JP7286301B2 - 仮想表示を用いる設計装置、設計システム及びプログラム - Google Patents
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前記資機材(例えば、変更配管PIC、配管PI、変更対象TG又は変更資機材EQC等である。)を示すCADデータ(例えば、CADデータD13等である。)を入力するCADデータ入力手段(例えば、CADデータ入力手段FN1等である。)と、
前記資機材についての属性情報を示す属性情報データ(例えば、属性情報データD08等である。)を入力する属性情報データ入力手段(例えば、属性情報データ入力手段FN2等である。)と、
前記CADデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物を仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する(例えば、図9等のように表示する。)仮想空間表示手段(例えば、仮想空間表示手段FN3等である。)と、
前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける(例えば、図10乃至図12等のように操作を受け付ける。)操作受付手段(例えば、操作受付手段FN4等である。)と、
前記変更を制約する(例えば、図13等のように制約する。)制約手段(例えば、制約手段FN5等である。)と
を含む。
前記仮想空間表示手段は、
前記複数の配管のうち、前記第1配管が前記操作によって変更されると(例えば、図14又は図15等のように変更された場合である。)、前記第2配管及び前記第3配管を更に変更する(例えば、図14(C)又は図15(C)等のように変更する)。
前記資機材に対する変更の種類を選択させる選択画面(例えば、選択画面SEL等である。)を更に表示する。
前記資機材を変更で移動できる範囲を制約する(例えば、図13等のように制約する)。
前記建築物及び前記資機材を示すCADデータを入力するCADデータ入力手段と、
前記建築物及び前記資機材についての属性情報を示す属性情報データを入力する属性情報データ入力手段と、
前記CADデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物を仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する仮想空間表示手段と、
前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記変更を制約する制約手段と
を含む。
コンピュータが、前記建築物及び前記資機材を示すCADデータを入力するCADデータ入力手順(例えば、ステップS01等である。)と、
コンピュータが、前記建築物及び前記資機材についての属性情報を示す属性情報データを入力する属性情報データ入力手順(例えば、ステップS01等である。)と、
コンピュータが、前記CADデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物を仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する仮想空間表示手順(例えば、ステップS03等である。)と、
コンピュータが、前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける操作受付手順(例えば、ステップS04で「YES」と判断される場合等である。)と、
コンピュータが、前記変更を制約する制約手順(例えば、ステップS05等である。)と
を実行させるためのプログラムである。
<全体構成例>
図1は、設計システムの全体構成例及び設計装置のハードウェア構成例を示す概念図である。例えば、本実施形態に係る設計装置は、図示するように設計システム10等に用いられる。
PC11は、例えば、図示するように、CPU(Central Processing Unit、以下「CPU11H1」という。)と、記憶装置11H2と、インタフェース11H3と、通信装置11H4とを含むハードウェア構成である。
図2は、設計システムによって実現されるデータの構成例を示すブロック図である。例えば、設計システム10を利用すると、図示するようなデータを扱うことができる。
図7は、設計システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、設計システム10は、CADデータ入力手段FN1と、属性情報データ入力手段FN2と、仮想空間表示手段FN3と、操作受付手段FN4と、制約手段FN5とを含む機能構成である。
図8は、全体処理例を示すフローチャートである。
ステップS01では、設計システム10は、データを入力する。具体的には、CADデータD13及び属性情報データD08等のデータが設計システム10に入力される。
ステップS02では、設計システム10は、制約条件を設定する。すなわち、後段の制約を行う処理でどのような制約を行うかを設定する。
ステップS03では、設計システム10は、VR表示を行う。具体的には、あらかじめインストールされるVR表示を行うプログラム等に基づいて、建築物及び建築物に配置された資機材等がVR表示される。
ステップS04では、設計システム10は、変更操作があるか否かを判断する。次に、変更操作がある場合には、設計システム10は、ステップS05に進む。一方で、変更操作がない場合には、設計システム10は、全体処理を終了する。
ステップS05では、設計システム10は、ステップS02で設定される制約条件に基づいて、後段で受け付ける変更操作を制約する。なお、制約の詳細は、後述する。
ステップS06では、設計システム10は、ステップS05による制約を受けた上で変更操作を受け付ける。そして、受け付けた変更操作に基づいて、設計システム10は、変更データD17を生成する。
ステップS07では、設計システム10は、ステップS06で生成される変更データD17に基づいて、CADデータD13等を修正する。
まず、ステップS01によって、CADデータD13及び属性情報データD08等のデータが入力されると、設計システム10は、BIMモデルを構築できる。そして、BIMモデルがあると、例えば、設計システム10は、ステップS03で以下のようなVR表示を行うことができる。
変更の対象となる資機材は、例えば、配管である。以下、配管の設置位置を仮想空間上で変更する場合の操作を変更される前、変更中及び変更された後に分けて説明する。
図13は、制約例を示す図である。以下、図9に示す変更対象TGを「2.ルート移動」により、変更する場合を例に説明する。つまり、変更対象TGとなる配管に対して、図10乃至図12に示すような変更操作が行われる。このような変更操作に対して、例えば、初期配置と同じ平面上でしか移動できない制約条件をあらかじめ設定する。
図14は、連結する複数の配管を変更する第1例を示す図である。以下、図14(A)に示す第1配管PI1が変更の対象に指定された例で説明する。
図16は、第2実施形態における設計システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、表示手段FN21及び搬入ルート設定手段FN22を含む機能構成である点が異なる。以下、第1実施形態と同様の構成は、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図17は、第2実施形態における全体処理例を示すフローチャートである。第1実施形態における全体処理と比較すると、ステップS21及びステップS22が行われる点が異なる。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、第1実施形態と同一の処理は、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
ステップS21では、設計システム10は、資機材の搬入ルートを設定する。例えば、搬入ルートは、メンテナンス情報等に設定される。また、搬入ルートは、例えば、あらかじめメンテナンス情報等に搬入業者等によって入力される。又は、搬入ルートは、例えば、搬入口と、設置位置との関係等から算出される。搬入ルートの算出方法は、後述する。
ステップS22では、設計システム10は、搬入ルートに基づいて制約を行う。例えば、搬入ルートとなる範囲には、資機材を配置できないようにする等である。制約の詳細は、後述する。
図18は、第2実施形態における搬入ルートの算出例を示す図である。以下の説明は、図18(A)に示すような状態を例に説明する。まず、この例では、図18(A)に示すような搬入資機材EQが搬入される。
図19は、第2実施形態における搬入ルートに基づく制約の第1例を示す図である。例えば、図18に示す搬入ルートRCが算出された場合を例に説明する。
図20は、第2実施形態における搬入ルートに基づく制約の第2例を示す図である。まず、搬入ルートRCに基づいて、例えば、図19と同様の制約範囲LEが設定されたとする。
図21は、第2実施形態における搬入ルートに基づく制約の第3例を示す図である。以下、図18に示す算出方法等によって、図示するように、制約範囲LEが設定された場合を例に説明する。
図22は、第3実施形態における設計システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。第2実施形態と比較すると、第3実施形態は、ルール設定手段FN31が加わる点が異なる。以下、第1実施形態及び第2実施形態で説明した要素は、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図23は、第3実施形態における全体処理例を示すフローチャートである。第1実施形態と比較すると、第3実施形態は、ステップS31及びステップS32が行われる点が異なる。以下、異なる点を中心に説明し、重複した説明を省略する。
ステップS31では、設計システム10は、複数のルールを設定する。例えば、ルールは、図示するように、ルールの内容を示すデータ(以下「ルールデータDR」という。)等を入力すると設定できる。
ステップS32では、設計システム10は、ステップS31で設定されたルールをチェックする。なお、ルールの内容によって、チェックを行うタイミング及びチェック結果の出力形式等は、異なってもよい。また、ルールをチェックすることで、例えば、以下のように制約が行われてもよい。
図24は、第3実施形態における変更に対する制約の第1例を示す図である。具体的には、図9に示すような場面において、ダクトが変更の対象に選択され、かつ、「3.サイズ変更」が選択された場合等に、図示するようなダクトの種類を変更するためのGUI(Graphical User Interface)が表示される例である。
図25は、第3実施形態における変更に対する制約の第2例を示す図である。図示する例は、まず、図24と同様に、ダクトを設置するルールに基づいて、「300」未満のサイズは、ルール違反となる場合の例である。
図26は、第3実施形態における変更に対する制約の第3例を示す図である。図示するように、配管等がルールに基づいてチェック及び制約されてもよい。まず、図示するように、第1設置配管PI31及び第2設置配管PI32の2つの配管が配置されるとする。そして、配管の間隔が、ルールに基づいて一定以上の距離をあけるように定められているとする。
図27は、第4実施形態における設計システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。例えば、第4実施形態は、図示するように、複数のユーザによって第3実施形態等の設計システム10が使用される。
なお、設計装置には、各機能を実現するため、あらかじめ複数のプログラムがインストールされてもよい。すなわち、上記に説明する各処理は、1つのプログラムで実現されてもよいし、複数のプログラムを組み合わせて実現されてもよい。具体的には、例えば、上記の説明では、VR表示の処理を行うプログラムと、CAD関係の処理を行うプログラムとを分けて説明したが、これらのプログラムは、一体であってもよいし、一方で、プログラムが更に分かれていてもよい。
11 PC
12 ゴーグル
13 ポインタデバイス
FN1 CADデータ入力手段
FN2 属性情報データ入力手段
FN3 仮想空間表示手段
FN4、FN4A、FN4B 操作受付手段
FN5 制約手段
FN21、FN21A、FN21B 表示手段
D01 設計データ
D02 施工データ
D03 運用データ
D04 ライブラリデータ
D05 価格表データ
D06 仕様書データ
D07 設備データ
D08 属性情報データ
D09 コストデータ
D10 文書データ
D11 スケルトンデータ
D12 テーブルデータ
D13 CADデータ
D14 技術検討データ
D15 施工計画データ
D16 施工管理データ
D17 変更データ
PN 仮想空間表示画面
PI 配管
PI1 第1配管
PI2 第2配管
PI3 第3配管
PIC 変更配管
PIL 左配管
PIR 右配管
PT ポインタ表示
SEL 選択画面
TG 変更対象
FN22 搬入ルート設定手段
EQ 搬入資機材
EQC 変更資機材
RC 搬入ルート
LE 制約範囲
FN31 ルール設定手段
RD ルールデータ
PL1 プルダウンメニュー
PSET 設定画面
C1 第1色
C2 第2色
PI31 第1設置配管
PI32 第2設置配管
PI33 第3設置配管
DS1 変更前間隔
DS2 変更後間隔
D40A、D40B 操作履歴データ
D41A、D41B チェック結果データ
ME メッセージ
UR ユーザ
Claims (6)
- 建築物における資機材の設置を支援する設計装置であって、
前記資機材を示す3Dデータを入力する3Dデータ入力手段と、
前記資機材についての属性情報を示す属性情報データを入力する属性情報データ入力手段と、
前記3Dデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物をVR(Virtual Reality)表示、AR(Augmented Reality)表示、MR(Mixed Reality)表示、又はそれらの組み合わせによって実現される仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する仮想空間表示手段と、
前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記仮想空間上において受け付ける前記資機材について変更する操作を制約する制約手段と
を含み、
前記仮想空間表示手段は、ユーザの視点に応じた前記仮想空間を表示する出力装置であり、
前記操作受付手段は、前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付けるポインタデバイスであり、
前記制約手段は、設定されている複数のルールに従い、前記資機材を移動できる範囲を制約し、違反した前記ルールに基づいた表示を、色又は表示を異ならせて行う設計装置。 - 前記資機材は、第1配管、前記第1配管と連結する第2配管、及び、前記第1配管と連結する第3配管を少なくとも含む複数の配管であって、
前記仮想空間表示手段は、
前記複数の配管のうち、前記第1配管のサイズが前記操作によって変更されると、前記第1配管のサイズの変更に基づいて、前記第2配管及び前記第3配管のサイズを更に変更する請求項1に記載の設計装置。 - 前記仮想空間表示手段は、
前記資機材に対する変更の種類を選択させる選択画面を更に表示する請求項1に記載の設計装置。 - 前記仮想空間上において受け付けた前記資機材について変更する操作履歴データを記録する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の設計装置。
- 建築物における資機材の設置を支援する設計システムであって、
前記資機材を示す3Dデータを入力する3Dデータ入力手段と、
前記資機材についての属性情報を示す属性情報データを入力する属性情報データ入力手段と、
前記3Dデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物をVR(Virtual Reality)表示、AR(Augmented Reality)表示、MR(Mixed Reality)表示、又はそれらの組み合わせによって実現される仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する仮想空間表示手段と、
前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける操作受付手段と、
前記仮想空間上において受け付ける前記資機材について変更する操作を制約する制約手段と
を含み、
前記仮想空間表示手段は、ユーザの視点に応じた前記仮想空間を表示する出力装置であり、
前記操作受付手段は、前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付けるポインタデバイスであり、
前記制約手段は、設定されている複数のルールに従い、前記資機材を移動できる範囲を制約し、違反した前記ルールに基づいた表示を、色又は表示を異ならせて行う設計システム。 - 建築物における資機材の設置を支援するコンピュータに情報処理方法を実行させるためのプログラムであって、
コンピュータが、前記資機材を示す3Dデータを入力する3Dデータ入力手順と、
コンピュータが、前記資機材についての属性情報を示す属性情報データを入力する属性情報データ入力手順と、
コンピュータが、前記3Dデータ及び前記属性情報データに基づいて、前記建築物をVR(Virtual Reality)表示、AR(Augmented Reality)表示、MR(Mixed Reality)表示、又はそれらの組み合わせによって実現される仮想空間上で示し、かつ、前記資機材を前記仮想空間上で配置して表示する仮想空間表示手順と、
コンピュータが、前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作を受け付ける操作受付手順と、
コンピュータが、前記仮想空間上において受け付ける前記資機材について変更する操作を制約する制約手順と
を実行させ、
前記仮想空間表示手順は、ユーザの視点に応じた前記仮想空間を出力装置に表示させ、
前記操作受付手順は、前記仮想空間上において、前記資機材について変更する操作をポインタデバイスで受け付け、
前記制約手順は、設定されている複数のルールに従い、前記資機材を移動できる範囲を制約し、違反した前記ルールに基づいた表示を、色又は表示を異ならせて行う
プログラム。
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JP2018210005A JP7286301B2 (ja) | 2018-11-07 | 2018-11-07 | 仮想表示を用いる設計装置、設計システム及びプログラム |
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