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JP5641472B2 - 害虫誘引照明方法及び害虫誘引照明システム - Google Patents

害虫誘引照明方法及び害虫誘引照明システム Download PDF

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Description

本発明は、害虫を誘引して植物から遠ざけるための誘引光を圃場に照射する害虫誘引照明方法及び害虫誘引照明システムに関する。
従来から、圃場ではないが、植物が並べられた閉鎖空間内で、植物の育成に必要な光を発する光源を点灯、消灯することにより、光周期を生成し、消灯後に所定時間だけ誘引光源部を点灯し、誘引光により害虫を誘引して植物から遠ざける植物育成貯蔵装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この植物育成貯蔵装置においては、誘引対象の害虫を昼行性害虫とした場合、昼行性害虫は消灯中、すなわち、光周期の暗期には活動しないので、暗期に誘引光を発してその害虫を植物から遠ざけようとしても、害虫は植物又はその周辺に留まったままであることが多い。このため、昼行性害虫に対して十分な防虫効果を得ることが難しい。
そこで、暗期に、夜行性害虫の行動は抑制するが昼行性害虫の活動は活発化させる行動抑制光を照射し、その活発化した昼行性害虫を誘引光により誘引して植物から遠ざける虫防除方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。この虫防除方法の行動抑制光は波長が500〜700[nm]であり、誘引光は波長が300〜450[nm]である。
しかしながら、上記の虫防除方法においては、行動抑制光が植物の葉に反射される光、すなわち、波長成分が500〜600[nm]の光を含んでいるので、植物の葉が行動抑制光を反射し、従って、暗期であっても昼行性害虫が植物を視認することが可能になり、その結果、昼行性害虫による被害が大きくなる虞がある。そのため、昼行性害虫に対する防虫効果の向上が望まれていた。
特開2004−81100号公報 特開2005−151868号公報
本発明は、上記の従来の問題を解決するためになされたものであり、昼行性害虫に対する防虫効果の向上を図ることができる害虫誘引照明方法及び害虫誘引照明システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、害虫を誘引して植物から遠ざけるための誘引光を圃場に照射する害虫誘引照明方法において、圃場に自然光が照射されない時間帯のうちの任意の時間帯を動作時間帯として設定する設定ステップと、前記設定ステップにより設定された動作時間帯に、500〜600nmの波長成分を含まない擬似太陽光を圃場全体に照射し、かつ、前記誘引光をその280〜700nmの波長範囲内にピークを持たせて圃場の一部に照射する光照射ステップと、を含むことを特徴とする。
前記誘引光は、500〜600nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記誘引光の500〜600nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記誘引光は、280〜380nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記誘引光の280〜380nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記擬似太陽光は、400〜500nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記擬似太陽光の400〜500nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯すべてを動作時間帯として設定することが好ましい。
前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日出時刻で終わる任意の時間帯を動作時間帯として設定することが好ましい。
前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる任意の時間帯を動作時間帯として設定することが好ましい。
本発明は、圃場に設置され、害虫を誘引して植物から遠ざけるための誘引光を照射する害虫誘引照明システムにおいて、圃場に自然光が照射されない時間帯のうちの任意の時間帯を動作時間帯として設定する設定部と、前記設定部により設定された動作時間帯に、500〜600nmの波長成分を含まない擬似太陽光を圃場全体に照射する擬似太陽光源部と、前記設定部により設定された動作時間帯に、前記誘引光をその280〜700nmの波長範囲内にピークを持たせて圃場の一部に照射する誘引光源部と、を備えることを特徴とする。
前記誘引光は、500〜600nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記誘引光の500〜600nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記誘引光は、280〜380nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記誘引光の280〜380nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記擬似太陽光は、400〜500nmの波長範囲内にピーク波長を有することが好ましい。
前記擬似太陽光の400〜500nmの波長範囲の放射エネルギ総和は、他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことが好ましい。
前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯すべてを動作時間帯として設定することが好ましい。
前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日出時刻で終わる任意の時間帯を動作時間帯として設定することが好ましい。
前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる任意の時間帯を動作時間帯として設定することが好ましい。
本発明によれば、夜間の擬似太陽光照射により昼行性害虫に対して夜間を朝、昼間又は夕方と錯覚させて、夜間に活動を活発化させ、その活発化した昼行性害虫を誘引光により誘引して植物から遠ざけることができるので、昼行性害虫に対して積極的に防虫することができ、従って、防虫効果の向上を図ることができる。また、擬似太陽光は植物に反射される500〜600nmの波長範囲の光を含まないので、昼行性害虫は植物を視認し難くなり、従って、防虫効果がさらに高まる。しかも、誘引光は、昼行性害虫が感度を有する280〜700nmの波長範囲内にピークを有するので、昼行性害虫に誘引光を確実に感知させることができ、従って、誘引光による誘引を確実に行うことができる。
(a)は本発明の一実施形態に係る害虫誘引照明システムの構成を示す斜視図、(b)は上記システムの電気的ブロック図。 上記システムの擬似太陽光源部の斜視図。 上記擬似太陽光源部のカバーの分光透過率を示す図。 (a)は上記システムの誘引光源部の正面図、(b)はその側面図。 昼行性害虫の分光相対感度と植物の葉の分光反射率とを示す図。 上記システムの設定部による害虫誘引照明処理のフローチャート。 (a)は長日期の、(b)は短日期の上記害虫誘引照明処理の具体例を示すタイムチャート。 上記実施形態の第1の変形例に係る害虫誘引照明システムの構成を示す斜視図。 (a)は上記システムの誘引光源部の斜視図、(b)はその断面図。 上記実施形態の第2の変形例における害虫誘引照明処理のフローチャート。 (a)は上記処理のタイムチャート、(b)は上記処理時の捕虫効率を示す図。 上記処理における捕虫性能を計るための実験環境を示す平面図。 上記実験結果を示す図。 上記実施形態の第3の変形例における害虫誘引照明処理のフローチャート。 (a)は上記処理のタイムチャート、(b)は上記処理に起因する害虫の活動リズム変化を示す図、(c)は上記処理時の捕虫効率を示す図。 上記実施形態の第4の変形例における害虫誘引照明処理のフローチャート。 (a)は上記処理のタイムチャート、(b)は上記処理に起因する害虫の活動リズム変化を示す図、(c)は上記処理時の捕虫効率を示す図。
以下、本発明の一実施形態に係る害虫誘引照明方法及び害虫誘引照明システムについて図面を参照して説明する。図1(a)(b)は、本実施形態の害虫誘引照明システム(以下、照明システムという)の構成を示す。この照明システム1は、ビニルハウスH1内(圃場)に設置され、昼行性害虫(以下、害虫という)B1を誘引して植物P1から遠ざけるための誘引光を照射する照明システムである。
照明システム1は、ビニルハウスH1内に自然光が照射されない時間帯のうちの任意の時間帯を動作時間帯として設定する設定部2と、設定部2により設定された動作時間帯に光を照射する擬似太陽光源部3及び誘引光源部4とを備える。擬似太陽光源部3は、設定部2により設定された動作時間帯に擬似太陽光をビニルハウスH1内の全体に照射し、誘引光源部4は、設定部2により設定された動作時間帯に上記誘引光をビニルハウスH1内の一部に照射する。擬似太陽光源部3から出射される擬似太陽光は略500〜600[nm]の波長成分を含まず、誘引光源部4から出射される誘引光は略280〜700[nm]の波長範囲内にピークを有する。擬似太陽光は、植物P1の葉の反射率が所定値以上となる光の成分を含まなければよく、その含まれない成分の波長範囲は略500〜600[nm]に限定されない。誘引光源部4は誘引した害虫B1を捕獲する。本実施形態において、自然光が照射されない時間帯は、日没から日出までの夜間の時間帯とするが、晴天の場合に自然光量が所定値以下となる、日没前の薄暮時の時間帯と日没後の薄明時の時間帯とを含んでいてもよい。
設定部2は、商用電源からの電力を擬似太陽光源部3と誘引光源部4とに分配し供給する配電盤と、この配電盤による給電を開始する時刻と停止する時刻とを設定し、それらの設定された時刻に給電又はその停止を自動的に実行するタイムスイッチとを備える。このタイムスイッチは、給電により擬似太陽光源部3及び誘引光源部4を点灯させ、給電停止によりそれらを消灯させる。そのため、給電開始時刻、給電停止時刻は、それぞれ、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作開始時刻、動作終了時刻に相当する。上記タイムスイッチは、予め記憶した日出又は日没時刻に合わせて入り切りするソーラタイムスイッチにより構成することができる。このソーラタイムスイッチは、ビニルハウスH1内に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる任意の時間帯を動作時間帯として設定してもよいし、日出時刻で終わる任意の時間帯を動作時間帯として設定してもよい。ソーラタイムスイッチは、上記設定に従い、配電盤に対して日没時刻に給電動作を開始させ、その時刻から所定時間経過後の時刻に給電動作を停止させてもよいし、又は日出時刻よりも所定時間前に給電動作を開始させ、日出時刻に給電動作を停止させていてもよい。給電期間(擬似太陽光源部3と誘引光源部4の動作期間)は製造段階で予め設定されていても、又はユーザが任意に設定可能でもよいが、2〜3時間程度が望ましい。日出又は日没時刻情報は製造時に予め入力され格納されていてもよいし、又はソーラタイムスイッチに設けられた操作器を用いてユーザが入力可能であってもよい。入力可能な日出又は日没時刻の情報量は、1日分、1週間分、1カ月分、又は1年分であってもよい。
上記ソーラタイムスイッチは、各地のこよみを予め記憶していてもよい。ソーラタイムスイッチは、上記操作器により現在日時と装置の設置地域とが入力されると、入力された設置地域のこよみを参照し、現在日の日没時刻と次の日の日出時刻とを把握し、それら日没時刻と日出時刻とに応じて給電制御を行ってもよい。ソーラタイムスイッチは、上記の各種入力内容を表示可能な表示器を有していることが望ましい。
擬似太陽光源部3は、全般照明用であり、擬似太陽光がビニルハウスH1内の略全体に届くように設置台数、配置、及び各擬似太陽光源部3の放射光量並びに放射領域が設定されている。擬似太陽光源部3は、例えば、ビニルハウスH1内の天井部分の骨組みから吊り下げられて天井付近に配置され、畝R1と略平行に配列され、適宜、単数又は複数列、設けられる。擬似太陽光源部3は植物P1にその上方から擬似太陽光を照射する。擬似太陽光源部3の放射光量は、例えば略100[lx]以下とするが、これに限定されない。
誘引光源部4は、局部照明用であり、ビニルハウスH1内に複数台、互いに離間して配置されている。誘引光源部4は、例えば、ビニルハウスH1内の土壌の上に、畝R1に沿って設置され、適宜、複数又は単数列、設けられる。誘引光源部4は、土壌付近又は植物P1の側方位置から上方又は側方へ誘引光を発する。誘引光源部4の放射光量は、例えば略100[lx]以下とするが、これに限定されない。擬似太陽光源部3及び誘引光源部4は図示された台数及び配置に限定されない。
図2は、擬似太陽光源部3の構成を示す。擬似太陽光源部3は、直管型の放電灯31と、放電灯31の放電を安定させるための安定器32と、放電灯31及び安定器32を収容する円筒状のカバー33と、カバー33を吊り下げるための吊下部材34とを有する。放電灯31は白色蛍光ランプ又はHIDランプ等により構成され、カバー33は光学フィルタ機能を有する透光性部材により構成されている。擬似太陽光源部3の構成は上記に限定されない。
図3は、カバー33の分光透過率を示す。ここで、カバー33の分光透過率の最高値を100[%]とする。カバー33の透過率は、波長が略500〜600[nm]の光に対して、平均して略5[%]未満であり、四捨五入すると略0[%]となり、また、上記透過率は、略400〜500[nm]の波長範囲内でピークとなる。これにより、カバー33を透過した光、すなわち、擬似太陽光は、略500〜600[nm]の波長成分を殆ど含まず、略400〜500[nm]の波長範囲内にピーク波長を有する。擬似太陽光において、全波長成分中の最大エネルギを100[%]とすると、略500〜600[nm]の波長成分の平均エネルギは略5[%]未満とされ、四捨五入により略0[%]になる。カバー33は、上記の分光透過特性を備えるように、例えば、フタロシアニンブルー、マゼンタ又はミネラルバイオレット等の顔料又は染料がガラス、アクリル樹脂又はポリカーボネイト等の基材に配合されて成る。カバー33の分光透過率は図示の特性に限定されない。
図4(a)(b)は、誘引光源部4の構成を示す。誘引光源部4は、誘引光の光源部41と、誘引光に誘引された害虫B1を捕獲する捕獲部42とにより構成されている。
光源部41は、直管型の放電灯43と、放電灯43の放電を安定させるための安定器44と、それらを支持する支持部材45と、放電灯43、安定器44及び支持部材45を収容する透光性を有した円筒状のカバー46とを備える。
放電灯43は、その放射光が略500〜600[nm]の波長範囲内にピーク波長を有するか、又は放射光の略500〜600[nm]の波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きくなるように分光特性が調整されている。放電灯43は、黄色蛍光ランプ又はナトリウムランプにより構成することができる。放電灯43の替わりとして黄色LEDユニットが設けられていてもよい。
カバー46は、光学フィルタ機能を有していてもよい。この場合、放電灯43とカバー46との組み合わせにより上記放電灯43の分光特性が実現することができ、カバー46は黄色カラーフィルタにより、放電灯43は白色蛍光ランプ又は白色HIDランプにより構成することができる。
捕獲部42は、捕虫用の粘着シート47と、上面が開口し、内側に粘着シート47が設けられた樋状部材48とを備える。粘着シート47はカバー46の光放射面近傍に配置されている。粘着シート47は、誘引光色と略同じ色が望ましい。樋状部材48は、樋状部材48から上方に延びる支持部材48aによりカバー46を支持し、樋状部材48の上方に配置している。また、樋状部材48には脚部48bが取り付けられている。誘引光源部4の構成は上記に限定されない。
図5は、害虫B1の分光相対感度と、植物P1の葉の分光反射率とを示す。害虫B1は、略600〜700[nm]以外の波長範囲の光に対しては十分な感度を有しており、擬似太陽光源部3からの擬似太陽光を十分に感知可能である。また、植物P1の葉は、略500[nm]以下の波長の光、及び略600[nm]以上の波長の光に対しては反射率が略ゼロであり、略500〜600[nm]の波長範囲の光に対しては反射率が略10[%]程度である。
図6は、設定部2による害虫誘引照明処理(以下、照明処理という)の手順を示し、図7(a)(b)は、長日期と短日期における照明処理の具体的なタイムチャート例を示す。まず、製造時に、又はユーザからの操作に基づき、動作時間帯が設定される(S11)。現在時刻が動作開始時刻となった場合(S12でYes)、擬似太陽光源部3が点灯し、擬似太陽光がビニルハウスH1内全体に照射され(S13)、また、誘引光源部4が点灯し、ビニルハウスH1内に誘引光が局部照射される(S14)。動作開始時刻は例えば日出時刻の所定時間前、例えばおよそ2時間前とされるが(図7参照)、日没時刻であってもよい。誘引光は、植物P1の葉にも照射されるが、葉の反射率は10[%]程度であるので、葉よりも誘引光源部4の方がはるかに輝度が高く、そのため、害虫B1は輝度の高い誘引光源部4の方に、より多く誘引される。S13とS14の処理は順番が反対であってもよい。現在時刻が動作開始時刻とならない間は待機状態となる(S12でNo)。
現在時刻が動作終了時刻となるまで(S15でNo)、擬似太陽光及び誘引光の照射は継続される。動作終了時刻は、動作開始時刻が日出時刻の所定時間前であれば、日出時刻とされ(図7参照)、動作開始時刻が日没時刻であれば、日没時刻から所定時間経過後とされる。現在時刻が動作終了時刻となった場合(S15でYes)、処理は終了する。上述の処理は毎日繰り返される。図7に示されるように、動作時間帯は日出前であれば長日期と短日期では長日期の方が早い。
本実施形態においては、夜間の擬似太陽光照射により害虫B1に対して夜間を朝、昼間又は夕方と錯覚させて、夜間に活動を活発化させ、その活発化した害虫B1を誘引光により誘引して植物P1から遠ざけることができる。このため、夜間に害虫B1に対して積極的に防虫することができ、従って、防虫効果の向上を図ることができる。また、擬似太陽光は植物P1に反射される500〜600[nm]の波長範囲の光を含まないので、害虫B1は植物P1を視認し難くなり、従って、植物P1に留まることが減り、その結果、防虫効果がさらに高まる。しかも、誘引光は、害虫B1が感度を有する280〜700[nm]の波長範囲内にピークを有するので、害虫B1に誘引光を確実に感知させることができ、従って、誘引光による誘引を確実に行うことができる。
また、誘引光は、擬似太陽光に含まれない波長範囲の光を含み、その波長範囲の光は植物P1により反射されるが、擬似太陽光の照射領域がビニルハウスH1内の全体であるのに対し、誘引光の照射領域はビニルハウスH1内の一部であるので、たとえその誘引光により害虫B1が植物P1を視認することができたとしても、その植物P1の数は少なくて済む。従って、害虫B1による被害を抑えることができる。
また、誘引光として、略500〜600[nm]の波長範囲内の光、すなわち、植物P1の葉と略同じ又はそれに近い色の光が他の波長の光よりも強く照射されるので、害虫B1は誘引光源部4を葉と勘違いする。このため、誘引光への誘引効果が高まり、従って、防虫効果が高まる。
また、擬似太陽光として、夜間に、略400〜500[nm]の波長範囲内の光、すなわち、害虫B1の感度が高い波長範囲の光が他の波長の光よりも強く照射されるので、夜間に、より多くの害虫B1の活動が活発化する。従って、誘引光に誘引されて植物P1から遠ざかる害虫B1の数を増やすことができ、このため、害虫B1に対する防虫効果がさらに高まる。
また、害虫B1に対する誘引効果が高い紫外線領域の全般照射を少なくすることができるので、ビニルハウスH1外からの害虫B1の侵入を抑えることができる。
また、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作時間帯が、日出時刻で終わる時間帯に設定された場合、日出後から活発に活動し始める害虫B1への防除効果が高くなる。なぜなら、そのような害虫B1の活発な活動時間帯と擬似太陽光の照射時間帯との時間差は、他の時間帯に活動する害虫B1に比べて少なく、従って、擬似太陽光を自然光と勘違いさせ易いからである。
また、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作時間帯が、日没時刻から始まる時間帯に設定された場合、夕方に活動を開始する害虫B1への防除効果が高くなる。その理由は上記と同様である。
次に、上記実施形態の各種変形例に係る照明システムについて説明する。
(第1の変形例)
図8は、第1の変形例に係る照明システム1の構成を示す。本変形例においては、誘引光源部がビニルハウスH1の天井部分の骨組みに吊り下げられている。誘引光源部4は本変形例においても局部照明用である。
図9(a)(b)は、本変形例の誘引光源部4の構成を示す。誘引光源部4の光源部41は、冷陰極ランプ51と、冷陰極ランプ51から出射される光を導く導光板52と、これらを収容し、前面と背面とが開口したケース53と、ケース53の開口を塞ぐ板状の光学フィルタ54と、ケース53を吊り下げるための吊下部材55とを有する。誘引光源部4の捕獲部42は、光学フィルタ54の前面を覆うように配置される捕虫用の透明粘着シート56と、ケース53に取り付けられ、光学フィルタ54又はケース53との間に透明粘着シート56を挟んで固定するクリップ57とを有する。導光板52はケース53の開口を内側から塞ぐように配置されている。冷陰極ランプ51と導光板52とは、これらを1組として、ケース53の前面開口用と背面開口用に1組ずつ設けられている。これらの数は上記に限定されない。
光学フィルタ54は、透過光が略500〜600[nm]の波長範囲内にピーク波長を有するか、又は透過光の略500〜600[nm]の波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きくなるように分光透過率が調整されている。本変形例においても、上記実施形態と同等の効果を得ることができる。
(第2の変形例)
第2の変形例に係る照明システムの構成は、図1に示された実施形態の構成と同等であり、図1を流用して説明する(以下の変形例においても同様)。本変形例の照明システム1は、上記実施形態と比べ、設定部2により設定される擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作時間帯が異なる。設定部2は、ビニルハウスH1内に自然光が照射されない時間帯すべてを動作時間帯として設定する。
図10は、本変形例の設定部2による照明処理手順を示す。設定部2は、照明処理中の動作時間帯設定処理において、日没時刻を動作開始時刻に設定し(S21)、日出時刻を動作終了時刻に設定する(S22)。その後に実行されるS23〜S26の処理は、それぞれ、図6に示した上記実施形態の照明処理におけるS12〜S15の処理と同じ内容である。
図11(a)(b)は、上記照明処理のタイムチャートと、上記照明処理の実行による捕虫効率の時間的変化とを示す。ここで、捕虫効率は、植物P1に集まった害虫B1の数に対する、粘着シート47により捕獲された害虫B1の数の比率を示す。図11(a)に示されるように、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4は日没時刻に点灯し、夜間、点灯し続け、日出時刻に消灯する。
図11(b)に示されるように、捕虫効率は、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が動作中の夜間に高くなり、しかも、終夜、高い値を維持する。なぜなら、昼間に誘引光を照射しても、誘引光は、光量が多い自然光に紛れてしまうのに対し、夜間には自然光量が少ないので、擬似太陽光及び誘引光が有効であるからである。そのため、擬似太陽光により害虫B1を活発化させ、その活発化した害虫B1を誘引光により植物P1から遠ざける効果が高くなり、従って、捕虫効率が高くなる。しかも、捕虫効率を高める擬似太陽光及び誘引光の照射は終夜継続されるので、高い捕虫効率が維持される。
昼間は、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が非動作中であるが、害虫B1が活動して誘引光源部4の粘着シート47により捕獲され得る。そのため、捕虫率は、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が動作する夜間よりも低くはなるが、害虫B1が捕獲される。
図12は、上記照明処理による捕虫性能を計るための実験環境を示す。この実験は、ガラスハウス(以下、ハウスという)6内の空間を遮光幕61で区切り、その区切られた試験区62で行われた。本実験においては、検体害虫をタバココナジラミ(以下、コナジラミという)とし、コナジラミをキュウリに寄生させ、そのキュウリを植えたプランタ63を試験区62の中央付近に設置し、コナジラミの発生源とした。
また、この発生源から真上に40[cm]離れた箇所に擬似太陽光源部3を設置し、終夜点灯させ、擬似太陽光源部3によるプランタ63付近の照度を43.7[lx]とした。また、プランタ63から東に略2[m]離れた箇所に誘引光源部4を設置し、プランタ63から西に略2[m]離れた箇所に捕虫用の黄色粘着板64を設置した。誘引光源部4の粘着シート47(図4参照)は黄色とした。また、ハウス6内の気温上昇を抑制するため、ハウス6内からハウス外へ送風するように試験区62内にファン65を2台設置し、ファン65により常時換気するようにした。
そして、4〜5日経過後、粘着シート47と黄色粘着板64とをそれぞれ回収し、捕獲されたコナジラミの数を数えた。ただし、この実験は、誘引光源部4を午前2時から午前4時台の日出時刻まで2〜3時間程度点灯させる第1条件下と、誘引光源部4を終夜点灯させる第2条件下との2条件下で実施した。第2条件下における実験は本変形例の実施に相当する。
図13は、上記実験の結果を示す。同図に示されるように、黄色粘着板64による捕虫数と比べ、上記の第1条件下の粘着シート47による捕虫数の方が多かったが、その捕虫数よりも、第2条件下(本変形例)の粘着シート47による捕虫数の方が多く、捕虫数は最高であった。
本変形例においては、擬似太陽光及び誘引光の終夜照射により、害虫B1を高効率に植物P1から遠ざけ得る時間帯が最長になり、従って、捕虫効率が高い時間帯が最も長くなる。このため、捕虫数を最大にすることができ、防虫効果をさらに向上することができる。
(第3の変形例)
第3の変形例に係る照明システム1は、上記実施形態と比べ、設定部2により設定される擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作時間帯が異なる。本変形例において、この動作時間帯は、ビニルハウスH1内に自然光が照射されない時間帯のうち、日出時刻で終わる時間帯であり、かつ、朝に活動する害虫B1’の防除に効果的な時間帯である。害虫B1’は、日出後に周囲の明るさが増すと活動を開始し、午前中を越えない一定時間、例えば3〜4時間程度、活発に活動し、その後、活動が低下する害虫である。設定部2は、日出前に擬似太陽光を照射することにより、害虫B1’に擬似太陽光を日出と勘違いさせて通常よりも早い時間帯に活動を開始させ、それにより、害虫B1’の活発な活動時間帯を日出以前にまで早める。そして、設定部2は、その活動時間帯に擬似太陽光源部3及び誘引光源部4に擬似太陽光及び誘引光を照射させ続ける。設定部2は、通常時における害虫B1’の活発な活動時間帯を入力可能に構成されている。この活発な活動時間帯は、害虫B1’の活発度が予め定められた閾値以上である時間帯とする。
図14は、本変形例の設定部2による照明処理手順を示す。設定部2は、日出時刻から、害虫B1’の活動が通常、活発な時間帯が終了するまでの期間を求め(S31)、その求めた期間以上の一定期間を設定し(S32)、日出時刻から、その定めた一定期間前の時刻を動作開始時刻に設定する(S33)。動作終了時刻は日出時刻から1時間程度遅らしてもよい。また、設定部2は、日出時刻を動作終了時刻に設定する(S34)。S34の処理後に実行されるS35〜S38の処理は、それぞれ、図6に示した上記実施形態の照明処理におけるS12〜S15の処理と同じ内容である。
図15(a)〜(c)は、上記照明処理のタイムチャートと、上記照明処理による害虫B1’の活動リズム変化及び捕虫効率の時間変化とを示す。図15(a)に示されるように、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4は、日出前の動作開始時刻に点灯し、日出時刻に消灯する。
ここで、図15(b)に示されるように、害虫B1’は、通常時(擬似太陽光及び誘引光の非照射時)において、日出後に徐々に活動を活発化し、活発な活動状態を一定期間、維持するものとする。また、害虫B1’は、活発な活動状態を維持した後、活発度が徐々に所定の度合いまで低くなり、その後、緩やかに低下するものとする(通常時の活動リズムを破線で示す)。このような害虫B1’は、上記照明処理に従って日出前に擬似太陽光が照射されると、その光照射を日出と勘違いし、そのため、害虫B1’の活動時間帯が早まり、害虫B1’の活動リズムが時間的に早くなる。そして、擬似太陽光及び誘引光の照射時間と、害虫B1’の活動が活発な時間帯とが重なる。
従って、図15(c)に示されるように、捕虫効率は、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が動作中の早朝が一番高くなる。そして、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が非動作中の昼間が次に高くなり、非動作中の夜間が一番低くなる。
本変形例においては、日出前の所定時刻から日出までの擬似太陽光及び誘引光の照射により、害虫B1’の活動時間帯が本来よりも早まり、そのため、擬似太陽光及び誘引光の照射期間と害虫B1’の活動が活発な時間帯が重なるので、高効率な捕虫が可能になる。従って、上記第2の変形例と比べて低い消費電力でもって、第2の変形例に近い捕虫数を得ることができる。
(第4の変形例)
第4の変形例に係る照明システム1は、上記実施形態と比べ、設定部2により設定される擬似太陽光源部3及び誘引光源部4の動作時間帯が異なる。本変形例において、この動作時間帯は、ビニルハウスH1内に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる時間帯であり、かつ、日没前の夕方に活動する害虫B1’’の防除に効果的な時間帯である。害虫B1’’は、昼から夜に向けて温度又は自然光による照度が一定値よりも低くなると活動の活発度が急激に増し、その後、活発に活動し、日没により周囲が暗くなると活発度が低下し、活動が止まる害虫である。設定部2は、日没以後から擬似太陽光を照射することにより、害虫B1’’に日没がまだであると勘違いさせて活動時間帯を延長させ、少なくとも、延長限度の時刻まで擬似太陽光源部3及び誘引光源部4に擬似太陽光及び誘引光を照射させ続ける。設定部2は、通常時における害虫B1’’の活発な活動時間帯の延長限度時刻を入力可能に構成されている。この活発な活動時間帯は、害虫B1’’の活発度が予め定められた閾値以上である時間帯とする。
図16は、本変形例の設定部2による照明処理手順を示す。設定部2は、日没時刻を動作開始時刻に設定し(S41)、入力された上記延長限度時刻以後の時刻を動作終了時刻に設定する(S42)。動作開始時刻は日没時刻から1時間程度早めてもよい。S42の処理後に実行されるS43〜S46の処理は、それぞれ、図6に示した上記実施形態の照明処理におけるS12〜S15の処理と同じ内容である。
図17(a)〜(c)は、上記照明処理のタイムチャートと、上記照明処理による害虫B1’’の活動リズム変化及び捕虫効率の時間変化とを示す。図17(a)に示されるように、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4は、日没時刻に点灯し、日没後の動作終了時刻に消灯する。
ここで、図17(b)に示されるように、害虫B1’’は、通常時(擬似太陽光及び誘引光の非照射時)において、日出から活動を開始し、その後、活動を緩やかに活発化させ、日没の1時間程前に活動が急激に活発になるものとする。また、害虫B1’’は、日没後、活発な活動状態を徐々に低下させ、夜間は活動を停止するものとする(このときの活動リズムを破線で示す)。このような害虫B1’’は、上記照明処理に従って日没時に擬似太陽光が照射されると、未だ日没になっていないと勘違いし、そのため、害虫B1’’の活動時間帯が延長する。そして、擬似太陽光及び誘引光の照射時間と、害虫B1’’の活動が活発な時間帯とが重なる。
従って、図17(c)に示されるように、捕虫効率は、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が動作する日没後の期間が一番高くなる。そして、擬似太陽光源部3及び誘引光源部4が非動作中の昼間が次に高くなり、非動作中の夜間が一番低くなる。
本変形例においては、日没から日没後の所定時刻までの擬似太陽光及び誘引光の照射により、害虫B1’’の活動時間帯が本来よりも延長し、そのため、擬似太陽光及び誘引光の照射期間と害虫B1’’の活動が活発な時間帯が重なるので、高効率な捕虫が可能になる。従って、上記第2の変形例と比べて低い消費電力でもって、第2の変形例に近い捕虫数を得ることができる。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。例えば、圃場はビニルハウスH1内に限定されず、屋外の田畑であってもよい。また、擬似太陽光源部3は、所定の波長を吸収し他は反射する反射板等を有していても構わない。また、光源体31はその放射光の波長成分が擬似太陽光のそれと略同じになるように構成されていてもよい。この場合、光源体31としては青色LED又は青色蛍光ランプ等を用いることができる。また、擬似太陽光源部3から放射される擬似太陽光は、略400〜500[nm]の波長範囲の放射エネルギ総和が他の可視光波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きくなるように設定されていてもよい。
また、誘引光源部4は、ビニルハウスH1周辺に設置することもできる。また、光源部41は、所定の波長範囲の光を吸収し他の波長範囲の光は反射する反射板等を有していても構わない。また、放電灯43は、その放射光が280〜380nmの波長範囲内にピーク波長を有する紫外線となるか、又は放射光の280〜380nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きくなるように分光特性が調整されていてもよい。この場合、放電灯43は、紫外線を放射する蛍光ランプにより構成することができる。放電灯43の代わりに、上記分光特性を有した紫外線LEDを設けてもよい。このような構成によれば、280〜380nmの波長範囲内の光、すなわち、害虫B1が好む紫外線を他の波長の光よりも強く照射することができるので、誘引光への誘引効果が高まり、従って、防虫効果が高まる。
また、光源部41が捕獲部42のみに光を照射するように構成されていてもよい。この場合、例えば、放電灯43を白色蛍光ランプ又は白色HIDランプ等の白色光源とし、捕獲部42は略500〜600[nm]の波長の可視光、又は280〜380[nm]の波長の紫外線のみを反射し放射する。
また、捕獲部42は、電撃格子、略水平に置かれたカバー46の上に配置され水が張られた透明な水盤、又はカバー46の光放射面付近に気流を発生させて害虫B1を吸引する吸引装置等を有していてもよい。
1 害虫誘引照明システム
2 設定部
3 擬似太陽光源部
4 誘引光源部
B1 昼行性害虫(害虫)
H1 ビニルハウス
P1 植物

Claims (20)

  1. 害虫を誘引して植物から遠ざけるための誘引光を圃場に照射する害虫誘引照明方法において、
    圃場に自然光が照射されない時間帯のうちの任意の時間帯を動作時間帯として設定する設定ステップと、
    前記設定ステップにより設定された動作時間帯に、500〜600nmの波長成分を含まない擬似太陽光を圃場全体に照射し、かつ、前記誘引光をその280〜700nmの波長範囲内にピークを持たせて圃場の一部に照射する光照射ステップと、を含むことを特徴とする害虫誘引照明方法。
  2. 前記誘引光が500〜600nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引照明方法。
  3. 前記誘引光の500〜600nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引照明方法。
  4. 前記誘引光が280〜380nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引照明方法。
  5. 前記誘引光の280〜380nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の害虫誘引照明方法。
  6. 前記擬似太陽光が400〜500nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の害虫誘引照明方法。
  7. 前記擬似太陽光の400〜500nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の害虫誘引照明方法。
  8. 前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯すべてを動作時間帯として設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の害虫誘引照明方法。
  9. 前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日出時刻で終わる任意の時間帯を動作時間帯として設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の害虫誘引照明方法。
  10. 前記設定ステップは、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる任意の時間帯を動作時間帯として設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の害虫誘引照明方法。
  11. 圃場に設置され、害虫を誘引して植物から遠ざけるための誘引光を照射する害虫誘引照明システムにおいて、
    圃場に自然光が照射されない時間帯のうちの任意の時間帯を動作時間帯として設定する設定部と、
    前記設定部により設定された動作時間帯に、500〜600nmの波長成分を含まない擬似太陽光を圃場全体に照射する擬似太陽光源部と、
    前記設定部により設定された動作時間帯に、前記誘引光をその280〜700nmの波長範囲内にピークを持たせて圃場の一部に照射する誘引光源部と、を備えることを特徴とする害虫誘引照明システム。
  12. 前記誘引光が500〜600nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項11に記載の害虫誘引照明システム。
  13. 前記誘引光の500〜600nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項11に記載の害虫誘引照明システム。
  14. 前記誘引光が280〜380nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項11に記載の害虫誘引照明システム。
  15. 前記誘引光の280〜380nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項11に記載の害虫誘引照明システム。
  16. 前記擬似太陽光が400〜500nmの波長範囲内にピーク波長を有することを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の害虫誘引照明システム。
  17. 前記擬似太陽光の400〜500nmの波長範囲の放射エネルギ総和が他の波長範囲の放射エネルギ総和よりも大きいことを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれか一項に記載の害虫誘引照明システム。
  18. 前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯すべてを動作時間帯として設定することを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか一項に記載の害虫誘引照明システム。
  19. 前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日出時刻で終わる任意の時間帯を動作時間帯として設定することを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか一項に記載の害虫誘引照明システム。
  20. 前記設定部は、圃場に自然光が照射されない時間帯のうち、日没時刻から始まる任意の時間帯を動作時間帯として設定することを特徴とする請求項11乃至請求項17のいずれか一項に記載の害虫誘引照明システム。
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