JP6391398B2 - 排水集合管継手 - Google Patents
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Description
上下方向へ延びて、上端部と下端部とに立管を接続可能な立管接続部を有すると共に、側面に横枝管を接続可能な横枝管接続部を有する筒状の継手本体を備えて、排水を合流および流下させるようにした排水集合管継手において、
前記継手本体の内周面における前記横枝管接続部の側部に、横枝管接続部への排水の逆流を防止するための縦リブを一体に突設し、
前記継手本体の内部に、横枝管接続部の下縁部での排水の跳ね返りを防止するための庇部を備えた筒状の庇形成部材を設置すると共に、
該庇形成部材に、前記継手本体に対する装着部として、前記縦リブへ上方から嵌合係止されるスリット状嵌合部を設けたことを特徴としている。
図1〜図13は、この実施の形態を説明するためのものである。
図6,図7に示すように(主に、図6参照)、上記継手本体13の内周面における上記横枝管接続部11の側部に、横枝管接続部11への排水14の逆流を防止するための縦リブ21を一体に突設する。
同様に、図8,図9に示すように(主に、図8参照)、上記継手本体13の内周面における上記横枝管接続部12の側部に、横枝管接続部12への排水14の逆流を防止するための縦リブ22を一体に突設する。
また、図9(〜図11)に示すように、上記継手本体13の内部に、横枝管接続部11,12(この場合には、横枝管接続部12としているが、場合によっては、横枝管接続部11であっても良い)の下縁部での排水14の跳ね返りを防止するための庇部23を(一体に)備えた筒状の庇形成部材24を設置する。
そして、この庇形成部材24(詳細な形状については図12参照)に、上記継手本体13に対する装着部として、上記縦リブ21,22(この場合には、縦リブ22)へ上方から嵌合係止されるスリット状嵌合部25を設ける。
図8に示すように、上記継手本体13に対し、上記横枝管接続部11,12(この場合には、横枝管接続部12など)が周方向31に複数設けられる。また、各横枝管接続部11,12の側部に、上記縦リブ21,22が少なくとも1つ設けられる。
そして、上記庇形成部材24には、上記縦リブ21,22(この場合には、縦リブ22)と対応させて(丁度)同数のスリット状嵌合部25が設けられる。
更に、複数の上記縦リブ21,22(この場合には、縦リブ22)およびスリット状嵌合部25が、周方向31に不均等な間隔θ1〜θ3で設けられるようにする(θ1≠θ2≠θ3、また、θ1≠1/2・θ3、θ2≠1/2・θ3)。
なお、θ1〜θ3は、間隔を角度で表したものとしている(図12(c)参照)。また、縦リブ22が3つの場合に限り、θ1〜θ3のうち少なくとも1つが他の2つと異なる角度であれば良い。これによって、後述するように、回転対称性を持たなくなるため、縦リブ22とスリット状嵌合部25が1対1に嵌合するしかなくなり、庇形成部材24を常に周方向31に正しく位置決めされた状態で継手本体13に装着することができる。
上記庇形成部材24が、樹脂成形品とされる。
そして、図12、図13に示すように、上記スリット状嵌合部25から周方向31に離れた位置に、成形時に樹脂が注入される注入部41、および、注入された樹脂が合流するウェルドライン42を形成させるようにする。
図1に示すように、上記横枝管接続部11,12が、上記継手本体13に対して上下二段に設けられる。
そして、上記庇部23が、下段側の横枝管接続部12の上部に対して設置される。
以下、排水集合管継手1のより詳細な構造について説明する。
なお、複数の横枝管接続部12のうち横管7を接続しない接続部は蓋や栓で閉じて使用されるが、庇形成部材の庇部23はどのような開口数や開口位置であっても対応できるように、横枝管接続部12の数と同じ数だけ設けるのが好ましい。
上側の立管3からの排水14は、上端部の立管接続部5から継手本体13の内部へ入り、継手本体13の下端部の立管接続部6から下側の立管4へと流下される。また、トイレ、台所、洗面所、浴室などからの排水14は、横枝管7,8を通って横枝管接続部11,12から継手本体13の内部へ入り、下方へ方向転換されて、下端部の立管接続部6から下側の立管4へと流下される。
そして、継手本体13の内周面における横枝管接続部11,12の側部に縦リブ21,22を設けた。これにより、継手本体13の内部を旋回するように流下してくる排水14が横枝管接続部11,12へ逆流するのを、縦リブ21,22によって有効に防止することができる。
複数の縦リブ21,22(この場合には、縦リブ22)およびスリット状嵌合部25を、周方向31に不均等な間隔θ1〜θ3で設けた。これにより、複数の縦リブ21,22(この場合には、縦リブ22)とスリット状嵌合部25とは、回転対称性を持たなくなって、1対1に嵌合するしかなくなるので、庇形成部材24は、常に周方向31に正しく位置決めされた状態で継手本体13に装着されることになる。その結果、継手本体13に対する庇形成部材24の組付けミスをなくすことができる。また、下段側継手部材52に庇形成部材24を装着するだけで、各庇部23を対応する横枝管接続部11,12(この場合には、横枝管接続部12)に対して、正しい位置にセットすることができる。
庇形成部材24を樹脂成形品とした。これにより、庇形成部材24を容易に形成することができる。そして、スリット状嵌合部25から周方向31に離れた位置に、注入部41およびウェルドライン42が形成されるようにした。これにより、例えば、強度的に弱いスリット状嵌合部25の位置と注入部41やウェルドライン42の位置とが合致することで、庇形成部材24が割れ易くなるような不具合を防止することができる。
横枝管接続部11,12を、継手本体13に対して上下二段に設けた。これにより、トイレ、台所、洗面所、浴室などの高さレベルの異なる排水14を、無理なく横方向から継手本体13へ流入させることができる。そして、庇部23を、下段側の横枝管接続部12の上部に対して設置した。これにより、上側の立管3から立管接続部5を介して真っ直ぐ流下してきた排水14が最も跳ね返り易い位置にある、下段側の横枝管接続部12に対して庇部23を有効に設置することができる。
2 上下方向
3 立管
4 立管
5 立管接続部
6 立管接続部
7 横枝管
8 横枝管
11 横枝管接続部
12 横枝管接続部
13 継手本体
14 排水
21 縦リブ
22 縦リブ
23 庇部
24 庇形成部材
25 スリット状嵌合部
31 周方向
41 注入部
42 ウェルドライン
θ1 間隔
θ2 間隔
θ3 間隔
Claims (4)
- 上下方向へ延びて、上端部と下端部とに立管を接続可能な立管接続部を有すると共に、側面に横枝管を接続可能な横枝管接続部を有する筒状の継手本体を備えて、排水を合流および流下させるようにした排水集合管継手において、
前記継手本体の内周面における前記横枝管接続部の側部に、横枝管接続部への排水の逆流を防止するための縦リブを一体に突設し、
前記継手本体の内部に、横枝管接続部の下縁部での排水の跳ね返りを防止するための庇部を備えた筒状の庇形成部材を設置すると共に、
該庇形成部材に、前記継手本体に対する装着部として、前記縦リブへ上方から嵌合係止されるスリット状嵌合部を設けたことを特徴とする排水集合管継手。 - 請求項1に記載の排水集合管継手であって、
前記継手本体に対し、前記横枝管接続部が周方向に複数設けられ、各横枝管接続部の側部に、前記縦リブが少なくとも1つ設けられ、
前記庇形成部材に、前記縦リブと対応させて同数のスリット状嵌合部が設けられると共に、
複数の前記縦リブおよびスリット状嵌合部が、周方向に不均等な間隔で設けられたことを特徴とする排水集合管継手。 - 請求項1または請求項2に記載の排水集合管継手であって、
前記庇形成部材が、樹脂成形品とされると共に、
前記スリット状嵌合部から周方向に離れた位置に、成形時に樹脂が注入される注入部、および、注入された樹脂が合流するウェルドラインを形成したことを特徴とする排水集合管継手。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の排水集合管継手であって、
前記横枝管接続部が、前記継手本体に対して上下二段に設けられ、
前記庇部が、下段側の横枝管接続部の上部に対して設置されたことを特徴とする排水集合管継手。
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