JP2001101259A - 空間要素配置設計支援システム - Google Patents
空間要素配置設計支援システムInfo
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- JP2001101259A JP2001101259A JP35078899A JP35078899A JP2001101259A JP 2001101259 A JP2001101259 A JP 2001101259A JP 35078899 A JP35078899 A JP 35078899A JP 35078899 A JP35078899 A JP 35078899A JP 2001101259 A JP2001101259 A JP 2001101259A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】仮想空間を体験している検討者が必要な空間要
素をデータべースから抽出して仮想空間の中で配置する
ことにより新たな設計案を検討できる設計支援システム
を提供する。 【解決手段】1つ以上の空間要素を配置して構成される
設計対象を仮想空間に表示する表示手段1と、空間要素
の三次元形状データを格納した三次元形状データべース
DB1と、空間要素の属性データを格納した属性データ
べースDB2と、仮想空間内の位置を指定する機能を少
なくとも有する操作手段7と、三次元形状データべース
DB1から空間要素を抽出する検索手段10と、抽出さ
れた空間要素を前記属性データを制約条件として仮想空
間内の指定された位置に配置する編集手段5とを備え
る。
素をデータべースから抽出して仮想空間の中で配置する
ことにより新たな設計案を検討できる設計支援システム
を提供する。 【解決手段】1つ以上の空間要素を配置して構成される
設計対象を仮想空間に表示する表示手段1と、空間要素
の三次元形状データを格納した三次元形状データべース
DB1と、空間要素の属性データを格納した属性データ
べースDB2と、仮想空間内の位置を指定する機能を少
なくとも有する操作手段7と、三次元形状データべース
DB1から空間要素を抽出する検索手段10と、抽出さ
れた空間要素を前記属性データを制約条件として仮想空
間内の指定された位置に配置する編集手段5とを備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は仮想現実感技術を利
用して設計支援を行う空間要素配置設計支援システムに
関するものである。
用して設計支援を行う空間要素配置設計支援システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物、土木、景観等の物件を設
計する際に、紙面を用いたものでは、図面やパースによ
る設計支援が行われていた。また、コンピュータを使っ
たものでは、一般的にCADシステムが普及している
が、これでは図面を判読できないユーザーが設計検討を
行うことができず、結果的に設計に参加することができ
ない。それを解決するシステムとしてコンピュータ上に
現実には存在しない仮想空間を構築して専門家でないユ
ーザが設計行為に参加することを可能とする装置が提案
されている(特公平4−192066号)。
計する際に、紙面を用いたものでは、図面やパースによ
る設計支援が行われていた。また、コンピュータを使っ
たものでは、一般的にCADシステムが普及している
が、これでは図面を判読できないユーザーが設計検討を
行うことができず、結果的に設計に参加することができ
ない。それを解決するシステムとしてコンピュータ上に
現実には存在しない仮想空間を構築して専門家でないユ
ーザが設計行為に参加することを可能とする装置が提案
されている(特公平4−192066号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置で
は、予め用意されたデータセットを体験するだけである
ため、設計変更時における対応力などデータ操作におけ
る汎用性に乏しく、結果として設計支援システムとして
問題が生じていた。
は、予め用意されたデータセットを体験するだけである
ため、設計変更時における対応力などデータ操作におけ
る汎用性に乏しく、結果として設計支援システムとして
問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、インターネットを含むネ
ットワーク上で仮想空間を体験している検討者が、必要
な空間要素をデータべースから抽出でき、それを仮想空
間の中で配置することにより新たな設計案を検討できる
空間要素配置設計支援システムを提供することにある。
さらに本発明では、検討者がウォークスルーのスピー
ド、ライティング、視野角などの景観シミュレーション
における諸条件をインタラクティブに設定する機能を設
けて、様々な条件での景観を検討できる設計支援システ
ムを提供するものである。さらにまた本発明では、仮想
空間上での簡易な設計編集操作、及び設計編集の機能向
上を実現するものである。
ットワーク上で仮想空間を体験している検討者が、必要
な空間要素をデータべースから抽出でき、それを仮想空
間の中で配置することにより新たな設計案を検討できる
空間要素配置設計支援システムを提供することにある。
さらに本発明では、検討者がウォークスルーのスピー
ド、ライティング、視野角などの景観シミュレーション
における諸条件をインタラクティブに設定する機能を設
けて、様々な条件での景観を検討できる設計支援システ
ムを提供するものである。さらにまた本発明では、仮想
空間上での簡易な設計編集操作、及び設計編集の機能向
上を実現するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、
1つ以上の空間要素を配置して構成される設計対象を仮
想空間に表示する表示手段1と、空間要素の三次元形状
データを格納した三次元形状データべースDB1と、空
間要素の属性データを格納した属性データべースDB2
と、仮想空間内の位置を指定する機能を少なくとも有す
る操作手段7と、三次元形状データべースDB1から空
間要素を抽出する検索手段10と、検索手段10により
抽出された空間要素を前記属性データを制約条件として
仮想空間内の指定された位置に配置する編集手段5とを
備えることを特徴とするものである。
ば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、
1つ以上の空間要素を配置して構成される設計対象を仮
想空間に表示する表示手段1と、空間要素の三次元形状
データを格納した三次元形状データべースDB1と、空
間要素の属性データを格納した属性データべースDB2
と、仮想空間内の位置を指定する機能を少なくとも有す
る操作手段7と、三次元形状データべースDB1から空
間要素を抽出する検索手段10と、検索手段10により
抽出された空間要素を前記属性データを制約条件として
仮想空間内の指定された位置に配置する編集手段5とを
備えることを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2の発明によれば、上記の構
成に加えて、第1の表示手段1により表示される仮想空
間の視野角を変更する手段9を設けたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明によれば、上記の構成に加
えて、編集手段5により編集された設計案をファイルに
保存する機能を備えることを特徴とするものである。
成に加えて、第1の表示手段1により表示される仮想空
間の視野角を変更する手段9を設けたことを特徴とする
ものである。請求項3の発明によれば、上記の構成に加
えて、編集手段5により編集された設計案をファイルに
保存する機能を備えることを特徴とするものである。
【0007】さらに、請求項4の発明によれば、上記の
構成に加えて、表示手段1により表示される仮想空間を
ウォークスルーする速度をインタラクティブに変更する
手段を設けたことを特徴とするものである。請求項5の
発明によれば、上記の構成に加えて、表示手段1により
表示される仮想空間の光源をインタラクティブに変更す
る手段を設けたことを特徴とするものである。
構成に加えて、表示手段1により表示される仮想空間を
ウォークスルーする速度をインタラクティブに変更する
手段を設けたことを特徴とするものである。請求項5の
発明によれば、上記の構成に加えて、表示手段1により
表示される仮想空間の光源をインタラクティブに変更す
る手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項6の発明によれば、上記の構
成に加えて、空間要素の属性データを格納した属性デー
タべースDB2の具体的属性内容を表示する手段を設け
たことを特徴とするものである。請求項7の発明によれ
ば、上記の構成に加えて、仮想空間に配置される空間要
素の価格と配置状況に応じて設計案の総額を計算し、表
示する手段を設けたことを特徴とするものである。
成に加えて、空間要素の属性データを格納した属性デー
タべースDB2の具体的属性内容を表示する手段を設け
たことを特徴とするものである。請求項7の発明によれ
ば、上記の構成に加えて、仮想空間に配置される空間要
素の価格と配置状況に応じて設計案の総額を計算し、表
示する手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】さらに、請求項8の発明によれば、上記の
構成に加えて、仮想空間に配置される空間要素を、現在
の視点位置を考慮に入れて適当な位置に配置し、表示す
る表示手段を設けたことを特徴とするものである。これ
までは、原点など一定の場所に配置されていたため、広
い仮想空間の中に空間要素が何処に配置されたのかユー
ザが確認することが困難であった。現在の視点位置を考
慮に入れて適当な位置に配置できるようにすることによ
り、ユーザによる確認が容易になった。
構成に加えて、仮想空間に配置される空間要素を、現在
の視点位置を考慮に入れて適当な位置に配置し、表示す
る表示手段を設けたことを特徴とするものである。これ
までは、原点など一定の場所に配置されていたため、広
い仮想空間の中に空間要素が何処に配置されたのかユー
ザが確認することが困難であった。現在の視点位置を考
慮に入れて適当な位置に配置できるようにすることによ
り、ユーザによる確認が容易になった。
【0010】また、請求項9の発明によれば、上記の構
成に加えて、仮想空間に配置された空間要素に、回転操
作を行うことのできる手段を設けたことを特徴とするも
のである。請求項10の発明によれば、上記の構成に加
えて、仮想空間に配置される空間要素について、空間要
素の属性データを格納した属性データべースより変更可
能な色情報を抽出して、色変更操作を行うことのできる
手段を設けたことを特徴とするものである。
成に加えて、仮想空間に配置された空間要素に、回転操
作を行うことのできる手段を設けたことを特徴とするも
のである。請求項10の発明によれば、上記の構成に加
えて、仮想空間に配置される空間要素について、空間要
素の属性データを格納した属性データべースより変更可
能な色情報を抽出して、色変更操作を行うことのできる
手段を設けたことを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項11の発明によれば、上記
の構成に加えて、仮想空間に配置される空間要素につい
て、空間要素の属性データを格納した属性データべース
より変更可能なテクスチャ(模様)情報を抽出して、テ
クスチャ(模様)変更操作を行うことのできる手段を設
けたことを特徴とするものである。請求項12の発明に
よれば、上記の構成に加えて、予めデータべースに登録
された代替案を、インタラクティブに変更操作できる手
段を設けたことを特徴とするものである。
の構成に加えて、仮想空間に配置される空間要素につい
て、空間要素の属性データを格納した属性データべース
より変更可能なテクスチャ(模様)情報を抽出して、テ
クスチャ(模様)変更操作を行うことのできる手段を設
けたことを特徴とするものである。請求項12の発明に
よれば、上記の構成に加えて、予めデータべースに登録
された代替案を、インタラクティブに変更操作できる手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図2は本発明システムの画面表示
の概要を一例として示している。図中、11は仮想空間
表示部、12は操作ボタン群、13は視野角変更操作
部、14は平面図表示部、15はマウスモードの設定
部、16は空間要素の検索部である。
の概要を一例として示している。図中、11は仮想空間
表示部、12は操作ボタン群、13は視野角変更操作
部、14は平面図表示部、15はマウスモードの設定
部、16は空間要素の検索部である。
【0013】本発明の要旨である空間要素の配置のため
の構成について最初に説明する。仮想空間表示部11に
は、設計対象の一例としてマンションと公園が表示され
ている。公園には複数本の樹木が配置されており、ま
た、中央には憩いの場としてのベンチと、それを覆うオ
ブジェのようなテント、さらにライトアップするための
投光器などが配置されている。本発明で空間要素という
のは、たとえば、この樹木やベンチ、テントなどのよう
に、空間中に配置されるパーツのことを指している。
の構成について最初に説明する。仮想空間表示部11に
は、設計対象の一例としてマンションと公園が表示され
ている。公園には複数本の樹木が配置されており、ま
た、中央には憩いの場としてのベンチと、それを覆うオ
ブジェのようなテント、さらにライトアップするための
投光器などが配置されている。本発明で空間要素という
のは、たとえば、この樹木やベンチ、テントなどのよう
に、空間中に配置されるパーツのことを指している。
【0014】図2の画面右下の空間要素の検索部16で
は、カテゴリー、種類、サイズを指定することにより、
所望の空間要素をデータベースから選び出すことができ
るようになっている。たとえば、樹木のカテゴリーを選
択すると、様々な樹木の種類を選択可能となり、その中
から、たとえばマツの種類を選択し、サイズを指定可能
な場合には高さを指定(たとえば7m)すると、データ
ベースからマツの木の三次元形状データが読み出され
る。検索部16のリスト表示のボタンを操作(たとえば
マウスでクリック)すると、図示されたようなマツの木
のデザインがリスト表示される。リストの中から好みの
デザインを選択すると、太枠で囲まれて表示される。
は、カテゴリー、種類、サイズを指定することにより、
所望の空間要素をデータベースから選び出すことができ
るようになっている。たとえば、樹木のカテゴリーを選
択すると、様々な樹木の種類を選択可能となり、その中
から、たとえばマツの種類を選択し、サイズを指定可能
な場合には高さを指定(たとえば7m)すると、データ
ベースからマツの木の三次元形状データが読み出され
る。検索部16のリスト表示のボタンを操作(たとえば
マウスでクリック)すると、図示されたようなマツの木
のデザインがリスト表示される。リストの中から好みの
デザインを選択すると、太枠で囲まれて表示される。
【0015】マウスモードの設定部15により、マウス
モードをパーツ編集モードに設定し、平面図表示部14
に表示された平面図(仮想空間表示部11に表示された
検討対象を上から見た図が表示されている)の上にパー
ツを配置すべき点(たとえば平面図上のX点)をプロッ
トすると、選択されたパーツが仮想空間表示部11に表
示される。複数の点を次々にプロットしていけば、複数
本の樹木を配置することもできる。また、平面図上でプ
ロットされた点をマウスによりドラッグすることによ
り、仮想空間に表示されているパーツの移動が可能であ
ると共に、仮想空間表示部11においても表示されたパ
ーツをマウスまたは操作ボタン群12により移動させた
り回転させたり傾斜させたりする操作が可能である。な
お、操作ボタン群12は、マウスモードがパーツ編集モ
ードの場合には、選択・表示されたパーツの移動や回
転、傾斜のために使用され、マウスモードが視点編集モ
ードの場合には、ユーザが視点を移動させたり、その場
で向きを変えたりするために使用されるものとする。ま
た、移動させたパーツや除去したパーツを元に戻すとき
には、画面右端中央のUndoMoveあるいはUnd
oDeleteと表示されたボタンが使用される。
モードをパーツ編集モードに設定し、平面図表示部14
に表示された平面図(仮想空間表示部11に表示された
検討対象を上から見た図が表示されている)の上にパー
ツを配置すべき点(たとえば平面図上のX点)をプロッ
トすると、選択されたパーツが仮想空間表示部11に表
示される。複数の点を次々にプロットしていけば、複数
本の樹木を配置することもできる。また、平面図上でプ
ロットされた点をマウスによりドラッグすることによ
り、仮想空間に表示されているパーツの移動が可能であ
ると共に、仮想空間表示部11においても表示されたパ
ーツをマウスまたは操作ボタン群12により移動させた
り回転させたり傾斜させたりする操作が可能である。な
お、操作ボタン群12は、マウスモードがパーツ編集モ
ードの場合には、選択・表示されたパーツの移動や回
転、傾斜のために使用され、マウスモードが視点編集モ
ードの場合には、ユーザが視点を移動させたり、その場
で向きを変えたりするために使用されるものとする。ま
た、移動させたパーツや除去したパーツを元に戻すとき
には、画面右端中央のUndoMoveあるいはUnd
oDeleteと表示されたボタンが使用される。
【0016】次に、マウスモードの設定部15により、
マウスモードを視点編集モードに設定し、ユーザの視点
位置を変更する場合について説明する。視点位置を変更
するには、操作ボタン群12を操作してユーザが仮想空
間内で前後左右にウォークスルーする方法と、平面図表
示部14上で視点位置を入力することにより、瞬時に視
点位置を移動させる方法とがある。すなわち、視点編集
モードを選択した上で平面図表示部14の上の任意の点
をマウスカーソルでクリックすると、ユーザの視点位置
がマウスカーソルの位置に瞬時に移動するものである。
この視点位置を瞬時に移動させる機能は特に仮想空間内
で遠距離を移動する場合に便利である。平面図表示部1
4の右辺には上下スクロール、下辺には左右スクロール
のための操作部が設けられているので、図示された状態
から平面図を上下左右にスクロールさせて視点位置を設
定すれば、様々な角度から見た仮想空間を瞬時に表示す
ることができる。
マウスモードを視点編集モードに設定し、ユーザの視点
位置を変更する場合について説明する。視点位置を変更
するには、操作ボタン群12を操作してユーザが仮想空
間内で前後左右にウォークスルーする方法と、平面図表
示部14上で視点位置を入力することにより、瞬時に視
点位置を移動させる方法とがある。すなわち、視点編集
モードを選択した上で平面図表示部14の上の任意の点
をマウスカーソルでクリックすると、ユーザの視点位置
がマウスカーソルの位置に瞬時に移動するものである。
この視点位置を瞬時に移動させる機能は特に仮想空間内
で遠距離を移動する場合に便利である。平面図表示部1
4の右辺には上下スクロール、下辺には左右スクロール
のための操作部が設けられているので、図示された状態
から平面図を上下左右にスクロールさせて視点位置を設
定すれば、様々な角度から見た仮想空間を瞬時に表示す
ることができる。
【0017】ここで、平面図表示部14の○印Pはユー
ザの視点位置を示しており、矢印Cはユーザの注視点方
向を示している。また、実線Rは視野の右端、実線Lは
視野の左端を示しており、実線RとLとで視野角を表現
している。
ザの視点位置を示しており、矢印Cはユーザの注視点方
向を示している。また、実線Rは視野の右端、実線Lは
視野の左端を示しており、実線RとLとで視野角を表現
している。
【0018】次に、ユーザの注視点方向を変更するに
は、操作ボタン群12を操作してユーザが仮想空間内で
向きを変える方法と、平面図表示部14の矢印Cの先端
をマウスによりドラッグする方法とがある。これによ
り、仮想空間表示部11で表示される仮想空間の画像が
回転する(左右にスクロールされる)と共に、平面図表
示部14の矢印Cの向き、視野角表示線R及びLの向き
も同時に回転するので、平面図の矢印Cを見れば、自分
が今どの方角を見ているのか容易に把握することができ
る。なお、平面図表示部14には縮尺(図示された例で
は0〜40mのスケール)が表示されているので、大き
さの把握も容易に行える。
は、操作ボタン群12を操作してユーザが仮想空間内で
向きを変える方法と、平面図表示部14の矢印Cの先端
をマウスによりドラッグする方法とがある。これによ
り、仮想空間表示部11で表示される仮想空間の画像が
回転する(左右にスクロールされる)と共に、平面図表
示部14の矢印Cの向き、視野角表示線R及びLの向き
も同時に回転するので、平面図の矢印Cを見れば、自分
が今どの方角を見ているのか容易に把握することができ
る。なお、平面図表示部14には縮尺(図示された例で
は0〜40mのスケール)が表示されているので、大き
さの把握も容易に行える。
【0019】視野角変更操作部13では、現在の視野角
が焦点距離35mmの標準レンズの視野角に相当するこ
とを表示している。視野角変更操作部13を操作するこ
とにより、焦点距離を短くして広角レンズ表現を選択し
た場合、平面図表示部14の実線RとLのなす角度は大
きくなり、仮想空間表示部11は人間の視野角(大人で
は150〜160度程度)で見たような表示となる。ま
た、焦点距離を長くして望遠レンズ表現を選択した場
合、平面図表示部14の実線RとLのなす角度は小さく
なり、仮想空間表示部11は遠近感を表現する望遠レン
ズで見たような表示となる。これにより、検討対象のス
ケール感を把握しながら設計検討することができる。
が焦点距離35mmの標準レンズの視野角に相当するこ
とを表示している。視野角変更操作部13を操作するこ
とにより、焦点距離を短くして広角レンズ表現を選択し
た場合、平面図表示部14の実線RとLのなす角度は大
きくなり、仮想空間表示部11は人間の視野角(大人で
は150〜160度程度)で見たような表示となる。ま
た、焦点距離を長くして望遠レンズ表現を選択した場
合、平面図表示部14の実線RとLのなす角度は小さく
なり、仮想空間表示部11は遠近感を表現する望遠レン
ズで見たような表示となる。これにより、検討対象のス
ケール感を把握しながら設計検討することができる。
【0020】図3は仮想空間に空間要素を配置するため
のソフトウェア構成を機能的にブロック化して示した説
明図である。空間要素を格納したデータベースから、カ
テゴリー、種類、高さ(サイズ)を選択し、候補リスト
を表示して選択することにより、空間要素が抽出され
る。平面図表示部で配置位置を決定することにより、空
間要素の配置される位置と、空間要素の形状データが仮
想空間表示部に送信され、空間要素が表示される。表示
された空間要素を仮想空間又は平面図上で編集すると、
その結果が仮想空間及び平面図上で同時に更新表示され
る。
のソフトウェア構成を機能的にブロック化して示した説
明図である。空間要素を格納したデータベースから、カ
テゴリー、種類、高さ(サイズ)を選択し、候補リスト
を表示して選択することにより、空間要素が抽出され
る。平面図表示部で配置位置を決定することにより、空
間要素の配置される位置と、空間要素の形状データが仮
想空間表示部に送信され、空間要素が表示される。表示
された空間要素を仮想空間又は平面図上で編集すると、
その結果が仮想空間及び平面図上で同時に更新表示され
る。
【0021】図4は仮想空間で表示されている視野角を
リアルタイムに変更するためのソフトウェア構成を機能
的にブロック化して示した説明図である。視野角変更操
作部は、たとえば、標準レンズ、広角レンズ、望遠レン
ズに相当する視野角を選択する仮想レンズ交換機能ある
いは焦点距離を連続的に変化させる仮想ズームレンズ機
能を有しており、この視野角変更機能により視野角が設
定されると、仮想空間を表示する描画プログラムは、視
野角情報を取得し、設定された視野角で仮想空間の表示
を行う。
リアルタイムに変更するためのソフトウェア構成を機能
的にブロック化して示した説明図である。視野角変更操
作部は、たとえば、標準レンズ、広角レンズ、望遠レン
ズに相当する視野角を選択する仮想レンズ交換機能ある
いは焦点距離を連続的に変化させる仮想ズームレンズ機
能を有しており、この視野角変更機能により視野角が設
定されると、仮想空間を表示する描画プログラムは、視
野角情報を取得し、設定された視野角で仮想空間の表示
を行う。
【0022】図1は本発明のシステムをパーソナルコン
ピュータ上に実現する場合の概略構成を示すブロック図
である。仮想空間表示手段1は仮想空間表示部11に表
示される仮想空間の表示を行う描画プログラムであり、
平面図表示手段2は平面図表示部14に表示される平面
図の表示を行う描画プログラムである。表示部3はモニ
ターとグラフィックボードなどで構成される。視点情報
表示手段4は仮想空間の視点情報(視点位置、注視点方
向、視野角など)を平面図上にリアルタイム表示する機
能を実現するための手段である。編集手段5は上述のパ
ーツ編集モードで仮想空間内のパーツ(たとえば図2の
樹木等)を移動させたり除去したりする編集機能を実現
するための手段である。視点情報設定手段6は平面図上
で指定された視点情報を仮想空間の表示にリアルタイム
に反映させる機能を実現するための手段である。操作手
段7は、表示部3に描画された画面上の位置を指定して
入力する機能を少なくとも備える入力装置であり、例え
ばマウス本体とコンピュータのマウスポート及びマウス
ドライバで実現される。切替手段8は上述のマウスモー
ドを視点編集モードとパーツ編集モードとに切り替える
ための手段である。視野角変更手段9は仮想空間で表示
されている視野角を変更する機能(図4参照)を実現す
るための手段である。検索手段10は空間要素のカテゴ
リー、種類、サイズを指定して、所望の空間要素をデー
タベースから抽出する機能を実現するための手段であ
る。なお、検索手段10は図2の検索部16を、視野角
変更手段9は図2の視野角変更部13を、切替手段8は
図2のマウスモード設定部15をそれぞれ表示部3の画
面に表示する機能を含んで構成されるプログラムモジュ
ールであり、操作手段7を構成するマウスドライバから
マウスの操作情報を取得して検索、視野角変更、マウス
モード切替の操作をそれぞれ実現するものである。DB
1は三次元形状データベースであり、各空間要素の三次
元形状データが格納されている。DB2は属性データベ
ースであり、各空間要素の属性(回転や傾斜が可能か否
か等)のデータが格納されている。
ピュータ上に実現する場合の概略構成を示すブロック図
である。仮想空間表示手段1は仮想空間表示部11に表
示される仮想空間の表示を行う描画プログラムであり、
平面図表示手段2は平面図表示部14に表示される平面
図の表示を行う描画プログラムである。表示部3はモニ
ターとグラフィックボードなどで構成される。視点情報
表示手段4は仮想空間の視点情報(視点位置、注視点方
向、視野角など)を平面図上にリアルタイム表示する機
能を実現するための手段である。編集手段5は上述のパ
ーツ編集モードで仮想空間内のパーツ(たとえば図2の
樹木等)を移動させたり除去したりする編集機能を実現
するための手段である。視点情報設定手段6は平面図上
で指定された視点情報を仮想空間の表示にリアルタイム
に反映させる機能を実現するための手段である。操作手
段7は、表示部3に描画された画面上の位置を指定して
入力する機能を少なくとも備える入力装置であり、例え
ばマウス本体とコンピュータのマウスポート及びマウス
ドライバで実現される。切替手段8は上述のマウスモー
ドを視点編集モードとパーツ編集モードとに切り替える
ための手段である。視野角変更手段9は仮想空間で表示
されている視野角を変更する機能(図4参照)を実現す
るための手段である。検索手段10は空間要素のカテゴ
リー、種類、サイズを指定して、所望の空間要素をデー
タベースから抽出する機能を実現するための手段であ
る。なお、検索手段10は図2の検索部16を、視野角
変更手段9は図2の視野角変更部13を、切替手段8は
図2のマウスモード設定部15をそれぞれ表示部3の画
面に表示する機能を含んで構成されるプログラムモジュ
ールであり、操作手段7を構成するマウスドライバから
マウスの操作情報を取得して検索、視野角変更、マウス
モード切替の操作をそれぞれ実現するものである。DB
1は三次元形状データベースであり、各空間要素の三次
元形状データが格納されている。DB2は属性データベ
ースであり、各空間要素の属性(回転や傾斜が可能か否
か等)のデータが格納されている。
【0023】図1に基づいて本発明のシステムの要部と
なる機能を説明する。まず、検索手段10によりカテゴ
リー、種類、サイズを指定して三次元形状データベース
DB1を検索し、所望の空間要素を選択すると、仮想空
間表示手段1により表示部3に表示されている仮想空間
に、選択された空間要素が画像合成して貼り付けられ
る。切替手段8によりマウスモードをパーツ編集モード
に設定し、操作手段7により平面図上の位置を指定する
と、編集手段5は平面図表示手段2からマウスカーソル
座標を取得し、仮想空間表示手段1にパーツ座標を与え
る。これにより仮想空間の編集(空間要素の配置)を行
うことができる。また、編集手段5は空間要素毎の属性
(例えば、樹木であれば回転は可能だが傾斜は禁止等)
を属性データベースDB2から読み取るので、空間要素
の属性に反する不合理な編集が行われることは防止でき
る。
なる機能を説明する。まず、検索手段10によりカテゴ
リー、種類、サイズを指定して三次元形状データベース
DB1を検索し、所望の空間要素を選択すると、仮想空
間表示手段1により表示部3に表示されている仮想空間
に、選択された空間要素が画像合成して貼り付けられ
る。切替手段8によりマウスモードをパーツ編集モード
に設定し、操作手段7により平面図上の位置を指定する
と、編集手段5は平面図表示手段2からマウスカーソル
座標を取得し、仮想空間表示手段1にパーツ座標を与え
る。これにより仮想空間の編集(空間要素の配置)を行
うことができる。また、編集手段5は空間要素毎の属性
(例えば、樹木であれば回転は可能だが傾斜は禁止等)
を属性データベースDB2から読み取るので、空間要素
の属性に反する不合理な編集が行われることは防止でき
る。
【0024】次に、切替手段8によりマウスモードを視
点編集モードに設定し、操作手段7により仮想空間内を
移動するための操作を行うと、仮想空間表示手段1によ
り仮想空間の表示がリアルタイムで更新され、同時に、
視点情報表示手段4により平面図表示手段2に視点情報
が送信されて、平面図に視点情報が重ね書きされる。さ
らに、操作手段7により平面図上の位置を指定すると、
視点情報設定手段6は平面図表示手段2からマウスカー
ソル座標を取得し、仮想空間表示手段1に新たな視点座
標を与える。これにより仮想空間表示手段1により表示
される仮想空間の視点を瞬時に移動させることができ
る。さらに、視野角変更手段9により視野角を変更する
と、仮想空間表示手段1は変更後の視野角で仮想空間を
表示する。視点情報設定手段6や視野角変更手段9によ
り仮想空間表示手段1の視点や視野角が変更されると、
視点情報表示手段4により視点情報(視点、注視点方
向、視野角)が常に平面図表示手段2に送信されている
ので、平面図上の視点表示位置や視野角表示線の角度が
同時に更新される。
点編集モードに設定し、操作手段7により仮想空間内を
移動するための操作を行うと、仮想空間表示手段1によ
り仮想空間の表示がリアルタイムで更新され、同時に、
視点情報表示手段4により平面図表示手段2に視点情報
が送信されて、平面図に視点情報が重ね書きされる。さ
らに、操作手段7により平面図上の位置を指定すると、
視点情報設定手段6は平面図表示手段2からマウスカー
ソル座標を取得し、仮想空間表示手段1に新たな視点座
標を与える。これにより仮想空間表示手段1により表示
される仮想空間の視点を瞬時に移動させることができ
る。さらに、視野角変更手段9により視野角を変更する
と、仮想空間表示手段1は変更後の視野角で仮想空間を
表示する。視点情報設定手段6や視野角変更手段9によ
り仮想空間表示手段1の視点や視野角が変更されると、
視点情報表示手段4により視点情報(視点、注視点方
向、視野角)が常に平面図表示手段2に送信されている
ので、平面図上の視点表示位置や視野角表示線の角度が
同時に更新される。
【0025】このように、本発明のシステムによれば、
空間要素データべースからカテゴリー、種類、サイズを
選択し、この選択された空間要素を仮想空間上に新たに
配置することができ、さらに配置された空間要素を移動
または回転などの操作をしながら、検討することができ
る。これによって、ユーザは予め用意された仮想空間
(デザイン案)をウォークスルーしながら検討した結
果、変更する必要が生じた場合には、このシステムを利
用して、快適に仮想空間上で設計編集を行うことができ
る。また、ユーザはネットワークを介して本発明のシス
テムを利用することもできる。
空間要素データべースからカテゴリー、種類、サイズを
選択し、この選択された空間要素を仮想空間上に新たに
配置することができ、さらに配置された空間要素を移動
または回転などの操作をしながら、検討することができ
る。これによって、ユーザは予め用意された仮想空間
(デザイン案)をウォークスルーしながら検討した結
果、変更する必要が生じた場合には、このシステムを利
用して、快適に仮想空間上で設計編集を行うことができ
る。また、ユーザはネットワークを介して本発明のシス
テムを利用することもできる。
【0026】図5はネットワーク上の編集の実施例を示
す。図中、Aはデータベース搭載端末であり、検討対象
となる物件のデータを格納したデータベースDBを搭載
しており、図1〜図4で説明したシステムをインストー
ルされている。データベース搭載端末Aを操作している
顧客a1,a2は、その場所で本システムを利用するこ
とができる。また、遠隔地で別の端末B,Cを操作して
いる顧客bや顧客cは、ネットワークNを介してデータ
ベース搭載端末Aと接続し、遠隔地で本システムを利用
することができる。すなわち、顧客bと顧客cはデータ
べースについては、ネットワークNを通じてデータべー
ス搭載端末Aにあるものを利用し、実際の編集作業は、
ローカル端末B,Cで行うものである。また、本システ
ムでは、任意の顧客の間、例えば顧客bと顧客cの間で
同じデータを共有して、互いに意見を交換することがで
きるように、ネットワークNを介して双方向に送受信す
る機能も有している。各端末A〜Cは、一般的なパーソ
ナルコンピュータで実現することができる。ネットワー
クNは社内ネットワークのほか、インターネットを含む
ものでも良い。
す。図中、Aはデータベース搭載端末であり、検討対象
となる物件のデータを格納したデータベースDBを搭載
しており、図1〜図4で説明したシステムをインストー
ルされている。データベース搭載端末Aを操作している
顧客a1,a2は、その場所で本システムを利用するこ
とができる。また、遠隔地で別の端末B,Cを操作して
いる顧客bや顧客cは、ネットワークNを介してデータ
ベース搭載端末Aと接続し、遠隔地で本システムを利用
することができる。すなわち、顧客bと顧客cはデータ
べースについては、ネットワークNを通じてデータべー
ス搭載端末Aにあるものを利用し、実際の編集作業は、
ローカル端末B,Cで行うものである。また、本システ
ムでは、任意の顧客の間、例えば顧客bと顧客cの間で
同じデータを共有して、互いに意見を交換することがで
きるように、ネットワークNを介して双方向に送受信す
る機能も有している。各端末A〜Cは、一般的なパーソ
ナルコンピュータで実現することができる。ネットワー
クNは社内ネットワークのほか、インターネットを含む
ものでも良い。
【0027】図6は本発明システムの画面表示の概要を
別の一例として示している。この例では、景観シミュレ
ーション検討において必要なライティングの設定を行う
ためのライティング設定部17とウォークスルー速度の
設定のための速度設定部18を備えており、検討者が様
々な環境条件を設定しながら設計検討できるものであ
る。例えば、昼間の太陽の位置で検討した設計案は、夕
方の太陽の位置では建物の影の影響で不具合が生じるか
も知れない。そこで、ライティング設定部17を操作し
て、時間帯による太陽の位置をシミュレーションして、
朝、昼間、夕方などの景観を詳しく検討できる。また、
仮想空間を歩行者の速度でウォークスルーしたときに感
じる印象と、自転車で通過したときに感じる印象、車で
通過したときに感じる印象はそれぞれ異なると考えられ
る。そこで、速度設定部18を操作して、歩行者、自転
車、車のそれぞれの速度でウォークスルーしたときに受
ける印象を検討することができる。図示された例では、
昼間(PM2時)に車(50km/h)で通過したとき
の景観を検討するための設定になっている。
別の一例として示している。この例では、景観シミュレ
ーション検討において必要なライティングの設定を行う
ためのライティング設定部17とウォークスルー速度の
設定のための速度設定部18を備えており、検討者が様
々な環境条件を設定しながら設計検討できるものであ
る。例えば、昼間の太陽の位置で検討した設計案は、夕
方の太陽の位置では建物の影の影響で不具合が生じるか
も知れない。そこで、ライティング設定部17を操作し
て、時間帯による太陽の位置をシミュレーションして、
朝、昼間、夕方などの景観を詳しく検討できる。また、
仮想空間を歩行者の速度でウォークスルーしたときに感
じる印象と、自転車で通過したときに感じる印象、車で
通過したときに感じる印象はそれぞれ異なると考えられ
る。そこで、速度設定部18を操作して、歩行者、自転
車、車のそれぞれの速度でウォークスルーしたときに受
ける印象を検討することができる。図示された例では、
昼間(PM2時)に車(50km/h)で通過したとき
の景観を検討するための設定になっている。
【0028】また、この例では、設計編集した結果を保
存するための保存ボタン19が設けられており、仮想空
間上で設計編集した結果、生成され、メモリ上に格納さ
れている新たな設計案をファイルに保存することができ
る。これにより、保存されたファイルの2次利用が可能
であり、例えば、既存のCADソフトウェアと連携させ
ることが可能となる。
存するための保存ボタン19が設けられており、仮想空
間上で設計編集した結果、生成され、メモリ上に格納さ
れている新たな設計案をファイルに保存することができ
る。これにより、保存されたファイルの2次利用が可能
であり、例えば、既存のCADソフトウェアと連携させ
ることが可能となる。
【0029】さらに、この実施例では、空間要素の属性
データの具体的内容を表示する機能を設けている。図6
の画面右下の空間要素の検索部16では、カテゴリー、
種類、サイズを指定することにより、所望の空間要素を
データベースから選び出すことができるようになってい
る。例えば、照明ポールのカテゴリーを選択すると、様
々な照明ポールの種類を選択可能となり、その中から、
たとえば中ポールの種類を選択し、サイズを指定可能な
場合には高さを指定(たとえば7m)すると、データベ
ースから中ポールの三次元形状データが読み出される。
検索部16のリスト表示のボタンを操作(たとえばマウ
スでクリック)すると、図示されたような中ポールのデ
ザインがリスト表示される。リストの中から好みのデザ
インを選択すると、太枠で囲まれて表示される。本シス
テムでは、この太枠で囲まれた部分を指定(たとえばマ
ウスでダブルクリック)することにより、図7に示すよ
うな画面がモニターに表示される。ここでは、指定され
た照明ポールの詳細な情報が表示される。図7の画面は
周知のマルチウィンドウシステムにより、図6の画面の
上に一部重なって表示されるものであり、図7の画面右
上の×印をマウスでクリックすることにより画面表示を
消すことができる。また、図6の画面からリスト表示さ
れた複数のデザインを次々に選択すれば、図7のような
空間要素の属性データの具体的内容を表示する画面を複
数モニター上に並べて表示して、互いに見比べることも
できる。
データの具体的内容を表示する機能を設けている。図6
の画面右下の空間要素の検索部16では、カテゴリー、
種類、サイズを指定することにより、所望の空間要素を
データベースから選び出すことができるようになってい
る。例えば、照明ポールのカテゴリーを選択すると、様
々な照明ポールの種類を選択可能となり、その中から、
たとえば中ポールの種類を選択し、サイズを指定可能な
場合には高さを指定(たとえば7m)すると、データベ
ースから中ポールの三次元形状データが読み出される。
検索部16のリスト表示のボタンを操作(たとえばマウ
スでクリック)すると、図示されたような中ポールのデ
ザインがリスト表示される。リストの中から好みのデザ
インを選択すると、太枠で囲まれて表示される。本シス
テムでは、この太枠で囲まれた部分を指定(たとえばマ
ウスでダブルクリック)することにより、図7に示すよ
うな画面がモニターに表示される。ここでは、指定され
た照明ポールの詳細な情報が表示される。図7の画面は
周知のマルチウィンドウシステムにより、図6の画面の
上に一部重なって表示されるものであり、図7の画面右
上の×印をマウスでクリックすることにより画面表示を
消すことができる。また、図6の画面からリスト表示さ
れた複数のデザインを次々に選択すれば、図7のような
空間要素の属性データの具体的内容を表示する画面を複
数モニター上に並べて表示して、互いに見比べることも
できる。
【0030】図8は以上の機能を実現するためのソフト
ウェア構成を機能的にブロック化して示した説明図であ
る。図中、DB1は空間要素の3次元形状データを格納
しているデータベース、DB2はデータの付属情報を格
納しているデータベース、DB3は空間要素の価格や工
費を格納しているデータベースである。これらのデータ
ベースDB1〜DB3は、データベース表示・検索部に
より検索することができ、データベースDB1から検索
された空間要素のデータは仮想空間部に配置され、表示
される。また、データベースDB2から検索された付属
情報は、図7に示すような付属情報(詳細データ)表示
機能により表示される。さらに、データベースDB3か
ら検索された価格情報は、価格計算・表示機能により設
計案の価格として表示される。この価格計算・表示機能
は、既存の見積書作成用のソフトウェアにデータを連携
させるものであっても良く、設計案で選択された空間要
素の価格と工費を一覧表示し、総額のコストを表示ある
いは印刷出力できるものとする。仮想空間部において必
要なライティングの設定を行うためのライティング設定
機能とウォークスルー速度の設定のための速度設定機能
については、図6の設定操作部17,18の機能にそれ
ぞれ対応しており、編集結果を保存する設計編集保存機
能については、図6の保存ボタン19の機能に対応して
いる。
ウェア構成を機能的にブロック化して示した説明図であ
る。図中、DB1は空間要素の3次元形状データを格納
しているデータベース、DB2はデータの付属情報を格
納しているデータベース、DB3は空間要素の価格や工
費を格納しているデータベースである。これらのデータ
ベースDB1〜DB3は、データベース表示・検索部に
より検索することができ、データベースDB1から検索
された空間要素のデータは仮想空間部に配置され、表示
される。また、データベースDB2から検索された付属
情報は、図7に示すような付属情報(詳細データ)表示
機能により表示される。さらに、データベースDB3か
ら検索された価格情報は、価格計算・表示機能により設
計案の価格として表示される。この価格計算・表示機能
は、既存の見積書作成用のソフトウェアにデータを連携
させるものであっても良く、設計案で選択された空間要
素の価格と工費を一覧表示し、総額のコストを表示ある
いは印刷出力できるものとする。仮想空間部において必
要なライティングの設定を行うためのライティング設定
機能とウォークスルー速度の設定のための速度設定機能
については、図6の設定操作部17,18の機能にそれ
ぞれ対応しており、編集結果を保存する設計編集保存機
能については、図6の保存ボタン19の機能に対応して
いる。
【0031】図9は本発明システムの画面表示の概要を
別の一例として示している。この例では、仮想空間表示
部11には、歩道を中心とした景観が表示されており、
その歩道上に配置される街路灯を仮想空間に配置される
空間要素として、空間要素の検索部16から選択し、現
在の視点位置を考慮に入れて適当な位置に配置し、表示
するものである。図9の画面のボタン16Aは空間要素
のカテゴリーとして「街路灯」を選択するためのボタン
であり、マウスによりボタン16Aをクリックすること
により、空間要素の検索部16には様々な街路灯が選択
可能にリスト表示される。ここでは、街路灯の種類とし
て、「モールライト・モダン」と「モールライト・ベー
シック」の2種類が種類指定ボタン16Bにより選択可
能となっており、図示された例では、前者が選択されて
ハイライト表示されている。リスト表示された種類の街
路灯の中から、仮想空間表示部11に表示された歩道を
中心とした景観にマッチしたデザインのものを選択す
る。選択された空間要素の詳細な属性データは、空間要
素の属性データの具体的内容を表示する画面21に表示
される。ここでは、製品コード、価格、サイズ、カタロ
グの頁数、コメントなどが表示されている。この画面2
1は、図7で説明した付属情報(詳細データ)表示用の
ウィンドウを、仮想空間要素の検索部16と同じ画面に
簡略表示できるようにしたものである。選択された空間
要素は、たとえば、マウスのドラッグ&ドロップ操作に
より、仮想空間表示部11の適当な位置に貼り付けるこ
とができる。これにより図9に示すような画面が作成さ
れる。作成された画面は保存ボタン19でファイルとし
て保存し、保存されたファイルは呼出ボタン20で開く
ことができる。
別の一例として示している。この例では、仮想空間表示
部11には、歩道を中心とした景観が表示されており、
その歩道上に配置される街路灯を仮想空間に配置される
空間要素として、空間要素の検索部16から選択し、現
在の視点位置を考慮に入れて適当な位置に配置し、表示
するものである。図9の画面のボタン16Aは空間要素
のカテゴリーとして「街路灯」を選択するためのボタン
であり、マウスによりボタン16Aをクリックすること
により、空間要素の検索部16には様々な街路灯が選択
可能にリスト表示される。ここでは、街路灯の種類とし
て、「モールライト・モダン」と「モールライト・ベー
シック」の2種類が種類指定ボタン16Bにより選択可
能となっており、図示された例では、前者が選択されて
ハイライト表示されている。リスト表示された種類の街
路灯の中から、仮想空間表示部11に表示された歩道を
中心とした景観にマッチしたデザインのものを選択す
る。選択された空間要素の詳細な属性データは、空間要
素の属性データの具体的内容を表示する画面21に表示
される。ここでは、製品コード、価格、サイズ、カタロ
グの頁数、コメントなどが表示されている。この画面2
1は、図7で説明した付属情報(詳細データ)表示用の
ウィンドウを、仮想空間要素の検索部16と同じ画面に
簡略表示できるようにしたものである。選択された空間
要素は、たとえば、マウスのドラッグ&ドロップ操作に
より、仮想空間表示部11の適当な位置に貼り付けるこ
とができる。これにより図9に示すような画面が作成さ
れる。作成された画面は保存ボタン19でファイルとし
て保存し、保存されたファイルは呼出ボタン20で開く
ことができる。
【0032】図10は本発明システムの画面表示の概要
を別の一例として示している。この例では、図9に示す
画面表示において、街路灯の向きを変えたものであり、
空間要素の回転操作用のボタン22をマウスで操作する
ことにより、仮想空間表示部11に表示された街路灯を
真上から見て時計回り又は反時計回りに回転操作するこ
とを可能としている。回転操作用のボタン22の右側に
は削除ボタン23が設けられている。これは、仮想空間
表示部11に表示された空間要素を選択して削除すると
きに使用する。また、削除ボタン23の右側には色編集
操作部24が設けられている。この色編集操作部24
は、ユーザが好みの色を自由に編集できるパレットであ
っても良いし、あるいは、予め決められた選択可能な色
の中からユーザが好みの色を選択できるようにしたメニ
ュー形式であっても良い。例えば、図10に示す画面表
示において、街路灯の色として表示中のブラックのほか
にシルバーが選択可能である場合に、ユーザが色編集操
作部24を操作してシルバーを選択すると、図11に示
すような画面表示となる。したがって、ユーザは、まず
カテゴリーボタン16Aで街路灯を空間要素として選択
し、さらに、種類指定ボタン16Bで街路灯の種類を選
択し、リスト表示を見ながら適当な商品を選択し、その
詳細なデータを画面21で確認し、価格やカタログ情報
を参照しながら、仮想空間表示部11の風景の中に配置
し、向きを変えたり、色を変えたりしながら検討し、気
に入らなければ削除して選び直し、気に入ればファイル
に保存する、という具合に設計編集を簡単に進めること
ができる。
を別の一例として示している。この例では、図9に示す
画面表示において、街路灯の向きを変えたものであり、
空間要素の回転操作用のボタン22をマウスで操作する
ことにより、仮想空間表示部11に表示された街路灯を
真上から見て時計回り又は反時計回りに回転操作するこ
とを可能としている。回転操作用のボタン22の右側に
は削除ボタン23が設けられている。これは、仮想空間
表示部11に表示された空間要素を選択して削除すると
きに使用する。また、削除ボタン23の右側には色編集
操作部24が設けられている。この色編集操作部24
は、ユーザが好みの色を自由に編集できるパレットであ
っても良いし、あるいは、予め決められた選択可能な色
の中からユーザが好みの色を選択できるようにしたメニ
ュー形式であっても良い。例えば、図10に示す画面表
示において、街路灯の色として表示中のブラックのほか
にシルバーが選択可能である場合に、ユーザが色編集操
作部24を操作してシルバーを選択すると、図11に示
すような画面表示となる。したがって、ユーザは、まず
カテゴリーボタン16Aで街路灯を空間要素として選択
し、さらに、種類指定ボタン16Bで街路灯の種類を選
択し、リスト表示を見ながら適当な商品を選択し、その
詳細なデータを画面21で確認し、価格やカタログ情報
を参照しながら、仮想空間表示部11の風景の中に配置
し、向きを変えたり、色を変えたりしながら検討し、気
に入らなければ削除して選び直し、気に入ればファイル
に保存する、という具合に設計編集を簡単に進めること
ができる。
【0033】図12は本発明システムの画面表示の概要
を別の一例として示している。この例では、仮想空間表
示部11には、歴史的な景観(神社の鳥居と参道)並び
にそれを囲む近代的なビル街の風景が表示されている。
ここでは、歩道の石畳の模様(テクスチャ)を変更する
ことにより、全体の景観がどのように変化するかを検討
する場合について説明する。図12の画面のボタン16
Cは、歩道の石畳の模様を設計編集するためのボタンで
あり、このボタン16Cをマウスでクリックすることに
より、空間要素の検索部16には様々な石畳の模様が選
択可能にリスト表示される。このなかから選択された模
様は、たとえば、マウスのドラッグ&ドロップ操作によ
り、図12の矢印Sに示すように、仮想空間表示部11
の歩道の部分に貼り付けることができる。これにより、
仮想空間に表示された空間要素の模様を自由に変更し、
その前後で景観がどのように変化するかを検討すること
ができる。なお、街路灯の設計編集のためのボタン16
Aと石畳の模様選択のためのボタン16Cの間には、さ
らに歩道上に配置する樹木の設計編集のためのボタンが
設けられているが、これについては、図2等で既に説明
した内容と重複するので、詳細な説明は省略する。
を別の一例として示している。この例では、仮想空間表
示部11には、歴史的な景観(神社の鳥居と参道)並び
にそれを囲む近代的なビル街の風景が表示されている。
ここでは、歩道の石畳の模様(テクスチャ)を変更する
ことにより、全体の景観がどのように変化するかを検討
する場合について説明する。図12の画面のボタン16
Cは、歩道の石畳の模様を設計編集するためのボタンで
あり、このボタン16Cをマウスでクリックすることに
より、空間要素の検索部16には様々な石畳の模様が選
択可能にリスト表示される。このなかから選択された模
様は、たとえば、マウスのドラッグ&ドロップ操作によ
り、図12の矢印Sに示すように、仮想空間表示部11
の歩道の部分に貼り付けることができる。これにより、
仮想空間に表示された空間要素の模様を自由に変更し、
その前後で景観がどのように変化するかを検討すること
ができる。なお、街路灯の設計編集のためのボタン16
Aと石畳の模様選択のためのボタン16Cの間には、さ
らに歩道上に配置する樹木の設計編集のためのボタンが
設けられているが、これについては、図2等で既に説明
した内容と重複するので、詳細な説明は省略する。
【0034】図13は本発明システムの画面表示の概要
を別の一例として示している。この例では、画面の左下
に設けた代替案選択操作部25の機能について説明す
る。仮想空間表示部11には、歴史的な景観(神社の鳥
居と参道)並びにそれを囲む近代的なビル街の風景が表
示されているが、歴史的な景観が近代的なビル街に埋も
れている図12の現況に対して、近代的なビル街を一部
取り壊し、歴史的な景観を前面に押し出した代替案1を
表示したのが図13の表示例である。ユーザは代替案選
択操作部25の「現況」、「代替案1」、「代替案
2」、「代替案3」などのボタンをマウスで操作するこ
とにより、予め用意された代替案を切り替えながら検討
していくことができる。このようなシステムをインター
ネット上で公開すれば、多くの人の意見を反映した街づ
くりが可能となる。
を別の一例として示している。この例では、画面の左下
に設けた代替案選択操作部25の機能について説明す
る。仮想空間表示部11には、歴史的な景観(神社の鳥
居と参道)並びにそれを囲む近代的なビル街の風景が表
示されているが、歴史的な景観が近代的なビル街に埋も
れている図12の現況に対して、近代的なビル街を一部
取り壊し、歴史的な景観を前面に押し出した代替案1を
表示したのが図13の表示例である。ユーザは代替案選
択操作部25の「現況」、「代替案1」、「代替案
2」、「代替案3」などのボタンをマウスで操作するこ
とにより、予め用意された代替案を切り替えながら検討
していくことができる。このようなシステムをインター
ネット上で公開すれば、多くの人の意見を反映した街づ
くりが可能となる。
【0035】図14は以上の機能を実現するためのソフ
トウェア構成を機能的にブロック化して示した説明図で
ある。図中、DB1は空間要素の3次元形状データを格
納しているデータベース、DB2はデータの付属情報や
価格を格納しているデータベースである。これらのデー
タベースDB1,DB2は、データベース表示・検索部
により検索することができ、データベースDB1から検
索された空間要素のデータは仮想空間部に配置され、表
示される。また、データベースDB2から検索された付
属情報は、回転角度、色、テクスチャ変更候補表示機能
部に送られて、仮想空間部に表示される空間要素の回転
角度、色、テクスチャ変更に利用される。ここで、回転
角度の変更機能は操作部22、色変更機能は操作部2
4、テクスチャ変更機能は操作部16Cにそれぞれ対応
している。また、仮想空間部に表示される現況に対して
代替案設定を行う代替案変更機能部は操作部25に対応
している。
トウェア構成を機能的にブロック化して示した説明図で
ある。図中、DB1は空間要素の3次元形状データを格
納しているデータベース、DB2はデータの付属情報や
価格を格納しているデータベースである。これらのデー
タベースDB1,DB2は、データベース表示・検索部
により検索することができ、データベースDB1から検
索された空間要素のデータは仮想空間部に配置され、表
示される。また、データベースDB2から検索された付
属情報は、回転角度、色、テクスチャ変更候補表示機能
部に送られて、仮想空間部に表示される空間要素の回転
角度、色、テクスチャ変更に利用される。ここで、回転
角度の変更機能は操作部22、色変更機能は操作部2
4、テクスチャ変更機能は操作部16Cにそれぞれ対応
している。また、仮想空間部に表示される現況に対して
代替案設定を行う代替案変更機能部は操作部25に対応
している。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、仮想空間を体
験している検討者が、必要な空間要素をデータべースか
ら抽出することができ、抽出したデータを仮想空間の中
で配置することができるため、新たな設計案を検討する
ことができる。請求項2の発明によれば、検討者がスケ
ール感を把握しながら設計検討することができる。請求
項3の発明によれば、仮想空間内の指定された位置に配
置する編集手段により編集された新たな設計案をファイ
ルに保存する手段を設けたので、CADシステムとの連
携が容易となる。
験している検討者が、必要な空間要素をデータべースか
ら抽出することができ、抽出したデータを仮想空間の中
で配置することができるため、新たな設計案を検討する
ことができる。請求項2の発明によれば、検討者がスケ
ール感を把握しながら設計検討することができる。請求
項3の発明によれば、仮想空間内の指定された位置に配
置する編集手段により編集された新たな設計案をファイ
ルに保存する手段を設けたので、CADシステムとの連
携が容易となる。
【0037】請求項4の発明によれば、表示手段により
表示される仮想空間をウォークスルーする速度をインタ
ラクティブに変更する手段を設けたことにより、検討者
が歩行者から見た景観、自転車から見た景観、車から見
た景観などを詳細に設計検討できるものである。請求項
5の発明によれば、表示手段により表示される仮想空間
の光源をインタラクティブに変更する手段を設けたの
で、昼間の景観、夕方の景観などを個別に詳細に設計検
討できるものである。
表示される仮想空間をウォークスルーする速度をインタ
ラクティブに変更する手段を設けたことにより、検討者
が歩行者から見た景観、自転車から見た景観、車から見
た景観などを詳細に設計検討できるものである。請求項
5の発明によれば、表示手段により表示される仮想空間
の光源をインタラクティブに変更する手段を設けたの
で、昼間の景観、夕方の景観などを個別に詳細に設計検
討できるものである。
【0038】請求項6の発明によれば、空間要素の属性
データを格納した属性データべースの具体的属性内容を
表示する表示手段を設けたので、資料を探したり、商品
カタログとモニターを見比べたりするような煩わしさを
省力化でき、短時間に多数の設計案を詳しく検討できる
ものである。請求項7の発明によれば、仮想空間内に表
示された空間要素の価格とその配置状況に基づいて、設
計案の総額を計算し、表示するようにしたので、景観の
改善具合を所要コストと対比しながら検討することがで
きる。
データを格納した属性データべースの具体的属性内容を
表示する表示手段を設けたので、資料を探したり、商品
カタログとモニターを見比べたりするような煩わしさを
省力化でき、短時間に多数の設計案を詳しく検討できる
ものである。請求項7の発明によれば、仮想空間内に表
示された空間要素の価格とその配置状況に基づいて、設
計案の総額を計算し、表示するようにしたので、景観の
改善具合を所要コストと対比しながら検討することがで
きる。
【0039】また、請求項8の発明では、仮想空間に配
置される空間要素を、現在の視点位置を考慮に入れて適
当な位置に配置し、表示する表示手段を設けたことによ
り、空間要素が何処に配置されたのかユーザが確認する
ことが容易になった。さらに、請求項9〜12の発明で
は、仮想空間上に配置された空間要素の回転、色、テク
スチャ変更、及び代替案への変更を実現可能としたの
で、より一層簡易な設計編集操作及び設計編集の機能向
上が期待できる。
置される空間要素を、現在の視点位置を考慮に入れて適
当な位置に配置し、表示する表示手段を設けたことによ
り、空間要素が何処に配置されたのかユーザが確認する
ことが容易になった。さらに、請求項9〜12の発明で
は、仮想空間上に配置された空間要素の回転、色、テク
スチャ変更、及び代替案への変更を実現可能としたの
で、より一層簡易な設計編集操作及び設計編集の機能向
上が期待できる。
【図1】本発明のシステムをパーソナルコンピュータ上
に実現する場合の概略構成を示すブロック図である。
に実現する場合の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の表示部における画面表示の一例を示す図
である。
である。
【図3】請求項1の空間要素配置機能を説明するための
説明図である。
説明図である。
【図4】請求項2の視野角変更機能を説明するための説
明図である。
明図である。
【図5】本発明のシステムをネットワーク上のコンピュ
ータで利用する場合の構成を示す説明図である。
ータで利用する場合の構成を示す説明図である。
【図6】図1の表示部における画面表示の他の一例を示
す図である。
す図である。
【図7】請求項6の詳細情報表示画面の一例を示す図で
ある。
ある。
【図8】請求項3〜7の機能を説明するための説明図で
ある。
ある。
【図9】図1の表示部における画面表示の別の一例を示
す図である。
す図である。
【図10】図1の表示部における画面表示のさらに別の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図11】図1の表示部における画面表示のさらに別の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図12】図1の表示部における画面表示のさらに別の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図13】図1の表示部における画面表示のさらに別の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図14】請求項8〜12の機能を説明するための説明
図である。
図である。
1 仮想空間表示手段 2 平面図表示手段 3 表示部(モニター) 4 視点情報表示手段 5 編集手段 6 視点情報設定手段 7 操作手段(マウス) 8 切替手段 9 視野角変更手段 10 検索手段 DB1 三次元形状データベース DB2 属性データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B046 AA03 CA06 GA01 GA09 HA04 HA05 HA09 KA05 5B050 BA09 BA11 CA07 EA26 FA02 FA06 FA12 FA13 FA17
Claims (12)
- 【請求項1】 1つ以上の空間要素を配置して構成さ
れる設計対象を仮想空間に表示する表示手段と、 空間要素の三次元形状データを格納した三次元形状デー
タべースと、 空間要素の属性データを格納した属性データべースと、 仮想空間内の位置を指定する機能を少なくとも有する操
作手段と、 三次元形状データべースから空間要素を抽出する検索手
段と、 検索手段により抽出された空間要素を前記属性データを
制約条件として仮想空間内の指定された位置に配置する
編集手段とを備えることを特徴とする空間要素配置設計
支援システム。 - 【請求項2】 請求項1において、表示手段により表
示される仮想空間の視野角を変更する手段を設けたこと
を特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、編集手段に
より編集された設計案をファイルに保存する機能を備え
ることを特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
表示手段により表示される仮想空間をウォークスルーす
る速度をインタラクティブに変更する手段を設けたこと
を特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
表示手段により表示される仮想空間の光源をインタラク
ティブに変更する手段を設けたことを特徴とする空間要
素配置設計支援システム。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
空間要素の属性データを格納した属性データべースの具
体的属性内容を表示する表示手段を設けたことを特徴と
する空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
仮想空間に配置される空間要素の価格と配置状況に応じ
て設計案の総額を計算し、表示する表示手段を設けたこ
とを特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
仮想空間に配置される空間要素を、現在の視点位置を考
慮に入れて適当な位置に配置し、表示する表示手段を設
けたことを特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、
仮想空間に配置された空間要素に、回転操作を行う手段
を設けたことを特徴とする空間要素配置設計支援システ
ム。 - 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかにおい
て、仮想空間に配置される空間要素について、空間要素
の属性データを格納した属性データべースより変更可能
な色情報を抽出して、色変更操作を行う手段を設けたこ
とを特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項11】 請求項1乃至10のいずれかにおい
て、仮想空間に配置される空間要素について、空間要素
の属性データを格納した属性データべースより変更可能
な模様情報を抽出して、模様変更操作を行う手段を設け
たことを特徴とする空間要素配置設計支援システム。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかにおい
て、予めデータべースに登録された代替案を、インタラ
クティブに変更操作する手段を設けたことを特徴とする
空間要素配置設計支援システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35078899A JP2001101259A (ja) | 1998-12-10 | 1999-12-09 | 空間要素配置設計支援システム |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35176098 | 1998-12-10 | ||
JP10-351760 | 1999-07-27 | ||
JP11-212721 | 1999-07-27 | ||
JP21272199 | 1999-07-27 | ||
JP35078899A JP2001101259A (ja) | 1998-12-10 | 1999-12-09 | 空間要素配置設計支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001101259A true JP2001101259A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=27329403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35078899A Pending JP2001101259A (ja) | 1998-12-10 | 1999-12-09 | 空間要素配置設計支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001101259A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003271990A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-26 | Kunimitsu Fujiki | 仮想園芸、及び仮想造園向け観賞用画像描画システム |
JP2009500715A (ja) * | 2005-07-01 | 2009-01-08 | ムンチョン キム | 実写イメージを基盤にする造景設計システム及び方法 |
JP2020077198A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | 高砂熱学工業株式会社 | 仮想表示を用いる設計装置、設計システム及びプログラム |
-
1999
- 1999-12-09 JP JP35078899A patent/JP2001101259A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003271990A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-26 | Kunimitsu Fujiki | 仮想園芸、及び仮想造園向け観賞用画像描画システム |
JP2009500715A (ja) * | 2005-07-01 | 2009-01-08 | ムンチョン キム | 実写イメージを基盤にする造景設計システム及び方法 |
JP2020077198A (ja) * | 2018-11-07 | 2020-05-21 | 高砂熱学工業株式会社 | 仮想表示を用いる設計装置、設計システム及びプログラム |
JP7286301B2 (ja) | 2018-11-07 | 2023-06-05 | 高砂熱学工業株式会社 | 仮想表示を用いる設計装置、設計システム及びプログラム |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060411 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060905 |