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JP6456845B2 - ガイドレールを介して誘導方向に家具部品を誘導するための走行部、および家具用建具 - Google Patents

ガイドレールを介して誘導方向に家具部品を誘導するための走行部、および家具用建具 Download PDF

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JP6456845B2
JP6456845B2 JP2015555655A JP2015555655A JP6456845B2 JP 6456845 B2 JP6456845 B2 JP 6456845B2 JP 2015555655 A JP2015555655 A JP 2015555655A JP 2015555655 A JP2015555655 A JP 2015555655A JP 6456845 B2 JP6456845 B2 JP 6456845B2
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ヘティッヒ‐ハインゼ ゲーエムベーハー ウント ツェーオー. カーゲー
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Description

本発明は、ガイドレールを介して誘導方向において家具部品を誘導するための走行部、走行部を有する家具用建具、および家具用建具を有する1個の家具に関する。
下側にバーが形成されているスライドパーティション壁の形態の家具部品が、特許文献1から既知である。
フックがバーに隣接して配置されており、このフックが、弾性的に取り付けられているガイド要素においてスライド溝と係合する。
ガイド要素が弾性的に保持している結果として、フックとスライド溝との間の係合は、ガイド要素を持ち上げることによって解放することができる。
1個の家具の2つのガイドレール内の2つの走行部を介して誘導されるスライドドアが特許文献2から既知である。
2つの走行部のうちの第1の走行部は家具部品に弾性的に取り付けられており、一方で、第2の走行部は、その位置において家具部品に対して隣接して取り付けられている。
第2の走行部がその位置に関して家具部品に対する関係において設置されている場合、第1の走行部は、その弾性的保持の結果として、家具部品に対するその位置に関して自動的に調整する。
ガイドレール上の走行部を介して誘導される、スライドドアの形態の家具部品が、特許文献3から既知である。
走行部は家具部品に弾性的に取り付けられている。
バネが、家具部品による走行部に対して作用する負荷に対して作用し、たとえ負荷が不十分であったとしても、走行部をガイドレールに対して確実に圧迫する。
したがって、走行部がガイドレールから脱線することが効果的に防止される。
独国特許出願公開第4330152号明細書 独国実用新案第20216481号明細書 米国特許第5845363号明細書
本発明の目的は、既知の家具または家具部品を改善し、取り付けを単純化することである。
この目的は、独立請求項の特徴によって達成される。
好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明の一態様によれば、ガイドレールを介して誘導方向に家具部品を誘導するための走行部は、誘導されるべき家具部品に堅固に接続することができるホルダと、誘導位置と取り付け位置との間で可動なように、誘導方向に対してある角度でホルダ上に保持されるとともに、ガイドレールに沿って誘導位置において誘導されるロックバーとを備える。
家具部品上の走行部は、ガイドレールによる家具部品の確実な誘導を保証するものである。
それぞれのガイドレール内に挿入する前に、ホルダはまた、最初に、他の走行部とともにその家具部品に接合して固定され得る。
他の走行部がそのガイドレール内に挿入されると、示されている走行部のロックバーがその取り付け位置へと押し込まれ得、取り付け位置で、スライドドアを旋回させ、次いで、ロックバーをガイドレール上の溝の中に挿入することが可能である。
予め取り付けられたロックバーが、家具部品の取り付け中に施工者が触れることによって見出され得、これが、取り付け中に施工者の視界の中に配置されていなくてもよい理由である。
示されている走行部の範囲内で、誘導方向に対してある角度だけ、好ましくは直角にずれていることによって、任意に湾曲して前進する部分、たとえば、直線的にまたは円弧状に湾曲して前進する部分があり得る。
走行部は、復元要素を介してロックバーが誘導位置においてホルダに対して予め張力を加えられる該復元要素を備える。
誘導位置はこのように、ロックバーの標準位置として予め決定される。
したがって、ロックバーは、施工者によって取り付け中に短い間だけでその誘導位置から取り付け位置に移動されなければならず、取り付け後、すなわち、施工者によって解放された後は、ロック位置へと自動的に移動する。
走行部は誘導位置におけるホルダに対するロックバーの相対運動を阻止するブロック要素をさらに備え、ブロック要素が、誘導位置における相対運動を阻止する位置と、相対運動の阻止状態を開放する位置とに回動可能な回転ハンドルを備え、ブロック要素によって、ロックバーが誘導位置からずれることが阻止され得る。
したがって、不注意で外れることが防止され、復元要素の機能不全の場合に、ロックバーが誘導位置から取り付け位置に動くことも防止される。
ブロック要素は主に、任意の接続原理、たとえば、摩擦ロック接続または材料接着接続に基づいて作動する。
ブロック要素は、特に好ましくは、ロックバー上の第1のポジティブロック要素と、第1のポジティブロック要素に対して相補的に配置されているホルダ上の第2のポジティブロック要素とを備え、これらのポジティブロック要素は、ポジティブロック嵌合によってロックバーがロック位置に対してずれるのを阻止するように形成されている。
ホルダ上に配置されているポジティブロック要素は好ましくは、さらにより良好なポジティブロック嵌合を保証するように特別な幾何形状を有して形成される。
ポジティブロック嵌合は、いつでも開かれ、再び閉じられることができ、その結果として、家具部品は、たとえば、補修が必要である場合に、ガイドレールから簡単に取り外すことができる。
示されている走行部の好ましい実施形態において、第1のポジティブロック要素および/または第2のポジティブロック要素は、ロックバーの変位の方向に対してある角度を付けて、好ましくは直角に、可動なように取り付けられ、それによって、ポジティブロック嵌合を任意に開くことおよび閉じることが、特に単純に実施される。
示されている走行部の一実施形態において、第1のポジティブロック要素および第2のポジティブロック要素は、誘導方向、およびロック位置の変位方向の両方において作用する嵌合形状に形成された
したがって、ブロック要素は、ロック位置に対してロックバーの運動に反作用するだけでなく、ブロック要素自体の運動にも反作用する。
このブロック要素の運動は、境界上でスライドドアの形態の家具部品の衝突中の上述した振動などの、ブロック要素に対する誘導方向内の力によって引き起こされ得る。
上述したようにブロック要素の運動が防止されることによって、ロックバーの解放が効果的に防止される。
示されている走行部のまた別の実施形態において、第1のポジティブロック要素および第2のポジティブロック要素は、ラッチ要素として構成される。
したがって、ブロック要素は工具を必要とすることなく作動することができる。
追加の実施形態において、示されている走行部は、ガイドレールとの接触領域においてロックバーの変位の方向にロックバーを誘導するためのガイド要素を備える。
本発明のさらなる態様によれば、特にスライドドアのための家具用建具が提供され、第1のガイドレールと第2のガイドレールとの間で基体が誘導され、基体に接続されている第1の走行部が、第1のガイドレール上で基体を誘導するために設けられ、第1の走行部から離間されるとともに、基体に固定されている第2の走行部が、第2のガイドレール上で基体を誘導するために設けられる。
さらなる実施形態において、示されている家具部品は、第1の走行部の運動を誘導方向に制限するために第1のガイドレール上に配置されている制限要素を備え、したがって、家具部品がガイドレールによる誘導から離れることが不可能であることが保証される。
制限要素は、誘導方向における振動を低減するために、少なくとも部分的に変形可能であるように、好ましくは弾性的に変形可能であるように構成され得る。
本発明のさらなる態様によれば、1個の家具は、本発明による家具用建具によって変位可能に取り付けられる可動家具部品を備える。
本発明の上述の特性、特徴および利点を、実施形態の以下の説明に関連して下記により詳細に説明する。
スライドドアを有する1個の家具の斜視図である。 第1の走行部を有する図1のスライドドアの部分斜視図である。 図2の第1の走行部の分解図である。 図2の第1の走行部の部分斜視図である。 制限要素の斜視図である。 第2の走行部を有する図1のスライドドアのさらなる部分斜視図である。 図6の第2の走行部の分解図である。 図6の第2の走行部を配置することができる代替的なスライドドアの斜視図である。 図6の第2の走行部内のブロック要素の部分斜視図である。 図9のブロック要素の一部の部分斜視図である。
図1は、可動家具部品としてのスライドドア4を有する1個の家具2の斜視図を示す。
家具2はキャビネットとして構成されているが、任意の他の種類の家具として構成されてもよい。
家具2は、正面に対して開いている家具本体6を備える。
下部ガイドレール8が、家具本体6の下側で正面開口の領域に配置されており、一方で、上部ガイドレール10が、家具2の上側に配置されている。
図2に示す少なくとも1つの下部走行部12を介して、これら2つのガイドレール8、10間で、誘導方向16において誘導されるようにスライドドア4が取り付けられており、上部走行部14は図6に示されている。
図2は、下部走行部12を有する図1のスライドドア4の部分斜視図を示す。
下部ガイドレール8は、ネジ18によって家具本体6に固定されている。
下部走行部12は、ネジ18によってスライドドア4のドア本体21に固定されている取り付けホルダ20を備える。
支持要素24が、誘導方向16に対して直角の変位方向22において取り付けホルダ20上に変位可能に保持されており、その一端において、下部ローラ26が回転可能に取り付けられており、このローラは下部ガイドレール8上に配置される。
スライドドア4が誘導方向16に動かされると、下部ローラ26は下部ガイドレール8の上で回転する。
支持要素24は、取り付けホルダ20に対して高さ調整可能であり、図3に示すように、この目的のために調整ネジ28が取り付けホルダ20内の調整開口30内にねじ込まれる。
取り付けホルダ20は、各々がベースプレート34上に貫通開口を有する3つのピン36を備え、これを通じて図2に示すネジ18を挿入することができる。
ピン36は、取り付けホルダ20に対して垂直の変位方向22において支持要素24を変位可能に取り付けるために、支持要素24上のスロット44内に係合する。
変位方向22において見たときに取り付けホルダ20の上端において、保持要素38が形成され、これを通じて調整ネジ28がねじ込まれ得る。
支持要素24は本実施形態において板金部品40から形成されており、その境界領域は、部分的に隆起部42によって強化されている。
スロット44は板金部品40内に形成される。
22の方向において見たときの板金部品40の上端にカウンタベアリング要素46が形成されており、取り付けホルダ20と支持要素24との間の相対位置を設定するために、その上に調整ネジ28が載置される。
板金部品40内に開口48がさらに形成されており、下部ローラ26を取り付けるために、シャフト50がその中に挿入される。
下部ローラ26は直径を有する。
ガイドプレート54は最終的に、変位方向22において見たときに支持要素24の下側に設けられ、その上に保護キャップ56が挿入される。
ここで、下部ガイドレール8上の図2の第1の走行部12の部分斜視図を示す図4を参照する。
下部ガイドレール8は、レールの内側空間60に向かって開いているガイドスロット58を備える。
下部ガイドレール8は、レールの内側空間60をよりよく示す目的で、図4においては部分的に露出するように示されている。
誘導方向16において見たとき、ガイドレール8の端部において、レールの内側空間60は、第1の走行部12の制限停止部を形成する制限要素62によってシールされている。
より詳細には示さないように保護キャップ56によって被覆されている支持要素24のガイドプレート54は、ガイドスロット58によってレールの内部空間60に係合し、その中で滑り軸受けとして誘導される。
下部ローラ26の外周上に形成されている環状突起部64が、ガイドスロット58に挿入され、その中で誘導される。
図5に示す制限要素62は、固定区画66および停止区画68を備える。
制限要素62はネジ70によってレールの内部空間60内で固定区画66上に固定される。
停止区画68は、弾性区画72を介して固定区画66の下側範囲に弾性的に取り付けられている。
停止区画68は、誘導方向16に延伸するとともに、その中に、保護キャップ56によって被覆されているガイドプレート54が収容される受け入れチャネル74を備える。
上記受け入れチャネル74は、保護キャップ56によって被覆されているガイドプレート54を閉じた位置でラッチ留めするために、誘導方向16に対して横断方向のテーパ76を備える。
図6は、家具本体6に対して固定して配置されている上部ガイドレール10を示す。
上部ガイドレール10は、家具本体6に対する固定のためのネジ18のための開口77を備える。
上部走行部14は、3つのネジ18によってスライドドア4のドア本体21に固定されているホルダ78を備える。
ロックバー80が、上部走行部14のホルダ78上で垂直変位方向22において変位可能に保持されており、上部ガイドレール10上に配置されている上部ローラ82が上記ロックバー80の一端に回転可能に取り付けられており、それによって、上部ローラ82は、スライドドア4が誘導方向16に動くときに上部ガイドレール10の上で回転する。
上部ガイドレール10との上部ローラ82の接触を確立し維持するために、本実施形態において、上部走行部14のロックバー80と上部走行部14のホルダ78との間の相対運動を阻止することができるブロック要素84が設けられる。
上部走行部14のロックバー80は、上部ローラ82が上部ガイドレール10と接触するときまで、変位方向22に変位され得る。
この状態において、上部走行部14のロックバー80と上部走行部14のホルダ78との間の相対運動を、ブロック要素84によって阻止することができる。
ここで、図6の第2の走行部14の分解図を示す、図7を参照する。
上部走行部14のホルダ78は、ベースプレート85上に、各々が貫通開口を有する3つのピン87を備え、これを通じてネジ18を挿入することができる。
ピン87の先端はドア本体21上に配置することができ、それによって、ピン87は、ベースプレート85とドア本体21との間に間隙を画定する。
上部走行部14のロックバー80は、下部走行部12の支持要素24と同様に、板金部品89から形成され、その境界領域は、ここでも部分的に突起部91によって強化される。
下部走行部12の支持要素24と同様に、スロット93が上部走行部14の板金部品89内に形成され、このように上部走行部14のホルダ78に対して変位方向22において上部走行部14のロックバー80を変位可能に取り付けるために、上部走行部14のホルダ78のピン87がスロット93の中に挿入される。
下部走行部12の板金部品40と同様に、上部走行部14の板金部品89によって上部ローラ82を保持するために開口95が設けられ、上部ローラ82を保持するためにシャフト50がその中に挿入される。
変位方向22において見たときに、本実施形態において、下部走行部12の板金部品40と同様に、上部走行部14の板金部品89の上側にガイドプレート97が形成され、このガイドプレートは、ガイドスロット58内で上部ガイドレール10上に挿入され得る。
図4に示すような下部ガイドレール8の特徴が、代替的にまたは付加的に、上部ガイドレール10に移されてもよい。
上部走行部14のホルダ78上のブロック要素84は、ホルダ78のピボット軸受け88上で、図7に従って回転可能に取り付けられる。
ピン94をピボット軸受け88内に挿入することを可能にし、ブロック要素84の反対側のピン94をホルダ78上のピボット軸受けに挿入することも可能にするために、一方の側のピボット軸受け88にバネ要素92が配置される。
さらに、ブロック要素84は、ブロック要素84が回転のために回転ハンドル96の上に保持され得る該回転ハンドル96を備える。
最後に、ブロック要素84は、上部走行部14のロックバー80が、上部走行部14のホルダ78に対する関係において、変位方向22に対して動くことを防止するために、板金部品89上のリブ100と係合することができるリブ形状係合要素98を備える。
リブ100は好ましくは、図9dに特に示すピッチ角128を有して形成される。
したがって、回転ハンドル96の閉位置への旋回中に締め付けトルクが連続的に増大し、完全に旋回した後にリブ100と係合要素98との間で最大のポジティブロック嵌合が達成されることが保証される。
さらに、リブ100および係合要素98は、特別な鋸歯形状を有し、これは、噛み合っている間互いに係合し、過剰な負荷の下で特に強い力を吸収することができる。
このポジティブロック嵌合を機械的に支持するために、変位方向22において回転ハンドル96の前に、突起101をロックバー80上に形成することができ、この突起101は、ロックバー80の、ホルダ78に対する関係における変位方向22に対する上述の運動がさらに防止されるように、ポジティブロック嵌合が閉じられるブロック要素84の位置において制限停止部として回転ハンドル96上に配置することができる。
同時に、突起101は、ホルダ78の変位中にロックバー80の高さ留めの機能を想定し、ブロック要素84が可能性のある破損の間に故障する場合の緊急要素としての機能を想定する。
上部ローラ82の上部ガイドレール10に対する圧迫を支持する目的で、上部走行部14は、変位方向22に対して予め張力を加えられるとともに、フラットコイルバネとして形成されるバネ102をさらに備える。
バネ102は、ガイドレール10に対する取り付けの間に、ローラ82を有する板金部品89に予め張力を加えるために、家具用建具のその側にあるそれぞれのバネマウント104に掛けることができ、それぞれのカウンタベアリング106内に取り付けることができる。
上部走行部14のロックバー80は、バネ102の予め張力を加える方向に対してハンドル区画108の上で動かすことができる。
代替的なスライドドア4の斜視図を示す図8を参照する。
代替的なスライドドア4は、プレート形状木質材料の代わりに、充填要素を有するアルミニウムフレームを備え、その上に第2の走行部14が取り付けられる。
ドア本体21は、ガラスから作製されるもののような充填要素が挿入される外部フレームを備える。
ドア本体21の隅において、コーナコネクタ112がフレームバー114内に挿入される。
コーナコネクタ112とフレームバー114との間の固定は、ネジ18をねじ込むことができる受け入れ孔116によって生成され得る。
本実施形態においてフレームバー114のうちの1つの中に固定孔118が形成され、この固定孔を介して、ガイド部品120がさらなるネジ18によって上記フレームバー114上に固定され得る。
上部走行部14のロックバー80は、上部走行部14のロックバー80の板金部品89上のガイド突起123を介してガイド部品120とフレームバー114との間のガイド間隙(図示せず)において誘導され得る。
図6の上部走行部14上のブロック要素84の部分図が図9a〜図9dに示されており、これらは、スライドドア9の家具本体6への設置を示す。
設置の前に下部走行部12および上部走行部14が図2および図6に示すように、ドア本体21の下側および上側に固定される。
ドア本体21に固定されている下部走行部12は、その後、そのガイドプレート54によって下部ガイドレール8のガイドスロット58内に挿入することができ、それによって、スライドドア4は、下部ガイドレール8内で誘導されるように動かされ得る。
ここで、ブロック要素84は、(図9aに示すように)回転ハンドル96によって上部走行部14上で開くことができ、ブロック要素のその側の係合要素98とロックバー80上に配置されているリブ100との間のポジティブロック嵌合を解放することができる。
図9aに示す位置において、上部走行部14のロックバー80は、上部走行部14のガイドプレート97の上端が、変位方向22において見たときに上部ガイドレール10の下端よりも高いところにある、上側位置にある。
結果として、ガイドプレート97は、上部ガイドレール10のガイドスロット58内に挿入することができない。
しかしながら、下記において取り付け位置と称する、図9bに示すような、上部走行部14のホルダ78に対する関係における上部走行部14のロックバー80の位置においては、これが可能である。
取り付け位置において、ロックバー80はバネ102の力に対して下向きに動かされており、それによって、ロックバー80と板金部品89との間の距離124はより大きい距離126に変化している。
取り付け位置において、上部走行部14のガイドプレート97はここでは、変位方向22において見たときに上部ガイドレール10のガイドスロット58の下に位置付けられ、したがって、変位方向22において見たときに、スライドドア4を下部ガイドレール8を中心として旋回させることによって、上部ガイドレール10の下に配置することができる。
ロックバー80は、たとえば、ハンドル区画108を引くことによって、この取り付け位置まで引くことができる。
上部走行部14のガイドプレート97が上部ガイドレール10のガイドスロット58の下に配置されると、上部走行部14のロックバー80は、変位方向22においてバネ102によって押され得、したがって、上部走行部14のガイドプレート97が上部ガイドレール10のガイドスロット58内に導入され得る。
結果として、スライドドアが、誘導方向16に対してある角度で見られるようにガイドレール8、10内でロックされ、もはや上記レールから脱落し得ない。
ブロック要素84はその後、回転ハンドル96が突起101に周方向で当接するまで閉じることができる。
結果として、係合要素98とロックバー80上に配置されたリブ100との間のポジティブロック嵌合が部分的に閉じられる。したがって、ロックバー80がロック位置に固定され得る。
図10において、係合要素98およびリブ100が詳細に示されており、これらはブロック要素84の回転中に係合し、したがって、板金部品40がロックバー80に対して動くのが防止される。
調整ネジ28が、スライドドア4の高さを設定するのに特に有利に使用され得る。
最初に、回転ハンドル96を旋回させることによって、上部走行部14上でブロック要素84が解放される。
その後、下部走行部12上の調整ネジ28によって、スライドドア4の所望の高さ調整が実施され得る。
同時に、ブロック要素84が再びロック位置に動かされる前に、上部走行部14がそれ自体を自動的に調整する。
2 家具
4 スライドドア
6 家具本体
8 ガイドレール
10 ガイドレール
12 走行部
14 走行部
16 誘導方向
18 ネジ
20 取り付けホルダ
21 ドア本体
22 変位方向
24 支持要素
26 ローラ
28 調整ネジ
30 調整開口
34 ベースプレート
36 ピン
38 保持要素
40 板金部品
42 隆起部
44 スロット
46 カウンタベアリング要素
48 開口
50 軸
54 ガイドプレート
56 保護キャップ
58 ガイドスロット
60 レールの内部空間
62 制限要素
64 突起部
66 固定区画
68 停止区画
70 ネジ
72 弾性区画
74 受け入れチャネル
76 テーパ
77 開口
78 ホルダ
80 ロックバー
82 ローラ
84 ブロック要素
85 ベースプレート
87 ピン
88 ピボット軸受け
89 板金部品
91 隆起部
92 バネ要素
93 スロット
94 ピン
95 開口
96 回転ハンドル
97 ガイドプレート
98 係合要素
100 リブ
101 突起
102 バネ
104 バネマウント
106 カウンタベアリング
108 ハンドル区画
112 コーナコネクタ
114 フレームバー
116 受け入れ孔
118 固定孔
120 ガイド部品
123 ガイド突起部
124 距離(ロック位置)
126 距離(取り付け位置)
128 ピッチ角

Claims (13)

  1. ガイドレール(10)に沿って誘導方向(16)に家具部品(4)を誘導するための、特にスライドドア建具のための走行部(14)であって、
    前記誘導されるべき家具部品(4)に堅固に接続することができるホルダ(78)と、
    誘導位置と取り付け位置との間で前記誘導方向(16)に対してある角度で前記ホルダ(78)上に変位可能に保持され、前記ガイドレール(10)上の前記誘導位置において誘導され、前記取り付け位置において前記ガイドレール(10)から取り外すことができるロックバー(80)と、
    復元要素(102)を介して前記ロックバー(80)が前記誘導位置において前記ホルダ(78)に対して予め張力を加えられる前記復元要素(102)と
    を備える走行部(14)において、
    前記ロックバー(80)の変位方向(22)において前記ロックバー(80)を誘導するためにストリップ状の前記ホルダ(78)が設けられるとともに、
    前記誘導位置における前記ホルダ(78)に対する前記ロックバー(80)の相対運動を阻止するブロック要素(84)が設けられ、
    前記ブロック要素(84)が、
    前記誘導位置における前記相対運動を阻止する位置と、前記相対運動の阻止状態を開放する位置とに回動可能な回転ハンドル(96)を備え、
    前記ブロック要素によって、前記誘導位置において前記ロックバー(80)が前記ホルダ(78)に対してずれることを阻止することができることを特徴とする
    走行部(14)。
  2. 前記ブロック要素(84)は、前記ロックバー(80)上の第1のポジティブロック要素(100)と、前記ホルダ(78)上の、前記第1のポジティブロック要素(100)に対して相補的に配置されている第2のポジティブロック要素(98)とを備え、これらのポジティブロック要素は、互いに係合し合うポジティブロック嵌合によって前記ロックバー(80)がロック位置(124)に対してずれるのを阻止するように形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の走行部(14)。
  3. 前記第1のポジティブロック要素および/または前記第2のポジティブロック要素(98、100)は、前記ロックバー(80)の前記変位方向(22)に対して角度を付けて可動なように取り付けられていることを特徴とする
    請求項2に記載の走行部(14)。
  4. 前記第1のポジティブロック要素(100)および前記第2のポジティブロック要素(98)は、前記誘導方向(16)、および前記ロック位置(124)の前記変位方向(22)の両方において作用する嵌合形状に形成されたことを特徴とする
    請求項2または3に記載の走行部(14)。
  5. 前記第1のポジティブロック要素および前記第2のポジティブロック要素(98、100)は、前記ロック位置(124)の前記方向(22)における前記ロックバー(80)の変位の間に互いにラッチ留めするように、ラッチ要素として構成されることを特徴とする
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の走行部(14)。
  6. 前記第1のポジティブロック要素(100)および前記第2のポジティブロック要素(98)の歯は鋸歯状に形成されることを特徴とする
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の走行部(14)。
  7. 前記ロックバー(80)が前記ロック位置(124)の前記方向(22)において変位している間に、前記ブロック要素(84)のポジティブロック嵌合が達成される閉位置において制限停止部として前記ブロック要素(84)に設けられた前記回転ハンドル(96)上に配置することができる突起(101)が、前記ロックバー(80)上に形成されることを特徴とする
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の走行部(14)。
  8. 誘導方向(16)において第1のガイドレール(8)と第2のガイドレール(10)との間で誘導される、特にスライドドアのための家具用建具(4)であって、
    基体(21)であるドア要素と、
    前記第1のガイドレール(8)上で前記基体(21)を誘導するために前記基体(21)に接続されている少なくとも1つの第1の走行部(12)と、
    前記第2のガイドレール(10)上で前記基体(21)を誘導するために、前記第1の走行部(12)から離間されて前記基体(21)に固定されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の少なくとも1つの第2の走行部(14)とを備える
    家具用建具(4)。
  9. 前記第1の走行部(12)は、前記基体(21)に堅固に接続されている取り付けホルダ(20)と、前記誘導方向(16)に対してある角度で前記取り付けホルダ(20)上に変位可能に保持されている支持要素(24)であって、前記支持要素(24)を介して前記基体(21)が前記第1のガイドレール(8)の前記方向に誘導される、支持要素(24)とを備えることを特徴とする
    請求項8に記載の家具用建具(4)。
  10. 前記第1のガイドレール(8)上に配置されている少なくとも1つの制限要素(62)が、前記誘導方向(16)において前記第1の走行部(12)の運動を制限するために設けられることを特徴とする
    請求項8および9のいずれか一項に記載の家具用建具(4)。
  11. 前記制限要素(62)は、前記第1の走行部(12)の少なくとも一部(54)を摩擦係合して受け入れるための、前記誘導方向(16)において先細りになっている領域(76)を備えることを特徴とする
    請求項10に記載の家具用建具(4)。
  12. 前記第1の走行部(12)および/または前記第2の走行部(14)は、前記ホルダ(20,78)上におけるそれらの位置が異なっている少なくとも2つ、好ましくは3つの固定点(36、87)において、前記基体(21)に固定されていることを特徴とする
    請求項8〜11のいずれか一項に記載の家具用建具(4)。
  13. スライドドアが変位可能に取り付けられている家具本体を備える1個の家具(2)であって、前記スライドドアは、請求項8〜12のいずれか一項に記載の家具用建具(4)によって前記家具本体上に保持されている
    家具(2)。
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