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JP6421680B2 - 放射線画像撮影システム - Google Patents

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JP6421680B2 JP2015078112A JP2015078112A JP6421680B2 JP 6421680 B2 JP6421680 B2 JP 6421680B2 JP 2015078112 A JP2015078112 A JP 2015078112A JP 2015078112 A JP2015078112 A JP 2015078112A JP 6421680 B2 JP6421680 B2 JP 6421680B2
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Description

本発明は、放射線画像撮影システムに係り、特に、いわゆる1ショット長尺撮影用の撮影台を備える放射線画像撮影システムに関する。
放射線画像撮影装置(Flat Panel Detector)Fで患者の全脊柱や全下肢等の比較的広い範囲を放射線撮影する場合、従来は、例えば図15(A)に示すように、ホルダー101内に装填された放射線画像撮影装置Fを撮影台100の支柱102に沿って移動可能に構成し、撮影される被写体である患者Pの体軸Aの方向(すなわち上下方向)に沿って放射線画像撮影装置Fの位置を変えながら放射線照射装置103から放射線を照射して複数枚の放射線画像を撮影するようにして、いわゆる長尺撮影が行われていた。
図15(A)の場合、放射線照射装置103と放射線画像撮影装置Fとの間に図示しない開口を有するコリメーター(collimator)104を配置し、放射線画像撮影装置Fの移動にあわせてコリメーター104を上下方向に移動させて放射線の照射野を絞る場合が示されている。そして、このようにして撮影された複数枚の放射線画像を図示しないコンソール等でつなぎ合わせて1枚の長尺の放射線画像が生成される(例えば特許文献1等参照)。なお、以下、長尺の放射線画像を長尺画像という。
しかし、図15(A)に示したような場合、放射線画像撮影装置Fの位置を変えながら放射線照射装置103から放射線を複数照射させて複数枚の放射線画像を撮影する間に被写体である患者Pが動いてしまう、いわゆる体動の問題が少なからず発生する。そして、複数枚の放射線画像のうち1枚でも体動が発生していると、当該放射線画像のみを再撮影して画像合成処理を行っても適切な長尺画像を得ることは必ずしも容易ではなく、複数枚の放射線画像全部を再撮影しなければならなくなり(すなわち長尺撮影を再度行わなければならなくなり)、患者の被曝線量が増大してしまう等の問題があった。
そこで、現在、例えば図15(B)に示すように、撮影台200のホルダー201内に予め複数の放射線画像撮影装置F1〜F3を患者Pの体軸Aの方向に並べて配置しておくタイプの撮影台の開発が進められている(例えば特許文献2等参照)。このように撮影台を構成すれば、並べて配置された複数の放射線画像撮影装置F1〜F3を患者Pの体軸Aの方向に移動させることなくそれらに対して放射線照射装置103から放射線を1回だけ照射して(すなわち1ショットで)複数枚の放射線画像を撮影することが可能となるため、体動等の問題は発生しない。
なお、図15(B)に示したように、ホルダー内に複数の放射線画像撮影装置Fを装填可能で、ホルダーに装填した複数の放射線画像撮影装置Fに放射線を1回だけ照射して長尺撮影を行うことが可能な撮影台を、1ショット長尺撮影用の撮影台という。
特開2013−154146号公報 特開2012−045159号公報
ところで、図15(B)に示したように1ショットで長尺撮影を行う場合、撮影前に、図16に示すような撮影オーダー情報が予め作成される。そして、撮影オーダー情報は、少なくとも患者氏名P3や撮影部位P7等を指定する形で作成される。なお、撮影オーダー情報等については後で説明する。そして、撮影部位P7として「全下肢」や「全脊柱」等が指定された撮影オーダー情報が、長尺撮影を行うことを表す撮影オーダー情報ということになる。
そして、従来は、放射線技師等の操作者は、次に行う撮影として、例えば図16に示した各撮影オーダー情報の中から撮影部位P7で「全下肢正面」が指定された長尺撮影を表す撮影オーダー情報を選択した後、その撮影オーダー情報に対応する長尺撮影を実行するために、撮影部位P7「全下肢正面」をより細かく細分化して指定する撮影条件キーを作成していた。
撮影条件キーは、撮影オーダー情報と同様に、患者氏名P3や撮影部位P7等を含む撮影に関する情報であるが、例えば、3枚の放射線画像撮影装置Fを用いて長尺撮影を行う場合は、放射線技師等の操作者は、上記の1つの長尺撮影の撮影オーター情報(例えば撮影部位P7が「全下肢」の撮影オーター情報)に対応させて、撮影部位P7を「(全下肢)正面上」、「正面中」、「正面下」に細分化した3つの撮影条件キーを予め作成する。
また、例えば、患者が子供や幼児であるような場合には、全下肢の撮影を2枚の放射線画像撮影装置Fを並べて撮影できる場合がある。このような場合には、放射線技師は上記の1つの長尺撮影の撮影オーター情報に対応させて、撮影部位P7を「(全下肢)正面上」、「正面中」或いは「(全下肢)正面中」、「正面下」に細分化した2つの撮影条件キーを予め作成する。
このように、撮影オーダー情報は、撮影ごとに(すなわち1回の撮影につき1つずつ)作成される撮影に関する情報であり、撮影条件キーは、画像ごとに(すなわち1枚の画像につき1つずつ)作成される撮影に関する情報ということになる。
また、上記のように放射線技師等の操作者が撮影条件キーをいわば手作業で作成するのは非常に面倒な作業であるため、例えば、上記のように操作者がコンソールCの表示部Caに表示された選択画面H1(図17参照)上で「全下肢」が指定された長尺撮影を表す撮影オーダー情報を選択すると、例えば図18に示すように、撮影条件キーを簡易に設定するための設定画面H2を表示するように構成される場合もある。
この場合、放射線技師等の操作者は、3枚の放射線画像撮影装置Fを用いて長尺撮影を行う場合は、設定画面H2上で「全下肢」の「正面上」、「正面中」、「正面下」のボタンアイコンh21をクリックし、2枚の放射線画像撮影装置Fを用いて長尺撮影を行う場合は、設定画面H2上で「全下肢」の「正面上」と「正面中」或いは「正面中」と「正面下」のボタンアイコンh21をクリックする等して、撮影条件キーを簡易に設定することができる。
また、撮影条件キーをさらに簡易に設定するために、図示を省略するが、例えば放射線技師等の操作者が設定画面H2上で上記のように上、中、下を設定する代わりに、「全下肢」等の長尺撮影を行う際にホルダー内に装填する放射線画像撮影装置Fの数(例えば2枚や3枚等)だけを入力して設定するように構成される場合もある。
しかし、上記のように撮影条件キーを簡易に設定することができるように構成したとしても、放射線技師等の操作者が、放射線画像撮影装置Fの枚数に応じた数の撮影条件キーを予め新たに作成したり設定しなければならないことには変わりがなかった。
また、例えば、患者の体格等によって、長尺撮影に用いる放射線画像撮影装置Fは2枚で済むと予想したが実際には3枚必要であったり、或いは、逆に放射線画像撮影装置Fが3枚必要であると予想したが実際には2枚で済んだり、さらには放射線画像撮影装置Fを3枚使って長尺撮影を行おうとしたが故障等で2枚しか使えない等のケースが生じ得る。
そして、そのような場合には、放射線技師等の操作者は、再度、撮影条件キーを作成、設定し直す等の作業を行わなければならなくなる。このように、長尺撮影を行うことが可能な従来の放射線画像撮影システムでは、操作者が、実際に長尺撮影に用いられる放射線画像撮影装置Fの枚数に応じて撮影条件キーを作成したり作成し直したりする煩わしい作業を行わなければ長尺撮影を行うことができなかった。
その点、1枚の放射線画像撮影装置Fに放射線を1回だけ照射して行われる単純撮影では、1つの撮影オーダー情報で指定される単純撮影で撮影される画像は1枚であるから、作成すべき撮影条件キーは1つである。そのため、単純撮影の場合には、通常、放射線技師等の操作者が1つの撮影オーダー情報を選択した時点で、コンソールがその撮影オーダー情報に対応する1つの撮影条件キーを自動的に作成するように構成される。
そのため、単純撮影の場合、放射線技師等の操作者は、通常、撮影前に撮影条件キーを作成することも考慮する必要はなく、コンソールで撮影条件キーが自動的に作成されていることすら気にせずに撮影を行う。また、単純撮影の場合、撮影に用いられる放射線画像撮影装置Fは1枚であるため、放射線技師等の操作者は、撮影に用いられる放射線画像撮影装置Fの枚数など考慮せずに撮影を行う。
そのため、図15(B)に示したように1ショットで長尺撮影を行う場合も、単純撮影の場合と同様に、放射線技師等の操作者が、撮影に用いる放射線画像撮影装置Fの枚数を考慮することなく、しかも、撮影前に上記のように撮影条件キーの作成等の煩わしい作業を行うことなく長尺撮影を行うことができるように構成されていれば、放射線技師等の操作者が単純撮影を行う場合と同様の操作感で長尺撮影を行うことが可能となり、放射線画像撮影システムが操作者にとって非常に使い勝手が良いものとなる。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、放射線技師等の操作者が、1ショット長尺撮影に用いられる放射線画像撮影装置の枚数を考慮することなく、単純撮影を行う場合と同様の操作感で1ショット長尺撮影を行うことが可能な放射線画像撮影システムを提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、本発明の放射線画像撮影システムは、
複数の放射線画像撮影装置を装填可能なホルダーを備える撮影台と、
前記ホルダーに装填された複数の前記放射線画像撮影装置に同時に放射線を照射可能な放射線照射装置と、
選択された撮影オーダー情報に基づいて撮影を制御するとともに、複数の前記放射線画像撮影装置から取得した画像を合成して長尺画像を生成するコンソールと、
を備え、
前記コンソールは、
選択された前記撮影オーダー情報が長尺撮影に関する撮影オーダー情報である場合は、当該長尺撮影に関する第1撮影条件キーを生成させるとともに、
前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出し、割り出した前記画像の枚数に応じた数の第2撮影条件キーを、当該画像を撮影した前記放射線画像撮影装置の前記ホルダーへの装填位置と対応付けてそれぞれ新たに生成させ、
前記放射線画像撮影装置から取得した前記画像と、当該放射線画像撮影装置の装填位置に対応する前記第2撮影条件キーとをそれぞれ紐づけるとともに、前記画像を合成して生成した前記長尺画像と前記第1撮影条件キーとを紐づけることを特徴とする。
本発明のような方式の放射線画像撮影システムによれば、放射線技師等の操作者が、1ショット長尺撮影に用いられる放射線画像撮影装置の枚数を考慮することなく、単純撮影を行う場合と同様の操作感で1ショット長尺撮影を行うことが可能となる。
本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成を表す図である。 複数の撮影室と単数または複数のコンソールとが対応付けられて構成された放射線画像撮影システムの構成例を表す図である。 1ショット長尺用の撮影台の別の構成例を表す図である。 (A)放射線照射装置の曝射スイッチを表す図であり、(B)ボタンを半押しした状態、(C)ボタンを全押しした状態を表す図である。 放射線画像撮影装置の外観を表す斜視図である。 放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。 (A)撮影台のホルダーの各装填位置に配置されたドングルを表す図であり、(B)ドングルが放射線画像撮影装置のコネクターに接続された状態を表す図である。 コンソールの表示部上に表示される表示画面の例を示す図である。 放射線検出素子のリセット処理や電荷蓄積状態、画像データの読み出し処理において各走査線にオン電圧を印加するタイミング等を説明するタイミングチャートである。 オフセットデータの読み出し処理までに各走査線にオン電圧を印加するタイミング等を説明するタイミングチャートである。 表示画面上にプレビュー画像が表示された状態を表す図である。 生成された各画像と第2撮影条件キーとがそれぞれ紐づけられることを説明する図である。 (A)各画像の合成、および(B)合成された長尺画像と第1撮影条件キーとが紐づけられることを説明する図である。 表示画面上に合成されて生成された長尺画像が表示された状態を表す図である。 (A)従来の長尺撮影の仕方、および(B)1ショット長尺撮影の仕方を説明する図である。 撮影オーダー情報の一例を表す図である。 撮影オーダー情報を選択するための選択画面の一例を表す図である。 撮影条件キーを設定するための設定画面の一例を表す図である。
以下、本発明に係る放射線画像撮影システムの実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影システムの構成を示す図である。
なお、図1には、撮影室Ra内に1ショット長尺撮影用の撮影台51Aのみが設置されているように記載されているが、単純撮影に使用する立位撮影用の撮影台51Bや臥位撮影用の撮影台51C(図2参照)等が撮影室Ra内に設置されていてもよい。すなわち、撮影室Raが1つの場合は、当該撮影室Ra内に1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが設置されていればよく、その他にどのようなモダリティーを撮影室Ra内に設置するかは適宜決められる。
また、以下の本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の基本的な構成等の説明においては、図1に示すように撮影室RaとコンソールCとが1:1に対応付けられている場合について説明するが、図2に示すように、複数の撮影室Ra(Ra1〜Ra3)と単数または複数のコンソールC(C1、C2)とがネットワークN等を介して対応付けられている場合も同様に説明することが可能である。
そして、図2に示すように撮影室Raが複数の場合は、少なくともいずれかの1つの撮影室Raに1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが設置されていればよく、当該撮影室Raや他の撮影室Raにどのようなモダリティーを撮影室Ra内に設置するかは適宜決められる。全ての撮影室Raに1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが設置されていてもよい。
さらに、以下では、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aを単に撮影台51Aという場合がある。また、以下では、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが、図1や図2に示すように、被写体である患者Pを撮影台51Aの前に立たせて撮影を行う立位撮影用である場合について説明するが、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aはこれに限定されず、本発明は、図示を省略するが、複数の放射線画像撮影装置が装填されたホルダー上に患者が横臥したり着座したりして撮影を行う臥位撮影用である場合にも適用される。
[放射線画像撮影システムの基本的な構成等について]
図1に示すように、本実施形態では、撮影室Ra(複数の撮影室Raを備える場合には(図2参照)少なくとも1つの撮影室Ra)には、長尺撮影を行うために複数の放射線画像撮影装置1を装填可能な1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが配置されている。そして、撮影台51Aは、そのホルダー51a内に、被写体である患者Pの体軸A方向に並ぶように複数の放射線画像撮影装置1を装填することができるようになっている。
なお、以下では、図1や図2に示したように、撮影台51Aのホルダー51aが放射線画像撮影装置1を3枚装填することができるように構成されている場合について説明するが、本発明は、撮影台51Aに装填される放射線画像撮影装置1の枚数が3枚の場合に限定されず、装填可能な放射線画像撮影装置1の枚数が2枚や4枚以上であってもよい。
また、図1では、ホルダー51a内に、複数の放射線画像撮影装置1が、放射線照射装置52に近い側と遠い側に交互に配置されるように装填される場合が示されているが、例えば図3に示すように、ホルダー51a内に、より下側の放射線画像撮影装置1の方がより上側の放射線画像撮影装置1よりも放射線照射装置52(図1等参照)に近くなるように複数の放射線画像撮影装置1を装填することができるように構成することも可能である。
撮影室Raには、放射線照射装置52が設けられており、図1に示すように、長尺撮影に用いる放射線照射装置52は、被写体である患者Pを介して、撮影台52Aに装填された複数の放射線画像撮影装置1に同時に放射線を1回照射(すなわち1ショット)することができるようにいわゆる広角照射タイプになっている。なお、放射線照射装置52を、単純撮影を行うための立位撮影用や臥位撮影用の放射線照射装置52と兼用とすることも可能であり、その場合、単純撮影を行う場合は、長尺撮影用の放射線照射装置52から照射される放射線の照射野をコリメーターで制限して照射するように構成することも可能である。
また、撮影室Raには、撮影室Ra内の各装置等や撮影室Ra外の各装置等の間の通信等を中継するための中継器54が設けられている。そして、中継器54には、放射線画像撮影装置1が無線方式で画像データDや信号等の送受信を行うことができるように、アクセスポイント53が設けられている。なお、図1や図2では、上記のように、撮影台51Aのホルダー51aに装填された放射線画像撮影装置1と中継器54とが無線方式で通信を行う場合が記載されているが、撮影台51Aや放射線画像撮影装置1と中継器54とケーブル等で接続して有線方式で通信を行うように構成することも可能である。
また、中継器54は、放射線照射装置52の制御部55やコンソールCと接続されている。そして、中継器54には、放射線画像撮影装置1やコンソールC等から放射線照射装置52の制御部55に送信するLAN(Local Area Network)通信用の信号等を制御部55用の信号等に変換し、また、その逆の変換も行う図示しない変換器が内蔵されている。
図1に示すように、前室(操作室等ともいう。)Rbには、放射線照射装置52の操作卓57が設けられており、操作卓57には、放射線技師等の操作者が操作して放射線照射装置52に対して放射線の照射開始等を指示するための曝射スイッチ56が設けられている。操作卓57では、放射線照射装置52の制御部55に管電圧や管電流、照射時間等を設定することができるようになっている。管電圧等の設定や変更をコンソールC上でも行うことができるように構成することも可能である。
図4(A)に示すように、曝射スイッチ56にはボタン56aが設けられており、図4(B)に示すように、放射線技師等の操作者が曝射スイッチ56のボタン56aに対して1段目の操作(いわゆる半押し操作)を行うと、制御部55が放射線照射装置52を起動させる。そして、図4(C)に示すように、操作者が曝射スイッチ56のボタン56aに対して2段目の操作(いわゆる全押し操作)を行うと、制御部55は放射線照射装置52から放射線を照射させるようになっている。なお、この放射線照射装置52からの放射線の照射等については後で説明する。
また、前室Rbには、図示しないCPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューター等で構成されたコンソールCが設けられている。また、放射線画像撮影システム50を図2に示すように構築する場合には、コンソールCは撮影室外に配置される場合もある。
コンソールCには、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等で構成される表示部Caが設けられており、また、図示しないマウスやキーボード等の入力手段を備えている。また、コンソールCには、HDD(Hard Disk Drive)等で構成された記憶手段Cbが接続され、或いは内蔵されている。また、図示を省略するが、コンソールCには、ネットワークN等を介してHIS(Hospital Information System;病院情報システム)やRIS(Radiology Information System;放射線科情報システム)、PACS(Picture Archiving and Communication System)等が接続されている。
[放射線画像撮影装置について]
ここで、放射線画像撮影システムで用いられる放射線画像撮影装置1について説明する。図5は、放射線画像撮影装置の外観を示す斜視図である。
本実施形態では、放射線画像撮影装置1は、後述する放射線検出素子7等が筐体2内に収納されて構成されており、筐体2の一方の側面には、電源スイッチ25や切替スイッチ26、前述したコネクター27、インジケーター28等が配置されている。また、図示を省略するが、本実施形態では、筐体2の例えば反対側の側面等に、外部と無線通信を行うためのアンテナ29(後述する図6参照)が設けられている。なお、外部と有線方式で通信を行う場合にはコネクター27に図示しないケーブルを接続させて通信することができるようになっている。
図6は、放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。図6に示すように、放射線画像撮影装置1には、図示しないセンサー基板上に複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。各放射線検出素子7は、照射された放射線の量に応じた電荷を発生させるようになっている。各放射線検出素子7には、バイアス線9が接続されており、バイアス線9は結線10に接続されている。そして、結線10はバイアス電源14に接続されており、バイアス電源14からバイアス線9等を介して各放射線検出素子7に逆バイアス電圧が印加されるようになっている。
各放射線検出素子7には、スイッチ素子として薄膜トランジスター(Thin Film Transistor。以下、TFTという。)8が接続されており、TFT8は信号線6に接続されている。また、走査駆動手段15は、配線15cを介して電源回路15aから供給されたオン電圧とオフ電圧をゲートドライバー15bで切り替えて走査線5の各ラインL1〜Lxに印加するようになっている。そして、各TFT8は、走査線5を介してオン電圧が印加されるとオン状態になって、放射線検出素子7内に蓄積された電荷を信号線6に放出させ、また、走査線5を介してオフ電圧が印加されるとオフ状態になって、放射線検出素子7と信号線6との導通を遮断して、放射線検出素子7内で発生した電荷を放射線検出素子7内に蓄積させるようになっている。
読み出しIC16内には複数の読み出し回路17が設けられており、読み出し回路17にはそれぞれ信号線6が接続されている。そして、画像データDの読み出し処理の際には、放射線検出素子7から電荷が放出されると、電荷は信号線6を介して読み出し回路17に流れ込み、増幅回路18では流れ込んだ電荷の量に応じた電圧値が出力される。そして、相関二重サンプリング回路(図6では「CDS」と記載されている。)19は、増幅回路18から出力された電圧値をアナログ値の画像データDとして読み出して下流側に出力する。そして、出力された画像データDはアナログマルチプレクサー21を介してA/D変換器20に順次送信され、A/D変換器20でデジタル値の画像データDに順次変換され、記憶手段23に出力されて順次保存されるようになっている。
制御手段22は、図示しないCPUやROM、RAM、入出力インターフェース等がバスに接続されたコンピューターや、FPGA(Field Programmable Gate Array)等で構成されている。専用の制御回路で構成されていてもよい。そして、制御手段22には、SRAM(Static RAM)やSDRAM(Synchronous DRAM)、NAND型フラッシュメモリー等で構成される記憶手段23が接続されている。
また、制御手段22には、アンテナ29やコネクター27を介して外部と無線方式や有線方式で通信を行う通信部30が接続されている。さらに、制御手段22には、走査駆動手段15や読み出し回路17、記憶手段23、バイアス電源14等の各機能部に必要な電力を供給するリチウムイオンキャパシター等の内蔵電源24等が接続されている。
[1ショット長尺撮影の際に放射線画像撮影システムで行われる各処理について]
次に、1ショット長尺撮影の際に、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50で行われる各処理について具体的に説明する。また、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50の作用についてもあわせて説明する。
図1に示したように撮影室RaとコンソールCとが予め1:1に対応付けられている放射線画像撮影システム50では特に問題はないが、図2に示したように、複数の撮影室Ra(Ra1〜Ra3)と複数のコンソールCとがネットワークN等を介して対応付けられている場合には、撮影前に、放射線技師等の操作者が、以後使用するコンソールC上で、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが設置された撮影室Raを指定(或いは宣言)する処理を行う。このようにしてコンソールC上で撮影室Raが指定されると、以後、そのコンソールCと指定された撮影室Raとが対応付けられる。
そして、放射線技師等の操作者は、必要な枚数の放射線画像撮影装置Fを起動させて(すなわち電源をオンして或いは電力消費モードを撮影可能なモードに切り替えて)、撮影台51Aのホルダー51aに装填する。すなわち、成人の患者の全下肢等の長尺撮影を行う場合は3枚、子供や幼児の患者の場合は2枚等の放射線画像撮影装置Fを装填する。また、放射線画像撮影装置Fは、放射線検出素子7のリセット処理を行う等の初期動作を行う。
[放射線画像撮影装置へのドングルの接続等について]
本実施形態では、図7(A)に示すように、撮影台51Aのホルダー51aには、放射線画像撮影装置1を装填可能な各装填位置S1〜S3に、互いに異なる識別情報が記憶されたドングルDo1〜Do3がそれぞれ配置されている。そして、図7(B)に示すように、ドングルDoを放射線画像撮影装置1のコネクター27に接続してから放射線画像撮影装置1をホルダー51aに装填するようになっている。
なお、図示を省略するが、例えばドングルDoを放射線画像撮影装置1のUSB端子等に接続するように構成することも可能である。また、上記のように放射線技師等の操作者が手動でドングルDoを放射線画像撮影装置1のコネクター27に接続する代わりに、放射線画像撮影装置1をホルダー51aに装填するとその装填位置に対応するドングルDoが放射線画像撮影装置1のコネクター27に自動的に接続されるように構成することも可能である。
そして、放射線画像撮影装置1にドングルDoが接続されると、放射線画像撮影装置1はドングルDoに記憶されている識別情報を読み取って自らの識別情報であるカセッテIDとともにコンソールCに通知する。コンソールCは、ドングルDo1〜Do3の識別情報と撮影台51Aのホルダー51aにおける装填位置S1〜S3とが対応付けられた対応表を有しており、上記のようにして放射線画像撮影装置1からカセッテIDとドングルDoの識別情報とが通知されると、対応表を参照して、撮影台51Aのホルダー51aにどの放射線画像撮影装置1がどの装填位置S1〜S3に装填されているかを認識する。
また、撮影台51Aのホルダー51aに装填された放射線画像撮影装置1は、定期的に或いはコンソールCから送信要求があった際等に、自らの内蔵電源24(図6参照)の残量やアクセスポイント53(図1や図2参照)との間の無線通信における無線強度等の撮影に関するパラメーターPaをコンソールCに送信するようになっている。
[第1撮影条件キーの生成について]
一方、コンソールCは、撮影前に、放射線技師等の操作者の操作により、前述したHISやRISから撮影予定の放射線画像撮影に関する撮影オーダー情報を入手する。本実施形態では、撮影オーダー情報は、例えば図16に例示したように、「患者ID」P2、「患者氏名」P3、「性別」P4、「年齢」P5、「診療科」P6、「撮影部位」P7等で構成されるようになっている。そして、撮影オーダーを受け付けた順に、各撮影オーダー情報に対して「撮影オーダーID」P1が自動的に割り当てられるようになっている。なお、撮影オーダー情報で指定する項目として、さらに使用するモダリティー(1ショット長尺撮影用の撮影台51Aを含む。)等を指定するように構成することも可能であり、撮影オーダー情報で指定する項目は適宜決められる。
そして、コンソールCは、撮影オーダー情報を入手すると、前述した図17に示したように、表示部Caに、リスト形式で各撮影オーダー情報の一覧を表示した選択画面H1を表示する。以下、この選択画面H1上で、撮影部位P7として「全下肢正面」(すなわち長尺撮影)が指定された撮影オーダー情報が選択された場合について説明する。
前述したように、従来例では、選択画面H1上で上記のようにして長尺撮影に関する撮影オーダー情報が選択されると、図18に示したような設定画面H2に遷移し、放射線技師等の操作者が、設定画面H2上で、「(全下肢)正面上」、「正面中」、「正面下」等のボタンアイコンh21をクリックする等して撮影条件キーを設定しなければならなかった。
しかし、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、放射線技師等の操作者が撮影条件キーを設定する操作は不要とされており、コンソールCが自動的に撮影条件キー(第1撮影条件キーK1と第2撮影条件キーK2)を生成させるようになっている。以下、具体的に説明する。
コンソールCは、上記のようにして選択画面H1(図17参照)上で長尺撮影に関する撮影オーダー情報(すなわちこの場合は撮影部位P7として「全下肢正面」が指定された撮影オーダー情報)が選択されると、後述するように、長尺撮影後に複数の画像を構成して生成される長尺画像plong(例えば後述する図13(B)等参照)と紐づけるための第1撮影条件キーK1を生成させる。
なお、前述したように、撮影オーダー情報は、撮影ごとに(すなわち1回の撮影につき1つずつ)作成される撮影に関する情報であり、撮影条件キーは、画像ごとに(すなわち1枚の画像につき1つずつ)作成される撮影に関する情報である。そして、撮影条件キーは、撮影オーダー情報と同様に、患者氏名P3や撮影部位P7等を含む撮影に関する情報であり、撮影条件キーとして指定する項目は適宜決められる。
[放射線照射装置の起動について]
上記のようにして、コンソールC上で撮影オーダー情報が選択された時点で、コンソールCから放射線照射装置52の制御部55に必要な情報を送信して、放射線照射装置52を自動的に起動させるように構成することも可能であり、また、放射線技師等の操作者が放射線照射装置52の操作卓57(図1参照)を手動で操作して放射線照射装置52を起動させるように構成することも可能である。
[コンソールの表示部上での表示のさせ方等について]
コンソールCは、上記のようにして第1撮影条件キーK1を生成させると、表示部Ca上に表示させる画面を、前述した選択画面H1から図8に示すような表示画面H3に切り替える(図18に示したような設定画面H2には遷移させない。)。本実施形態では、表示画面H3には、主に、中央の主画面Sとその左右のサブ画面S、Sとが設けられている。
表示画面H3の左側のサブ画面Sは、選択された撮影オーダー情報すなわち各撮影に対応する撮影条件キーが簡略化されたアイコン状に表示される部分である。
そして、コンソールCは、例えば選択画面H1(図17参照)上で、単純撮影(すなわち放射線画像撮影装置1に放射線を1回照射して1枚の画像を撮影する胸部正面等の通常の撮影)に関する撮影オーダー情報が選択されると、図示を省略するが、単純撮影で生成される画像と紐づけるための撮影条件キーを生成させて、表示画面H3の左側のサブ画面Sにその撮影条件キーを表示する。この場合、生成される画像は1枚であるからサブ画面Sにアイコン状に表示される撮影条件キーも1つである。
また、コンソールCは、上記のようにして選択画面H1上で長尺撮影に関する撮影オーダー情報が選択されたことを受けて第1撮影条件キーK1を生成させると、単純撮影の場合と同様に、図8に示すようにそれを表示画面H3の左側のサブ画面Sに簡略化されたアイコン状に表示させる。
そして、長尺撮影の場合には、後述するように、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1でそれぞれ画像データDが読み出され、それらに基づいてコンソールCで複数の画像pが生成される。そして、コンソールCは、それらの複数の画像pと紐づけるための第2撮影条件キーK2を画像の枚数分だけ生成させるが、これらの第2撮影条件キーK2は、表示画面H3の左側のサブ画面Sには表示させないようになっている。
すなわち、本実施形態では、単純撮影の場合も長尺撮影の場合も、表示画面H3のサブ画面Sに表示される撮影条件キー(長尺撮影の場合は第1撮影条件キー)はいずれも1つだけである。
なお、放射線技師等の設定により、第1撮影条件キーK1と同様に、第2撮影条件キーK2を表示画面H3のサブ画面S上にアイコン状に表示させることができるように構成することも可能であるが、少なくともデフォルトの状態(すなわち初期設定の状態)では第1撮影条件キーK1のみをサブ画面S上に表示するように構成される。
このように、本実施形態では、1ショット長尺撮影を行う場合にも、単純撮影の場合と同様に、表示画面H3の左側のサブ画面Sに、それに対応する第1撮影条件キーK1を1つだけ表示させ、基本的に第2撮影条件キーK2は表示させないように構成されている。そのため、放射線技師等の操作者は、単純撮影を行う場合と同様の操作感で長尺撮影を行うことが可能となる。
また、表示画面H3の中央の主画面Sには、種々の情報を表示したり、生成した画像を大きく拡大させて表示したりすることができるようになっている。
そして、本実施形態では、コンソールCは、長尺撮影を行う前に、主画面Sに、長尺撮影を行うことができるか否かを表示させるようになっているが、その際、コンソールCは、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1が全て撮影可能な状態になった時点で、長尺撮影が可能である旨を主画面S上に表示する等して放射線技師等の操作者に通知するようになっている。音声等で通知するように構成することも可能である。
そして、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1のうち、放射線画像撮影装置1が1枚でも撮影不可の状態である場合には、主画面S上に「準備中」や「撮影できません」等の表示を行う等して、長尺撮影ができない状態であることを放射線技師等の操作者に通知するようになっている。
1ショット長尺撮影の場合、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1のうち放射線画像撮影装置1が1枚でも撮影不可の状態である場合には、1ショット長尺撮影を行うことができず、全ての放射線画像撮影装置1が撮影可能な状態になって初めて1ショット長尺撮影を行うことが可能となる。
そして、表示画面H3の主画面S上に、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている各放射線画像撮影装置1の状態等を表示するのではなく、上記のように、撮影可能であるか撮影不可であるかのみを端的に表示するように構成することで、放射線技師等の操作者が、あたかも単純撮影を行っている場合と同様の操作感で長尺撮影を行うことが可能となる。
なお、1ショット長尺撮影を行うことができない状況としては種々の状況があり得る。例えば、そもそも撮影台51Aのホルダー51aに放射線画像撮影装置1が1枚も装填されていない場合には撮影を行うことができない。そのため、このような場合には主画面S上に例えば「パネルを装填してください」等の表示が行われる。なお、パネルとは放射線画像撮影装置1のことである。また、放射線画像撮影装置1が1枚だけ装填されている場合に撮影可能とするか撮影不可とするかは適宜決められる。
また、撮影台51Aのホルダー51aに放射線画像撮影装置1が装填されているが、例えば放射線検出素子7のリセット処理等の初期動作が終了していない等のために撮影準備が整っていない場合には、主画面S上に例えば「準備中」や「お待ちください」等の表示が行われる。さらに、前述したように撮影台51Aのホルダー51aに装填された放射線画像撮影装置1から送信されてくる内蔵電源24(図6参照)の残量やアクセスポイント53(図1や図2参照)との間の無線通信における無線強度等の撮影に関するパラメーターPaに基づいて、放射線画像撮影装置1が電池切れを起こしていたり、或いは無線強度が弱すぎて無線通信を行うことができない等の状態にある場合にも撮影を行うことができない。そして、このように撮影不可である場合には、主画面S上に例えば「撮影できません」等の表示が行われる。
さらに、撮影台51Aのホルダー51aに複数の放射線画像撮影装置1が装填されているが、例えば図7(A)に示したホルダー51aにおける各装填位置S1〜S3において装填位置S1とS3に放射線画像撮影装置1が装填されているが、その間の装填位置S2には放射線画像撮影装置1が装填されていないような場合にも、コンソールCが、撮影不可の状態であると判断するように構成することが可能である。そして、このような場合には、主画面S上に例えば「撮影できません」等の表示を行ったり、或いは「パネルを装填してください」の表示を行うように構成することが可能である。
そして、撮影不可の場合には、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1のうち、どの放射線画像撮影装置1が電池切れを起こしたり無線通信を行うことができない等の状態にあるかや、そのような放射線画像撮影装置1がホルダー51aのどの装填位置に装填されているかが分からないと、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1を交換したり装填位置を変える等して対応することができない。
そこで、本実施形態では、コンソールCは、図8に示すように、撮影前に、表示画面H3の右側のサブ画面Sに、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3や、内蔵電源24の残量やアクセスポイント53との間の無線通信における無線強度等の撮影に関するパラメーターPaを表示するようになっている。
その際、コンソールCは、上記のようにホルダー51aへの装填時にドングルDo(図7(A)、(B)参照)が接続された放射線画像撮影装置1から通知された識別情報等の情報に基づいて撮影台51Aのホルダー51aにどの放射線画像撮影装置1がどの装填位置S1〜S3に装填されているかを認識している。そのため、本実施形態では、コンソールCは、各放射線画像撮影装置1の撮影に関するパラメーターPaを、ホルダー51aへの装填位置S1〜S3に対応するサブ画面S上の上下の位置に簡略化されたアイコン状に表示させることで、放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3と撮影に関するパラメーターPaとを同時に表示するようになっている。
なお、例えば、撮影台51Aのホルダー51aの装填位置S1とS3に放射線画像撮影装置1が装填されており、装填位置S2には放射線画像撮影装置1が装填されていない場合、表示画面H3のサブ画面Sでは、上、中、下の表示部分のうち上と下の表示部分に撮影に関するパラメーターPaがアイコン状に表示され、中の表示部分には撮影に関するパラメーターPaが表示されない。そのため、放射線技師等の操作者は、サブ画面Sの表示を見れば、各放射線画像撮影装置1の撮影に関するパラメーターPaだけでなく、放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3も認識することが可能となる。そのため、サブ画面Sに上記のような表示を行うことで、コンソールCが表示画面H3上に撮影台51Aのホルダー51aに装填されている放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3を表示したことになる。
このように構成することで、撮影不可になっている際に、放射線技師等の操作者が、表示画面H3の右側のサブ画面Sを見ることで、撮影台51Aのホルダー51aの各装填位置S1〜S3への放射線画像撮影装置1の装填の有無や、どの放射線画像撮影装置1が電池切れを起こしたり無線通信を行うことができない等の状態にあるか等を容易に認識することが可能となり、装填し忘れていた放射線画像撮影装置1を装填したり、放射線画像撮影装置1の装填位置を変えたり、放射線画像撮影装置1を交換する等して適切に対応することが可能となる。
なお、放射線画像撮影装置1の撮影に関するパラメーターPaは、放射線画像撮影装置1にドングルDoが接続され、放射線画像撮影装置1から内蔵電源24の残量やアクセスポイント53との間の無線通信における無線強度等の撮影に関するパラメーターPaがコンソールCに送信された時点で、表示画面H3の右側のサブ画面S上に表示される。そして、定期的に或いはコンソールCから送信要求があった際等に放射線画像撮影装置1からパラメーターPaが送信されてくるごとに、サブ画面S上に表示されるパラメーターPaが更新されて表示される。
また、上記のように各放射線画像撮影装置1の撮影に関するパラメーターPaを表示する際、例えば、撮影可能な状態のパラメーターPaは緑色等で表示し、撮影不可の原因になっているパラメーターPaを赤や黄色等で表示する等して、撮影不可の原因になっているパラメーターPaを放射線技師等の操作者が認識し易いように表示するように構成することも可能である。
[撮影不可の場合に放射線の照射を禁止することについて]
ところで、上記のように撮影不可の状態であるにもかかわらず、放射線技師等の操作者が放射線照射装置52の曝射スイッチ56を全押しして(図4(C)参照)、放射線照射装置52から放射線が照射されてしまうと、曝射が無駄になるだけでなく、患者の被曝線量が大きくなり患者にかかる負担が大きくなってしまう。
そこで、コンソールCは、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1が全て撮影可能な状態である場合にのみ放射線照射装置52からの放射線の照射を許容し、放射線画像撮影装置1のうちいずれかの放射線画像撮影装置1が撮影不可の状態である場合には放射線照射装置52からの放射線の照射を禁止するように構成することが可能である。
すなわち、上記のように、コンソールCが、撮影台51Aのホルダー51aに放射線画像撮影装置1が1枚も装填されていないと判断した場合や、装填されている放射線画像撮影装置1の撮影準備が整っていないと判断した場合、或いは、放射線画像撮影装置1が電池切れを起こしていたり無線強度が弱すぎる等して撮影不可の場合等には、例えば、放射線技師等の操作者が放射線照射装置52の曝射スイッチ56を全押しして、後述するように放射線照射装置52の制御部55から照射開始信号が送信されて来ても、コンソールCから放射線照射装置52側にインターロック解除信号を送信しないように構成して、放射線照射装置52からの放射線の照射を禁止する。
そして、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1が全て撮影可能な状態である場合にのみ、コンソールCから放射線照射装置52側にインターロック解除信号を送信する等して、放射線照射装置52からの放射線の照射を許容するように構成することが可能である。
このように構成すれば、上記のように撮影不可の状態であるにもかかわらず放射線照射装置52から放射線が照射されて、曝射が無駄になったり患者の被曝線量が大きくなって患者にかかる負担が大きくなる等の問題が生じることを的確に防止することが可能となる。
[撮影可能である旨の通知および放射線照射装置からの放射線の照射について]
一方、コンソールCは、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている複数の放射線画像撮影装置1が全て撮影可能な状態であると判断すると、図8に示したように、表示画面H3の主画面S上に「表示できます」と表示する等して、放射線技師等の操作者に、1ショット長尺撮影を行うことが可能であることを通知する。
そして、放射線技師等の操作者は、撮影室Ra(図1や図2参照)で被写体である患者Pと撮影台51Aのホルダー51a(すなわち複数の放射線画像撮影装置1)とのポジショニングを済ませ、前室Rbに戻ってコンソールCの表示画面H3上に表示されている撮影可能である旨の通知を確認した後、曝射スイッチ56を操作して放射線照射装置52から放射線を照射させる。
その際、例えば図9に示すように、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている各放射線画像撮影装置1では、走査駆動手段15のゲートドライバー15b(図6参照)から走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、放射線検出素子7内に残存する電荷を除去する放射線検出素子7のリセット処理が行われている。
そして、放射線技師等の操作者により曝射スイッチ56が全押しされて放射線照射装置52の制御部55から中継器54やアクセスポイント53を介してコンソールCに照射開始信号が送信されてくると、コンソールCから各放射線画像撮影装置1に、放射線検出素子7のリセット処理を停止することを指示する信号が送信される。
各放射線画像撮影装置1は、その時点で行っている放射線検出素子7のリセット処理を、走査線5の最終ラインLxまでオン電圧を印加した時点で停止する。そして、放射線検出素子7のリセット処理を停止すると、コンソールCに停止完了信号を送信するとともに、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオフ電圧を印加させて、放射線の照射により各放射線検出素子7内で発生した電荷を各放射線検出素子7に蓄積させる電荷蓄積状態に移行させる。
コンソールCは、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている各放射線画像撮影装置1からの停止完了信号が出揃った時点で、放射線照射装置52の制御部55にインターロック解除信号を送信する。そして、放射線照射装置52の制御部55は、インターロック解除信号を受信した時点で初めて放射線照射装置52から放射線を照射させる。
本実施形態では、このようにして、放射線照射装置52から撮影台51Aのホルダー51aに装填されている各放射線画像撮影装置1への放射線の1ショット照射による長尺撮影が行われるようになっている。
なお、本実施形態では、上記のように、放射線照射装置52側とコンソールC(および各放射線画像撮影装置1)とが信号等のやり取りを行いながら連携して(すなわちいわゆる連携方式で)長尺撮影を行うように構成されているが、放射線照射装置52側と各放射線画像撮影装置1との間で信号等のやり取りを行わずに(すなわちいわゆる非連携方式で)長尺撮影を行うように構成することも可能である。その場合、放射線画像撮影装置1は放射線照射装置52から放射線が照射されたことを自ら検出して電荷蓄積状態に移行するように構成される。放射線画像撮影装置1が自ら放射線の照射を検出する方法等については、詳しくは、例えば特開2009−219538号公報や国際公開第2011/135917号、国際公開第2011/152093号等を参照されたい。
[第2撮影条件キーの生成について]
一方、本実施形態では、前述したように、放射線画像撮影装置1を撮影台51Aのホルダー51aに装填する際に、装填位置S1〜S3に対応するドングルDo1〜Do3のいずれが放射線画像撮影装置1のコネクター27に接続される。そして、ドングルDoが接続された放射線画像撮影装置1からドングルDoの識別情報とカセッテIDとが通知されることで、コンソールCは、撮影台51Aのホルダー51aにどの放射線画像撮影装置1がどの装填位置S1〜S3に装填されているかを検出する。
すなわち、本実施形態では、コンソールCが、撮影台51Aのホルダー51aへの放射線画像撮影装置1の装填の有無および装填位置S1〜S3を検出する検出手段として機能するようになっている。なお、検出手段を、コンソールCとは別体に設けることも可能であり、また、ドングルDo等に検出手段としての機能を持たせるように構成することも可能である。
一方、本発明では、コンソールCは、長尺画像plong(例えば後述する図13(B)等参照)の生成に用いる画像p(例えば後述する図12のp1〜p3参照)の枚数N(図12の場合は3枚)を割り出し、割り出した画像pの枚数Nに応じた数の第2撮影条件キーを、当該画像pを撮影した放射線画像撮影装置1の、撮影台51Aのホルダー51aへの装填位置と対応付けてそれぞれ新たに生成させるようになっている。
本実施形態では、コンソールCは、上記の検出手段として機能するように構成されているため、これを利用して、コンソールCは、上記のようにして撮影台51Aのホルダー51aへの放射線画像撮影装置1の装填の有無および装填位置S1〜S3を検出すると、その検出結果に基づいて、放射線照射装置52からの放射線が照射された際に撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数nを割り出し、割り出した放射線画像撮影装置1の枚数nに基づいて、長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数N(Nはnと同じ数)を割り出して、画像pの枚数Nに応じた数Nの第2撮影条件キーK2を、放射線画像撮影装置1が装填されている装填位置と対応付けてそれぞれ新たに生成させるようになっている。
具体的には、上記のように、放射線技師等の操作者が、当初、例えば撮影台51Aのホルダー51aに2枚の放射線画像撮影装置1を装填したが、もう1枚必要であると判断して3枚目の放射線画像撮影装置1を新たに装填する場合がある。或いは、当初、3枚の放射線画像撮影装置1を装填したが、そのうち1枚が故障していたり2枚で十分であると判断する等して、放射線画像撮影装置1を1枚抜き出して2枚の放射線画像撮影装置1で長尺撮影を行うような場合もある。
このように撮影台51Aのホルダー51aに装填される放射線画像撮影装置1の枚数nは変動し得るが、本実施形態では、例えば上記のように曝射スイッチ52が全押しされて放射線照射装置52側からコンソールCに照射開始信号が送信されてきた時点や、コンソールCから放射線照射装置52側にインターロック解除信号を送信した時点等で、コンソールCは、放射線照射装置52から放射線が照射されることを認識することができる。そして、ドングルDoが接続された放射線画像撮影装置1から送信されてくるドングルDoの識別情報等に基づいて、その時点で撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数n(すなわち長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数N。以下同じ。)を割り出すことができる。
そのため、コンソールCは、このようにして割り出した放射線画像撮影装置1の枚数n(すなわち放射線照射装置52からの放射線が照射された際にホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数n)分だけ第2撮影条件キーK2を生成させる。
その際、コンソールCは、前述したように、第2撮影条件キーK2と、対応する放射線画像撮影装置1が装填されている装填位置とを対応付けて、例えば3枚の放射線画像撮影装置1が装填されていた場合は、第2撮影条件キーK2中の撮影部位P7を「全下肢正面上」、「全下肢正面中」、「全下肢正面下」に細分化した3つの第2撮影条件キーK2を生成させるようになっている。なお、以下では、撮影部位P7が「全下肢正面上」、「全下肢正面中」、「全下肢正面下」の各第2撮影条件キーK2をそれぞれ第2撮影条件キーK2(1)、K2(2),K2(3)という。
また、例えば2枚の放射線画像撮影装置1が装填されていた場合には、コンソールCは、各放射線画像撮影装置1の装填位置に応じて、第2撮影条件キーK2中の撮影部位P7を「全下肢正面上」、「全下肢正面中」或いは「全下肢正面中」、「全下肢正面下」に細分化した2つの第2撮影条件キーK2を生成させるようになっている。
コンソールCは、このようにして、放射線照射装置52からの放射線が照射された際に撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数nに応じた数nの第2撮影条件キーK2を、放射線画像撮影装置1が装填されている装填位置(上、中、下)と対応付けて自動的に生成させるようになっている。
なお、本実施形態では、コンソールCは、生成させたこれらの第2撮影条件キーK2を表示画面H3の左側のサブ画面Sには表示させず、基本的にサブ画面SLには第1撮影条件キーK1のみを表示させることは前述した通りである。
[画像データやオフセットデータの読み出し、転送等について]
図9に示したように、撮影台51Aのホルダー51aに装填された各放射線画像撮影装置1が電荷蓄積状態に移行し、放射線照射装置52から放射線が照射されて1ショット長尺撮影が行われると(図9の斜線を付した部分は放射線が照射されていることを表す。)、各放射線画像撮影装置1の制御手段22は、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、前述した画像データDの読み出し処理を行わせる。
そして、各放射線画像撮影装置1の制御手段22は、画像データDを読み出すとともにアンテナ29を介して無線方式で画像データDをコンソールCに転送する。すなわち、例えば撮影台51Aのホルダー51aに3枚の放射線画像撮影装置1が装填されている場合には、3枚の放射線画像撮影装置1から画像データDがそれぞれ同時にコンソールCに転送される状態になる。なお、画像データDを転送する代わりに、後述するように表示画面H3上に表示するプレビュー画像用のデータDpを画像データD中から抽出して、画像データDより先に転送するように構成することも可能である。
また、各放射線画像撮影装置1では、画像データDやプレビュー画像用のデータの転送と同時に、図10に示すようにしてオフセットデータOの読み出し処理が行われる。すなわち、各放射線画像撮影装置1は、上記のようにして画像データDの読み出し処理を行うと、続いて、図10の左側の部分に示すように、1フレーム分或いは所定フレーム分の放射線検出素子7のリセット処理を行った後、電荷蓄積状態に移行する。そして、放射線画像撮影装置1に放射線が照射されない状態で、画像データDの読み出し前の電荷蓄積状態の継続時間τと同じ時間だけ電荷蓄積状態を継続させた後、図10の右側の部分に示すように、ゲートドライバー15bから走査線5の各ラインL1〜Lxにオン電圧を順次印加して、上記の画像データDの読み出し処理と同様にして各放射線検出素子7からオフセットデータOを読み出す。なお、オフセットデータOの読み出し処理を、長尺撮影前に行うように構成することも可能である。
各放射線画像撮影装置1は、このようにしてオフセットデータOを読み出すと、プレビュー画像用のデータDpを先に転送した場合は残りの画像データDとオフセットデータOをコンソールCに転送し、プレビュー画像用のデータDpを抽出しない場合は既に開始されている画像データDの転送に続けてオフセットデータOをコンソールCに転送する。
[プレビュー画像の表示について]
コンソールCは、各放射線画像撮影装置1から画像データD或いはプレビュー画像用のデータDp(以下、それらを代表して画像データDとして説明するが、プレビュー画像用のデータDpの場合も同様に説明される。)が転送されてくると、オフセットデータOはまだ転送されてきていないため、画像データDが転送されてくるごとに、下記(1)式に従って画像データDから仮のオフセットデータOpを減算した値Dpを各放射線画像撮影装置1の放射線検出素子7ごとに算出する。
Dp=D−Op …(1)
そして、コンソールCは、それらの値Dpに対して簡易な画像処理を施すごとに、表示画面H3の右側のサブ画面Sの各放射線画像撮影装置1に対応する位置(すなわち各放射線画像撮影装置1の撮影に関するパラメーターPaがアイコン状に表示されていた位置)にプレビュー画像p_preを表示していくようになっている。そのため、表示画面H3の右側のサブ画面Sの各放射線画像撮影装置1に対応する位置にそれぞれプレビュー画像p_preがワイプ表示される(すなわち例えば上側から下側に向けて表示される部分が増えていくように表示される。)。
そして、各放射線画像撮影装置1から画像データDの転送が終了した時点で、例えば図11に示すように、表示画面H3の右側のサブ画面Sの各放射線画像撮影装置1に対応する位置にそれぞれプレビュー画像p_preが表示された状態になる。そして、放射線技師等の操作者は、これらのプレビュー画像p_preを見て再撮影の要否を判断する。
[各画像の生成および第2撮影条件キーの紐づけについて]
また、コンソールCは、各放射線画像撮影装置1からそれぞれ画像データDやオフセットデータOが転送されてくると、下記(2)式に従って各放射線画像撮影装置1の各放射線検出素子7ごとに画像データDからオフセットデータOを減算して真の画像データDを算出する。
=D−O …(2)
そして、コンソールCは、放射線画像撮影装置1ごとに、算出した真の画像データDに対してゲイン補正や欠陥画素補正、撮影部位に応じた階調処理等の精密な画像処理を行って放射線画像撮影装置1ごとにそれぞれ画像p1〜p3を生成する。そして、コンソールCは、図12にイメージ的に示すように、生成した画像p1、p2、p3と、上記のようにして生成させた第2撮影条件キーK2(1)、K2(2),K2(3)とをそれぞれ紐づけるようになっている。
具体的には、コンソールCは、生成した画像p1等のデータのヘッダーに第2撮影条件キーK2(1)を書き込む等して、各放射線画像撮影装置1から取得した画像データD等に基づいて生成した各画像p1〜p3と、各放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3に対応する第2撮影条件キーK2(1)〜K2(3)とをそれぞれ紐づける。
本実施形態では、このようにして、コンソールCは、上記のようにして放射線照射装置52から放射線が照射された際に撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数nすなわち長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数N(上記の場合は3枚)を割り出し、割り出した画像pの枚数Nに応じ、各放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3と対応付けて自動的に生成させた第2撮影条件キーK2(1)〜K2(3)を、各放射線画像撮影装置1で取得された画像p1〜p3に自動的に紐づけるようになっている。
そのため、本実施形態では、放射線技師等の操作者が第2撮影条件キーK2を作成することなく、寧ろいわば操作者が知らない間に、コンソールCが放射線の照射際にホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数分だけ第2撮影条件キーK2を生成させるとともに、それらの第2撮影条件キーを生成した画像pにそれぞれ自動的にかつ的確に紐づけることが可能となる。
[長尺画像の生成および第1撮影条件キーの紐づけ等について]
コンソールCは、続いて、図13(A)に示すように、各画像p1〜p3の端部同士の位置合わせを行い、画像p1〜p3を合成して、図13(B)に示すような長尺画像plongを生成する。各画像p1〜p3の位置合わせや合成処理等については、例えば特開2013−154146号公報等に記載された公知の方法を用いることが可能である。
そして、本実施形態では、コンソールCは、図13(B)に示すように、合成して生成した長尺画像plongと前述した第1撮影条件キーK1とを紐づけるようになっている。
このように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50では、放射線技師等の操作者が、長尺画像plongに紐づける第1撮影条件キーK1や、各放射線画像撮影装置1で撮影された各画像pにそれぞれ紐づける各第2撮影条件キーK2を作成する必要がなく、また、長尺画像plongや各画像pに第1撮影条件キーや第2撮影条件キーK2をそれぞれ紐づける必要もない。そして、それらの処理はコンソールCが全て自動的に行うため、放射線技師等の操作者は、撮影に用いられた放射線画像撮影装置1の枚数n(すなわち長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数N)を考慮することなく、単純撮影を行う場合と同様の操作感で長尺撮影を行うことが可能となる。
コンソールCは、図14に示すように、生成した長尺画像plongを表示画面H3の主画面S上に表示させる。そして、表示された長尺画像plongが放射線技師等の操作者により確認されて確定されると、コンソールCは、上記のようにして第1撮影条件キーK1と紐づけた長尺画像plong(図13(B)参照)と、第2撮影条件キーK2(1)〜K2(3)とそれぞれ紐づけた画像p1〜p3(図12参照)とを互いに対応付ける。
すなわち、コンソールCは、例えば、第1撮影条件キーK1が書き込まれた長尺画像plongのデータのヘッダーと、第2撮影条件キーK2(1)〜K2(3)がそれぞれ書き込まれた画像p1〜p3の各データのヘッダーに、共通の識別番号を書き込む等して、長尺画像plongと各画像p1〜p3とを互いに対応付けるようになっている。
このように構成することで、第1撮影条件キーK1や第2撮影条件キーK2(1)〜K2(3)とともに長尺画像plongとその基となった各画像p1〜p3とを1つのグループとして一体的に管理することが可能となる。
なお、第2撮影条件キーK2の各画像pへの紐づけや、第1撮影条件キーK1の長尺画像plongへの紐づけ、長尺画像plongの確定、長尺画像plongと各画像pとの対応付けを行うタイミングや順番等は適宜決められる。すなわち、例えば上記のように各処理を順次行うように構成することも可能であり、また、例えば放射線技師等の操作者により長尺画像plongの確定処理が行われた時点で紐づけや対応付けの処理を行うように構成することも可能である。
そして、コンソールCは、以上の処理が終了すると、対応付けた長尺画像plongと各画像p1〜p3(第1撮影条件キーK1および第2撮影条件キーK2を含む。)を、PACS等の外部システムに出力して、1ショット長尺撮影を終了する。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50によれば、1ショット長尺撮影を行う際、従来のシステムのように放射線技師等の操作者が長尺画像plongやそれを構成する各画像pに紐づける撮影条件キーを作成するのではなく、コンソールCが、長尺画像plongに紐づける第1撮影条件キーK1を自動的に生成させる。また、コンソールCが、例えば放射線照射装置52から放射線が照射された際に撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1の枚数nを割り出す等して、長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数Nを割り出し、割り出した画像pの枚数Nに応じた数の第2撮影条件キーK2を装填位置S1〜S3(すなわち上、中、下等)と対応付けてそれぞれ新たに自動的に生成させ、ホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1から取得した画像pと対応する第2撮影条件キーK2とをそれぞれ自動的に紐づける。また、コンソールCが、各画像pを合成して生成した長尺画像plongと上記の第1撮影条件キーK1とを自動的に紐づける。
そのため、放射線技師等の操作者が、長尺画像plongに紐づける第1撮影条件キーK1や、各放射線画像撮影装置1で撮影された各画像pにそれぞれ紐づける各第2撮影条件キーK2を作成する必要がないうえ、長尺画像plongや各画像pに第1撮影条件キーや第2撮影条件キーK2をそれぞれ紐づける必要もない。そして、それらの処理はコンソールCが全て自動的に行うため、放射線技師等の操作者は、撮影に用いられた放射線画像撮影装置1の枚数nを考慮する必要がない。
一方、単純撮影においても、撮影に用いられた放射線画像撮影装置1の枚数が1枚であるため、放射線技師等の操作者が放射線画像撮影装置1の枚数を考慮する必要がなく、また、撮影条件キーはコンソールCが自動的に生成させるため、操作者が撮影条件キーを作成する必要がない。
そのため、本実施形態に係る放射線画像撮影システム50によれば、1ショット長尺撮影を行う場合でも、放射線技師等の操作者は、この単純撮影を行う場合と同様の操作感で1ショット長尺撮影を行うことが可能となる。
なお、後述する変形例においても同様であるが、上記の実施形態では、第1撮影条件キーK1や第2撮影条件キーK2を、長尺画像plongや各画像pのデータのヘッダーに書き込むことで、長尺画像plongや各画像pと紐づける場合について説明したが、これに限定されず、第1撮影条件キーK1や第2撮影条件キーK2と長尺画像plongや各画像pとを的確に紐づけることが可能な仕方であればどのような仕方で紐づけることも可能である。
また、図1や図3等に示した1ショット長尺撮影用の撮影台51Aのホルダー51aに、放射線画像撮影装置1を1枚だけ装填したり、或いはホルダー51aに装填された複数の放射線画像撮影装置1のうち1枚だけを撮影可能な状態(他の放射線画像撮影装置1はいわゆるスリープ状態)にする等して、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aを単純撮影に用いることができるように構成することも可能である。
さらに、前述したように、本発明は、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aが臥位撮影用である場合にも適用される。その際、例えば、撮影台51Aのホルダー51aを回転させたり向きを変えたりすることができるように構成し、1ショット長尺撮影用の撮影台51Aを、立位撮影用としても臥位撮影用としても使うことができるように構成することも可能である。
[変形例1]
なお、上記の実施形態では、放射線技師等の操作者が、当初、3枚の放射線画像撮影装置1を装填したが、そのうち1枚が故障していたり2枚で十分であると判断する等して、放射線画像撮影装置1を撮影台51Aのホルダー51aから1枚抜き出して2枚の放射線画像撮影装置1で長尺撮影を行う場合について説明した。
しかし、使用しなくなった放射線画像撮影装置1を撮影台51Aのホルダー51aから抜き出さず、ホルダー51aに装填したまま、例えば放射線画像撮影装置1の電源をオフにしたり、或いは放射線画像撮影装置1の電力モードを省電力モード(スリープモード等ともいう。)に切り替える等して、当該放射線画像撮影装置1を撮影に使用することができない状態にする場合もあり得る。
そこで、例えば、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている放射線画像撮影装置1が上記のように電源をオフされる際や電力モードが省電力モードに切り替えられる際に当該放射線画像撮影装置1からコンソールCにその旨を通知するように構成する。すなわち、上記のように、コンソールCを、撮影台51Aのホルダー51aへの放射線画像撮影装置1の装填の有無や装填位置S1〜S3を検出するだけでなく、放射線画像撮影装置1が撮影に使用されるか否かを検出する検出手段として機能させるように構成する。
そして、コンソールCは、その検出結果に基づいて、放射線照射装置52から放射線が照射された際に撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた放射線画像撮影装置1のうち、撮影可能な状態であった放射線画像撮影装置1(すなわち電源がオンされていたり電力モードが撮影可能なモードとされている放射線画像撮影装置1)の枚数nを割り出し、割り出した放射線画像撮影装置1の枚数nに基づいて、長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数N(Nはnと同じ数)を割り出すように構成することも可能である。
[変形例2]
また、上記の実施形態や変形例1では、コンソールCが、撮影台51Aのホルダー51aに装填されている放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3(図7(A)参照)を検出したが、それに代えて、放射線画像撮影装置1が自ら撮影台51Aのホルダー51aへの装填位置S1〜S3を検出するように構成することも可能である。
この場合、例えば、図7(A)、(B)に示したように、放射線画像撮影装置1を撮影台51Aのホルダー51aに装填する際に、放射線画像撮影装置1のコネクター27にドングルDoが接続されて、放射線画像撮影装置1がドングルDoに記憶されている識別情報を読み取ると、それを一旦自らの記憶手段23(図6参照)やRAM等に記憶する。その際、上記の実施形態のように、放射線画像撮影装置1が自らのカセッテIDとドングルDoの識別情報とをコンソールCに通知するように構成してもよい。
そして、例えば、放射線画像撮影装置1は、撮影後にコンソールCに画像データD等を転送する際に、画像データDのヘッダー等にドングルDoの識別情報を書き込む等して、検出した装填位置の情報(この場合はドングルDoの識別情報)をコンソールCに送信するように構成する。或いは、放射線画像撮影装置1が(或いは放射線画像撮影装置1も)上記の対応表を有するように構成し、ドングルDoから読み取ったドングルDoの識別情報に基づいて、対応表を参照して自ら装填位置S1〜S3を割り出し、装填位置の情報を画像データD等に付帯させてコンソールCに送信するように構成することも可能である。
そして、この場合は、コンソールCは、上記のようにして放射線画像撮影装置1から転送されて取得した画像pの枚数に基づいて長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数Nを割り出す。また、それとともに、複数の放射線画像撮影装置1から画像pや画像データDを取得する際に画像p等とともに放射線画像撮影装置1が検出した装填位置の情報を取得し、取得した装填位置の情報に基づいて撮影台51Aのホルダー51aに装填されている放射線画像撮影装置1の装填位置S1〜S3を割り出すように構成することが可能である。
[変形例3]
さらに、上記の変形例2と同様に、コンソールCは、放射線画像撮影装置1から取得した画像pの枚数に基づいて長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数Nを割り出すが、各放射線画像撮影装置1の撮影台51Aのホルダー51aへの装填位置についてはコンソールCでも放射線画像撮影装置1でも検出せず、コンソールCが、各放射線画像撮影装置1から取得した画像pを画像解析して、当該画像pを撮影した放射線画像撮影装置1のホルダー51aへの装填位置を割り出すように構成することも可能である。
この場合、各放射線画像撮影装置1から取得した画像pの枚数Nが例えば2枚である場合、撮影台51Aのホルダー51aに2枚の放射線画像撮影装置1が装填されていたり、装填された複数の放射線画像撮影装置1のうち2枚の放射線画像撮影装置1が撮影可能な状態になっていたと判断することができる。
そして、この場合、2枚の放射線画像撮影装置1が装填位置S1、S2に装填されていたか、装填位置S2、S3に装填されていたかは、画像解析だけでは判別が必ずしも容易ではないが、少なくともいずれの放射線画像撮影装置1(或いは画像p)が上側(すなわち「正面上」や「側面上」)であり、いずれの放射線画像撮影装置1(或いは画像p)が下側(すなわち「正面下」や「側面下」)であるかは判別することができる。
また、各放射線画像撮影装置1から取得した画像pの枚数Nが3枚以上であっても、それらを画像解析することで、複数の放射線画像撮影装置1(或いは画像p)の上下方向の順番を的確に判別することができる。
そのため、この変形例3のように構成した場合でも、コンソールCは、上記のようにして放射線画像撮影装置1から転送されて取得した画像pの枚数に基づいて長尺画像plongの生成に用いる画像pの枚数Nを割り出すとともに、撮影台51Aのホルダー51aに装填されていた複数の放射線画像撮影装置1の上下の順番(すなわち装填位置)を的確に割り出すことが可能となる。
なお、本発明が上記の実施形態や変形例等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
1 放射線画像撮影装置
50 放射線画像撮影システム
51A 撮影台
51a ホルダー
52 放射線照射装置
C コンソール(コンソール、検出手段)
Ca 表示部
Do、Do1〜Do3 ドングル
K1 第1撮影条件キー
K2、K2(1)〜K2(3) 第2撮影条件キー
n 枚数
p、p1〜p3 画像
Pa パラメーター
plong 長尺画像
S1〜S3 装填位置

Claims (11)

  1. 複数の放射線画像撮影装置を装填可能なホルダーを備える撮影台と、
    前記ホルダーに装填された複数の前記放射線画像撮影装置に同時に放射線を照射可能な放射線照射装置と、
    選択された撮影オーダー情報に基づいて撮影を制御するとともに、複数の前記放射線画像撮影装置から取得した画像を合成して長尺画像を生成するコンソールと、
    を備え、
    前記コンソールは、
    選択された前記撮影オーダー情報が長尺撮影に関する撮影オーダー情報である場合は、当該長尺撮影に関する第1撮影条件キーを生成させるとともに、
    前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出し、割り出した前記画像の枚数に応じた数の第2撮影条件キーを、当該画像を撮影した前記放射線画像撮影装置の前記ホルダーへの装填位置と対応付けてそれぞれ新たに生成させ、
    前記放射線画像撮影装置から取得した前記画像と、当該放射線画像撮影装置の装填位置に対応する前記第2撮影条件キーとをそれぞれ紐づけるとともに、前記画像を合成して生成した前記長尺画像と前記第1撮影条件キーとを紐づけることを特徴とする放射線画像撮影システム。
  2. 前記ホルダーへの前記放射線画像撮影装置の装填の有無および装填位置を検出する検出手段を備え、
    前記コンソールは、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記放射線照射装置から放射線が照射された際に前記ホルダーに装填されていた前記放射線画像撮影装置の枚数を割り出し、割り出した前記放射線画像撮影装置の枚数に基づいて、前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  3. 前記ホルダーへの前記放射線画像撮影装置の装填の有無、装填位置および前記放射線画像撮影装置が撮影に使用されるか否かを検出する検出手段を備え、
    前記コンソールは、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記放射線照射装置から放射線が照射された際に前記ホルダーに装填されていた前記放射線画像撮影装置のうち、撮影可能な状態であった前記放射線画像撮影装置の枚数を割り出し、割り出した前記放射線画像撮影装置の枚数に基づいて、前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  4. 前記放射線画像撮影装置は、前記ホルダーへの装填位置を検出し、
    前記コンソールは、
    複数の前記放射線画像撮影装置から前記画像を取得する際に、前記画像とともに、前記放射線画像撮影装置が検出した前記装填位置の情報を取得し、
    前記放射線画像撮影装置から取得した前記画像の枚数に基づいて前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出すとともに、前記画像とともに取得した前記装填位置の情報に基づいて前記装填位置を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  5. 前記コンソールは、前記放射線画像撮影装置から取得した前記画像の枚数に基づいて前記長尺画像の生成に用いる前記画像の枚数を割り出すとともに、前記画像を画像解析して、当該画像を撮影した前記放射線画像撮影装置の前記ホルダーへの装填位置を割り出すことを特徴とする請求項1に記載の放射線画像撮影システム。
  6. 前記コンソールは、前記第1撮影条件キーと紐づけた前記長尺画像と前記第2撮影条件キーと紐づけた前記画像とを互いに対応付けることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  7. 前記コンソールは、前記撮影台の前記ホルダーに装填されている複数の前記放射線画像撮影装置が全て撮影可能な状態になった時点で、撮影可能である旨を通知することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  8. 前記コンソールは、前記撮影台の前記ホルダーに装填されている複数の前記放射線画像撮影装置のうちいずれかの前記放射線画像撮影装置が撮影不可の状態である場合には、前記放射線照射装置からの放射線の照射を禁止することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  9. 前記コンソールは、表示部上に、前記第1撮影条件キーのみを表示させ、前記第2撮影条件キーは表示させないことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  10. 前記コンソールは、表示部上に、前記ホルダーに装填されている前記放射線画像撮影装置の装填位置および/または撮影に関するパラメーターを表示することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
  11. 前記撮影台の前記ホルダーには、前記放射線画像撮影装置を装填可能な装填位置にそれぞれ互いに異なる識別情報が記憶されたドングルが配置されており、前記放射線画像撮影装置の前記ホルダーへの装填時に、前記放射線画像撮影装置に前記ドングルが接続されると、前記放射線画像撮影装置が前記ドングルに記憶されている前記識別情報を読み取って前記検出手段に通知することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の放射線画像撮影システム。
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