JP5717278B2 - 板紙の製造方法 - Google Patents
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サイジング剤、分散剤、染料、蛍光漂白剤、コーティングバインダー、湿潤剤、珪酸ナトリウムなどである。さらに導入する工業用水などにもフミン酸やカルシウム成分なども混入する。
を組み合わせて使用する製紙方法も開示されているが(特許文献6)、重合系高分子は両性の水溶性高分子に関しては記載がない。
(a)脂肪族モノアミンおよび脂肪族ポリアミンから選択される一種以上と、エピハロヒドリンとの重縮合物である、重量平均分子量が1000〜10万のカチオン性水溶性高分子。
(b)ポリビニルアミンおよびビニルアミン繰り返し単位を有する重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(c)ポリビニルアミジンおよびビニルアミジン繰り返し単位を有する重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(d)ポリエチレンイミンおよび四級アンモニウム塩基を有するポリエチレンイミン変性物である、重量平均分子量が5,000〜50万のカチオン性水溶性高分子。
(e)(メタ)アクリル系カチオン性単量体あるいはジアリルアンモニウム塩単量体からなる繰り返し単位を有する重合体あるいは共重合体である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(f)ポリエチレンイミンあるいはその変性物、あるいは脂肪族モノアミンおよび脂肪族ポリアミンから選択される一種以上とエピハロヒドリンとの重縮合物から選択される一種以上の水溶液中において、(メタ)アクリル系カチオン性単量体あるいはジアリルアンモニウム塩単量体を分散重合した重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子からなる分散液。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3 −、C6H4SO3 −、CONHC(CH3)2CH2SO3 −、C6H4COO−あるいはCOO−、R9は水素またはCOO−Y2 +、Y1 +およびY2 +は水素イオンまたは陽イオンをそれぞれ表す。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3 −、C6H4SO3 −、CONHC(CH3)2CH2SO3 −、C6H4COO−あるいはCOO−、R9は水素またはCOO−Y2 +、Y1 +およびY2 +は水素イオンまたは陽イオンをそれぞれ表す。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3 −、C6H4SO3 −、CONHC(CH3)2CH2SO3 −、C6H4COO−あるいはCOO−、R9は水素またはCOO−Y2 +、Y1 +およびY2 +は水素イオンまたは陽イオンをそれぞれ表す。
ビニルスルホン酸、ビニルベンゼンスルホン酸あるいは2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホン酸、メタクリル酸、アクリル酸、イタコン酸、マレイン酸あるいはp−カルボキシスチレンなどである。
一般式(1)あるいは(2)であらわされるカチオン性単量体5〜15モル%、一般式(3)で表わされるアニオン性単量体2〜10モル%及び非イオン性単量体75〜93モル%であることがさらに好ましい。
水溶性高分子を添加することによりアニオントラッシュの電荷を中和し、マイクロピッチおよび濁度成分をパルプ繊維に定着させ、その結果未定着のマイクロピッチおよび濁度成分が集塊化するのを防ぐことができる。この効果を確認するため以下の測定法を実施する。すなわち製紙原料中のマイクロピッチや濁度成分と、アニオントラッシュの量を確認するためには、原料ろ過液のマイクロピッチをヘマサイトメーターにより、濁度濁度計により、アオントラッシュはカチオン要求量をPCD計によりそれぞれ測定する。また粘着物は、転写板を使用した粘着物測定法によって実施する。
DMB;アクリロイルオキシエチルベンジルジメチルアンモニウムクロリド、
DMC;メタクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、
DMQ;アクリロイルオキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、
AAC;アクリル酸、AAM;アクリルアミド、メタクリル酸ジメチルアミノエチル
実施例1と同様な試験操作により薬剤1(有機凝結剤)として試料−1〜試料−3および試料−7〜試料−9、薬剤2として比較−1(紙力増強剤)、比較−2(紙力増強剤)、比較−3(歩留向上剤)との組み合わせにより試験を行った。結果を表2に示す。
実施例1と同様な試験操作により薬剤1(有機凝結剤)として試料−2、試料−4および試料−6、薬剤2として比較−1(紙力増強剤)、比較−2(紙力増強剤)、比較−3(歩留向上剤)との組み合わせにより試験を行った。結果を表3に示す。
Claims (4)
- 下記(a)〜(f)から選択される一種以上の有機凝結剤と、重量平均分子量が500万〜1000万の重合系両性水溶性高分子であり、前記重合系両性水溶性高分子が、下記一般式(1)あるいは(2)で表わされる単量体2〜35モル%、下記一般式(3)で表わされる単量体2〜25モル%及び非イオン性単量体40〜96モル%の混合物を重合した両性水溶性高分子をそれぞれ抄紙前の製紙原料の白水による希釈前の製紙原料中に前記有機凝結剤添加後、白水によって前記製紙原料を希釈した後に前記重合系両性水溶性高分子を添加し、前記両性水溶性高分子の添加量が、前記抄紙前の製紙原料の乾燥固形分当たり、0.03〜0.08質量%であることを特徴とする板紙の製造方法。
(a)脂肪族モノアミンおよび脂肪族ポリアミンから選択される一種以上と、エピハロヒドリンとの重縮合物である、重量平均分子量が1000〜10万のカチオン性水溶性高分子。
(b)ポリビニルアミンおよびビニルアミン繰り返し単位を有する重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(c)ポリビニルアミジンおよびビニルアミジン繰り返し単位を有する重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(d)ポリエチレンイミンおよび四級アンモニウム塩基を有するポリエチレンイミン変性物である、重量平均分子量が5,000〜50万のカチオン性水溶性高分子。
(e)(メタ)アクリル系カチオン性単量体あるいはジアリルアンモニウム塩単量体からなる繰り返し単位を有する重合体あるいは共重合体である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子。
(f)ポリエチレンイミンあるいはその変性物、あるいは脂肪族モノアミンおよび脂肪族ポリアミンから選択される一種以上とエピハロヒドリンとの重縮合物から選択される一種以上の水溶液中において、(メタ)アクリル系カチオン性単量体あるいはジアリルアンモニウム塩単量体を分散重合した重合物あるいは共重合物である、重量平均分子量が10万〜500万のカチオン性あるいは両性水溶性高分子からなる分散液。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3 −、C6H4SO3 −、CONHC(CH3)2CH2SO3 −、C6H4COO−あるいはCOO−、R9は水素またはCOO−Y2 +、Y1 +およびY2 +は水素イオンまたは陽イオンをそれぞれ表す。 - 前記重合系両性水溶性高分子が、水溶性高分子であり且つ該塩水溶液に溶解する高分子を分散剤として共存させ、該塩水溶液中において下記一般式(1)あるいは(2)で表わされる単量体2〜35モル%、下記一般式(3)で表わされる単量体2〜25モル%を必須として含有するビニル系水溶性単量体混合物を分散重合法により重合した微細粒子の分散液からなる両性水溶性高分子であることを特徴とする請求項1に記載の板紙の製造方法。
R1は水素又はメチル基、R2、R3は炭素数1〜3のアルキルあるいはアルコキシル基、R4は水素、炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシル基あるいはベンジル基であり、同種でも異種でも良い、Aは酸素原子またはNH、Bは炭素数2〜4のアルキレン基またはアルコキシレン基を表わす、X1 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R5は水素又はメチル基、R6、R7は炭素数1〜3のアルキル基、アルコキシ基あるいはベンジル基、X2 −は陰イオンをそれぞれ表わす。
R8は水素、メチル基またはカルボキシメチル基、QはSO3 −、C6H4SO3 −、CONHC(CH3)2CH2SO3 −、C6H4COO−あるいはCOO−、R9は水素またはCOO−Y2 +、Y1 +およびY2 +は水素イオンまたは陽イオンをそれぞれ表す。 - 前記有機凝結剤を配合前製紙原料の個別原料に添加し、前記重量平均分子量が500万〜1000万の重合系両性水溶性高分子を、ファンポンプの手前、スクリーンの入り口および出口から選択される一箇所に添加することを特徴とする請求項1あるいは2に記載の板紙の製造方法。
- 前記重量平均分子量が500万〜1000万の重合系両性水溶性高分子を、スクリーンの出口に添加することを特徴とする請求項3に記載の板紙の製造方法。
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