JP6410564B2 - 現像剤収納ユニットの再生産方法 - Google Patents
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Description
図3、図4に示すように、現像ユニット9と感光体ユニット8とを組み付ける場合、一端側ではカバー24の穴24aにカバー32の円筒部32bの外径部を嵌合させる。そして、他端側ではカバー25の穴25aに、軸受46から突出して設けられた突出部46bを嵌合させる。これにより、現像ユニット9は、感光体ユニット8に対して回動可能に支持されることになる。ここで、現像ユニット9は、カバー24の穴24aとカバー25の穴25aとを結んだ軸線を中心に回動可能であり、現像ユニット9の回転中心を、回転中心X(図2参照)と称す。
以下、現像ユニット9の再生産方法を述べる。カートリッジPの感光体ユニット8と現像ユニット9とを分離するユニット分離工程について以下説明する。図3に示されるように、カバー24とカバー25とをクリーニング容器26から取外すと、現像ユニット9と感光体ユニット8とを分離することができる。また、前述のように、カバー24、25と、クリーニング容器26は、感光体ドラム4を回転可能に支持しているために、上記分離工程によって、感光体ユニット8から感光体ドラム4を分離することができる。
図5を参照しつつ、現像ユニット9の分解工程について以下説明する。まず、現像ユニット9の駆動側の端部に設けられるカバー32を枠体29から分離する。カバー32が、軸受45や枠体29に対してネジ93等で固定されている場合は、ネジ93を取外した後に、カバー32を現像ユニット9から分離する。
次に、枠体29の内部から可撓性容器251を取り出す工程について説明する。図6に示されるように、図6(b)に示す矢印A方向と逆方向に可撓性容器251を引っ張ると、L字形状の突起29dから容易に可撓性容器の穴251aを取り外すことができる。この際、L字形状の突起29dは可撓性容器251より開口29a側に配置されているため、作業者は容易にこの取り外し作業を行うことができる。このように可撓性容器251の固定部を取り外した後、可撓性容器251を開口29aより枠体29の内部から取り出す(取出工程)。
図7は、枠体29の内部に現像剤を充填した後の枠体29の斜視図である。この図7を参照しつつ、枠体29の内部に現像剤を再充填する再充填工程について説明する。再充填工程では、図7に示されるように、漏斗101に矢印M方向に現像剤を注入する。注入される現像剤Tは、漏斗101の先端から枠体29の内部に落ち、枠体29の内部に蓄積されていく。このようにして、枠体29の内部に、現像剤Tが再充填される(再充填工程)。なお、漏斗101の代わりに、オーガを備えた定量供給装置を用いると、現像剤Tを枠体29内に効率よく注入することができる。
以上のように、枠体29に現像剤を再充填した後に、再度、カートリッジPを組み立てる。カートリッジPの再組立を行うには、前述の分離工程を逆の手順で行えばよい。以下に、現像ユニット9の再組立方法について図5を用いて順に説明する。
次に、感光体ユニット8と現像ユニット9とを結合するユニット結合工程について、図3を用いて説明する。本工程では、クリーニング容器26、感光体ドラム4、及び、現像ユニット9を、同時に、カバー24とカバー25で挟み込む。現像ユニット9を感光体ユニット8に対して回動可能に保持するために、カバー24の穴24aにカバー32の円筒部32bの外径部を嵌合させる。また、カバー25の穴25aに、軸受46から突出した突出部46bを嵌合させる。
図14(a)は、枠体29から封止部材253及び開封部材254を分離する工程を示す断面図である。図14(b)は、枠体29の内部の可撓性容器251に現像剤を充填する工程を示す断面図である。現像ユニット9は、開口251hを封止すると共に移動されると開口251hを露出する封止部材253と、封止部材253が取付けられて移動することで開封する開封部材254と、を有する。
図14(b)は、枠体29に現像剤が再充填される工程を示す断面図である。図14(b)を参照しつつ、現像剤が再充填される工程に関して説明する。現像剤の再充填工程では、漏斗101が矢印M方向に現像剤Tを注入する。注入された現像剤Tは、漏斗101の先端から枠体29の内部に落下して、枠体29の内部の再充填空間255に蓄積する。このように、枠体29の内部には現像剤Tが充填される。
この後に、現像ユニット9の再組立工程と、感光体ユニット8と現像ユニット9とのユニット結合工程と、をする。以上の工程により、図2に示すようにカートリッジPの組み立てが終了する。以上のようなカートリッジPの再生産方法によって、カートリッジPの再生産について一つの簡易な方法が実現可能となる。
図18(a)は、封止部材253が枠体29から分離された後の状態を示す断面図である。次に、図18(a)を参照しつつ、可撓性容器251を枠体29から分離する分離工程に関して説明する。ここで、可撓性容器251は、枠体29に対して枠体29の突起29dで固定されているために、突起29dを取外す。本実施例では、突起29dの固定方法として、可撓性容器251の穴に、枠体29のボスを通して、そのボスを潰す超音波カシメによる固定方法を採用した。
29 枠体
251 可撓性容器
251h1〜251h4・・・開口
T 現像剤
Claims (19)
- 現像剤収納ユニットの再生産方法であって、前記現像剤収納ユニットは枠体を含み、かつ画像形成装置の装置本体に着脱可能であり、前記再生産方法は、
前記枠体の内部に収納された可撓性容器であって、現像剤を収納するため収納部と、前記収納部から前記内部に現像剤を排出するための開口と、を備える可撓性容器の少なくとも一部を、前記内部から取り出す取出工程と、
前記内部に現像剤を再充填する再充填工程であって、充填された現像剤が前記内部において前記枠体と接触可能な状態で、前記枠体に現像剤を再充填する再充填工程と、
を備えることを特徴とする現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記可撓性容器は、複数の前記開口と、前記枠体に固定されるための被固定部であって、前記開口とは別の穴を備える被固定部と、を有し、
前記枠体は、前記穴に挿通され、前記可撓性容器を固定する固定部材を有することを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記固定部材は、前記穴に挿通される屈曲した形状の突起であり、
前記突起に前記穴が引掛けられると前記可撓性容器が前記枠体に固定され、
前記突起が前記穴から抜かれると前記可撓性容器が前記枠体から分離可能になることを特徴とする請求項2に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記被固定部は、前記穴の周囲が伸縮可能な素材で形成され、
前記固定部材は、前記穴よりも径が大きい大径部と、前記穴の径以下の小径部と、を有して前記大径部が前記穴に挿通可能な突起であり、
前記大径部が前記穴に挿通されると前記可撓性容器が前記枠体に固定され、
前記大径部が前記穴から抜かれると前記可撓性容器が前記枠体から分離可能になることを特徴とする請求項2に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記可撓性容器には、前記収納部と前記穴との間にミシン目が形成され、
前記取出工程及び前記再充填工程の前に、前記ミシン目を切断することで前記収納部を前記枠体から分離する分離工程を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記取出工程及び前記再充填工程の前に、前記収納部と前記穴との間で前記固定部材を切断することで前記収納部を前記枠体から分離する分離工程を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。
- 前記固定部材は、前記穴よりも径が大きい大径部と、前記穴の径以下の小径部と、を有して前記大径部が前記穴に挿通された突起であり、
前記大径部が前記穴に挿通されて前記可撓性容器が前記枠体に固定され、
前記取出工程及び前記再充填工程の前に、前記突起の前記大径部を切断することで前記可撓性容器を前記枠体から分離する分離工程を備えることを特徴とする請求項2に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記現像剤収納ユニットが、前記開口を封止すると共に移動されると前記開口を露出する封止部材と、前記封止部材が取付けられて移動することで開封する開封部材と、を有する現像剤収納ユニットの再生産方法であって、
前記取出工程及び前記再充填工程の前に、前記封止部材及び前記開封部材を前記枠体から分離する分離工程を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記現像剤収納ユニットが、前記開口を封止すると共に移動されると前記開口を露出する封止部材、及び、前記封止部材が取付けられて移動することで開封する開封部材、を有する現像剤収納ユニットの再生産方法であって、
前記取出工程及び前記再充填工程の前に、前記封止部材の一部を前記枠体から分離する分離工程を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。 - 前記分離工程は、前記封止部材が前記開封部材との係合部以外で切断されて前記枠体から分離されることを特徴とする請求項9に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。
- 前記分離工程は、前記封止部材が前記開封部材との係合部が外されて前記枠体から分離されることを特徴とする請求項9に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。
- 前記可撓性容器の前記穴と前記枠体の前記固定部材は、前記可撓性容器の収納部よりも前記枠体の前記開口の側に配置されることを特徴とする請求項2乃至請求項11のいずれか1項に記載の現像剤収納ユニットの再生産方法。
- カートリッジの再生産方法であって、前記カートリッジは、枠体を含む現像剤収納ユニットを有し、かつ画像形成装置の装置本体に着脱可能であり、前記再生産方法は、
前記枠体の内部に収納された可撓性容器であって、現像剤を収納するため収納部と、前記収納部から前記内部に現像剤を排出するための排出開口と、を備える可撓性容器の少なくとも一部を、前記内部から取り出す取出工程と、
前記内部に現像剤を再充填する再充填工程であって、充填された現像剤が前記内部において前記枠体と接触可能な状態で、前記枠体に現像剤を再充填する再充填工程と、
を備えることを特徴とする再生産方法。 - 前記可撓性容器は、複数の前記排出開口と、前記枠体に固定されるための被固定部であって、前記排出開口とは別の穴を備える被固定部と、を有し、
前記枠体は、前記穴に挿通され、前記可撓性容器を固定する固定部材を有することを特徴とする請求項13に記載の再生産方法。 - 前記固定部材の少なくとも一部を除去する除去工程を含む請求項14に記載の再生産方法。
- 静電像を担持するための像担持体を備える第一のユニットと、前記静電像を現像するための現像剤担持体を備える第二のユニットとに分離する分離工程を含むことを特徴とする請求項13乃至請求項15のいずれか1項に記載の再生産方法。
- 前記分離工程は、前記像担持体と前記第二のユニットとを支持するカバー部材を取り外す工程を含むことを特徴とする請求項16に記載の再生産方法。
- 前記現像剤担持体を前記第二のユニットから取り外す工程を含むことを特徴とする請求項16または請求項17に記載の再生産方法。
- 前記取り出し工程において、前記可撓性容器は、前記現像剤担持体が取り外されることで露出した開口を通って取り出されることを特徴とする請求項18に記載の再生産方法。
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