JP6895839B2 - 詰め替え容器 - Google Patents
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Description
この構成によれば、詰め替え姿勢を安定させることができ、詰め替え作業時に内容物の飛散等を抑制できると考えられる。
しかしながら、詰め替え容器をブロー成形(例えば、2軸延伸ブロー成形)により形成する場合には、延伸倍率の関係により、口部の外径に対する胴部の外径の比率を大きくするには限界がある。そのため、詰め替え容器の口部の外径を本容器の注入口部の内径未満に形成すると、胴部の外径を確保できない。その結果、詰め替え容器内に収容できる内容物の容量が制限され、所望量の内容物を詰め替えることができなくなる等の課題がある。
この構成によれば、容器本体の口部の外径が注入口部の内径によって制限されないので、容器本体の容積(胴部の外径)を確保できると考えられる。
この構成によれば、ノズル付キャップのキャップ部材を容器本体の口部に装着する過程で、ノズル部材が容器本体の口部に嵌合される。この際、ノズル部材と容器本体との嵌合力を、ノズル部材とキャップ部材との嵌合力に比べて大きく設定しておくことで、キャップ部材を容器本体の口部から取り外す際に、ノズル部材と容器本体との嵌合状態が維持される。これにより、ノズル部材とキャップ部材とを容器本体に別々に組み付ける場合に比べて、容器本体への内容物の充填後における組立工数の削減を図ることができる。
本発明に係る詰め替え容器は、本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物を注出する注出口を有するノズル部材と、前記注出口を開閉するとともに、前記口部に着脱可能に装着されるキャップ部材と、を備え、前記ノズル部材は、前記口部に係合される係合筒と、前記係合筒の上端部から径方向に張り出すノズルフランジ部と、前記ノズルフランジ部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側である上方に延設された基筒部、及び前記基筒部から上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延在するとともに前記注出口を画成するリップ部を有し、前記本容器の注入口部内に挿入されるノズル筒と、を備え、前記キャップ部材は、前記注出口を上方から覆う天壁部と、前記天壁部から容器軸方向に沿う前記容器本体の内側である下方に延設され、前記ノズル筒に係合される内筒と、前記天壁部から下方に延設されるとともに、前記ノズル筒に対して径方向に間隔をあけた状態で前記ノズル筒を径方向の外側から取り囲む外筒と、前記外筒を径方向の外側から取り囲むとともに、前記口部に装着される装着筒と、を備え、前記外筒の下端開口縁は、前記天壁部と前記リップ部とが容器軸方向に離間した状態で前記ノズルフランジ部に容器軸方向で当接し、前記ノズルフランジ部は、前記外筒の下端開口縁が当接する当接部と、前記当接部から径方向の外側に突設されるとともに、容器軸方向に弾性変形可能とされた係止片と、を有し、前記装着筒には、前記係止片に前記係止片の下方から係止される係止部が形成されている。
この構成によれば、ノズル部材に対するキャップ部材の容器軸方向での接近移動が規制されるので、例えばノズル付キャップを容器本体に組み付ける際に、ノズル筒と天壁部との間に組付荷重が作用することがない。そのため、組付時におけるノズル筒の変形を抑制し、所望の注出態様を得ることができる。
しかも、本発明では、ノズル筒の上端部にリップ部が形成されているため、詰め替え容器内の内容物をスムーズに注出できるとともに、注出終了時における液切れ性を向上させることができる。
リップ部が上方に向かうに従い径方向の外側に延在しているため、内筒とノズル筒との係合面積を低減させることができる。そのため、内筒とノズル筒との係合力を、係合筒と口部との係合力に比べて小さくし易い。これにより、ノズル部材とキャップ部材とを組み付けるにあたって、内筒とノズル筒とを係合させ易くなるので、組付性を向上させることができる。
キャップ部材の着脱時において、係止部がノズルフランジ部を乗り越えることで、操作者に適度な感触(例えば、抵抗感や操作音)を与えることができる。そのため、操作者に対してキャップ部材の操作感覚を与えることができ、詰め替え容器の開閉状態が認識し易くなる。
本発明に係る詰め替え容器において、前記口部は、下筒部と、前記下筒部から上方に延設され、前記下筒部に対して内径が拡大された上筒部と、を備え、前記係合筒は、前記上筒部に組み付けられていてもよい。
図1に示す詰め替え容器1は、有底筒状の容器本体2と、容器本体2の口部3に組み付けられた筒状のノズル部材4と、容器本体2の口部3に着脱可能に装着された有頂筒状のキャップ部材5と、を備えている。
下筒部11の上端部には、径方向の外側に突出する突出部13が形成されている。突出部13は、周方向の全周に亘って形成されている。下筒部11と首部14との境界部分には、径方向の外側に向けて突出するネックリング15が形成されている。
上筒部12は、下筒部11に対して内径及び外径が大きくなっている。上筒部12の外周面には、雄ねじ部16が形成されている。なお、本実施形態において、上筒部12の外径は、例えば本容器100の注入口部101の外径よりも大きくなっている。但し、口部3の寸法は、適宜変更が可能である。
係合筒21は、下方に位置するものほど外径が縮径する多段筒状に形成されている。具体的に、係合筒21は、大径部26と、小径部27と、大径部26及び小径部27間を接続する接続部28と、を有している。
接続部28の外径は、大径部26の下端から小径部27の上端に向かうに従い漸次縮径している。本実施形態において、係合筒21の内周面は、下筒部11の内周面と面一になっている。但し、係合筒21の内周面は、下筒部11の内周面に対して径方向の内側に配置されていても、径方向の外側に配置されていてもよい。
当接部31は、容器軸O方向から見た平面視で環状に形成されている。当接部31の内周端は、口部3の下筒部11よりも径方向の内側に位置している。当接部31における係合筒21よりも径方向の外側に位置する部分は、口部3の上端開口縁上に配置されている。なお、当接部31の上面には、径方向に延在するとともに、当接部31の外周面で開口する空気逃げ溝(不図示)が形成されている。
基筒部41は、容器軸Oと同軸上において、容器軸O方向に沿って直線状に延在している。
キャップ本体51は、ノズル部材4を上方及び径方向の外側から覆った状態で口部3に着脱可能に装着されている。具体的に、キャップ本体51は、天壁部55と、装着筒56と、内筒57と、外筒58と、を有している。
装着筒56は、天壁部55の外周縁から下方に延設されている。装着筒56の下端部における内周面には、雌ねじ部60が形成されている。雌ねじ部60は、口部3の雄ねじ部16に螺着されている。なお、装着筒56は、螺着以外(例えば、アンダーカット嵌合等)の方法により口部3に装着されていてもよい。
本実施形態の詰め替え容器1の組立方法は、サブ組立工程と、メイン組立工程と、を有している。
以上により、ノズル部材4とキャップ部材5とが組み付けられた、ノズル付キャップ80(図3参照)が完成する。
以上により、上述した詰め替え容器1が完成する。
まず、詰め替え容器1からキャップ本体51を取り外す。具体的には、図4に示すように、キャップ部材5と容器本体2とを容器軸O回りの緩み方向に相対回転させる。すると、キャップ部材5が容器本体2に対して上方に移動しようとする。このとき、ピルファープルーフ部52は、爪部63によって容器本体2に対する上方移動が規制されている。そのため、キャップ本体51がピルファープルーフ部52に対して上方移動することで、弱化部62が破断される。これにより、キャップ本体51がピルファープルーフ部52から分離し、キャップ本体51が容器本体2から取り外される。
以上により、詰め替え作業が終了する。
この構成によれば、ノズル筒23内に内筒57を嵌合しておくことで、ノズル部材4及びキャップ部材5を容器本体2に組み付ける前に予め組み付けておくことができる。すなわち、容器本体2への内容物の充填に先行若しくは並行してノズル部材4とキャップ部材5とを組み付けておくことができる。また、ノズル付キャップ80が容器本体2に組み付けられた状態において、係合筒21と口部3との嵌合力をノズル筒23と内筒57との嵌合力よりも大きくすることで、ノズル部材4と容器本体2との嵌合状態を維持した上で、キャップ本体51を容器本体2から取り外すことができる。これにより、ノズル部材4とキャップ部材5とを容器本体2に別々に組み付ける場合に比べて、容器本体2への内容物の充填後における組付工数の削減を図ることができる。
この構成によれば、ノズル部材4に対するキャップ部材5の容器軸O方向での接近移動が規制されるので、例えばノズル付キャップ80を容器本体2に組み付ける際に、ノズル筒23と天壁部55との間に組付荷重が作用することがない。そのため、組付時におけるノズル筒23の変形を抑制し、所望の注出態様を得ることができる。
リップ部42が上方に向かうに従い径方向の外側に延在しているため、内筒57とノズル筒23との接触面積を低減させることができる。そのため、内筒57とノズル筒23との嵌合力を、係合筒21と口部3との嵌合力に比べて小さくし易い。これにより、ノズル部材4とキャップ部材5とを組み付けるにあたって、内筒57をノズル筒23内に挿入させ易くなるので、組付性を向上させることができる。
この構成によれば、例えばノズル付キャップ80において、キャップ部材5に対するノズル部材4の下方移動を規制することができる。これにより、ノズル付キャップ80を容器本体2に組み付ける前に、キャップ部材5からノズル部材4が脱落するのを抑制できる。
キャップ本体51の着脱時において、係止部61がノズルフランジ部22を乗り越えることで、操作者に適度な感触(例えば、抵抗感や操作音)を与えることができる。そのため、操作者に対してキャップ部材5の操作感覚を与えることができ、詰め替え容器1の開閉状態が認識し易くなる。
上述した実施形態では、ノズルフランジ部22の係止片32が装着筒56の係止部61に係止される構成について説明したが、この構成のみに限られない。ノズルフランジ部22が係止片32を有さない構成(係止部61が当接部31に係止される構成)であってもよい。
上述した実施形態では、口部3内に係合筒21が嵌合される構成について説明したが、係合筒21内に口部3が嵌合される構成であってもよい。同様に、ノズル筒23が内筒57内に嵌合される構成であってもよい。
2…容器本体
3…口部
4…ノズル部材
5…キャップ部材
21…係合筒
22…ノズルフランジ部
23…ノズル筒
31…当接部
32…係止片
41…基筒部
42…リップ部
42a…注出口
55…天壁部
56…装着筒
57…内筒
58…外筒
61…係止部
100…本容器
101…注入口部
Claims (2)
- 本容器に詰め替える内容物が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着されるとともに、内容物を注出する注出口を有するノズル部材と、
前記注出口を開閉するとともに、前記口部に着脱可能に装着されるキャップ部材と、を備え、
前記ノズル部材は、
前記口部に係合される係合筒と、
前記係合筒の上端部から径方向に張り出すノズルフランジ部と、
前記ノズルフランジ部から容器軸方向に沿う前記容器本体の外側である上方に延設された基筒部、及び前記基筒部から上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延在するとともに前記注出口を画成するリップ部を有し、前記本容器の注入口部内に挿入されるノズル筒と、を備え、
前記キャップ部材は、
前記注出口を上方から覆う天壁部と、
前記天壁部から容器軸方向に沿う前記容器本体の内側である下方に延設され、前記ノズル筒に係合される内筒と、
前記天壁部から下方に延設されるとともに、前記ノズル筒に対して径方向に間隔をあけた状態で前記ノズル筒を径方向の外側から取り囲む外筒と、
前記外筒を径方向の外側から取り囲むとともに、前記口部に装着される装着筒と、を備え、
前記外筒の下端開口縁は、前記天壁部と前記リップ部とが容器軸方向に離間した状態で前記ノズルフランジ部に容器軸方向で当接し、
前記ノズルフランジ部は、
前記外筒の下端開口縁が当接する当接部と、
前記当接部から径方向の外側に突設されるとともに、容器軸方向に弾性変形可能とされた係止片と、を有し、
前記装着筒には、前記係止片に前記係止片の下方から係止される係止部が形成されていることを特徴とする詰め替え容器。 - 前記口部は、
下筒部と、
前記下筒部から上方に延設され、前記下筒部に対して内径が拡大された上筒部と、を備え、
前記係合筒は、前記上筒部に組み付けられている請求項1に記載の詰め替え容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017144521A JP6895839B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 詰め替え容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017144521A JP6895839B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 詰め替え容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019026288A JP2019026288A (ja) | 2019-02-21 |
JP6895839B2 true JP6895839B2 (ja) | 2021-06-30 |
Family
ID=65475559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017144521A Active JP6895839B2 (ja) | 2017-07-26 | 2017-07-26 | 詰め替え容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6895839B2 (ja) |
-
2017
- 2017-07-26 JP JP2017144521A patent/JP6895839B2/ja active Active
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JP2019026288A (ja) | 2019-02-21 |
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