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JP6148885B2 - フィルタ、化学蓄熱反応器、及び化学蓄熱システム - Google Patents

フィルタ、化学蓄熱反応器、及び化学蓄熱システム Download PDF

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Description

本発明は、水蒸気を透過させるフィルタ、化学反応によって蓄熱する化学蓄熱反応器、及び化学蓄熱反応器を用いた化学蓄熱システムに関する。
特許文献1には、熱媒が流れる熱媒流路と、熱媒流路で挟まれた水蒸気流路となる反応容器と、反応容器内の中央に設けられた主管部及び支管部と、反応容器内で支管部の両外側に設けられた蓄熱材とを有する化学蓄熱反応器が記載されている。特許文献1の化学蓄熱反応器では、水和反応により蓄熱材が膨張するとき、主管部が蓄熱材の膨張を抑制すると共に支管部が水蒸気を通過させることで、水蒸気の流路を確保している。
特開2012−211713号
ここで、特許文献1の化学蓄熱反応器において、蓄熱材の水和膨張圧は数[MPa]程度と大きいので、蓄熱材の水和による膨張で支管部の周縁が撓む可能性がある。この場合、膨張により粉体化した蓄熱材の一部が、支管部の周縁と反応容器との隙間から水蒸気流路内に侵入する可能性が高い。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、水蒸気の流路内への粉体の侵入を抑制することができるフィルタ、化学蓄熱反応器、及び化学蓄熱システムを得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係るフィルタは、多孔質体である金属繊維焼結体からなり水蒸気の流路と粉体の集合体との間に配置される底部と、前記金属繊維焼結体からなり前記底部の周縁で前記集合体を囲む周壁部とが一体に形成され、前記流路内への前記粉体の侵入を規制すると共に前記流路と前記集合体との間での水蒸気の移動を許容する。
上記構成によれば、集合体が膨張するなどして集合体の一部が粉体化した場合、フィルタの底部の周縁では、周壁部が流路内への粉体の回り込みを抑制する。これにより、フィルタに周壁部を設けていない構成に比べて、水蒸気の流路内への粉体の侵入を抑制することができる。
本発明の請求項2に係るフィルタは、前記金属繊維焼結体を形成する金属繊維は、針状又は紡錘状に形成されている。
上記構成によれば、針状又は紡錘状の金属粒子を焼結して出来上がった金属繊維焼結体は、粒状の金属粒子を焼結した金属焼結体に比べて最少空隙寸法が小さい。これにより、水蒸気の流路内に侵入しようとする粉体をさらに低減することができる。
本発明の請求項3に係るフィルタは、請求項1又は請求項2に記載のフィルタを単位フィルタとして、複数の該単位フィルタの前記周壁部を接合して構成されている。
上記構成によれば、隣接する周壁部が接合されて仕切壁となるので、一方のフィルタ内で生じた集合体の粉体が他方のフィルタ内へ移動しようとしても、この粉体の移動が周壁部で規制される。これにより、容器内各部で蓄熱材の存在比率が異なること(偏り)を抑制することができる。
本発明の請求項4に係る化学蓄熱反応器は、水蒸気の流路を備えた容器と、前記容器内に設けられ、水蒸気による水和反応で発熱し加熱による脱水反応で蓄熱する前記粉体の集合体としての蓄熱材と、前記容器内で前記蓄熱材を収納し、前記底部が前記流路に面する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルタと、を有する。
上記構成によれば、水蒸気が流路を流れ、フィルタを通って蓄熱材に到達する。そして、蓄熱材と水蒸気との水和反応により蓄熱材が発熱し、この発熱による熱量によって加熱対象(例えば、媒体流路内の熱媒体)が加熱される。
ここで、蓄熱材が水和反応により膨張するが、この膨張によって蓄熱材の一部が崩壊して粉体化することがあっても、フィルタの底部及び周壁部において、水蒸気の流路への粉体の侵入が抑制される。これにより、水蒸気の流路が蓄熱材で詰まることが抑制されるので、蓄熱材に供給される水蒸気の量が低下するのを抑制することができる。
本発明の請求項5に係る化学蓄熱反応器は、前記蓄熱材が水和したとき、前記周壁部が前記容器と前記蓄熱材とで挟まれる。
上記構成によれば、蓄熱材が水和反応により膨張したとき、この膨張力によってフィルタの周壁部が容器に押し付けられる。これにより、周壁部と容器との隙間を減らすことができる。
本発明の請求項6に係る化学蓄熱システムは、請求項4又は請求項5に記載の化学蓄熱反応器と、前記容器に気密状態で連通され、水蒸気を前記容器に供給する蒸発部と、を有する。
上記構成によれば、蓄熱材に供給される水蒸気の量の低下が抑制されることで、化学蓄熱反応器における蓄熱材の反応性の低下が抑制されるので、化学蓄熱システムにおける加熱対象(熱媒体を含む)の加熱効率の低下を抑制することができる。
本発明は、上記構成としたので、水蒸気の流路内への粉体の侵入を抑制することができる。
本発明の実施形態に係る化学蓄熱システムの概略構成を示す全体図である。 本発明の実施形態に係る反応器の内部の構成図である。 (A)、(B)本発明の実施形態に係る1つのフィルタ内に1つの蓄熱材を収納した状態を示す斜視図である。 (A)本発明の実施形態に係る4つの単位フィルタの周壁部を溶接により接合した状態を示す斜視図である。(B)本発明の実施形態に係る4つの単位フィルタ内に蓄熱材を収納した状態を示す斜視図である。 (A)本発明の実施形態に係る単位フィルタを形成する針状の複数の金属繊維の模式図である。(B)本発明の実施形態に係る単位フィルタを形成する紡錘状の複数の金属繊維の模式図である。(C)本発明の実施形態に係る粒状の複数の金属粒子の模式図である。 (A)本発明の実施形態に係る化学蓄熱システムにおいて水和反応による熱媒の加熱状態を示す説明図である。(B)本発明の実施形態に係る化学蓄熱システムにおいて熱媒による加熱で脱水反応を行うときの凝縮状態を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る化学蓄熱システムにおける蓄熱材の反応平衡線及び水の気液平衡線を温度と平衡圧との関係で示す線図である。 (A)本発明の実施形態に係る化学蓄熱反応器において蓄熱材の粉体の移動がフィルタで規制される状態を示す模式図である。(B)比較例の化学蓄熱反応器において蓄熱材の粉体が水蒸気の流路に流出する状態を示す模式図である。 本発明の実施形態に係る化学蓄熱反応器において蓄熱材の粉体の移動がフィルタの周壁部で規制される状態を示す模式図である。 (A)本発明の実施形態に係る蓄熱材の高さをフィルタの高さよりも低くした変形例の斜視図である。(B)本発明の実施形態に係る蓄熱材の高さをフィルタの高さよりも高くした変形例の斜視図である。(C)、(D)本発明の実施形態に係るフィルタの他の変形例を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係るフィルタ、化学蓄熱反応器、及び化学蓄熱システムの一例について説明する。
(全体構成)
図1には、実施形態の一例としての化学蓄熱システム10の概略構成が示されている。化学蓄熱システム10は、水(HO)の蒸発、凝縮が行われる蒸発部の一例としての蒸発凝縮器12と、後述する蓄熱材30、32の水和反応又は脱水反応が行われる化学蓄熱反応器の一例としての反応器20と、を有している。さらに、化学蓄熱システム10は、蒸発凝縮器12及び反応器20に接続され、これらの内部を連通させる水蒸気流路14を有している。なお、本実施形態では一例として、化学蓄熱システム10を自動車(図示省略)に適用している。
蒸発凝縮器12は、貯留した水を蒸発させて反応器20に供給する(水蒸気を生成する)蒸発部、反応器20から導入された水蒸気を凝縮する凝縮部、及び水蒸気が凝縮された水を貯留する貯留部としての各機能を兼ね備えている。また、蒸発凝縮器12は、内部に水を貯留した貯留容器16を有している。貯留容器16内には、水蒸気の凝縮用の冷媒が流れる冷媒流路17及び水の蒸発用のヒータ18が設けられている。冷媒流路17は、貯留容器16内における少なくとも気相部16Aを含む部分で熱交換を行うように設けられている。ヒータ18は、貯留容器16内における少なくとも液相部(貯留部)16Bを含む部分で通電により加熱を行うように設けられている。
水蒸気流路14には、蒸発凝縮器12(貯留容器16)と反応器20(後述する反応容器22)との連通、非連通を切り替えるための開閉弁19が設けられている。貯留容器16、反応容器22、水蒸気流路14、及び開閉弁19は、互いの接続部位が気密に構成されており、これらの内部空間が予め真空脱気されている。
次に、反応器20について説明する。
図2に示すように、反応器20は、内部を熱媒体(以後、熱媒といい、図示は省略する)が流れる媒体流路の一例としての熱媒流路24、25に隣接し、水蒸気流路14から水蒸気が流れる流路23を備えた容器の一例としての反応容器22を有している。さらに、反応器20は、反応容器22内の流路23の熱媒流路24、25側に設けられた集合体としての蓄熱材30、32と、流路23と蓄熱材30、32との間に配置されたフィルタの一例としてのフィルタアレイ40、42とを有している。
なお、以後の説明では、反応器20において、流路23から水蒸気流路14への水蒸気の流出方向を+X方向、水蒸気流路14から流路23への水蒸気の流入方向を−X方向と記載する。また、反応器20の上方向を+Y方向、下方向を−Y方向と記載する。さらに、反応器20の手前側から奥側へ向かう方向を+Z方向、反応器20の奥側から手前側へ向かう方向を−Z方向と記載する。そして、各方向において+、−の区別をしない場合は、単にX、Y、Z方向と記載する。X、Y、Z方向は、それぞれ直交している。
流路23は、反応容器22内のY方向中央でX方向に沿って延びている。反応容器22内では、流路23から+Y方向に向けて、フィルタアレイ40、蓄熱材30の順で積層されており、反応容器22の+Y方向側に隣接して熱媒流路24が配置されている。また、反応容器22内では、流路23から−Y方向に向けて、フィルタアレイ42、蓄熱材32の順で積層されており、反応容器22の−Y方向側に隣接して熱媒流路25が配置されている。なお、本実施形態では一例として、X−Y面が鉛直面となるように反応器20が配置されているが、これに限らず、X−Y面が水平面となるように反応器20を配置してもよい。
熱媒流路24、25は、一例として、角筒状のステンレス鋼で構成されており、+X方向側に形成され熱媒が流入する扁平矩形状の流入口24A、25Aと、−X方向側に形成され熱媒が流出する扁平矩形状の流出口24B、25Bとを有している。なお、流入口24A、25Aから熱媒流路24、25内への熱媒の流入を矢印Aで示しており、熱媒流路24、25内から流出口24B、25Bへの熱媒の流出を矢印Bで示している。矢印A、Bの方向は、一例として、X方向に沿っている。
熱媒は、蓄熱材30、32から得た熱を加熱対象に輸送するためのものであり、本実施形態では、熱媒の一例として、自動車(図示省略)のエンジンオイルを用いている。なお、熱媒の他の例として、水等の流体を用いてもよい。また、熱媒としての流体ではなく触媒を用いて、この触媒を温めるようにしてもよい。
反応容器22は、一例として、直方体状の容器で構成されている。そして、反応容器22は、蓄熱材32の−Y方向側でX−Z面に沿った底壁22Aと、底壁22Aの+X方向側、−X方向側で+Y方向に直立する側壁22B、22Cと、側壁22B及び側壁22Cの上端を繋ぎ底壁22Aと対向する天井壁22Dとを有している。また、反応容器22は、−Z方向側で+Y方向に直立する前壁(図示省略)と、+Z方向側で+Y方向に直立する後壁(図示省略)とを有している。さらに、側壁22BのY方向中央部には、+X方向側に開口した開口部22Eが形成されている。開口部22Eは、流路23における水蒸気の入口及び出口となっており、開口部22Eには、水蒸気流路14の−X方向側の一端が接続されている。
蓄熱材30、32は、一例として、アルカリ土類金属の酸化物の1つである酸化カルシウム(CaO)の成形体が用いられている。この成形体は、例えば、酸化カルシウム粉体をバインダ(例えば粘土鉱物等)と混練し、焼成することで、略矩形ブロック状に形成されている。また、蓄熱材30は、一例として、反応容器22の天井壁22Dの下面に密着した状態で配置(挿入)されており、蓄熱材32は、一例として、反応容器22の底壁22Aの上面に密着した状態で配置(挿入)されている。
図3(A)、(B)に示すように、後述するフィルタアレイ40、42(図4(A)参照)の一部を構成する単位フィルタ40A、42Aは、後述する蓄熱材30A、32Aの大きさに合わせて形成されている。そして、単位フィルタ40Aは、蓄熱材30Aを収納した状態において、後述する周壁部45A(図5(A)参照)の内面に蓄熱材30Aの側面が接触すると共に、周壁部45Aの上面と蓄熱材30Aの上面との高さが揃う大きさとなっている。同様に、単位フィルタ42Aは、蓄熱材32Aを収納した状態において、周壁部45A(図5(A)参照)の内面に蓄熱材32Aの側面が接触すると共に、周壁部45Aの上面と蓄熱材32Aの上面との高さが揃う大きさとなっている。
図4(B)に示すように、蓄熱材30は、一例として、後述する4つの単位フィルタ40A、40B、40C、40Dに収納される4つの蓄熱材30A、30B、30C、30Dで構成されている。同様に、蓄熱材32は、一例として、後述する4つの単位フィルタ42A、42B、42C、42Dに収納される4つの蓄熱材32A、32B、32C、32Dで構成されている。なお、蓄熱材30A、30B、30C、30D及び蓄熱材32A、32B、32C、32Dは、一例として、同じ形状、同じ大きさとなっており、流路23(図2参照)を中心として+Y方向側、−Y方向側に対称配置されている。このため、以後の説明では、蓄熱材30について説明し、蓄熱材32の説明を省略する。
図2に示す反応器20において、蓄熱材30は、水和に伴って放熱(発熱)し、脱水に伴って蓄熱(吸熱)するものであり、反応器20内では、以下に示す反応で放熱、蓄熱を可逆的に繰り返し得る構成とされている。
CaO + HO ⇔ Ca(OH)
この式に蓄熱量Q、発熱量Qを併せて示すと、
CaO + HO → Ca(OH) + Q
Ca(OH) + Q → CaO + H
となる。なお、蓄熱材30の1kg当たりの蓄熱容量は、一例として、1.86[MJ/kg]とされている。
ここで、本実施形態において、蓄熱材30の粒径とは、蓄熱材30を構成するCaO粒子が粉体の場合はその平均粒径、粒状の場合は造粒前の粉体の平均粒径、成形体の場合は成形前の造粒粉の平均粒径とする。これは、粒や成形体が崩壊する場合、前工程の状態に戻ると推定されるためである。
(要部構成)
次に、フィルタアレイ40、42について説明する。
図4(A)に示すように、フィルタアレイ40、42は、金属繊維焼結体の一例として、ステンレス鋼繊維焼結体が用いられている。ステンレス鋼製繊維焼結体は、図5(A)に示すように、一例として、針状の複数の金属繊維S1が焼結された多孔質体となっている。なお、図5(B)に示すように、金属繊維焼結体として、紡錘状の複数の金属繊維S2を焼結した多孔質体を用いてもよい。また、金属繊維であれば、針状、紡錘状以外の他の形状のものが使用可能である。
ただし、図5(C)に示すように、複数の粒状の金属粒子S3からなる焼結体については、針状の金属繊維S1(図5(A)参照)及び紡錘状の金属繊維S2(図5(B)参照)に比べて結着力が小さいため、本実施形態では使用していない。なお、蓄熱材30、32の選択によっては、金属粒子S3からなる焼結体を用いることが可能な場合もある。
また、フィルタアレイ40、42は、蓄熱材30、32の平均粒径より小さいろ過精度を有している。これにより、フィルタアレイ40、42では、蓄熱材30、32の平均粒径より狭い流路における水蒸気Wの移動を許容する一方、平均粒径よりも大きい蓄熱材30、32を通過させない(流路23への侵入を規制する)ようになっている。なお、ろ過精度とは、ろ過効率が50[%]〜98[%]となる粒子径のことであり、ろ過効率とは、ある粒子径の粒子に対する除去効率である。
図4(A)に示すように、フィルタアレイ40は、一例として、上部が開放された4つの単位フィルタ40A、40B、40C、40Dで構成されている。同様に、フィルタアレイ42は、上部が開放された4つの単位フィルタ42A、42B、42C、42Dで構成されている。なお、単位フィルタ40A、40B、40C、40D及び単位フィルタ42A、42B、42C、42Dは、一例として、同じ形状、同じ大きさとなっており、流路23(図2参照)を中心として+Y方向側、−Y方向側に対称配置されている。このため、以後の説明では、フィルタアレイ40について説明し、フィルタアレイ42の説明を省略する。
単位フィルタ40A、40B、40C、40Dは、それぞれ板状のステンレス鋼繊維焼結体を直方体状の金型を用いてプレス機(図示省略)により絞り加工することで、上部が開放されたトレイ状に形成されている。板状のステンレス鋼繊維焼結体を絞り加工した後では、図10(C)に示すように、周壁部の高さが不揃いとなるため、二次加工により同じ高さとしている。
また、図4(A)に示すように、単位フィルタ40A、40B、40C、40Dは、X−Z面に沿って広がる四角形状の底部44A、44B、44C、44Dを有している。さらに、単位フィルタ40A、40B、40C、40Dは、底部44A、44B、44C、44Dの周縁(+X方向側、−X方向側、+Z方向側、及び−Z方向側)で+Y方向に直立した周壁部45A、45B、45C、45Dを有している。そして、底部44Aと周壁部45A、底部44Bと周壁部45B、底部44Cと周壁部45C、及び底部44Dと周壁部45Dは、それぞれ一体化されている。
底部44A、44B、44C、44Dは、Y方向の厚み及び空隙率が、該底部44A、44B、44C、44Dの面内方向(X−Z面に沿った面内方向)で揃えられている。空隙率とは、底部44A、44B、44C、44Dの体積に対する空隙の容積の比率である。そして、空隙率は、底部44A、44B、44C、44Dの厚みが面内方向でほぼ一定となるように単位フィルタ40A、40B、40C、40Dを製作することで、単位フィルタ40A、40B、40C、40D内でほぼ均等な比率に制御されている。
ここで、底部44A、44B、44C、44Dは、同一面に沿って隣接して配置されている。そして、周壁部45Aと周壁部45B、周壁部45Aと周壁部45C、周壁部45Bと周壁部45D、及び周壁部45Cと周壁部45Dが、それぞれ少なくとも1箇所の溶接により接合され、単位フィルタ40A、40B、40C、40Dがアレイ化されている(フィルタアレイ40とされている)。
図2に示すように、底部44A、44B、44C、44Dは、流路23と蓄熱材30との間にX−Z面に沿って(流路23に面して)配置されている。また、−X方向側の周壁部45Aの外面は、側壁22Cの内面と接触しており、+X方向側の周壁部45Bの外面は、側壁22Bの内面と接触している。
既述のように、単位フィルタ40A内には、蓄熱材30Aが、周壁部45AにX方向及びZ方向で囲まれると共に単位フィルタ40Aと接触して収納されている。同様に、単位フィルタ40B内には、蓄熱材30Bが、周壁部45BにX方向及びZ方向で囲まれると共に単位フィルタ40Bと接触して収納されている。
(比較例)
次に、比較例の反応器200について説明する。
図8(B)に示すように、比較例の反応器200は、本実施形態の反応器20(図2参照)において、フィルタアレイ40に換えてフィルタ210が設けられた構成となっており、フィルタ210を除く他の構成は本実施形態の反応器20と同様の構成となっている。また、図8(B)では、蓄熱材30B側のみ示しており、同様の構成の蓄熱材30A側の図示を省略している。
フィルタ210は、金属製、多孔質で、Y方向に見て蓄熱材30Bと同形状の板状体に形成されている。そして、フィルタ210は、流路23と蓄熱材30との間に配置されており、フィルタ210の周縁(端部)は、反応容器22の側壁22Bには接着されていない。なお、蓄熱材30における水和反応が生じる前の段階では、フィルタ210の周縁(端部)と側壁22Bの内面とが接触するように配置されている。
ここで、比較例の反応器200では、蓄熱材30Bが水和反応により膨張したとき、フィルタ210の周縁と側壁22Bとが接着されていないため、フィルタ210の周縁と側壁22Bとの間に隙間Cが生じる。そして、比較例の反応器200では、膨張に伴い蓄熱材30Bの一部が崩れて粉体Pとなったとき、この粉体Pが隙間Cを通って流路23内に流入することになる。流路23内に流入した粉体Pは、堆積して流路23を塞ぎ水蒸気Wの流量を減少させてしまう問題点がある。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
(化学蓄熱システムの作用)
図6(A)に示すように、本実施形態の化学蓄熱システム10において反応器20に蓄熱された熱を放熱する際には、開閉弁19を開放した状態で、蒸発凝縮器12のヒータ18により液相部16Bの水を蒸発させる。そして、生成された水蒸気Wが、水蒸気流路14内を矢印−X方向に移動して、反応器20内に供給される。
続いて、反応器20内では、供給された水蒸気Wが流路23内を流れる。そして、流路23内の水蒸気Wが単位フィルタ40A、40Bを通過して蓄熱材30A、30Bと接触することにより、蓄熱材30A、30Bは、水和反応を生じつつ放熱する。
続いて、蓄熱材30A、30Bにおいて水和反応により生じた熱は、反応容器22を介して熱媒流路24へ伝導し、熱媒流路24内を流れる熱媒(図示省略)によって加熱対象に輸送される。このようにして、反応器20に蓄熱された熱の放熱が行われる。
一方、図6(B)に示すように、化学蓄熱システム10において反応器20の蓄熱材30A、30Bに蓄熱する際には、開閉弁19を開放した状態で、熱媒流路24、25内に熱源(図示省略)によって加熱された熱媒(図示省略)を流通させる。この熱媒によって加熱されることで、蓄熱材30A、30Bが脱水反応を生じ、この脱水反応で生じた熱が蓄熱材30A、30Bに蓄熱される。
このとき、蓄熱材30A、30Bから脱水された水蒸気Wは、単位フィルタ40A、40Bを通り、流路23及び水蒸気流路14を流れ、蒸発凝縮器12内に導入される。そして、蒸発凝縮器12の気相部16Aにおいて、冷媒流路17を流通する冷媒によって水蒸気Wが冷却され、凝縮された水が貯留容器16の液相部16Bに貯留される。このようにして、反応器20における蓄熱が行われる。
蓄熱材30A、30Bの蓄熱、放熱について、図7に示す化学蓄熱システム10のサイクル(一例)を参照しつつ補足する。図7には、PT線図に示された圧力平衡点における化学蓄熱システム10(図1参照)のサイクルが示されている。この図において、上側の等圧線が脱水(吸熱)反応を示し、下側の等圧線が水和(発熱)反応を示している。
このサイクルでは、例えば、蓄熱材の温度が410℃で蓄熱された場合、水蒸気は50℃が平衡温度となる。そして、化学蓄熱システム10では、水蒸気は蒸発凝縮器12(図1参照)において冷媒流路17の冷媒との熱交換によって50℃以下に冷却され、凝縮されて水になる。
一方、ヒータ18(図1参照)により加熱を行うことで、該ヒータ18の温度に応じた蒸気圧の水蒸気が発生する。例えば、図7のサイクルにおいて、5℃で水蒸気を発生させる場合、蓄熱材は315℃で放熱することが解る。このように、内部が真空脱気されている化学蓄熱システム10では、5℃付近の低温熱源から熱を汲み上げて、315℃もの高温を得ることができる。
ここで、図1に示すように、本実施形態の化学蓄熱システム10では、後述するフィルタアレイ40、42の作用により、流路23が蓄熱材30、32の粉体Pの堆積で詰まることが抑制され、蓄熱材30、32に供給される水蒸気Wの量の低下が抑制される。これにより、反応器20における蓄熱材30、32の反応性の低下が抑制されるので、化学蓄熱システム10における加熱対象(熱媒体を含む)の加熱効率の低下を抑制することができる。
(フィルタの作用)
図8(A)に示すように、本実施形態の反応器20では、蓄熱材30Bの水和反応による膨張で蓄熱材30Bの一部が崩れて粉体Pとなっても、単位フィルタ40Bの周壁部45Bが、流路23内への粉体Pの回り込みを抑制する。これにより、反応器20では、既述の比較例に比べて、流路23内への粉体Pの侵入を抑制することができる。
さらに、反応器20では、膨張した蓄熱材30Bが、単位フィルタ40Bの周壁部45Bを側壁22Bの内面に押し付ける(図の矢印F)ので、周壁部45Bが、蓄熱材30Bと反応容器22の側壁22Bとで挟まれる。そして、周壁部45Bは、変形が側壁22Bによって抑制される。このため、反応器20では、周壁部45Bと側壁22Bとの隙間がほとんど無くなり、即ち、蓄熱材30Bと側壁22Bの内面との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。これにより、反応器20では、既述の比較例に比べて、流路23内への粉体Pの侵入をさらに抑制することができる。なお、単位フィルタ40Bの底部44Bでは、平均粒径よりも大きい粉体Pが流路23へ移動することが抑制(規制)されている。
また、反応器20では、フィルタアレイ40、42(図2参照)として、針状の金属繊維S1(図5(A)参照)又は紡錘状の金属繊維S2(図5(B)参照)を焼結して出来上がった金属繊維焼結体を用いている。このため、粒状の金属粒子S3(図5(C)参照)を焼結した金属焼結体に比べて、最少空隙寸法を小さくすることが可能となる。これにより、流路23内への粉体Pの侵入をさらに抑制することができる。なお、フィルタアレイ40、42として金属繊維焼結体を用いることで、粒状の焼結体を用いる場合に比べて、深絞りを行ったときに金属繊維間の広がり(空隙の広がり)を抑制することができる。
さらに、フィルタアレイ40、42は、既述のように、針状の金属繊維S1又は紡錘状の金属繊維S2を用いているので、粒状の金属粒子S3(図5(C)参照)を焼結した金属焼結体に比べて、各金属繊維S1同士又は各金属繊維S2同士の結着力が大きい。これにより、フィルタアレイ40、42は、金属繊維焼結体を深絞り加工する際、折り曲げ部位(R部位)で金属繊維焼結体に亀裂が生じるのを抑制することができる。
加えて、本実施形態の反応器20では、図4(B)に示すように、蓄熱材30を既述のように複数の蓄熱材30A、30B、30C、30Dで構成しているので、蓄熱材30で必要とされる蓄熱量に合わせて大型のフィルタを製作しなくて済む。そして、周壁部45A、45Bが溶接により接合されているので、これらを接合しない場合に比べて、フィルタアレイ40の強度を高めることができる。
なお、図2に示すように、フィルタアレイ40、42は、+Y方向側又は−Y方向側が開放されて蓄熱材30A、30Bが露出しているので、反応容器22と蓄熱材30A、30Bとが接触する。これにより、反応容器22と蓄熱材30A、30Bとの間に隙間が形成される構成に比べて、熱抵抗を抑制することができる。
また、本実施形態の反応器20では、図9に示すように、隣接する周壁部45A、45Bが接合されて仕切壁となる。このため、例えば、単位フィルタ40A内で生じた蓄熱材30Aの粉体Pが単位フィルタ40B内へ移動しようとしても、この粉体Pの移動が周壁部45A、45Bで規制される。これにより、反応容器22(図2参照)内の各部で蓄熱材30の存在比率が異なること、即ち、蓄熱材30の偏りを抑制することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
反応器20は、反応容器22における水蒸気の流れる方向(矢印X方向)と、熱媒流路24、25の熱媒が流れる方向とが、側面視で直交する配置となっていてもよい。また、ヒータ18に換えて、熱媒が流れる熱媒流路を液相部16Bに配置して水蒸気を発生させるようにしてもよい。さらに、蓄熱材30、32に隣接してヒータ又は熱媒流路を配置し、蓄熱材30、32を加熱して脱水反応を生じさせるようにしてもよい。
蓄熱材30、32の一例として酸化カルシウムを用いたが、水和、脱水による放熱、蓄熱を行う他の化学蓄熱材(例えば、アルカリ土類金属の酸化物)を用いてもよい。さらに、上記実施形態では、蓄熱材30、32として成形体を用いた例を示したが、これに限定されず、例えば、粒状に形成された蓄熱材を反応容器22内に充填することで反応器20を構成しても良い。
蓄熱材30の変形例として、図10(A)に示すように、蓄熱材30の上面の高さが、フィルタアレイ40の周壁部45Aの上面の高さよりも低くなっていてもよい。ただし、蓄熱材30が膨張したときに天井壁22Dと接触しないと熱抵抗が大きくなる(熱伝導の効率が悪くなる)ため、蓄熱材30が膨張したときに該蓄熱材30の上面の高さが周壁部45Aの上面の高さ以上となることが必要である。
また、図10(B)に示すように、蓄熱材30A、30B、30C、30Dの上面の高さが、周壁部45A、45B、45C、45Dの上面の高さよりも高くなっていてもよい。さらに、フィルタアレイ40、42では、周壁部45Aと周壁部45B、周壁部45Aと周壁部45C、周壁部45Bと周壁部45D、及び周壁部45Cと周壁部45Dの4組が全て接合されていなくてもよく、少なくとも1組が接合されていればよい。
図10(C)に示すように、単位フィルタ40A、40Bにおいて、深絞り後の周壁部の高さを揃える二次加工をせず、四隅に他の部位よりも上方へ突出した突出部49が形成されたままで用いてもよい。
図10(D)に示すように、+X方向側の周壁部が無い単位フィルタ60Aと、−X方向側の周壁部が無い単位フィルタ60Bとを接合した後に、この接合部位に仕切壁62を溶接して、フィルタアレイ60を形成してもよい。また、1つの単位フィルタにおいて、内部に仕切壁を溶接して、1つの単位フィルタ内を複数の空間に仕切ってもよい。さらに、フィルタの接合は溶接に限らず、接着剤を用いた接着であってもよい。
10 化学蓄熱システム
12 蒸発凝縮器(蒸発部の一例)
20 反応器(化学蓄熱反応器の一例)
22 反応容器(容器の一例)
23 流路
30 蓄熱材(粉体の集合体の一例)
32 蓄熱材(粉体の集合体の一例)
40 フィルタアレイ(フィルタの一例)
40A 単位フィルタ(フィルタの一例)
40B 単位フィルタ(フィルタの一例)
40C 単位フィルタ(フィルタの一例)
40D 単位フィルタ(フィルタの一例)
42 フィルタアレイ(フィルタの一例)
42A 単位フィルタ(フィルタの一例)
42A 単位フィルタ(フィルタの一例)
42B 単位フィルタ(フィルタの一例)
42C 単位フィルタ(フィルタの一例)
42D 単位フィルタ(フィルタの一例)
44A 底部
44B 底部
44C 底部
44D 底部
45A 周壁部
45B 周壁部
45C 周壁部
45D 周壁部
P 粉体
W 水蒸気

Claims (6)

  1. 多孔質体である金属繊維焼結体からなり水蒸気の流路と粉体の集合体との間に配置される底部と、前記金属繊維焼結体からなり前記底部の周縁で前記集合体を囲む周壁部とが一体に形成され、前記流路内への前記粉体の侵入を規制すると共に前記流路と前記集合体との間での水蒸気の移動を許容するフィルタ。
  2. 前記金属繊維焼結体を形成する金属繊維は、針状又は紡錘状に形成されている請求項1に記載のフィルタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフィルタを単位フィルタとして、複数の該単位フィルタの前記周壁部を接合して構成されたフィルタ。
  4. 水蒸気の流路を備えた容器と、
    前記容器内に設けられ、水蒸気による水和反応で発熱し加熱による脱水反応で蓄熱する前記粉体の集合体としての蓄熱材と、
    前記容器内で前記蓄熱材を収納し、前記底部が前記流路に面する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルタと、
    を有する化学蓄熱反応器。
  5. 前記蓄熱材が水和したとき、前記周壁部が前記容器と前記蓄熱材とで挟まれる請求項4に記載の化学蓄熱反応器。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の化学蓄熱反応器と、
    前記容器に気密状態で連通され、水蒸気を前記容器に供給する蒸発部と、
    を有する化学蓄熱システム。
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