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JP6711363B2 - 往復動工具 - Google Patents

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JP6711363B2
JP6711363B2 JP2017555951A JP2017555951A JP6711363B2 JP 6711363 B2 JP6711363 B2 JP 6711363B2 JP 2017555951 A JP2017555951 A JP 2017555951A JP 2017555951 A JP2017555951 A JP 2017555951A JP 6711363 B2 JP6711363 B2 JP 6711363B2
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Description

本発明は、作業部材(ブレード等)とカウンタウェイトを逆向きに往復動させて動作する往復動工具の構造に関する。
セーバソー等においては、ブレード(のこ刃:作業部材)が往復動するようにモータ等によって駆動されて、切断作業が行われる。この場合に動力源としてモータが用いられる場合には、モータの出力は、回転軸の回転運動として取り出され、この際の回転の向きは定まっている。このため、この回転運動を、直線的な往復運動に変換するための機構が設けられる。また、セーバソーは作業者に携帯されて使用されるために、モータやこうした機構は、ハウジング内において、全体が小型となるように組み合わされ、配置される。
また、ハウジングには、作業者が把持するためのハンドルが装着される。作業者は、このハンドルを把持することによって、切断作業の際の反作用に対応することができる。更に、切断作業時におけるブレードの前後方向の運動に起因する振動を低減するために、ブレードの駆動時に、ブレードと同一の方向に沿って逆向きに移動するカウンタウェイト(バランスウェイト)が用いられる。
こうしたセーバソーの構造は、例えば特許文献1に記載されている。ここで、ブレードの往復運動の方向を前後方向とし、ブレードが突出する方向を前方とした場合に、モータはハウジングの後方に設けられ、モータによって駆動される回転軸は、前後方向に沿ってモータの前方に設けられる。また、ブレードは、前後方向に沿って往復運動をするプランジャに、刃付けされた側が下側となるように装着される。作業者は、ハンドルを把持して上側からブレードを被切断材に当接させることによって、被切断材を切断することができる。
このため、前後方向に延伸する回転軸の回転運動を、プランジャの前後方向の往復運動に変換する機構が、モータとプランジャとの間に設けられる。特許文献1に記載のセーバソーにおいては、回転軸の回転運動は、やはり前後方向に沿い下側に設けられたセカンドシャフトに適切な減速比で減速されて伝達される。セカンドシャフトには、上側に向かって延伸する2つの揺動軸部が装着され、セカンドシャフトが一方向に回転を続ける際に、揺動軸部の上端は前後方向に往復運動をし、この際、2つの揺動軸部の上端は、互いに逆向きに運動するように設定される。この一方は上側に設けられたプランジャを駆動し、他方は、やはり上側に設けられたカウンタウェイトを駆動する。カウンタウェイトは、前後方向からみてプランジャを囲むように設けられている。この際、プランジャ及びブレードは、前後方向に動くと共に、上下方向にも小さく動くため、切断作業が特に容易に行われる。
こうした構成によって、小型、かつ作業時における振動の発生が抑制されたセーバソーが得られた。
特開2002−79417号公報
特許文献1に記載のセーバソーにおいては、上側に設けられたプランジャとカウンタウェイトを駆動するために、セカンドシャフトがハウジングの下部に設けられた。また、プランジャとカウンタウェイトをそれぞれ駆動するための細長い揺動軸部をそれぞれ下側(セカンドシャフト側)から上側(プランジャ、カウンタウェイト側)に向かって設ける必要があった。このため、こうした構造においては、この部分でハウジングが上下方向で厚くなった。
また、特許文献1に記載のセーバソーにおいては、ブレードは、ハウジングの上側(モータの回転軸の上側)に設けられた。しかしながら、ブレードの切断方向側(下側)にハウジングがあり、作業状態によってはハウジングが被切断材等に接触してしまう恐れがあるため、切断作業を容易に行わせるためにはブレードがハウジングの下側(切断方向側)に位置する方が好ましい。この点に対して、例えば特許文献1に記載のセーバソー中のハウジング内の構造を上下逆転させることにより、ブレードを下側に設けることも可能である。しかしながら、こうした構成の場合には、下側に位置するブレードの上側後方に厚いハウジングが存在する。通常の作業時には、作業者はブレードの反刃部側(切断方向反対側)から被切断材を目視し、ブレードを押し付けて切断作業を行うので、こうした構成においては、厚いハウジングの上部が障害となり、作業者がブレードあるいはブレードによって切断される箇所を作業時に目視することが困難となった。
このため、ブレード(作業部材)が装着される付近の領域が薄く形成され、かつ低振動のセーバソーが望まれ、また十分な冷却性能を有したセーバソーが望まれた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の往復動工具は、第1の方向に沿い、動力源によって回転駆動される第1回転軸と、前記動力源によって駆動され、作業部材が装着されるプランジャを前後方向に往復運動させると共にカウンタウェイトを前後方向に前記プランジャと逆位相で往復運動させる駆動機構と、前記第1回転軸、前記駆動機構、及び前記カウンタウェイトを内部に収容するハウジングと、を具備する往復動工具であって、前記第1回転軸と交差する第2の方向に沿った第2回転軸と、前記第2回転軸に前記第1回転軸の回転運動を伝達させる伝達方向変換機構と、前記動力源によって回転駆動され、前記ハウジング内に設けられ前記ハウジングの内部に空気の流れを生じさせるファンと、を具備し、前記ハウジングには、前記カウンタウェイト及び前記駆動機構を収容する金属製のギヤハウジングが収容され、前記ハウジングには、前記空気を前記ハウジング内部に入れるための吸気口、及び前記空気を前記ハウジングの外部に排出するための排気口と、が設けられ、前記ファンが回転すると、前記吸気口から前記ハウジング内に入った前記空気は、前記ギヤハウジングを冷却したあと、前記動力源を冷却してから前記排気口から前記ハウジングの外部に排出され、前記第2回転軸の一端側に前記プランジャが、前記第2回転軸の他端側に前記伝達方向変換機構が、それぞれ設けられ、前記カウンタウェイトは前記伝達方向変換機構と前記プランジャとの間に設けられることを特徴とする。
本発明の往復動工具において前記第2回転軸は、自身の軸方向において互いに離間した箇所に配置された2つの軸受のそれぞれに軸支され、前記駆動機構と前記カウンタウェイトは、前記第2の方向において前記伝達方向変換機構と前記プランジャとの間、かつ2つの前記軸受の間に設けられるとともに、前記カウンタウェイトは前記第2の方向において2つの前記軸受の間の位置で前記駆動機構から動力を伝達されることを特徴とする。
本発明の往復動工具において、前記伝達方向変換機構は、前記第1回転軸に固定されたピニオンギヤと前記第2回転軸に固定され前記ピニオンギヤと噛合するベベルギヤを具備し、前記第2回転軸よりも前方において、前記作業部材が装着される作業部材装着部が前記プランジャに設けられ、前記第2回転軸よりも後方において前記ピニオンギヤと前記ベベルギヤが噛合することを特徴とする。
本発明の往復動工具は、前後方向に直線的に延伸する形状を具備し、前記カウンタウェイトが前後方向に移動する際に前記カウンタウェイトの一部と係合して前記カウンタウェイトを案内するカウンタウェイト案内部を、前記第2回転軸を挟んだ一方側と他方側の2箇所にそれぞれ具備し、前記吸気口を、前記ハウジングの前記一方側と前記他方側の2箇所に設けたことを特徴とする。
本発明の往復動工具において、前記カウンタウェイトは、前記第1の方向に直進的に延在する溝部を有し、前記カウンタウェイト案内部は前記溝部と係合することで前記カウンタウェイトを案内することを特徴とする
本発明の往復動工具は、前記カウンタウェイトの往復運動の移動方向延長線上に重心が存在することを特徴とする。
本発明の往復動工具において、前記第1の方向は前後方向と等しくされ、前記第2の方向は前記第1の方向と直交することを特徴とする
本発明の往復動工具は、前記ハウジングにおいて、前記吸気口は、前記第1の方向及び前記第2の方向に交差する第3の方向における両側にそれぞれ設けられることを特徴とする。
本発明の往復動工具は、前記プランジャを摺動可能に支持するガイドプレートを具備し、前記ガイドプレートは前記第2回転軸を挟んだ2箇所にそれぞれ設けられることを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、作業部材が装着される付近の領域が薄く形成され、かつ低振動の往復動工具を得ることができる。
本発明の実施の形態となるセーバソーの前後方向に沿った断面図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーにおける、前後方向に垂直な、スピンドルの中心軸に沿った断面図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーにおけるプランジャ及びカウンタウェイト周囲の前後方向に沿った断面構造を、プランジャが後退した場合(a)、プランジャが前進した場合(b)について示す図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーにおけるプランジャ周囲の水平面内の断面構造を、プランジャが後退した場合(a)、プランジャが前進した場合(b)について示す図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーにおけるカウンタウェイト周囲の水平面内の断面構造を、カウンタウェイトが前進した場合(a)、カウンタウェイトが後退した場合(b)について示す図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーが使用される際の状況を示す側面図である。 本発明の実施の形態となるセーバソーの側面図である 本発明の実施の形態となるセーバソーにおける伝達軸中心軸に沿った水平面内の断面図であり、ハウジング内の冷却風路を示す図である。
本発明の実施の形態となる往復動工具(セーバソー)の構成について説明する。このセーバソーにおいては、ハウジング内の後方において搭載されたモータが動力源として使用されており、モータの出力がプランジャの直線的往復運動に変換され、ブレード(作業部材)がこのプランジャに装着される。また、ブレード及びプランジャの往復運動に伴う振動を低減するために、プランジャと反対の向きに移動するカウンタウェイトも使用される。これらの点については特許文献1に記載のセーバソーと同様であるが、プランジャ及びカウンタウェイトを駆動するための駆動機構、あるいはこの駆動機構に関わる構造に特徴を有する。更に、ハウジング内を通る冷却風の風路形成についても特徴を有する。
図1は、このセーバソー1の前後方向に沿った断面図である。このセーバソー1においては、全体の外殻部となる樹脂製のハウジング10の前側下部において、下側に刃付け加工がされたブレード(先端工具)11が前方に突出するように装着される。ブレード11は、プランジャ12の前端側に設けられたブレードホルダ(作業部材装着部)12Aにネジで固定される。
ハウジング10内において、動力源となるモータ20は後方に設けられ、モータ20の前方には、モータ20によって回転駆動される伝達軸(第1回転軸)21が、前後方向(第1の方向)に沿って設けられている。伝達軸21の回転の向きは定まっており、その回転軸(伝達軸中心軸)はY1にて表す。
一方、ハウジング10の前方側には、金属製のギヤハウジング10B1が収容され、その内部に上下方向(第2の方向)に沿った回転軸であるスピンドル(第2回転軸)13が設けられている。スピンドル13は、伝達軸21によって回転駆動される。このため、スピンドル13と伝達軸21の間には、伝達軸21の回転運動を、これと交差するスピンドル13に伝達させるための伝達方向変換機構30が設けられている。伝達方向変換機構30は、伝達軸21の前端に固定されたピニオンギヤ30Aと、スピンドル13の上端側に固定されピニオンギヤ30Aと噛合するベベルギヤ30Bで構成される。この際、スピンドル13の回転速度は伝達軸21の回転速度よりも遅くされる(減速される)ように設定される。
また、ギヤハウジング10B1の内部には、上下方向において、ベベルギヤ30Bと下側に設けられたプランジャ12との間にカウンタウェイト14が設けられている。プランジャ12、カウンタウェイト14は、スピンドル13によって前後方向に互いに逆向きに往復運動するように駆動される。このため、スピンドル13には、このようにプランジャ12、カウンタウェイト14を駆動するための駆動機構40が設けられている。
このように、ハウジング10の前方側には、伝達方向変換機構30、スピンドル13、カウンタウェイト14、駆動機構40、プランジャ12が設けられ、それぞれがギヤハウジング10B1に収容される。また、前記の通り、ハウジング10の後方には、動力源となるモータ20が設けられ、大出力のモータ20が用いられる場合には、モータ20も大型となる。一方、モータ20と前方の伝達方向変換機構30との間には細長い伝達軸21が設けられ、少なくともこの伝達軸21の前後の領域と比べて大きな構造物は存在しない。このため、ハウジング10を、モータ20を収容する部分であるハウジング後部10A、スピンドル13、カウンタウェイト14、プランジャ12等を収容するハウジング前部10B、ハウジング後部10Aとハウジング前部10Bを連結する中間の部分であるハウジング中央部10Cに大別した場合には、前後方向においてハウジング中央部10Cを特に細く(前後方向に沿った最大径を小さく)した小径領域とすることができる。この最大径を、作業者が把持する程度に細くすることによって、ハウジング中央部10Cをハンドルとして用いることができる。
作業者がハウジング10Cをハンドルとして把持した際には、その前後の径が大きいので、ハンドル(ハウジング10C)から作業者の手が移動することが抑制される。また、ハウジング10Cには、内部に向かって進退可能なようトリガ(操作部)22が下側に設けられ、このトリガ22で操作されるスイッチ23が収容される。作業者はハウジング中央部10Cをハンドルとして用いた際には、トリガ22を押し込むことでスイッチ23をオンさせることができ、スイッチ23がオンになるとモータ20が駆動して伝達軸21が回転する。このように作業者はトリガ22を操作することでモータ20の駆動を制御することができる。また、トリガ22の左側面にはオンロックボタン23Aが設けられており、作業者はトリガ22を押し込んだ状態でオンロックボタン23Aを右方向へ押し込むと、トリガ22が押しこまれた状態で固定されるオンロック状態とすることができ、作業者はトリガ22を押し込む力を開放しても作業を続けることができる。
以下に、主に駆動機構40について説明する。図2は、図1におけるA−A方向の断面図であり、前後方向に垂直な、スピンドル13の中心軸(スピンドル中心軸X)に沿った断面が示されている。図2に示されるように、ギヤハウジング10B1は、ネジ50によってハウジング10Bに固定される。また、スピンドル13のベベルギヤ30Bよりも上側の部分は、ハウジング10(ハウジング前部10B)に対して、ベアリング15Aによって回転自在に支持されている。また、スピンドル13の下側には局所的に大径とされたスピンドル大径部13Aが設けられ、スピンドル大径部13Aがベアリング15Bによって回転自在に支持されている。上下方向において、カウンタウェイト14はベベルギヤ30Bとスピンドル大径部13Aの間に位置し、プランジャ12はスピンドル大径部13Aの下側に位置する。スピンドル大径部13A(スピンドル13)の下側におけるスピンドル中心軸Xから離間した(偏心した)箇所には、下側に向かって突出する偏心軸(プランジャ駆動部)41が固定されている。また、スピンドル13におけるベベルギヤ30Bとスピンドル大径部13Aとの間には、偏心軸41とはスピンドル中心軸Xに対して逆向きの位置にその中心が設けられるように、平面形状が円形であり偏心軸41よりも大径の偏心カム42(カウンタウェイト駆動部)42が固定されている。プランジャ12は偏心軸41によって前後方向に駆動され、カウンタウェイト14は偏心カム42によって前後方向に駆動される。
図3(a)(b)は、それぞれ上記の構造におけるスピンドル中心軸Xとプランジャ12の中心軸(プランジャ中心軸Y2)に沿った断面を示し、図3(a)においてはプランジャ12が後退(カウンタウェイト14が前進)した状態、図3(b)においてはプランジャ12が前進(カウンタウェイト14が後退)した状態がそれぞれ示されている。また、これに対応して、図4(a)、(b)は、図3(a)におけるB−B方向の断面、図3(b)におけるD−D方向の断面をそれぞれ示し、図5(a)(b)は、図3(a)におけるC−C方向の断面、図3(b)におけるE−E方向の断面を、それぞれ示している。図4においては、プランジャ12が後退(a)、前進(b)した場合のスピンドル13周りの構造が示され、図5においては、これに対応してカウンタウェイト14が前進(a)、後退(b)した場合のスピンドル13周りの構造が示されている。
図3に示されるように、プランジャ12の上側には、コネクタ121が固定される。図4に示されるように、コネクタ121の上側には、偏心軸41を前方から係止する偏心軸係止面121A、偏心軸41を後方から係止する偏心軸係止面121Bが、前後方向に垂直な面としてそれぞれ設けられている。また、図3に示されるように、ハウジング前部10Bにおいては、プランジャ12の前後方向の動きを案内するためのスリーブ16がプランジャ12の前方側、後方側にそれぞれ設けられ、プランジャ12はスリーブ16の内部を摺動する。更に、コネクタ121の下側においては、左右方向(第3の方向)に延伸するピン17がプランジャ12を左右方向に貫通するように装着され、ピン17によってプランジャ12とコネクタ121が固定される。なお、ピン17の中心軸(ピン中心軸)は図2のZにて表される。これにより、ピン17はプランジャ12と共にピンの長手方向と直交する方向(前後方向)に移動可能とされる。ギヤハウジング10B1の底部(底板部10B2)には、平面形状の上面を具備するガイドプレート18が左右に設けられ、ピン17は、ガイドプレート18の表面に沿って前後方向に移動可能となるように、ハウジング前部10Bに装着される。ピン17はプランジャ12と一体に往復動するが、作業中などにプランジャ12が長手方向を軸として回転しようとしたときに、ピン17が左右のガイドプレート18に当接するので、プランジャ12の回転を抑制することができる。すなわち、左右に配置されたガイドプレート18はプランジャ12を摺動支持する働きを持つ。
上記の構成においては、偏心軸41はスピンドル13に対して偏心した箇所に設けられている(スピンドル中心軸Xから離間している)ため、スピンドル13が一回転する際に、偏心軸41は、図4(a)(b)中の点線で示された円形の軌道で移動する。この動作において、プランジャ12が最も後退した図4(a)の状態では、偏心軸41は偏心軸係止面121Aを前方に向かって押し、プランジャ12が最も前進した図4(b)の状態では、偏心軸41は偏心軸係止面121Bを後方に向かって押す。この際、偏心軸41の左右方向における動きは、コネクタ121(プランジャ12)には影響を与えない。このため、プランジャ12は、前後方向に往復運動をする。すなわち、スピンドル13が1回転する際に、プランジャ12は、前後方向に一往復する。
一方、図2、5に示されるように、ハウジング前部10Bにおいては、前後方向に直線的に延伸する金属製かつ棒状のレール(カウンタウェイト案内部)19が、ハウジング前部10B内におけるスピンドル13の左右にそれぞれ設けられている。カウンタウェイト14の下面には、このレール19が係止される溝であり前後方向に延伸するレール係止溝14Aが、2つのレール19に対応して設けられている。このため、カウンタウェイト14の水平面内の動きは、このレール19によって規制され、前後方向においてのみ可能となる。また、カウンタウェイト14の上方向の移動は偏心カム42によって規制され、同じく下方向の移動はレール19によって規制されるので、カウンタウェイト14の上下左右の移動は、偏心カム42とレール19によって規制される。このようにレール19は、カウンタウェイト14を摺動可能に支持しつつ、下方向と左右方向の、合わせて三方向の移動を規制する働きを持つ。
また、図5に示されるように、カウンタウェイト14の上面には、左右方向に細長い形状の凹部である偏心カム収容部14Bが形成されており、その前後方向の幅は、円形の偏心カム42の外径よりも僅かに大きくされ、平面視において、偏心カム42はこの偏心カム収容部14B内に設けられる。前記の偏心軸41と同様に、偏心カム42もスピンドル13に対して偏心して設けられているため、スピンドル13が一回転する際に、偏心カム42の中心(偏心カム中心P)は、図5(a)(b)中の点線で示された円形の軌道で移動する。この際に、偏心カム42が偏心カム収容部14B中を偏心カム収容部14Bに係止されながら移動する際に、カウンタウェイト14は、前後方向に往復運動をする。すなわち、スピンドル13が1回転する際に、カウンタウェイト14は、前後方向に一往復する。ただし、平面視において偏心軸41と偏心カム中心Pは、スピンドル中心軸Xに対して対称の位置関係とされているため、図3に示されるように、常にカウンタウェイト14はプランジャ12と逆向きに移動する。このため、重量物であるプランジャ12の往復動に起因する振動を、重量物のカウンタウェイト14による逆位相の動きによって、作業時に発生する振動を低減することができる。
上記の構成において、プランジャ12を駆動するためにスピンドル13側に固定される偏心軸41の上下方向における長さは、コネクタ121に係止されてプランジャ12を駆動できる限りにおいて、短くすることができる。また、偏心カム42の厚さは、カウンタウェイト14よりも薄く、かつ、図2に示されるように、前方から見て偏心カム42とカウンタウェイト14とは重複するように設けられる。また、スピンドル13に設けられるベベルギヤ30B、スピンドル大径部13Aは上下方向に薄い板状である。
また、図3に示されるように、プランジャ12の動きを前後方向に制限するために用いられるスリーブ16等とプランジャ12とを組み合わせた構造も、プランジャ12の外形よりも僅かに厚くなる程度の厚さである。また、カウンタウェイト14の動きを前後方向に制限するためのレール19をスピンドル12の左右両側に配置した上記の構成では、レール19等とカウンタウェイト14とを組み合わせた構造も、カウンタウェイト19よりも厚くなっていない。
このため、図2、3においてハウジング前部10B内に収容される構造全体の高さを低くすることができる。すなわち、ハウジング前部10Bを上下方向で薄く形成することができる。また、ハウジング前部10Bの左右方向における幅も、ベベルギヤ30Bの径で制限される程度に小さくすることができる。
図6は、このセーバソー1を用いて被切断材Sを切断する作業を作業者Hが行う際の形態を模式的に示す側面図である。通常の作業の場合、作業者Hは、ハウジング中央部10Cをハンドルとして把持し、ブレード11を後方から目視しながら作業する。この際、ブレード11はハウジング前部10Bの下方に装着されるため、ブレード11より下方(切断方向)に位置するハウジング部分が少ないため、障害物の少ない良好な切断作業を行うことができる。ただし、作業者Hがこの作業を行うためには、ブレード11と被切断材Sとが当接する箇所を目視することが必要である。上記のセーバソー1においては、伝達軸21よりも下に駆動機構40を位置させたので、ブレード11の後端付近に位置するハウジング前部10Bの上部を低く形成することができるために、ハウジング前部10Bが図6中の作業者Hの視線iの障害となることが抑制され、ブレード11と被切断材Sとが当接する箇所の目視が容易となる。特に、図1に示されるように、ベベルギヤ30Bの後方側上部にはピニオンギヤ30Aが存在するのに対し、ベベルギヤ30Bの前方側上部には何も存在しないため、ハウジング前部10Bの上面は、前方側に向かって下降した形状となる。このため、視線iがハウジング上部10Bで遮られることが特に抑制される。
次に、セーバソー1におけるハウジング10内の冷却構造について説明する。ここで、特許文献1等に記載のセーバソーにおいては、プランジャに加えてカウンタウェイトを往復動させるため、プランジャやカウンタウェイトを駆動させる駆動機構やハウジングにおけるその周囲の部分が摩擦等によって発熱しやすくなり、駆動機構やハウジングの早期劣化を招くおそれがあった。これに対して、このセーバソーにおいては、モータ20に加え、これらが効率的に冷却されるため、セーバソーの信頼性、耐久性が高まる。
図1において、モータ20を冷却するために、モータ20の後方には、モータ20の駆動によって回転してハウジング10内に冷却風を生成する遠心ファン(ファン)26が設けられる。図7は、セーバソー1の左側面図である。ハウジング10には、ハウジング前部10Bに設けられる前吸気口(吸気口)201と、ハウジング後部10Aに設けられる後吸気口(吸気口)203と、同じくハウジング後部10Aに設けられる排気口204が設けられる。後吸気口203の前には、後述するカーボンブラシ24が収容されたブラシホルダ25が設けられる。
図8は、図1における伝達軸中心軸Y1に沿った水平面内の断面図である。モータ20の前にはブラシホルダ25に収容されたカーボンブラシ24が設けられる。カーボンブラシ24は、モータ20の整流子に当接し、モータ20に電力を供給する働きをする。図8に示されるように、図7においてハウジング10の左側面に現れていた前吸気口201と、後吸気口203と、排気口204の夫々は、左右対称の位置となるようハウジング10の右側面にも設けられる。モータ20が駆動して遠心ファン26が回転すると、前吸気口201と後吸気口203から冷却風(外気)がハウジング10内に流入し、流入した冷却風はハウジング後部10Aの排気口204からハウジング10の外へ排気される。
詳細には、ハウジング10の左右側面に設けられた吸気口201から吸気された冷却風は、最初にギヤハウジング10B1の左右側面を冷却する。ギヤハウジング10B1の両側面に当たった冷却風は後方へと移動し、ハウジング前部10Bとハウジング中央部10Cとの間に設けられた連通路202を通った後、ハウジング中央部10C内を後方へと進む。
その後ハウジング中央部10Cからハウジング後部10Aへ流入した冷却風は、カーボンブラシ24とブラシホルダ25を冷却した後、モータ20を冷却して排気口204から排気される。この前吸気口201から流入する冷却風の風路が風路Mである。この様に、往復動部材による摩擦熱から前吸気口201から吸気された冷却風は最優先にギヤハウジング10B1を冷却したあとにカーボンブラシ24とモータ20を冷却するようにしたので、効果的にギヤハウジング10B1を冷却することができる。
また、ギヤハウジング10B1内のプランジャ12は左右でガイドプレート18に摺動支持されるので、ガイドプレート18を保持するギヤハウジング10B1の左右側面に摩擦熱が伝達されやすいが、前吸気口201から吸気された冷却風はギヤハウジング10B1の左右側面を冷却するので、ギヤハウジング10B1の発熱しやすい箇所を優先的に冷却できる。また、プランジャ12に加え、カウンタウェイト14による摩擦熱もギヤハウジング10B1内の左右に配置されたレール19からギヤハウジング10B1の左右に伝達されるのに対し、上記の構成においては、ギヤハウジング10B1の左右側面を特に効果的に冷却することができる。
一方、ハウジング後部10Aには後吸気口203が設けられ、後吸気口203から吸気された冷却風はモータ20を冷却した後、排気口204からハウジング10の外へ排気される。この冷却風路が風路Nである。風路Nを通る冷却風は、風路Mを通る冷却風を補う働きを持つ。つまり、風路Mの冷却風はモータ20に到達する頃にはギヤハウジング10B1とカーボンブラシ24によって熱せられた状態となる。ここで後吸気口203によってモータ20の側方から新しい冷却風(外気)を加えることで、モータ20への冷却性能を確保している。
以上、上記のセーバソー1においては、前後方向において局所的に細くされたハウジング中央部10Cをハンドルとして使用することができるため、後端部にハンドルを設けた場合と比べて、ブレード11の近くを把持することができる。このため、被切断材へ力をかけやすく、作業性がよい。また、重量物である駆動機構40等とモータ20の間を把持するようにしたので、持った時の重量バランスがよい。
一方、振動源となる駆動機構40等の近くを把持することになるので、作業時に発生する振動が比較的伝達されやすくなってしまう。このため、このようなハンドルが用いられる場合には、特にカウンタウェイト14を用いて前後方向の振動を低減することが有効である。この場合において、上記のように、カウンタウェイト14を駆動する機構を内蔵するハウジング前部10Bを低く構成することのできる上記の構成は、特に有効である。
また、カウンタウェイト14の動作によって前後方向の振動は抑制される一方、セーバソー1を鉛直面内で回転させるようにモーメント(トルク)が発生する。このモーメントの中心となるのは、図1において示された、このセーバソー1の重心Gである。また、重量の大きなカウンタウェイト14の運動は、このモーメントを発生させる源となりうる。こうしたモーメントの発生に対しても、上記のようなハンドル(ハウジング中央部10C)が用いられる場合には、やはり、作業者は対応がし難くなる。
これに対して、図1に示されるように、重心Gをカウンタウェイト14の移動方向の直線(延長線)上に設けることによって、このモーメントの発生を抑制することができる。すなわち、重心Gがこの線上にあるように、セーバソー1の重量配分を設定すれば、作業時にセーバソー1において発生するモーメントを低減することができ、切断作業をより容易に行うことができる。この時、重心Gの位置は破線で挟む領域にすれば、特に大きな効果を奏する。また、カウンタウェイト14の移動方向(往復動方向)の直線上には作業者がハンドルとして把持可能なハウジング中央部10Cが設けられ、把持する箇所に重心が設けられるので、重量バランスを良好な状態で作業可能とした。
同様に、こうしたモーメントは、ハウジング前部10Bの内部の構造物(カウンタウェイト14、プランジャ12等)においても、発生する。この場合には、カウンタウェイト14とプランジャ12とが上下方向で離間して互いに逆向きに移動するため、このモーメントの中心は、上下方向におけるカウンタウェイト14とプランジャ12の間に位置することは明らかである。上記の構成においては、前記の通り、カウンタウェイト14とプランジャ12の間の構造物を薄く形成することができ、これらの間の間隔を狭くすることができるため、このモーメントを小さくすることができる。ただし、このモーメントを更に小さくするためには、プランジャ12側の重心をよりカウンタウェイト14側にする、すなわち上側にすることが好ましい。このためには、図3に示されるように、ブレード11がプランジャ12に装着される部分であるブレードホルダ12Aを、プランジャ中心軸Y2よりもカウンタウェイト14側(上側)に設けることが特に好ましい。
また、吸気口をハウジング前部10Bの左右に設け、その冷却風路をギヤハウジング10B1の左右に形成したので、上下に吸気口及び冷却風路を形成する場合と比較して、上下の寸法増加を抑制することができ、ハウジング前部10Bを低く構成することができる。また、吸気口をブレード11の方向(前方)に開口しないようにしたので、作業中に前方で発生する粉塵等が内部に侵入することを抑制することができる。
上記の構成においては、プランジャ12を駆動するために偏心軸41、カウンタウェイト14を駆動するために偏心カム42が、それぞれスピンドル13に設けられた。しかしながら、他の構成によって、プランジャ、カウンタウェイトをスピンドル(第2回転軸)によって駆動することもでき、こうした場合においても、これらを収容するハウジング前部を薄く構成することができる。この際、第1回転軸と第2回転軸が直交する必要はなく、例えばこれらの間の角度を90°以上、すなわち、第1回転軸の方向を前後方向とした際に、第2回転軸が前側下方に傾斜するような形態とすることもできる。
また、上記の構成において、プランジャ12やカウンタウェイト14の動きを前後方向に制限するために、スリーブ16等、レール19等がそれぞれ用いられた。しかしながら、同様の動作を行わせるために、他の構造を用いることもできる。例えば、上記の例では、レール19(凸部)とレール係止溝14A(凹部)が組み合わされて用いられたが、凹凸の関係を逆転させてカウンタウェイト側と係合することによってカウンタウェイトを案内するカウンタウェイト案内部を用いてもよい。
また、上記の構成において、モータ20はカーボンブラシを用いた整流子モータであったが、ブラシレスモータであってもよい。その場合、ブラシレスモータを制御する制御素子(インバータ等)を後吸気口203近傍に配置してモータ20より先に冷却するようにするとよい。また、バッテリ―によって駆動するコードレスのセーバソーとしてもよい。
上記の構成は、往復動工具の一例であるセーバソーとされたが、同様に作業部材が前方で往復動するように駆動され、カウンタウェイトが用いられる往復動工具であれば、同様の効果を奏することは明らかである。この際、動力源はモータに限定されず、第1回転軸を駆動する動力源であれば、同様に用いることができ、例えば、エンジンを用いた場合でも同様である。
1…セーバソー(往復動工具)、10…ハウジング、10A…ハウジング後部(ハウジング)、10B…ハウジング前部(ハウジング)、10B1…ギヤハウジング、10B2…底板部、10C…ハウジング中央部(ハウジング)、11…ブレード(先端工具)、12…プランジャ、12A…ブレードホルダ、13…スピンドル(第2回転軸)、13A…スピンドル大径部、14…カウンタウェイト、14A…レール係止溝、14B…偏心カム収容部、15A,15B…ベアリング、16…スリーブ、17…ピン、18…ガイドプレート、19…レール(カウンタウェイト案内部)、20…モータ、21…伝達軸(第1回転軸)、22…トリガ(操作部)、23…スイッチ、24…カーボンブラシ、25…ブラシホルダ、26…遠心ファン(ファン)、30…伝達方向変換機構、30A…ピニオンギヤ、30B…ベベルギヤ、40…駆動機構、41…偏心軸(プランジャ駆動部:駆動機構)、42…偏心カム(カウンタウェイト駆動部:駆動機構)、50…ネジ、121…コネクタ、121A,121B…偏心軸係止面、201…前吸気口(吸気口)、202…連通路、203…後吸気口(吸気口)、204…排気口、G…重心、H…作業者、i…視線、M,N…冷却風路、S…被切断材、X…スピンドル中心軸、Y1…伝達軸中心軸、Y2…プランジャ中心軸、Z…ピン中心軸、P…偏心カム中心

Claims (9)

  1. 第1の方向に沿い、動力源によって回転駆動される第1回転軸と、
    前記動力源によって駆動され、作業部材が装着されるプランジャを前後方向に往復運動させると共にカウンタウェイトを前後方向に前記プランジャと逆位相で往復運動させる駆動機構と、
    前記第1回転軸、前記駆動機構、及び前記カウンタウェイトを内部に収容するハウジングと、
    を具備する往復動工具であって、
    前記第1回転軸と交差する第2の方向に沿った第2回転軸と、前記第2回転軸に前記第1回転軸の回転運動を伝達させる伝達方向変換機構と、
    前記動力源によって回転駆動され、前記ハウジング内に設けられ前記ハウジングの内部に空気の流れを生じさせるファンと、
    を具備し、
    前記ハウジングには、前記カウンタウェイト及び前記駆動機構を収容する金属製のギヤハウジングが収容され、
    前記ハウジングには、前記空気を前記ハウジング内部に入れるための吸気口、及び前記空気を前記ハウジングの外部に排出するための排気口と、が設けられ、
    前記ファンが回転すると、前記吸気口から前記ハウジング内に入った前記空気は、前記ギヤハウジングを冷却したあと、前記動力源を冷却してから前記排気口から前記ハウジングの外部に排出され、
    前記第2回転軸の一端側に前記プランジャが、前記第2回転軸の他端側に前記伝達方向変換機構が、それぞれ設けられ、前記カウンタウェイトは前記伝達方向変換機構と前記プランジャとの間に設けられることを特徴とする往復動工具。
  2. 前記第2回転軸は、自身の軸方向において互いに離間した箇所に配置された2つの軸受のそれぞれに軸支され、
    前記駆動機構と前記カウンタウェイトは、前記第2の方向において前記伝達方向変換機構と前記プランジャとの間、かつ2つの前記軸受の間に設けられるとともに、前記カウンタウェイトは前記第2の方向において2つの前記軸受の間の位置で前記駆動機構から動力を伝達されることを特徴とする請求項1に記載の往復動工具。
  3. 前記伝達方向変換機構は、前記第1回転軸に固定されたピニオンギヤと前記第2回転軸に固定され前記ピニオンギヤと噛合するベベルギヤを具備し、前記第2回転軸よりも前方において、前記作業部材が装着される作業部材装着部が前記プランジャに設けられ、前記第2回転軸よりも後方において前記ピニオンギヤと前記ベベルギヤが噛合することを特徴とする請求項1又は2に記載の往復動工具。
  4. 前後方向に直線的に延伸する形状を具備し、前記カウンタウェイトが前後方向に移動する際に前記カウンタウェイトの一部と係合して前記カウンタウェイトを案内するカウンタウェイト案内部を、前記第2回転軸を挟んだ一方側と他方側の2箇所にそれぞれ具備し、
    前記吸気口を、前記ハウジングの前記一方側と前記他方側の2箇所に設けたことを特徴とする請求項1に記載の往復動工具。
  5. 前記カウンタウェイトは、前記第1の方向に直進的に延在する溝部を有し、前記カウンタウェイト案内部は前記溝部と係合することで前記カウンタウェイトを案内することを特徴とする請求項に記載の往復動工具。
  6. 前記カウンタウェイトの往復運動の移動方向延長線上に重心が存在することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の往復動工具。
  7. 前記第1の方向は前後方向と等しくされ、前記第2の方向は前記第1の方向と直交することを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載の往復動工具。
  8. 前記ハウジングにおいて、前記吸気口は、前記第1の方向及び前記第2の方向に交差する第3の方向における両側にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の往復動工具。
  9. 前記プランジャを摺動可能に支持するガイドプレートを具備し、前記ガイドプレートは前記第2回転軸を挟んだ2箇所にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項から請求項までのいずれか1項に記載の往復動工具。
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