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JP6025682B2 - 自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置 - Google Patents

自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置 Download PDF

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JP6025682B2 JP2013191949A JP2013191949A JP6025682B2 JP 6025682 B2 JP6025682 B2 JP 6025682B2 JP 2013191949 A JP2013191949 A JP 2013191949A JP 2013191949 A JP2013191949 A JP 2013191949A JP 6025682 B2 JP6025682 B2 JP 6025682B2
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Description

本発明は、搬送される被包装体の上面に搬送される付属体を載せる、又は搬送される付属体の上面に搬送される被包装体を載せてから、自動包装機へ送り込むように構成した自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置に関する。
かかる自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置は、即席麺等の被包装体を第1経路に沿って搬送する第1搬送手段と、被包装体に付属させるスープ等の付属体を第2経路に沿って搬送する第2搬送手段と、搬送される付属体の第2経路の上方に被包装体を移動させる手段と、第2経路の上方に移動させた被包装体をそれの下方で移動する第2経路を移動する付属体に上下方向で重ねるように落下させて載置させる載置手段とを備えて構成されている。そして、前記第2搬送手段が、付属体の後方から押して付属体を搬送する付属体搬送コンベアアタッチメントを多数備えたチェーンコンベアから構成されている(例えば特許文献1参照)。
登録実用新案第3046085号公報
上記特許文献1の構成では、付属体の上に被包装体を載置した後は、付属体を押して搬送する付属体搬送コンベアアタッチメントによって付属体と一緒に被包装体が後方から押されて搬送される。この搬送状態は、被包装体に対して小さな付属体が後方側(搬送方向上流側)に片寄って位置して搬送される状態である。このような搬送状態の被包装体と付属体とを自動包装機で包装すると、誤って付属体の後方側(搬送方向上流側)部分を包装用フィルムで挟み込んでシールしてしまう虞があり、改善の余地があった。
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、付属体の搬送方向上流側端を包装用フィルムで挟み込んでシールすることがないように、被包装体に対する付属体の位置合わせを行うことができる自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置を提供することを課題とする。
本発明の自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置は、前述の課題解決のために、即席麺等の被包装体が移動する第1経路と、該第1経路に沿って被包装体を搬送する第1搬送手段と、被包装体に付属させるスープ等の付属体が移動する第2経路と、該第2経路に沿って付属体を搬送する第2搬送手段と、上側経路と下側経路とが上下方向で平行に形成された上下並列経路と、前記上側経路に沿って被包装体又は付属体の一方を搬送する上側搬送手段と、前記下側経路に沿って被包装体又は付属体の他方を搬送する下側搬送手段と、前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも一方を上下並列経路に接続する接続経路と、該被包装体又は付属体の少なくとも一方を接続経路に沿って搬送する接続部搬送手段と、前記上側経路に沿って搬送する被包装体又は付属体の一方を前記下側経路に沿って搬送する被包装体又は付属体の他方に載置する載置手段と、を備え、上側搬送手段は、被包装体又は付属体の一方を搬送方向へ押す一方のアタッチメントを備え、下側搬送手段は、被包装体及び付属体を搬送方向へ押す他方のアタッチメントを備え、一方のアタッチメントが被包装体又は付属体の一方を搬送する速度と、他方のアタッチメントが被包装体及び付属体を搬送する速度とは等しく設定されており、被包装体及び付属体が、他方のアタッチメントで搬送される途中で、上側経路に沿って搬送される被包装体又は付属体の一方に対して他方のアタッチメントが外れることで被包装体又は付属体の一方が搬送を一時的に停止され、且つ被包装体又は付属体の他方は、下側搬送手段の駆動によって下側経路を継続して搬送され、被包装体又は付属体の一方は、搬送を一時的に停止された後に、一方のアタッチメントにより搬送を再開されて、被包装体又は付属体の一方が、載置手段により被包装体又は付属体の他方に載置されることを特徴としている。
かかる構成によれば、被包装体に対する付属体の搬送方向における位置合わせを行うことができる。これにより、付属体の搬送方向上流側部分を包装用フィルムで挟み込んでシールするといったトラブルを回避できる。
また、本発明の自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置は、前記上側搬送手段又は前記下側搬送手段の一方の搬送速度に対して他方の搬送速度を異ならせることにより、前記上側経路の搬送時間と前記下側経路の搬送時間とを異ならせてもよい。
上記構成のように、上側搬送手段又は前記下側搬送手段の一方の搬送速度に対して他方の搬送速度を異ならせる構成であれば、被包装体及び付属体の両者を搬送しながら被包装体に対する付属体の位置合わせを行うことができ、搬送ロスをできるだけ抑制することができる。
また、本発明の自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置は、前記自動包装機が、包装用のフィルムを搬送経路の下方から供給し、該フィルムの幅方向両側を上方へ折り曲げ、折り曲げた該フィルムの両側縁を上方の該フィルムの幅方向略中央で重ね合わせる構成であってもよい。
上記構成のように、自動包装機が、包装用のフィルムを搬送経路の下方から供給し、フィルムの両側縁を上方の略中央で重ね合わせる構成であれば、搬送される被包装体よりも小さな付属体を下方に配置されている包装用のフィルムで確実に受けることができる。因みに、包装用のフィルムを搬送経路の上方から供給し、フィルムの両側を下方のフィルムの幅方向略中央で重ね合わせる構成にした場合に、フィルムを筒状に形成すべく、製袋器(ホーマー)の底板に形成されているガイド部を構成する三角形状の開口から付属体が落下するといったトラブルが発生する。
本発明によれば、上下並列経路へ搬送されてきた被包装体が上下並列経路の終端部まで搬送される搬送時間と上下並列経路へ搬送されてきた付属体が上下並列経路の終端部まで搬送される搬送時間とが異なるように、上側搬送手段及び下側搬送手段を駆動することによって、付属体の搬送方向上流側端をフィルムで挟み込んでシールすることがないように、被包装体に対する付属体の位置合わせを行うことができる。
本発明に係る自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置の側面図である。 被包装体が上下並列経路に接続される概略図を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。 上下並列経路の要部の縦断面図である。 同供給装置を構成する載置手段の概略図を示し、(a),(b),(c)は搬送状態の移り変わりを順に示す側面図である。 同供給装置を構成する載置手段の概略図を示し、(a),(b),(c)は図4(c)からの搬送状態の移り変わりを順に示す側面図である。 下から包装用のフィルムを供給する自動包装機の製袋器へ被包装体及び付属体を供給する部分を示し、(a)は、側面図、(b)は平面図である。 (a),(b),(c)は、他の載置装置の概略図を示す側面図である。 上から包装用フィルムを供給する他の自動包装機の製袋器へ被包装体及び付属体を供給する部分を示し、(a)は、側面図、(b)は平面図である。
以下、本発明に係る自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2(a),(b)に示すように、前記供給装置は、被包装体である即席麺1が移動する第1経路K1と、第1経路K1に沿って即席麺1を搬送する第1搬送手段2と、即席麺1に付属させる付属体であり、かつ、即席麺1よりも小さな付属体であるスープ袋3が移動する第1経路K1と平行な第2経路K2と、第2経路K2に沿ってスープ袋3を搬送する第2搬送手段4と、上側経路K3と下側経路K4とが上下方向で平行に形成された上下並列経路K5と、上側経路K3に沿って即席麺1を搬送する上側搬送手段5と、下側経路K4に沿ってスープ袋3を搬送する下側搬送手段6と、第1経路K1を上下並列経路K5の上側経路K3に接続する接続経路K6と、即席麺1を接続経路K6に沿って搬送する接続部搬送手段14と、上側経路K3に沿って移動する即席麺1を下側経路K4に沿って移動するスープ袋3に載置する載置手段23(図4(a)参照)とを備えている。スープ袋3は、2種類のスープ袋3A,3Bからなっており、後述のように2種類のスープ袋3A,3Bを上下方向で重ね合わせて搬送することになるが、図1及び図2(b)では、図面が分かり難くなることを避けるために、1つのスープ袋3のみを示している。また、第1搬送手段2が左右方向(搬送幅方向)一方側(図2(a)では下側)に配置され、第2搬送手段4が左右方向(搬送幅方向)他方側(図2(a)では上側)に配置されている。
第1搬送手段2は、即席麺1を一直線状の第1経路K1に沿って搬送する第1チェーンコンベアから構成されている。第1チェーンコンベア2は、駆動される無端チェーンと無端チェーンに一定ピッチで軸着され、即席麺1を後方から押して搬送するための被包装体用アタッチメント8と、搬送される即席麺1を下方から摺接案内する左右一対のガイド部材9,9とを備えている。
第2搬送手段4は、付属体配付機10,11から排出される2種類のスープ袋3(3A,3B)を上下方向で重ね合わせて一直線状の第2経路K2に沿って搬送するチェーンコンベアから構成されている。チェーンコンベアは、駆動される無端チェーンと無端チェーンに一定ピッチで軸着され、スープ袋3(3A,3B)を後方から押して搬送するための付属体用アタッチメント12と、搬送されるスープ袋3(3A,3B)を下方から摺接案内する左右一対のガイド部材13,13とを備えている。付属体用のガイド部材13,13は、被包装体用のガイド部材9,9よりも下方に位置させて設けられている。
上側搬送手段5は、第2搬送手段4と、第2搬送手段4で搬送されてきた即席麺1を受け取って搬送する後述のオーバーヘッド搬送装置22とからなり、上側経路K3に沿って即席麺1を搬送する。
下側搬送手段6は、第2搬送手段4と、第2搬送手段4で搬送されてきた即席麺1を受け取って搬送する後述の付属体用コンベア装置21とからなり、下側経路K4に沿ってスープ袋3を搬送する。
要するに、上側経路K3の即席麺1と下側経路K4のスープ袋3とが共通の第2搬送手段4で搬送終端まで搬送され、第2搬送手段4の搬送終端で、一方の即席麺1は、オーバーヘッド搬送装置22に受け渡されて搬送され、他方のスープ袋3は、付属体用コンベア装置21に受け渡されて搬送される。
接続部搬送手段14は、即席麺1が上側経路K3側へ移動(接近)するように即席麺1の移動経路を第1経路K1から上側経路K3へ変更するための傾斜ガイド板15と、第1搬送手段2で搬送されてきた即席麺1を受け取って搬送するオーバーヘッドコンベア16とを備えている。
傾斜ガイド板15は、搬送幅方向両側のうちの第2経路K2から左右幅方向において離間する右側に設けられ、即席麺1の横一側面(右側面)に当接して即席麺1を上側経路K3側に寄せるべく、搬送方向下流側ほど上側経路K3側に位置する直線状に構成されている。尚、傾斜ガイド板15で上側経路K3に案内された即席麺1の両横側に当接して上側経路K3に沿って移動案内させるための左右一対のガイド17,17を設けている。
オーバーヘッドコンベア16は、第1経路K1と第2経路K2とを跨る左右幅を有し、かつ、第1経路K1及び第2経路K2の上方に配置されている。具体的には、搬送方向に長く下方が開放されたカバー部材18に回動自在な無端チェーン19と、無端チェーン19に一定ピッチで軸着され、即席麺1を後方から押して搬送するための横長状のアタッチメント20とを備えている。横長状のアタッチメント20は、第1経路K1と第2経路K2とを跨る左右方向に長い形状を有している。従って、オーバーヘッドコンベア16により搬送される即席麺1が傾斜ガイド板15の当接案内作用により斜めに搬送されて、上側経路3の始端に移動される。
前記のように接続部搬送手段14で即席麺1がスープ袋3の下側経路K4の上方に平行となる上側経路K3の始端に移動すると、後から搬送されてくる付属体用アタッチメント12の上端部で即席麺1が押される。これにより、該付属体用アタッチメント12でスープ袋3が下側経路K4に沿って搬送されると共に即席麺1が上側経路K3に沿って搬送される。
前記のように付属体用アタッチメント12で即席麺1及びスープ袋3が上下並列経路K5の上側経路K3及び下側経路K4に沿ってそれぞれ搬送される。そして、搬送終端において一方の即席麺1がオーバーヘッド搬送装置22に受け渡されて搬送される一方、他方のスープ袋3は付属体用コンベア装置21に受け渡されて搬送される。その後、後述の載置手段23でスープ袋3の上に即席麺1が載置される。
載置手段23は、オーバーヘッド搬送装置22で搬送されてくる即席麺1を付属体用コンベア装置21で搬送されてくるスープ袋3上に滑走案内させるためのスロープ部から構成されている。
付属体用コンベア装置21は、左右に間隔を置いて配置された一対のベルトコンベア21A,21Bから構成されている。各ベルトコンベア21A又は21Bは、搬送方向両端に設けられた一対のプーリー(一方のプーリーが駆動プーリー)24,25と、これらプーリー24,25に巻回される無端ベルト26とから構成されている。この付属体用コンベア装置21におけるスープ袋3の搬送速度は、付属体用アタッチメント12で搬送されてくるスープ袋3の搬送速度と同一速度に設定されている。
オーバーヘッド搬送装置22は、図3及び図4(a)に示すように、付属体用アタッチメント12による搬送終端部から付属体用コンベア装置21の搬送終端部よりも搬送方向下流側に亘る範囲の上方に設けられている。具体的には、3個のスプロケット27,28,29に巻回される無端チェーン30Hと、無端チェーン30Hに一定ピッチで軸着され、即席麺1を後方から押して搬送するための搬送用アタッチメント7とを備えている。
搬送用アタッチメント7は、無端チェーン30Hに一端が軸着される第1アーム7Aと、第1アーム7Aの他端に左右方向に突出するように取り付けられた第2アーム7Bと、第2アーム7Bの突出端に取り付けられて即席麺1を押すための縦長状の押圧部材7Cとを備えている。押圧部材7Cには、付属体用アタッチメント12と干渉することがないように付属体用アタッチメント12を通過させることができる切欠き7Kが形成されている。
そして、付属体用アタッチメント12で上下並列経路K5の上側経路K3に沿って搬送されてきた即席麺1の搬送を開始するタイミングを押圧部材7Cにより調整できるようになっている。つまり、搬送用アタッチメント7が、上下並列経路K5の上側経路K3の終端部、ここではスロープ部23の始端位置において、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置を合わせることができるように構成されている。換言すれば、上下並列経路K5の上側経路K3へ搬送されてきた即席麺1が上下並列経路K5の上側経路K3の終端部まで搬送される第1搬送距離に対する搬送時間が上下並列経路K5の下側経路K4へ搬送されてきたスープ袋3が上下並列経路K5の下側経路K4の終端部まで搬送される第2搬送距離(第1搬送距離と同一の搬送距離)に対する搬送時間よりも長くなるように、上側搬送手段5を駆動することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置を合わせることができる。要するに、即席麺1の搬送方向上流側端とスープ袋3A,3Bの搬送方向上流側端とが一致した状態で付属体用アタッチメント12が両者1、3A,3Bを搬送し、付属体用アタッチメント12から受け取った即席麺1の搬送方向中央位置にスープ袋3A,3Bの搬送方向中央位置が一致するように、搬送用アタッチメント7によって即席麺1の位置をスープ袋3A,3Bに対してずらすことができる。
具体的には、付属体用アタッチメント12による搬送が終了した時点では、押圧部材7Cが即席麺1を押さないようにしている。従って、即席麺1の搬送速度が減速される又は即席麺1の搬送が停止される。即席麺1の減速又は停止してから所定時間経過後に、即席麺1の搬送をし始めるために、押圧部材7Cが即席麺1を押して搬送し始めることになる。尚、押圧部材7Cが即席麺1を押して搬送する即席麺1の搬送速度と、付属体用コンベア装置21がスープ袋3A,3Bを搬送するスープ袋3A,3Bの搬送速度とを同一速度に設定しているため、即席麺1の搬送が安定した時点からは、搬送方向におけるスープ袋3A,3Bと即席麺1との位置関係が変更されることがない。
押圧部材7Cが即席麺1を押すタイミングを、図4(a),(b),(c)及び図5(a),(b),(c)に基づいて説明する。まず、図4(a)において、図の一番右側に位置している即席麺1は、付属体用アタッチメント12による搬送が終了した状態を示している。その即席麺1の下方に位置しているスープ袋3A,3Bは、付属体用コンベア装置21で搬送されている状態を示している。続いて、図4(b)では、付属体用アタッチメント12が後退して即席麺1には付属体用アタッチメント12からの押し力が伝達されず搬送されない非搬送状態となっている。これに対して、スープ袋3A,3Bは、付属体用コンベア装置21で搬送され、図4(c)では、非搬送状態の即席麺1に対してスープ袋3A,3Bが搬送され、即席麺1の搬送方向ほぼ中央位置にスープ袋3A,3Bの中央位置が一致している状態となっている。
この状態から、図5(a)では、即席麺1に押圧部材7Cが当接して即席麺1を押す。このとき、スープ袋3A,3Bは付属体用コンベア装置21で搬送されている状態であり、即席麺1の搬送方向ほぼ中央にスープ袋3A,3Bが位置している状態のままである。この状態からは、押圧部材7Cが即席麺1を押して搬送するため、図5(b),(c)に示すように、即席麺1の搬送方向ほぼ中央位置にスープ袋3A,3Bの中央位置が一致している状態を維持したまま、即席麺1とスープ袋3A,3Bが搬送される。
前記のように、即席麺1とスープ袋3A,3Bが搬送され、上側経路K3の終端から即席麺1がスロープ部23を下ると、スープ袋3A,3Bの上に即席麺1が載置され、即席麺1の搬送方向ほぼ中央にスープ袋3A,3Bが位置している状態を維持したまま、付属体用コンベア装置21の終端まで搬送される。そして、スープ袋3の上に即席麺1が載置された状態で自動包装機へ受け渡されて自動包装される。
自動包装機は、図1及び図6(a),(b)に示すように、包装用のフィルム30を搬送経路の下方から供給し、フィルム30の幅方向両側を上方へ折り曲げ、折り曲げたフィルム30の両側縁を上方の左右方向略中央で重ね合わせて縦シールするように構成されている。
フィルム30は、ローラRを介して製袋器(ホーマー)31に案内されて搬送方向下流側に送り込まれるようになっている。製袋器(ホーマー)31は、筒状に構成され、底板31Aと、底板31Aの左右両側から上方に立ち上げられた左右板31B,31Bと、左右板31B,31Bの上端から左右中央に延びる一対の天板31C,31Cとを備えている。左右板31B,31Bの搬送方向始端部は、下端から上端に向かうほど搬送方向下流側に位置する傾斜ガイド面31b,31bを備え、それら傾斜ガイド面31b,31bの上端から左右方向中心部ほど搬送方向下流側に位置する傾斜ガイド面31c,31cが前記天板31C,31Cに形成されている。これら傾斜ガイド面31b,31b、31c,31cを利用することによって、フィルム30を筒状に形成することができるようになっている。
図6(a),(b)において、底板31Aの搬送方向始端31aと付属体用コンベア装置21の終端21aとの間にフィルム30が隙間無く配置されることになるから、付属体用コンベア装置21からの即席麺1が上に載ったスープ袋3A,3Bをフィルム30上に確実に受け渡すことができる。
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、押圧部材7Cが即席麺1を押すタイミングを調整することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置を合わせるように構成したが、上側搬送手段5又は下側搬送手段6の一方の搬送速度に対して他方の搬送速度を異なる速度に変更する構成であってもよい。例えば、図7(a)に示すように、上側搬送手段5をベルトコンベアから構成し、下側搬送手段6をチェーンコンベア(図2と同じ構成)から構成している。この場合、即席麺1の搬送速度をスープ袋3A,3Bの搬送速度よりも遅くなるように変更する、又は、スープ袋3A,3Bの搬送速度を即席麺1の搬送速度よりも速くなるように変更することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置合わせを行うことができる(図7(a)の仮想線参照)。また、図7(b)に示すように、上側搬送手段5をチェーンコンベア(図2と同じ構成)から構成し、下側搬送手段6をチェーンコンベア(図2と同じ構成)から構成している。この場合も、即席麺1の搬送速度をスープ袋3の搬送速度よりも遅くなるように変更する、又は、スープ袋3の搬送速度を即席麺1の搬送速度よりも速くなるように変更することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置合わせを行うことができる(図7(b)の仮想線参照)。また、図7(c)に示すように、上側搬送手段5をベルトコンベアから構成し、下側搬送手段6をベルトコンベアから構成している。この場合も、即席麺1の搬送速度をスープ袋3A,3Bの搬送速度よりも遅くなるように変更する、又は、スープ袋3A,3Bの搬送速度を即席麺1の搬送速度よりも速くなるように変更することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置合わせを行うことができる(図7(c)の仮想線参照)。また、図7(a),(b),(c)において、上側搬送手段5の駆動をし始めるタイミングを調整することによって、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置合わせを行うことができる。
また、前記実施形態では、被包装体として即席麺を示し、付属体としてスープ袋を示したが、生麺、冷凍麺や冷凍パスタ等の麺類に限らず、例えば雑貨商品とそれに添付する部品を上下方向に重ね合わせて包装する形態であってもよい。また、付属体の個数は、2個に限定されるものではなく、1個又は3個以上の任意の個数であってもよい。
また、前記実施形態では、自動包装機が、包装用のフィルム30を搬送経路の下方から供給する構成であったが、図8(a),(b)に示すように、包装用のフィルム30を搬送経路の上方から供給する構成であってもよい。この場合、フィルム30の幅方向両側を下方へ折り曲げ、折り曲げたフィルム30の両側縁を下方の左右方向略中央で重ね合わせて縦シールするように構成されている。フィルム30は、製袋器(ホーマー)32に案内されて搬送方向下流側に送り込まれるようになっている。製袋器(ホーマー)32は、筒状に構成され、天板32Aと、天板32Aの左右両側から下方に延びる左右板32B,32Bと、左右板32B,32Bの下端から左右中央に延びる一対の底板32C,32Cとを備えている。左右板32B,32Bの搬送方向始端部は、上端から下端に向かうほど搬送方向下流側に位置する傾斜ガイド面32b,32bを備え、それら傾斜ガイド面32b,32bの下端から左右方向中心部ほど搬送方向下流側に位置する傾斜ガイド面32c,32cが前記底板32C,32Cに形成されている。これら傾斜ガイド面32b,32b、32c,32cを利用することによって、フィルム30を筒状に形成することができるようになっている。この構成では、ベルトコンベア21A,21Bの搬送方向下流端21a,21aを底板32C,32Cの傾斜ガイド面32c,32cに極力近づけたとしても、三角形状の開口32Kが形成されるため、搬送されてきたスープ袋3が開口32Kから下方へ落下する虞がある。これを回避するためには、図6に示した包装用のフィルム30を搬送経路の下方から供給する構成にすることになる。
また、前記実施形態では、第1経路K1を上側経路K3に接続経路K6を介して接続する場合を示したが、第2経路K2を下側経路K4に別の接続経路を介して接続する構成であってもよい。この場合、第2搬送手段と下側搬送手段とが独立した別々の搬送手段から構成されることになる。
また、前記実施形態では、即席麺1の搬送方向ほぼ中央位置にスープ袋3A,3Bの中央位置が一致するように即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置合わせを行ったが、即席麺1の外周縁からスープ袋3A,3Bの外周縁が食み出すことがない位置であれば、即席麺1に対するスープ袋3A,3Bの位置をどのように設定しても構わない。
また、前記実施形態では、スープ袋3A,3Bの上に即席麺1を載置する場合を示したが、即席麺1の上にスープ袋3A,3Bを載置する構成であってもよい。
1…即席麺(被包装体)、2…第1搬送手段(チェーンコンベア)、3,3A,3B…スープ袋(付属体)、4…第2搬送手段、5…上側搬送手段、6…下側搬送手段、7…搬送用アタッチメント、7A,7B…アーム、7C…押圧部材、8…被包装体用アタッチメント、9…ガイド部材、10,11…付属体配付機、12…付属体用アタッチメント、13…ガイド部材、14…接続部搬送手段、15…傾斜ガイド板、16…オーバーヘッドコンベア、17…ガイド、18…カバー部材、19…無端チェーン、20…アタッチメント、21…付属体用コンベア装置、21A,21B…ベルトコンベア、22…オーバーヘッド搬送装置、23…載置手段、23…スロープ部、24,25…プーリー、26…無端ベルト、27,28,29…スプロケット、30H…無端チェーン、30…フィルム、7…搬送用アタッチメント、31,32…製袋器(ホーマー)、31A…底板、31B…左右板、31C…天板、31b,31c…傾斜ガイド面、32A…天板、32B…左右板、32C…底板、32K…開口、32b,32c…傾斜ガイド面、K1…第1経路、K2…第2経路、K3…上側経路、K4…下側経路、K5…上下並列経路、K6…接続経路

Claims (2)

  1. 即席麺等の被包装体が移動する第1経路と、該第1経路に沿って被包装体を搬送する第1搬送手段と、被包装体に付属させるスープ等の付属体が移動する第2経路と、該第2経路に沿って付属体を搬送する第2搬送手段と、
    上側経路と下側経路とが上下方向で平行に形成された上下並列経路と、前記上側経路に沿って被包装体又は付属体の一方を搬送する上側搬送手段と、前記下側経路に沿って被包装体又は付属体の他方を搬送する下側搬送手段と、
    前記第1経路及び前記第2経路の少なくとも一方を上下並列経路に接続する接続経路と、該被包装体又は付属体の少なくとも一方を接続経路に沿って搬送する接続部搬送手段と、
    前記上側経路に沿って搬送する被包装体又は付属体の一方を前記下側経路に沿って搬送する被包装体又は付属体の他方に載置する載置手段と、を備え、
    上側搬送手段は、被包装体又は付属体の一方を搬送方向へ押す一方のアタッチメントを備え、下側搬送手段は、被包装体及び付属体を搬送方向へ押す他方のアタッチメントを備え、
    一方のアタッチメントが被包装体又は付属体の一方を搬送する速度と、他方のアタッチメントが被包装体及び付属体を搬送する速度とは等しく設定されており、
    被包装体及び付属体が、他方のアタッチメントで搬送される途中で、上側経路に沿って搬送される被包装体又は付属体の一方に対して他方のアタッチメントが外れることで被包装体又は付属体の一方が搬送を一時的に停止され、且つ被包装体又は付属体の他方は、下側搬送手段の駆動によって下側経路を継続して搬送され、
    被包装体又は付属体の一方は、搬送を一時的に停止された後に、一方のアタッチメントにより搬送を再開されて、被包装体又は付属体の一方が、載置手段により被包装体又は付属体の他方に載置されることを特徴とする自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置。
  2. 前記自動包装機が、包装用のフィルムを搬送経路の下方から供給し、該フィルムの幅方向両側を上方へ折り曲げ、折り曲げた該フィルムの両側縁を上方の該フィルムの幅方向略中央で重ね合わせる構成であることを特徴とする請求項1に記載の自動包装機への被包装体及び付属体の供給装置。
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