JP5502297B2 - Seat pad - Google Patents
Seat pad Download PDFInfo
- Publication number
- JP5502297B2 JP5502297B2 JP2008215572A JP2008215572A JP5502297B2 JP 5502297 B2 JP5502297 B2 JP 5502297B2 JP 2008215572 A JP2008215572 A JP 2008215572A JP 2008215572 A JP2008215572 A JP 2008215572A JP 5502297 B2 JP5502297 B2 JP 5502297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat pad
- seat
- unevenness
- front surface
- concave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
本発明は車両などに用いられるシートパッドに係り、特に座面及び前面の少なくとも一方の表層部が柔軟とされたシートパッドに関する。 The present invention relates to a seat pad used for a vehicle or the like, and more particularly, to a seat pad in which at least one surface layer portion of a seating surface and a front surface is flexible.
車両用シートパッドとして、腿下部におけるパッド表層部を柔らかくし、その下側の部分を比較的剛性の高い素材で構成した異硬度パッドが用いられることがある。特開平9−271423には、スラブフォーム(同号公報では、「ウレタンフォームブロック体より所定の大きさに切り出されたパッド表層部」と記載されている。)をパッド本体の腿下部に嵌め込んで一体化させた車両用シートパッドが記載されている。 As a vehicle seat pad, a different hardness pad in which a pad surface layer portion in a lower thigh is softened and a lower portion thereof is made of a material having relatively high rigidity may be used. In Japanese Patent Laid-Open No. 9-271423, a slab foam (in the same publication, described as “a pad surface layer portion cut out to a predetermined size from a urethane foam block body”) is fitted into the lower thigh of the pad body. The vehicle seat pad integrated with is described.
特開2004−215810には、パッドの座面に空調用空気を吹き出すための穴を複数個設けることが記載されているが、この穴は疎に配置されており、表層部を柔軟とする機能は有していない。
上記特開平9−271423には、パッド本体の腿下部を深くえぐって凹所を形成し、この凹所にスラブフォームを嵌合する構成が示されているが、異種素材を用いるためコスト高となる。 JP-A-9-271423 discloses a structure in which a recess is formed by deeply indenting the lower thigh of the pad body, and a slab foam is fitted in this recess. Become.
表層部を柔軟とするために、座面に穴を設ける場合、この穴がパッドの座面と前面との角縁部付近にも位置していると、この角縁部は凸に湾曲しているところから、織布や皮革などよりなる表皮材を被着したときに、該表皮材に穴形状が浮き出てしまい、美観が損なわれる。 In order to make the surface layer portion flexible, when a hole is provided in the seating surface, if the hole is also located near the corner edge between the seating surface and the front surface of the pad, the corner edge is curved convexly. Therefore, when a skin material made of woven fabric or leather is applied, a hole shape appears on the skin material, and the aesthetic appearance is impaired.
本発明は、上記従来の問題点を解決し、座面及び前面がソフトであり、しかも表皮材を被着したときの美観が良好なシートパッドを提供することを目的とする。 An object of the present invention is to solve the above-mentioned conventional problems, and to provide a seat pad that has a soft bearing surface and front surface and that has a good appearance when a skin material is attached.
請求項1のシートパッドは、樹脂発泡体よりなり、乗員が着座する座面と、乗員の下脚部に対面する前面とを有するシートパッドにおいて、該シートパッドの前記前面となるべき面が略前後方向に延在した姿勢で該シートパッドの前記座面の前端側に連なった形状のシートパッド素体を製造し、その後、該前面となるべき面が縦面となるように該シートパッド素体の前部を下方に折り曲げ、この折り曲げ形状を保つことにより製造されたものであり、該シートパッド素体のうち、該前面となるべき面及び座面にそれぞれの表層部を柔軟とするための凹凸が設けられており、これらの間には、該凹凸が不存在の凹凸不存在領域が形成されており、該シートパッドを製造するに当たり、該シートパッド素体の前部を下方に折り曲げたときに、この凹凸不存在領域が該シートパッドの前記座面と前面とが交わる角縁部に配置されたことを特徴とするものである。
Seat pad according to
請求項2のシートパッドは、請求項1において、前記角縁部は曲率半径が100mm以下の領域であることを特徴とし、請求項3のシートパッドは、請求項1または2において、前記凹凸として、開口面積が40〜1000mm 2 であり、深さが2〜20mmである凹穴が複数個設けられていることを特徴とするものである。
The seat pad according to
請求項4のシートパッドは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記座面の腿下部と前記前面とに前記凹凸が設けられていることを特徴とするものである。 According to a fourth aspect of the present invention, the seat pad according to any one of the first to third aspects is characterized in that the unevenness is provided on the lower thigh and the front surface of the seating surface .
請求項5のシートパッドは、請求項1ないし4のいずれか1項において、前記シートパッド素体の前記凹凸不存在領域の下面側に、前記クッション体の上面側に向かって凹陥した、該シートパッド素体の前部の折り曲げを容易化するための切欠状部が形成されていることを特徴とするものである。
The seat pad according to
請求項6の表皮材付きシートパッドは、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のシートパッドに表皮材を被着してなるものである。
A seat pad with a skin material according to
本発明のシートパッドは、前面及び座面の双方に凹凸を設けているので、乗員が当接したときにこの凹凸部分が圧縮変形し易い。そのため、乗員に感取される接触感がソフトなものとなる。 Seat pad of the present invention, since the irregularities on the bi towards the front and the seating surface, likely this uneven portion is compressed and deformed when the occupant is in contact. Therefore, the feeling of contact sensed by the occupant is soft.
本発明では、この座面と前面との角縁部において、凹凸が不存在の凹凸不存在領域が形成されている。そのため、乗員に感取される接触感がソフトなものとなる。
In the present invention, a concavo-convex absence region in which no concavo-convex exists is formed at the corner edge between the seat surface and the front surface . Therefore, the feeling of contact sensed by the occupant is soft.
なお、この角縁部以外の座面や前面は、略々平面状であるため、凹凸が存在していても表皮材に凹凸は浮き出ない。 Since the seating surface and the front surface other than the corner edge are substantially planar, the unevenness does not appear on the skin material even if the unevenness exists.
本発明のシートパッドは、低硬度の異種素材を乗員当接部に装着するものではなく、全体として一体発泡により製造することができる。 The seat pad of the present invention is not formed by attaching a low-hardness dissimilar material to the occupant contact portion, and can be manufactured by integral foaming as a whole.
請求項2の通り、曲率半径が100mm以下の湾曲した角縁部を凹凸が存在しない領域とすることにより、表皮材に凹凸が浮き出ることが防止される。 According to the second aspect, by setting the curved corner portion having a radius of curvature of 100 mm or less as a region where there is no unevenness, the unevenness is prevented from being raised on the skin material.
請求項3のシートパッドでは、凹穴形成領域に乗員の身体が押し付けられたときに、凹穴同士間の部分が変形し、感触がソフトとなる。 In the seat pad according to the third aspect, when the occupant's body is pressed against the recessed hole forming region, the portion between the recessed holes is deformed, and the touch becomes soft.
請求項4の通り、腿下部及び前面に凹凸を設けることにより、着座したときの腿下部及び前面の感触がソフトとなる。
As described in
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。 Hereinafter, embodiments will be described with reference to the drawings.
第1図は実施の形態に係る車両用シートパッドの平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図はこの車両用シートパッドの素体の断面図、第4図は金型の断面図である。第5図は凹穴付近の平面図、第6図は第5図のVI−VI線に沿う断面図である。 1 is a plan view of a vehicle seat pad according to an embodiment, FIG. 2 is a cross-sectional view taken along the line II-II of FIG. 1, and FIG. 3 is a cross-sectional view of an element body of the vehicle seat pad. FIG. 4 is a sectional view of the mold. FIG. 5 is a plan view of the vicinity of the recessed hole, and FIG. 6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG.
この車両用シートパッド1は、ポリウレタンフォームよりなり、座面前部のドットで示した領域が腿下部2となる。腿下部2と前面3とが交わる部分が角縁部4となっている。このシートパッド1に織布、天然皮革、人工皮革などの表皮材(図示略)を被着することにより、シートパッド製品とされる。
The
車両用シートパッド1の上面には、表皮材を吊り込むための、前後方向の吊込溝5と横幅方向の吊込溝6とがH字形状を呈するように設けられている。
On the upper surface of the
この実施の形態では、このシートパッド1の腿下部2及び前面3(ドットを付した領域)に多数の凹穴7が設けられている。この実施の形態では、円形の凹穴7を各円の中心が正三角形の各頂点に位置するように配列し、凹穴7同士の間を凸条9としている。この凹穴7を多数設けたことにより、腿下部2及び前面3が圧縮変形し易いものとなっている。このため、乗員が着座して大腿が腿下部2に押し付けられたり、乗員の下脚部が前面3に当ったときの感触がソフトとなる。
In this embodiment, a large number of
この実施の形態では、座面と前面とが交わる角縁部4には凹穴7を設けていない。そのため、このパッドに表皮材を被着したときに表皮材に凹穴が浮き出ない。
In this embodiment, the
なお、曲率半径が100mm以下、特に80mm以下、例えば40〜60mmの角縁部4は凸曲の度合いが強いので、この角縁部領域に凹穴7を設けないことにより、表皮材に凹穴が浮き出ることが防止される。
Note that the
シートパッドの前面3とは、この角縁部4よりも下位の縦面をいうものとする。
The
凹穴7を設ける腿下部2の領域後縁とシートパッド前端との距離Sは150〜350mm特に200〜250mm程度が好ましい。
The distance S between the region rear edge of the
凸条9の頂面は、凹穴7及び凸条9を設けた領域の周囲のシートパッド表面と面一状に連続している。
The top surface of the
凹穴7の直径Wは10〜40mm特に15〜30mm程度が好ましい。凹穴7の深さhは2〜40mm特に5〜20mmとりわけ10〜15mm程度が好ましい。隣り合う凹穴7同士の間の最も小さい凸条9の厚さtは2〜20mm特に4〜10mmが好ましい。
The diameter W of the
なお、この実施の形態では、凹穴7の直径は深さ方向において均一であるが、凹穴7の直径が例えば第7図の如く深さ方向において変化する場合、直径や凸条の厚さtは、いずれも深さ方向の中間部での直径、厚さを示すものとする。
In this embodiment, the diameter of the
凸条9の体積率は10〜80%特に40〜60%が好ましい。この凸条の体積率とは、凸条9及び凹穴7を設けた領域の面積(第1図のドットを付した領域)に凹穴7の深さhを乗じて得た体積に対して凸条9の体積が占める比率をいう。この体積率を10〜80%とすることにより、表層部のソフト感が良好となる。また、40〜60%とすることにより、ソフト感が良好になると共に凸条の耐久性が良好となる。
The volume ratio of the
なお、座面のサイド部側ほど凹穴の配置数を減少させ、ソフト感を少なくしてもよい。 In addition, the number of concave holes may be decreased toward the side portion side of the seating surface to reduce the soft feeling.
この実施の形態では、凸条9の頂面が平坦であるので、乗員の大腿部や下脚部が触れたときに、凹穴7や凸条9が人体に感取されにくく、触感が良い。また、凸条9が基端から先端までほぼ均一断面形状であると、圧縮変形時の応力歪曲線の勾配がなだらかとなり、当接感が良好である。
In this embodiment, since the top surface of the
この実施の形態では、第5図のように凸条が3方向に延在しているので、凸条が2方向に延在しているものに比べ、身体が当接したときの異方性が小さい。 In this embodiment, since the ridges extend in three directions as shown in FIG. 5, the anisotropy when the body abuts compared to those in which the ridges extend in two directions. Is small.
このシートパッド1は、第4図に示す金型30を用いて第3図に示すシートパッド素体1Aを製造し、このシートパッド素体1Aの前部を矢印A方向に折り曲げることにより製造されたものである。
The
この金型30は、下型31と上型32とを有しており、下型31のキャビティの底面に凹穴7を形成するための凸部33,34が設けられている。凸部33は前面の凹穴7を形成するためのものであり、凸部34は腿下部2の凹穴7を形成するためのものである。
The
この凸部33,34は、キャビティ底面から単純に上方へ突設されたものであるため、脱型時にシートパッド素体1Aの凹穴7部分が凸部33,34に引っ掛ることがなく、スムーズに脱型することができ、凹穴7部分が損傷することもない。なお、金型30内のシートパッド素体1Aは、製品シートパッド1とは上下逆となっている。
Since the
凸部33,34は下型31と一連一体に設けられたものであってもよく、下型とは別体の凸形状部材を下型31に着脱可能に取り付けたものであってもよい。
The
脱型して得たシートパッド素体1Aの下面には、前部を折り曲げ易くするための切欠状部8が形成されている。この切欠状部8に沿ってシートパッド素体1Aの前部を矢印A方向に折り曲げる。必要に応じ、切欠状部8に接着剤を塗布するか両面テープを貼っておき、折り曲げ合わせ面を接合することにより、折り曲げ形状を保つようにする。
On the lower surface of the
シートパッド1の構成材料としては、コア密度35〜100kg/m3特に40〜80kg/m3、25%ILD硬度15〜45kgf/φ200mm程度のポリウレタンフォームが望ましい。
Examples of the material of the
[別形状の凸条及び凹穴の説明]
第1〜6図の実施の形態において、凸条9はシートパッド素体1Aの表面と垂直な断面が角形であり、凸条9は基端(下端)から先端(上端)に至るまで幅tが均一となっているが、上方ほど幅tが小さくなる台形、半角形、半楕円形又はU字形断面形状であってもよい。また、第7図のように凸条9の基端側や上端側の角縁にR付けしてもよい。このR付けの曲率半径は1〜10mm程度(深さhの半分の長さの径)が好適である。基端側角縁とは凸条9の側面と凹穴7の底面との隅角であり、上端側角縁とは、凸条9の側面と上面との交差角縁である。
[Explanation of ridges and grooves with different shapes]
In the embodiment shown in FIGS. 1 to 6, the
第1〜6図では、凹穴7の平面視形状は円形となっているが、凹穴は、三角形又は正方形であってもよく、長穴例えば長方形、楕円形又は細長い溝形等であってもよく、六角形、八角形等の多角形であってもよい。
1 to 6, the shape of the
第8図は正六角形の凹穴10をハニカム形に配列することにより前面及び腿下部をソフト化したものであり、凹穴10同士の間が凸条11となっている。
FIG. 8 shows an arrangement in which regular hexagonal
凸条11の厚さtは2〜20mm特に4〜10mm、凹穴10の対角線長さLは10〜40mm特に15〜30mmが好ましい。1個の凹穴10の開口面積や凸条11の高さ(凹穴10の深さ)、凸条11の頂面の面積割合の好適な範囲、シートパッドの好適な材料などは第1図〜第6図の実施の形態と同様である。
The thickness t of the
第8図では凹穴は正六角形であるが、正六角形以外の六角形であってもよい。ただし、対向する辺が平行な六角形が好ましく、正六角形が最も好ましい。 In FIG. 8, the concave hole is a regular hexagon, but it may be a hexagon other than a regular hexagon. However, a hexagon whose opposite sides are parallel is preferable, and a regular hexagon is most preferable.
第9図は方形の凹穴12を枡目状に配列し、凹穴12同士の間を凸条13としたものである。凹穴12の深さは2〜40mm特に5〜20mmとりわけ10〜15mm、凸条13の幅(厚さ)は2〜20mm特に4〜10mm、凹穴12の一辺の長さは10〜30mm特に20〜30mm、1個の凹穴12の開口面積は50〜1000mm2特に100〜900mm2とりわけ400〜700mm2であることが好ましい。凸条13の体積率の好適な範囲、シートパッドの好適な材料などは第1図〜第6図の実施の形態と同様である。
FIG. 9 shows a case in which rectangular
なお、本発明では、座面のさらに他の部位にも凹穴を設けてもよい。例えば、骨盤接触部を平坦とし、骨盤をしっかりと支持するようにし、その他の座面については上記のように凹穴を設け、ソフト感に富むものとしてもよい。 In the present invention, a recessed hole may be provided in another part of the seating surface. For example, the pelvis contact portion may be made flat to support the pelvis firmly, and the other seating surface may be provided with a concave hole as described above so as to have a rich soft feeling.
[シートパッド表面に溝を設けることによって表層部をソフト化した実施の形態]
上記実施の形態では凹穴を設けることによりシートパッドの前面及び腿下部の表層部をソフト化しているが、溝を設けて凸部を設けることによりシートパッド表層部をソフト化してもよい。
[Embodiment in which the surface layer is softened by providing grooves on the surface of the seat pad]
In the above-described embodiment, the surface layer portion of the front surface of the seat pad and the lower thigh is softened by providing the concave hole, but the seat pad surface layer portion may be softened by providing the groove and providing the convex portion.
第10図はかかる実施の形態に係るシートパッド前面の斜視図、第11図は第10図のXI−XI線断面図である。 FIG. 10 is a perspective view of the front surface of the seat pad according to this embodiment, and FIG. 11 is a sectional view taken along line XI-XI in FIG.
第10,11図では、シートパッド前面に、直交方向に延在する溝18を設けることにより、多数の凸部19が設けられている。溝18はシートパッド前面と垂直な断面が角形の角形溝であり、凸部19は基端(下端)から先端(上端)に至るまで断面形状が均一な正方形となっている。ただし、凸部19の断面形状は、先端ほど幅が小さくなる形状であってもよい。
In FIGS. 10 and 11, a large number of
凸部19の平均の高さ即ち溝18の平均の深さdは5〜20mm特に10〜15mm、溝18の平均の幅eは5〜20mm特に10〜15mm、凸部19の頂面の一辺の寸法fは5〜20mm特に10〜15mm、頂面の面積は25〜400mm2特に100〜225mm2であることが好ましい。
The average height of the
この凸部19の体積率も10〜80%特に40〜60%程度が好ましい。
The volume ratio of the
なお、凸部の平面視形状は方形に限定されるものではなく、三角形、多角形、円形、楕円形など各種形状としうる。 In addition, the planar view shape of a convex part is not limited to a square, It can be set as various shapes, such as a triangle, a polygon, a circle, and an ellipse.
凸部19を形成するには、凸部形成用の凹部を設けた金型を用いて成形してもよいが、厚み方向に多数の孔が貫通した板状体を下型のキャビティ面に配置しておくのが好ましい。
In order to form the
以下、実施例及び比較例について説明する。便宜上まず、比較例1について説明する。 Hereinafter, examples and comparative examples will be described. For convenience, Comparative Example 1 will be described first.
比較例1
密度64kg/m3、25%硬度24kgf/200mmφのポリウレタンフォームよりなるシートパッドを製作した。前面には凹凸は設けていない。このシートパッド前面の荷重−ストローク曲線を求めた。なお、この測定には、直径200mmの負荷子を用い、この負荷子を速度0.8mm/secで座面に押し付け、反力を計測した。結果を第12図に示す。なお、凹穴及び凸条は存在しないので、凸条の体積率は100%である。
Comparative Example 1
A sheet pad made of polyurethane foam having a density of 64 kg / m 3 and a 25% hardness of 24 kgf / 200 mmφ was manufactured. There are no irregularities on the front. A load-stroke curve on the front surface of the seat pad was determined. In this measurement, a loader having a diameter of 200 mm was used, and this loader was pressed against the seat surface at a speed of 0.8 mm / sec, and the reaction force was measured. The results are shown in FIG. In addition, since a concave hole and a protruding item | line do not exist, the volume ratio of a protruding item | line is 100%.
実施例1
第4図に示すように成形用金型の下型キャビティ面に凸部を設けることにより、比較例1と同一のウレタン原液を用い、第5図に示す円形の凹穴を設けることによりシートパッドの腿下部及び前面をソフト化したシートパッドを製造した。凹穴及び凸条を設けた領域の大きさは、腿下部において350×250mmであり、前面において350×100mmである。凹穴7の直径を12mm、深さを5mm、隣接する凹穴7の中心間の距離を19mmとした。凸条9の体積率は70%である。このシートパッドの腿下部に、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第12図に示す。
Example 1
As shown in FIG. 4, a sheet pad is formed by providing a convex portion on the lower cavity surface of the molding die, using the same urethane stock solution as in Comparative Example 1, and providing a circular concave hole shown in FIG. A seat pad with softened lower and front thighs was manufactured. The size of the region provided with the concave holes and the ridges is 350 × 250 mm at the lower thigh and 350 × 100 mm at the front surface. The diameter of the
実施例2
凹穴7の直径を19mm、深さを5mm、隣接する凹穴7の中心間の距離を26mmとし、凸条9の体積率を50%とした他は実施例1と同様にしてシートパッドを製造した。
Example 2
The seat pad was formed in the same manner as in Example 1 except that the diameter of the
実施例3
凹穴7の直径を24mm、深さを5mm、隣接する凹穴7の中心間の距離を30mmとし、凸条9の体積率を40%とした他は実施例1と同様にしてシートパッドを製造した。
Example 3
The seat pad was formed in the same manner as in Example 1 except that the diameter of the
実施例4
凹穴7の直径を28mm、深さを5mm、隣接する凹穴7の中心間の距離を32mmとし、凸条9の体積率を25%とした他は実施例1と同様にしてシートパッドを製造した。
Example 4
The seat pad was formed in the same manner as in Example 1 except that the diameter of the
これらの実施例2〜4のシートパッドの腿下部に、上記比較例1と同様に負荷子を押し当てて、荷重−ストローク曲線を求めた。結果を第12図に示す。 A loader was pressed against the lower thighs of the seat pads of Examples 2 to 4 in the same manner as in Comparative Example 1 to obtain a load-stroke curve. The results are shown in FIG.
[考察]
第12図の通り、実施例1〜4のシートパッドの前面は、比較例1に比べてソフトである。また、凸条の体積率が小さくなるほどソフトになることも認められる。
[Discussion]
As shown in FIG. 12, the front surfaces of the seat pads of Examples 1 to 4 are softer than those of Comparative Example 1. It is also recognized that the smaller the volume ratio of the ridges, the softer.
各シートパッドの腿下部について50℃、湿度95%の恒温恒湿槽内で22時間50%圧縮後の残留歪を測定し、残留歪と凸条の体積率との関係を第13図に示した。
また、実施例2のシートパッドにおいて、凸条の基端側及び先端側の角縁にR=3.5mmのR付けを施したものについて、同様に残留歪を測定したところ、圧縮残留歪は19.8%から18.8%に低下することが認められた。
Fig. 13 shows the relationship between the residual strain and the volume ratio of the ridges at the lower thigh of each seat pad after measuring the remaining strain after 50% compression for 22 hours in a constant temperature and humidity chamber at 50 ° C and 95% humidity. It was.
Further, in the seat pad of Example 2, the residual strain was measured in the same manner as for the case where R was applied to the corner edge of the base end side and the tip end side of the ridge, and the compression residual strain was A reduction from 19.8% to 18.8% was observed.
1 車両用シートパッド
1A シートパッド素体
2 腿下部
3 前面
4 角縁部
7,10,12 凹穴
8 切欠状部
9,11,13 凸条
30 金型
33,34 凸部
DESCRIPTION OF
Claims (6)
乗員が着座する座面と、乗員の下脚部に対面する前面とを有するシートパッドにおいて、
該シートパッドの前記前面となるべき面が略前後方向に延在した姿勢で該シートパッドの前記座面の前端側に連なった形状のシートパッド素体を製造し、その後、該前面となるべき面が縦面となるように該シートパッド素体の前部を下方に折り曲げ、この折り曲げ形状を保つことにより製造されたものであり、
該シートパッド素体のうち、該前面となるべき面及び座面にそれぞれの表層部を柔軟とするための凹凸が設けられており、これらの間には、該凹凸が不存在の凹凸不存在領域が形成されており、該シートパッドを製造するに当たり、該シートパッド素体の前部を下方に折り曲げたときに、この凹凸不存在領域が該シートパッドの前記座面と前面とが交わる角縁部に配置されたことを特徴とするシートパッド。 Made of resin foam,
In a seat pad having a seat surface on which an occupant is seated and a front surface facing the lower leg of the occupant,
A seat pad body having a shape connected to the front end side of the seating surface of the seat pad is manufactured in a posture in which a surface to be the front surface of the seat pad extends substantially in the front-rear direction, and then the front surface of the seat pad should be the front surface. It is manufactured by bending the front part of the seat pad body downward so that the surface becomes a vertical surface, and maintaining this bent shape,
In the seat pad body, the surface to be the front surface and the seating surface are provided with unevenness to make each surface layer portion flexible, and there is no unevenness between the unevenness. When the front portion of the seat pad body is bent downward in manufacturing the seat pad, the region where the unevenness does not exist is an angle at which the seat surface and the front surface of the seat pad intersect. A seat pad arranged at an edge .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008215572A JP5502297B2 (en) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | Seat pad |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008215572A JP5502297B2 (en) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | Seat pad |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010046409A JP2010046409A (en) | 2010-03-04 |
JP5502297B2 true JP5502297B2 (en) | 2014-05-28 |
Family
ID=42064015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008215572A Expired - Fee Related JP5502297B2 (en) | 2008-08-25 | 2008-08-25 | Seat pad |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5502297B2 (en) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2529057C1 (en) * | 2010-10-01 | 2014-09-27 | Ниссан Мотор Ко., Лтд. | Vehicle seat and method of seat stiffening |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6127481Y2 (en) * | 1980-12-10 | 1986-08-15 | ||
JPS63163654U (en) * | 1987-04-14 | 1988-10-25 | ||
JP3214282B2 (en) * | 1995-03-06 | 2001-10-02 | トヨタ自動車株式会社 | Vehicle seat structure |
JP4221251B2 (en) * | 2003-06-30 | 2009-02-12 | 株式会社タイカ | Body pressure dispersion cushion material |
-
2008
- 2008-08-25 JP JP2008215572A patent/JP5502297B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010046409A (en) | 2010-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4293281B1 (en) | Vehicle seat pad and vehicle seat | |
US10206512B2 (en) | Honeycomb-structured sitting cushion | |
US8162402B2 (en) | Vehicular seats | |
JP2009078142A (en) | Vehicular seat pad and its manufacturing method | |
CN104812565A (en) | Stacked composite component | |
CN107073871B (en) | It is overlapped composite inner decoration component | |
JP6512944B2 (en) | Sheet pad and sheet pad manufacturing apparatus | |
US20170113587A1 (en) | Pad | |
JP5502297B2 (en) | Seat pad | |
JP5326428B2 (en) | Vehicle seat | |
EP3305585A1 (en) | Seat pad | |
JP2003326598A (en) | Skin material having concavo-convex pattern and method for manufacturing the same | |
JP2010184085A (en) | Seat pad for vehicle | |
JP6161648B2 (en) | Stacked composite interior parts | |
JP5020548B2 (en) | Seat seat structure | |
JP5369541B2 (en) | Seat pad, manufacturing method thereof and mold | |
JP6211267B2 (en) | Vehicle seat pad | |
JP2010047228A (en) | Seat pad for vehicle driver's seat | |
JP2010046408A (en) | Vehicle seat pad | |
JP6484110B2 (en) | Foam molded body manufacturing apparatus and foam molded body manufacturing method | |
JP2003339504A (en) | Pillow | |
JP2011078451A (en) | Seat pad for vehicle | |
JP2014039616A (en) | Cushioning material | |
JP6179259B2 (en) | Profile processing equipment | |
JP5848500B2 (en) | Seat pad and manufacturing method thereof |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110801 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130319 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130513 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130906 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20131009 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5502297 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |