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JP7359340B1 - エレベーターシステム及びエレベーターのかご割り当て方法 - Google Patents

エレベーターシステム及びエレベーターのかご割り当て方法 Download PDF

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Abstract

エレベーターシステムは、エレベーターの操作盤を利用者が操作することによって行う内部呼びと、外部機器から通信ネットワークを利用して行う外部呼びと、を受け付け可能に構成されている。エレベーターシステムは、内部呼び又は外部呼びに対して、1又は複数のかごの中から配車候補となるかごを割り当てるプロセッサを備える。外部呼びを受け付けた場合、プロセッサは、1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定する稼働状態判定処理と、非稼働状態のかごを稼働状態のかごよりも優先して配車候補として割り当てる外部呼び割当処理と、を実行するように構成される。

Description

本開示は、エレベーターシステム及びエレベーターのかご割り当て方法に関する。
特許文献1には、自律移動ロボットと利用者との乗り合いが許容されたエレベーターの制御に関する技術が開示されている。この技術では、自律移動ロボットが無線発信する呼び信号が登録され、自律移動ロボットが乗りかごに乗車すると、自律移動ロボットの目的階と同じ方向の利用者による呼びがある場合には、これら利用者による呼びを優先させて応答する。そして、利用者の呼びが無くなった後に、自律移動ロボットの目的階への専用運転に切り替えられ、自律移動ロボットの目的階での降車が確認された場合には、通常運転に復帰させる。
日本特開2020-14763号公報
特許文献1の技術では、外部機器である自律移動ロボットの呼びに対して、かごの稼働状態に係わらずに配車が行われる。このため、稼働状態のかご内のスペースが乗車済みの自律移動ロボットにより占有されてしまう可能性があり、この場合、利用者の乗車効率が低下するおそれがある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、利用者の利便性を損なうことなく、外部機器からの呼びに対するかごの配車を行うことができる技術を提供することを目的とする。
本開示は、エレベーターの操作盤を利用者が操作することによって行う内部呼びと、エレベーターの操作盤とは別体の外部機器から通信ネットワークを利用して行う外部呼びと、を受け付け可能に構成されたエレベーターシステムであって、内部呼び又は外部呼びに対して、1又は複数のかごの中から配車候補となるかごを割り当てるように構成された号機割り当て部と、外部呼びを受け付けた場合、1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定する稼働状態判定処理を実行するように構成されたかご稼働状態判定部と、外部呼びを受け付けた場合、外部機器の優先度に関連する属性を判定する属性判定処理を実行するように構成された属性判定部と、を備える。号機割り当て部は、稼働状態判定処理による判定結果を受けて、非稼働状態のかごを稼働状態のかごよりも優先して配車候補として割り当てる外部呼び割当処理を実行し、外部呼び割当処理において、属性に応じて、稼働状態のかごを配車候補として割り当てるかどうかを決定するように構成されるものである。
また、本開示は、エレベーターの操作盤を利用者が操作することによって行う内部呼びと、エレベーターの操作盤とは別体の外部機器から通信ネットワークを利用して行う外部呼びと、を受け付け可能に構成されたエレベーターシステムにおいて、外部呼びに対して1又は複数のかごの中から配車候補となるかごを割り当てるかご割り当て方法に適用される。かご割り当て方法は、外部呼びを受け付け、1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定し、外部機器の優先度に関連する属性を判定し、非稼働状態のかごを稼働状態のかごよりも優先して配車候補として割り当てる外部呼び割当処理を実行し、外部呼び割当処理において、属性に応じて、稼働状態のかごを配車候補として割り当てるかどうかを決定するように構成されるものである。

本開示のエレベーターシステム及びかご割り当て方法によれば、1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定し、非稼働状態のかごが稼働状態のかごよりも優先して配車候補として割り当てられる。これにより、外部呼びに対しては非稼働状態のかごが優先して割り当てられるので、内部呼びを行う利用者の利便性を損なうことなく、外部機器からの呼びに対するかごの配車を行うことが可能となる。
実施の形態1に係るエレベーターシステム100の構成図である。 実施の形態1のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係るエレベーターシステムにおけるエレベーター管理装置の構成図である。 実施の形態1のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。 エレベーター管理装置5のハードウェア資源の変形例を示す図である。 実施の形態2のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態3のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。 配車枠と、稼働中のかごの台数と、配車可否との関係の一例を示す図である。 実施の形態3のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。 実施の形態4のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態4のエレベーター管理装置5において実行される配車枠演算処理のルーチンを示すフローチャートである。 配車枠情報の一例を示す図である。 時間帯毎に演算された配車枠の一例を示す図である。 実施の形態5のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態5のエレベーター管理装置5において実行される外部呼びキャンセル処理のルーチンを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
1.実施の形態1.
1-1.エレベーターシステムの構成
図1は、実施の形態1に係るエレベーターシステム100の構成図である。
エレベーターシステム100は、エレベーター10と、外部呼び登録装置8と、を備える。エレベーター10は、利用者6の呼びだけでなく外部機器7の呼びも受け付け可能に構成されている。ここでの「外部機器7」は、例えば、自律的な移動又は遠隔操作による移動が可能なロボット等のモビリティ、入退ゲート又はスマートロック等のビル設備、監視カメラ、人感センサ、測位装置、等の通信ネットワークを利用して呼びを行う機器を幅広く含む。
エレベーター10は、例えば複数の階床を有する建物に設置される。建物において、エレベーター10の図示しない昇降路が設けられる。昇降路は、複数の階床にわたる上下方向に長い空間である。各々の階床において、昇降路に隣接する乗場12が設けられる。
エレベーター10は、1又は複数のかご1と、各かご1に設置されたかご操作盤2と、各乗場12に設置された乗場操作盤3と、エレベーター制御装置4と、エレベーター管理装置5と、を備える。1又は複数のかご1は、昇降路を上下方向に走行することで、エレベーター10の利用者6及び外部機器7を複数の階床の間で輸送する装置である。実施の形態1のエレベーター10は、例えば、1号機から3号機までの3機のかご1を備えている。
各かご1の内部には、それぞれかご操作盤2が設けられる。かご操作盤2には、かご扉の開閉操作、及び行先階の指定操作を行うための各種釦が配置されている。乗場操作盤3は、利用者6の乗場呼びの操作を受け付ける装置である。複数の乗場操作盤3の各々は、複数の乗場12の壁面のそれぞれに設置される。
エレベーター制御装置4は、かご操作盤2又は乗場操作盤3が受け付けた呼びに基づいて、エレベーター10の動作を制御する装置である。かご操作盤2又は乗場操作盤3が受け付けた呼びは、以下「内部呼び」と呼ばれる。かご操作盤2又は乗場操作盤3が内部呼びを受け付けた場合、エレベーター制御装置4は、稼働状態のかご1と非稼働状態のかご1との双方を配車候補とし、これらの配車候補の中から何れか1つのかごを割り当てる。ここでのかごの「稼働状態」とは、割り当てられた呼びに応答してかごが動作している状態であり、乗降のための戸開中の状態、及びかごの走行中の状態、等が例示される。一方、かごの「非稼働状態」とは、かごに対して呼びが割り当てられていない状態であり、かごの戸閉待機中の状態、等が例示される。なお、内部呼びに対するかごの割り当て動作は、公知の割り当て動作を適用することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。エレベーター制御装置4は、例えば昇降路の上部または下部などに配置される。例えば昇降路の上方などにエレベーター10の機械室が設けられる場合に、エレベーター制御装置4は、機械室に配置されてもよい。
エレベーター管理装置5は、外部機器7から外部呼び登録装置8に登録された呼びに基づいて、エレベーター10の動作を制御する装置である。外部機器7から外部呼び登録装置8に登録された呼びは、以下「外部呼び」と呼ばれる。エレベーター管理装置5は、例えば昇降路の上部または下部などに配置される。例えば昇降路の上方などにエレベーター10の機械室が設けられる場合に、エレベーター制御装置4は、機械室に配置されてもよい。エレベーター管理装置5の機能については、詳細を後述する。
外部呼び登録装置8は、外部機器7から通信ネットワークを介して受信した外部呼びを登録するとともに、その外部呼び登録情報をエレベーター管理装置5へと送信する装置である。外部呼び登録装置8とエレベーター管理装置5との間の通信ネットワークの方式に限定はない。例えば、外部呼び登録装置8が遠隔地のサーバに配置されている場合、インターネット又は近距離無線通信、等の汎用の通信方式を採用してもよい。また、外部呼び登録装置8がエレベーター10の機械室に配置されている場合、有線通信によってエレベーター管理装置5と接続されていてもよい。
1-2.実施の形態1のエレベーターシステムの機能
図2は、実施の形態1のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。エレベーター管理装置5は、その内部機能ブロックとして、かご稼働状態判定部20と、号機割り当て部22と、外部呼び通信部24と、を備える。かご稼働状態判定部20は、エレベーター制御装置4から受信した情報に基づいて、1又は複数のかご1がそれぞれ稼働状態であるか非稼働状態であるかを判定する稼働状態判定処理を実行するための機能ブロックである。かご稼働状態判定部20は、稼働状態判定処理によってかご1の稼働状態を常時判定する構成でもよいし、後述する外部呼び通信部24が外部呼びを受信したことを受けて稼働状態判定処理を実行する構成でもよい。かご稼働状態判定部20は、判定結果情報を号機割り当て部22に送る。
号機割り当て部22は、外部呼びに対してかご1を割り当てる処理を行うための機能ブロックである。この処理は、以下「外部呼び割当処理」と呼ばれる。外部呼び割り当て処理では、号機割り当て部22は、かご稼働状態判定部20から受信した判定結果情報に基づいて、1又は複数の非稼働状態のかごを稼働状態のかごよりも優先して配車候補として割り当てる。より詳しくは、号機割り当て部22は、1又は複数のかご1のうち、稼働状態のかごを配車候補から除外するとともに、非稼働状態のかごのみを配車候補として割り当てる。そして、号機割り当て部22は、非稼働状態のかごのみで構成される配車候補の中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。
外部呼び通信部24は、外部呼び登録装置8との間で外部呼びに関連する情報を送受信するための機能ブロックである。外部呼び通信部24は、例えば、外部呼びが登録されたことを含む外部呼び登録情報を外部呼び登録装置8から受信する。また、外部呼び通信部24は、外部呼びに対するかご1の配車情報を外部呼び登録装置8へ送信する。
図3は、実施の形態1に係るエレベーターシステムにおけるエレベーター管理装置の構成図である。エレベーター管理装置5は、プロセッサ52と、記憶装置54と、を備える。
プロセッサ52は、各種処理を実行する。プロセッサ52は、例えばマイクロコンピュータである。記憶装置54には、各種情報が格納される。記憶装置54としては、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、等が例示される。記憶装置54には、外部呼び登録プログラムが記憶されている。プロセッサ52が外部呼び登録プログラムを実行することにより、エレベーター管理装置5での稼働状態判定処理及び外部呼び割当処理が実現される。また、記憶装置54には、各種データとして、判定結果情報、外部呼び登録情報、及び配車情報が記憶される。
1-3.実施の形態1のエレベーター管理装置5において実行される具体的処理
図4は、実施の形態1のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。図4に示すルーチンは、外部呼び登録プログラムが実行された場合にエレベーター管理装置5のプロセッサ52によって実行される。このフローチャートは、本開示の実施の形態に係るかご割り当て方法の一部を表してもいる。
図4に示すルーチンのステップS2では、外部機器7の外部呼びが登録されたかどうかが判定される。ここでは、外部呼び通信部24が外部呼び登録装置8から外部呼び登録情報を受信したかどうかを判定する。その結果、判定の成立が認められない場合、ステップS2の判定が繰り返し実行される。一方、ステップS2の判定の成立が認められた場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4では、かご稼働状態判定部20において実行される稼働状態判定処理によって、1又は複数のかごが稼働状態であるかどうかがそれぞれ判定される。その結果、全てのかごが稼働状態である場合、処理はステップS6に進み、少なくとも1つの非稼働状態のかごがある場合、処理はステップS8に進む。
ステップS6の処理では、号機割り当て部22は、配車候補として設定すべき非稼働状態のかごがないため、外部呼びに対するかごの割り当てを保留する。また、号機割り当て部22は、外部呼びの割り当てが保留されていることを示す情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して乗場12で待機するよう通知する。ステップS6の処理が行われると、処理は再びステップS4の処理に戻る。
一方、ステップS8の処理では、号機割り当て部22は、配車候補に設定された非稼働状態のかごの中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。また、号機割り当て部22は、外部呼びに対して割り当てた割当号機の情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して割当号機を通知する。ステップS8の処理が行われると、本ルーチンは終了される。
以上のような処理によれば、外部機器7からの外部呼びが登録された場合、稼働状態のかごは配車候補から除外され、非稼働状態のかごのみが配車候補とされる。これにより、非稼働状態のかごがない場合、外部呼びに対応するかごが割り当てられることがない。これより、内部呼びが外部呼びよりも優先して割り当てられることとなるため、内部呼びを行う一般利用者の利便性が損なわれることを防ぐことができる。
また、非稼働状態のかごがある場合、外部呼びに対してもかごが割り当てられるため、一般利用者の利便性が損なわれることなく、外部機器7の外部呼びに対しても対応することが可能となる。
1-4.実施の形態1の変形例
実施の形態1のエレベーターシステム100は、以下のように変形した態様を適用してもよい。なお、以下の変形例は、後述する他の実施の形態のエレベーターシステムに対しても適用することができる。
号機割り当て部22は、外部呼びに対してスプーリング機能を持たせてもよい。この場合、かご稼働状態判定部20が非稼働状態のかごがあると判定され次第、号機割り当て部22は、スプーリングしていた外部呼びを当該非稼働状態のかごに割り当てればよい。
外部機器7が表示機能を有していない場合、外部呼び通信部24から外部機器7への通知は、乗場12に設置されたインジケーターに表示する構成でもよい。
図5は、エレベーター管理装置5のハードウェア資源の変形例を示す図である。図5に示す例では、エレベーター管理装置5は、例えばプロセッサ52、記憶装置54、及び専用ハードウェア56を含む処理回路58を備える。図5は、エレベーター管理装置5が有する機能の一部を専用ハードウェア56によって実現する例を示す。エレベーター管理装置5が有する機能の全部を専用ハードウェア56によって実現しても良い。専用ハードウェア56として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
実施の形態2.
2-1.実施の形態2のエレベーターシステム特徴的機能
図6は、実施の形態2のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。実施の形態2のエレベーター管理装置5は、実施の形態1のエレベーター管理装置5の構成に加えて、更に属性判定部26を備える。
属性判定部26は、外部呼びの属性が優先対象かどうかを判定するための機能ブロックである。外部呼びであっても一般利用者の内部呼びと同等の緊急性を伴う呼びも存在する。このような優先対象の外部呼びは、例えば、利用者に付帯する案内用ロボット、ルームサービス等を提供する配送ロボット、パーソナルモビリティ、スマートフォン、スマートデバイス、等から登録される利用者向けの外部呼びである。
外部呼び通信部24は、外部呼び登録装置8から受信した外部呼び登録情報を属性判定部26に送信する。外部呼び登録情報には、優先対象の外部呼びかどうかを示す属性情報が含まれている。属性判定部26は、受信した外部呼び登録情報から、外部呼びの属性が優先対象かどうかを判定する。この処理は、以下「属性判定処理」と呼ばれる。
優先対象の外部呼びに対しては、内部呼びと同等の緊急性を担保するために、一般利用者との同乗を許容する。具体的には、属性判定処理において外部呼びの属性が優先対象であると判定された場合、号機割り当て部22は、稼働状態及び非稼働状態の双方のかごを配車候補として設定する。そして、号機割り当て部22は、これらの配車候補の中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。
一方、属性判定処理において外部呼びの属性が優先対象でないと判定された場合、号機割り当て部22は、1又は複数のかご1のうち、稼働状態のかごを配車候補から除外するとともに、非稼働状態のかごのみを配車候補をして設定する。そして、号機割り当て部22は、非稼働状態のかごのみで構成される配車候補の中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。
以上のような実施の形態2のエレベーターシステム100の動作によれば、優先対象の外部呼びについては、稼働状態のかごであっても配車候補として設定される。これにより、外部機器7のそれぞれの用途に応じた適切な配車が可能となる。
2-2.実施の形態2のエレベーター管理装置5において実行される具体的処理
図7は、実施の形態2のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。図7に示すルーチンは、外部呼び登録プログラムが実行された場合にエレベーター管理装置5のプロセッサ52によって実行される。このフローチャートは、本開示の実施の形態に係るかご割り当て方法の一部を表してもいる。
図7に示すルーチンのステップS10では、外部機器7の外部呼びが登録されたかどうかが判定される。ここでは、図4に示すルーチンのステップS2の処理と同様の処理が実行される。その結果、判定の成立が認められない場合、ステップS10の判定が繰り返し実行される。一方、ステップS10の判定の成立が認められた場合、処理はステップS12に進む。
ステップS12では、属性判定部26において実行される属性判定処理によって、ステップS10にて登録された外部呼びの属性が優先対象かどうかが判定される。ここでは、属性判定部26は、外部呼び登録情報に含まれる属性情報が優先対象かどうかを判定する。その結果、判定の成立が認められた場合、処理はステップS14に進み、判定の成立が認められない場合、処理はステップS16に進む。
ステップS14では、号機割り当て部22は、稼働状態のかご及び非稼働状態のかごの両方を配車候補として設定する。そして、号機割り当て部22は、配車候補に設定された稼働状態及び非稼働状態のかごの中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。ステップS14の処理が完了すると本ルーチンは終了される。
ステップS16では、かご稼働状態判定部20において実行される稼働状態判定処理によって、1又は複数のかごが稼働状態であるかどうかがそれぞれ判定される。その結果、全てのかごが稼働状態である場合、処理はステップS18に進み、少なくとも1つの非稼働状態のかごがある場合、処理はステップS20に進む。
ステップS18では、号機割り当て部22は、配車候補として設定すべき非稼働状態のかごがないため、外部呼びに対するかごの割り当てを保留する。また、号機割り当て部22は、外部呼びの割り当てが保留されていることを示す情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して乗場12で待機するよう通知する。ステップS18の処理が行われると、処理は再びステップS16の処理に戻る。
一方、ステップS20の処理では、号機割り当て部22は、非稼働状態のかごを配車候補に設定するとともに、配車候補の中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。また、号機割り当て部22は、外部呼びに対して割り当てた割当号機の情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して割当号機を通知する。ステップS20の処理が行われると、本ルーチンは終了される。
以上のような処理によれば、外部機器7からの外部呼びが登録された場合、優先対象の外部呼びに対しては、内部呼びと同等に優先して割り当てられることとなる。これにより、外部機器7のそれぞれの用途に応じた適切な配車が可能となる。
2-3.実施の形態2の変形例
実施の形態2のエレベーターシステム100は、以下のように変形した態様を適用してもよい。なお、以下の変形例は、他の実施の形態のエレベーターシステムに対しても適用することができる。
属性判定処理は、外部呼びの属性が優先対象かどうかだけでなく、優先対象の中で更に細かく優先順位を判定する構成でもよい。例えば、外部機器7が、利用者が所持又は利用するパーソナルモビリティ、ウェアラブルスマートデバイス、車いす、等の機器である場合、属性は優先対象の中でも最優先の対象とする。また、外部機器7がロボットである場合、利用者に帯同する案内ロボット、及びフードデリバリーの配送ロボットの属性は優先度を「高」とし、荷物の配送ロボットは優先度を「中」とし、清掃ロボットは優先度を「低」とする。また、外部機器7が警備ロボットである場合、通常警備中であれば優先度を「低」とし、緊急時は優先度を「高」とする。そして、号機割り当て部22は、外部呼びに対応するかごを割り当てる場合、配車順を前後させて優先度の高い順にかごを割り当てる。このような処理によれば、外部呼びの優先度に応じた柔軟な割り当てが可能となる。
実施の形態3.
3-1.実施の形態3のエレベーターシステム特徴的機能
図8は、実施の形態3のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。実施の形態3のエレベーター管理装置5は、実施の形態2のエレベーター管理装置5の構成に加えて、更に配車枠設定部28を備える。
配車枠設定部28は、エレベーター10が備える1又は複数のかご1のうち、同時に稼働可能なかごの台数を設定する配車枠設定処理を実行するための機能ブロックである。図9は、配車枠と、稼働中のかごの台数と、配車可否との関係の一例を示す図である。この図に示すように、3台のかごを備えるエレベーターにおいて、配車枠を1台に設定した場合、稼働状態のかごが0台の場合には配車可能であるが、稼働状態のかごが1台以上の場合には配車不可となる。同様に、配車枠を2台に設定した場合、稼働状態のかごが1台以下の場合には配車可能であるが、稼働状態のかごが2台以上の場合には配車不可となる。配車枠設定部28は、配車枠設定処理において、例えば配車枠を予め定められた台数に設定する。或いは、配車枠設定部28は、例えば配車枠を全かご数に対する予め定められた比率に応じた台数に設定する。号機割り当て部22は、配車枠の範囲内で外部呼びに対応するかごを割り当てる。
以上のような実施の形態3のエレベーターシステム100の動作によれば、外部呼びに対するかごの割り当てが配車枠の範囲内に制限されるので、一般利用者の利便性を損なうことを防ぐことができる。
3-2.実施の形態3のエレベーター管理装置5において実行される具体的処理
図10は、実施の形態3のエレベーター管理装置5において実行される処理のルーチンを示すフローチャートである。図10に示すルーチンは、外部呼び登録プログラムが実行された場合にエレベーター管理装置5のプロセッサ52によって実行される。このフローチャートは、本開示の実施の形態に係るかご割り当て方法の一部を表してもいる。
図10に示すルーチンのステップS30では、配車枠が設定される。ここでは、配車枠設定部28において実行される配車枠設定処理において、配車枠が予め定められた台数に設定される。
ステップS30の処理が実行されると、処理はステップS32に進む。ステップS32、ステップS34、及びステップS36では、図7に示すルーチンのステップS10、ステップS12、及びステップS14と同様の処理が実行される。ステップS34の処理において判定の成立が認められない場合、処理はステップS38に進む。
ステップS38では、号機割り当て部22は、設定された配車枠がかごの稼働台数よりも大きいかどうかを判定する。その結果、判定の成立が認められない場合、外部呼びに対する配車は不可と判断されて、処理はステップS40に進む。一方、判定の成立が認められた場合、外部呼びに対する配車は可能と判断されて、処理はステップS42に進む。
ステップS40では、号機割り当て部22は、外部呼びに対するかごの割り当てを保留する。また、号機割り当て部22は、外部呼びの割り当てが保留されていることを示す情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して乗場12で待機するよう通知する。
また、設定された配車枠がゼロである場合、かごの稼働状態が非稼働状態に移行したとしても、外部呼びの割り当てが保留され続けてしまう。この場合、号機割り当て部22は、配車枠がゼロであることを示す情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、配車可能な状態に移行しないことを外部機器7に対して通知する。ステップS40の処理が行われると、処理は再びステップS38の処理に戻る。
一方、ステップS42の処理では、号機割り当て部22は、非稼働状態のかごを配車候補に設定するとともに、配車候補の中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。また、号機割り当て部22は、外部呼びに対して割り当てた割当号機の情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して割当号機を通知する。ステップS42の処理が行われると、本ルーチンは終了される。
以上のような処理によれば、利用者の利用状況又は時間帯等に応じて配車枠の設定を変更することもできる。例えば、混雑すると思われる特定の時間帯は配車枠を減らす等の対応を行うことができる。これにより、利用者の利用状況に応じた適切な配車を行うことが可能となる。
実施の形態4.
4-1.実施の形態4のエレベーターシステム特徴的機能
図11は、実施の形態4のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。実施の形態4のエレベーター管理装置5は、実施の形態3のエレベーター管理装置5の構成に加えて、更に稼働履歴記憶部30と、配車枠演算部32と、を備える。
稼働履歴記憶部30は、1又は複数のかご1のそれぞれの稼働履歴を時間に関連付けた稼働履歴情報を記憶するための機能ブロックである。稼働履歴記憶部30は、例えばエレベーター管理装置の記憶装置54に配置される。或いは、稼働履歴記憶部30は、遠隔地のサーバに配置されていてもよい。
配車枠演算部32は、記憶装置54から稼働履歴情報を読み出して配車枠を演算するための機能ブロックである。配車枠演算部32は、例えば図10に示すフローチャートのステップS30の処理において、以下の配車枠演算処理を実行することにより、配車枠を設定する。
4-2.実施の形態4のエレベーター管理装置5において実行される具体的処理
図12は、実施の形態4のエレベーター管理装置5において実行される配車枠演算処理
のルーチンを示すフローチャートである。図12に示すルーチンは、エレベーター管理装置5のプロセッサ52によって実行される。
図12に示すルーチンのステップS50では、配車枠演算部32は、配車枠を設定する際の時間間隔を設定する。ここでの時間間隔は、例えば5分間から60分の間で設定される。
次に、ステップS52では、配車枠演算部32は、予め定められた過去の参照期間を設定する。参照期間は、例えば1週間から1年間の間の期間である。ステップS54では、配車枠演算部32は、設定された参照期間の稼働履歴情報を読み出して、設定された時間間隔で各時間帯の稼働時間を取得する。
ステップS56では、配車枠演算部32は、参照期間の各日の各時間帯における配車枠Aをそれぞれ計算する。ここでは、配車枠演算部32は、例えば次式(1)を用いて配車枠Aを演算する。
配車枠A=かごの全台数-(かご稼働時間の総和/時間間隔) ・・・(1)
例えば、かごの全台数が3台、時間間隔が1時間、7月1日の10:00から11:00のかご稼働時間がそれぞれ10分、15分、30分である場合、式(1)を用いて演算した配車枠Aは以下の通りとなる。
配車枠A=3-((10+15+30)/60)=2.08台
計算された配車枠Aの情報は、配車枠情報として記憶装置54に記憶される。図13は、配車枠情報の一例を示す図である。この図に示す例では、演算されたそれぞれの配車枠Aが日付と時間帯に関連付けられて記憶されている。
ステップS58では、配車枠演算部32は、配車枠情報を用いて、参照期間における各時間帯の配車枠Aの平均値を最終的な配車枠として演算する。図14は、時間帯毎に演算された配車枠の一例を示す図である。配車枠演算部32は、時間帯毎に異なる配車枠を設定する。
以上のような実施の形態4のエレベーターシステム100の動作によれば、利用者の時間帯毎の利用状況を配車枠に反映させることができる。これにより、混雑する時間帯は配車枠が減らされるので、利用者の利便性を損なうことなく、利用状況に応じた適切な配車を行うことが可能となる。
実施の形態5.
5-1.実施の形態5のエレベーターシステム特徴的機能
図15は、実施の形態5のエレベーターシステム100の内部構成を示すブロック図である。実施の形態5のエレベーター管理装置5は、実施の形態4のエレベーター管理装置5の構成に加えて、更に受付履歴記憶部34と、外部呼びキャンセル部36と、を備える。
受付履歴記憶部34は、外部呼び通信部24が受け付けた外部呼びの履歴情報を記憶するための機能ブロックである。受付履歴記憶部34は、例えばエレベーター管理装置5の記憶装置54に配置される。或いは、受付履歴記憶部34は、遠隔地のサーバに配置されていてもよい。
外部呼びキャンセル部36は、受付履歴記憶部34に記憶された履歴情報を用いて、重複した外部呼びをキャンセルするための機能ブロックである。この処理は、以下「外部呼びキャンセル処理」と呼ばれる。以下、外部呼びキャンセル処理の具体的処理について説明する。
5-2.実施の形態5のエレベーター管理装置5において実行される具体的処理
図16は、実施の形態5のエレベーター管理装置5において実行される外部呼びキャンセル処理のルーチンを示すフローチャートである。図16に示すルーチンは、エレベーター管理装置5のプロセッサ52によって実行される。このフローチャートは、本開示の実施の形態に係るかご割り当て方法の一部を表してもいる。
図16に示すルーチンのステップS60では、外部機器7の外部呼びが登録されたかどうかが判定される。ここでは、外部呼び通信部24が外部呼び登録装置8から外部呼び登録情報を受信したかどうかを判定する。その結果、判定の成立が認められない場合、ステップS50の判定が繰り返し実行される。一方、ステップS60の判定の成立が認められた場合、処理はステップS62に進む。
ステップS62では、同一の外部機器の外部呼びが重複しているかどうかが判定される。ここでは、外部呼びキャンセル部36は、受付履歴記憶部34に記憶されている履歴情報に基づいて、同一の外部機器から予め設定された一定回数以上の外部呼びが連続して登録されたかどうかを判定する。ここでの一定回数は、機器異常を判定するための判定閾値である。その結果、判定の成立が認められない場合には、処理はステップS64に進む。一方、判定の成立が認められない場合には、何らかの機器に異常が発生していると判断されて、処理はステップS66に進む。
ステップS64では、号機割り当て部22は、配車候補に設定された非稼働状態のかごの中から外部呼びに対応するかごを割り当てる。また、号機割り当て部22は、外部呼びに対して割り当てた割当号機の情報を外部呼び通信部24へ送信する。外部呼び通信部24は、外部機器7に対して割当号機を通知する。ステップS64の処理が行われると、本ルーチンは終了される。
ステップS66では、外部呼びキャンセル部36は、外部呼びをキャンセルするとともに、エレベーターシステム100の管理者に通知する。ステップS66の処理が行われると、本ルーチンは終了される。
以上のような処理によれば、機器等の異常による外部呼びに対する悪影響を防ぐことができる。
5-3.実施の形態5の変形例
実施の形態5のエレベーターシステム100は、以下のように変形した態様を適用してもよい。
実施の形態5のエレベーター管理装置5は、実施の形態1、2又は3のエレベーター管理装置5の構成に加えて、更に受付履歴記憶部34と、外部呼びキャンセル部36と、を備えることとしてもよい。
1 かご、 2 かご操作盤、 3 乗場操作盤、 4 エレベーター制御装置、 5 エレベーター管理装置、 6 利用者、 7 外部機器、 8 外部呼び登録装置、 10 エレベーター、 12 乗場、 20 かご稼働状態判定部、 22 号機割り当て部、 24 外部呼び通信部、 26 属性判定部、 28 配車枠設定部、 30 稼働履歴記憶部、 32 配車枠演算部、 34 受付履歴記憶部、 36 外部呼びキャンセル部、 52 プロセッサ、 54 記憶装置、 56 専用ハードウェア、 58 処理回路、 100 エレベーターシステム

Claims (10)

  1. エレベーターの操作盤を利用者が操作することによって行う内部呼びと、前記エレベーターの操作盤とは別体の外部機器から通信ネットワークを利用して行う外部呼びと、を受け付け可能に構成されたエレベーターシステムであって、
    前記内部呼び又は前記外部呼びに対して、1又は複数のかごの中から配車候補となるかごを割り当てるように構成された号機割り当て部と、
    前記外部呼びを受け付けた場合、前記1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定する稼働状態判定処理を実行するように構成されたかご稼働状態判定部と、
    前記外部呼びを受け付けた場合、前記外部機器の優先度に関連する属性を判定する属性判定処理を実行するように構成された属性判定部と、を備え、
    前記号機割り当て部は、前記稼働状態判定処理による判定結果を受けて、前記非稼働状態のかごを前記稼働状態のかごよりも優先して前記配車候補として割り当てる外部呼び割当処理を実行し、前記外部呼び割当処理において、前記属性に応じて、前記稼働状態のかごを前記配車候補として割り当てるかどうかを決定するように構成されるエレベーターシステム。
  2. 前記外部呼び割当処理において、前記号機割り当て部は、
    前記稼働状態のかごを前記配車候補から除外する
    ように構成される請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. 前記外部呼びを受け付けた場合、前記1又は複数のかごに対する配車枠を設定する配車枠設定処理を実行するように構成された配車枠設定部を更に備え、
    前記外部呼び割当処理において、前記号機割り当て部は、
    前記配車枠が前記稼働状態のかごの数よりも大きい場合、前記非稼働状態のかごを前記配車候補として割り当てる
    ように構成される請求項1又は請求項2に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記配車枠設定処理において、前記配車枠設定部は、
    1又は複数のかごのそれぞれの稼働履歴を時間に関連付けた稼働履歴情報を取得し、前記稼働履歴情報に基づいて、時間帯毎に前記配車枠を設定する
    ように構成される請求項に記載のエレベーターシステム。
  5. 同一の前記外部機器から一定回数以上連続して前記外部呼びを受け付けた場合、前記外部呼びの受け付けをキャンセルする外部呼びキャンセル処理を実行するように構成された外部呼びキャンセル部を更に備える請求項1から請求項の何れか1項に記載のエレベーターシステム。
  6. エレベーターの操作盤を利用者が操作することによって行う内部呼びと、前記エレベーターの操作盤とは別体の外部機器から通信ネットワークを利用して行う外部呼びと、を受け付け可能に構成されたエレベーターシステムにおいて、前記外部呼びに対して1又は複数のかごの中から配車候補となるかごを割り当てるエレベーターのかご割り当て方法であって、
    前記かご割り当て方法は、
    前記外部呼びを受け付け、
    前記1又は複数のかごが稼働状態であるか非稼働状態であるかをそれぞれ判定し、
    前記外部機器の優先度に関連する属性を判定し、
    前記非稼働状態のかごを前記稼働状態のかごよりも優先して前記配車候補として割り当てる外部呼び割当処理を実行し、
    前記外部呼び割当処理において、前記属性に応じて、前記稼働状態のかごを前記配車候補として割り当てるかどうかを決定する
    ように構成されるエレベーターのかご割り当て方法。
  7. 前記かご割り当て方法は、
    前記外部呼び割当処理において、前記稼働状態のかごを前記配車候補から除外する
    ように構成される請求項に記載のエレベーターのかご割り当て方法。
  8. 前記かご割り当て方法は、
    前記1又は複数のかごに対する配車枠を設定し、
    前記外部呼び割当処理において、前記配車枠が前記稼働状態のかごの数よりも大きい場合、前記非稼働状態のかごを前記配車候補として割り当てる
    ように構成される請求項6又は請求項7に記載のエレベーターのかご割り当て方法。
  9. 前記かご割り当て方法は、
    前記配車枠を設定する際に、1又は複数のかごのそれぞれの稼働履歴を時間に関連付けた稼働履歴情報を取得し、
    前記稼働履歴情報に基づいて、時間帯毎に前記配車枠を設定する
    ように構成される請求項に記載のエレベーターのかご割り当て方法。
  10. 前記かご割り当て方法は、
    同一の前記外部機器から一定回数以上連続して前記外部呼びを受け付けた場合、前記外部呼びの受け付けをキャンセルする
    ように構成される請求項から請求項の何れか1項に記載のエレベーターのかご割り当て方法。
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