JP6117840B2 - 鞍乗り型車両の収納構造 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、収納空間を確保しながらコスト削減・組み付け性向上を図ることが可能な鞍乗り型車両の収納構造を提供することにある。
また、上記構成において、前記第一収納部(101A)には、前記補機としてバッテリ(103)が収納されるようにしても良い。
また、上記構成において、前記収納蓋部(101r)には、前記収納ケース(101)に係合する蓋係止部(101s)が設けられるようにしても良い。
また、上記構成において、前記ステー係止部(107j)は、前記収納ケース(101)の裏面(107h)から突出して裏面(107h)に沿うように延びる突出片を成し、前記ステー(126)の後端部に当接するとともに、前記ステー係止部(107j)と前記裏面(107h)とで前記ステー(126)が挟み込まれるようにしても良い。
また、上記構成において、前記第一収納部(101A)より前方の前記収納ケース(101)には、補機(113)が収納される第三収納部(101C)が配置されるようにしても良い。
また、第一収納部には、補機としてバッテリが収納されるので、重量のあるバッテリを、センターフレームとサブシートフレームとの間に収納して、強度・剛性を有するセンターフレーム及びサブシートフレームによって強固に支持することができる。
また、収納蓋部の外面には、蓋収納部が形成され、蓋収納部には、収納物を保持する保持リブが形成されるので、蓋収納部には、第二収納部とは別にすぐに取り出せるような収納物を収納することができ、使い勝手を向上させることができる。
また、第二収納部の開口部の周囲には収納部リブが形成され、収納蓋部は、収納部リブの周囲を覆うように配置されるので、収納部リブと収納蓋部とによって、上方及び下方からの雨水、砂等が第二収納部内に浸入するのを防ぐことができる。
また、ステー係止部は、収納ケースの裏面から突出して裏面に沿うように延びる突出片を成し、ステーの後端部に当接するとともに、ステー係止部と裏面とでステーが挟み込まれるので、ステー係止部及び裏面によって、収納ケースの車幅方向の位置決めを行うことができる。
また、第一収納部より前方の収納ケースには、補機が収納される第三収納部が配置されるので、収納物を第三収納部に分割して収納することで、収納ケースの収納容量を増やすことができる。
図1は、本発明に係る収納構造を備える自動二輪車10の左側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11の前端部にフロントフォーク12を介して前輪13が支持され、車体フレーム11の下部にスイングアーム14を介して後輪16が支持され、車体フレーム11の上部にシート17が支持された鞍乗り型車両である。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ21、メインフレーム22、左右一対のセンターフレーム23、ダウンフレーム24、左右一対のロアフレーム26、左右一対のシートフレーム27、左右一対のサブシートフレーム28を備える。
センターフレーム23、ダウンフレーム24及びロアフレーム26にはエンジン33が支持されている。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ21に操舵可能に支持され、上端部にバーハンドル34が取付けられ、下端部に車軸36を介して前輪13が支持されている。スイングアーム14は、その前端部が左右のピボットプレート37にピボット軸38を介して揺動可能に支持され、後端部に車軸41を介して後輪16が支持されている。
シリンダ部45を構成するシリンダヘッド48の後部には吸気装置(不図示)が接続され、シリンダヘッド48の前部には排気装置51が接続されている。排気装置51は、シリンダヘッド48の前部から後方に延びる排気管52と、排気管52の後端部に接続されたマフラ53とから構成される。
車体フレーム11は、車体カバー60によって覆われている。車体カバー60は、アッパーフェンダー61、ロアフェンダー62、ヘッドライトカバー部材63、左右一対のシュラウド64、左右一対のボディサイドカバー66、左右一対のリヤサイドカバー67、左右一対のリヤサイドロアカバー68、リヤフェンダー69等から構成される。
ヘッドライトカバー部材63は、アッパーフェンダー61の上方に位置するヘッドライト72の全周を覆うカバー部材であり、アッパーフェンダー61とカウルステーとで支持される。シュラウド64は、上部でアッパーフェンダー61の側方を覆うフロントシュラウド74と、フロントシュラウド74の後方に配置されたリヤシュラウド75とから構成され、車体前部を側方から覆っている。
図中の符号81は変速機46の出力軸46aに取付けられたドライブスプロケット、82は後輪16に取付けられたドリブンスプロケット、83はドライブスプロケット81とドリブンスプロケット82とに掛け渡されたチェーン、84は運転者用ステップ、86は同乗者用ステップ、87はサイドスタンドである。
車体の左側部には、収納ケース101が取付けられ、収納ケース100にバッテリ103や電装部品104,105,106,107、工具108(図8参照)、マニュアル109(図8参照)、燃料フィルター113等が収納されている。
収納ケース101は、側面視で、車体フレーム11を構成するメインフレーム22(図1参照)、センターフレーム23、シートフレーム27、サブシートフレーム28で囲まれる空間110及びその空間110の周囲に亘って配置されている。
例えば、バッテリ103や電装部品104〜107は、第一収納部101Aに収納され、工具108やマニュアル109は第二収納部101Bに収納され、燃料フィルター113は第三収納部101Cに収納されている。
なお、符号115は収納ケース101にバッテリ103を固定するバッテリ固定部材、116はヘルメットを掛けておくヘルメットフックである。
収納ケース101は、サブシートフレーム28をその表面に沿って跨ぐように形成された溝状で後上りに延びるフレーム跨ぎ部101eと、フレーム跨ぎ部101eの前方に配置された第一収納部101Aと、フレーム跨ぎ部101eの後方に配置された第二収納部101Bと、第一収納部101Aの前側に設けられた第三収納部101Cとを備える。
第一収納部101Aは、バッテリ103(図2参照)が収納される略矩形のバッテリ収納凹部101fと、各電装部品104〜107(図2参照)を固定・位置決めするためにバッテリ収納凹部101fの周囲の底壁101gから立ち上げられた複数の起立壁101h,101j,101k,101m,101nとを備える。
フィルター収納凹部102jは、燃料フィルター113(図2参照)が挿入される凹形状の部分である。把持部101vは、燃料フィルター113を把持するためにフィルター収納凹部102jの縁から車幅方向外側へ立ち上げられた部分である。配管ガイド部101x,101y,101zは、燃料フィルター113に接続される燃料配管をガイドする部分である。
収納ケース101は、ボルト挿通穴102a,102b,102dを備える。
ボルト挿通穴102aは、収納ケース101をセンターフレーム23に締結するためのボルトを通す穴である。ボルト挿通穴102bは、収納ケース101をサブシートフレーム28に締結するためのボルトを通す穴である。ボルト挿通穴102dは、収納ケース101をエアクリーナケース(不図示)に締結するボルトを通すためにバッテリ収納凹部101fに形成された穴である。
バッテリ収納凹部101fの側壁101f1は、シートフレーム27の直線部27a及びサブシートフレーム28よりも車幅方向内側に配置されている。また、バッテリ収納凹部101fの側壁101f1からは、車幅方向内側に筒状の側壁突出部102gが突出している。側壁突出部102gの底部には、上記したボルト挿通穴102dが設けられる。
第一収納部101Aの上部には、メインハーネス(不図示)を位置決めするフック102hが形成される。
第三収納部101Cには、円筒状の燃料フィルター113(図2参照)が収納される底面の断面が略半円状とされたフィルター収納凹部102jが形成され、フィルター収納凹部102jの縁には一対の把持部101v,101vが設けられている。また、フィルター収納凹部102jの車幅方向内側には、前方斜め上方に面する前端部取付壁102kが設けられ、前端部取付壁102kにメインフレーム22(図1参照)から延びるステーに取付けるためのボルトを通すボルト挿通穴102mが開けられている。
図5(A)に示すように、バッテリ収納凹部101fは、側壁101f1と、側壁101f1の前縁及び後縁から車幅方向外側に立ち上げられた前壁101f4及び後壁101f5とを備える。
バッテリ収納凹部101fの開口102q側にはバッテリ固定部材115が渡されて、バッテリ収納凹部101fに収納されたバッテリ103が固定される。
バッテリ収納凹部101fの後壁101f5には、その上縁近傍に位置する段部102rに固定部材挿通穴102sが開けられている。また、バッテリ収納凹部101fの前壁101f4には、その上縁から前方に延びる前フランジ部102tが設けられ、前フランジ部102tに、ボルト挿通穴102uが開けられるとともにナット部材118が嵌められている。
バッテリ固定部材115は、その後端部が、後壁102p側の固定部材挿通穴102sに挿入され、前端部が、前フランジ部102tのボルト挿通穴102uに通されるとともにナット部材118にねじ結合されるボルト119で前フランジ部102tに締結される。
バッテリ収納凹部101fの側壁101f1であって、バッテリ収納凹部101fに収納されるバッテリ103の上部103aの側方に、側壁突出部102gが設けられ、側壁突出部102gの底にボルト挿通穴102dが開けられている。
図6に示すように、第二収納部101Bは、工具108及びマニュアル109が収納される本体部凹部101pと、本体部凹部101pの開口を塞ぐために収納ケース101の後縁部101qに一体に且つ開閉可能に設けられた収納部カバー101rとを備える。収納部カバー101rは、その縁部に複数のカバー係止部101sが一体成形され、本体部凹部101pの周囲の収納ケース101には、カバー係止部101sに係止される複数のカバー用被係止穴101tが開けられている。
本体部凹部101pには、マニュアル109とマニュアル109の内側に配置された工具108とが収納されている。ここで、工具108とは、先端部がプラス状及びマイナス状の複数本のドライバー、二面幅サイズの異なる複数個のスパナ、プライヤー等が収納袋に入れられたものである。
ヒンジ部102vは、収納ケース101及び収納部カバー101rの表面及び裏面に溝部102f,102wが形成されて薄肉にされた部分である。
収納ケース101及び収納部カバー101rは、樹脂からなり、ヒンジ部102vは、収納ケース101及び収納部カバー101rの型成形時に同時に形成される。軟質の樹脂で成形するとともに薄肉とすることで、ヒンジ部102vは容易に曲げられる。
工具収納部102xは、収納部カバー101rの長手方向に延びるように形成され、筒部材122を収納する筒収納部102yと、バー部材123を収納するバー収納部102zとから構成される。
バー収納部102zは、バー部材123が挿入されるバー挿入凹部107cと、バー挿入凹部107cに挿入されたバー部材123を押えるためにバー挿入凹部107cの側壁に形成された一対のバー部材押え部107d,107dとを備える。
このように、収納部カバー101rに工具収納部102xを設けることで、車載工具の個数を増やすことができ、使い勝手を向上させることができる。また、工具収納部102xを、収納部カバー101rの表側に設けることで、工具収納部102xの工具121を収納部カバー101rを開けることなく容易に使用することが可能になる。
収納ケース101の第二収納部101Bは、本体部凹部101p内に、工具108と、工具108の回りを囲むようにU字状に折り曲げられたマニュアル109とが収納され、また、収納部カバー101rに工具121が収納されている。
収納部カバー101rの縁部101r1は、収納ケース101のベース面107gに当てられて閉じた状態にある。
本体部凹部101pは、上壁101p2、下壁101p3、前壁101p4(図6参照)及び後壁101p5(図6参照)から車幅方向外側へ延長された収納部リブ107eを備える。即ち、収納部リブ107eは本体部凹部101pの開口部107fの全周に形成されている。
収納部カバー101rの工具収納部102xは、収納部リブ107eよりも本体部凹部101p内に入り込んで、本体部凹部101p内に収納された工具108ががたつかないように押えることが可能であり、また、工具収納部102x内で、工具108を車幅方向に突出しないように配置することができる。
第二収納部101Bは、その車幅方向外側がリヤサイドロアカバー68で覆われている。第二収納部101Bに収納された工具108,121やマニュアル109を使用する場合には、リヤサイドカバー67及びリヤサイドロアカバー68を取り外す。
図9に示すように、車体フレーム11のサブシートフレーム28には、下方に延びるリヤステー126が取付けられる。また、収納ケース101には、第二収納部101Bの本体部凹部101p(裏面107h側)から前方斜め下方に延びてリヤステー126の後端部に後方から係止されるステー係止部107jが一体に形成されている。
図10に示すように、ステー係止部107jは、裏面107h及び本体部凹部101pから突出して裏面107hに沿うように車体前方に延びる突出片である。
ステー係止部107jの係止状態では、ステー係止部107jがリヤステー126の後端部に当たるとともに、収納ケース101の裏面107hとステー係止部107jとの間にリヤステー126が挟まれた状態となり、収納ケース101の前方への移動及び車幅方向のがたつきが抑制される。
ステー部材127は、収納ケース101の第一収納部101Aの下部をセンターフレーム23に取付け、ステー部材128は、収納ケース101の第二収納部101Bをサブシートフレーム28に取付ける部材である。
また、符号127a,128aはねじ穴であり、それぞれ収納ケース101のボルト挿通穴102a、102b(図3参照)に対応し、ボルト挿通穴102a、102bに通されたボルトがそれぞれねじ穴127a,128aにねじ込まれる。
第三収納部101Cには、円筒状で縦長の燃料フィルター113が一対の把持部101v,101vに把持された状態でフィルター収納凹部102jに収納されている。
燃料フィルター113は、フィルターケース113aと、フィルターケース113aの下部の開口を塞ぐケースカバー113bとを備え、フィルターケース113aの上部に燃料の吸入口113cが形成され、ケースカバー113bの下部に燃料の吐出口113dが形成されている。フィルターケース113aよりもケースカバー113bの外径は大きくなっている。
三叉コネクタ136は、吐出口113dとの接続口136aと、供給側燃料配管137が接続される供給側吐出管部136bと、戻り側燃料配管138が接続される戻り側吐出管部136cとから構成される。
供給側燃料配管137は、第三収納部101Cの配管ガイド部101xでガイドされている。戻り側燃料配管138は、3つの配管ガイド部101x,101y,101zでガイドされている。
図12に示すように、供給側燃料配管137及び戻り側燃料配管138をガイドする配管ガイド部101x,101y,101zは、いずれも供給側燃料配管137、戻り側燃料配管138を包み込むように湾曲した形状を成し、フィルター収納凹部102jを形成する前端壁107qに一体に設けられている。
配管ガイド部101yは、その先端部に設けられた狭幅部101y1が戻り側燃料配管138を大きく回り込んでガイドしているため、戻り側燃料配管138を前及び左右から確実に保持することができる。
フィルター収納凹部102jは、燃料フィルター113のフィルターケース113aが挿入される上部凹部107kと、ケースカバー113bが挿入される下部凹部107mと、上部凹部107kの上方及び下部凹部107mのそれぞれに隣接するフィルター上凹部107n及びフィルター下凹部107pとを備える。
図12及び図13に示したように、フィルター収納凹部102jを傾斜させることで、燃料フィルター113の吸入口113cを燃料ポンプ135(図11参照)により近づけることができるとともに、燃料フィルター113の吐出口113dを燃料噴射弁151(図14参照)から車幅方向により遠ざけることができる。これにより、燃料ポンプ135から燃料フィルター113に至る高圧となる吸入側燃料配管132を短くできるとともに、燃料フィルター113から燃料噴射弁151までの供給側燃料配管137の曲率半径をより大きくできる。この結果、吸入側燃料配管132のコストを削減でき、また、供給側燃料配管137を屈曲させた際に無理が生じにくくなり、配管しやすい。
メインフレーム22の後部下部であって左右のセンターフレーム23,23が接続される部分の上方近傍の左側面に、車幅方向左方に延びるステー部材143が取付けられている。ステー部材143の上部には、収納ケース101の前端部取付壁102kが、ボルト挿通穴102m(図4参照)に通されたボルト144で取付けられている。
メインフレーム22の右側方には、エンジン33(図1参照)の吸気装置148の一部を構成するスロットルボディ147が配置されている。
吸気装置148は、エンジン33のシリンダヘッド48(図1参照)に接続された吸気管(不図示)と、吸気管に接続されたスロットルボディ147と、スロットルボディ147にコネクティングチューブ153を介して接続されたエアクリーナ154とを備える。
スロットルボディ147には、吸気装置148の吸気通路を通じてエンジン33に燃料を供給する燃料噴射弁151が取付けられている。なお、符号149は、供給側燃料配管137の先端部に設けられた接続コネクタであり、燃料噴射弁151に接続される。
エアクリーナ154は、エアクリーナケース156と、エアクリーナケース156内に配置されたフィルターエレメントとを備える。エアクリーナケース156は、収納ケース101の車幅方向内側に配置され、エアクリーナケース156に収納ケース101の一部(側壁突出部102g(図3参照))が取付けられる。
第三収納部101C及び燃料フィルター113は、外側方からボディサイドカバー66、詳しくはボディサイドカバー66の下部に一体に設けられたロアカバー部66Aで覆われている。
また、図3及び図6に示したように、収納ケース101と一体に、第二収納部101Bを覆う収納蓋部としての収納部カバー101rが形成され、収納部カバー101rには、収納ケース101に係合する蓋係止部としてのカバー係止部101sが設けられるので、部品点数の増加を抑えて、組み付け工数を削減することができ、コストを削減できる。
また、図8に示したように、第二収納部101Bの開口部107fの周囲には収納部リブ107eが形成され、収納部カバー101rは、収納部リブ107eの周囲を覆うように配置されるので、収納部リブ107eと収納部カバー101rとによって、上方及び下方や前方及び後方からの雨水、砂等が第二収納部101B内に浸入するのを防ぐことができる。
また、ステー係止部107jは、収納ケース101の裏面107hから突出して裏面107hに沿うように延びる突出片を成し、リヤステー126の後端部に当接するとともに、ステー係止部107jと裏面107hとでリヤステー126が挟み込まれるので、ステー係止部107j及び裏面107hによって、収納ケース101の車幅方向の位置決めを行うことができる。
本発明は、自動二輪車10に適用する場合に限らず、自動二輪車10以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。
17 シート
21 ヘッドパイプ
22 メインフレーム
23 センターフレーム
27 シートフレーム
28 サブシートフレーム
101 収納ケース
101A 第一収容部
101B 第二収容部
101C 第三収容部
101r 収納部カバー(収納蓋部)
101s カバー係止部(蓋係止部)
102x 工具収納部(蓋収納部)
103 バッテリ
107b 筒部材押え部(保持リブ)
107d バー部材押え部(保持リブ)
107e 収納部リブ
107f 開口部
107h 収納ケース101の裏面
107j ステー係止部
113 燃料フィルター(補機)
126 リヤステー(ステー)
Claims (8)
- 車体の側部に、補機(103,113)等を車幅方向外側から収納可能な収納ケース(101)が設けられ、前記収納ケース(101)には前記補機(103)等を収納可能な第一収納部(101A)を備え、前記第一収納部(101A)が、ヘッドパイプ(21)に前端が接続されたメインフレーム(22)から下方に延びるセンターフレーム(23)と、前記センターフレーム(23)から後上りに延びてシート(17)を支持するシートフレーム(27)に接続されるサブシートフレーム(28)との間に配置される鞍乗り型車両の収納構造において、
前記収納ケース(101)は、前記サブシートフレーム(28)を車幅方向外側から跨いで車体前後方向に延びるように配置され、前記サブシートフレーム(28)の後方の前記収納ケース(101)に第二収納部(101B)が一体に形成され、
前記収納ケース(101)と一体に、前記第二収納部(101B)を覆う収納蓋部(101r)が形成され、
前記収納蓋部(101r)の外面には、蓋収納部(102x)が形成され、前記蓋収納部(102x)には、収納物を保持する保持リブ(107b,107d)が形成されることを特徴とする鞍乗り型車両の収納構造。 - 前記第一収納部(101A)は、前記収納ケース(101)の前記サブシートフレーム(28)よりも前方に配置され、前記サブシートフレーム(28)よりも車幅方向内側に突出していることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記第一収納部(101A)には、前記補機としてバッテリ(103)が収納されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記収納蓋部(101r)には、前記収納ケース(101)に係合する蓋係止部(101s)が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記第二収納部(101B)の開口部(107f)の周囲には収納部リブ(107e)が形成され、前記収納蓋部(101r)は、前記収納部リブ(107e)の周囲を覆うように配置されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記サブシートフレーム(28)から延びるステー(126)が設けられ、前記収納ケース(101)には、前記ステー(126)を前方又は後方から係止するためのステー係止部(107j)が形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記ステー係止部(107j)は、前記収納ケース(101)の裏面(107h)から突出して裏面(107h)に沿うように延びる突出片を成し、前記ステー(126)の後端部に当接するとともに、前記ステー係止部(107j)と前記裏面(107h)とで前記ステー(126)が挟み込まれることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
- 前記第一収納部(101A)より前方の前記収納ケース(101)には、補機(113)が収納される第三収納部(101C)が配置されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両の収納構造。
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