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JP5578055B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ワイヤハーネスに取り付けて車体パネルの貫通穴に装着するグロメットに関し、特に、貫通穴を通してエンジンルーム等の室外から室内へ伝わる騒音を低減するものである。
従来、この種のグロメットで特に遮音性能を高めたグロメットとして、本出願人は図11(A)(B)に示す特開2002−10451号公報に記載のグロメットを提供している。
該グロメット100はワイヤハーネスに密着させる小径な内筒101と、該内筒101に遮音用の空気層102をあけて囲むと共に先端側を厚肉として外周面に車体係止用の凹部103を設けた大径の外筒104を備えている。前記内筒101と外筒104の他端側の開口106は粘着テープ110を外筒104の外周面に巻き付けて閉鎖し、遮音用の空気層102を密閉して遮音性能を高めている。
特開2002−10451号公報
前記したグロメット100では、外筒104の端部の外周に粘着テープ110をきつく巻き付け内筒101との間の開口106を閉鎖しているが、図12に示すように、外筒104には厚さがあり、外筒104の内径と内筒101の外径とが相違するため、粘着テープ110を巻き付けても開口106を完全に閉鎖することはできず、隙間Gが発生する。隙間Gが無い密閉空間にすると遮音性能は向上するが、隙間Gが生じると遮音性能はかなり低下する。また、外筒104の外周に粘着テープ110を巻き付ける際にグロメット100がEPDM等の弾性材からなるため撓んで巻き付けにくく作業性が悪いと共に、作業者によってテープの巻き強さにバラツキが生じやすい問題もある。
このように、開口106を粘着テープ110の巻き付けで閉鎖することは困難であるため、該開口106の断面積を大きくすることはできない。開口106は遮音用の空気層102を形成するための型抜き穴からなる。よって、型抜き穴からなる開口106を大きくできないことは、断面積が大きな遮音用の空気層102を形成できないことになり、遮音性向上に対する規制となっている。
本発明は前記問題を解消せんとするもので、内筒と外筒との間に形成される開口の断面積が大きい場合にも、該開口を完全に閉鎖できるようにして、内筒と外筒との間の空気層を完全な密閉空間として遮音性能を向上でき、かつ、密閉空間自体を大きくして遮音性能を向上できるグロメットを提供することを課題としている。
前記課題を解消するため、第1の発明として、ワイヤハーネスを密着して挿通する内筒と、該内筒の一端を外向きに折り返して内筒の外周に被せて遮音用の空気層を形成する外筒と、該外筒の一端側を厚肉として車体係止凹部を環状に設けた弾性材からなるグロメットにおいて、
前記外筒と内筒の他端の間に形成される開口から別部材の環状の充填材を充填し、該充填材は外周部分を軸線方向で厚肉とすると共に内周部分を軸線方向で薄肉とし、または、外周部分と内周部分は軸線方向で厚肉にすると共に中間層は軸線方向で薄肉としており、 前記充填材で前記開口を閉鎖し、該充填材の配置位置に当たる前記外筒の外周面に粘着テープを巻き付けて前記外筒が充填材を介して内筒に隙間なく密着固定し、前記遮音用の空気層を密閉空間としていることを特徴とするグロメットを提供している。
また、第2の発明として、ワイヤハーネスを密着して挿通する内筒と、該内筒の一端を外向きに折り返して内筒の外周に被せて遮音用の空気層を形成する外筒と、該外筒の一端側を厚肉として車体係止凹部を環状に設けた弾性材からなるグロメットにおいて、
前記外筒と内筒の他端の間に形成される開口から別部材の環状の充填材を充填し、該充填材は環状の内周面から外周面にかけて径方向全長に延在する1本のスリットを軸線方向の全長に有する形状とし、該スリットを挟む分割端縁に互いに重なり合う嵌合部を設けており、
前記充填材の嵌合部を重ねて前記開口を閉鎖し、該充填材の配置位置に当たる前記外筒の外周面に粘着テープを巻き付けて前記外筒が充填材を介して内筒に隙間なく密着固定し、前記遮音用の空気層を密閉空間としていることを特徴とするグロメットを提供している。
前記環状とした充填材はゴム、エラストマーまたは樹脂製とし、その内周面を内筒の外周面に密着させ、外周面を外筒の内周面に密着させるものとしている。
前記充填材を内筒と外筒との間に形成される開口から挿入して、該開口を充填材で閉鎖し、かつ、該充填材で外筒を支持することにより、外筒の外周面に粘着テープを作業性よくしっかりと巻き付けることができる。よって、内外筒の間に形成される遮音用の空間を充填材の充填と粘着テープの巻き付けとで開口を隙間なく閉鎖することができ、遮音性能を高めることができる。
また、充填材の径方向寸法を開口の断面積に合わせて設けるため、開口の断面積が大きい場合にも遮音用の空間を密閉できる。よって、遮音用の空間の断面積を大として遮音性能をさらに高めることができる。また、開口の断面積を小さくする必要がないため、グロメット成形時における型抜き作業性を高めることもできる。
前記第1の発明では、前記充填材は外周部分を軸線方向で厚肉とすると共に内周部分を薄肉としている。このように充填材の外周部分を厚肉とすると外筒をしっかりと支持できる。また、内周部分を薄肉とすると撓みやすくなり、ワイヤハーネスの外径の変化に充填材の内周を追従させて撓ませることができる。あるいは、外周部分と内周部分は軸線方向で厚肉にすると共に中間層に薄肉部を設けてもよい。
前記第2の発明では、前記充填材は径方向全長に延在する1本のスリットを有する形状とし、該スリットを挟む分割端縁に互いに重なり合う嵌合部を設けている。
前記スリットを設けると充填材を拡げて内筒に横方向(内筒の軸線直角方向)から外嵌して取り付けることができる。よって、グロメットにワイヤハーネスを挿通した状態で環状の充填材を取り付ける場合に作業性がよくなる。
さらに、前記のように、スリットを挟む一方分割端と他方分割端とは互いに嵌合してスリットの隙間が無くなる構成としている。
具体的には一方分割端に凹部を設け、他方分割端に凹部に内嵌する凸部を設け、さらに、一方分割端と他方分割端を互いに重ね合わせるようにしてもよい。
前記のように、本発明のグロメットは、内筒の一端から外向きに折り返して外筒を設け、該内外筒の間に遮音用の空間を設け、該内外筒の他端の間に形成される開口を閉鎖して遮音空間を密閉空間とするため、該開口に環状の充填材を挿入して開口を閉鎖し、該充填材で外筒を支持して、外筒の外周面に粘着テープをしっかりと強く巻き付けることができるようにしている。このように、内外筒の間に形成する遮音用の空間の開口を、充填材の挿入と粘着テープの巻き付けとで隙間なく閉鎖でき、遮音用の空間を密閉空間とすることができる。
本発明の参考実施形態のグロメットを示し、(A)は断面図、(B)は充填材の斜視図である。 (A)(B)(C)グロメットに密閉された遮音用の空気層を形成する工程を示す断面図である。 グロメットを車体パネルの貫通穴に取り付けた状態の断面図である。 空気層による遮音効果の測定結果を示すグラフである。 本発明の実施形態の充填材を示し、(A)は側面図、(B)は(A)のA−A線断面図である。 (A)(B)(C)は前記実施形態の充填材の作用説明図である。 前記充填材の変形例を示し、(A)は側面図、(B)は(A)のBーB線断面図である。 本発明の他の実施形態の充材を示し、(A)は側面図、(B)は正面図である。 図8(A)の各部断面図であり、(A)はC−C線断面図、(B)はD−D線断面図、(C)はE−E線断面図である。 前記充填材のスリットを閉じた状態の側面図である。 (A)(B)は従来例の断面図である。 従来例の問題点を示す図面である。
以下、本発明の実施形態のグロメットを図面を参照して説明する。
図1乃至図3に参考実施形態のグロメットを示す。
グロメット1はゴムあるいはエラストマーからなる成形体であり、本参考実施形態ではEPDMからなるエラストマーで成形している。
グロメット1は、ワイヤハーネスに密着させる小径な内筒2と、内筒2の一端側から外向きに折り返して設ける外筒3を備え、内筒2と外筒3の間に遮音用の空気層4をあけている。内筒2と外筒3とは前記一端側の折り返し部をU形状に屈曲させて薄肉の伸縮連結部5とし、該伸縮連結部5で空気層4の一端を閉鎖しているが、他端側は成形時に型抜きが必要なため開口6となる。該開口6側では内筒2を外筒3より外方へ突出させている。
前記伸縮連結部5と連結する外筒3の一端側は厚肉とし、外周面に環状の車体係止用の凹部7を設けている。
前記内筒2と外筒3の他端の間に形成される開口6に、別体の円環形状の充填材10を挿入し、開口6に隣接する内外筒2、3の他端側に充填している。
このリング状栓体からなる充填材10はゴム、エラストマー、樹脂のいずれでも良いが、本実施形態では充填材10にスリットを設けていないため、伸縮性を有する発泡ゴム製としている。
充填材10の内径は内筒2の外径と同等とし、充填材10の外径は外筒3の内径と同等とし、充填材10を空気層4に充填した状態で内外筒2、3の間に密に介在する設定とし、開口6を閉鎖すると共に外筒3をしっかりと支持するものとしている。
内筒2は拡径治具(図示せず)で拡げながらワイヤハーネスW/Hを挿通するため、成形時の内筒2の外径とワイヤハーネス挿通状態の内筒2の外径とは相違する。本参考実施形態では、充填材10を前記のように発泡ゴムで成形し、成形時の内筒2の外径と充填材10の内径を同等とし、内筒2の拡径に充填材10を追従して拡径できるものとしている。
よって、ワイヤハーネスを内筒2に挿通する前に充填材10を内外筒2、3の間に充填しておくことはできるが、図2の取付工程に示すように、ワイヤハーネスW/Hを内筒2に通した後に、充填材10を拡径しながら、内筒2と外筒3の間に充填している。
即ち、図2(A)に示すように、まず、ワイヤハーネスW/Hを内筒2に通す。挿通後に突出した内筒2の先端とワイヤハーネスW/Hとに粘着テープ13を巻き付けて、ワイヤハーネスの所定位置にグロメット1を固着する。
ついで、図2(B)に示すように、充填材10を開口6から内筒2の外周面にはめ込む。其のとき、外筒3を捲っておく。
前記充填材10を内外筒2、3の間に充填した状態で、図2(C)に示すように、該充填材10の充填位置の外筒3の外周面に粘着テープ12を強く巻き付けていき、充填材10を内外筒2、3の間に固着する。
粘着テープ12を巻き付ける時、外筒3と内筒2との間が空隙ではなく、充填材10が充填されているため、外筒3がしっかりと支持される。よって、粘着テープ12を強く巻き付けていくことができ、内筒2の外周面と充填材10の内周面の間、充填材10の外周面と外筒3の内周面の間に隙間が発生しない状態とすることができる。
これにより、前記のように、内外筒2、3の間に形成される開口6が充填材10と粘着テープ12の巻き付けで完全に閉鎖しているため、遮音用の空気層4は密閉空間とすることができる。
図3に示すように、前記グロメット1を取り付けたワイヤハーネスW/Hを自動車に配索し、エンジンルーム(X)と車室(Y)とを仕切る車体パネルPに設けた貫通穴Hに装着し、遮音用の空気層4をエンジンルーム(X)側に配置する。なお、車室(Y)側に配置してもよい。
エンジンルーム(X)の騒音はグロメット1の外筒3から遮音用の空気層4、伸縮連結部5を経て車室(Y)へと伝わることになる。
空気層4を密閉空間としていることで、空気層4内での音の減衰率を高めることができ、伸縮連結部5を経て車室(Y)へ伝わる騒音を大幅に低減できる。
また、内外層2、3の開口6を別体の充填材10で閉鎖するため、開口6を大きくして、遮音用の空気層4の断面積を大とすることができる。空気層4の断面積を大とすると、下記の実験結果から明らかなように、遮音効果をあげることができる。その結果、車室内への騒音の伝達を低減でき、車室内を静寂に保持することができる。
参考実施例」
実施例1は厚さ2mmのEPDMからなる内外壁材で厚さ2mmの空気層を密閉した。
実施例2は 〃 4 〃
実施例3は 〃 6 〃
比較例1は空気層を設けず、厚さ4mmのEPDMからなる遮音材とした。
前記実施例1〜3、比較例1の遮音評価を図4に示す。
図4に示すように、空気層を設けず厚さ4mmとした比較例1は両側壁の厚さを2mmとして空気層を介在させた実施例1〜3より遮音効果が低かった。また、実施例1〜3では空気層の厚さを大きくした方が遮音効果が高く、空気層が6mmとした実施例3の遮音効果が最も高かった。
前記測定結果から、内筒2と外筒3とで囲まれる前記空気層4の断面幅は、前記内筒2の肉厚と外筒3の肉厚の合計肉厚の1/2以上、好ましくは1以上とすることが好ましい。空気層4を大きくすれば遮音効果を高めることができ、上限は限定されないが、大きくなるとグロメット1が大型化し、外部干渉材と接触する恐れが大きくなるため、上限は5倍程度が好ましい。
図5および図6に実施形態を示す。
実施形態は前記参考実施形態の充填材10の形状を単純な円環状体とせず、充填材10は外周部分10aを軸線方向で厚肉とすると共に内周部分10bを軸線方向で薄肉としている。他の構成及び作用効果は図1〜図3に示す参考実施形態と同一であるため、説明を省略する。
このように充填材10の外周部分10aを厚肉とすると外筒3をしっかりと支持できる。
また、内周部分10bを薄肉として撓みやすくしているため、図6(A)(B)(C)に示すように、ワイヤハーネスW/Hの径の変化に充填材10を対応させることができる。図6(C)に示すようにワイヤハーネスW/Hの外径が大きく、内筒2が追従して拡大すると、充填材10の内周部分10bが追従して撓んで内筒2に密着する。図6(B)に示すように、ワイヤハーネスW/Hが中径であると充填材10の内周部分10bは圧縮して内筒2に密着する。図6(A)に示すように、ワイヤハーネスW/Hが小径であると、内周部分10bは縮まない状態で、その内周面が内筒2の外周面に密着する。
図7(A)(B)に前記実施形態の充填材の変形例を示す。
変形例では、充填材10の外周部分10aを前記実施形態と同様に厚肉としている。一方、内周部分10bも厚肉とし、かつ、内外周部分に挟まれた中間部分は周方向に間隔をあけて薄肉部10cを設けている。
該構成とすると、内外筒2、3との密着性を保持できると共に、径方向の追従性も保持できる。他の構成は前記参考実施形態と同様であるため同一符号を付して説明を省略する。
図8乃至図10に本発明の他の実施形態を示す。
該実施形態では、円環形状の充填材10に内周面から外周面にかけて径方向全長に延在する1本のスリット20を軸線方向全長に設けている。スリット20を設けると充填材10を周方向に開くことができ、内筒2の外周面に対して軸直角方向の横方向から外嵌することができる。
よって、グロメット1の内筒2にワイヤハーネスW/Hを通した後に外筒3を捲って充填材10を内筒2の外周面に取り付けている。
充填材10は、内筒2にワイヤハーネスW/Hを通し、内筒2が拡径した後に取り付けるため、内筒2の拡径に追従させて伸びる必要はないため、樹脂成形品とすることができ、また、比較的固いゴムまたはエラストマーで成形することができる。本実施形態では内外筒2、3との密着性を考慮して高硬度のエラストマーで形成している。
また、グロメット1に充填材10を取り付けた状態でスリット20が開いたままであると、スリット20が隙間となり、遮音用の空気層は完全密閉状態とならない。
よって、図10に示すように、充填材10はスリット20を開いてグロメット1に取り付けた後は、スリット20が閉じて隙間が生じないようにしている。
詳細には、充填材10は、基本的に前記図5および図6に示す実施形態と同様に、外周部分10aは軸線方向で厚肉とし、内周部分10bは薄肉とし、外周部分10aの厚さ方向の中央部から内周部分10bを突出している。
スリット20を挟む一方分割端10eの全長に、厚肉の外周部分10aの中央から内周部分10bの突出部に連続した嵌合凸部10hを突設している。スリット20を挟む他方分割端10iには厚肉の外周部分10aに前記嵌合凸部10hを差し込む嵌合凹部10kを設け、かつ、内周部分10bの薄肉部分は屈曲部10jとし、嵌合凸部10hの外面に重なるようにしている。
充填材10のスリット20を挟む両側の分割端を前記形状としておくことで、スリット20を開いてグロメット1の内筒2の外周に取り付けた後、充填材10が元に戻る際に、図10に示すように、嵌合凸部10hが嵌合凹部10kに差し込まれると共に屈曲部10jと重なるようにし、スリット20を確実に塞ぐものとしている。
他の構成は前記参考実施形態と同様であり、作用効果も同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
1 グロメット
2 内筒
3 外筒
4 遮音用の空気層
5 伸縮連結部
6 開口
10 充填材
12 粘着テープ
20 スリット

Claims (3)

  1. ワイヤハーネスを密着して挿通する内筒と、該内筒の一端を外向きに折り返して内筒の外周に被せて遮音用の空気層を形成する外筒と、該外筒の一端側を厚肉として車体係止凹部を環状に設けた弾性材からなるグロメットにおいて、
    前記外筒と内筒の他端の間に形成される開口から別部材の環状の充填材を充填し、該充填材は外周部分を軸線方向で厚肉とすると共に内周部分を軸線方向で薄肉とし、または、外周部分と内周部分は軸線方向で厚肉にすると共に中間層は軸線方向で薄肉としており、
    前記充填材で前記開口を閉鎖し、該充填材の配置位置に当たる前記外筒の外周面に粘着テープを巻き付けて前記外筒が充填材を介して内筒に隙間なく密着固定し、前記遮音用の空気層を密閉空間としていることを特徴とするグロメット。
  2. ワイヤハーネスを密着して挿通する内筒と、該内筒の一端を外向きに折り返して内筒の外周に被せて遮音用の空気層を形成する外筒と、該外筒の一端側を厚肉として車体係止凹部を環状に設けた弾性材からなるグロメットにおいて、
    前記外筒と内筒の他端の間に形成される開口から別部材の環状の充填材を充填し、該充填材は環状の内周面から外周面にかけて径方向全長に延在する1本のスリットを軸線方向の全長に有する形状とし、該スリットを挟む分割端縁に互いに重なり合う嵌合部を設けており、
    前記充填材の嵌合部を重ねて前記開口を閉鎖し、該充填材の配置位置に当たる前記外筒の外周面に粘着テープを巻き付けて前記外筒が充填材を介して内筒に隙間なく密着固定し、前記遮音用の空気層を密閉空間としていることを特徴とするグロメット。
  3. 前記充填材はゴム、エラストマーまたは樹脂製としている請求項1または請求項2に記載のグロメット。
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