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JP6302773B2 - 車両コーティング剤及びそれを用いた車体処理方法及び車体処理装置 - Google Patents

車両コーティング剤及びそれを用いた車体処理方法及び車体処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、自動車等の塗装・ガラス・ゴム・プラスチック等から構成される表面に高度な滑水性・撥水性・光沢・滑り性を付与し、車両表面の保護および美観向上を図る車両コーティング剤及びそれを用いた車体処理方法及び車体処理装置に関するものである。
自動車等の車両表面に洗車機を用いて行うコーティングにおいて、アミノ変性ポリシロキサンを主要成分とした水性エマルションを水にて数十から数百倍に希釈してスプレー塗布することが行われている。アミノ変性ポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一部をアミノアルキル基や、アミノアルキル置換アミノアルキル基で置換したものであり、そのアミノ当量や分子量により反応性・吸着性・光沢・滑り性等の性質が変化するものである。このアミノ変性ポリシロキサンは、有機酸等を用いて中和することにより容易に水性エマルションとすることができ、また、吸着性を有することから、このエマルション希釈液をスプレー塗布するだけで容易に車両表面に吸着させることができる。また、吸着した後、車両表面にて空気中の酸素および湿気により架橋され、耐久性に優れた皮膜を形成する。これらの性質から、アミノ変性ポリシロキサンは洗車機を用いたコーティングに多用されている。
また、皮膜成分の吸着性を上げることを目的とした従来例として、アミノ変性ポリシロキサンを非イオン性界面活性剤で乳化し、特定のカチオン性界面活性剤を含有させたコーティング剤が特許文献1に開示されている。
更に、カチオン性ワックスを塗布した後に、アミノ変性ポリシロキサンをカチオン性界面活性剤および/または非イオン性界面活性剤により乳化した組成物を塗布する方法が特許文献2に開示されている。
また、近年ではトリメチルシロキシケイ酸を含有した組成物についても開示されており、手作業用としてはアミノ変性ジメチルポリシロキサンと他のオルガノポリシロキサン等を併用し、洗浄と撥水処理を同時に行うもの、洗車機用としては、成分中にアミノ変性ポリシロキサンを含有する処理剤、またはアミノ変性ポリシロキサン含有のコーティング剤を塗布した後に、更に重ねて他のコーティング剤を塗布する方法など、上記と同様、アミノ変性ポリシロキサンの吸着性を利用した組成物および処理方法が公表されている。(特許文献3〜5)
上記の従来例としては、トリメチルシロキシケイ酸とオルガノポリシロキサンの混合液を水中分散したエマルションと、アミノ変性ポリジメチルシロキサン・有機酸・アルキルグルコシドを含有する手作業用の洗浄撥水剤が特許文献3に開示されている。また、特定のアミノ変性ポリシロキサンを主成分としたカーポリッシュ用エマルション組成物が特許文献4に開示されている。また、アミノ変性ポリシロキサン含有コーティング剤を塗布した後に、更に重ねてアミノ変性ポリシロキサンを含有しないコーティング剤を塗布する方法が特許文献5に開示されている。
これら従来例は、全て特定のアミノ変性ポリシロキサンを含有するコーティング剤であり、この吸着性を利用して被膜を形成させ、高度な撥水性を付与させることが可能である。しかし、この吸着性は高度な滑水性を有するトリメチルシロキシケイ酸と併用させた場合、滑水性を阻害するという問題がある。滑水性が不充分であると、コーティング施工後、降雨等により車両表面が濡れた場合、水滴が滑落せずに残ることが多く、この状態で自然乾燥すると、水分中に含まれていたミネラル等がスケールとして固着し、美観を損なうだけではなく、そのまま放置しておくと除去が困難となり、車体表面にダメージを与えることにつながるという問題がある。
また、特定のアミノ変性ポリシロキサンを含有するコーティング剤は、洗車機等で使用する場合、その反応性により配管内壁に吸着後、徐々に硬化し配管詰まりを引き起こすという問題がある。
一方、車体表面に洗浄液を散布する洗車機として、本体と車体とを前後に相対移動させながら洗車処理を施す門型洗車機が知られている。この洗車機では、扇形の噴射パターンを有する噴射ノズルから車体表面に対して洗浄液を散布し、車体との相対移動により車体全体に作用させている。(特許文献6)
さて、車体表面を高級感のある仕上りとするため、コーティング剤を車体表面に均一にムラ無く塗布することが求められる。従来の扇形噴射ノズルを用いてコーティング剤を塗布する場合、車体表面にコーティング剤を万遍なく所定の厚みで作用させるため、洗車機と車体との相対移動を低速にしたり、噴射ノズルを首振り揺動させる方法が考えられるが、洗車時間は長くなり、コーティング剤の消費量が増加するといった問題が生じる。
特開平8−188745号公報 特開2001−49189号公報 特開平11−116988号公報 特開2004−339305号公報 特開2005−28337号公報 特開2008−230299号公報
本発明は、以上のような問題に鑑み、自動車の塗装・ガラス・ゴム・プラスチック等から構成される表面に均一に塗布し、撥水性だけではなく、滑水性を付与させることで、車両表面の水滴残りを軽減させ、スケールの固着を抑制するとともに、光沢・滑り性を付与させることで車両表面の保護および美観向上を図った車両コーティング剤を提供することを目的とする。また、この車両コーティング剤を車両表面にムラ無く効率的に作用させることができる車体処理方法及び車体洗浄装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決する手段として、親水性が高く、滑水性を阻害しない陽イオン性水溶性高分子化合物のカチオン基による吸着で、トリメチルシロキシケイ酸が有する高度な滑水性・撥水性を発揮させ、更に直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンの特性である光沢・滑り性を付与させることを見出した。また、車両コーティング剤を車両表面にムラ無く作用させることができる車体処理方法及び車体洗浄装置を開発した。
すなわち、本発明は、トリメチルシロキシケイ酸(1)・直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサン(2)・非イオン性界面活性剤(3)・カチオン基による吸着性を有する陽イオン性水溶性高分子化合物(4)及び水から構成される車両コーティング剤を提供する。
この車両コーティング剤を車両表面にムラ無く作用させる車体処理方法として、車両表面に車両コーティング剤を散布し、この車両コーティング剤が散布された後の車両表面に洗浄水を噴射して水洗する。また、この車両コーティング剤を塗布する噴射ノズルを車体と相対移動させ、車両表面に車両コーティング剤を重ね掛けする。
この車体洗浄方法を実行する車体処理装置として、車体表面にこの車両コーティング剤を塗布する噴射ノズルを備えた本体フレームを車両と相対移動させ、この移動に伴い、車体表面に車両コーティング剤を塗布する工程と、車両コーティング剤が塗布された車体表面に、洗浄水を噴射する工程とを順次実行する。また、車両コーティング剤が塗布された車体表面に、同車両コーティング剤を更に塗布する工程とを順次実行する。車両コーティング剤を散布する噴射ノズルは、流量分布がほぼ均等な噴射パターンが円形・楕円形・方形のいずれかで構成される充ノズルとする。
本発明の車両コーティング剤により、自動車の塗装・ガラス・ゴム・プラスチック等から構成される表面に撥水性と滑水性を付与させることができ、車両表面の水滴残りを軽減させ、スケールの固着を抑制することができる。また、光沢・滑り性を付与させることができ、車両表面の保護および美観向上を図ることができる。
この車両コーティング剤を散布した後の車両表面に、洗浄水を噴射することにより、余分なコーティング被膜物質以外の成分が洗い流されるとともに、コーティング剤の被膜層をより均一化して塗布ムラを抑える。また、車両コーティング剤を重ね掛けることで、より効果的なコーティングが実現される。
車両表面に車両コーティング剤を散布する噴射ノズルとして、流量分布がほぼ均等な充ノズル(充円錐・充角錐・充楕円錐)を採用することにより、塗布量のバラツキが抑えられ、車両表面に車両コーティング剤をムラ無く塗布することができる。
本発明の車体処理装置を備えた洗車機を示す側面図である。 コーティング剤散布パイプの構成及び動作を示す説明図である。 給水系を示す説明図である。 制御系を示すブロック図である。 コーティング散布コースの工程図である。
まず、車両コーティング剤の好ましい実施形態について説明する。
本発明で使用するトリメチルシロキシケイ酸(1)(以下「成分(1)」と略す)は、一般式((CH3)3SiO1/2)x・(SiO2)yで表され、その構造、構成単位から通称MQレジンとも呼ばれている。これは、水ガラスをQ単位(SiO4/2)の出発原料とし、トリメチルシリル基(M単位 (CH3)3SiO1/2)で末端を封鎖したものである。
このような成分(1)は、有機溶剤、オルガノポリシロキサン等に溶解したもの、またそれらを水性エマルションにせしめたものなどが上市されており、この中から一種または二種以上を選択して本発明で使用することができる。
本発明で使用する直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサン(2)(以下「成分(2)」と略す)は、一般式RSiO(RSiO)SiRで表され、ジメチルポリシロキサンやメチルハイドロジェンポリシロキサン、有機変性ポリシロキサンが挙げられる。
また、上記の有機変性ポリシロキサンの変性種類としては、アルキル変性・アルキルアラルキル変性・脂肪酸変性・エポキシ変性・カルボキシル変性・ポリエーテル変性・アルコール変性・フルオロアルキル変性・メタクリル変性・メチルフェニル変性・エポキシポリエーテル変性等が挙げられる。
このような成分(2)は、光沢・滑り性・被膜の均質性等の特性を鑑み適宜選択でき、動粘度は1〜10000mm/sのものが好ましく、中でも5〜3500mm/sのものが好ましい。これは、成分(2)の動粘度が高すぎると、被膜の均質性が悪くムラが生じやすくなり、動粘度が低すぎると、被膜の均質性は良くなるが、光沢・滑り性が低下するためである。また、成分(2)は、オイル状のものに限らず、水性エマルションにせしめたものなどが上市されており、この中から一種または二種以上を選択して本発明で使用することができる。
本発明で使用する非イオン性界面活性剤(3)(以下「成分(3)」と略す)は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル・ポリオキシアルキレンアルキルエーテル・ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル・多価アルコール脂肪酸エステル・ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル・ポリオキシエチレン脂肪酸エステル・ポリグリセリン脂肪酸エステル・アルキルアミンオキサイド等が挙げられる。
そして、この中から本組成物の乳化性・安定性などの特性を鑑み一種または二種以上を選択することができ、また、これら成分(3)それ自体は当該技術分野においてよく知られており、市場から入手して本発明で使用することができる。
本発明で使用する陽イオン性水溶性高分子化合物(4)(以下「成分(4)」と略す)は、カチオン化デンプン・カチオン化グァーガム・カチオン化セルロース・カチオン化ローカストビーンガム・カチオン化タラガム、またこれらの誘導体等の増粘多糖類等が挙げられる。
そして、この中からカチオン基による吸着性及び本組成物の乳化性・安定性などの特性を鑑み一種または二種以上を選択することができ、また、これら成分(4)は市場から入手して本発明で使用することができる。
本発明のコーティング剤に使用する水は、組成物中の他成分へ影響を与えないために、塩類を除去したイオン交換水を使用することが望ましい。
このコーティング剤は、上記必須成分に加えて、さらに必要に応じて本発明の目的達成を妨げない範囲において、低級アルコール・グリコールエーテル・多価アルコール等の低温安定剤・酸化防止剤・紫外線吸収剤等の成分安定剤・pH調整剤・防腐剤・防錆剤・着色剤・香料等の助剤を含有することができる。
次に、この車両コーティング剤を塗布する車体処理装置について説明する。ここでは、洗車機が自動車を跨いで往復走行し、自動車に対して洗浄・乾燥を順次実行する門型洗車機を採用した例を説明するが、本発明を逸脱しない範囲で特に門型洗車機に限定されるものではない。
図1において、1は本体フレームで、門型に形成され、床面に敷設された走行レール2・2上を走行モータ3に駆動されて往復走行する。本体フレーム1には、洗車処理を行う各種の洗車処理装置として、ブラシ装置・ブロワノズル・散液パイプが備えられ、本体フレーム1の走行に伴って、散液パイプから水・洗剤・ワックスを車体に散布しながらブラシ装置でブラッシングするブラシ洗浄処理や、散液パイプからコーティング剤を車体に吹き付けるコーティング剤散布処理、ブロワノズルから空気を車体に吹き付ける乾燥処理を行う。
ブラシ装置は、車体上面に沿って昇降し同上面をブラッシングするトップブラシ4と、車体の幅方向に対して開閉動作し車体の前後面および側面をブラッシングする左右一対のサイドブラシ5とを備えている。ブロワノズルは、車体上面に沿って昇降し同上面に空気を吹き付けて乾燥をはかるトップノズル6と、車体側面に空気を吹き付けて乾燥をはかる左右一対のサイドノズル7とを備えている。尚、昇降・開閉・回転の各動作については、いずれも正転逆転可能なモータによる公知の手段により行われる。
散液パイプは、自動車車体に水とシャンプーを選択的に散布するシャンプー散布パイプ8と、自動車車体に水とワックスを選択的に散布するワックス散布パイプ9と、自動車車体に水を散布する水散布パイプ10と、自動車車体にコーティング剤を散布するコーティング剤散布パイプ11・12とを備えている。図2に示すように、シャンプー散布パイプ8・ワックス散布パイプ9・水散布パイプ10は、それぞれアーチ状に形成され、車体の上面及び側面に各処理剤を散布するものである。また、コーティング剤散布パイプ11は、トップノズル6に水平姿勢で取り付けられ、主に車体上面にコーティング剤を散布するものである。コーティング剤散布パイプ12は、本体フレーム1の脚部に垂直姿勢で取り付けられ、主に車体側面にコーティング剤を散布するものである。
これらの洗車処理装置は、本体フレーム1の前方から、シャンプー散布パイプ8・トップブラシ4・コーティング剤散布パイプ12・ワックス散布パイプ9・サイドブラシ5・水散布パイプ10・トップノズル6(コーティング剤散布パイプ11)・サイドノズル7の順に配置されている。
尚、特に図示しないが、一般的な門型洗車機に装備される車形検出装置・走行エンコーダ・走行限界スイッチ等が搭載され、本体フレーム1の位置や自動車の形状を認識し、各洗車処理装置が制御されることなる。
図2はコーティング剤散布パイプ11・12の構成を示している。
コーティング剤散布パイプ11は、トップノズル6の前面に沿って水平姿勢で取り付けられ、管路上に4つの噴射ノズル11a〜11dを等間隔で配置している。各噴射ノズル11a〜11dは、垂直下向きにコーティング剤を吹き付けるように指向させてある。
コーティング剤散布パイプ12は、本体フレーム1におけるトップノズル6(コーティング剤散布パイプ11)よりも前方に位置し、本体フレーム1脚部の所定高さ位置に垂直姿勢で左右一対で取り付けられ、管路上に2つの噴射ノズル12a・12bを上下に配置している。噴射ノズル12a・12bは、それぞれ水平横向きから所定角度下方に向けてコーティング剤を吹き付けるように指向させてある。
噴射ノズル11a〜11d及び噴射ノズル12a・12bは、いずれも流量分布がほぼ均等な円形の噴射パターンを有する充円錐ノズルを採用している。充円錐ノズルは、噴射口から充円錐状にコーティング剤を噴射して、車体面に向けて円形にコーティング剤を吹き付けるものである。各噴射ノズルから噴射されたコーティング剤は、車体面に円形に吹き付けられ、本体フレーム1の走行により車長方向に移動しながら車体全体に散布される。
尚、噴射ノズルの円錐拡散角度は、任意に選択できるものであり、噴射ノズルの数・配列ピッチ・車体までの距離に応じて、コーティング剤の干渉や車体面での重合が少なくなるように設定される。また、噴射圧や塗布量は、コーティング剤の定着性と、ショー効果を含めたパフォーマンス性を両立するように設定される。特に、噴射圧が高いと、コーティング剤が車体表面で弾かれて吸着性の低下を招くため、噴射圧を0.1〜0.5Mpa、塗布量を約20リットル/分とすることで好適に使用される。
図3は給水系を示す配管図である。
給水系は、シャンプー散布パイプ8・ワックス散布パイプ9・水散布パイプ10に給水する低圧系管路と、コーティング剤散布パイプ11・12に給水する高圧系管路とに分かれている。
低圧系管路は、貯水タンク13内に備えた低圧ポンプ14によって給水され、シャンプー散布パイプ8に至る管路15と、ワックス散布パイプ9に至る管路16と、水散布パイプ10に至る管路17とを備えている。管路15には、シャンプータンク18と連通したシャンプー管路19が混合器20を介して接続されており、シャンプー管路19に設けたチューブポンプ21により定量のシャンプーを吸い上げ、混合器20から管路15内にシャンプーが混入される。管路16には、ワックスタンク22と連通したワックス管路23が混合器24を介して接続されており、ワックス管路23に設けたチューブポンプ25により定量のワックスを吸い上げ、混合器24から管路16内にワックスが混入される。管路15・16・17は、それぞれ電磁弁26・27・28によって開閉制御される。
高圧系管路は、貯水タンク14から吸水する高圧ポンプ29によって給水され、コーティング剤散布管路11・12に至る管路30を備えている。管路30には、コーティング剤タンク31と連通したコーティング剤管路32が混合器33を介して接続されており、コーティング剤管路32に設けたチューブポンプ34により定量のコーティング剤を吸い上げ、混合器33から管路30内にコーティング剤が混入される。ここでは、管路30に混入される液中に、成分(1)・(2)の合計量が0.01〜1質量%となるように水希釈倍率が適宜設定される。
管路30は、電磁弁35によって開閉制御され、コーティング剤管路32は電磁弁36によって開閉制御される。また、管路30は混合器33の下流でコーティング剤散布管路11に至る管路30aとコーティング剤散布管路12に至る管路30bとに分岐される。
図4は本発明の制御系を示すブロック図である。
37は本体制御部で、本体走行モータ3、トップブラシ4、サイドブラシ5、トップノズル6、サイドノズル7、低圧系の低圧ポンプ14、チューブポンプ21・25、電磁弁26・27・28、高圧系の高圧ポンプ29、チューブポンプ34、電磁弁35・36、洗車受付装置38が接続されている。
洗車受付装置38は、レール2・2で与えられる本体フレーム1の走行範囲(洗車エリア)に入る手前で自動車の運転席から操作可能な高さに設けられ、前面に操作パネル39を備えている。操作パネル39には、料金受付部40・洗車コースキー41・洗車スタートキー42・洗車ストップキー43が備えられ、顧客の希望に添った洗車形態を設定できるようになっている。このうち、洗車コースキー41では、水洗車・シャンプー洗車・ワックス洗車・コーティング洗車コースといった洗車コースが選択できる。
本体フレーム1は、待機位置で洗浄する車両の入車待ち状態にあり、利用客(ドライバー)は、入場口に設置した洗車受付装置38で洗車受付を行った後、洗車エリアに前方から進入して所定の停車位置に自動車を停車する。車両が正規の停止位置に停車されると、洗車受付装置38で受け付けた洗車内容で洗車が実行される。洗車が終了すると、自動車の退場を促し、自動車が退場すると、本体フレーム1が待機位置にかえって入車待ち状態に戻る。すなわち、自動車に乗ったまま洗車を受け、洗車後に通り抜けるドライブスルー洗車を行うものである。
以下、図5を用いて、コーティング洗車コースの洗車動作を説明する。
コーティング洗車コースは、本体フレーム1が2.5往復する間に、シャンプー洗浄・ワックス掛け・コーティング/すすぎ・乾燥が順次実行される2.5往復コースと、本体フレーム1が3.5往復する間に、シャンプー洗浄・ワックス掛け・コーティング・高圧水洗・乾燥が順次実行される3.5往復コースとが設定されている。
(2.5往復コース)
<第1往工程> シャンプー洗浄
本体フレーム1の往行に伴い、シャンプー散布パイプ8からシャンプー、ワックス散布パイプ9と水散布パイプ10から洗浄水をそれぞれ散布し、トップブラシ4とサイドブラシ5を回転して車体面のシャンプー洗浄を行う。
<第1復工程> ワックス掛け
本体フレーム1の復行に伴い、ワックス散布パイプ9からワックス、シャンプー散布パイプ8と水散布パイプ10からそれぞれ洗浄水を散布し、トップブラシ4とサイドブラシ5を回転して車体面のワックス掛けを行う。
<第2往工程> 第1コーティング
本体フレーム1の往行に伴い、コーティング剤散布パイプ11・12からコーティング剤を散布し、トップブラシ4とサイドブラシ5を回転して車体面の第1コーティングを行う。
<第2復工程> 第2コーティング/すすぎ
本体フレーム1の復行に伴い、コーティング剤散布パイプ11・12からコーティング剤を散布し、車体面の第2コーティングを行うとともに、シャンプー散布パイプ8から洗浄水を散布して車体面のすすぎを行う。
<第3往工程> 乾燥
本体フレーム1の往行に伴い、トップノズル6とサイドノズル7から高圧エアを吹き付けて車体面の乾燥を行う。
このように、2.5往復コースでは、第1往工程で車体面をシャンプー洗浄した後、第1復工程でワックスを散布して車体面に撥水性を与える。その後、第2往工程で先行するトップブラシ4によって車体上面の水滴がはじき飛ばされ、ワックスによる撥水と相まって残水が低減した車体面に1回目のコーティング剤が散布される。続く第2復工程で車体面にコーティング剤が重ね掛けされるとともに、後行するシャンプー散布パイプ8から水を散布され、車体面の余分なコーティング被膜物質以外の成分が洗い流される。最終の第3往工程ではブロワノズルから高圧エアを車体面に吹き付けて水滴を飛散除去することでコーティング処理が完了となり、通じて車体面に高度な滑水性・撥水性・光沢・滑り性が付与される。
コーティング剤の散布は、流量分布がほぼ均等な円形の噴射パターンを有する充円錐ノズルを採用した噴射ノズルから行われ、車体面全体に渡ってムラなくコーティング剤を散布することができる。
すなわち、図3に示すように、車体上面に対しては、コーティング剤散布管路11の噴射ノズル11a〜11dから垂直下向きに円錐状の噴射パターンでコーティング剤が散布される。また、車体側面に対しては、コーティング剤散布管路12の噴射ノズル12a・12bから水平斜め下向きに円錐状の噴射パターンでコーティング剤が散布される。
車種によって、車高や車幅が異なるため、各噴射ノズルから車体面までの距離が変化することで、コーティング剤が車体面に接触するときの接触圧と散布範囲は変わることになる。例えば、車高が低い普通車では、車高が高いワゴン車と比べて車体面へ接触圧は弱く、散布範囲は広くなる。そのため、コーティング工程において、トップノズル6が待機位置にある状態からコーティング剤を散布すると、車種毎にコーティングの塗布状況に差が生じる。そこで、コーティング剤が散布された後の車体面に洗浄水を噴射して水洗することで、コーティング剤の被膜層が均一化して塗布ムラを抑えられ、車種に関わらず車体表面にコーティング剤をムラ無く吹き付けることができる。
また、車体側面には、噴射ノズル12a・12bが高さを変えて設けられ、しかも斜め下向きにコーティング剤を散布するように指向されているので、上側の噴射ノズル12aから車高の高いワンボックス車の窓部を含む位置に向けて、下側の噴射ノズル12bから軽自動車のドア窓部を含む位置に向けて斜め下向きにコーティング剤を吹き付けるので、車種に関わらず車体側面全体にコーティング剤を吹き付けることができる。
尚、第2コーティングにおいて、コーティング散布パイプ11が取り付けられるトップノズル6を車体の上面輪郭に沿って昇降させながらコーティング剤を散布するようにしても良い。トップノズル6を追従させることで、コーティング散布パイプ11と車体表面との距離は一定に保持され、第1コーティングで均一に塗布されたコーティング剤の上に、更に均一なコーティング剤が重ね掛けされ、厚みのあるコーティングが可能となる。
(3.5往復コース)
3.5往復コースは、第1往工程から第2復工程までは上記2.5往復コースと同じであり、第3往工程から第4往工程までに次の工程が実行される。
<第3往工程> 第3コーティング
本体フレーム1の往行に伴い、コーティング剤散布パイプ11・12からコーティング剤を散布し、車体面の第3コーティングを行う。
<第3復工程> 高圧すすぎ
本体フレーム1の復行に伴い、コーティング散布パイプ11から高圧の洗浄水を車体上面に噴射するとともに、シャンプー散布パイプ8とワックス散布パイプ9から洗浄水をそれぞれ散布し、車体面のすすぎを行う。このとき、コーティング散布パイプ11が取り付けられるトップノズル6を車体の上面輪郭に沿って昇降させながら洗浄水を散布する。
<第4往工程> 乾燥
本体フレーム1の往行に伴い、ノズル6・7から高圧エアを吹き付けて車体の乾燥を行う。
このように、3.5往復コースでは、上記2.5往復コースに加え、コーティング後の車体面に対して、トップノズル6を車体の上面輪郭に沿って昇降させながらコーティング散布パイプ11から洗浄水を噴射する高圧すすぎを実行することにより、残留したコーティング剤に含まれる成分のうち、成分(3)を十分に洗い流すとともに、コーティング被膜を平滑化させて塗布ムラの抑制と被膜の均質性を向上させたコーティングが実現される。また、コーティング剤散布後の高圧すすぎにより、車体面での水滴の流れが視認でき、滑水性・撥水性を視覚的にアピールすることで顧客満足度とリピート率向上が図られる。更に、コーティング剤が混入した管路に高圧水を通すことで管路や噴射ノズルのクリーニングが図られ、詰まりを防止する効果が得られる。
尚、第2コーティング及び第3コーティングにおいて、コーティング散布パイプ11が取り付けられるトップノズル6を車体の上面輪郭に沿って昇降させながらコーティング剤を散布するようにしても良い。すなわち、第1コーティングは、トップノズル6を待機位置にした高さからコーティング剤を車体全体に散布し、車体表面を水洗後、車体の上面輪郭に追従させてトップノズル6を昇降させながらコーティング剤を重ね掛けすることも可能である。これにより、更に高級感を増したコーティングが実現され、またその後の水洗により、車体面の余分なコーティング被膜物質以外の成分を洗い流し、コーティング被膜の平滑化と均質性の向上が図られる。
実施例及び比較例
車両コーティング剤の試料として、組成1〜5を作成し、この組成1〜5の試料を上記門型洗車機で使用して車両表面をコーティングし、この車両表面に対して試験1〜4を実施してコーティングの状態を評価した。また、コーティング剤を扇形の噴射パターンを有する扇形ノズルと充円錐の噴射パターンを有する充ノズルとでそれぞれ散布し、同様に試験1〜4を実施してコーティングの状態を評価した。
組成1〜5の配合を表1に示し、成分を表2に示す。尚、表1における数字の単位は質量%とし、この質量%は最終的に得られた組成物における各成分の濃度を示している。
(試料)
試料の基本組成は、イオン交換水に、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物0.5質量%と、成分(3)の非イオン性界面活性剤1質量%を加え攪拌後、成分(1)のトリメチルシロキシケイ酸水性エマルション20質量%と、成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサン4質量%を加え乳化したものである。この基本組成に対して、組成1〜5を次のように作成する。
<組成1>
成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンに動粘度350mm/sのジメチルポリシロキサンを採用し、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物にカチオン化グァーガムを採用して組成1の組成物とした。
<組成2>
成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンに動粘度3000mm/sのカルボキシル変性ポリシロキサンを採用し、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物にカチオン化グァーガムを採用して組成2の組成物とした。
<組成3>
成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンに動粘度12500mm/sのジメチルポリシロキサンを採用し、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物にカチオン化グァーガムを採用して組成3の組成物とした。
<組成4>
成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンの代わりに、環状シロキサン構造を有する動粘度4mm/sのシクロペンタシロキサンを採用し、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物にカチオン化グァーガムを採用して組成4の組成物とした。
<組成5>
成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンに動粘度350mm/sのジメチルポリシロキサンを採用し、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物の代わりに、非イオン性水溶性高分子化合物のヒドロキシプロピルグァーガムを採用して組成5の組成物とした。
Figure 0006302773
Figure 0006302773
(試験)
各試験は、上記組成1〜5のコーティング剤を上記門型洗車機のコーティング洗車コースの2.5往復コースを実行してコーティングした車体面を使用する。また、噴射ノズルによるコーティングを比較するため、噴射ノズルに扇形ノズルを使用した車体面1と、充ノズルを使用した車体面2とを作成し、それぞれの車両面を評価した。この試験結果を表3に示す。
<試験1> 滑水及び撥水性試験
車体面に水洗処理を施して車体面の滑水及び撥水状態を目視判定した。
<試験2> 光沢試験
車体面の光沢を、目視により未処理部分と比較判定した。
<試験3> 被膜の均質性試験
車体面の被膜の均質性を、目視により未処理部分と比較判定した。
<試験4> 滑り性試験
車体面に500gの分銅をペーパータオルで包み、車体面の傾斜面に静かに載せて、これが滑り落ちる速さを目視により比較判定した。
(評価基準)
各試験方法の評価基準は次の通りである。
<試験1> 滑水及び撥水性試験(目視判定)
○:水滴が球形に近く、水滴残りが少ない。
△:水滴が半円形に近く、水滴残りがやや多い。
×:水滴が不均一で、水濡れする部分がある。
<試験2> 光沢試験(目視判定)
○:明らかな光沢の向上が観られた。
△:やや光沢の向上が観られた。
×:未処理部分とほとんど光沢の差異がない。
<試験3> 被膜の均質性試験(目視判定)
○:ムラがなく均質な被膜が得られた。
△:ややムラはあるが殆ど均質な被膜が得られた。
×:ムラが多く不均質な被膜である。
または未処理部分とほとんど光沢の差異がないため判定不可。
<試験4> 滑り性試験(目視判定)
○:手を離すと直ぐに滑り落ちる。
△:ゆっくりと滑り落ちる。
×:未処理部分とほとんど差異が無くあまり滑らない。
Figure 0006302773
(評価結果 評論)
組成1及び2については、扇形ノズルを用いた車体面1と、充ノズルを用いた車体面2のいずれも、一様に「滑水性」・「撥水性」・「光沢」・「被膜の均質性」・「滑り性」の性能が確認された。特に、充ノズルを用いた車体面2は、より優れた「滑水性」・「撥水性」・「光沢」・「被膜の均質性」・「滑り性」が確認された。
組成3は、成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンの動粘度が高いため、ムラが多く全体的に不均質な被膜となった。組成4は、成分(2)の直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサンの代わりに、環状シロキサン構造を有するシクロペンタシロキサンを採用したため、「被膜の均質性」は良好であるが、被膜が薄いため、「光沢」・「滑り性」はやや低い評価結果となった。組成5は、成分(4)の陽イオン性水溶性高分子化合物の代わりに、非イオン性水溶性高分子化合物のヒドロキシプロピルグァーガムを採用したため、カチオン基による吸着性が無いことから、コーティング被膜が不均一に付着し、噴射ノズルを充ノズルとしても全体的に性能が低い結果となった。
上記試験結果より、車両表面に高度な「滑水性」・「撥水性」・「光沢」・「被膜の均質性」・「滑り性」を付与し、塗布ムラがなく均一に塗布させるには、組成1〜3が有効であることが確認された。
すなわち、トリメチルシロキシケイ酸(1)、直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサン(2)、非イオン性界面活性剤(3)、カチオン基による吸着性を有する陽イオン性水溶性高分子化合物(4)及び水から構成される車両コーティング剤が望ましい実施形態と確認された。
また、噴射ノズルに流量分布がほぼ均等な充ノズル(充円錐・充角錐・充楕円錐を含む)を使用することで、車体表面に簡便且つ迅速にコーティング剤を作用させることができ、しかも成分(2)に直鎖シロキサン構造で動粘度1〜10000mm/sの範囲のオルガノポリシロキサンを用いることが有効であることが確認された。
更に、門型洗車機を用いて、車体表面にコーティング剤を重ね掛けすることで、より効果的なコーティングがなされることが確認された。尚、特に図示しないが、コーティング剤を4回以上重ね掛けすると、「滑水性」・「撥水性」・「光沢」の評価は向上するが、過度な厚塗りとなって「被膜の均質性」の評価は低下することも確認されている。よって、門型洗車機でのコーティングでは、時間効率も考慮し、コーティング剤を3回重ね掛けする3.5往復コースまでの設定が有効であることが確認された。
本発明は、以上のように構成されるものであるが、上記門型洗車機の構成は一つの実施態様にすぎず、往復単位で本体フレームを走行させて洗車後に自動車を後進させて洗車エリアから移動させるフルサービス型洗車機、据置式本体に自動車をコンベア搬送するコンベア型式洗車機、自動車を台車で往復搬送する車両搬送式洗車機、本体と台車を相互に移動させる相対移動式洗車機のいずれにも同様に採用可能である。また、散液パイプや噴射ノズルの数、レイアウト、洗車コースの数、洗車コースの工程数等、特に限定されるものではない。
1 本体フレーム
11 コーティング剤散布パイプ
11a〜11d 噴射ノズル
12 コーティング剤散布パイプ
12a・12b 噴射ノズル

Claims (7)

  1. トリメチルシロキシケイ酸(1)、直鎖シロキサン構造を有するオルガノポリシロキサン(2)、非イオン性界面活性剤(3)、カチオン基による吸着性を有する陽イオン性水溶性高分子化合物(4)及び水から構成される車両コーティング剤。
  2. 車体表面に上記請求項1記載の車両コーティング剤を塗布し、該車両コーティング剤が塗布された後の車両表面に洗浄水を噴射して水洗することを特徴とする車体処理方法。
  3. 車体表面に上記請求項1記載の車両コーティング剤を塗布し、該車両コーティング剤が塗布された後の車両表面に同車両コーティング剤を重ね掛けすることを特徴とする車体処理方法。
  4. 車体表面に上記請求項1記載の車両コーティング剤を塗布する噴射ノズルを備えた本体フレームを車両と相対移動させ、この移動に伴い、車体表面に該車両コーティング剤を塗布する工程と、該車両コーティング剤が塗布された車体表面に、洗浄水を噴射する工程とを順次実行することを特徴とする車体処理装置。
  5. 車体表面に上記請求項1記載の車両コーティング剤を塗布する噴射ノズルを備えた本体フレームを車両と相対移動させ、この移動に伴い、車体表面に該車両コーティング剤を塗布する工程と、該車両コーティング剤が塗布された車体表面に、同車両コーティング剤を更に塗布する工程とを順次実行することを特徴とする車体処理装置。
  6. 前記噴射ノズルは、流量分布がほぼ均等な充ノズルとしたことを特徴とする上記請求項4又は5記載の車体処理装置。
  7. 前記噴射ノズルは、噴射パターンが円形・楕円形・方形のいずれかであることを特徴とする上記請求項6記載の車体処理装置。
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