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JP7404489B1 - 経路検索システム、経路検索プログラム及び記録媒体 - Google Patents

経路検索システム、経路検索プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】可能な限り最適な代案を検索することができる経路検索システムを提供する。【解決手段】経路検索システムは、到着時刻が早く、かつ、出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補の経路が、希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満足しなかった場合、希望座席設備の内容と希望座席位置の内容との組み合わせに応じて、利用者が代替の候補として優先すると予測される条件である予測条件を、予測条件テーブルから選択し、予測条件に基づいて代替候補を決定する。【選択図】なし

Description

特許法第30条第2項適用 1.令和4年10月1日に公開された「会誌サイバネティクス」での発表 2.令和4年11月1日に開催された「第59回鉄道サイバネ・シンポジウム」での論文発表
本発明は、交通手段の座席を予約する際の経路を検索する経路検索システム、経路検索方法、経路検索プログラム及び記録媒体に関するものである。
従来、鉄道等の旅客会社では、少子高齢化に伴う労働人口減少への対応、運営コストの削減、及び切符購入の利便性向上に向けた取り組みとして、駅出札業務の自動化・効率化を推進している。このような時代背景の中、切符購入窓口での対応を合理化するため、切符購入希望者が、切符購入窓口に依らずに切符を購入できるよう、出発地から目的地までの複数の経路を検索できる券売機が、従来から存在する。
例えば、下記特許文献1に記載された自動券売システム(以下、「文献公知1発明と記す。)によれば、切符購入希望者が入力した「乗車駅」「グリーン席」等の条件を満たした経路が無かった場合に、予め定まった順番に従って代案が提示される。切符購入希望者によって入力される条件は、「グリーン席又は普通車自由席」「(次の)乗車列車」「喫煙席又は禁煙席」等であり、代案としてこれらを提示する場合の優先順位が、例えば、第一順位が「喫煙席又は禁煙席」、第二順位が「乗車列車」等として予め決められる。このルールに則れば、仮に、「禁煙席」が切符購入希望者によって選択されていたにもかかわらず、「禁煙席」が満席であった場合、代案としては、同列車で禁煙席ではないものや、同列車よりも遅れて出発する列車の「禁煙席」等が考えられるが、第一順位に従い、「喫煙席」が提示される。仮に、「喫煙席」が満席であれば、第二順位に従い、遅れて出発する「乗車列車」が提示される。
特許第3102650号公報
しかし、文献公知1発明は、切符販売者が任意に定めた順番で代案を提示するものであるため、必ずしも切符購入希望者が希望する代案が提示される訳ではない。上記したとおり、例えば、切符販売者が「喫煙席又は禁煙席」を第一順位とし、切符購入希望者が「禁煙席」を選択していた場合、「禁煙席」が満席であれば、代案は一義的に「喫煙席」となるが、「禁煙席」を希望している切符購入希望者が「喫煙席」で妥協するとは限らないし、むしろ考え難い。したがって、文献公知1発明は、切符購入希望者が希望する最適な代案を提示できるものではない。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、人間が利用者の希望に配慮して提案する代案を、可能な限り最適な代案として検索することができる経路検索システム、経路検索方法、経路検索プログラム及び記録媒体の提供を目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る経路検索システムは、交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索部と、前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記希望座席設備の内容及び前記希望座席位置の内容に基づいて、前記利用者が代替の候補として優先すると予測される予測条件を変化させ、前記予測条件に基づいて前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記希望座席設備が選択され、かつ、前記希望座席位置が選択されていない場合において、前記代替候補決定部が、前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備が空席である設備優先候補を、前記代替候補とする、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、前記設備優先候補が無かった場合、前記代替候補決定部が、前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備が空席である非希望設備候補を、前記代替候補とする、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、前記希望座席位置が選択され、かつ、前記希望座席設備が選択されていない場合において、前記代替候補決定部が、前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席である時間優位候補を前記代替候補とする、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、前記希望座席設備及び前記希望座席位置が選択されている場合において、前記代替候補決定部は、前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である前記第一候補が無かった場合、前記希望座席設備の中で前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席の前記第一候補である時間優位第一候補を、前記代替候補とし、前記時間優位第一候補が無かった場合、前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である設備位置優位候補を、前記代替候補とし、前記設備位置優位候補が無かった場合、前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望位置候補を、前記代替候補とし、前記非希望位置候補が無かった場合、前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備の前記希望座席位置が空席である非希望設備希望位置候補を、前記代替候補とし、前記非希望設備希望位置候補が無かった場合、前記時間優位順が上位であり、かつ、前記非希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望設備非希望位置候補を、前記代替候補とする、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記非希望座席設備となる優先順位が、前記普通車指定席、前記普通車自由席、前記特別指定席の順である、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、前記普通車指定席及び前記特別指定席に、付帯サービス席(例えば、所定の大きさに該当する特大荷物を置く空間の近傍である特大荷物コーナー近傍席、喫煙室の近傍である喫煙室近傍席等)及び前記付帯サービス席以外である通常席が含まれ、前記希望座席設備として、前記普通車指定席又は前記特別指定席が選択されている場合において、前記代替候補決定部が、前記通常席が空席である前記一次経路候補、前記付帯サービス席が空席である前記一次経路候補の順に検索する、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索方法は、交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索手順と、前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記希望座席設備の内容及び前記希望座席位置の内容に基づいて、前記利用者が代替の候補として優先すると予測される予測条件を変化させ、前記予測条件に基づいて前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定手順と、を経る、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索プログラムは、交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索手順と、前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記希望座席設備の内容及び前記希望座席位置の内容に基づいて、前記利用者が代替の候補として優先すると予測される予測条件を変化させ、前記予測条件に基づいて前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定手順と、をコンピュータに実行させる、ことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータで読み取り可能な記録媒体は、経路検索プログラムが記録された、ことを特徴とする。
本発明に係る経路検索システムは、交通手段の出発地、経由地、到着地、各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、必須希望条件に対応した交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索部と、到着地への到着時刻が早く、かつ、出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を一次経路候補から選択し、第一候補が、利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、希望座席設備の内容及び希望座席位置の内容に基づいて、利用者が代替の候補として優先すると予測される予測条件を変化させ、予測条件に基づいて一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定部とを有している。すなわち、経路検索システムは、利用者が希望する経路候補が無かった場合に、利用者が代替の候補として優先すると予測される条件である予測条件を、希望座席設備の内容と希望座席位置の内容とに基づいて判断し、希望座席設備の内容と希望座席位置の内容との組み合わせに応じて予測条件を変化させる。したがって、可能な限り最適な代案を検索することができる。
本発明に係る経路検索システムは、仮に、希望座席設備が選択され、希望座席位置が選択されておらず、第一候補がこれらを満足しなかった場合、予測条件を、到着時刻が第一候補より遅くなったとしても希望座席設備に座れる候補を優先することであると仮定する。したがって、代替候補決定部は、時間優位順が第一候補を除いた上位であり、かつ、希望座席設備が空席である設備優先候補を代替候補とする。
本発明に係る経路検索システムは、仮に、設備優先候補が無かった場合に、予測条件を、希望座席設備以外に座るのは仕方がないが、到着時刻ができるだけ早い候補を優先することであると仮定する。したがって、時間優位順が上位であり、かつ、希望座席設備以外の種類の座席設備である非希望座席設備が空席である非希望設備候補を代替候補とする。ここで、座席設備の種類には、普通車指定席、普通車自由席及び特別指定席等が含まれる。
本発明に係る経路検索システムは、仮に、希望座席位置が選択され、希望座席設備が選択されておらず、第一候補がこれらを満足しなかった場合、予測条件を、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが到着時刻ができるだけ早い候補を優先することであると仮定する。したがって、希望座席位置以外の種類の座席位置である非希望座席位置が空席である時間優位候補を前記代替候補とする。ここで、座席位置の種類には、少なくとも窓側席及び通路側席が含まれる。事実上、座席位置の種類には、窓側席及び通路側席以外の席として、窓側席及び通路側席の間にある席も含まれる。
本発明に係る経路検索システムは、仮に、希望座席設備及び希望座席位置が選択されているにもかかわらず、希望座席設備の希望座席位置が空席である第一候補が無かった場合、予測条件を、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが到着時刻ができるだけ早い候補を優先することであると仮定する。したがって、希望座席設備の中で希望座席位置以外の種類の座席位置である非希望座席位置が空席の第一候補である時間優位第一候補を代替候補とする。
仮に、時間優位第一候補が無かった場合(第一候補において、希望座席設備の非希望座席位置が満席であった場合)、予測条件を、到着時刻が遅くなったとしても仕方がないが、希望座席設備の希望座席位置に座れるものの中で到着時刻ができるだけ早い候補を優先することであると仮定する。したがって、時間優位順が第一候補を除いた上位であり、かつ、希望座席設備の希望座席位置が空席である設備位置優位候補を代替候補とする。
仮に、設備位置優位候補が無かった場合(第一候補以外の一次経路候補である第二候補、第三候補…第N候補において、希望座席設備の希望座席位置が満席であった場合)、予測条件を、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが希望座席設備に座れる候補を優先することであると仮定する。したがって、時間優位順が第一候補を除いた上位であり、かつ、希望座席設備の非希望座席位置が空席である非希望位置候補を代替候補とする。
仮に、非希望位置候補がなかった場合(第一候補以外の一次経路候補である第二候補、第三候補…第N候補において、希望座席設備の非希望座席位置が満席であった場合)、予測条件を、希望座席設備以外の席に座るのは仕方がないが希望座席位置に座れるものの中で到着時刻ができるだけ早い候補を優先することであると仮定する。したがって、時間優位順が上位であり、かつ、希望座席設備以外の種類の座席設備である非希望座席設備の希望座席位置が空席である非希望設備希望位置候補を代替候補とする。
仮に、非希望設備希望位置候補が無かった場合(一次経路候補である第一候補、第二候補…第N候補において、非希望座席設備の希望座席位置が満席であった場合)、予測条件を、希望座席設備の希望座席位置に座れないのは仕方がないので任意希望条件にはこだわらないことであると仮定する。したがって、時間優位順が上位であり、かつ、非希望座席設備の非希望座席位置が空席である非希望設備非希望位置候補を代替候補とする。
本発明に係る経路検索システムでは、非希望設備候補となる優先順位は、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席の順である。一般的に、値段、運賃及び快適さの観点から、利用者が希望するであろうと予測される順位に従って、非希望設備候補が検索されるため、可能な限り最適な代案を検索することができる。
本発明に係る経路検索システムは、希望座席設備として、普通車指定席又は特別指定席が選択されている場合において、普通車指定席及び特別指定席に、付帯サービス席(例えば、所定の大きさに該当する特大荷物を置く空間の近傍である特大荷物コーナー近傍席、喫煙室の近傍である喫煙室近傍席等)及び付帯サービス席以外である通常席が含まれ、代替候補決定部が、通常席が空席である一次経路候補、付帯サービス席が空席である一次経路候補の順に検索する。この構成により、更に最適な代案を検索することができる。
本発明に係る経路検索方法、経路検索プログラム及び記録媒体は、上記した経路検索システムと同じ効果を奏する。
本発明の実施形態に係る経路検索システムの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る経路検索システムに用いられる自動券売機の概略構成図である。
以下に、本発明の実施形態に係る経路検索システムを図面に基づいて説明する。本発明である経路検索システムは、例えば、鉄道、バス、航空機、船舶等の交通手段の経路候補を検索するものであるところ、本実施形態は、交通手段が鉄道であることを前提としている。図1には、経路検索システム100を実現した自動券売システムSを示す概略構成であって、券売業務用ネットワークN1とアシスト業務用ネットワークN2とを介して、券売場である駅1とシステムセンタ2とコールセンタ3とが相互に接続されたものが示されている。
駅1には、切符の購入を希望する利用者が操作することにより、利用者の指定した券を販売する券売機能と、少なくともマイク、スピーカ、カメラを含む操作支援機能とを備えた自動券売機10が設置され、利用者が操作できるものである。また、自動券売機10には、それぞれの個体を識別できるようにユニークな識別番号が割り振られており、この識別番号を使うことで、自動券売システムSに含まれる全ての自動券売機10を特定することが可能となる。
自動券売機10には、後述するように、タッチパネル式の表示・操作パネル、切符を排出する券売口、購入費用を入れる現金投入口、精算用のクレジットカード等を入れるカード挿排口等を備え、利用者は表示・操作パネルを見ながら操作することで、券売操作の各行程を順次行うことができる。券売に際しては、券売業務用ネットワークN1を介して接続されているシステムセンタ2と交信し、券売業務統括サーバ21から座席指定券の予約可否などの諸情報を受けると共に、決定した券売情報が券売業務統括サーバ21へ送られる。
また、自動券売機10は、利用者を映す接客カメラ、コールセンタ3のオペレータからの音声が出力されるスピーカ、利用者の声等をコールセンタ3へ送るためのマイク、提示された申込書や割引証等の紙面を写す書画カメラ、申込書や割引証を回収する申込書回収口等を備える。接客カメラやマイクからの入力情報(利用者を支援するための情報)は、アシスト業務用ネットワークN2を介して、システムセンタ2のコールセンタサーバ22により選定されたコールセンタ3のオペレータが使う音声・映像端末31へ供給され、利用者の求めに応じてオペレータが予約・発券端末32を操作することで、利用者の切符購入を支援する。なお、コールセンタ3の音声・映像端末31から供給された音声・映像情報も、アシスト業務用ネットワークN2を介して駅1の自動券売機10に供給され、コールセンタ3のオペレータからの音声や映像が自動券売機10に表示される。
更に、自動券売システムSは、コールセンタ3のオペレータを介さずに自動券売機10の利用者を支援する機能として、AI自動対応機能を実装している。システムセンタ2に設けたAIサーバ23がアシスト業務用ネットワークN2を介して駅1の自動券売機10と接続されることで、窓口やオペレータと同じような会話での接客をAIによって実現し、窓口やオペレータの負担を軽減する。なお、AI自動対応機能では、利用者の発話(音声)を使用するため、最初に音声の使用に関する同意画面を表示し、利用者の同意後に音声による接客を開始する。AIアシストでは、利用者から出発駅、到着駅、利用日時、人数といった要件を聞き、券売業務統括サーバ21が要望に適した経路等を選定し、自動券売機10にて購入切符の提案を行う。利用者が購入内容を確認し、入金が済むと、自動券売機10が発券処理を行い、利用者の手元に切符が渡される。
なお、駅1とシステムセンタ2とコールセンタ3を単一のネットワークで接続しても構わないが、通常の券売処理業務に用いる券売業務用ネットワークN1と音声・映像による支援業務に用いるアシスト業務用ネットワークN2を別に設けておけば、支援業務と券売処理業務とを分離して行うことができ、一方のネットワークに生じた故障や事故が他方のネットワークに影響を与えて更なる障害を引き起こすことを防げるので、自動券売システムS全体としての信頼性を高められる。しかも、券売業務用ネットワークN1とアシスト業務用ネットワークN2を物理的に異なるネットワークとして構築すれば、既に券売業務用ネットワークN1を備えている既存の自動券売システムに対して、後から音声・映像による支援機能を付加し易いという利点もある。
券売業務統括サーバ21は、記憶部が搭載され、少なくとも、鉄道の出発駅、経由駅、到着駅、各駅における発着日時、座席設備の種類(普通車指定席、普通車自由席、優良自由席(いわゆるグリーン車の自由席)、特別指定席としての特別車両指定席(いわゆるグリーン車の指定席)及び立席)、座席位置の種類(窓側席、通路側席、及び、窓側席と通路側席との間にある中央席。)、付帯設備(特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席及び通常席)及び空席の有無等が、データベース24として記憶されている。なお、データベース24は、自動券売機10が有していてもよい。
自動券売機10は、図2に示されているとおり、経路検索システム100が搭載され、装置全体の制御を行う制御部11と、乗車券等を購入するための諸情報を表示する表示パネルと顧客操作による入力操作を受け付けるタッチパネルを一体に備えている操作表示器12と、AIアシスト機能を利用するための通話手段である受話器13と、制御部11が機能するための処理プログラム等を固定的に記憶すると共に処理過程で発生した一時的な情報を記憶する端末記憶部14と、システムセンタ2の券売業務統括サーバ21やAIサーバ23と通信を行うための通信部15と、購入代金の処理を行うための硬貨部16、紙幣部17、カード処理部18と、操作表示器12の操作により入力された入力内容及び券売業務統括サーバ21で管理される情報に基づいて顧客の所望する券を発行する発券部19と、一次経路候補検索部101と、代替候補決定部102とを備えている。
制御部11は、例えばCPU等からなり、所定の制御プログラム(例えば、端末記憶部14に格納されているプログラム)に基づいて、当該自動券売機10が取り扱い可能な種類の券を発行するための処理を実行するもので、自動券売機10の全体を制御する心臓部である。制御部11は、一次経路候補検索部101及び代替候補決定部102を制御する。
操作表示器12は、顧客の操作性と視認性を高められる位置に操作表示面が現れるように配置した大型のタッチパネルディスプレイで構成し、この操作表示面に表示される表示画面内に描出されているボタン画像等の操作エリアに指先等で触れると、その操作エリアに対する接触をタッチパネルが検出できるので、ボタン操作を行ったものとして扱われる。なお、操作表示器12のような大型で高価なタッチパネルディスプレイを用いずに、タッチパネルの無い表示器の左右側縁部や上下縁部に近接させて操作ボタン等を適宜に配置しておき、表示器に表示する表示画面内で何れかのボタンを操作するようにガイドすれば、各ボタンのセンサ出力を監視することで、顧客の入力操作を受け付けることができる。
受話器13は、操作表示器12の近傍(例えば、左横)に設けられ、利用者が操作表示器12を見ながら使用することで、利用者の発話(音声データ)を取り込む通話手段である。なお、受話器13に代えて集音マイク等を通話手段として設けておき、周辺の環境ノイズをカットして、利用者の発話を取得するようにしても良い。
端末記憶部14は、制御部11が発券制御を行うための各種情報やプログラムなどを記憶する機能部である。端末記憶部14は、例えば、ROMやRAM等の半導体メモリを用いることができる。また、端末記憶部14は、顧客操作によって入力される各種情報を一時的に、あるいは一定期間、記憶保持する機能も有する。
通信部15は、システムセンタ2やコールセンタ3等と通信を行う機能部であり、適宜な通信プロトコルによって双方向通信を行う事ができる。なお、券売業務用ネットワークN1に対応する通信機能に特化した第1通信部と、アシスト業務用ネットワークN2に対応する通信機能に特化した第2通信部とを設けても良い。
硬貨部16と紙幣部17は、発券時の支払いを現金で処理するための機能部である。硬貨部16は、硬貨投入口及び硬貨排出口による硬貨の入出金を扱う。紙幣部17は、紙幣挿入口及び紙幣受取口による紙幣の入出金を扱う。カード処理部18は、発券時の支払いをカードで処理するための機能部である。代金処理可能なカードとしては、クレジットカード、プリペイド式ICカード等があり、カード挿排口からカードを挿入してテンキーで暗証番号等のセキュリティ認証を行い、代金処理が完了すると、カード挿排口からカードが戻されると共に、カード利用の領収書やご利用明細等が切符挿入/受取口から排出される。
発券部19は、利用者の望む切符等の発券が可能であり、入金処理が完了した後に、券(新幹線指定席券、在来線指定席券、新幹線自由席券、在来線自由席券、幹在乗継指定席券、在幹乗継指定席券、新幹線乗車券単独券、指定のみ券(フリータイプを除く)、乗車変更券など)を発行する機能部である。なお、発券とは、印刷面に日本語あるいは英語による表記を可視情報として印刷し、磁気面に磁気データを記録した券片を切符挿入/受取口から排出することである。このとき、領収書等も併せて出力する場合もある。
次に、一次経路候補検索部101及び代替候補決定部102について詳説する。
一次経路候補検索部101は、利用者によって選択されて入力された必須希望条件に基づいて、必須希望条件に対応した鉄道の候補である複数の一次経路候補を検索する。ここで、必須希望条件には、利用者が乗車する駅名である希望出発駅、利用者が降車する駅名である希望到着地、利用者が鉄道を利用する日である希望出発日が含まれ、加えて、利用者が希望する出発時刻である希望出発時刻又は利用者が希望する到着時刻である希望到着時刻が少なくとも含まれる。なお、必須希望条件には、希望利用者数が含まれていてもよい。
一次経路候補検索部101は、希望出発駅、希望到着駅及び希望出発日を満足し、かつ、希望出発時刻と同じ又は希望出発時刻よりも遅い時刻を出発時刻とする鉄道の経路(又は希望到着時刻と同じ又は希望到着時刻よりも早い時刻を到着時刻とする鉄道の経路)を、券売業務統括サーバ21に照会し、返信された複数の候補を一次経路候補として取得して端末記憶部14に記憶する。
代替候補決定部102は、一次経路候補の中から、時間優位順が最上位である第一候補を選択し、この第一候補が、利用者によって選択されて入力された任意希望条件を満足した鉄道の候補(以下、「条件一致経路」と記す。)に該当するか否かを判定する。第一候補が条件一致経路であった場合、代替候補決定部102は、条件一致経路を操作表示器12に表示する。
ここで、時間優位順は、鉄道が到着駅に到着する到着時刻が早いほど、かつ、鉄道が出発駅を出発する出発時刻が遅いほど、優位とするものである。したがって、時間優位順によれば、希望出発時刻以降又は希望到着時刻以前であって、最も遅い時刻に出発駅を出発するが、最も早い時刻に到着駅に到着する鉄道が優位となる。例えば、希望出発時刻が選択されていた場合に、異なる時刻に出発して同じ時刻に到着する候補があれば、遅い時刻に出発する候補が優位となる。また、希望到着時刻が選択されていた場合に、同じ時刻に出発して異なる時刻に到着する候補があれば、早い時刻に到着する候補が優位となる。
任意希望条件には、少なくとも、希望座席設備及び希望座席位置が含まれる。希望座席設備は、普通車指定席、普通車自由席、優良自由席、特別車両指定席の何れかである。希望座席位置は、窓側席、通路側席及び中央席の何れかである。任意希望条件には、付帯サービス席として付帯設備が含まれていてもよい。付帯設備は、例えば、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席及び通常席等である。ここで、特大荷物コーナー近傍席とは、所定の大きさに該当する特大荷物を置く空間の近傍にある席をいい、喫煙室近傍席とは、喫煙室の近傍である席をいい、通常席とは特大荷物コーナー近傍席及び喫煙室近傍席以外の席をいう。付帯設備は、普通車指定席又は特別車両指定席に付帯する。
第一候補が、任意希望条件を満足せず、条件一致経路に該当しなかった場合、代替候補決定部102は、希望座席設備の内容及び希望座席位置の内容に基づいて、一次経路候補の中から代替候補を決定し、操作表示器12に表示する。具体的には、代替候補決定部102は、希望座席設備の内容と希望座席位置の内容との組み合わせに応じて、利用者が代替の候補として優先すると予測される条件である予測条件を、記憶部又は端末記憶部14に記憶された予測条件テーブルから選択する。代替候補決定部102が、予測条件に基づいて、代替候補を決定することで、経路検索システム100は、可能な限り最適な代案を検索して提示することができる。
Figure 0007404489000001
ここで、希望座席設備の内容と希望座席位置の内容との組み合わせは、パターン1から4がある。パターン1は、利用者によって希望座席設備も希望座席位置も選択されなかった場合である(換言すれば、「無し」が選択された場合である。)。パターン1において、第一候補に空席が無いことから、第一候補が条件一致経路に該当しなかった場合に、代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席設備も希望座席位置も問わず、必須希望条件を満足して到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、時間優位順が第一候補に次ぐ第二候補、第三候補…第N候補)である。これを、予測条件1と規定する。
パターン2は、利用者によって希望座席設備のみが選択され、希望座席位置が選択されなかった場合である。パターン2において、第一候補の希望座席設備に空席が無いことから、第一候補が条件一致経路に該当しなかった場合に、代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、到着時刻が第一候補より遅くなったとしても希望座席設備に座れる候補(すなわち、第二候補、第三候補…第N候補)であり、更に、一次経路候補の希望座席設備に空席が無かった場合に、代替候補として予測されるのは、希望座席設備以外に座るのは仕方がないが、到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、第一候補、第二候補、第三候補…第N候補)である。これを、予測条件2と規定する。
パターン3は、利用者によって希望座席設備が選択されず、希望座席位置のみが選択された場合である。パターン3において、第一候補の希望座席位置に空席が無かった場合に、代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、第一候補、第二候補、第三候補…第N候補)である。これを、予測条件3と規定する。
パターン4は、利用者によって希望座席設備も希望座席位置も選択された場合である。パターン4において、第一候補の中で希望座席設備の希望座席位置に空席が無いことから、第一候補が条件一致経路に該当しなかった場合に、代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、次のとおりである。
希望座席設備の希望座席位置が空席である第一候補が無かった場合に、代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、第一候補)である。
希望座席設備において希望座席位置以外の位置が空席である第一候補が無かった場合に、次の代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、到着時刻が遅くなったとしても仕方がないが、希望座席設備の希望座席位置に座れるものの中で到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、第二候補、第三候補…第N候補)である。
希望座席設備の希望座席位置が空席である第二候補、第三候補…第N候補が無かった場合に、次の代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席位置以外の席に座るのは仕方がないが希望座席設備に座れる候補(すなわち、第二候補、第三候補…第N候補)である。
希望座席設備において希望座席位置以外の位置が空席である第二候補、第三候補…第N候補が無かった場合に、次の代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席設備以外の席に座るのは仕方がないが希望座席位置に座れるものの中で到着時刻ができるだけ早い候補(すなわち、第一候補、第二候補、第三候補…第N候補)である。
希望座席設備以外の希望座席位置が空席である第一候補、第二候補、第三候補…第N候補が無かった場合に、次の代替候補として利用者が優先すると予測されるのは、希望座席設備の希望座席位置に座れないのは仕方がないので任意希望条件を問わない候補である。パターン4におけるこれらの事情を、予測条件4と規定する。以下、予測条件毎に代替候補決定部102による処理を説明する。
<パターン1>
利用者によって希望座席設備も希望座席位置も選択されていない場合、代替候補決定部102は、はじめに、第一候補が条件一致経路か否かを判定する。具体的には、代替候補決定部102は、第一候補の中から、空席の座席設備を、普通車指定席、普通車自由席、特別車両指定席、立席の順で検索する。代替候補決定部102は、普通車指定席及び特別車両指定席を検索する場合、更に、通常席、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席の順で検索する。何れかが空席であれば、代替候補決定部102は、その候補を条件一致経路として操作表示器12に表示する。
一方で、第一候補が条件一致経路に該当しなかった場合、代替候補決定部102は、予測条件1に則って、一次経路候補のうち、時間優位順が第一候補を除いた上位である第二候補、第三候補…第N候補を対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から、座席設備が空席である候補を、普通車指定席、普通車自由席、特別車両指定席、立席の順で検索する。代替候補決定部102は、普通車指定席及び特別車両指定席を検索する場合、更に、通常席、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席の順で検索する。何れかの座席設備が空席である第二候補、第三候補…第N候補が、一次経路候補に無かった場合、代替候補決定部102は、「ご希望の条件に合う列車がありませんでした」等のメッセージを操作表示器12に表示する。
<パターン2>
利用者によって希望座席設備のみが選択され、希望座席位置が選択されていない場合、代替候補決定部102は、はじめに、第一候補が条件一致経路か否かを判定する。具体的には、代替候補決定部102は、第一候補の中から、空席の希望座席設備を検索する。希望座席設備が普通車指定席又は特別車両指定席の場合、代替候補決定部102は、更に、通常席、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席の順で検索する。何れかに空席があれば、代替候補決定部102は、第一候補を条件一致経路として操作表示器12に表示する。
一方で、第一候補が条件一致経路に該当しなかった場合、代替候補決定部102は、予測条件2に則って、一次経路候補のうち、時間優位順が第一候補を除いた上位である第二候補、第三候補…第N候補を対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から、希望座席設備が空席である候補(以下、「設備優先候補」と記す。)を検索する。第二候補、第三候補…第N候補に希望座席設備の空席があれば、代替候補決定部102は、設備優先候補を代替候補として操作表示器12に表示する。
第二候補、第三候補…第N候補に希望座席設備の空席が無いことから、第二候補、第三候補…第N候補の中に設備優先候補が無かった場合、代替候補決定部102は、予測条件2に則って、一次経路候補のうち、再び、時間優位順が最上位である第一候補を対象として、第一候補の中から、希望座席設備以外の種類の座席(以下、「非希望座席設備」と記す。)が空席である候補(以下、「非希望設備候補」と記す。)を検索する。第一候補に非希望座席設備の空席があれば、代替候補決定部102は、非希望設備候補を代替候補として、「希望座席設備は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
第一候補に非希望座席設備の空席が無かった場合、代替候補決定部102は、一次経路候補のうち、時間優位順が第一候補に次ぐ第二候補、第三候補…第N候補を時間優位順に対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から非希望設備候補を検索する。第二候補、第三候補…第N候補に非希望座席設備の空席があれば、代替候補決定部102は、非希望設備候補を代替候補として操作表示器12に表示する。
非希望座席設備となる優先順位は、普通車指定席、普通車自由席、特別車両指定席の順である。したがって、例えば、希望座席設備が普通車指定席であれば、非希望座席設備は、普通車自由席及び特別車両指定席であり、空席の普通車自由席が無かった場合に、空席の特別車両指定席が検索される。希望座席設備が特別車両指定席であれば、非希望座席設備は、普通車指定席及び普通車自由席であり、空席の普通車指定席が無かった場合に、空席の普通車自由席が検索される。
パターン2の実施例として、例えば、必須希望条件及び任意希望条件が、
希望出発時刻:9時
希望座席設備:普通車指定席
希望座席位置:無し
であり、一時経路候補が、下表1のとおりであったとする。
Figure 0007404489000002
仮に、第一候補の普通車指定席が満席であっても、代替候補決定部102は、普通車指定席が空席である第二候補を検索して提示する(表1中のA)。したがって、利用者は、到着時刻が遅くなったとしても、少なくとも自らが希望した普通車指定席に座れることから、満足を得ることができる。仮に、第二候補の普通車指定席が満席であった場合であっても、代替候補決定部102は、普通車自由席が空席である第一候補を検索して提示する(表1中のB)。したがって、利用者は、希望した普通車指定席に座れなくても、少なくとも到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足をえることができる。仮に、第一候補の普通車自由席が満席であった場合であっても、代替候補決定部102は、普通車自由席が空席である第二候補を検索して提示する(表1中のC)。したがって、利用者は、希望した普通車指定席に座れなくても、少なくとも第三候補よりも到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足を得ることができる。
<パターン3>
利用者によって希望座席設備が選択されず、希望座席位置のみが選択されていた場合、代替候補決定部102は、はじめに、第一候補が条件一致経路か否かを判定する。具体的には、代替候補決定部102は、第一候補の中から、普通車指定席、普通車自由席、グリーン席、立席の順に空席を検索する。普通車指定席又は特別車両指定席の場合、代替候補決定部102は、更に、通常席、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席の順で検索する。普通車指定席に空席があれば、代替候補決定部102は、当該候補の中から空席の希望座席位置を検索する。希望座席位置の空席があれば、代替候補決定部102は、第一候補を条件一致経路として操作表示器12に表示する。
一方で、第一候補に希望座席位置の空席が無かった場合、代替候補決定部102は、予測条件3に則って、第一候補の中から、希望座席位置以外の種類の座席(以下、「非希望座席位置」と記す。)が空席である候補(以下、「時間優位候補」と記す。)を代替候補として、「希望座席位置は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
第一候補に希望座席位置の空席及び非希望座席位置の空席が無かった場合、代替候補決定部102は、一次経路候補のうち、時間優位順が第一候補に次ぐ第二候補、第三候補…第N候補を対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から希望座席位置が空席である候補を時間優位順に検索する。第二候補、第三候補…第N候補に希望座席位置の空席があれば、代替候補決定部102は、当該候補を代替候補として操作表示器12に表示する。第二候補、第三候補…第N候補に希望座席位置の空席がなかった場合、代替候補決定部102は、第二候補、第三候補…第N候補を対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から時間優位候補を検索する。第二候補、第三候補…第N候補に非希望座席位置の空席があれば、代替候補決定部102は、時間優位候補を代替候補として、「希望座席位置は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
パターン3の実施例として、例えば、必須希望条件及び任意希望条件が、
希望出発時刻:9時
希望座席設備:無し
希望座席位置:窓側席
であり、一時経路候補が、下表2のとおりであったとする。
Figure 0007404489000003
仮に、第一候補が普通車指定席であり、窓側席が満席であっても、代替候補決定部102は、通路側席や中央席を提示する(表1中のA)。したがって、利用者は、窓側席に座ることができなくても、少なくともできるだけ到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足を得ることができる。仮に、第一候補の通路側席が満席の場合であっても、代替候補決定部102は、窓側席が空席である第二候補を検索して提示する(表1中のB)。したがって、利用者は、到着時刻が遅くなったとしても、少なくとも自らが希望した窓側席に座ることができることから、満足を得ることができる。
<パターン4>
利用者によって希望座席設備も希望座席位置も選択されていた場合、代替候補決定部102は、はじめに、第一候補が条件一致経路か否かを判定する。具体的には、代替候補決定部102は、第一候補の中から、空席の希望座席設備を検索する。希望座席設備が普通車指定席又は特別車両指定席の場合、代替候補決定部102は、更に、通常席、特大荷物コーナー近傍席、喫煙室近傍席の順で検索する。空席があれば、代替候補決定部102は、当該候補の中から空席の希望座席位置を検索する。当該候補の中に空席の希望座席位置があれば、代替候補決定部102は、第一候補を条件一致経路として操作表示器12に表示する。
一方で、第一候補のうち、希望座席設備の希望座席位置が満席であった場合、代替候補決定部102は、予測条件4に則って、第一候補の中から、希望座席設備の中で、非希望座席位置が空席である候補(以下、「時間優位第一候補」と記す。)を代替候補として、「希望座席位置は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
一方で、時間優位第一候補が無く、希望座席設備において非希望座席位置が空席である第一候補がなかった場合、代替候補決定部102は、予測条件4に則って、一次経路候補のうち、時間優位順が第一候補に次ぐ第二候補、第三候補…第N候補を対象として、第二候補、第三候補…第N候補の中から希望座席設備の希望座席位置が空席である候補(以下、「設備位置優位候補」と記す。)を時間優位順に検索する。第二候補、第三候補…第N候補に、希望座席設備の希望座席位置の空席があれば、代替候補決定部102は、設備位置優位候補を代替候補として操作表示器12に表示する。
一方で、設備位置優位候補が無く、希望座席設備の希望座席位置が空席である第二候補、第三候補…第N候補が無かった場合、代替候補決定部102は、予測条件4に則って、第二候補、第三候補…第N候補の中から、希望座席設備の非希望座席位置が空席である候補(以下、「非希望位置候補」と記す。)を代替候補として、「希望座席位置は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
一方で、非希望座席位置が無く、希望座席設備の非希望座席位置が空席である第二候補、第三候補…第N候補が無かった場合、代替候補決定部102は、予測条件4に則って、一次経路候補のうち、再び、時間優位順が最上位である第一候補を対象として、第一候補の中から、非希望座席設備の希望座席位置が空席である候補(以下、「非希望設備希望位置候補」と記す。)を検索する。第一候補に、非希望座席設備の希望座席位置の空席があれば、代替候補決定部102は、非希望設備希望位置候補を代替候補として、「希望座席設備は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
一方で、非希望設備希望位置候補が無く、非希望座席設備の希望座席位置が空席である第一候補が無かった場合、第一候補の中から、非希望座席設備の非希望座席位置が空席である候補(以下、「非希望設備非希望位置候補」と記す。)を代替候補として、「希望座席設備及び希望座席位置は満席です」等のメッセージと共に操作表示器12に表示する。
第一候補の中に、非希望設備希望位置候補及び非希望設備非希望位置候補が無かった場合、第二候補、第三候補…第N候補の中から、同様に非希望設備希望位置候補及び非希望設備非希望位置候補を検索する。
パターン4の実施例として、例えば、必須希望条件及び任意希望条件が、
希望出発時刻:9時
希望座席設備:特別車両指定席
希望座席位置:窓側席
であり、一時経路候補が、下表3のとおりであったとする。
Figure 0007404489000004
仮に、第一候補において、特別車両指定席の窓側席が満席であっても、代替候補決定部102は、特別車両指定席の通路側席や中央席を提示する(表3中のA)。したがって、利用者は、窓側席に座ることができなくても、少なくとも自らが希望した特別車両指定席に座って、最も到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足を得ることができる。仮に、第一候補において、特別車両指定席の通路側席や中央席が満席であったとしても、代替候補決定部102は、第二候補から、窓側席が空席である特別車両指定席を検索して提示する(表3中のB)。したがって、利用者は、到着時刻が遅くなったとしても、少なくとも自らが希望した特別車両指定席の窓側席に座れることから、満足を得ることができる。仮に、第二候補において、特別車両指定席の窓側席が満席であったとしても、代替候補決定部102は、第二候補から、通路側席や中央席が空席である特別車両指定席を検索して提示する(表3中のC)。したがって、利用者は、到着時刻が遅くなったとしても、少なくとも自らが希望した特別車両指定席に座れることから、満足を得ることができる。仮に、第二候補において、特別車両指定席の通路側席や中央席が満席であったとしても、代替候補決定部102は、再び第一候補から、窓側席が空席である普通車指定席を検索して提示する(表3中のD)。したがって、利用者は、少なくとも自らが希望した窓側席に座って、最も到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足を得ることができる。仮に、第一候補において、普通車指定席の窓側席が満席であったとしても、代替候補決定部102は、第一候補から、通路側席や中央席が空席である普通車指定席を検索して提示する(表3中のE)。したがって、利用者は、少なくとも最も到着時刻が早い鉄道を利用できることから、満足を得ることができる。
なお、上記した経路検索システム100をソフトウェアによって実現する場合、実際にはコンピュータのCPU、あるいはMPU、ROM、RAM等を備えて構成し、ROMやRAMに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。したがって、コンピュータが一次経路候補検索部101及び代替候補決定部102の機能を、一次経路候補検索手順及び代替候補決定手順として果たすように動作させる経路検索プログラムを、例えばCD-ROMなどの記録媒体に記録し、コンピュータに読み込ませることによって実現できる。経路検索プログラムを記録する記録媒体としては、CD-ROM以外に、例えばフレキシブルディスク、光ディスクなどを用いることができる。
経路検索システム100は、ASP(Application Service Provider)として機能させてもよく、経路検索プログラムをインターネット等のネットワークを介してコンピュータにダウンロードすることによっても実現できる。さらに、これらのハードウェア、ソフトウェア資源を、ネットワークを介してアクセス可能なクラウドなどの態様で提供することもできる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 駅
2 システムセンタ
3 コールセンタ
10 自動券売機
11 制御部
12 操作表示器
13 受話器
14 端末記憶部
15 通信部
16 硬貨部
17 紙幣部
18 カード処理部
19 発券部
21 券売業務統括サーバ
22 コールセンタサーバ
23 AIサーバ
24 データベース
31 音声・映像端末
32 予約・発券端末
100 経路検索システム
101 一次経路候補検索部
102 代替候補決定部
N1 券売業務用ネットワーク
N2 アシスト業務用ネットワーク
S 自動券売システム

Claims (13)

  1. 交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、
    前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索部と、
    前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定部と、を有し、
    前記希望座席設備が選択され、かつ、前記希望座席位置が選択されていない場合において、
    前記代替候補決定部が、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備が空席である設備優先候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする経路検索システム。
  2. 前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、
    前記設備優先候補が無かった場合、
    前記代替候補決定部が、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備が空席である非希望設備候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載された経路検索システム。
  3. 前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、
    前記希望座席位置が選択され、かつ、前記希望座席設備が選択されていない場合において、
    前記代替候補決定部が、
    前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席である時間優位候補を前記代替候補とする、
    ことを特徴とする請求項1に記載された経路検索システム。
  4. 交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、
    前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索部と、
    前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定部と、を有し、
    前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、
    前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、
    前記希望座席設備及び前記希望座席位置が選択されている場合において、
    前記代替候補決定部は、
    前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である前記第一候補が無かった場合、
    前記希望座席設備の中で前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席の前記第一候補である時間優位第一候補を、前記代替候補とし、
    前記時間優位第一候補が無かった場合、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である設備位置優位候補を、前記代替候補とし、
    前記設備位置優位候補が無かった場合、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望位置候補を、前記代替候補とし、
    前記非希望位置候補が無かった場合、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備の前記希望座席位置が空席である非希望設備希望位置候補を、前記代替候補とし、
    前記非希望設備希望位置候補が無かった場合、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記非希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望設備非希望位置候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする経路検索システム。
  5. 前記非希望座席設備となる優先順位が、前記普通車指定席、前記普通車自由席、前記特別指定席の順である、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載された経路検索システム。
  6. 前記普通車指定席及び前記特別指定席に、付帯サービス席及び前記付帯サービス席以外である通常席が含まれ、
    前記希望座席設備として、前記普通車指定席又は前記特別指定席が選択されている場合において、
    前記代替候補決定部が、
    前記通常席が空席である前記一次経路候補、前記付帯サービス席が空席である前記一次経路候補の順に検索する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載された経路検索システム。
  7. 交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索手順と、
    前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記希望座席設備が選択され、かつ、前記希望座席位置が選択されていない場合において、
    前記代替候補決定手順において、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備が空席である設備優先候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする経路検索プログラム。
  8. 前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、
    前記設備優先候補が無かった場合、
    前記代替候補決定手順において、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備が空席である非希望設備候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする請求項7に記載された経路検索プログラム。
  9. 前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、
    前記希望座席位置が選択され、かつ、前記希望座席設備が選択されていない場合において、
    前記代替候補決定手順において、
    前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席である時間優位候補を前記代替候補とする、
    ことを特徴とする請求項7に記載された経路検索プログラム。
  10. 交通手段の出発地、経由地、到着地、前記各地における発着日時、座席設備及び座席位置が記憶された記憶部から、
    前記交通手段の利用者によって選択された希望出発地、希望到着地、希望出発日を含み、かつ、希望出発時刻又は希望到着時刻を含む必須希望条件に基づいて、前記必須希望条件に対応した前記交通手段の候補である複数の一次経路候補を検索する一次経路候補検索手順と、
    前記到着地への到着時刻が早く、かつ、前記出発地の出発時刻が遅い方を優位とする時間優位順が最上位である第一候補を前記一次経路候補から選択し、前記第一候補が、前記利用者によって選択された希望座席設備及び希望座席位置を含む任意希望条件を満たしていなかった場合に、前記一次経路候補の中から代替候補を決定する代替候補決定手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記座席設備の種類に、普通車指定席、普通車自由席、特別指定席が含まれ、
    前記座席位置の種類に、窓側席及び通路側席が含まれ、
    前記希望座席設備及び前記希望座席位置が選択されている場合において、
    前記代替候補決定手順では、
    前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である前記第一候補が無かった場合、
    前記希望座席設備の中で前記希望座席位置以外の種類の前記座席位置である非希望座席位置が空席の前記第一候補である時間優位第一候補を、前記代替候補とし、
    前記時間優位第一候補が無かった場合、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記希望座席位置が空席である設備位置優位候補を、前記代替候補とし、
    前記設備位置優位候補が無かった場合、
    前記時間優位順が前記第一候補を除いた上位であり、かつ、前記希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望位置候補を、前記代替候補とし、
    前記非希望位置候補が無かった場合、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記希望座席設備以外の種類の前記座席設備である非希望座席設備の前記希望座席位置が空席である非希望設備希望位置候補を、前記代替候補とし、
    前記非希望設備希望位置候補が無かった場合、
    前記時間優位順が上位であり、かつ、前記非希望座席設備の前記非希望座席位置が空席である非希望設備非希望位置候補を、前記代替候補とする、
    ことを特徴とする経路検索プログラム。
  11. 前記非希望座席設備となる優先順位が、前記普通車指定席、前記普通車自由席、前記特別指定席の順である、
    ことを特徴とする請求項8又は請求項10に記載された経路検索プログラム。
  12. 前記普通車指定席及び前記特別指定席に、付帯サービス席及び前記付帯サービス席以外である通常席が含まれ、
    前記希望座席設備として、前記普通車指定席又は前記特別指定席が選択されている場合において、
    前記代替候補決定手順において、
    前記通常席が空席である前記一次経路候補、前記付帯サービス席が空席である前記一次経路候補の順に検索する、
    ことを特徴とする請求項8又は請求項10に記載された経路検索プログラム。
  13. 請求項7から請求項10の何れか1項に記載された経路検索プログラムが記録された、
    ことを特徴とするコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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