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JP6741945B2 - 電池制御回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電池制御回路に関する。
従来、電池セルの過充電又は過放電を防止するため、直列に接続された複数の電池セルの電圧のうち最大電圧又は最小電圧を出力する技術が知られている。
特開平7−105986号公報
しかしながら、従来の技術では、複数のセルの中でどのセルが最大又は最小のセル電圧を有するのかわからないため、複数のセルが直列に接続された二次電池を高精度に保護することが難しい。
そこで、本開示の一態様は、複数のセルが直列に接続された二次電池を高精度に保護することを可能にする、電池制御回路の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本開示では、
複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧を出力する最大電圧出力回路と、
前記最大電圧に基づいて、前記二次電池の過充電を検出する過充電検出回路と、を備え、
前記最大電圧出力回路は、前記最大電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路が提供される。
また、上記目的を達成するため、本開示では、
複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧を出力する最小電圧出力回路と、
前記最小電圧に基づいて、前記二次電池の過放電を検出する過放電検出回路と、を備え、
前記最小電圧出力回路は、前記最小電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路が提供される。
また、上記目的を達成するため、本開示では、
複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して第1の出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記第1の出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧を出力する最大電圧出力回路と、
記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して第2の出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記第2の出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧を出力する最小電圧出力回路と、を備え、
前記最大電圧出力回路は、前記最大電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成し、
前記最小電圧出力回路は、前記最小電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路が提供される。
本開示によれば、複数のセルが直列に接続された二次電池を高精度に保護することが可能になる。
電池パックの構成の一例を示す図である。 最大電圧検出部の構成の一例を示す図である。 最小電圧検出部の構成の一例を示す図である。 電圧検出部の構成の一例を示す図である。 最大電圧検出部の構成の他の一例を示す図である。 最小電圧検出部の構成の他の一例を示す図である。 制御回路の制御状態の遷移の一例を示す状態遷移図である。 電池パックの構成の他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、電池パックの構成の一例を示す図である。図1に示される電池パック100は、二次電池30と、電池保護装置80とを内蔵して備える。
二次電池30は、充放電可能な電池の一例である。二次電池30は、プラス端子5(P+端子)とマイナス端子6(P−端子)に接続された負荷90に電力を供給できる。二次電池30は、プラス端子5とマイナス端子6に接続された不図示の充電器によって充電されることが可能である。二次電池30の具体例として、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などが挙げられる。電池パック100は、負荷90に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。
負荷90は、電池パック100の二次電池30を電源とする負荷の一例である。負荷90の具体例として、携帯可能な携帯端末装置などの電子機器が挙げられる。携帯端末装置の具体例として、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ゲーム機、テレビ、音楽や映像のプレーヤー、カメラなどの電子機器が挙げられる。
二次電池30は、直列に接続された複数のセル(図1には、3個のセル31〜33を例示)を含んで構成されている。二次電池30の正極は、二次電池30に構成されるセル31〜33のうち最も電位の高い最上段のセル33の正極に接続され、二次電池30の負極は、二次電池30に構成されるセル31〜33のうち最も電位の低い最下段のセル31の負極に接続されている。なお、セルの正極とは、そのセルの高電位側の電極であり、セルの負極とは、そのセルの低電位側の電極である。
電池保護装置80は、二次電池30を電源として動作し、二次電池30の充放電を制御することによって二次電池30を過充電等から保護する電池保護装置の一例である。電池保護装置80は、プラス端子5と、マイナス端子6と、セルバランス回路20と、充電制御トランジスタ1と、放電制御トランジスタ2と、電池保護回路70とを備える。
プラス端子5は、負荷90又は充電器のプラス側端子に接続される端子の一例である。マイナス端子6は、負荷90又は充電器のマイナス側端子に接続される端子の一例である。
二次電池30の正極(セル33の正極)とプラス端子5とは、プラス側電源経路9aによって接続され、二次電池30の負極(セル31の負極)とマイナス端子6とは、マイナス側電源経路9bによって接続される。プラス側電源経路9aは、二次電池30の正極とプラス端子5との間の充放電電流経路の一例であり、マイナス側電源経路9bは、二次電池30の負極とマイナス端子6との間の充放電電流経路の一例である。
二次電池30の負極(セル31の負極)は、配線51を介して、VSS端子に接続されている。セル31の正極及びセル32の負極は、配線52を介して、V1端子に接続されている。セル32の正極及びセル33の負極は、配線53を介して、V2端子に接続されている。二次電池30の正極(セル33の正極)は、配線54を介して、VDD端子に接続されている。
セルバランス回路20は、セル31〜33間のセル電圧のばらつきを低減する均等化回路の一例である。セルバランス回路20は、3個のセルバランス回路部を備える。第1のセルバランス回路部は、セル31に配線51,52を介して並列に接続されている。第2のセルバランス回路部は、セル32に配線52,53を介して並列に接続されている。第3のセルバランス回路部は、セル33に配線53,54を介して並列に接続されている。
第1のセルバランス回路部は、OUT1端子からの指令信号に従って、セル31を放電させる。第2のセルバランス回路部は、OUT2端子からの指令信号に従って、セル32を放電させる。第3のセルバランス回路部は、OUT3端子からの指令信号に従って、セル33を放電させる。セル31〜33のそれぞれのセル電圧が互いに等しくなるように、セル31〜33のそれぞれが放電されることによって、セル31〜35間のセル電圧のバランスを保つことができる。
例えば、第1のセルバランス回路部は、放電抵抗21bと放電トランジスタ21aとが直列に接続された放電回路を有する。同様に、第2のセルバランス回路部は、放電抵抗22bと放電トランジスタ22aとが直列に接続された放電回路を有し、第3のセルバランス回路部は、放電抵抗23bと放電トランジスタ23aとが直列に接続された放電回路を有する。放電トランジスタ21aがOUT1端子からのオン指令信号に従ってオンとなることによって、セル31は、放電抵抗21b及び放電トランジスタ21aを介して、放電される。放電トランジスタ22aがOUT2端子からのオン指令信号に従ってオンとなることによって、セル32は、放電抵抗22b及び放電トランジスタ22aを介して、放電される。放電トランジスタ23aがOUT3端子からのオン指令信号に従ってオンとなることによって、セル33は、放電抵抗23b及び放電トランジスタ23aを介して、放電される。放電トランジスタ21a,22a,23aは、例えば、Nチャネル型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
充電制御トランジスタ1は、二次電池30の充電経路を遮断する充電経路遮断部の一例であり、放電制御トランジスタ2は、二次電池30の放電経路を遮断する放電経路遮断部の一例である。図1の場合、充電制御トランジスタ1は、二次電池30の充電電流が流れる電源経路9bを遮断し、放電制御トランジスタ2は、二次電池30の放電電流が流れる電源経路9bを遮断する。トランジスタ1,2は、電源経路9bの導通/遮断を切り替えるスイッチング素子であり、電源経路9bに直列に挿入されている。
トランジスタ1,2は、例えば、Nチャネル型のMOSトランジスタである。充電制御トランジスタ1は、充電制御トランジスタ1の寄生ダイオードの順方向が二次電池30の放電方向になるように電源経路9bに挿入されている。放電制御トランジスタ2は、放電制御トランジスタ2の寄生ダイオードの順方向が二次電池30の充電方向になるように電源経路9bに挿入されている。
電池保護回路70は、電池保護装置80に使用される電池制御回路の一例である。電池保護回路70は、二次電池30のセル31〜33の保護動作を行う集積回路(IC)である。電池保護回路70は、最大電圧検出部71、最小電圧検出部72、電圧検出部73、制御回路74を備える。また、電池保護回路70は、COUT端子と、VM端子と、DOUT端子と、OUT1端子、OUT2端子、OUT3端子、VDD端子、VSS端子、V1端子、V2端子を備える。
COUT端子は、充電制御トランジスタ1のゲートに接続され、充電制御トランジスタ1をオン又はオフさせるゲート制御信号を出力する充電制御端子の一例である。VM端子は、トランジスタ1,2とマイナス端子6との間でマイナス側電源経路9bに接続されている。DOUT端子は、放電制御トランジスタ2のゲートに接続され、放電制御トランジスタ2をオン又はオフさせるゲート制御信号を出力する放電制御端子の一例である。
制御回路74は、プリドライバ11aをオンさせ且つプリドライバ11bをオフさせるローレベルの充電制御信号CO_CNTを出力することによって、充電制御トランジスタ1をオンさせるハイレベルのゲート制御信号をCOUT端子から出力させる。制御回路74は、充電制御トランジスタ1をオンさせることによって、二次電池30を充電する方向の電流が電源経路9bに流れることを許可する。一方、制御回路74は、プリドライバ11aをオフさせ且つプリドライバ11bをオンさせるハイレベルの充電制御信号CO_CNTを出力することによって、充電制御トランジスタ1をオフさせるローレベルのゲート制御信号をCOUT端子から出力させる。制御回路74は、充電制御トランジスタ1をオフさせることによって、二次電池30を充電する方向の電流が電源経路9bに流れることを禁止する。
制御回路74は、プリドライバ12aをオンさせ且つプリドライバ12bをオフさせるローレベルの放電制御信号DO_CNTを出力することによって、放電制御トランジスタ2をオンさせるハイレベルのゲート制御信号をDOUT端子から出力させる。制御回路74は、放電制御トランジスタ2をオンさせることによって、二次電池30を放電する方向の電流が電源経路9bに流れることを許可する。一方、制御回路74は、プリドライバ12aをオフさせ且つプリドライバ12bをオンさせるハイレベルの放電制御信号DO_CNTを出力することによって、放電制御トランジスタ2をオフさせるローレベルのゲート制御信号をDOUT端子から出力させる。制御回路74は、放電制御トランジスタ2をオフさせることによって、二次電池30を放電する方向の電流が電源経路9bに流れることを禁止する。
OUT1端子は、セル31〜33間のセル電圧のばらつきを均一化するためにセル31を放電させる指令信号が出力されるセル放電制御端子の一例である。OUT2端子は、セル31〜33間のセル電圧のばらつきを均一化するためにセル32を放電させる指令信号が出力されるセル放電制御端子の一例である。OUT3端子は、セル31〜33間のセル電圧のばらつきを均一化するためにセル33を放電させる指令信号が出力されるセル放電制御端子の一例である。
制御回路74は、プリドライバ21dをオンさせ且つプリドライバ21cをオフさせるローレベルの放電指令信号OUT1_CNTを出力することによって、放電トランジスタ21aをオンさせるハイレベルの指令信号をOUT1端子から出力させる。制御回路74は、放電トランジスタ21aをオンさせることによって、セル31を放電抵抗21b及び放電トランジスタ21a経由で放電させる。一方、制御回路74は、プリドライバ21dをオフさせ且つプリドライバ21cをオンさせるハイレベルの放電指令信号OUT1_CNTを出力することによって、放電トランジスタ21aをオフさせるローレベルの指令信号をOUT1端子から出力させる。制御回路74は、放電トランジスタ21aをオフさせることによって、セル31が放電抵抗21b及び放電トランジスタ21a経由で放電することを停止させる。
放電指令信号OUT2_CNT及びプリドライバ22d,22cによるセル32の放電制御や、放電指令信号OUT3_CNT及びプリドライバ23d,23cによるセル33の放電制御についても同様である。
VDD端子は、電池保護回路70の電源端子の一例であり、セル33の正極及びプラス側電源経路9aに接続されている。VSS端子は、電池保護回路70のグランド端子の一例であり、セル31の負極及びマイナス側電源経路9bに接続されている。V1端子及びVSS端子は、セル31のセル電圧を検出するための端子である。V1端子及びV2端子は、セル32のセル電圧を検出するための端子である。V2端子及びVDD端子は、セル33のセル電圧を検出するための端子である。
最大電圧検出部71は、セル31〜33のそれぞれのセル電圧のうち最大のセル電圧を検出する回路である。最小電圧検出部72は、セル31〜33のそれぞれのセル電圧のうち最小のセル電圧を検出する回路である。電圧検出部73は、二次電池30の過充電等を検出するための電圧を検出する回路である。制御回路74は、二次電池30を過充電等から保護する動作を制御するための回路である。最大電圧検出部71、最小電圧検出部72、電圧検出部73、制御回路74は、いずれも、CPU(Central Processing Unit)を使用せずにアナログの論理回路によって構成された回路である。
図2は、最大電圧検出部の構成の一例を示す図である。図2に示される最大電圧検出部71Aは、図1に示される最大電圧検出部71の一例である。最大電圧検出部71Aは、レベルシフト回路110、最大電圧出力回路120、最大電圧セル特定回路160を備える。
レベルシフト回路110は、複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成する。レベルシフト回路110は、3個のレベルシフト回路部を備える。
第1のレベルシフト回路部は、セル31のセル電圧VC1をレベルシフトして、セル電圧VC1よりも低いレベルシフト電圧Vc1を生成する。第1のレベルシフト回路部は、セル31に配線51,52を介して並列に接続されている。第1のレベルシフト回路部は、抵抗111と抵抗112とが直列に接続された分圧回路を有し、当該分圧回路からレベルシフト電圧Vc1を出力する。
第2のレベルシフト回路部は、セル32のセル電圧VC2をレベルシフトして、セル電圧VC2よりも低いレベルシフト電圧Vc2を生成する。第2のレベルシフト回路部は、セル32に配線52,53を介して並列に接続されている。第2のレベルシフト回路部は、抵抗113と抵抗114とが直列に接続された分圧回路を有し、当該分圧回路からレベルシフト電圧Vc2を出力する。
第3のレベルシフト回路部は、セル33のセル電圧VC3をレベルシフトして、セル電圧VC3よりも低いレベルシフト電圧Vc3を生成する。第3のレベルシフト回路部は、セル33に配線53,54を介して並列に接続されている。第3のレベルシフト回路部は、抵抗114と抵抗115とが直列に接続された分圧回路を有し、当該分圧回路からレベルシフト電圧Vc3を出力する。
最上段のセル33のセル電圧VC3が、最上段のアンプ151の反転入力端子にそのまま入力されると、回路の動作電圧が足りない、電源電圧と同じ電圧を出力することができないなどのため、アンプ151の非反転入力端子に入力される閾値電圧Vd3を生成することができない。そのため、アンプ151の反転入力端子には、セル電圧VC3よりも低いレベルシフト電圧Vc3が入力される。
最大電圧出力回路120は、複数のセル電圧(この場合、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3)のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧VmaxをVSS端子の電位を基準に出力する。最大電圧出力回路120は、複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有する。図2の場合、最大電圧出力回路120は、3つの差動増幅回路130,140,150を有する。
差動増幅回路130は、レベルシフト電圧Vc1を閾値電圧Vd1と比較して出力電圧Va1を生成する。差動増幅回路140は、レベルシフト電圧Vc2を閾値電圧Vd2と比較して出力電圧Va2を生成する。差動増幅回路150は、レベルシフト電圧Vc3を閾値電圧Vd3と比較して出力電圧Va3を生成する。
最大電圧出力回路120は、例えば、出力電圧Va1,Va2,Va3を同時に互いに比較することによって、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3のうち最も電圧値の高いセル電圧に一致する最大電圧Vmaxを出力する。差動増幅回路130,140,150のそれぞれの出力部が最大電圧Vmaxの出力ノード121に対して並列に接続されていることによって、最大電圧出力回路120は、出力電圧Va1,Va2,Va3を同時に互いに比較できる。図2の場合、出力トランジスタ132,142,152のそれぞれのドレインが、出力ノード121に対して並列に接続されている。
出力ノード121は、VSS端子の電位に抵抗分(例えば、後述の図4に示された抵抗311,312)を介して接続されている。
図2において、差動増幅回路130は、アンプ131、出力トランジスタ132、帰還トランジスタ133、一対のトランジスタ134,135によるカレントミラー137、閾値トランジスタ136を有する。出力トランジスタ132は、出力電圧Va1が入力される出力スイッチング素子の一例である。トランジスタ132,134,135は、例えば、Pチャネル型のMOSトランジスタである。トランジスタ133,136は、例えば、Nチャネル型のMOSトランジスタである。
アンプ131は、反転入力端子に入力されるレベルシフト電圧Vc1と非反転入力端子に入力される閾値電圧Vd1との電圧差を増幅し、当該電圧差を増幅した電圧である出力電圧Va1を出力する。
出力トランジスタ132は、ゲートに入力される出力電圧Va1の値に応じた電圧をドレインから出力する。出力トランジスタ132のドレイン出力電圧は、帰還トランジスタ133のゲートに入力される。帰還トランジスタ133は、ゲートに入力されるVSS端子基準のドレイン出力電圧を電流に変換する。カレントミラー137は、帰還トランジスタ133により変換された電流を折り返し、折り返した電流を閾値トランジスタ136に入力する。閾値トランジスタ136は、カレントミラー137により折り返された電流(出力トランジスタ132のドレイン出力電圧を変換して得られた電流)を、セル31の負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって、閾値電圧Vd1を生成する。閾値トランジスタ136は、ゲートとドレインが互いに接続され、ソースがセル31の負極の電位に接続されている。
差動増幅回路140は、アンプ141、出力トランジスタ142、帰還トランジスタ143、一対のトランジスタ144,145によるカレントミラー147、閾値トランジスタ146を有する。閾値トランジスタ146は、カレントミラー147により折り返された電流(出力トランジスタ142のドレイン出力電圧を変換して得られた電流)を、セル32の負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって、閾値電圧Vd2を生成する。閾値トランジスタ146は、ゲートとドレインが互いに接続され、ソースがセル32の負極の電位に接続されている。差動増幅回路140は、差動増幅回路130と同一の構成を有するので、差動増幅回路140のその他の構成についての説明は、差動増幅回路130の構成についての上述の説明を援用する。
差動増幅回路150は、アンプ151、出力トランジスタ152、帰還トランジスタ153、一対のトランジスタ154,155によるカレントミラー157、閾値トランジスタ156を有する。閾値トランジスタ156は、カレントミラー147により折り返された電流(出力トランジスタ152のドレイン出力電圧を変換して得られた電流)を、セル33の負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって、閾値電圧Vd3を生成する。閾値トランジスタ156は、ゲートとドレインが互いに接続され、ソースがセル33の負極の電位に接続されている。差動増幅回路150は、差動増幅回路130と同一の構成を有するので、差動増幅回路150のその他の構成についての説明は、差動増幅回路130の構成についての上述の説明を援用する。
出力トランジスタ132,142,152は、出力ノード121に対して並列に接続されている。したがって、アンプ131,141,151のうち、最大電圧Vmaxよりも低いレベルシフト電圧が入力されるアンプ(「非最大アンプ」と称する)では、反転入力端子に入力されるレベルシフト電圧が非反転入力端子に入力される閾値電圧よりも低くなる。そのため、非最大アンプの帰還が切れて、出力電圧Va1,Va2,Va3のうち、非最大アンプの出力電圧はハイレベルになるので、出力トランジスタ132,142,152のうち、ハイレベルの出力電圧が入力される出力トランジスタは、オフとなる。
一方、アンプ131,141,151のうち、最大電圧Vmaxに対応するレベルシフト電圧が入力されるアンプ(「最大アンプ」と称する)では、帰還がかかる。そのため、最大アンプは、入力されるレベルシフト電圧と閾値電圧とが一致するように、出力トランジスタを動作させる出力電圧を生成する。
つまり、非最大アンプは、最大電圧Vmaxを低下させようとして、出力トランジスタ132,142,152のうち対応する出力トランジスタをオフさせる。オフした出力トランジスタは無視できるので、最も電圧値の高い最大電圧Vmaxで帰還がかかる。したがって、出力ノード121に最大電圧Vmaxが生成される。
最大電圧セル特定回路160は、複数の出力電圧(この場合、3つの出力電圧Va1,Va2,Va3)に基づいて、複数のセル(この場合、3つのセル31,32,33)のうち最も電圧値の高いセルを特定する。最大電圧セル特定回路160は、例えば、定電流を生成する定電流源161,163,165と、判定トランジスタ162,164,166とを備える。判定トランジスタ162,164,166は、例えば、Pチャネル型のMOSトランジスタである。
定電流源161は、判定トランジスタ162のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ162のゲートには、出力電圧Va1が入力される。定電流源163は、判定トランジスタ164のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ164のゲートには、出力電圧Va2が入力される。定電流源165は、判定トランジスタ166のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ166のゲートには、出力電圧Va3が入力される。
上述の通り、非最大アンプの出力電圧はハイレベルとなるので、判定トランジスタ162,164,166のうち、非最大アンプのハイレベルの出力電圧が入力される判定トランジスタは、オフとなる。最大アンプの出力電圧はローレベルとなるので、判定トランジスタ162,164,166のうち、最大アンプのローレベルの出力電圧が入力される判定トランジスタは、オンとなる。したがって、最大電圧セル特定回路160は、判定信号Ma1,Ma2,Ma3のうち、最大電圧Vmaxよりも低いセル電圧を有するセルに対応する判定信号をローレベルで出力し、最大電圧Vmaxを有するセルに対応する判定信号をハイレベルで出力する。このように、最大電圧セル特定回路160は、複数のセルのうち最も電圧値の高いセルを特定できる。
図3は、最小電圧検出部の構成の一例を示す図である。図3に示される最小電圧検出部72Aは、図1に示される最小電圧検出部72の一例である。最小電圧検出部72Aは、レベルシフト回路210、最小電圧出力回路220、最小電圧セル特定回路260を備える。
レベルシフト回路210は、複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成する。レベルシフト回路210は、抵抗211〜216を有する。レベルシフト回路210は、レベルシフト回路110(図2参照)と同一の構成を有するので、レベルシフト回路210の構成についての説明は、レベルシフト回路110の構成についての上述の説明を援用する。また、レベルシフト回路210は、レベルシフト回路110と同一の構成を有するので、レベルシフト回路110と共通化して、一つのレベルシフト回路で構成されてもよい。
最小電圧出力回路220は、複数のセル電圧(この場合、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3)のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧VminをVSS端子の電位を基準に出力する。最小電圧出力回路220は、複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有する。図3の場合、最小電圧出力回路220は、3つの差動増幅回路230,240,250を有する。
差動増幅回路230は、レベルシフト電圧Vc1を閾値電圧Ve1と比較して出力電圧Vb1を生成する。差動増幅回路240は、レベルシフト電圧Vc2を閾値電圧Ve2と比較して出力電圧Vb2を生成する。差動増幅回路250は、レベルシフト電圧Vc3を閾値電圧Ve3と比較して出力電圧Vb3を生成する。
最小電圧出力回路220は、例えば、出力電圧Vb1,Vb2,Vb3を同時に互いに比較することによって、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3のうち最も電圧値の低いセル電圧に一致する最小電圧Vminを出力する。差動増幅回路230,240,250のそれぞれの出力部が最小電圧Vminの出力ノード221に対して直列に接続されていることによって、最小電圧出力回路220は、出力電圧Vb1,Vb2,Vb3を同時に互いに比較できる。図3の場合、出力トランジスタ232,242,252のそれぞれのドレインが、出力ノード221に対して直列に接続されている。
出力ノード221は、VSS端子の電位に抵抗分(例えば、後述の図4に示された抵抗321,322)を介して接続されている。
図3において、差動増幅回路230は、アンプ231、出力トランジスタ232、帰還トランジスタ233、一対のトランジスタ234,235によるカレントミラー237、閾値トランジスタ236を有する。差動増幅回路240は、アンプ241、出力トランジスタ242、帰還トランジスタ243、一対のトランジスタ244,245によるカレントミラー247、閾値トランジスタ246を有する。差動増幅回路250は、アンプ251、出力トランジスタ252、帰還トランジスタ253、一対のトランジスタ254,255によるカレントミラー257、閾値トランジスタ256を有する。
差動増幅回路230,240,250は、差動増幅回路130(図2参照)と同一の構成を有するので、差動増幅回路230,240,250の構成についての説明は、差動増幅回路130の構成についての上述の説明を援用する。
出力トランジスタ232,242,252は、出力ノード221に対して直列に接続されている。アンプ231,241,251のうち、最小電圧Vminよりも高いレベルシフト電圧が入力されるアンプ(「非最小アンプ」と称する)では、反転入力端子に入力されるレベルシフト電圧が非反転入力端子に入力される閾値電圧よりも高くなる。そのため、出力電圧Vb1,Vb2,Vb3のうち、非最小アンプの出力電圧はローレベルになるので、出力トランジスタ232,242,252のうち、ローレベルの出力電圧が入力される出力トランジスタは、完全にオンとなる。
一方、アンプ231,241,251のうち、最小電圧Vminに対応するレベルシフト電圧が入力されるアンプ(「最小アンプ」と称する)は、帰還がかかる。そのため、最小アンプは、入力されるレベルシフト電圧と閾値電圧とが一致するように、出力トランジスタを動作させる出力電圧を生成する。したがって、出力ノード221に最小電圧Vminが生成される。
つまり、非最小アンプは、最小電圧Vminを上昇させようとして、出力トランジスタ232,242,252のうち対応する出力トランジスタを完全にオンさせる(つまり、出力トランジスタは線形領域で動作する)。完全にオンした出力トランジスタは無視できるので、最も電圧値の低い最小電圧Vminで帰還がかかる。したがって、出力ノード221に最小電圧Vminが生成される。
最小電圧セル特定回路260は、複数の出力電圧(この場合、3つの出力電圧Vb1,Vb2,Vb3)に基づいて、複数のセル(この場合、3つのセル31,32,33)のうち最も電圧値の低いセルを特定する。最小電圧セル特定回路260は、例えば、定電流を生成する定電流源261,263,265と、判定トランジスタ262,264,266とを備える。判定トランジスタ262,264,266は、例えば、Pチャネル型のMOSトランジスタである。
定電流源261は、判定トランジスタ262のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ262のゲートには、出力電圧Vb1が入力される。定電流源263は、判定トランジスタ264のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ264のゲートには、出力電圧Vb2が入力される。定電流源265は、判定トランジスタ266のドレインに直列に接続された回路である。判定トランジスタ266のゲートには、出力電圧Vb3が入力される。
上述の通り、非最小アンプの出力電圧はローレベルとなるので、判定トランジスタ262,264,266のうち、非最小アンプのローレベルの出力電圧が入力される判定トランジスタは、オンとなる。最小アンプの出力電圧はハイレベルとなるので、判定トランジスタ262,264,266のうち、最小アンプのハイレベルの出力電圧が入力される判定トランジスタは、オフとなる。したがって、最小電圧セル特定回路260は、判定信号Mi1,Mi2,Mi3のうち、最小電圧Vminよりも高いセル電圧を有するセルに対応する判定信号をハイレベルで出力し、最小電圧Vminを有するセルに対応する判定信号をローレベルで出力する。このように、最小電圧セル特定回路260は、複数のセルのうち最も電圧値の低いセルを特定できる。
図4は、電圧検出部の構成の一例を示す図である。図4に示される電圧検出部73は、図1に示される電圧検出部73の一例である。電圧検出部73は、過充電検出回路310、過放電検出回路320、差電圧増幅回路330、セルバランス制御検出回路340、断線検出回路350を備える。
過充電検出回路310は、最大電圧Vmaxに基づいて、二次電池30の過充電を検出する。過充電検出回路310は、最大電圧Vmaxが所定の過充電検出閾値を超えるか否かを検出し、最大電圧Vmaxが所定の過充電検出閾値を超えることが検出された場合、過充電検出信号OVPを出力する。過充電検出回路310は、例えば、最大電圧Vmaxを抵抗311と抵抗312とで分圧した電圧を、検出電圧314と比較するコンパレータ313を有し、最大電圧Vmaxが所定の過充電検出閾値を超えるか否かをコンパレータ313により検出する。
過放電検出回路320は、最小電圧Vminに基づいて、二次電池30の過放電を検出する。過放電検出回路320は、最小電圧Vminが所定の過放電検出閾値を下回るか否かを検出し、最小電圧Vminが所定の過放電検出閾値を下回ることが検出された場合、過放電検出信号UVPを出力する。過放電検出回路320は、例えば、最小電圧Vminを抵抗321と抵抗322とで分圧した電圧を、検出電圧315と比較するコンパレータ323を有し、最小電圧Vminが所定の過放電検出閾値を下回るか否かをコンパレータ323により検出する。
差電圧増幅回路330は、最大電圧Vmaxと最小電圧Vminとの差分Dに比例する差電圧VDIFFを出力する。差電圧増幅回路330は、例えば、抵抗331,332,334,335とアンプ333とを備え、最大電圧Vmaxから最小電圧Vminを減算した差分Dに比例する差電圧VDIFFを出力する。
セルバランス制御検出回路340は、差電圧VDIFFが所定のセルバランス制御閾値VCBを超えるか否かを検出し、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを超えることが検出された場合、セルバランス制御許可信号CBを出力する。セルバランス制御検出回路340は、例えば、差電圧VDIFFとセルバランス制御閾値VCBとを比較するコンパレータ343を有する。セルバランス制御閾値VCBは、基準電圧344が抵抗341と抵抗342とにより分圧されることで生成される。
断線検出回路350は、差電圧VDIFFが所定の断線検出閾値VOWを超えるか否かを検出し、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが検出された場合、断線検出信号OWを出力する。断線検出回路350は、例えば、差電圧VDIFFと断線検出閾値VOWとを比較するコンパレータ353を有する。断線検出閾値VOWは、基準電圧344が抵抗351と抵抗352とにより分圧されることで生成される。断線検出閾値VOWは、セルバランス制御閾値VCBよりも高く設定されている。
図5は、最大電圧検出部の構成の他の一例を示す図である。図5に示される最大電圧検出部71Bは、図1に示される最大電圧検出部71の一例である。最大電圧検出部71Bは、レベルシフト回路410、最大電圧出力回路420、最大電圧セル特定回路460を備える。
レベルシフト回路410は、複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成する。レベルシフト回路410は、入力部がセルの正極に接続されるレベルシフト素子と、当該レベルシフト素子の出力部と共通グランドとの間に接続された定電流源とが直列に接続されたレベルシフト回路部を、複数のセルのそれぞれに対して備える。図5の場合、レベルシフト回路410は、3個のレベルシフト回路部を備える。
第1のレベルシフト回路部は、セル31のセル電圧VC1をレベルシフトして、セル電圧VC1よりも低いレベルシフト電圧(VC1−Vth)を生成する。第1のレベルシフト回路部は、Nチャネル型のMOSトランジスタ416と定電流源413とが直列に接続された構成を有する。MOSトランジスタ416は、ゲートがV1端子に接続され、ソースが定電流源413に接続され、ドレインがVDD端子に接続される。レベルシフト電圧(VC1−Vth)におけるVthは、MOSトランジスタ416のゲート−ソース間の閾値電圧である。定電流源413により生成された定電流がMOSトランジスタ416に流れることによって、レベルシフト電圧(VC1−Vth)がMOSトランジスタ416のソースから出力される。
第2のレベルシフト回路部は、セル32のセル電圧VC2をレベルシフトして、セル電圧VC2よりも低いレベルシフト電圧(VC2−Vth)を生成する。第2のレベルシフト回路部は、Nチャネル型のMOSトランジスタ415と定電流源412とが直列に接続された構成を有する。MOSトランジスタ415は、ゲートがV2端子に接続され、ソースが定電流源412に接続され、ドレインがVDD端子に接続される。レベルシフト電圧(VC2−Vth)におけるVthは、MOSトランジスタ415のゲート−ソース間の閾値電圧である。定電流源412により生成された定電流がMOSトランジスタ415に流れることによって、レベルシフト電圧(VC2−Vth)がMOSトランジスタ415のソースから出力される。
第3のレベルシフト回路部は、セル33のセル電圧VC3をレベルシフトして、セル電圧VC3よりも低いレベルシフト電圧(VC3−Vth)を生成する。第3のレベルシフト回路部は、Nチャネル型のMOSトランジスタ414と定電流源411とが直列に接続された構成を有する。MOSトランジスタ414は、ゲートがVDD端子に接続され、ソースが定電流源411に接続され、ドレインがVDD端子に接続される。レベルシフト電圧(VC3−Vth)におけるVthは、MOSトランジスタ414のゲート−ソース間の閾値電圧である。定電流源411により生成された定電流がMOSトランジスタ414に流れることによって、レベルシフト電圧(VC3−Vth)がMOSトランジスタ414のソースから出力される。
MOSトランジスタ414〜416は、それぞれ、入力部がセルの正極に接続されるレベルシフト素子の一例である。定電流源411〜413は、それぞれ、レベルシフト素子の出力部と共通グランドとの間に接続された定電流源の一例である。
MOSトランジスタ416のゲートがV1端子に接続されることにより、V1端子に流れる端子電流を略零にすることができる。また、V1端子はハイインピーダンスとなるので、V1端子に接続されるセル31,32のセル電圧を高精度に検出することができる。同様に、MOSトランジスタ415のゲートがV2端子に接続されることにより、V2端子に流れる端子電流を略零にすることができる。また、V2端子はハイインピーダンスとなるので、V2端子に接続されるセル32,33のセル電圧を高精度に検出することができる。
最上段のセル33のセル電圧VC3が、最上段のアンプ451の反転入力端子にそのまま入力されると、回路の動作電圧が足りない、電源電圧と同じ電圧を出力することができないなどのため、アンプ451の非反転入力端子に入力される閾値電圧(Vmax−Vth)を生成することができない。そのため、アンプ451の反転入力端子には、セル電圧VC3よりも低いレベルシフト電圧(VC3−Vth)が入力される。
最大電圧出力回路420は、複数のセル電圧(この場合、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3)のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧VmaxをVSS端子の電位を基準に出力する。最大電圧出力回路420は、複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有する。図5の場合、最大電圧出力回路420は、3つの差動増幅回路430,440,450を有する。
差動増幅回路430は、レベルシフト電圧(VC1−Vth)を閾値電圧(Vmax−Vth)と比較して出力電圧Va1を生成する。差動増幅回路440は、レベルシフト電圧(VC2−Vth)を閾値電圧(Vmax−Vth)と比較して出力電圧Va2を生成する。差動増幅回路450は、レベルシフト電圧(VC3−Vth)を閾値電圧(Vmax−Vth)と比較して出力電圧Va3を生成する。
最大電圧出力回路420は、例えば、出力電圧Va1,Va2,Va3を同時に互いに比較することによって、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3のうち最も電圧値の高いセル電圧に一致する最大電圧Vmaxを出力する。差動増幅回路430,440,450のそれぞれの出力部が最大電圧Vmaxの出力ノード433に対して並列に接続されていることによって、最大電圧出力回路420は、出力電圧Va1,Va2,Va3を同時に互いに比較できる。図5の場合、出力トランジスタ432,442,452のそれぞれのドレインが、出力ノード433に対して並列に接続されている。
出力ノード433は、VSS端子の電位に抵抗分(例えば、図4に示された抵抗311,312)を介して接続されている。
図5において、最大電圧出力回路420は、出力トランジスタ432,442,452、電圧電流変換部471、カレントミラー472、電流電圧変換部473、補正回路474を備える。差動増幅回路430,440,450の機能は、上述の差動増幅回路130,140,150と同様である。
電圧電流変換部471は、最大電圧Vmaxを電流に変換する。電圧電流変換部471は、MOSトランジスタ421と定電流源422とによって、最大電圧Vmaxよりも低い変換電圧(Vmax−Vth)を生成する。変換電圧(Vmax−Vth)におけるVthは、MOSトランジスタ421のゲート−ソース間の閾値電圧である。変換電圧(Vmax−Vth)がMOSトランジスタ423のゲートに入力されることによって、抵抗424に電流が流れる。これにより、電圧電流変換部471は、最大電圧Vmaxを、最大電圧Vmaxに対応する電流に変換できる。
カレントミラー472は、電圧電流変換部471により変換された電流をトランジスタ425,435,445,455により折り返し、折り返した電流を閾値トランジスタ436,446,456にそれぞれ入力する。
閾値トランジスタ436及び抵抗437は、カレントミラー472により折り返された電流を、セル31の負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって、閾値電圧(Vmax−Vth)を生成する。閾値トランジスタ136は、ゲートとドレインが互いに接続され、ソースが抵抗437を介してセル31の負極の電位に接続されている。閾値トランジスタ446及び抵抗447、閾値トランジスタ456及び抵抗457についても同様である。
出力トランジスタ432,442,452は、出力ノード433に対して並列に接続されている。したがって、図2の場合と同様、出力電圧Va1,Va2,Va3のうち、非最大アンプの出力電圧はハイレベルになるので、出力トランジスタ432,442,452のうち、ハイレベルの出力電圧が入力される出力トランジスタは、オフとなる。一方、図2の場合と同様、最大アンプは、入力されるレベルシフト電圧と閾値電圧とが一致するように、出力トランジスタを動作させる出力電圧を生成する。したがって、出力ノード433に最大電圧Vmaxが生成される。
補正回路474は、MOSトランジスタ446及び抵抗447からV1端子に流れる端子電流(V1端子電流)が減少するように、V1端子電流と同じ補正電流をトランジスタ429により引き込む。これにより、セル31〜33のセル電圧の間のばらつきがV1端子電流によって大きくなることを抑制することができる。
同様に、補正回路474は、MOSトランジスタ456及び抵抗457からV2端子に流れる端子電流(V2端子電流)が減少するように、V2端子電流と同じ補正電流をトランジスタ428により引き込む。これにより、セル31〜33のセル電圧の間のばらつきがV2端子電流によって大きくなることを抑制することができる。
補正回路474は、カレントミラー472のトランジスタ426により折り返された電流をトランジスタ427で引き込むことによって、トランジスタ428,429による電流の引き込み量を調整するカレントミラーである。
最大電圧セル特定回路460は、複数の出力電圧(この場合、3つの出力電圧Va1,Va2,Va3)に基づいて、複数のセル(この場合、3つのセル31,32,33)のうち最も電圧値の高いセルを特定する。最大電圧セル特定回路460は、例えば、定電流を生成する定電流源461,463,465と、判定トランジスタ462,464,466とを備える。最大電圧セル特定回路460の構成は、上述の最大電圧セル特定回路160と同様である。
図6は、最小電圧検出部の構成の他の一例を示す図である。図6に示される最小電圧検出部72Bは、図1に示される最小電圧検出部72の一例である。最小電圧検出部72Bは、レベルシフト回路510、最小電圧出力回路520、最小電圧セル特定回路560を備える。
レベルシフト回路510は、複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成する。レベルシフト回路510は、定電流源511〜513と、MOSトランジスタ514〜516を有する。レベルシフト回路510は、レベルシフト回路410(図5参照)と同一の構成を有するので、レベルシフト回路510の構成についての説明は、レベルシフト回路410の構成についての上述の説明を援用する。また、レベルシフト回路510は、レベルシフト回路410と同一の構成を有するので、レベルシフト回路410と共通化して、一つのレベルシフト回路で構成されてもよい。
最小電圧出力回路520は、複数のセル電圧(この場合、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3)のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧VminをVSS端子の電位を基準に出力する。最小電圧出力回路520は、複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有する。図6の場合、最小電圧出力回路520は、3つの差動増幅回路530,540,550を有する。
最小電圧出力回路520は、例えば、出力電圧Vb1,Vb2,Vb3を同時に互いに比較することによって、3つのセル電圧VC1,VC2,VC3のうち最も電圧値の低いセル電圧に一致する最小電圧Vminを出力する。差動増幅回路530,540,550のそれぞれの出力部が最小電圧Vminの出力ノード533に対して直列に接続されていることによって、最小電圧出力回路520は、出力電圧Vb1,Vb2,Vb3を同時に互いに比較できる。図6の場合、出力トランジスタ532,542,552のそれぞれのドレインが、出力ノード533に対して直列に接続されている。
出力ノード533は、VSS端子の電位に抵抗分(例えば、図4に示された抵抗321,322)を介して接続されている。
図6において、最小電圧出力回路520は、出力トランジスタ532,542,552、電圧電流変換部571、カレントミラー572、電流電圧変換部573、補正回路574を備える。差動増幅回路530,540,550の機能は、上述の差動増幅回路430,440,450と同様である。
電圧電流変換部571は、MOSトランジスタ521,523と、定電流源522と、抵抗524とを備える。カレントミラー572は、トランジスタ525,526,535,545,555を備える。電流電圧変換部573は、閾値トランジスタ536,546,556と、抵抗537,547,557とを備える。補正回路574は、トランジスタ527〜529を備える。差動増幅回路530,540,550は、差動増幅回路430,440,450(図5参照)と同一の構成を有するので、差動増幅回路530,540,550の構成についての説明は、差動増幅回路430,440,450の構成についての上述の説明を援用する。
最小電圧セル特定回路560は、複数の出力電圧(この場合、3つの出力電圧Vb1,Vb2,Vb3)に基づいて、複数のセル(この場合、3つのセル31,32,33)のうち最も電圧値の低いセルを特定する。最小電圧セル特定回路560は、定電流源561,563,565と、判定トランジスタ562,564,566とを備える。最小電圧セル特定回路560の構成は、上述の最小電圧セル特定回路260と同様である。
図7は、図1に示される制御回路74の制御状態の遷移の一例を示す状態遷移図である。「High」は、その端子での信号レベルがハイレベルであることを表し、「Low」は、その端子での信号レベルがローレベルであることを表す。
制御回路74は、通常状態において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを超えることが図4のセルバランス制御検出回路340により検出された場合、最大電圧セル特定回路で特定されたセルを放電させる。セルバランス制御検出回路340は、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを超えることが検出された場合、セルバランス制御許可信号CBを出力する。
制御回路74は、判定信号Ma1がハイレベルのとき、OUT1端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT1_CNTを出力することによって、セル31を放電させる(セルバランス制御状態1)。制御回路74は、判定信号Ma2がハイレベルのとき、OUT2端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT2_CNTを出力することによって、セル32を放電させる(セルバランス制御状態2)。制御回路74は、判定信号Ma3がハイレベルのとき、OUT3端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT3_CNTを出力することによって、セル33を放電させる(セルバランス制御状態3)。
このように、最大電圧セル特定回路によって特定された、最大電圧Vmaxを有するセルを、強制的に放電させることができる。よって、セル間のセル電圧のばらつきを高精度に抑えることができ、二次電池30を高精度に保護することができる。
制御回路74は、いずれかのセルバランス制御状態において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを下回ることが図4のセルバランス制御検出回路340により検出された場合、セルバランス制御によりセル電圧のばらつきが抑制されたと判定する。制御回路74は、この場合、最大電圧セル特定回路で特定されたセルを放電させることを停止させる。これにより、各セルバランス制御状態から通常状態に遷移する。
一方、制御回路74は、いずれかのセルバランス制御状態において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが図4の断線検出回路350により検出された場合、最大電圧セル特定回路で特定されたセルに接続される配線が断線したと判定する。いずれかのセルバランス制御状態は、最大電圧セル特定回路で特定されたセルの放電を指令している状態を表す。
例えば図1において、セル33のセル電圧が最大電圧Vmaxであるときにセル33の負極に接続される配線53が断線していた場合を考える。この場合、判定信号Ma3がハイレベルとなるので、制御回路74は、OUT3端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT3_CNTを出力することによって、セル33を放電させる(セルバランス制御状態3)。このとき、放電トランジスタ23aはオンとなる。放電トランジスタ23aがオンの状態で、配線53が断線していなければ、セル33のセル電圧が、そのまま、最大電圧検出部71と最小電圧検出部72のそれぞれに入力される。しかし、放電トランジスタ23aがオンの状態で、配線53が断線していると、略零の電圧が、最大電圧検出部71と最小電圧検出部72のそれぞれに入力される。よって、配線53が断線している場合、最小電圧出力回路から出力される最小電圧Vminは低下して略零となり、差電圧VDIFFが上昇する。したがって、制御回路74は、セルバランス制御状態3において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル33に接続される配線53と配線54のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態3)。
例えば、制御回路74は、断線検出状態3において、COUT端子の信号レベルをローレベルにする充電制御信号CO_CNTを出力することによって、二次電池30の充電を禁止してもよい。または、制御回路74は、断線検出状態3において、DOUT端子の信号レベルをローレベルにする放電制御信号DO_CNTを出力することによって、二次電池30の放電を禁止してもよい。
制御回路74は、断線検出状態3において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを下回ることがセルバランス制御検出回路340により検出された場合、断線が解消された(配線53と配線54の接続状態が正常になった)と判定する。この場合、制御回路74の制御状態は、断線検出状態3から通常状態に遷移する。
同様に、制御回路74は、セルバランス制御状態1において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル31に接続される配線51と配線52のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態1)。制御回路74は、断線検出状態1において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを下回ることがセルバランス制御検出回路340により検出された場合、断線が解消された(配線51と配線52の接続状態が正常になった)と判定する。この場合、制御回路74の制御状態は、断線検出状態1から通常状態に遷移する。
同様に、制御回路74は、セルバランス制御状態2において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル32に接続される配線52と配線53のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態2)。制御回路74は、断線検出状態2において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを下回ることがセルバランス制御検出回路340により検出された場合、断線が解消された(配線52と配線53の接続状態が正常になった)と判定する。この場合、制御回路74の制御状態は、断線検出状態2から通常状態に遷移する。
制御回路74は、セルバランス制御を実施するタイミング以外でも断線チェックを実施できるように、通常状態において、最小電圧Vminと断線チェック閾値VOWHとの大小関係を比較してもよい。同様に、制御回路74は、セルバランス制御を実施するタイミング以外でも断線チェックを実施できるように、通常状態において、最大電圧Vmaxと断線チェック閾値VOWLとの大小関係を比較してもよい。断線チェック閾値VOWH,VOWLは、断線検出閾値VOWよりも高く設定された電圧である。断線チェック閾値VOWHは、断線チェック閾値VOWLよりも高く設定された電圧である。
制御回路74は、最小電圧Vminが断線チェック閾値VOWHを超えることが電圧検出部73により検出された場合、各セルが充電されて二次電池30の蓄電状態が満状態に近づいていると判定できる。一方、制御回路74は、最大電圧Vmaxが断線チェック閾値VOWLを下回ることが電圧検出部73により検出された場合、各セルが放電されて二次電池30の蓄電状態が空状態に近づいていると判定できる。つまり、制御回路74は、二次電池30の充電途中と放電途中において断線チェックを実施できる。制御回路74は、例えば、各セルに接続される配線の断線チェックをセル単位で順番に実施する。
制御回路74は、通常状態において、最小電圧Vminが断線チェック閾値VOWHを超えることが電圧検出部73により検出された場合、断線チェックのためにセル31を放電させる(断線チェック状態1)。あるいは、制御回路74は、通常状態において、最大電圧Vmaxが断線チェック閾値VOWLを下回ることが電圧検出部73により検出された場合、断線チェックのためにセル31を放電させる(断線チェック状態1)。制御回路74は、断線チェック状態1において、OUT1端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT1_CNTを出力することによって、セル31を放電させる。
制御回路74は、断線チェック状態1において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル31に接続される配線51と配線52のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態1)。一方、制御回路74は、断線チェック状態1において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、セル31に接続される配線51と配線52のいずれもが断線していないと判定できる。
制御回路74は、断線チェック状態1において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、断線チェックのためにセル32を放電させる(断線チェック状態2)。制御回路74は、断線チェック状態2において、OUT2端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT2_CNTを出力することによって、セル32を放電させる。
制御回路74は、断線チェック状態2において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル32に接続される配線52と配線53のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態2)。一方、制御回路74は、断線チェック状態2において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、セル32に接続される配線52と配線53のいずれもが断線していないと判定できる。
制御回路74は、断線チェック状態2において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、断線チェックのためにセル33を放電させる(断線チェック状態3)。制御回路74は、断線チェック状態3において、OUT3端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT3_CNTを出力することによって、セル33を放電させる。
制御回路74は、断線チェック状態3において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを超えることが断線検出回路350により検出された場合、セル33に接続される配線53と配線54のいずれかが断線したと判定できる(断線検出状態3)。一方、制御回路74は、断線チェック状態3において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、セル33に接続される配線53と配線54のいずれもが断線していないと判定できる。
断線チェック状態3において、差電圧VDIFFが断線検出閾値VOWを下回ることが断線検出回路350により検出された場合、制御回路74の制御状態は、断線チェック状態3から通常状態に遷移する。
なお、図7には示されていないが、制御回路74は、通常状態において、過充電検出信号OVP(図4参照)が出力されたとき、充電制御トランジスタ1をオフさせるローレベルの信号をCOUT端子から出力させる。これにより、放電制御トランジスタ2のオン状態/オフ状態にかかわらず、二次電池30に構成されるセル31〜33を過充電から保護できる。
また、図7には示されていないが、制御回路74は、通常状態において、過放電検出信号UVP(図4参照)が出力されたとき、放電制御トランジスタ2をオフさせるローレベルの信号をDOUT端子から出力させる。これにより、充電制御トランジスタ1のオン状態/オフ状態にかかわらず、二次電池30に構成されるセル31〜33を過放電から保護できる。
また、制御回路74は、通常状態において、差電圧VDIFFがセルバランス制御閾値VCBを超えることが図4のセルバランス制御検出回路340により検出された場合、最小電圧セル特定回路で特定されたセル以外のセルを放電させてセルバランス制御を実施してもよい。例えば、制御回路74は、判定信号Mi1がローレベルで且つ判定信号Mi2,Mi3がハイレベルのとき、OUT2,OUT3端子の信号レベルをハイレベルにする放電指令信号OUT2_CNT,OUT3_CNTを出力することによって、セル32,33を放電させる。判定信号Mi2又は判定信号Mi3がローレベルのときも同様である。
図8は、電池パックの構成の他の一例を示す図である。図8に示される電池パック1000は、二次電池30と、電池保護装置800とを内蔵して備える。図8の電池パック1000の構成のうち図1の電池パック100と同様の構成についての説明は、上述の説明を援用することで省略する。電池保護装置800は、セルバランス回路720と、電池保護回路700とを備える。
セルバランス回路720は、二次電池30に含まれる4つのセル31〜34間のセル電圧のばらつきを低減する均等化回路の一例である。セルバランス回路720は、4個のセルバランス回路部を備える。第1のセルバランス回路部は、セル31に配線51,52を介して並列に接続されている。第2のセルバランス回路部は、セル32に配線52,53を介して並列に接続されている。第3のセルバランス回路部は、セル33に配線53,54を介して並列に接続されている。第4のセルバランス回路部は、セル34に配線54,55を介して並列に接続されている。配線51〜55は、それぞれ、VSS端子、V1端子、V2端子、V3端子、VDD端子に接続されている。
第1のセルバランス回路部は、OUT1端子からの指令信号に従って、セル31を放電させる。第2のセルバランス回路部は、OUT1端子からの指令信号に従って、セル32を放電させる。第3のセルバランス回路部は、OUT2端子からの指令信号に従って、セル33を放電させる。第4のセルバランス回路部は、OUT2端子からの指令信号に従って、セル34を放電させる。つまり、一つのOUT端子からの指令信号に従って、2セル分のセルバランス制御を行うことで、セルバランス制御用の出力端子の数をセル数の半分に減らすことができる。
例えば、電池保護回路700は、デコーダ75と、6つのスイッチ75a〜75fとを備える。
デコーダ75は、セル31を放電させることを指令する放電指令信号OUT1_CNTが入力された場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75aのみをオンさせる。これにより、OUT1端子のレベルはVSS端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ725はオンとなり、NMOS放電トランジスタ726はオフとなる。よって、セル31を放電抵抗721及びPMOS放電トランジスタ725を経由して放電させることができる。
デコーダ75は、セル31を放電させることを指令する放電指令信号OUT1_CNTが入力されず且つセル32を放電させることを指令する放電指令信号OUT2_CNTが入力されない場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75bのみをオンさせる。これにより、OUT1端子のレベルはV1端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ725はオフとなり、NMOS放電トランジスタ726はオフとなる。よって、セル31,32のセルバランス制御による放電を停止することができる。
デコーダ75は、セル32を放電させることを指令する放電指令信号OUT2_CNTが入力された場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75cのみをオンさせる。これにより、OUT1端子のレベルはV2端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ725はオフとなり、NMOS放電トランジスタ726はオンとなる。よって、セル32を放電抵抗722及びNMOS放電トランジスタ726を経由して放電させることができる。
デコーダ75は、セル33を放電させることを指令する放電指令信号OUT3_CNTが入力された場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75dのみをオンさせる。これにより、OUT2端子のレベルはV2端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ727はオンとなり、NMOS放電トランジスタ728はオフとなる。よって、セル33を放電抵抗723及びPMOS放電トランジスタ727を経由して放電させることができる。
デコーダ75は、セル33を放電させることを指令する放電指令信号OUT3_CNTが入力されず且つセル34を放電させることを指令する放電指令信号OUT4_CNTが入力されない場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75eのみをオンさせる。これにより、OUT2端子のレベルはV3端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ727はオフとなり、NMOS放電トランジスタ728はオフとなる。よって、セル33,34のセルバランス制御による放電を停止することができる。
デコーダ75は、セル34を放電させることを指令する放電指令信号OUT4_CNTが入力された場合、スイッチ75a〜75fのうちスイッチ75fのみをオンさせる。これにより、OUT2端子のレベルはVDD端子の電位に切り替わるため、PMOS放電トランジスタ727はオフとなり、NMOS放電トランジスタ728はオンとなる。よって、セル34を放電抵抗724及びNMOS放電トランジスタ728を経由して放電させることができる。
このように、一つのOUT端子の出力レベルを3値にすることにより、一つのOUT端子で2セル分のセルバランス制御が可能となる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形、改良、置換及び組み合わせを行うことができる。
例えば、二次電池30に構成されるセルの直列数は、任意である。また、トランジスタ1,2の配置位置は、図示の位置に対して互いに置換されてもよい。
また、充電制御用トランジスタ1及び放電制御用トランジスタ2がマイナス側電源経路9bに挿入された形態に限られず、充電制御用トランジスタ1及び放電制御用トランジスタ2がプラス側電源経路9aに挿入されてもよい。
また、セルバランス回路は、電池保護回路の外部に配置されてもよい。
1 充電制御用トランジスタ
2 放電制御用トランジスタ
20,720 セルバランス回路
30 二次電池
31〜34 セル
51〜55 配線
70,700 電池保護回路
71,71A 最大電圧検出部
72,72A 最小電圧検出部
73 電圧検出部
74 制御回路
75 デコーダ
80,800 電池保護装置
90 負荷
100,1000 電池パック
110,210,410,510 レベルシフト回路
120,420 最大電圧出力回路
130,140,150,230,240,250 差動増幅回路
160,460 最大電圧セル特定回路
220,520 最小電圧出力回路
260,560 最小電圧セル特定回路
310 過充電検出回路
320 過放電検出回路
330 差電圧増幅回路
340 セルバランス制御検出回路
350 断線検出回路
430,440,450,530,540,550 差動増幅回路

Claims (14)

  1. 複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
    前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
    前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧を出力する最大電圧出力回路と、
    前記最大電圧に基づいて、前記二次電池の過充電を検出する過充電検出回路と、を備え、
    前記最大電圧出力回路は、前記最大電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路。
  2. 複数の前記出力電圧に基づいて、前記複数のセルのうち最も電圧値の高いセルを特定する最大電圧セル特定回路を備える、請求項1に記載の電池制御回路。
  3. 前記最大電圧セル特定回路で特定されたセルを放電させる制御回路を備える、請求項に記載の電池制御回路。
  4. 複数の前記差動増幅回路は、それぞれ、前記出力電圧が入力される出力スイッチング素子を有し、
    複数の前記出力スイッチング素子は、前記最大電圧の出力ノードに対して並列に接続されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の電池制御回路。
  5. 複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
    前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
    前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧を出力する最小電圧出力回路と、
    前記最小電圧に基づいて、前記二次電池の過放電を検出する過放電検出回路と、を備え、
    前記最小電圧出力回路は、前記最小電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路。
  6. 複数の前記出力電圧に基づいて、前記複数のセルのうち最も電圧値の低いセルを特定する最小電圧セル特定回路を備える、請求項5に記載の電池制御回路。
  7. 複数の前記差動増幅回路は、それぞれ、前記出力電圧が入力される出力スイッチング素子を有し、
    複数の前記出力スイッチング素子は、前記最小電圧の出力ノードに対して直列に接続されている、請求項5又は6に記載の電池制御回路。
  8. 複数のセルを有する二次電池を保護する電池保護装置に使用される電池制御回路であって、
    前記複数のセルのセル電圧をそれぞれレベルシフトして複数のレベルシフト電圧を生成するレベルシフト回路と、
    前記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して第1の出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記第1の出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の高いセル電圧に対応する最大電圧を出力する最大電圧出力回路と、
    記複数のレベルシフト電圧のうち対応するレベルシフト電圧を閾値電圧と比較して第2の出力電圧を生成する差動増幅回路を前記複数のレベルシフト電圧のそれぞれに対して有し、複数の前記第2の出力電圧を同時に比較することによって、複数の前記セル電圧のうち最も電圧値の低いセル電圧に対応する最小電圧を出力する最小電圧出力回路と、を備え、
    前記最大電圧出力回路は、前記最大電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成し、
    前記最小電圧出力回路は、前記最小電圧を電流に変換し、変換した電流を前記複数のセルのそれぞれの負極の電位を基準とする電圧に再変換することによって前記閾値電圧を生成する、電池制御回路。
  9. 前記最大電圧と前記最小電圧との差が所定の断線検出閾値を超えるか否かを検出する断線検出回路と、
    前記複数のセルのうち一のセルの放電を指令している状態で前記差が前記断線検出閾値を超えることが前記断線検出回路により検出された場合、前記一のセルに接続される配線が断線したと判定する制御回路とを備える、請求項8に記載の電池制御回路。
  10. 複数の前記第1の出力電圧に基づいて、前記複数のセルのうち最も電圧値の高いセルを特定する最大電圧セル特定回路を備え、
    前記一のセルは、前記最大電圧セル特定回路で特定されたセルである、請求項9に記載の電池制御回路。
  11. 複数の前記第1の出力電圧に基づいて、前記複数のセルのうち最も電圧値の高いセルを特定する最大電圧セル特定回路を備える、請求項8又は9に記載の電池制御回路。
  12. 前記最大電圧と前記最小電圧との差が所定のセルバランス制御閾値を超えるか否かを検出するセルバランス制御検出回路と、
    前記差が前記セルバランス制御閾値を超えることが前記セルバランス制御検出回路により検出された場合、前記最大電圧セル特定回路で特定されたセルを放電させる制御回路を備える、請求項11に記載の電池制御回路。
  13. 前記最大電圧と前記最小電圧との差が、前記セルバランス制御閾値よりも高い断線検出閾値を超えるか否かを検出する断線検出回路を備え、
    前記制御回路は、前記最大電圧セル特定回路で特定されたセルの放電を指令している状態で前記差が前記断線検出閾値を超えることが前記断線検出回路により検出された場合、前記最大電圧セル特定回路で特定されたセルに接続される配線が断線したと判定する、請求項12に記載の電池制御回路。
  14. 前記レベルシフト回路は、入力部がセルの正極に接続されるレベルシフト素子と、前記レベルシフト素子の出力部と共通グランドとの間に接続された定電流源とが直列に接続されたレベルシフト回路部を、前記複数のセルのそれぞれに対して備え、
    複数の前記レベルシフト回路部は、それぞれ、前記複数のセルのうち対応するセルのセル電圧よりも低いレベルシフト電圧を前記出力部から出力する、請求項1から13のいずれか一項に記載の電池制御回路。
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