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JP6701669B2 - 画像投射システム、プロジェクター、及び、画像投射システムの制御方法 - Google Patents

画像投射システム、プロジェクター、及び、画像投射システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像投射システム、プロジェクター、及び、画像投射システムの制御方法に関する。
従来、複数台のプロジェクターにより投射される画像をつなげて1つの大きな画像を表示する技術が知られている。複数のプロジェクターにより画像を投射する場合、プロジェクターの個体差等により、各プロジェクターが投射する画像の色にずれが生じることが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の画像投影表示装置では、プロジェクター間の色差を補正するため、複数のプロジェクターについて、赤(R)、緑(G)、青(B)の順に最高階調レベルの画像をスクリーンに順次投影し、それぞれの撮影画像を測色系で順次撮影する。そして、すべてのプロジェクターの投影面中心位置のXYZ値が同じになるように補正マトリックスをプロジェクターごとに求め、得られた補正マトリックスを用いて入力信号に対して補正をかけている。
特開2002−72359号公報
しかしながら、プロジェクターに搭載された撮影装置により、画像が投射される投射面を撮影し、複数のプロジェクターから投射される画像の色ずれを補正する場合、1台のプロジェクターの撮影装置では、投射面のすべてを撮影することができない場合がある。すなわち、プロジェクターは、画像投射に好ましい位置に設置されるため、撮影装置と投射面との間に十分な距離を確保することができず、投射面のすべてを撮影することができない場合がある。
また、複数のプロジェクターに搭載された複数の撮影装置を用いて画像の色ずれを補正する場合、各プロジェクターに搭載された撮影装置には、感度に個体差があるため、撮影装置により撮影される撮影値に誤差が生じるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の画像投射システムは、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、前記第1プロジェクターは、第1画像を投射する第1投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部を備え、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定め、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色が設定され、第2画像を第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを求めることができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
また、本発明は、前記第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記第2プロジェクターにおいて前記投射画像を補正する前記第1補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1撮影画像上の第1位置の撮影値を目標の色として、第2撮影画像上の第2位置の撮影値が目標の色となるように補正することができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、目標の色への補正を高精度に行うことができる。
また、本発明は、上記画像投射システムにおいて、前記第1プロジェクターは、前記第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記投射画像を補正する前記第1補正データを算出する第1算出部と、前記第1算出部が算出した前記第1補正データを、前記第2プロジェクターに送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1プロジェクターにおいて第1補正データを算出し、算出した第1補正データを第2プロジェクターに送信することができる。
また、本発明は、上記画像投射システムにおいて、前記第1補正データは、前記第2撮影画像における所定点の色を前記目標の色に補正するデータであり、前記第2プロジェクターは、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第2撮影部を備え、前記第2撮影部により、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を撮影した第3撮影画像に基づき、前記第2画像中の複数の箇所の色を、前記所定点の色に補正する第2補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第2投射部が投射した第2画像の少なくとも一部を第2撮影部で撮影した第3撮影画像に基づき、第2画像中の複数の箇所の色を、所定点の色に補正する第2補正データを求めることができる。従って、第2画像中の複数の箇所の色を、所定点の色に補正することができる。
また、本発明は、上記画像投射システムにおいて、前記第1プロジェクターは、前記第2プロジェクターから受信した前記第3撮影画像に基づき、前記第2画像中の前記複数の箇所の色を、前記所定点の色に補正する前記第2補正データを求める第2算出部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第2プロジェクターが撮影した第3撮影画像に基づき、第1プロジェクターにおいて第2補正データを求めることができる。
また、本発明は、上記画像投射システムにおいて、前記第1プロジェクターは、前記第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記第2プロジェクターにおいて前記第2画像を補正する前記第1補正データを算出する第1算出部と、前記第1算出部が算出した前記第1補正データを、前記第2プロジェクターに送信する送信部と、を備え、前記第2プロジェクターは、前記第1プロジェクターから受信した前記第1補正データを基に、前記第2画像中の複数の箇所の色を前記所定点の色に補正する第2補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1プロジェクターにより算出した第1補正データを第2プロジェクターに送信し、第2プロジェクターにおいて、第1補正データを基に、第2画像中の複数の箇所の色を所定点の色に補正する第2補正データを求めることができる。
本発明の画像投射システムは、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、前記第1プロジェクターは、第1画像を投射する第1投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部を備え、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき、前記第1プロジェクターの投射画像の色を、予め設定された目標の色に補正する第3補正データを求め、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第4補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき、第1プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第3補正データを求め、第2画像を撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第4補正データを求めることができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明の画像投射システムは、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、前記第1プロジェクターは、第1画像を投射する第1投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された前記第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第2撮影部と、を備え、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定め、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第2撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき目標の色が設定され、第2画像を撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを求めることができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明の画像投射システムは、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、前記第1プロジェクターは、第1画像を投射する第1投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部と、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された前記第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第2撮影部と、を備え、前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき、前記第1プロジェクターの投射画像の色を、予め設定された目標の色に補正する第3補正データを求め、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第2撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第4補正データを求めることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき、第1プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第3補正データを求め、第2画像を撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第4補正データを求めることができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明のプロジェクターは、第1画像を投射する投射部と、前記投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び他のプロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する撮影部と、前記投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定め、前記他のプロジェクターにより投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記他のプロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求める第1算出部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を設定し、他のプロジェクターが投射した第2画像の少なくとも一部を撮影した第2撮影画像に基づき、他のプロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを算出することができる。従って、プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明のプロジェクターは、第1画像を投射する投射部と、前記投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び他のプロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する撮影部と、前記投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき、前記投射部により投射される投射画像の色を、予め設定された目標の色に補正する第3補正データを求め、前記他のプロジェクターにより投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記他のプロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第4補正データを求める第1算出部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき、投射部により投射される投射画像の色を、予め設定された目標の色に補正する第3補正データを算出することができ、他のプロジェクターが投射した第2画像の少なくとも一部を撮影した第2撮影画像に基づき、他のプロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第4補正データを算出することができる。従って、プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明の画像投射システムの制御方法は、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムの制御方法であって、前記第1プロジェクターにより投射された第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を前記第1プロジェクターの第1撮影部により撮影するステップと、前記第1画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定めるステップと、前記第2画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めるステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色が設定され、第2画像を第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを求めることができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
本発明の画像投射システムの制御方法は、第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムの制御方法であって、前記第1プロジェクターにより投射された第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を前記第1プロジェクターの第1撮影部及び前記第2プロジェクターの第2撮影部により撮影するステップと、前記第1画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定めるステップと、前記第2画像の少なくとも一部を前記第2撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めるステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、第1画像を撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を設定し、第2プロジェクターが投射した第2画像の少なくとも一部を第2撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを算出することができる。従って、複数のプロジェクターにより画像を投射する場合に、各プロジェクターが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
また、本発明は、上記画像投射システムの制御方法において、前記撮影するステップは、前記第1プロジェクターによる前記第1画像の投射と、前記第2プロジェクターによる前記第2画像の投射とを交互に切り替えて、前記第1画像の少なくとも一部と、前記第2画像の少なくとも一部とを交互に撮影することを特徴とする。
本発明によれば、第1画像と第2画像とを交互に切り替えて投射し、第1画像の少なくとも一部と、第2画像の少なくとも一部とを交互に撮影することができる。
画像投射システムのシステム構成図。 プロジェクターの構成を示す構成図。 第1実施形態のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 第1実施形態のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 プロジェクターの投射領域と撮影範囲とを示す図。 撮影部が生成した撮影画像データを示す図。 撮影画像データの撮影値の階調ごとの変化を示す図。 第2実施形態のプロジェクターの動作を示すフローチャート。 撮影部が生成した撮影画像データを示す図。 第2実施形態の原理説明図。 4台のプロジェクターにより画像を投射する場合を説明するための図。 変形例の動作を説明するための図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、画像投射システム1のシステム構成図である。
図1に示す画像投射システム1は、プロジェクター100A(第1プロジェクター)及び100B(第2プロジェクター)と、これらのプロジェクター100A及び100Bに画像データを供給する画像供給装置200とを備える。
図1には、プロジェクターとしてプロジェクター100A及び100Bを示すが、プロジェクターの台数は2台に制限されるものではない。また、以下では、プロジェクター100Aとプロジェクター100Bとを区別する必要がない場合、プロジェクター100と表記する。
プロジェクター100A及びプロジェクター100Bは、投射面としてのスクリーンSCの前方に配置され、スクリーンSCに画像を投射する。
本実施形態では、プロジェクター100A及びプロジェクター100Bを横方向(水平方向)に隣接して配置し、プロジェクター100A及びプロジェクター100BがスクリーンSCの異なる領域に画像を投射する。一般に、このような画像の投射を行う場合、隣接するプロジェクター100A及び100Bが投射する画像の投射領域の一部が重なり合うように画像を投射する。
また、プロジェクター100A及び100Bは、それぞれ画像供給装置200と接続されており、画像供給装置200から供給される画像をスクリーンSCに投射する。本実施形態では、プロジェクター100AがスクリーンSCに向かって左側に画像を投射し、プロジェクター100BがスクリーンSCに向かって右側に画像を投射する。以下では、プロジェクター100Aが画像を投射するスクリーンSCの領域を第1投射領域141といい、プロジェクター100Bが画像を投射するスクリーンSCの領域を第2投射領域142という。
図2は、プロジェクター100Aの構成を示す構成図である。プロジェクター100Aとプロジェクター100Bとは、ほぼ同一の構成を備えているため、プロジェクター100Aの構成を代表して説明する。
プロジェクター100Aには、画像供給装置200が接続される。画像供給装置200は、プロジェクター100Aに画像信号を供給する装置である。プロジェクター100Aは、画像供給装置200から供給される画像信号、又は後述する記憶部170Aに事前に記憶された画像データに基づく画像をスクリーンSCに投射する。画像供給装置200には、例えば、ビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、テレビチューナー装置、CATV(Cable television)のセットトップボックス、ビデオゲーム装置等の映像出力装置、パーソナルコンピューター等が用いられる。
プロジェクター100Aは、画像入力部151Aを備える。画像入力部151Aは、ケーブルを接続するコネクター及びインターフェース回路(いずれも図示略)を備え、ケーブルを介して接続された画像供給装置200から供給される画像信号を入力する。画像入力部151Aは、入力された画像信号を画像データに変換して画像処理部152Aに出力する。
画像入力部151Aが備えるインターフェース回路は、例えば、Ethernet(登録商標)、IEEE1394、USB等のデータ通信用のインターフェースであってもよい。また、画像入力部151Aが備えるインターフェース回路は、MHL(登録商標)、HDMI(登録商標)、DisplayPort等の画像データ用のインターフェースであってもよい。
また、画像入力部151Aは、コネクターとして、アナログ映像信号が入力されるVGA端子や、デジタル映像データが入力されるDVI(Digital Visual Interface)端子を備える構成であってもよい。さらに、画像入力部151Aは、A/D変換回路を備え、VGA端子を介してアナログ映像信号が入力された場合、A/D変換回路によりアナログ映像信号を画像データに変換し、画像処理部152Aに出力する。
プロジェクター100Aは、光学的な画像の形成を行い、スクリーンSCに画像を投射(表示)する表示部110Aを備える。表示部110Aは、光源としての光源部111A、光変調装置112A及び投射光学系113Aを備える。
光源部111Aは、キセノンランプ、超高圧水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)又はレーザー光源等の光源を備える。また、光源部111Aは、光源が発した光を光変調装置112Aに導くリフレクター及び補助リフレクターを備えていてもよい。さらに、光源部111Aは、投射光の光学特性を高めるためのレンズ群、偏光板、又は光源が発した光の光量を光変調装置112Aに至る経路上で低減させる調光素子等(いずれも図示略)を備えていてもよい。
光源部111Aは、光源駆動部121Aにより駆動される。光源駆動部121Aは、内部バス180Aに接続される。光源駆動部121Aは、制御部160Aの制御に従って、光源部111Aの光源を点灯及び消灯させる。
光変調装置112Aは、例えばRGBの三原色に対応した3枚の液晶パネルを備える。光源部111Aが発する光はRGBの3色の色光に分離され、対応する液晶パネルに入射される。3枚の液晶パネルは、透過型の液晶パネルであり、透過する光を変調して画像光を生成する。各液晶パネルを通過して変調された画像光は、クロスダイクロイックプリズム等の合成光学系によって合成され、投射光学系113Aに射出される。
光変調装置112Aには、光変調装置112Aの液晶パネルを駆動する光変調装置駆動部122Aが接続される。光変調装置駆動部122Aは、内部バス180Aに接続される。
光変調装置駆動部122Aは、画像処理部152Aから入力される表示画像データ(後述する)に基づいてR,G,Bの画像信号をそれぞれに生成する。光変調装置駆動部122Aは、生成したR,G,Bの画像信号に基づいて、光変調装置112Aの対応する液晶パネルを駆動し、各液晶パネルに画像を描画する。
投射光学系(第1投射部)113Aは、光変調装置112Aにより変調された画像光をスクリーンSC方向へ投射して、スクリーンSC上に結像させるレンズ群を備える。また、投射光学系113Aは、スクリーンSCの投射画像の拡大・縮小及び焦点の調整を行うズーム機構、フォーカスの調整を行うフォーカス調整機構を備えていてもよい。
プロジェクター100Aは、操作パネル131A及び処理部133Aを備える。処理部133Aは、内部バス180Aに接続される。
ユーザーインターフェースとして機能する操作パネル131Aには、各種の操作キーや、液晶パネルにて構成された表示画面が表示される。処理部133Aは、操作パネル131Aに表示された操作キーが操作されると、操作されたキーに対応したデータを制御部160Aに出力する。また、処理部133Aは、制御部160Aの制御に従って、操作パネル131Aに各種画面を表示させる。
また、操作パネル131Aには、操作パネル131Aへの接触を検出するタッチセンサーが重ね合わされて一体形成される。処理部133Aは、ユーザーの指等が接触した操作パネル131Aの位置を入力位置として検出し、検出した入力位置に対応したデータを制御部160Aに出力する。
また、プロジェクター100Aは、ユーザーが使用するリモコン5Aから送信される赤外線信号を受光するリモコン受光部132Aを備える。リモコン受光部132Aは、処理部133Aに接続される。
リモコン受光部132Aは、リモコン5Aから送信される赤外線信号を受光する。処理部133Aは、リモコン受光部132Aが受光した赤外線信号をデコードして、リモコン5Aにおける操作内容を示すデータを生成し、制御部160Aに出力する。
プロジェクター100Aは、撮影部(第1撮影部、撮影部)140Aを備える。
撮影部140Aは、撮像光学系、撮像素子及びインターフェース回路等を有するカメラを備え、制御部160Aの制御に従って、投射光学系113Aの投射方向を撮影する。
撮影部140Aの撮影範囲、すなわち画角は、スクリーンSCとその周辺部とを含む範囲を撮影範囲とする画角である。撮影部140Aは、撮影した撮影画像データを制御部160Aに出力する。
プロジェクター100Aは、通信部(送信部)175Aを備える。通信部175Aは、データ通信を行うインターフェースであり、本実施形態では通信回線3に接続する。通信部175Aは、制御部160Aの制御に従い、通信回線3を介してプロジェクター100Bとの間で各種データを送受信する。本実施形態では、通信部175Aは、通信回線3を構成するケーブル(図示略)を接続する有線インターフェースである。通信部175Aは、無線LANやBluetooth(登録商標)等の無線通信を実行する無線通信インターフェースであってもよい。この場合、通信回線3は、一部又は全部が無線通信回線で構成される。
プロジェクター100Aは、画像処理系を備える。画像処理系は、プロジェクター100Aの全体を統括的に制御する制御部160Aを中心に構成され、この他に、画像処理部152A、フレームメモリー155A及び記憶部170Aを備える。制御部160A、画像処理部152A及び記憶部170Aは、内部バス180Aに接続される。
画像処理部152Aは、制御部160Aの制御に従って、画像入力部151Aから入力される画像データをフレームメモリー155Aに展開する。画像処理部152Aは、フレームメモリー155Aに展開された画像データに対して、例えば、解像度変換(スケーリング)処理又はリサイズ処理、歪曲収差の補正、形状補正処理、デジタルズーム処理、画像の色合いや明るさの調整等の処理を行う。画像処理部152Aは、制御部160Aにより指定された処理を実行し、必要に応じて、制御部160Aから入力されるパラメーターを使用して処理を行う。また、画像処理部152Aは、上記のうち複数の処理を組み合わせて実行することも勿論可能である。
画像処理部152Aは、処理後の画像データをフレームメモリー155Aから読み出し、表示画像データとして光変調装置駆動部122Aに出力する。
制御部160Aは、CPU、ROM及びRAM(いずれも図示略)等のハードウェアを備える。ROMは、フラッシュROM等の不揮発性の記憶装置であり、制御プログラムやデータを格納する。RAMは、CPUのワークエリアを構成する。CPUは、ROMや記憶部170Aから読み出した制御プログラムをRAMに展開し、RAMに展開された制御プログラムを実行してプロジェクター100Aの各部を制御する。
また、制御部160Aは、機能ブロックとして、投射制御部161Aと、撮影制御部162Aと、補正制御部163Aとを備える。これらの機能ブロックは、ROMや記憶部170Aに記憶された制御プログラムをCPUが実行することで実現される。
投射制御部161Aは、表示部110Aにおける画像の表示態様を調整し、スクリーンSCへの画像の投射を実行する。
具体的には、投射制御部161Aは、画像処理部152Aを制御して、画像入力部151Aより入力された画像データに対する画像処理を実施させる。この際、投射制御部161Aは、画像処理部152Aが処理に必要なパラメーターを記憶部170Aから読み出して、画像処理部152Aに出力してもよい。
また、投射制御部161Aは、光源駆動部121Aを制御して光源部111Aの光源を点灯させ、光源の輝度を調整させる。これにより、光源が発光し、光変調装置112Aが変調する画像光が投射光学系113AによりスクリーンSCに投射される。
撮影制御部162Aは、撮影部140Aに撮影を実行させ、撮影部140Aにより撮影される撮影画像データを取得する。
補正制御部(第1算出部、第2算出部)163Aは、プロジェクター100Aが第1投射領域141に投射する投射画像と、プロジェクター100Bが第2投射領域142に投射する投射画像との色度(色特に、色相及び彩度)を調整する。補正制御部163Aの詳細については、図3及び4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
記憶部170Aは、不揮発性の記憶装置であり、例えば、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)などの記憶装置により実現される。また、記憶部170Aは、表示部110AによりスクリーンSCに投射させる画像データであるパターン画像データや、調整用画像データを記憶する。
図3及び図4は、第1実施形態のプロジェクター100A及び100Bの動作を示すフローチャートである。
この処理フローは、プロジェクター100AによりスクリーンSCに投射される画像と、プロジェクター100BによりスクリーンSCに投射される画像との色度調整を行う処理フローである。
また、この処理フローでは、プロジェクター100Aがマスター機として動作し、プロジェクター100Bがスレーブ機として動作する場合について説明する。マスター機としてのプロジェクター100Aは、プロジェクター100Bに、スクリーンSCに投射する画像や、画像を投射するタイミングを通知したり、撮影の指示を通知したりする。
また、この処理フローにおいて、プロジェクター100Aが第1投射領域141に投射する画像の色度(色相及び彩度)は均一であるとし、プロジェクター100Bが第2投射領域142に投射する画像の色度は均一であるとする。
また、この処理フローでは、スレーブ機であるプロジェクター100Bが投射する画像の色度が、マスター機であるプロジェクター100Aが投射する画像の色度に一致又は近づくように(以下、「合うように」と表現する)補正する処理として説明するが、プロジェクター100Aが投射する画像の色度が、プロジェクター100Bが投射する画像の色度に合うように補正する処理を行ってもよい。
マスター機であるプロジェクター100Aの制御部160Aは、処理部133Aの入力を監視して、操作パネル131A又はリモコン5Aによる操作を受け付けたか否かを判定する(ステップS1)。制御部160Aは、処理部133Aからデータの入力がない場合、操作を受け付けていないと判定し(ステップS1/NO)、処理部133Aからデータが入力されるまで他の処理を実行、又は入力があるまで待機する。
制御部160Aは、処理部133Aからデータが入力されると、操作を受け付けたと判定し(ステップS1/YES)、受け付けた操作が色度補正を指示する操作であるか否かを判定する(ステップS2)。色度補正を指示する操作ではなかった場合(ステップS2/NO)、制御部160Aは、受け付けた操作に対応した処理を実行し(ステップS3)、ステップS1の判定に戻る。
また、受け付けた操作が色度補正を指示する操作である場合(ステップS2/YES)、補正制御部163Aは、まず、通信回線3に接続されたプロジェクター100Bに色度補正の開始を指示する。
また、通信回線3としてのLANに複数のプロジェクター100が接続され、複数台のプロジェクター100の中から、数台のプロジェクター100を選択して色度補正の処理を実行させる場合、マスター機であるプロジェクター100AがLANに接続されたプロジェクター100の機器名やIPアドレスを取得する。そして、プロジェクター100Aは、取得した機器名やIPアドレスを操作パネル131Aに表示して、操作パネル131A又はリモコン5Aの操作により選択されたプロジェクター100を、色度補正を行うプロジェクター100として設定する。
次に、補正制御部163Aは、投射制御部161Aに指示して、第1投射領域141にパターン画像を投射させる(ステップS4)。投射制御部161Aは、記憶部170Aからパターン画像データを読み出し、表示部110Aにより、読み出したパターン画像データに基づく画像(以下、パターン画像という)を第1投射領域141に投射する。パターン画像には、所定形状のマークを格子状の格子点に配置した画像が形成される。
次に、補正制御部163Aは、撮影制御部162Aに、撮影画像データを生成させる。撮影制御部162Aは、撮影部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮影し、撮影画像データを生成する(ステップS5)。補正制御部163Aは、撮影制御部162Aによる撮影画像データの生成が終了すると、第1投射領域141へのパターン画像の投射を終了させる。
次に、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bに指示して、第2投射領域142に、パターン画像データに基づくパターン画像を投射させる(ステップS6)。本実施形態では、プロジェクター100Bが第2投射領域142に投射したパターン画像は、プロジェクター100Aが第1投射領域141に投射したパターン画像と同一の画像である。しかし、プロジェクター100Aが第1投射領域141に投射したパターン画像と、プロジェクター100Bが第2投射領域142に投射したパターン画像とで、例えば、マークの形状を変更してもよい。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、パターン画像を第2投射領域142に投射すると、プロジェクター100Aに、パターン画像を投射した旨を通知する通知信号を送信する。
補正制御部163Aは、プロジェクター100Bからパターン画像を投射した旨を通知する通知信号を受信すると、撮影制御部162Aに、撮影画像データを生成させる。撮影制御部162Aは、撮影部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮影し、撮影画像データを生成する(ステップS7)。
図5は、プロジェクター100A及び100Bの投射領域と撮影範囲とを示す図である。
プロジェクター100Aの撮影部140Aにより撮影される撮影範囲145には、第1投射領域141の全体と、第2投射領域142の一部とが含まれる。図5に示すように、第1投射領域141がスクリーンSCに向かって左側に位置し、第2投射領域142がスクリーンSCに向かって右側に位置する場合、撮影部140Aの撮影範囲145には、第2投射領域142の左側の一部が含まれる。
また、プロジェクター100Bの撮影部140B(第2撮影部)により撮影される撮影範囲146には、第2投射領域142の全体と、第1投射領域141の一部とが含まれる。図5に示すように、第1投射領域141がスクリーンSCに向かって左側に位置し、第2投射領域142がスクリーンSCに向かって右側に位置する場合、撮影部140Bの撮影範囲146には、第1投射領域141の右側の一部が含まれる。
図6は、撮影部140Aが生成した撮影画像データを示す図である。
図6において、(A)は、プロジェクター100Aが第1投射領域141にパターン画像を投射した状態を撮影した撮影画像データ(以下、第1撮影画像データという)を示し、(B)は、プロジェクター100Bが第2投射領域142にパターン画像を投射した状態を撮影した撮影画像データ(以下、第2撮影画像データという)を示す。
図6に示すように、第1投射領域141に投射されたパターン画像は、撮影部140Aによりパターン画像の全体が撮影され、第2投射領域142に投射されたパターン画像は、撮影部140Aによりパターン画像の一部が撮影される。
補正制御部163Aには、撮影部140Aにより生成された第1及び第2撮影画像データが入力される。
補正制御部163Aは、入力された第1撮影画像データから、第1投射領域141に投射されたパターン画像の格子点に配置されたマークを検出して格子点をそれぞれ特定し、特定した各格子点の座標を特定する。特定される座標は、第1撮影画像データでの座標である。
次に、補正制御部163Aは、特定した第1撮影画像データでの各格子点の座標と、記憶部170Aが記憶するパターン画像データでの各格子点の座標とを対応付けて登録した対応表を生成する。なお、各格子点を特定する情報として、パターン画像データでの各格子点の座標に代えて、光変調装置112Aの液晶パネルでの座標であってもよい。補正制御部163Aは、撮影画像データの各格子点の座標と、パターン画像データの各格子点が描画される液晶パネルの座標とを対応付けた対応表を生成する。
補正制御部163Aは、第1及び第2撮影画像データ、及び対応表を記憶部170Aに記憶させる。
次に、補正制御部163Aは、投射制御部161Aに、調整用画像データの投射を指示する。投射制御部161Aは、予め設定された調整用画像データを記憶部170Aから読み出し、読み出した調整用画像データに基づく画像(以下、調整用画像(第1画像)という)を、表示部110AによりスクリーンSCの第1投射領域141に投射させる(ステップS8)。調整用画像データは、赤(R)、緑(G)、青(B)の色ごとに用意された単色のラスター画像のデータであり、事前に設定された階調ごとに用意される。
調整用画像データがスクリーンSCに投射されると、補正制御部163Aは、撮影制御部162Aに、撮影画像データを生成させる。撮影制御部162Aは、撮影部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮影し、撮影画像データを生成する(ステップS9)。以下、調整用画像が投射された第1投射領域141を撮影した撮影画像データを、第3撮影画像データ(第1撮影画像)という。
補正制御部163Aは、投射制御部161Aに、すべての色及びすべての階調の調整用画像を第1投射領域141に投射させ、撮影制御部162Aに、第1投射領域141に投射されたすべての色及びすべての階調の調整用画像を撮影させる。
次に、補正制御部163Aは、すべての色及びすべての階調の調整用画像を第1投射領域141に投射し、投射されたすべての色及びすべての階調の調整用画像の撮影が終了したか否かを判定する(ステップS10)。すべての色及びすべての階調で調整用画像の撮影が終了していない場合(ステップS10/NO)、補正制御部163Aは、投射制御部161Aに、第1投射領域141に投射させる調整用画像の階調及び色の少なくも一方を変更させ(ステップS11)、ステップS8からの処理を繰り返す。
また、調整用画像のすべての色及びすべての階調で撮影が終了した場合(ステップS10/YES)、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bに、調整用画像のスクリーンSCへの投射を指示する指示信号を送信し、プロジェクター100Bに調整用画像を投射させる。すなわち、補正制御部163Aは、プロジェクター100Aによる調整用画像の投射と、プロジェクター100Bによる調整用画像の投射とを交互に切り換え、プロジェクター100Aにより投射された調整用画像と、プロジェクター100Bにより投射された調整用画像との撮影を交互に行う。指示信号には、スクリーンSCに投射する調整用画像の色及び階調を指示する情報が含まれる。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、指示信号を受信すると、投射制御部161Bに、受信した指示信号により指定された色及び階調の調整用画像データを記憶部170Bから読み出し、スクリーンSCの第2投射領域142に投射させる(ステップS12)。調整用画像(第2画像)をスクリーンSCに投射すると、補正制御部163Bは、プロジェクター100Aに、投射の完了を通知する通知信号を送信する。
プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、プロジェクター100Bから通知信号を受信すると、撮影制御部162Aに撮影画像データの生成を指示する。撮影制御部162Aは、撮影部140Aを制御してスクリーンSC方向を撮影し、撮影画像データを生成する(ステップS13)。以下、第2投射領域142に調整用画像が投射された状態を撮影した撮影画像データを、第4撮影画像データ(第2撮影画像)という。
補正制御部163Aは、プロジェクター100Bに、すべての色及びすべての階調の調整用画像を第1投射領域141に投射させ、撮影制御部162Aに、第2投射領域142に投射されたすべての色及びすべての階調の調整用画像を撮影させる。
補正制御部163Aは、調整用画像のすべての色及びすべての階調で調整用画像が第2投射領域142に投射され、投射された調整用画像の撮影が終了したか否かを判定する(ステップS14)。
すべての色及びすべての階調で調整用画像の撮影が終了していない場合(ステップS14/NO)、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bに、第2投射領域142に投射させる調整用画像の階調及び色の少なくも一方を変更させ(ステップS15)、ステップS12からの処理を繰り返す。
また、調整用画像のすべての色及びすべての階調で撮影が終了し(ステップS14/YES)、第3及び第4撮影画像データの生成が完了すると、補正制御部163Aは、補正値を、階調及び色ごとに生成する。補正値は、第4撮影画像データ上の格子点の色度(色相及び彩度)を、第3撮影画像データ上の格子点の色度に補正するための値である。
まず、補正制御部163Aは、補正値を生成する対象となる色及び階調を選択する。次に、補正制御部163Aは、パターン画像データ上の格子点(以下、格子点A(第1位置)という)を選択する(ステップS16)。パターン画像データは、記憶部170Aに記憶された画像データである。選択される格子点は任意であるが、この処理フローでは、補正制御部163Aは、図6(A)に示すパターン画像データの中央に位置する格子点Aを選択するとする。
次に、補正制御部163Aは、補正値を生成する対象となる色及び階調の第3撮影画像データを選択し、対応表を参照して、選択した第3撮影画像データでの格子点Aの位置を特定し、特定した位置での第3撮影画像データの撮影値を取得する(ステップS17)。取得した撮影値が、格子点Aの撮影値になる。撮影値を取得すると、補正制御部163Aは、取得した格子点Aの撮影値を、XYZ表色系における値(XYZ値)に変換する。この格子点Aの撮影値(XYZ値)が目標の色となる。
次に、補正制御部163Aは、第2撮影画像データから、第2投射領域142に投射されたパターン画像上の格子点を1つ選択する(ステップS18)。選択される格子点は任意であるが、この処理フローでは、補正制御部163Aは、図6(B)に示すパターン画像データの真ん中に位置する格子点B(第2位置)を選択するとする。
次に、補正制御部163Aは、対象となる色及び階調の第4撮影画像データを選択し、選択した第4撮影画像データでの格子点Bの位置を特定する。格子点Bの位置は、第2撮影画像データと、第4撮影画像データとを比較することで特定することができる。
第4撮影画像データでの格子点Bの位置を特定すると、補正制御部163Aは、特定した位置での第4撮影画像データの撮影値を取得する(ステップS19)。取得した撮影値が、格子点Bの撮影値になる。撮影値を取得すると、補正制御部163Aは、取得した格子点Bの撮影値を、XYZ表色系における値(XYZ値)に変換する。
次に、補正制御部163Aは、格子点BのXYZ値が、格子点AのXYZ値となるように画像データのRGB比率を補正する補正値(第1補正データ)を算出する(ステップS20)。
図7は、撮影部140Aにより撮影される撮影画像データ(第3及び第4撮影画像データ)の撮影値の階調ごとの変化を示す図である。図7の縦軸は撮影値のXYZ表色系における値(XYZ値)を示し、横軸は階調値を示す。
補正制御部163Aは、格子点BのXYZ値を、格子点AのXYZ値に補正する補正値を算出する。図7において、格子点AのXYZ値のうちのX値をXaと表記し、X値がXaのときの階調値を「M」とする。また、格子点BのXYZ値のうちのX値をXbと表記し、X値がXbのときの階調値を「N」とする。補正制御部163Aは、階調値「M」と、階調値「N」との差(M−N)を、格子点BのX値を補正する補正値として算出する。補正制御部163Aは、Y値、Z値についても同様に補正値を算出する。
また、補正制御部163Aは、対象となる色及び階調を変更して、他のすべての色及びすべての階調について、同様にX値、Y値、Z値の補正値をそれぞれに求める。
また、補正制御部163Aが図4に示すS16〜S20のフローにおいて算出する補正値は、スクリーンSCに投射した調整用画像の階調での補正値である。補正制御部163Aは、算出された階調以外の階調の補正値を、算出された階調の補正値に基づく補間演算により求める。補正制御部163Aは、補正値を算出すると、算出した補正値をプロジェクター100Bに送信する。
プロジェクター100Bの制御部160Bは、プロジェクター100Aから補正値を受信すると、受信した補正値を、第2投射領域142の全格子点を補正する補正値に設定する。なお、調整用画像の階調以外の階調の補正値を算出する処理は、プロジェクター100Bで行ってもよい。
以上説明したように第1実施形態は、プロジェクター100Aの撮影部140Aにより、第1投射領域141と、第2投射領域142の一部とを撮影する。撮影部140Aで撮影された撮影画像データにより、第1投射領域141の格子点の撮影値と、第2投射領域142の一部の格子点の撮影値とを算出し、第2投射領域142の格子点の撮影値を、第1投射領域141の格子点の撮影値に補正する補正値を算出する。
従って、撮影部140Aが撮影した撮影画像データに基づいて、第1投射領域141と、第2投射領域142の一部の格子点の撮影値を算出し、第2投射領域142の一部の格子点の撮影値を、第1投射領域141の格子点の撮影値に補正する補正値を算出することができる。このため、複数の撮影部で撮影された撮影画像データに基づいて補正値を算出する場合と比較して、補正値に含まれる誤差を低減することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の画像投射システム1の構成は、図1及び図2に示す第1実施形態と同一である。このため、第2実施形態の画像投射システム1の構成の説明は省略する。
第2実施形態は、プロジェクター100Aが第1投射領域141に投射する画像の色度(色相及び彩度)が均一ではなく、プロジェクター100Bが第2投射領域142に投射する画像の色度が均一ではない場合の実施形態である。すなわち、プロジェクター100Aの光変調装置112Aが備える液晶パネルに描画される画像の色度が均一ではなく、プロジェクター100Bの光変調装置112Bが備える液晶パネルに描画される画像の色度が均一ではない。
図8は、第2実施形態のプロジェクター100A及び100Bの動作を示すフローチャートである。
本実施形態は、図3に示すS1〜S15のステップに従って処理を行い、その後に、図8に示すフローに従って処理を行う。
図3に示すステップS1〜S15の処理フローにおいて、第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ステップS6において、プロジェクター100Bが第2投射領域142にパターン画像を投射すると、ステップS7において、プロジェクター100Aの撮影部140A及びプロジェクター100Bの撮影部140Bが撮影を行って、撮影画像データを生成する点が第1実施形態とは異なる。
撮影部140Aにより生成される撮影画像データは、上述した第2撮影画像データであり、撮影部140Bにより生成される撮影画像データを、以下では第5撮影画像データという。プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、生成した第5撮影画像データをプロジェクター100Aに送信する。
図9に、第5撮影画像データを示す。
また、ステップS12において、プロジェクター100Bが第2投射領域142に調整用画像を投射すると、ステップS13において、プロジェクター100Aの撮影部140A及びプロジェクター100Bの撮影部140Bが撮影を行い、撮影画像データを生成する点が第1実施形態とは異なる。
撮影部140Aにより生成される撮影画像データは、上述した第4撮影画像データであり、撮影部140Bにより生成される撮影画像データを、第6撮影画像データ(第3撮影画像)という。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、生成した第6撮影画像データをプロジェクター100Aに送信する。
補正制御部163Aは、パターン画像データから色度補正の基準となる格子点を選択する(ステップS31)。選択した格子点を、第1実施形態と同様に格子点Aという。格子点Aは、パターン画像データ上の格子点であればいずれの格子点であってもよいが、この処理フローでは、パターン画像データの中央に位置する格子点が格子点A(図6(A)参照)として選択されたものとする。格子点Aは、色度補正の基準となる格子点であり、この格子点AのXYZ値を目標値として、第1投射領域141に投射された他の格子点のXYZ値が目標値となるように補正する処理を行う。
補正制御部163Aは、対象とする色及び階調を選択し、選択した色及び階調の第3撮影画像データを選択する。補正制御部163Aは、対応表を参照して、選択した第3撮影画像データでの各格子点の位置を特定する(ステップS32)。第3撮影画像データでの格子点は、第1投射領域141の格子点である。
次に、補正制御部163Aは、特定した各格子点の位置での第3撮影画像データの撮影値を取得する。撮影値を取得すると、補正制御部163Aは、取得した各格子点の撮影値を、XYZ表色系における値(XYZ値)に変換する。
次に、補正制御部163Aは、第1投射領域141の格子点であって格子点A以外の格子点のXYZ値を、格子点AのXYZ値に補正する補正値をそれぞれに算出する(ステップS33)。格子点ごとに算出される補正値を第1補正値という。
次に、補正制御部163Aは、第2撮影画像データに写った第2投射領域142の格子点の中から、1つの格子点を選択する(ステップS34)。選択された格子点を上述した実施形態と同様に、格子点B(所定点)と表記する(図6(B)参照)。選択される格子点Bは、第2撮影画像データに写った第2投射領域142の格子点であればいずれの格子点であってもよい。
次に、補正制御部163Aは、第2補正値を算出する(ステップS35)。第2補正値は、格子点Bにおける補正値である。第2補正値は、格子点BのXYZ値を、格子点AのXYZ値に補正するための補正値である。
補正制御部163Aは、まず、選択した色及び階調の調整用画像を撮影した第4撮影画像データを選択する。補正制御部163Aは、選択した第4撮影画像データと、第2撮影画像データとを比較し、第4撮影画像データにおいて格子点Bの位置を特定する。第4撮影画像データは、第2投射領域142に調整用画像を投射し、プロジェクター100Aの撮影部140Aで撮影した画像データである。第2撮影画像データは、第2投射領域142にパターン画像を投射し、プロジェクター100Aの撮影部140Aで撮影した画像データである。補正制御部163Aは、特定した位置において、第4撮影画像データの撮影値を取得する。この撮影値が、格子点Bの撮影値となる。
次に、補正制御部163Aは、格子点Bの撮影値をXYZ値に変換する。
次に、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bから取得した撮影画像データから、補正値を生成する対象となる選択した階調及び色の調整用画像を撮影した第6撮影画像データを選択する。
次に、補正制御部163Aは、第6撮影画像データでの第2投射領域142の各格子点の位置を特定する(ステップS36)。補正制御部163Aは、第6撮影画像データと第5撮影画像データとを比較することで、第6撮影画像データでの第2投射領域142の各格子点の位置を特定する。第6撮影画像データは、第2投射領域142に調整用画像を投射し、プロジェクター100Bの撮影部140Bで撮影した画像データである。第5撮影画像データは、第2投射領域142にパターン画像を投射し、プロジェクター100Bの撮影部140Bで撮影した画像データである。
次に、補正制御部163Aは、特定した第2投射領域142の各格子点での第6撮影画像データの撮影値を取得する。撮影値を取得すると、補正制御部163Aは、取得した各格子点の撮影値を、XYZ表色系における値(XYZ値)に変換する。
次に、補正制御部163Aは、特定した第2投射領域142の各格子点の中から格子点Bをさらに特定し、特定した格子点BのXYZ値を、第2補正値に基づいて補正する(ステップS37)。補正制御部163Aは、第2補正値に基づく補正量を算出し、算出した補正量を格子点BのXYZ値に加算する。第2補正値に基づく補正量については、図10を参照しながら説明する。第2補正値に基づく補正量が加算された格子点BのXYZ値が、第2投射領域142における補正の目標値となる。
次に、補正制御部163Aは、第2投射領域142の格子点B以外の格子点(複数の箇所)のそれぞれのXYZ値を、目標値である格子点B(所定点)のXYZ値に補正する補正値(以下、第3補正値(第2補正データ)という)を算出する(ステップS38)。補正制御部163Aは、第2投射領域142の各格子点の色度を補正する第3補正値を算出すると、算出した第2補正値及び第3補正値をプロジェクター100Bに送信する(ステップS39)。
図10は、第2実施形態の原理説明図である。図10において、縦軸はXYZ値を示し、横軸は格子点の位置を示す。
本実施形態は、上述した第1実施形態とは異なり、撮影画像データを生成する撮影部として、プロジェクター100Aの撮影部140Aと、プロジェクター100Bの撮影部140Bとの2つの撮影部を用いている。
撮影部140Aの備えるカメラと、撮影部140Bの備えるカメラの感度に個体差があると、生成された撮影画像データに基づいて算出される撮影値に誤差が含まれ、プロジェクター100Bの投射する画像の色度を、プロジェクター100Aの投射する画像の色度に精度よく合わせることができない場合がある。
図10において、撮影部140Aの撮影画像データから算出される格子点AのXYZ値を、点aのXYZ値(X,Y,Z)とする。この格子点AのXYZ値(X,Y,Z)が、第1投射領域141での目標値となる。
また、撮影部140Aの撮影画像データから算出される格子点BのXYZ値を、点bのXYZ値(X,Y,Z)とする。目標値である格子点AのXYZ値(X,Y,Z)と、格子点BのXYZ値(X,Y,Z)との差に基づいて算出される階調値の補正値が上述の第2補正値となる。この階調値を補正する第2補正値に基づくXYZ値の補正量をαとする。
なお、図10において、点cのXYZ値は、格子点BのXYZ値(X,Y,Z)を、第2補正値に基づく補正量αで補正したXYZ値(X,Y,Z)となる。
また、撮影部140Bの撮影画像データから算出される格子点BのXYZ値を、点dのXYZ値(X3,Y3,Z3)とする。補正制御部163Aは、格子点BのXYZ値である(X3,Y3,Z3)に、第2補正値に基づく補正量αを加算し、加算して得られたXYZ値を、第2投射領域142での目標値に設定する。XYZ値(X3,Y3,Z3)に、第2補正値に基づく補正量αを加算した値を、点eのXYZ値(X4,Y4,Z4)とする。
補正制御部163Aは、この点のXYZ値(X4,Y4,Z4)を目標値として、第2投射領域142の他の格子点のXYZ値を補正する。
例えば、図9に示す格子点CのXYZ値が、図10に示す点fのXYZ値(X,Y,Z)であるとする。
補正制御部163Aは、まず、対象の格子点CのXYZ値(X,Y,Z)と、基準となる格子点BのXYZ値(X,Y,Z)との差を求める。求められた差を補正量βとする。次に、補正制御部163Aは、求めた補正量βと、第2補正値に基づく補正量αとを加算する。加算した値が、格子点Cにおける補正量となる。
上述した説明では、色度を補正する場合について説明したが、色度に加えて画像データの輝度を補正してもよい。輝度の補正を行う場合、第1投射領域141の格子点と、第2投射領域142の格子点を選択し、格子点の輝度を比較して目標輝度を設定してもよい。
例えば、補正制御部163Aは、第1投射領域141の格子点として、第1投射領域141の中央に位置する格子点A(図6参照)を選択し、第2投射領域142の格子点として、第2投射領域142の中央に位置する格子点C(図9参照)を選択するとする。格子点AのXYZ値を(X,Y,Z)とし、格子点CのXYZ値を(X,Y,Z)とする。
補正制御部163Aは、格子点Aの輝度値Yと格子点Cの輝度値Yとを比較し、Y<Yの場合、第1投射領域141の目標値を(X,Y,Z)とする。
一方、Y>Yの場合、補正制御部163Aは、Y=Yとなるように目標値(X,Y,Z)に、YとYとの比を積算した値(X,Y,Z)×(Y/Y)=(X(Y/Y),Y,Z(Y/Y))を第1投射領域141の新たな目標値とする。
ただし、実際のプロジェクター100は、光源の特性に起因して、液晶パネルの周辺で輝度が低下する輝度むらが生じる。輝度むらが生じるプロジェクター100(プロジェクター100A及び100Bのいずれか少なくとも一方)において、液晶パネルの面内で輝度が一律の値となるように補正する場合、輝度の目標値を、第1投射領域141及び第2投射領域142の全格子点の輝度の中で値が最も小さい格子点の輝度に設定してもよい。
しかし、輝度の目標値を、第1投射領域141及び第2投射領域142の全格子点の輝度の中で値が最も小さい格子点の輝度に設定すると、スクリーンSCに投射される画像の輝度を著しく低下させてしまう場合もある。そこで、輝度の著しい低下を防止するために、輝度は変更せずに、色度を補正するようにしてもよい。
例えば、ある格子点Wについて、現在の輝度をYとし、第1投射領域141の目標値である第1投射領域141の中央の格子点Aの輝度をYとする。
補正制御部163Aは、目標値である格子点AのXYZ値(X,Y,Z)に、格子点Aの輝度値Yと格子点Wの輝度値Yとの比を積算し、(X,Y,Z)×(Y/Y)=((X(Y/Y),Y,Z(Y/Y))を、格子点Wにおける目標値とする。補正制御部163Aは、他のすべての格子点について目標値を算出する。
このように第2実施形態は、プロジェクター100Aにおいて、撮影部140Aにより撮影可能な第2投射領域142の格子点の撮影値と、この撮影値を、第1投射領域141に設定された目標の格子点の撮影値に補正する補正値とを撮影部140Aの撮影画像データから算出し、算出した補正値をプロジェクター100Bに送信する。
プロジェクター100Bは、撮影部140Bの撮影画像データから、プロジェクター100Aが補正値を算出した格子点の撮影値を算出して、プロジェクター100Aから送信された補正値により撮影値を補正する。さらに、プロジェクター100Bは、補正した格子点の撮影値を目標値として、第2投射領域142の格子点の撮影値を補正する。従って、プロジェクター100Aからプロジェクター100Bに送信されるデータは、格子点の撮影値を補正する補正値だけであるので、複数の撮影部140A、140Bを用いて撮影値を算出した場合であっても、撮影部140A及び140Bの感度差の影響を受けずに、第2投射領域142の各格子点の撮影値が、第1投射領域141の格子点で設定した目標値となるように補正することができる。
[変形例1]
上述した第2実施形態では、2台のプロジェクター100A及び100Bにより画像を投射する場合について説明したが、プロジェクター100の台数は2台に限定されるものではない。
図11は、4台のプロジェクターが投射する画像の色度を補正する場合を説明するための図である。図11を参照しながらプロジェクター100A、100B、100C及び100Dの4台のプロジェクター100を横方向(水平方向)に隣接して配置し、各プロジェクター100が投射する画像の色度を補正する場合の動作について説明する。なお、本実施形態も上述した第1及び第2実施形態と同様に、マスター機であるプロジェクター100Aが、他のプロジェクター100B、100C及び100Dにより生成された撮影画像データを取得し、第2〜第4投射領域142、143、144の各格子点の補正値を算出する。
図11において、プロジェクター100Aは、第1投射領域141に画像を投射し、撮影部140Aの撮影範囲は、撮影範囲145であるとする。プロジェクター100Bは、第2投射領域142に画像を投射し、撮影部140Bの撮影範囲は、撮影範囲146であるとする。プロジェクター100Cは、第3投射領域143に画像を投射し、撮影部140Cの撮影範囲は、撮影範囲147であるとする。プロジェクター100Dは、第4投射領域144に画像を投射し、撮影部140Dの撮影範囲は、撮影範囲148であるとする。
プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、上述した手順に従って、格子点Qの撮影値(XYZ値)を、第1投射領域141の中央の格子点Pの撮影値(XYZ値)に補正する補正値(補正値qと表記する)を算出する。格子点Pの撮影値(XYZ値)及び格子点Qの撮影値(XYZ値)は、プロジェクター100Aの撮影部140Aが撮影範囲145を撮影して生成した撮影画像データから算出された値である。また、格子点Qは、プロジェクター100Aの撮影範囲145及びプロジェクター100Bの撮影範囲146に含まれる第2投射領域142の格子点である。また、補正制御部163Aは、格子点Qにおける補正値qを、上述した調整用画像に設定された各階調で算出する。
次に、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bの撮影部140Bが撮影範囲146を撮影して生成した撮影画像データから得られる格子点Qの撮影値(XYZ値)を、算出した格子点Qの補正値qにより補正する。次に、補正制御部163Aは、補正した格子点Qの撮影値(XYZ値)を目標値として、格子点Rの撮影値(XYZ値)を補正する補正値(補正値rと表記する)を算出する。格子点Rは、プロジェクター100Bの撮影範囲146及びプロジェクター100Cの撮影範囲147に含まれる第2投射領域142の格子点である。また、格子点Rの撮影値(XYZ値)は、プロジェクター100Bの撮影部140Bが撮影範囲146を撮影した撮影画像データから算出される値である。補正制御部163Aは、格子点Rにおける補正値rを、上述した調整用画像に設定された各階調で算出する。
次に、補正制御部163Aは、プロジェクター100Cの撮影部140Cが撮影範囲147を撮影して生成した撮影画像データから得られる格子点Rの撮影値(XYZ値)を、算出した格子点Rの補正値rにより補正する。次に、補正制御部163Aは、補正した格子点Rの撮影値(XYZ値)を目標値として、格子点Sの撮影値(XYZ値)を補正する補正値(補正値sと表記する)を算出する。格子点Sは、プロジェクター100Bの撮影範囲146及びプロジェクター100Cの撮影範囲147に含まれる第3投射領域143の格子点である。また、格子点Sの撮影値(XYZ値)は、プロジェクター100Cの撮影部140Cが撮影範囲147を撮影した撮影画像データから算出される値である。補正制御部163Aは、格子点Sにおける補正値sを、上述した調整用画像に設定された各階調で算出する。
補正制御部163Aは、以下、同様の手順により、第3投射領域143の格子点Tの補正値tと、第4投射領域144の格子点Uの補正値uとを算出する。
また、補正制御部163Aは、第2投射領域142の格子点Qの補正値qを算出すると、算出した補正値qと、プロジェクター100Bの撮影部140Bにより生成される撮影画像データとに基づいて第2投射領域142の他の格子点の補正値を算出する。さらに、補正制御部163Aは、第3投射領域143の他の格子点の補正値及び第4投射領域144の他の格子点の補正値も同様に算出する。
補正制御部163Aは、算出した第2投射領域142の各格子点の補正値をプロジェクター100Bに送信する。また、補正制御部163Aは、算出した第3投射領域143の各格子点の補正値をプロジェクター100Cに送信する。さらに、補正制御部163Aは、算出した第4投射領域144の各格子点の補正値をプロジェクター100Dに送信する。
また、この変形例1では、プロジェクター100Aの補正制御部163Aにより各格子点の補正値を算出する場合について説明したが、第2投射領域142の格子点Rの補正値を、プロジェクター100Bにより算出してもよい。また、第3投射領域143の格子点Tの補正値を、プロジェクター100Cにより算出してもよい。
例えば、プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、格子点Qの補正値qを算出すると、算出した補正値qをプロジェクター100Bに送信する。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、撮影部140Bが撮影範囲146を撮影して生成した撮影画像データから得られる格子点Qの撮影値(XYZ値)を、プロジェクター100Aから受信した格子点Qの補正値qにより補正する。
また、補正制御部163Bは、補正した格子点Qの撮影値(XYZ値)を目標値として、格子点Rの撮影値(XYZ値)を補正する補正値rを算出する。補正制御部163Bは、算出した補正値rをプロジェクター100Cに送信する。
以下、同様にして、プロジェクター100Cの補正制御部163Cは、撮影部140Cが撮影範囲147を撮影して生成した撮影画像データから得られる格子点Rの撮影値(XYZ値)を、プロジェクター100Bから受信した格子点Rの補正値rにより補正する。また、補正制御部163Cは、補正した格子点Rの撮影値(XYZ値)を目標値として、格子点Sの撮影値(XYZ値)を補正する補正値sを算出する。補正制御部163Cは、算出した補正値sをプロジェクター100Dに送信する。
[変形例2]
上述した第1実施形態及び第2実施形態では、マスター機であるプロジェクター100Aが、第1投射領域141及び第2投射領域142の各格子点の補正値を算出していた。
変形例2では、プロジェクター100Bが、第2投射領域142の各格子点の補正値を算出する。
プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、第1投射領域141の各格子点の補正値を算出すると、プロジェクター100Bの撮影部140Bにより撮影可能な第1投射領域141の格子点の補正値をプロジェクター100Bに送信する。
図12は、変形例の動作を説明するための図である。
プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、プロジェクター100Bの撮影部140Bにより撮影可能な格子点である格子点(例えば、図12に示す格子点J)の補正値(以下、補正値jと表記する)と、この格子点の位置(格子点Jの位置)を特定可能な情報とをプロジェクター100Bに送信する。プロジェクター100Aがプロジェクター100Bに補正値を送信する格子点の位置が、事前に設定された位置である場合には、格子点の位置(格子点Jの位置)を特定可能な情報をプロジェクター100Bに送信する必要はない。格子点の位置を特定可能な情報とは、例えば、第1投射領域141に投射された格子点のうち、最も右側の列の真ん中の格子点を特定する情報である。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、格子点Jの補正値jを受信すると、撮影部140Bが撮影範囲146を撮影した撮影画像データから生成した格子点Jの撮影値(XYZ値)を、受信した格子点Jの補正値jにより補正する。
また、プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、補正した格子点Jの撮影値(XYZ値)を第2投射領域142での目標値として、第2投射領域142の各格子点(例えば、図12に示す格子点K)の撮影値を補正する補正値を算出する。
また、プロジェクター100Aの補正制御部163Aが、格子点Jでの補正値jに加えて、撮影部140Aで撮影した撮影画像データから算出した格子点Jの撮影値(XYZ値)を第2補正データとしてプロジェクター100Bに送信してもよい。
この場合、プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、撮影部140Bで撮影した撮影画像データから生成した格子点Jの撮影値(XYZ値)と、プロジェクター100Aから受信した格子点Jの撮影値(XYZ値)との差分(以下、差分値と表記する)を求める。補正制御部163Bは、算出した差分値を、撮影部140Aのカメラと撮影部140Bのカメラとの感度の差として認識する。
次に、補正制御部163Bは、撮影部140Bで撮影した撮影画像データから生成した格子点Jの撮影値(XYZ値)に、差分値と、補正値jに基づく補正量とを加算する。加算された値は、プロジェクター100Aの撮影部140Aで、図6(A)に示す第1投射領域141の中央の格子点Aを撮影して得られた撮影値(XYZ値)と同じ値となる。
補正制御部163Bは、算出した格子点Jの撮影値(XYZ値)を目標値として、撮影部140Bで撮影した撮影画像データから生成した第2投射領域142の各格子点の撮影値(XYZ値)を補正する。
以上説明したように、画像投射システム及び画像投射システムの制御方法にかかる第1及び第2実施形態は、プロジェクター100A及び100Bを備える。
プロジェクター100Aは、調整用画像を投射する投射光学系113Aと、投射された調整用画像の少なくとも一部、及びプロジェクター100Bにより投射された調整用画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する撮影部140Aとを備える。プロジェクター100Bは、調整用画像を投射する投射光学系113B(第2投射部)を備える。
画像投射システム1は、投射光学系113Aにより投射された調整用画像の少なくとも一部を撮影部140Aにより撮影した第3撮影画像データに基づき目標の色を定める。
また、画像投射システム1は、投射光学系113Bにより投射された調整用画像の少なくとも一部を撮影部140Aにより撮影した第4撮影画像データに基づき、プロジェクター100Bの投射画像の色を、目標の色に補正する補正値を求める。
従って、複数のプロジェクター100A及び100Bにより画像を投射する場合に、各プロジェクター100A及び100Bが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
また画像投射システム1は、第3撮影画像データの格子点Aの位置の撮影値を目標の色として、第4撮影画像データの格子点Bの位置の撮影値が、格子点Aの撮影値となるように、プロジェクター100Bにおいて投射画像を補正する補正値を求める。従って、プロジェクター100Bにおいて、投射画像の格子点Bの位置の撮影値が目標の色となるように補正することができる。
また、プロジェクター100Aは、第3撮影画像データの格子点Aの位置の撮影値を目標の色として、第4撮影画像データの格子点Bの位置の撮影値が、格子点Aの位置の撮影値となるように、プロジェクター100Bにおいて投射画像を補正する補正値を算出する補正制御部163Aを備える。さらに、プロジェクター100Aは、補正制御部163Aが算出した補正値を、プロジェクター100Bに送信する通信部175Aを備える。
従って、プロジェクター100Aにおいて補正値を算出し、算出した補正値をプロジェクター100Bに送信することができる。
また、補正値は、第4撮影画像データの格子点Bの位置の色を目標の色に補正するデータであり、プロジェクター100Bは、投射光学系113Bにより投射された調整用画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する撮影部140Bを備える。プロジェクター100Bは、撮影部140Bにより、投射光学系113Bにより投射された調整用画像の少なくとも一部を撮影した第6撮影画像データに基づき、調整用画像の複数の格子点の位置の色を、第4撮影画像データの格子点Bの位置の色に補正する第3補正値を求める。従って、投射光学系113Bが投射した調整用画像の少なくとも一部を撮影部140Bで撮影した第6撮影画像データに基づき、調整用画像の複数の格子点の位置の色を、第4撮影画像データの格子点Bの位置の色に補正する第3補正値を求めることができる。
また、プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、プロジェクター100Bから受信した第6撮影画像データに基づき、調整用画像の複数の格子点の位置の色を、格子点Bの色に補正する第3補正値を求める。従って、プロジェクター100Bが撮影した第6撮影画像データに基づき、プロジェクター100Aにおいて第3補正値を求めることができる。
上述した第1及び第2実施形態及びその変形例は、本発明の好適な実施の形態である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形実施が可能である。
例えば、上述した第1及び第2実施形態では、左側に位置するプロジェクター100Aをマスター機としたが、マスター機として設定するプロジェクター100は、左側に位置するプロジェクター100Aに限られない。
また、上述した第1及び第2実施形態では、プロジェクター100Aの第1投射領域141の中央(すなわち、液晶パネルの中央)を色度及び輝度の目標値として設定したが、第1投射領域141の他の部分や、マスター機であるプロジェクター100A以外のプロジェクター100の投射領域を色度及び輝度の少なくとも一方の目標値として設定してもよい。また、事前に設定された目標値を記憶部170Aに記憶させ、色度や輝度の調整の際には、記憶部170Aから読み出した値を目標値として設定してもよい。さらに、ユーザーが操作パネル131A又はリモコン5Aを操作して、プロジェクター100Aに、撮影部140AによりスクリーンSCを撮影させ、撮影された撮影画像データに基づいて色度及び輝度の少なくとも一方の目標値を設定し、設定した目標値を記憶部170Aに記憶させておくこともできる。
さらに、液晶パネルの位置に応じて異なる色度及び輝度の目標値を設定してもよい。例えば、複数のプロジェクター100から投射される画像が重なる範囲は、撮影部140Aで撮影した撮影画像データから目標値を算出し、それ以外の範囲は、記憶部170Aに事前に記憶させた目標値を使用してもよい。
以下、ユーザーが操作パネル131A又はリモコン5Aを操作して事前に設定した色度の値を目標値として、第1投射領域141及び第2投射領域142の各格子点の色度を、目標値に補正する場合について説明する。このユーザーにより事前に設定された色度の目標値は、記憶部170Aが記憶している。
プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、投射制御部161Aに指示してスクリーンSCの第1投射領域141に調整用画像を投射させ、撮影制御部162Aに指示して投射された調整用画像を撮影し第3撮影画像データを生成させる。
また、補正制御部163Aは、プロジェクター100Bに指示して、第2投射領域142に調整用画像を投射させ、撮影制御部162Aに指示して投射された調整用画像を撮影し第4撮影画像データを生成させる。
補正制御部163Aは、生成された第3撮影画像データに基づいて、第1投射領域141の各格子点の撮影値(XYZ値)が、記憶部170Aに記憶した目標値となるように補正する補正値(第3補正データ)をそれぞれに算出する。また、補正制御部163Aは、生成された第4撮影画像データに基づいて、第2投射領域142の格子点(例えば、図6(B)に示す格子点B)の撮影値(XYZ値)が、記憶部170Aに記憶した目標値となるように補正する補正値(第4補正データ)を算出する。
補正制御部163Aは、第1投射領域141の各格子点の補正値及び第2投射領域142の格子点の補正値を、RGBのすべての色、及び事前に設定されたすべての階調で算出する。また、補正制御部163Aは、事前に設定された階調以外の階調の補正値についても、算出した階調の補正値に基づく補間演算により算出する。補正制御部163Aは、算出した第1投射領域141の各格子点の補正値を用いて、第1投射領域141の各格子点の撮影値(XYZ値)を補正する。また、補正制御部163Aは、算出した第2投射領域142の格子点の補正値をプロジェクター100Bに送信する。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、プロジェクター100Aから受信した補正値に基づいて、撮影部140Bにより撮影した第2投射領域142の各格子点の撮影値(XYZ値)を補正する補正値を、RGBのすべての色、及び事前に設定されたすべての階調で算出する。また、補正制御部163Bは、事前に設定された階調以外の階調の補正値についても、算出した階調の補正値に基づく補間演算により算出する。補正制御部163Bは、算出した各補正値を、第2投射領域142の各格子点の補正値として設定する。従って、各プロジェクター100A及び100Bが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
また、プロジェクター100Aの補正制御部163Aは、撮影部140Bにより撮影された第5撮影画像データをプロジェクター100Bから取得し、取得した第5撮影画像データに基づいて補正値を算出してもよい。補正制御部163Aは、第5撮影画像データに基づいて、第2投射領域142の各格子点の撮影値(XYZ値)が、記憶部170Aに記憶した目標値となるように補正する補正値(第4補正データ)を、RGBのすべての色、及び事前に設定されたすべての階調で算出する。また、補正制御部163Aは、算出した階調以外の階調の補正値についても、算出した階調の補正値に基づく補間演算により算出する。補正制御部163Aは、補正値を算出すると、算出した補正値をプロジェクター100Bに送信する。
プロジェクター100Bの補正制御部163Bは、プロジェクター100Aから受信した補正値を第2投射領域142の各格子点の補正値として設定する。従って、各プロジェクター100A及び100Bが投射する画像の目標の色への補正を精度よく行うことができる。
また、第1及び第2実施形態では、プロジェクター100A及び100Bを、透過型液晶パネルを用いた液晶プロジェクターとして説明したが、反射型の液晶パネルやデジタルミラーデバイスを用いたプロジェクターであってもよい。
また、図2に示すプロジェクター100A、100Bの各機能部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される機能的構成を示すものであって、具体的な実装形態は特に制限されない。従って、必ずしも各機能部に個別に対応するハードウェアが実装される必要はなく、一つのプロセッサーがプログラムを実行することで複数の機能部の機能を実現する構成とすることも勿論可能である。また、上記実施形態においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
5A…リモコン、100(100A(第1プロジェクター)、100B(第2プロジェクター)、100C、100D)…プロジェクター、110A、110B…表示部、111A、111B…光源部、112A、112B…光変調装置、113A、113B…投射光学系(第1投射部、第2投射部)、121A、121B…光源駆動部、122A、122B…光変調装置駆動部、131A、131B…操作パネル、132A、132B…リモコン受光部、133A、133B…処理部、140A、140B…撮影部(第1撮影部、第2撮影部)、151A、151B…画像入力部、152A、152B…画像処理部、155A、155B…フレームメモリー、160A、160B…制御部、161A、161B…投射制御部、162A、162B…撮影制御部、163A、163B…補正制御部(第1算出部、第2算出部)、170A、170B…記憶部、175A、175B…通信部(送信部)、180A、180B…内部バス、200…画像供給装置。

Claims (8)

  1. 第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、
    前記第1プロジェクターは、
    第1画像を投射する第1投射部と、
    前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、
    前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部を備え、
    前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを求め、
    前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記第2プロジェクターにおいて前記投射画像を補正する前記第1補正データを求めること、を特徴とする画像投射システム。
  2. 前記第1プロジェクターは、
    前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記投射画像を補正する前記第1補正データを算出する第1算出部と、
    前記第1算出部が算出した前記第1補正データを、前記第2プロジェクターに送信する送信部と、
    を備えること、を特徴とする請求項1記載の画像投射システム。
  3. 第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムであって、
    前記第1プロジェクターは、
    第1画像を投射する第1投射部と、
    前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第1撮影部と、を備え、
    前記第2プロジェクターは、前記第2画像を投射する第2投射部を備え、
    前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を目標の色に補正する第1補正データを求め、
    前記第1補正データは、前記第2撮影画像における所定点の色を前記目標の色に補正するデータであり、
    前記第2プロジェクターは、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を含む範囲を撮影する第2撮影部を備え、
    前記第2撮影部により、前記第2投射部により投射された前記第2画像の少なくとも一部を撮影した第3撮影画像に基づき、前記第2画像中の複数の箇所の色を、前記所定点の色に補正する第2補正データを求めること、を特徴とする画像投射システム。
  4. 前記第1プロジェクターは、前記第2プロジェクターから受信した前記第3撮影画像に基づき、前記第2画像中の前記複数の箇所の色を、前記所定点の色に補正する前記第2補正データを求める第2算出部を備えること、を特徴とする請求項記載の画像投射システム。
  5. 前記第1プロジェクターは、
    前記第1投射部により投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記第2プロジェクターにおいて前記第2画像を補正する前記第1補正データを算出する第1算出部と、
    前記第1算出部が算出した前記第1補正データを、前記第2プロジェクターに送信する送信部と、を備え、
    前記第2プロジェクターは、前記第1プロジェクターから受信した前記第1補正データを基に、前記第2画像中の複数の箇所の色を前記所定点の色に補正する第2補正データを求めること、を特徴とする請求項3又は4記載の画像投射システム。
  6. 第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムの制御方法であって、
    前記第1プロジェクターにより投射された第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を前記第1プロジェクターの第1撮影部により撮影するステップと、
    前記第1画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定めるステップと、
    前記第2画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めるステップと、を有し、
    前記第1補正データを求めるステップは、前記第1プロジェクターにより投射された前記第1画像の少なくとも一部を前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像上の第1位置の撮影値を前記目標の色として、前記第2撮影画像上の第2位置の撮影値が、前記第1位置の前記撮影値となるように、前記第2プロジェクターにおいて前記投射画像を補正する前記第1補正データを求めること、を特徴とする画像投射システムの制御方法。
  7. 第1プロジェクターと、第2プロジェクターとを備える画像投射システムの制御方法であって、
    前記第1プロジェクターにより投射された第1画像の少なくとも一部、及び前記第2プロジェクターにより投射された第2画像の少なくとも一部を含む範囲を前記第1プロジェクターの第1撮影部により撮影するステップと、
    前記第2画像の少なくとも一部を含む範囲を前記第2プロジェクターの第2撮影部により撮影するステップと、
    前記第1画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第1撮影画像に基づき目標の色を定めるステップと、
    前記第2画像の少なくとも一部を前記第1プロジェクターの前記第1撮影部により撮影した第2撮影画像に基づき、前記第2プロジェクターの投射画像の色を前記目標の色に補正するデータであって、前記第2撮影画像における所定点の色を前記目標の色に補正する第1補正データを求めるステップと、
    前記第2撮影部により、前記第2画像の少なくとも一部を撮影した第3撮影画像に基づき、前記第2画像中の複数の箇所の色を、前記所定点の色に補正する第2補正データを求めるステップと、を有する、ことを特徴とする画像投射システムの制御方法。
  8. 前記第1撮影部により撮影するステップは、前記第1プロジェクターによる前記第1画像の投射と、前記第2プロジェクターによる前記第2画像の投射とを交互に切り替えて、前記第1画像の少なくとも一部と、前記第2画像の少なくとも一部とを交互に撮影すること、を特徴とする請求項6又は7記載の画像投射システムの制御方法。
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