JP7343883B1 - ワーク取出装置およびワーク取出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
板状の複数の金属製のワークが積層状態で載置面上に載置される載置部と、
前記載置部に載置されている複数のワークのうち最上層のワークを取り出すための取出部であって、ワークの一部を保持するための保持部分を有する取出部と、
前記取出部を第1位置と前記第1位置よりも上方または側方にある第2位置との間で移動させる第1移動機構と、
前記載置面と略平行となる第1姿勢と前記載置面に対して角度を有する第2姿勢との間で前記取出部を移動させる第2移動機構と、
前記取出部が前記第1位置にあり前記第1姿勢となっている状態で前記保持部分により前記載置部に載置されている最上層のワークの一部を保持させ、次に前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させ、その後に前記取出部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるように、前記取出部、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
前記制御部は、前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させた後、前記取出部を前記第2姿勢に維持した状態で前記取出部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるよう前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御してもよい。
前記第1移動機構は、前記取出部を第3位置にも移動させることができるようになっており、
前記制御部は、前記取出部を前記第2位置に移動させた後に前記取出部を前記第2姿勢から前記第1姿勢に移動させ、その後、前記取出部を前記第3位置に移動させた後、前記保持部分によるワークの保持を停止するように、前記取出部、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御してもよい。
前記第3位置は前記第1位置と前記第2位置との間にあってもよい。
前記保持部分により一部が保持されているワークの前記一部とは他の部分を、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動するときに上方から押さえる押さえ部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動した後に前記押さえ部が前記ワークの前記他の部分から退避するよう前記押さえ部を制御してもよい。
前記取出部が前記第1位置にあるときにワークに気体を噴射する噴射部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動した後に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御してもよい。
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動する前に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御してもよい。
前記取出部が前記第1位置にあるときにワークに気体を噴射する噴射部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動する前に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御してもよい。
前記保持部分により保持されているワークに熱風を供給するための熱風供給部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動する前または移動中に、前記保持部分により保持されているワークに熱風を供給するよう前記熱風供給部を制御してもよい。
前記保持部分により保持されているワークの枚数を検知するための第1検知部と、
前記保持部分により保持されているワークに熱風を供給するための熱風供給部と、
を更に備え、
前記制御部は、前記保持部分でワークの一部を保持させた状態で前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動した後、前記保持部分により保持されているワークの枚数が2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、前記保持部分により保持されているワークに熱風を供給するよう前記熱風供給部を制御してもよい。
前記熱風供給部は、前記保持部分により保持されているワークに供給される熱風を案内する熱風供給ガイドを有していてもよい。
前記熱風供給ガイドは、前記保持部分と並列に配置されていてもよい。
前記制御部は、前記保持部分により保持されているワークに対して前記熱風供給部により熱風が供給された後、前記保持部分により保持されているワークの枚数が依然として2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、前記保持部分でワークの一部を保持させた状態で前記取出部を前記第2姿勢から前記第1姿勢に移動させた後、前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させるよう前記第2移動機構を制御してもよい。
前記制御部は、前記保持部分により保持されているワークに対して前記熱風供給部により熱風が供給された後、前記保持部分により保持されているワークの枚数が依然として2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、異常信号を出力してもよい。
前記載置部の前記載置面上に載置されている複数のワークのうち最上層に位置するワークの位置を検知する第2検知部と、
前記載置部を移動させる第3移動機構と、
を更に備え、
前記制御部は、前記第2検知部により検知されるワークの位置が所定の位置に維持されるように前記載置部を移動させるよう前記第3移動機構を制御してもよい。
板状の複数の金属製のワークが積層状態で載置面上に載置される載置部と、前記載置部に載置されている複数のワークのうち1枚のワークを取り出すための取出部であって、ワークの一部を保持するための保持部分を有する取出部とを備えたワーク取出装置によるワーク取出方法であって、
前記取出部が前記載置面と略平行となる第1姿勢となっている状態で前記保持部分により前記載置部に載置されている最上層のワークの一部を保持させる工程と、
第2移動機構により前記取出部を前記第1姿勢から前記載置面に対して角度を有する第2姿勢に移動させる工程と、
第1移動機構により前記取出部を第1位置から前記第1位置よりも上方または側方にある第2位置に移動させる工程と、
を含むことを特徴とする。
まず、本発明に係るワーク取出装置を説明する。図1は、本発明に係るワーク取出装置の構成を概略的に示す正面図であり、図2はその側面図であり、図3はブロック図である。本発明のワーク取出装置1は、載置部10、取出部20、第1移動機構30、第2移動機構40、制御部50を備えている。載置部10、取出部20、第1移動機構30、第2移動機構40の組合せ体はワーク取出装置1の台座2や背部3に取り付けることができる。以下、ワーク取出装置1の構成部材を説明する。
図1、2、4等に示されるように、載置部10は、載置面10aを有し、そこに板状の複数の金属製のワークWが積層状態で載置される。図4では、2点鎖線で示されたワークが4つの載置面10a(載置部10)に載置されているが、載置部10の形状や材料は安定的にワークを支持できるものであれば特に限定されない。
図1では、載置部10は台座2に設けられており、載置部10の位置を後述する第3移動機構110により移動、調整することができる。
取出部20は、載置部10に載置されている複数のワークのうち最上層のワークを取り出すためのものである。図2に示す例では、取出部20は、主に、本体部分21、保持部分20aから構成され、保持部分20aによりワークWを保持する。本体部分21、保持部分20aは一体的に取出部20として形成されてもよい。なお、保持部分20aの数は限定されない。
ワークを保持するために、機械的にワークWを挟むように保持してもよく、その金属材料によっては磁力を利用してもよい。或いは、好適な例として、空気を吸引して真空状態を作り、ワークを保持部分20aに吸着させることができる。後述するように、複数枚のワークを保持してしまった場合の対応や、様々な材質のワークWに対応可能である点から後者の手段が好ましい。
取出部20の移動は、制御部50により、第1移動機構30、第2移動機構40を介して制御される。
本実施形態では、第1移動機構30により、取出部20を第1位置(例えば、図7A)と当該第1位置よりも上方にある第2位置(図2、図9等)との間で鉛直方向に沿って移動させる。また、第1移動機構30は、取出部20を第3位置に移動させることもできる(図12等)。他の実施形態として、これらの第1~第3位置を水平方向(側方)に設定することもできる。
図2等に示す例では、第1移動機構30は、ガイドレール31、アーム32、連結部33、34、35を有し、アーム32を不図示のモーターによって収縮させることにより連結部33がガイドレール31に沿って移動可能に構成されている。この例では、第1移動機構30は背部3に設けられている。第1移動機構30は、連結部33、34、35等を介して取出部20と第2移動機構40とに連結している。
第2移動機構40により、載置面10aと略平行となる第1姿勢(図7A、10等)と、載置面10aに対して角度α(図8A、8B)を有する第2姿勢(図8A、9等)との間で、取出部20を移動させる。図2に示す例では、第2移動機構40はアーム41、軸42を有し、アーム41が不図示のモーターによって伸縮することにより、取出部20を第1姿勢と第2姿勢との間で軸42回りに揺動させることができる。
第1移動機構30と第2移動機構40は連結しているが、それぞれ独立して動作することができる。これにより、取出部20とワークWの姿勢を維持したまま、取出部20とワークWの位置を移動させることが可能となる。
取出すワークWの寸法や材質にもよるが、第2姿勢における角度α(図8A、8B)は、ワークを効率的に剥離させることができる観点から、8度から14度の範囲の大きさであることが好ましく、10度であることが更に好ましい。
制御部50は、以上のような取出部20、第1移動機構30、第2移動機構40を制御して、取出部20が第1位置にあり第1姿勢となっている状態で保持部分20aにより載置部10に載置されている最上層のワークの一部を保持させ、次に取出部20を第1姿勢から第2姿勢に移動させ、その後に取出部20を第1位置から第2位置に移動させることができる。
制御部50は、CPUおよび半導体メモリを含むマイクロコンピュータで構成することができ、図3に示すように、ワーク取出装置1の他の構成部材に接続させて所望の動作を実行させることができる。
第2移動機構40には、押さえ部60を設けることができる(図5、7B、8B)。押さえ部60は、第2移動機構40によってワークWが第1姿勢から第2姿勢に揺動される際に角度αを調整するためのストッパーとしての役割を担う。押さえ部60は、ワークWの移動を妨害しないように、ワークWから退避できるよう構成されている。
ワーク取出装置1には、ワークWに気体を噴射する噴射部70を設けることができる。噴射部70の取付位置は特に限定されないが、図2に示す例では、噴射部70は保持部分20aの側方に設けられている。これにより、保持部分20aにより保持されているワークWに対して気体を噴射することができる。図2では、噴射部70は本体部71と連結部72を有し、図示しないが本体部71はコンプレッサ73に接続されて空気等の気体の供給を受けることができる。
噴射部70は、間欠噴射や連続噴射を行うことが可能となるように構成されていてもよい。噴射部70の噴射量は、ワークWの寸法や噴射目的に合わせて適宜調整可能であることが好ましい。
ワーク取出装置1には、保持部分20aにより保持されているワークWの枚数を検知するための第1検知部80を設けることができる。図1、図8Aに示すように、ワーク取出装置1の手前側、ワークや取出部20の前方に設けることができる。第1検知部80として、カメラや画像センサーを用いることができるが、これらに限定されない。
また、ワーク取出装置1には、保持部分20aにより保持されているワークWに熱風を供給するための熱風供給部90を設けることができる(図3)。ワークには製造過程で使用した潤滑油等の残渣が残っている場合があり、積層状態のワーク同士が貼り付いて一枚ずつ剥離できない原因となる。そのため、このような残渣を乾燥させたり、熱変形させるために、ワークWに熱風を吹きかけることが好ましい。
熱風供給部90は、間欠噴射や連続噴射を行うことが可能となるように構成されていてもよい。熱風供給部90の噴射量は、ワークWの寸法や噴射目的に合わせて適宜調整可能であることが好ましい。熱風の温度は、潤滑油の種類や熱風供給面積に応じて適宜設定されるが、400Wから1200Wの熱容量の範囲であることが好ましい。また、熱風の種類や発生方法も適宜設定変更できる。
さらに、熱風供給部90は、本体部の他に、保持部分20aにより保持されているワークWに供給される熱風を案内する熱風供給ガイド90aを有していることが好ましい。図5に示すように、この熱風供給ガイド90aは保持部分20aと並列に配置されていてもよい。熱風供給ガイド90aは例えばアルミニウム等から形成されていてもよい。熱風供給ガイド90aには、熱風が通る通路90bが形成されている。
熱風供給部90の本体部は、熱風供給ガイド90aと連接する連接部91と、この連接部91に連結する熱風生成部92とを有しても良い。熱風生成部92で加熱された空気等の気体が熱風として連接部91を介してワークWに供給される。
取出部20が第1姿勢の場合に(図2、図7A等)、熱風生成部92に対して連接部91は傾斜し、取出部20が第2姿勢の場合には(図8A等)、連接部91はその上面が熱風生成部92の下面に平行になるように連結する構成としてもよい。連接部91には、熱風が通る穴が設けられており、この穴径は熱風生成部92の噴射口の直径以下としてもよい。これにより、熱風のロス(逃げ)を減らし、効率的に熱風をワークWにあて、剥離を効率よく行うことができる。また、板状ワークWに直接熱風があたることによる周辺の樹脂部品の劣化を軽減する遮蔽部材としての役割も連接部91は果たすことができる。
図1に示すように、ワーク取出装置1には、載置部10の載置面10a上に載置されている複数のワークWのうち最上層に位置するワークの位置を検知する第2検知部100を設けることができる。第2検知部100として、光学センサーを用いることができるが、ワークの位置を検知できるものであれば特に限定されない。
図1に示すように、ワーク取出装置1には、載置部10を鉛直方向に移動させる第3移動機構110を設けることができる。これにより、載置部10の位置を調節できる。
ワーク取出装置1には、取出したワークWを載置してその後の使用のために搬送させる受取台座120を設けることができる(図11~12)。この受取台座120は、取出部20と載置部10の間の位置と、受取台座120が退避する位置との間で水平方向に移動する。受取台座120は、台座2に設置させてもよいし、外部からワーク取出装置1に取り付けるようにしてもよい。
その他にも、制御部50を実行する制御プログラムを保存する記憶部、検知部の結果等を表示する表示部、ワーク取出装置1を操作するための操作部(入力部)、異常信号等を知らせる出力部等も設けてもよい。
次に、図面を参照しながら、本発明に係るワーク取出方法を説明する。ここでは、上述したワーク取出装置1を用いる例を説明する。図6は本発明に係るワーク取出方法を説明するためのフロー図である。図7Aは、取出部20を載置部10まで下降させた状態を示す。図8Aは、取出部20を図7Aの状態の第1姿勢から第2姿勢に移動させた状態を示す。図9は、取出部20を図8Aの状態の第1位置から第2位置まで上昇させた状態を示す。図10は、取出部20を図9の状態の第2姿勢から第1姿勢に移動させた状態を示す。図11は、図10の状態の取出部20の下方に受取台座120を移動させた状態を示す。図12は、図11の状態の受取台座120にワークWを載置させた状態を示す。
続いて、受取台座120を取出部20の下方の位置に移動させる(図6のステップS6。図11)。
続いて、第1移動機構30により取出部20を第2位置から第3位置に移動させる(図6のステップS7。図12)。
その後、1枚のワークWを載置させた受取台座120を取出部20(第3位置)から退避させる。このようにしてワークWの取出動作が完了する。以上の工程を繰り返し行わせることにより、積層状態の複数のワークから最上層のワークを1枚ずつ自動で分離させることが可能になる。すなわち、積層状態のワークWの最上層にある別のワークWを取り出す動作を繰り返すことができる。
また、上述したように、制御部50は、取出部20が第1姿勢から第2姿勢に移動する前に噴射部70により保持部分20aにより保持されているワークWに向かって気体を噴射するよう噴射部70を制御してもよい。こうして、積層状態のワークWの束をほぐして、剥離の精度を上げることができる。
また、制御部50は、取出部20が第1姿勢から第2姿勢に移動する前または移動中に、保持部分20aにより保持されているワークWに熱風を供給するよう熱風供給部90を制御してよい。
こうして、例えば、ワークWに残っていた油を熱風により乾燥させたり、熱変形させて、1枚ずつの剥離を確実に実現できる。さらに、上述のようにエアー剥離できなかったエラー時にも対応可能であり、噴射部70と熱風供給部90による2段階のエラー対応が可能となる。
2 台座
3 背部
10 載置部
10a 載置面
20 取出部
20a 保持部分
21 本体部分
30 第1移動機構
31 ガイドレール
32 アーム
33、34、35 連結部
40 第2移動機構
41 アーム
42 軸
50 制御部
60 押さえ部
70 噴射部
71 本体部
72 連結部
73 コンプレッサ
80 第1検知部(画像センサー)
90 熱風供給部
90a 熱風供給ガイド
90b 通路
91 連接部
92 熱風生成部
100 第2検知部
110 第3移動機構
120 受取台座
W ワーク
α 角度
t ワークの厚み
Claims (14)
- 板状の複数の金属製のワークが積層状態で載置面上に載置される載置部と、
前記載置部に載置されている複数のワークのうち最上層のワークを取り出すための取出部であって、ワークの一部を保持するための保持部分を有する取出部と、
前記取出部を第1位置と前記第1位置よりも上方または側方にある第2位置との間で移動させる第1移動機構と、
前記載置面と略平行となる第1姿勢と前記載置面に対して角度を有する第2姿勢との間で前記取出部を移動させる第2移動機構と、
前記取出部が前記第1位置にあり前記第1姿勢となっている状態で前記保持部分により前記載置部に載置されている最上層のワークの一部を保持させ、次に前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させ、その後に前記取出部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるように、前記取出部、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御する制御部と、
前記保持部分により保持されているワークの枚数を検知するための第1検知部と、
前記保持部分により保持されているワークのうち最上層にあるワークの上面に上方から熱風を供給するための熱風供給部と、
を備え、
前記制御部は、前記保持部分でワークの一部を保持させた状態で前記第1位置にある前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させ、前記取出部が前記第2姿勢にあるときの前記保持部分により保持されているワークの枚数を前記第1検知部により検知し、前記保持部分により保持されているワークの枚数が2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、前記第1位置にある前記取出部が前記第2姿勢にあるときの前記保持部分により保持されているワークのうち最上層にあるワークの上面に上方から熱風を供給するよう前記第2移動機構、前記熱風供給部を制御する、ワーク取出装置。 - 前記制御部は、前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させた後、前記取出部を前記第2姿勢に維持した状態で前記取出部を前記第1位置から前記第2位置に移動させるよう前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。
- 前記第1移動機構は、前記取出部を第3位置にも移動させることができるようになっており、
前記制御部は、前記取出部を前記第2位置に移動させた後に前記取出部を前記第2姿勢から前記第1姿勢に移動させ、その後、前記取出部を前記第3位置に移動させた後、前記保持部分によるワークの保持を停止するように、前記取出部、前記第1移動機構および前記第2移動機構を制御する、請求項2記載のワーク取出装置。 - 前記第3位置は前記第1位置と前記第2位置との間にある、請求項3記載のワーク取出装置。
- 前記保持部分により一部が保持されているワークの前記一部とは他の部分を、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動するときに上方から押さえる押さえ部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動した後に前記押さえ部が前記ワークの前記他の部分から退避するよう前記押さえ部を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。 - 前記取出部が前記第1位置にあるときにワークに気体を噴射する噴射部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動した後に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。 - 前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動する前に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御する、請求項6記載のワーク取出装置。
- 前記取出部が前記第1位置にあるときにワークに気体を噴射する噴射部を更に備え、
前記制御部は、前記取出部が前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動する前に前記噴射部により前記保持部分により保持されているワークに向かって気体を噴射するよう前記噴射部を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。 - 前記熱風供給部は、前記保持部分により保持されているワークに供給される熱風を案内する熱風供給ガイドを有している、請求項1記載のワーク取出装置。
- 前記熱風供給ガイドは、前記保持部分と並列に配置されている、請求項9記載のワーク取出装置。
- 前記制御部は、前記保持部分により保持されているワークに対して前記熱風供給部により熱風が供給された後、前記保持部分により保持されているワークの枚数が依然として2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、前記保持部分でワークの一部を保持させた状態で前記取出部を前記第2姿勢から前記第1姿勢に移動させた後、前記取出部を前記第1姿勢から前記第2姿勢に移動させるよう前記第2移動機構を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。
- 前記制御部は、前記保持部分により保持されているワークに対して前記熱風供給部により熱風が供給された後、前記保持部分により保持されているワークの枚数が依然として2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、異常信号を出力する、請求項1記載のワーク取出装置。
- 前記載置部の前記載置面上に載置されている複数のワークのうち最上層に位置するワークの位置を検知する第2検知部と、
前記載置部を移動させる第3移動機構と、
を更に備え、
前記制御部は、前記第2検知部により検知されるワークの位置が所定の位置に維持されるように前記載置部を移動させるよう前記第3移動機構を制御する、請求項1記載のワーク取出装置。 - 板状の複数の金属製のワークが積層状態で載置面上に載置される載置部と、前記載置部に載置されている複数のワークのうち1枚のワークを取り出すための取出部であって、ワークの一部を保持するための保持部分を有する取出部と、前記保持部分により保持されているワークの枚数を検知するための第1検知部と、前記保持部分により保持されているワークのうち最上層にあるワークの上面に上方から熱風を供給するための熱風供給部とを備えたワーク取出装置によるワーク取出方法であって、
前記取出部が前記載置面と略平行となる第1姿勢となっている状態で前記保持部分により前記載置部に載置されている最上層のワークの一部を保持させる工程と、
第2移動機構により前記取出部を前記第1姿勢から前記載置面に対して角度を有する第2姿勢に移動させる工程と、
第1移動機構により前記取出部を第1位置から前記第1位置よりも上方または側方にある第2位置に移動させる工程と、
前記第1位置にある前記取出部が前記第2姿勢にあるときの前記保持部分により保持されているワークの枚数を前記第1検知部により検知し、前記保持部分により保持されているワークの枚数が2枚以上であることが前記第1検知部により検知されたときに、前記第1位置にある前記取出部が前記第2姿勢にあるときの前記保持部分により保持されているワークのうち最上層にあるワークの上面に上方から熱風を前記熱風供給部により供給する工程と、
を含む、ワーク取出方法。
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JP2023009440A JP7343883B1 (ja) | 2023-01-25 | 2023-01-25 | ワーク取出装置およびワーク取出方法 |
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JPH07215502A (ja) * | 1994-01-26 | 1995-08-15 | Showa Matsutaka Kk | 金属板の吸引移替え装置 |
JP2009062187A (ja) * | 2007-09-10 | 2009-03-26 | Ihi Corp | 板分離装置と方法および板分離装置を備えた板取出し装置 |
JP2011126611A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Ricoh Co Ltd | シート給送装置 |
JP2018020895A (ja) * | 2016-08-05 | 2018-02-08 | 株式会社東京自働機械製作所 | シート供給装置 |
-
2023
- 2023-01-25 JP JP2023009440A patent/JP7343883B1/ja active Active
Patent Citations (5)
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