用の識別コードの入力を促すメッセージが表示され、利用者は、操作部104(テンキー等)を使用して、取引を行う金融機関の口座に紐づけて登録されている識別コードを入力する(S101)。識別コードは、例えば英数字の両方を含む3~4桁のコードである。ATM10は、入力された識別コードを認証サーバ30へ送信する(S102)。認証サーバ30は、認証情報記憶部321を参照し、受信した識別コードに紐づく顔情報を呼び出す(S103)。認証サーバ30は識別コードに紐づけて登録されている顔情報(特徴点情報)および取引口座情報をATM10に送信する(S104)。
次に、メイン表示部101に、顔写真を撮影する旨のメッセージが表示され、利用者がATM10の前に立つと、カメラ110によって利用者の顔が撮影される(S105)。ATM10は、撮影した顔画像から複数の特徴点を抽出し、認証サーバ30より受信した顔情報(特徴点情報)との照合を行う(S106)。具体的には、特徴点が一定数以上一致した場合には(S107:YES)、顔認証が成功したと判断し、S108に移行する。一方、特徴点が一定数以上一致しなかった場合には(S107:NO)、顔認証が失敗したと判断し、S112に移行する。
(顔認証が成功した場合)
顔認証が成功した場合には、ATM10のメイン表示部101に、図7に示すような取引内容選択画面が表示される(S108)。図7に示すように、取引内容選択画面には、取引内容(引出し、預入れ、残高照会等)を選択するボタン等が表示される。利用者が取引内容選択画面において取引内容を選択すると、ATM10は、選択した取引内容に応じた必要な処理を行う。例えば、引出しであれば、暗証番号と金額の入力を促す。また、預入れであれば、紙幣入出金部103において紙幣を受け付ける。
ATM10は、取引内容に応じた処理が完了すると、当該口座を管理する金融機関の取引サーバ40に取引依頼を送信する(S109)。具体的には、口座情報(金融機関コード、支店コード、口座番号等)と、取引内容(取引種別、暗証番号、金額等)を含む所定のフォーマットで作成された電文データに、認証済であることを示すフラグを付けて送信する。
取引サーバ40は、ATM10から受信した電文データの内容に基づいて取引処理を行う。例えば、取引内容が引出しや預入れの場合には、取引金額に応じて口座の残金を更新する。取引内容が残高照会の場合には、口座の残高の情報をATM10に送信する。取引サーバ40は、取引の手続きが完了したら、ATM10に手続きが完了した旨を通知する(S110)。
ATM10は、取引サーバ40から手続きが完了した旨の通知を受信すると、取引内容に応じた処理を行って取引を完了する(S111)。例えば、引出しであれば、取引金額の払出しを行い、残高照会であれば、取引サーバ40から受信した残高情報をメイン表示部101に表示する。
(顔認証が失敗した場合)
顔認証が失敗した場合には、ATM10は認証サーバ30に認証結果通知を送信する(S112)。認証サーバ30は当該利用者のアカウントをロックすると共に、あらかじめ登録されている利用者の電話番号宛てに、SMS(ショートメッセージサービス)によりアカウントがロックされた旨の通知を行う(S113)。アカウントがロックされた旨の通知は、音声通知で行ってもよい。なお、アカウントのロックは1回の顔認証失敗で行わず、一定回数の(例えば、3回)顔画像の撮り直しを実施しても顔認証が成功しない場合に行うようにしてもよい。また、顔画像の撮り直しを実施しても顔認証が成功しない場合、初期画面から再度顔認証取引を行うようにメッセージで誘導し、再度顔認証取引を実施しても顔認証が規定の回数失敗した場合に、アカウントロックを行うようにしてもよい。
(アカウントロックが行われた場合)
アカウントロックが行われた場合、ATM10のメイン表示部101に、図8に示すような、顔情報の再登録を促す画面が表示される(S114)。利用者は、再登録を行う場合には、顔認証取引画面上で「再登録」を選択し、後述する初回登録時と同様の手順で再度顔認証登録を行う(S115)。認証サーバ30は、認証情報記憶部321に登録されている顔認証取引情報を再登録された情報で更新し、アカウントのロックを解除すると共に、すでに発行されている識別コードを利用者が登録した電話番号宛てに送信する(S116)。この後、利用者は、受信した識別コードを用いてATM10において顔認証取引を行うことができる。
(複数の取引口座が登録されている場合)
なお、同一の利用者が複数の提携先金融機関の取引口座について顔認証登録を行うこともできる。この場合、取引口座毎に一意の識別コードが紐づけられており、利用者は、取引を行いたい金融機関の取引口座の識別コードを入力する。また、顔情報も取引口座毎に登録されている。識別コードと顔情報による本人確認が成功すると、対象の取引口座での取引を行うことができる。
また、ATM10において、顔認証取引の登録解除を行うことができるようにしてもよい。具体的には、顔認証登録を解除したい取引口座の識別コードを入力して顔認証を行い、顔認証が成功したら、取引内容選択画面において、登録解除を選択できるようにしてもよい。
(初回登録)
次に、図5の取引選択画面において、初回登録が選択された場合の流れを図9のシーケンス図を用いて説明する。まず、メイン表示部101に、図10に示すような提携先選択画面が表示される(S201)。利用者が、顔認証登録を行いたい提携先金融機関を選択する操作を行うと(S202)、メイン表示部101に、キャッシュカードの挿入を促すメッセージが表示され、利用者は、カード読取部102に登録したい口座のキャッシュカードを挿入する(S203)。ATM10は、キャッシュカードに保持されたデータから、取引口座情報(金融機関コード、支店コード、口座番号等)を取得する(S204)。
次に、ATM10は、メイン表示部101に、当該口座の暗証番号を入力するように促すメッセージを表示し、利用者が操作部104のテンキー等を介して入力した暗証番号を取得する(S205)。ATM10は、取引口座を管理する金融機関の取引サーバ40に、取得した取引口座情報を送信し、口座が存在するか否か、暗証番号が正しいか否かを照会する(S206)。取引サーバ40は、確認結果をATM10に送信する(S207)。
口座情報と暗証番号の確認が取れたら、ATM10のメイン表示部101に、顔写真を撮影する旨のメッセージが表示され、カメラ110によって利用者の顔が撮影される(S208)。さらに、メイン表示部101に、電話番号の入力を促すメッセージが表示され、利用者が操作部104(テンキー等)を使用して電話番号を入力すると(S209)、ATM10から入力された電話番号宛てにSMSにより認証コードが送信される(S210)。
次に、ATM10のメイン表示部101に、送信された認証コードを入力するように促すメッセージが表示され、利用者が操作部104のテンキー等を介して正しい認証コードを入力すると(S211:YES)、メイン表示部101に、図11に示すような登録内容確認画面が表示される(S212)。利用者が登録ボタンBを操作すると、ATM10は、認証サーバ30に新規登録情報を送信する(S213)。新規登録情報には、当該利用者の電話番号、顔画像、キャッシュカードから読み取った取引口座の情報が含まれる。認証サーバ30は、認証情報記憶部321に、受信した電話番号と、顔画像に基づく顔情報と、取引口座の情報を紐づけて登録する(S214)。さらに、認証サーバ30は、登録された取引口座について顔認証取引を行う際の識別コードを発行する(S215)。識別コードは例えば英数字の両方を含む3~4桁のコードとすることができる。発行された識別コードは、例えば、登録された電話番号宛てにSMSにより通知される。利用者は、受信した識別コードを用いて、当該取引口座の顔認証取引を行うことができる。
なお、同じ利用者が複数の提携金融機関の取引口座について顔認証登録を行う場合には、取引口座毎に初回登録手続きを行う。これにより、取引口座毎に異なる識別コードと、顔画像が紐づけて登録される。
以上のように、本実施形態によれば、ATM10において、顔認証取引用の識別コードと顔情報で本人確認を行うことで、キャッシュカードを用いなくても金融取引を行えるようにした。まず識別コードを入力した上で、紐づけられている顔情報を読み出し、利用者がATM10の前で撮影した顔画像の情報との照合を行うようにしたので、顔認証を行う前の段階で、対象となる顔情報を特定することができる。これにより、記憶装置に登録された多数の顔情報の中から撮影された顔情報と一致するものを抽出するよりも計算処理の負担が大幅に軽減される。また、利用者本人しか知りえない識別コードと顔情報との二重の照合となるため、より安全性が向上する。
また、顔認証が失敗した場合には、アカウントをロックすると共に、初回登録時に登録した電話番号宛てに、SMSによりアカウントがロックされた旨の通知を行うようにした。このように、顔認証が失敗した場合のための、利用者との連絡手段を設けておくことにより、利用者の利便性が向上するとともに、万が一不正なアタックを受けた場合でも、アカウントロックを実施することで対策しつつ、利用者本人に注意を促すことが可能となる。
また、顔認証の失敗によりアカウントがロックされた場合には、利用者に顔情報の再登録を案内し、再登録された場合には、ロックを解除して、再登録された情報で取引ができるようにした。これにより、利用者は、アカウントがロックされた場合に別の場所へ行って手続き等を行わなくても、再登録を行うことにより、ロックを解除して手続きを行うことができる。
また、一人の利用者が複数提携先の取引口座の顔認証登録を行えるようにしてもよい。この場合は、取引口座毎に識別コードと顔情報が登録されるようにしたので、安全性の高い取引を実現することができる。また、識別コードに取引口座を特定する情報が含まれるため、利用者が取引を行う口座の選択操作を行う必要がない。
また、顔認証の新規登録もATM10で行えるようにした。新規登録の際には、電話番号宛てにSMSで認証コードを送って疎通確認を行うようにした。これにより、利便性の高い店舗等に設置されたATM10で、なりすまし等を防止しながらアカウント作成を行うことができる。また、顔認証用の顔情報と識別コードが取引口座毎に登録されるので、より安全性の高い取引を実現することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。
1…取引システム
10…ATM
20…制御装置
30…認証サーバ
31…制御装置
32…記憶装置
40…取引サーバ
101…メイン表示部
102…カード読取部
103…紙幣入出金部
104…操作部
105…コード読取部
106…光学読取部
107…置き台
108…サブ表示部
109…非接触IC通信部
110…カメラ
201…取引選択手段
202…電話番号取得手段
203…顔情報取得手段
204…顔情報照合手段
205…取引実行手段
206…通知手段
207…媒体情報取得手段
208…暗証番号取得手段
209…照会手段
210…撮影手段
211…認証コード送信手段
212…登録情報送信手段
301…顔情報呼び出し手段
302…アカウント制御手段
303…登録手段
304…識別コード発行手段
321…認証情報記憶部

Claims (2)

  1. 表示装置に、顔認証登録を含む選択肢を表示する取引選択手段と、
    利用者によって前記顔認証登録が選択された場合に、前記表示装置に、取引を行う金融機関を選択するための提携先選択画面を表示し、前記提携先選択画面上で、利用者に取引を行う金融機関を選択させる提携先指定受付手段と、
    記利用者によって提示された媒体から、取引口座の情報を取得する媒体情報取得手段と、
    前記媒体に付随する暗証番号の入力を受け付ける暗証番号取得手段と、
    選択された前記金融機関のサーバに対し、前記取引口座の情報と前記暗証番号の整合性を照会する照会手段と
    照会の結果、整合性が確認できた場合に、前記カメラによる利用者の顔画像の撮影を実施する撮影手段と、
    前記利用者による電話番号の入力を受け付け、入力された電話番号宛てに認証コードを送信する認証コード送信手段と、
    前記利用者による前記認証コードの入力を受け付け、正しい認証コードが入力された場合に、前記取引口座の情報に紐づけて、撮影した顔画像に基づく顔情報および前記電話番号を記憶装置に登録する登録手段と、
    前記取引口座について顔認証取引を行う際の識別コードを発行する識別コード発行手段と、
    前記識別コードを、前記電話番号宛てに通知する識別コード通知手段と、を備える取引システム。
  2. プロセッサが、表示装置に、顔認証登録を含む選択肢を表示する工程と、
    プロセッサが、利用者によって前記顔認証登録が選択された場合に、前記表示装置に、取引を行う金融機関を選択するための提携先選択画面を表示し、前記提携先選択画面上で、利用者に取引を行う金融機関を選択させる工程と、
    プロセッサが、前記利用者によって提示された媒体から、取引口座の情報を取得する工程と、
    プロセッサが、前記媒体に付随する暗証番号の入力を受け付ける工程と、
    プロセッサが、選択された前記金融機関のサーバに対し、前記取引口座の情報と前記暗証番号の整合性を照会する工程と、
    プロセッサが、照会の結果、整合性が確認できた場合に、前記カメラによる利用者の顔画像の撮影を実施する工程と、
    プロセッサが、前記利用者による電話番号の入力を受け付け、入力された電話番号宛てに認証コードを送信する工程と、
    プロセッサが、前記利用者による前記認証コードの入力を受け付け、正しい認証コードが入力された場合に、前記取引口座の情報に紐づけて、撮影した顔画像に基づく顔情報および前記電話番号を記憶装置に登録する工程と、
    プロセッサが、前記取引口座について顔認証取引を行う際の識別コードを発行する工程と、
    プロセッサが、前記識別コードを、前記電話番号宛てに通知する工程と、を有する取引方法。
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