JP6000812B2 - シールド付き電線用のコネクター - Google Patents
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Description
これらにおいては、バッテリー、インバーター、モーター、発電機等各種電気機器間に大電流が通電するが、コネクターを用いてこれらを電気的に接続することが多い。
シールド付き電線が挿通可能な内径を有する円筒状をなし、内径前方側には前記コネクター本体の雄ネジに螺合可能な雌ネジ部が形成されていると共に、雌ネジ部の後方には内径が漸減した逆テーパ部と、シールド付き電線の外皮の外径よりわずかに大きな内径の外皮保持部とが連続的に形成されており、外皮保持部の後方開口部寄りの部分は内径が円弧状に漸増した拡径部となっている金属製のクランプホルダー;
肉厚が後方に向かって漸増したテーパ状断面を有し、コネクター本体の前方テーパ部とシールド付き電線の絶縁被覆との間に嵌装されるゴム製の前方環状パッキング;
前記環状パッキングの後方側に介装される金属製で円板状の絶縁被覆用カラー; シールドを外皮表面に折り返したシールド付き電線の折り返し部分に外側から被せて、プレスによる縮径及びかしめによって折り返し部分に圧接される金属製円筒状の導電性スリーブ;
肉厚が後方に向かって漸増したテーパ状断面を有し、コネクター本体の後方テーパ部とシールド付き電線の外皮との間に外装されるゴム製の後方環状パッキング;
前記後方環状パッキングの後方側に介装される金属製で円板状の外皮用カラー;
肉厚が後方に向かって漸減した逆テーパ状断面を有し、クランプホルダーの逆テーパ部とシールド付き電線の外皮との間に嵌装される環状をなした合成樹脂製のクランプ材;
円筒状をなし、拡径部と縮径部とが交互に繰り返される蛇腹状を呈し、前方開口部は前記クランプホルダーの外皮保持部の外周面に、後方開口部はクランプホルダーに挿入されたシールド付き電線の外周面にそれぞれ弾性的に嵌め込まれるゴム製防塵カバー;
とからコネクターを構成し、シールド付き電線の前方末端側の芯線露出部に、バレルをかしめ圧着して端子を結合した後、バレル表面に合成樹脂系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、更に、該接着剤層を覆う様に電気絶縁性を有する熱収縮性チューブを被せることにより、上記課題を解決した。
更に、後方環状パッキングの前方方向への移動に伴い、外皮用カラー、導電性スリーブ、絶縁被覆用カラーも前方側へ移動し、絶縁被覆用カラーの端面によって、前方環状パッキングは前方方向へ押圧され、前方テーパ部と絶縁被覆との間に嵌り込み、絶縁被覆と筒状部との間の隙間を密封し、その部分の水密性を確保する。
又、導電性スリーブは、プレスによる全面的な縮径及びスポット的なかしめによる陥没部の形成によりシールドに強く喰い込んでいるので、導電性スリーブとシールドの電気的接続は安定的かつ確実に保持され、シールドは導電性スリーブ、絶縁被膜用カラー、外皮用カラーを介して、フランジに電気的に接続される。
又、クランプホルダーの後端開口部には、円弧状に拡径した拡径部が形成されているので、シールド付き電線の可撓性は十分に確保され、シールド付き電線の後方部分が上下左右方向に大きく振れたとしても、シールド付き電線のクランプホルダーの後方開口部付近に無理な曲げ応力が作用することはなく、シールド付き電線に損傷が生ずるおそれはほとんどない。
更に、シールド付き電線の先端に圧着されている端子のバレル表面には接着剤層が形成されており、その上から熱収縮性チューブが被せられ、熱収縮させられているので、この部分の水密性は十分に保持され、端子方向からのコネクター本体内への水の侵入は阻止されている。
又、バレル表面はこの熱収縮性チューブで被膜されているので、万が一バレル表面に接触しても感電する危険性はない。
又、フランジ10の根元部分の後方は、筒状部9の外径が縮小しており、段差部15となっており、この段差部15の後方の外周には雄ネジが形成されており、雄ネジ部16となっている。更に、筒状部9の前方開口部近傍の外周にはOリング溝33が形成されており、Oリング溝33にはOリング34を装着する様になっている。
次に、図中22はコネクター本体1の外皮保持部12の前端に介装される金属製の円板状をなした絶縁被覆用カラーであり、外皮保持部12の内径よりわずかに小さい外径を有し、中央にはシールド付き電線4の絶縁被覆6を挿通させられる透孔23があけられている。
又、図中41は電気絶縁性を有する熱収縮性チューブであり、シールド付き電線4の前方末端側の芯線5に端子42のバレル43を圧着結合し、その上に接着剤層44を形成した後、この接着剤層44を覆う様に被せて熱収縮させるものである。
即ち、まず初めに、ゴム製防塵カバー36を被せたシールド付き電線4の先端側をクランプホルダー2に挿通すると共に、先端側端末付近の外皮8を剥ぎ取りシールド7を露出されて、これを図5に示す様に、後方側の外皮8上に折り返し、図6に示す様に、折り返されたシールド7の外周に導電性スリーブ3を被せ、導電性スリーブ3をその全周側から面的にプレスして全面的に縮径させ、導電性スリーブ3の内周壁面をシールド7に押圧接触させた後、更に外周側からスポット的にかしめて、等間隔で複数の陥没部45を形成し、該陥没部45の先端をシールド7に喰い込ませて、導電性スリーブ3をシールド7の固定し、両者を電気的に接続する。なお、図6において、破線で描かれた導電性スリーブ3は、プレスによる縮径前の状態を示している。
更に、後方環状パッキング28の前方方向への移動に伴い、外皮用カラー26、導電性スリーブ3、絶縁被覆用カラー22も前方側へ移動し、絶縁被覆用カラー22の端面によって、前方環状パッキング2は前方方向へ押圧され、前方テーパ部13と絶縁被覆6との間に嵌り込み、絶縁被覆6と筒状部9との間の隙間を密封し、その部分の水密性を確保する。
なお、筒状部9の前方開口端近傍に設けられているOリング34は、フランジ10を用いてコネクター本体1をモーターや発電機などの外部の機器に固定した際に、結合部の水密性を確保する為のものである。
なお、導電性スリーブ3はプレスによる全面的な縮径及びスポット的なかしめによる陥没部45の形成により、シールド7に強く喰い込んでいるので、導電性スリーブ3とシールド7の電気的接続は安定的かつ確実に保持される。
又、クランプホルダー2の後端開口部には、円弧状に拡径した拡径部20が形成されているので、シールド付き電線4の可撓性は十分に確保され、図1に矢印Aで示す様に、シールド付き電線4の後方部分が上下左右方向に大きく振れたとしても、シールド付き電線4のクランプホルダー2の後方開口部付近に無理な曲げ応力が作用することはなく、シールド付き電線4に損傷が生ずるおそれはほとんどない。
そして、クランプホルダー2の外皮保持部12の外周面とシールド付き電線4の外周面との間には、ゴム製防塵カバー36が弾性的にピッタリと嵌め込まれているので、クランプホルダー2の後方開口部寄りの部分に塵や異物が付着するおそれはなく、これらの付着による障害の発生の可能性は皆無である。
更に、シールド付き電線4の先端に圧着されている端子42のバレル43の表面には接着剤層44が形成されており、その上から熱収縮性チューブ41が被せられ、熱収縮させられているので、この部分の水密性は十分に保持され、端子42の方向からのコネクター本体1内への水の侵入は阻止されている。
又、バレル43の表面はこの熱収縮性チューブ41で被膜されているので、万が一バレル43の表面に触れたとしても、感電する危険はない。
2.クランプホルダー
3.導電性スリーブ
4.シールド付き電線
5.芯線
6.絶縁被覆
7.シールド
8.外皮
9.筒状部
10.フランジ
11.絶縁被覆保持部
13.前方テーパ部
14.後方テーパ部
15.段差部
16.雄ネジ部
17.雌ネジ部
18.逆テーパ部
19.外皮保持部
20.拡径部
21.前方環状パッキング
22.絶縁被覆用カラー
23.透孔
25.折り返し部分
26.外皮用カラー
27.透孔
28.後方環状パッキング
29.ストップカラー
30.クランプ材
31.切り込み部
32.圧着端子
33.Oリング溝
34.Oリング
36.ゴム製防塵カバー
37.拡径部
38.縮径部
39.前方開口部
40.後方開口部
41.熱収縮性チューブ
42.端子
43.バレル
44.接着剤層
45.陥没部
Claims (1)
- 芯線、絶縁被覆、シールド、外皮がそれぞれ同心円状に積層されてなるシールド付き電線の前方末端側を挿通させる筒状部の外周側に、フランジが一体的に形成されており、前記筒状部の内径前方側は、シールド付き電線の絶縁被覆の外径よりわずかに大きい内径からなる絶縁被覆保持部、前記フランジの根元部分から後方寄りはシールド付き電線の外皮の外径より内径が大きい外皮保持部、前記絶縁被覆保持部と外皮保持部との間は、外皮保持部側へ向かって内径が漸増した前方テーパ部となっており、外皮保持部の後方には、内径が漸増した後方テーパ部が、後方開口寄りの外周には雄ネジ部がそれぞれ形成されている金属製のコネクター本体;
シールド付き電線が挿通可能な内径を有する円筒状をなし、内径前方側には前記コネクター本体の雄ネジに螺合可能な雌ネジ部が形成されていると共に、雌ネジ部の後方には内径が漸減した逆テーパ部と、シールド付き電線の外皮の外径よりわずかに大きな内径の外皮保持部とが連続的に形成されており、外皮保持部の後方開口部寄りの部分は内径が円弧状に漸増した拡径部となっている金属製のクランプホルダー;
肉厚が後方に向かって漸増したテーパ状断面を有し、コネクター本体の前方テーパ部とシールド付き電線の絶縁被覆との間に嵌装されるゴム製の前方環状パッキング;
前記環状パッキングの後方側に介装される金属製で円板状の絶縁被覆用カラー; シールドを外皮表面に折り返したシールド付き電線の折り返し部分に外側から被せて、プレスによる縮径及びかしめによって折り返し部分に圧接される金属製円筒状の導電性スリーブ;
肉厚が後方に向かって漸増したテーパ状断面を有し、コネクター本体の後方テーパ部とシールド付き電線の外皮との間に外装されるゴム製の後方環状パッキング;
前記後方環状パッキングの後方側に介装される金属製で円板状の外皮用カラー;
肉厚が後方に向かって漸減した逆テーパ状断面を有し、クランプホルダーの逆テーパ部とシールド付き電線の外皮との間に嵌装される環状をなした合成樹脂製のクランプ材;
円筒状をなし、拡径部と縮径部とが交互に繰り返される蛇腹状を呈し、前方開口部は前記クランプホルダーの外皮保持部の外周面に、後方開口部はクランプホルダーに挿入されたシールド付き電線の外周面にそれぞれ弾性的に嵌め込まれるゴム製防塵カバー;
とからなり、シールド付き電線の前方末端側の芯線露出部に、バレルをかしめ圧着して端子を結合した後、バレル表面に合成樹脂系接着剤を塗布して接着剤層を形成し、更に、該接着剤層を覆う様に電気絶縁性を有する熱収縮性チューブを被せる様にしたことを特徴とするシールド付きの電線用コネクター。
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