JPH0621176U - 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 - Google Patents
同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置Info
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- JPH0621176U JPH0621176U JP029404U JP2940492U JPH0621176U JP H0621176 U JPH0621176 U JP H0621176U JP 029404 U JP029404 U JP 029404U JP 2940492 U JP2940492 U JP 2940492U JP H0621176 U JPH0621176 U JP H0621176U
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- coaxial cable
- outer conductor
- clamp ring
- connector body
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Abstract
(57)【要約】
【目的】同軸ケーブルの外部導体を確実に保持するコネ
クターを提供する。 【構成】コネクター本体1の内周面に係合段部7を設
け、この係合段部7に、該段部7のテーパー面cに沿っ
て移動して変形するクランプリング4の先端部を係合す
る。クランプリング4の後端寄り周側に軸心方向に沿う
切り込み8を入れて挾持部片9を設け、この挾持部片9
で同軸ケーブルの外部導体24を挾持するようにする。
挾持部片9は、コネクター本体1に螺合した締付金具3
によって前進する押圧リング5によって変形して外部導
体24を挾持する。
クターを提供する。 【構成】コネクター本体1の内周面に係合段部7を設
け、この係合段部7に、該段部7のテーパー面cに沿っ
て移動して変形するクランプリング4の先端部を係合す
る。クランプリング4の後端寄り周側に軸心方向に沿う
切り込み8を入れて挾持部片9を設け、この挾持部片9
で同軸ケーブルの外部導体24を挾持するようにする。
挾持部片9は、コネクター本体1に螺合した締付金具3
によって前進する押圧リング5によって変形して外部導
体24を挾持する。
Description
【0001】
本考案は、同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置に 関するものである。
【0002】
コネクター本体の先端側において内部に収めた中心コンタクトによって同軸ケ ーブルの内部導体を保持し、後端側において同軸ケーブルの外部導体を保持する ようにした手段として例えば、実公平2−5504号公報所載の構造のものがあ る。
【0003】 この構造は、締付金具に受圧リングとこれに隣接させてクランプリングを収納 し、コネクター本体の後端を前記締付金具に螺入させ、締付金具を締付けると、 クランプリングが締付金具内を移動し、該クランプリングの割入れの筒部は受圧 リングの漏斗状の内縁によって強制的に折り曲げられ、同軸ケーブルの外被に食 い込んで同軸ケーブルの外部導体側を保持するようにしたものである。
【0004】
この種のコネクターにはその用途とからして伝送電波の漏洩及び外部電波の飛 み込み防止並びに水密性が必要不可欠で、しかも、その特性が長期に亘り継続す ることであるが、前記従来例は、クランプリングの割入れの筒部を同軸ケーブル の外被に食い込ませ、絶縁体を介するこの食い込み圧によって外部導体と該外部 導体の内側に配した補強スリーブの電気的接触を保持するようにしたものである が、弾力のある外被越しに外部導体内面と補強スリーブ内面を圧接するので、必 ずしも全周に亘って両者が接触することはできないので、非接触部からの電波漏 洩あるいは飛び込みが生じると共に、同軸ケーブルに風圧その他の外力による引 張力が作用すると、外被が裂傷を受けるおそれがあり、長期使用の結果、この裂 傷によって食い込み状態が緩み、補強スリーブに対して外部導体が摺動するなど して電気特性が損なわれたり、水密性が損なわれるおそれがある。
【0005】 本考案は斯様な従来例の欠点を除去することを目的として案出したものである 。
【0006】
コネクター本体の先端側において内部に収めた中心コンタクトによって同軸ケ ーブルの内部導体を保持し、後端側において同軸ケーブルの外部導体を保持する ようにした同軸ケーブル用コネクターにおいて、コネクター本体の内周面に係合 段部を設け、この係合段部に、該段部のテーパー内面に沿って移動して変形する クランプリングの先端部を係合し、クランプリングの後端寄り周側には該クラン プリングの軸心方向に沿う切り込みを複数入れて、挾持部片を設け、挾持部片の 外側には、コネクター本体に螺合した締付金具によって前進して該クランプリン グ部片に圧接する押圧リングの先端部を配して構成する。
【0007】
締付金具を締付けると、該締付金具の内側に配した押圧段部が押圧リングを押 圧し、押圧リングはコネクター本体方向に移動する。
【0008】 押圧リングの先端内周面に設けたテーパー面にクランプリングの後部外面に設 けたテーパー面を接触させて配してあるので、クランプリングは押圧リングによ って押圧され、その結果クランプリングの先端に備えたテーパー外周面は、コネ クター本体の係合段部に設けたテーパー内周面と全周に亘って接触を保ちながら 該テーパーに沿って変形して同軸ケーブルの外部導体外周全面に密着し、一方、 クランプリングの後端も、前記挾持部片外周面に設けたテーパー面と押圧リング 先端部内周面に設けたテーパー面との擦合わせにより内方に向け変形し、挾持部 片それぞれが同軸ケーブルの外部導体外周面にめり込むように押しつけられ、該 外部導体は強力に挾持される。
【0009】
図面は本考案に係る同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保 持装置の一実施例を示し、図1は縦断面図、図2は部分拡大縦断面図である。
【0010】 図中、1はコネクター本体、2は取付金具、3は締付金具をそれぞれ示し、取 付金具2はコネクター本体1の先端に、また、締付金具3はコネクター本体1の 後端にそれぞれ螺合して組付けてある。
【0011】 コネクター本体1と締付金具3との間には、クランプリング4、押圧リング5 およびガスケット6を、クランプリング4をコネクター本体1側にして順次収容 し、クランプリング4は外形を大径にした中間部の前後をそれぞれ漸次先細状に して先端部と後端部にテーパー外周面a,bを施こしたもので、コネクター本体 1の中間部に形成した係合段部7に先端部4aを係合し、この先端部4aの内周 面には突条25を備え、前記係合段部7より突出させた後部の周側に等間隔を存 した4個所に軸心方向に沿う切り込み8を入れて挾持部片9,9…と成し、該挾 持部片9の内周面には鋸歯状の凹凸10を形成してある。
【0012】 コネクター本体1に形成した前記の係合段部7は、奥端方向に漸次先細状にし た断面漏斗状を呈し、該段部7のテーパー内周面cは、クランプリング4の前記 テーパー外周面aより立ち上り角度を大きくしてある。
【0013】 クランプリング4に隣接させてコネクター本体1ないし締付金具3に収容した 前記押圧リング5は、先端部5aの外周面に設けた雄螺子11をコネクター本体 1の後端部内周面に設けた雌螺子12に螺合通過させてコネクター本体1と相対 的に移動自在に組付けたもので、コネクター本体1に挿入した前記先端部5aの 内周面を先端方向に漸次拡開させてクランプリング4の前記テーパー外周面bよ り立り上り角度の小さいテーパー面dを形成し、該テーパー面d内にクランプリ ング4の前記挾持部片9を係合する一方、コネクター本体1より突出する後端部 外周面には受圧段部13を形成し、この受圧段部13に、締付金具3の中間部内 周面に形成した押圧段部14を係合するようにしてある。
【0014】 前記のガスケット6は、締付金具3を押圧リング5間に介在させてある。
【0015】 コネクター本体1の先端に組付けた前記取付金具2には第一絶縁体15、第二 絶縁体16、第三絶縁体17を先端側より順次配設し、それら絶縁体間には中心 コンタクト18を配し、中心コンタクト18は、コネクター本体1に押圧される 第四絶縁体19による第三絶縁体17の変形作用によって変形して内部導体20 を保持するようになっている。
【0016】 また、21は同軸ケーブル22の外部導体24の内周面に接触させて組付ける 円筒状の補強スリーブである。
【0017】 しかして、補強スリーブ21を組付けた外部導体24をコネクター本体1に、 ガスケット6、押圧リング5およびクランプリング4を通じて挿入した後、締付 金具3をコネクター本体1に螺合して締付けると、押圧リング5は、当初、ガス ケット6に寄って押圧され、クランプリング4を押圧する。
【0018】 そして、締付操作の継続によって、ガスケット6は変形して同軸ケーブル22 の外被を圧接して水密性を保持する一方、押圧段部14が受圧段部13に接触し 押圧リング5に対する締付金具3の押圧作用が高まり、この結果、押圧リング5 の先端面内のテーパー面cに接触しているクランプリング4の先端部4aのテー パー外周面bが前記テーパー面cと全周に亘り接触しつつ更に押圧され、該テー パー内周面cに沿って変形して、外部導体24全周に亘って密着する。
【0019】 一方クランプリング4の後端側は、前記挾持部片外周面に設けたテーパー面と 押圧リング先端部内周面に設けたテーパー面との摺り合わせにより内方に向け変 形し、挾持部片それぞれが、同軸ケーブルの外部導体に該外周にめり込むように 押しつけられて外部導体が強力に挾持されて保持作業を終える。
【0020】
本考案は、締付金具のコネクター本体への螺合により生じる押圧リングの押圧 力により、クランプリングは、該先端側において、該先端部のテーパー外周面と コネクター本体の係合段差に設けたテーパー内周面との摺り合いにより、両者が 全周に亘り密着しながら該先端部が変形し、変形した該先端部が同軸ケーブルの 外部導体にこれまた全周に亘り密着することにより、外部導体、クランプリング 、コネクター本体それぞれの間の電気的接続を完璧にし、電波漏洩あるいは飛込 みを防止するとともに、クランプリング後端においては、前記押圧リングの押圧 分の分力により、該後端に複数の切り込みを入れて設けた挾持部片一つ一つが内 方に確実に変形し、それぞれが外部導体に食い込むようにして該外部導体を挾持 することにより、風圧その他の外力により作用する引張力に確実に対応するコネ クターを提供できる。
【図1】縦断面図。
【図2】部分拡大縦断面図。
1 コネクター本体 3 締付金具 4 クランプリング 5 押圧リング 7 係合段部 8 切り込み 9 挾持部片
Claims (1)
- 【請求項1】 コネクター本体の先端側において内部に
収めた中心コンタクトによって同軸ケーブルの内部導体
を保持し、後端側において同軸ケーブルの外部導体を保
持するようにした同軸ケーブル用コネクターにおいて、
コネクター本体の内周面に係合段部を設け、この係合段
部に、該段部のテーパー内面に沿って移動して変形する
クランプリングの先端部を係合し、クランプリングの後
端寄り周側には該クランプリングの軸心方向に沿う切り
込みを複数入れて、挾持部片を設け、挾持部片の外側に
は、コネクター本体に螺合した締付金具によって前進し
て該クランプリング部片に圧接する押圧リングの先端部
を配した、同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル
外部導体の保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP029404U JPH0621176U (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP029404U JPH0621176U (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0621176U true JPH0621176U (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=12275206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP029404U Pending JPH0621176U (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621176U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013191489A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Union Machinery Co Ltd | 大電流対応シールド付き電線用コネクター |
JP2014096275A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Union Machinery Co Ltd | シールド付き電線用のコネクター |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP029404U patent/JPH0621176U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013191489A (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-26 | Union Machinery Co Ltd | 大電流対応シールド付き電線用コネクター |
JP2014096275A (ja) * | 2012-11-09 | 2014-05-22 | Union Machinery Co Ltd | シールド付き電線用のコネクター |
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