JP6930402B2 - 化学蓄熱反応器 - Google Patents
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Description
ところで、従来の化学蓄熱反応器は、第一反応器の熱交換器を収容する容器、第二反応器の熱交換器を収容する容器、第一反応器で発生した水蒸気を第2反応器に供給するための配管、第一反応器に水を供給する水タンク、液送ポンプ、弁等を備えており、また、容器には水を通す複雑な流路が形成されており、部品点数が多く、装置構成が複雑となって大型化している。
また、第一反応器で発生した水蒸気は、配管を通して第2反応器に供給するため、第一反応器に水を供給してから配管部の圧損の影響で第2反応器の昇温速度が低下するなどの課題があった。
図1乃至図5にしたがって、本発明の第1実施形態に係る化学蓄熱反応器10を説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示している。
図1に示すように、本実施形態に係る化学蓄熱反応器10は、上部12と下部14とを含んで構成されている。
上部12は、金属材料で矩形枠状に形成された上部拘束部材16を備え、上部拘束部材16の内部には、発熱部18が設けられている。
この式に蓄熱量、発熱量Qを併せて示すと、
CaO + H2O → Ca(OH)2 + Q
Ca(OH)2 + Q → CaO + H2O
となる。
なお、一例として、発熱用蓄熱材32の1kg当たりの蓄熱容量は、1.86[MJ/kg]とされている。
図3に示すように、下部14は、金属材料で矩形枠状に形成された下部拘束部材38を備え、下部拘束部材38の内部には、蒸気発生部40が設けられている。
また、下部拘束部材38の枠部42の内面には、上端側に蒸気流路形成部材36の長手方向端部と対向した位置に、装置幅方向に沿って延びる凹部54が形成されている。この凹部54と蒸気流路形成部材36の第1凹部36A、及び第2凹部36Bとは、互いに連通している。
次に、本実施形態の化学蓄熱反応器10の作用を説明する。
図5、及び図6は、使用前(発熱前の初期状態)の化学蓄熱反応器10が示されており、タンク30には所定量の水Wが貯留されており、開閉弁6、及び開閉弁70は閉じられている。また、発熱用蓄熱材32、及び蒸気発生用蓄熱材46は、予め蓄熱(脱水処理済み)されており、内部空間は真空状態にされている。
化学蓄熱反応器10において、発熱用蓄熱材32、及び蒸気発生用流路部材50に熱を蓄熱させる際には、開閉弁70を開放し、この状態で、化学蓄熱反応器10をヒーター等の熱源を用いて加熱し、水分を外部へ排出する。これにより、内部の発熱用蓄熱材32、及び蒸気発生用流路部材50が脱水反応を生じ、この熱が発熱用蓄熱材32、及び蒸気発生用流路部材50に蓄熱される。その後、開閉弁70に真空ポンプ等を接続して内部空間を真空とし、開閉弁66を閉めた後、開閉弁70を介してタンク30に水Wを注入し、開閉弁70を閉める。
図8にしたがって、本発明の第2実施形態に係る化学蓄熱反応器10を説明する。なお、第1の実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図9にしたがって、本発明の第3実施形態に係る化学蓄熱反応器10を説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
次に、本実施形態の化学蓄熱反応器10の作用を説明する。
本実施形態の化学蓄熱反応器10を発熱させる場合には、開閉弁86を開とする。これによりタンク76の水Wが連通路78を介して蒸気発生用流路部材50に流入し、下部14の内部で水位が上昇すると、水Wは第2フィルタ48を通過して蒸気発生用蓄熱材46と接触し、蒸気発生用蓄熱材46が発熱する。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。
12 上部
14 下部
16 上部拘束部材
30 タンク
32 発熱用蓄熱材
34 第1フィルタ
36A 第1凹部(第1流路)
36B 第2凹部(第1流路)
36 蒸気流路形成部材(第1流路形成部材)
46 蒸気発生用蓄熱材
48 第2フィルタ
50 蒸気発生用流路部材(第2流路形成部材)
56 連通路
58 連通路
64 配管(供給路)
66 開閉弁
76 タンク
88 開閉弁
Claims (5)
- 付与された水分と水和反応することで発熱し、水分が脱離して蓄熱する発熱用蓄熱材と、前記発熱用蓄熱材に隣接して配置され、前記発熱用蓄熱材の通過を制限し、流体は通過する微小孔が形成された第1フィルタと、前記第1フィルタを介して前記発熱用蓄熱材とは反対側に配置され流体を通過可能とする第1流路が形成された第1流路形成部材と、前記発熱用蓄熱材を拘束する上部拘束部材と、を含んで構成される上部と、
前記上部の下側に設けられ、付与された水分と水和反応することで発熱し、水分が脱離して蓄熱する蒸気発生用蓄熱材と、前記蒸気発生用蓄熱材に隣接して配置され、前記蒸気発生用蓄熱材の通過を制限し、流体は通過する微小孔が形成された第2フィルタと、前記第2フィルタを介して前記蒸気発生用蓄熱材とは反対側に配置され流体を通過可能とする第2流路が形成された第2流路形成部材と、前記蒸気発生用蓄熱材を拘束する下部拘束部材と、を含んで構成される下部と、
前記上部拘束部材の内部に設けられ、前記蒸気発生用蓄熱材に付与する水を貯留するタンクと、
前記タンクから前記第2流路へ前記水を供給する供給路と、
を有し、
前記蒸気発生用蓄熱材から発生した水蒸気を前記第2フィルタ、第2流路形成部材の前記第2流路、前記第1流路形成部材の前記第1流路、及び前記第1フィルタを介して前記発熱用蓄熱材に付与する、化学蓄熱反応器。 - 付与された水分と水和反応することで発熱し、水分が脱離して蓄熱する発熱用蓄熱材と、前記発熱用蓄熱材に隣接して配置され、前記発熱用蓄熱材の通過を制限し、流体は通過する微小孔が形成された第1フィルタと、前記第1フィルタを介して前記発熱用蓄熱材とは反対側に配置され流体を通過可能とする第1流路が形成された第1流路形成部材と、前記発熱用蓄熱材を拘束する上部拘束部材と、を含んで構成される上部と、
前記上部の下側に設けられ、付与された水分と水和反応することで発熱し、水分が脱離して蓄熱する蒸気発生用蓄熱材と、前記蒸気発生用蓄熱材に隣接して配置され、前記蒸気発生用蓄熱材の通過を制限し、流体は通過する微小孔が形成された第2フィルタと、前記第2フィルタを介して前記蒸気発生用蓄熱材とは反対側に配置され流体を通過可能とする第2流路が形成された第2流路形成部材と、前記蒸気発生用蓄熱材を拘束する下部拘束部材と、を含んで構成される下部と、
前記下部拘束部材の内部に設けられ、前記蒸気発生用蓄熱材に付与する水を貯留するタンクと、
前記タンクから前記第2流路へ前記水を供給する供給路と、
を有し、
前記蒸気発生用蓄熱材から発生した水蒸気を前記第2フィルタ、第2流路形成部材の前記第2流路、前記第1流路形成部材の前記第1流路、及び前記第1フィルタを介して前記発熱用蓄熱材に付与する、化学蓄熱反応器。 - 前記供給路には、開閉弁が設けられている、請求項1または請求項2に記載の化学蓄熱反応器。
- 前記下部拘束部材の内部に、前記第1流路と前記第2流路とを連通する連通路が形成されている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の化学蓄熱反応器。
- 前記発熱用蓄熱材、前記第1フィルタ、前記第1流路形成部材、前記蒸気発生用蓄熱材、前記第2フィルタ、前記第2流路形成部材を収容する容器を備え、
前記上部拘束部材、前記下部拘束部材が、前記容器の一部を構成している、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の化学蓄熱反応器。
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