JP7218038B2 - 車両用灯具 - Google Patents
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Description
前記複合光学レンズは、
光を入射させる入射面と、
前記入射面から入射した光を前方側に照射する出射面と、
前記入射面と前記出射面の間に形成されたシェード部と、
前記入射面側の上側に形成され、第1配光パターンを形成する光を前記出射面に向けて反射する第1リフレクタ面と、
前記入射面側の下側に形成され、集光配光パターンを形成する光を前記出射面に向けて反射する第2リフレクタ面と、を備え、
前記入射面は、前記光軸を通る鉛直断面において、前記光源よりも上方に位置する上側入射面よりも前記光源よりも下方に位置する下側入射面の方が前記光源に近接して形成される、車両用灯具が提供される。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具は、車両102の前方側の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
図2に示すように、灯具ユニット1は、ヒートシンク10と、ヒートシンク10に取り付けられる光源装置20と、光源装置20上に配置される光学制御部材30と、光学制御部材30の一部を覆うカバー40と、を備えている。
ヒートシンク10は、光源装置20を配置するベース部11と、ベース部11の後方側に設けられ、車両幅方向に並ぶ複数の放熱フィン12と、ベース部11の鉛直方向の一方側(図2では下側)に設けられ、前方側に突出する車両幅方向に離間した一対の位置決めピン11Aと、を備えている。
光源装置20は、熱伝達部材21と、熱伝達部材21上に配置された光源22と、熱伝達部材21上に配置され、光源22に対応する位置に設けられた開口部23Aと外部コネクタが接続されるコネクタ接続部23Bを有する接続部23と、を備えている。
そして、熱伝達部材21は、光源22で発生する熱を速やかに広い範囲に拡散しつつ、熱を効率よくヒートシンク10に伝達して光源22の冷却効率を高める役目を果たす。
なお、本実施形態の光源22(発光チップ)は、平面発光部を有する、ランバーシアン分布又はこれに近いものになっている。
光学制御部材30は、光源22からの光を前方側に照射する複合光学レンズ31と、複合光学レンズ31を光源装置20に配置して光源装置20とともにヒートシンク10に対して固定するための固定部32と、を備えており、複合光学レンズ31と固定部32が、透明な樹脂(例えば、アクリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂)で一体成形された部材である。
カバー40は、複合光学レンズ31の光を出射する出射面31A及び光を入射させる入射面31B(図3及び図5参照)を塞がないように開口し、複合光学レンズ31の側面を覆う略円筒状の覆い部41と、覆い部41の後端側に位置し、覆い部41から外側に突出するように設けられ、光学制御部材30、及び、光源装置20とともにヒートシンク10に対して固定するためのフランジ部42と、を備えている。
また、カバー40を省略し、複合光学レンズ31の入射面31B及び出射面31Aを除く部分にアルミ蒸着等を行うことでカバー40と同様の機能を持たせるようにしてもよい。
なお、より正確には、凸面31BAは、鉛直方向では、集光するようになっているが、水平方向では、光を広げるように拡散するようになっている。
なお、入射面31Bの全体形状の複合光学レンズ31の内側に凹む凹面状の後方焦点は、第1リフレクタ面31Dの後方焦点と略一致しており、それらの後方焦点は、光源22の発光中心と略一致している。
このように、本実施形態によれば、光源22が前方側に光を照射するように配置され、複合光学レンズ31が、光の広がりを利用し、上側に広がる光で最も大きいロービーム配光パターンの拡散配光パターン(第1拡散配光パターン)を形成し、下側に広がる光でロービーム配光パターンの集光配光パターンを形成し、中央側の光でロービーム配光パターンの中拡散配光パターン(第2拡散配光パターン)を形成するものとしているので、多数の灯具ユニット1を用いなくても良好なロービーム配光パターンを形成でき、車両用灯具の小型化が可能になっている。
なお、カットオフライン上端近傍にはやや黄色味のある集光配光パターンの分光と第1拡散配光パターンの青味のある分光とが多重され、分光色を緩和できるものになっている。
また、後方側傾斜面31CBにも光散乱部を設けるようにしてもよく、そうすることで、より一層、灯室内や車両近傍に照射されるおそれのある光の光量を低下させることができる。
なお、変形例では、図6に示すように、光散乱部31Fは、省略されてもよい。
図7は、複合光学レンズ31の断面図であり、レンズ光軸Zに沿って鉛直方向に切断した側面側から見た断面図である。図7は、図3と同じ断面図であるが、ロービーム配光パターンの集光配光パターンを形成する光L2(図3参照)の光路を詳細に示す説明図である。図8は、図7のQ1部の拡大図である。図9は、比較例の場合を示す説明図(断面図)である。図7から図9には、光源22の位置(発光中心の位置)がP1で示される。
また、上記実施形態では、下側入射面311の全体が、下側入射面311で屈折する光をその進行方向の逆方向に追跡した場合に該光に係る各光線が仮想焦点F1に集まるように、形成されるが、これに限られない。例えば、下側入射面311のうちの、上側の一部の領域312は、異なる設計とされてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 ヒートシンク
11 ベース部
11A 位置決めピン
11B ネジ螺合孔
12 放熱フィン
20 光源装置
21 熱伝達部材
22 光源
22A 基板
22B 発光領域
23 接続部
23A 開口部
23B コネクタ接続部
24A 位置決め孔
24B ネジ孔
30 光学制御部材
31 複合光学レンズ
31A 出射面
31B 入射面
31BA 凸面
31C シェード部
31CA 頂線
31CB 後方側傾斜面
31CC 前方側傾斜面
31CCA 反射角度調節部
31D 第1リフレクタ面
31E 第2リフレクタ面
31F 光散乱部
31G 反射面
32 固定部
32A 脚部
32B 基部
32BA 位置決め孔
32BB ネジ孔
40 カバー
41 覆い部
41A 切欠き部
42 フランジ部
42A 位置決め孔
42B ネジ孔
L1、L2、L3、L4、L5、L6 光
N ネジ
Z レンズ光軸
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両
Claims (3)
- 光源と複合光学レンズとを含む車両用灯具であって、
前記複合光学レンズは、
光を入射させる入射面と、
前記入射面から入射した光を前方側に照射する出射面と、
前記入射面と前記出射面の間に形成されたシェード部と、
前記入射面側の上側に形成され、第1配光パターンを形成する光を前記出射面に向けて反射する第1リフレクタ面と、
前記入射面側の下側に形成され、集光配光パターンを形成する光を前記出射面に向けて反射する第2リフレクタ面と、を備え、
前記入射面は、光軸を通る鉛直断面において、前記光源よりも上方に位置する上側入射面よりも前記光源よりも下方に位置する下側入射面の方が前記光源に近接して形成され、
前記入射面は、全体形状が前記複合光学レンズの内側に凹む凹面状であり、
前記第2リフレクタ面は、その焦点が前記光源の上方に位置するように形成される、車両用灯具。 - 前記下側入射面は、前記下側入射面で屈折する光をその進行方向の逆方向に追跡した場合に該光に係る各光線が前記光源よりも上側の一点に集まるように、形成される、請求項1に記載の車両用灯具。
- 前記下側入射面よりも上側かつ中央側に、前記複合光学レンズの外側に突出しかつ前記第1配光パターンより小さい第2配光パターンを形成する光を入射させる凸面を有する、請求項1又は2に記載の車両用灯具。
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