JP5217896B2 - ストレージシステム、ストレージ装置、ホスト装置 - Google Patents
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Description
ホスト101と、ホスト101に接続される2本のパスを有するストレージ装置102とからなる。
(A)通常状態では、データは、ホスト101から2本のパスを使用してストレージ装置102に転送可能である。
(B)前半部(CM0)のファームウェアの交換中は、CM1側のパスのみを使用してホスト101とストレージ装置102間でデータが転送される。
(C)後半部(CM1)のファームウェアの交換中は、既にファームウェアの交換完了したCM0側のパスを使用してホスト101とストレージ装置102間でデータ転送する。
(D)後半部のファームウェアの交換が完了したら、データは2本のパスを使用して転送可能となる。
(1)ストレージ装置とホスト間で接続された全てのケーブルが、前半部のCM0に接続されている。
(2)ストレージ装置とホスト間で接続された全てのケーブルが、後半部のCM1に接続されている。
この構成により、ホスト装置は、ストレージ装置からのファームウェア交換可否情報に基
き、ファームウェア交換を考慮したマルチパスの構築が可能となる。
図2に実施例のストレージシステムの構成図を示す。
ストレージシステム1は、例えば2台のホスト11、ホスト61とストレージ装置2とを有する。また、ホスト11、ホスト61は、それぞれストレージ装置2との間にパスを2つ有する。
ホスト61は、制御部63、I/O制御部64、ポート65、ポート66を有する。
ホスト11またはホスト61は、ストレージ装置2との接続に関してマルチパス制御を行う。マルチパス制御とは、ホスト11またはホスト61に、単数または複数のストレージ装置2を、複数のパスでそれぞれ接続することを指す。通常は、ホスト11またはホスト61はストレージ装置2に接続されたメインパスを介してストレージ装置2にアクセスし、メインパスに障害が検出された際には、ストレージ装置2に接続されたサブパスを介してアクセスする。このようなマルチパス制御によれば、ストレージ装置2の一つのパスに障害が発生した場合でも、ホスト11またはホスト61は、ストレージ装置2に接続された他のパスを介して同一のストレージ装置2にアクセスできるので、パスの障害に対するシステムの耐障害性を高めることができる。
一方、ホスト61とストレージ装置2とのメインパスは、ポート66、CA31、CM32の接続ルートである。また、サブパスは、ポート65、CA21、CM22の接続ルートである。このパスの組合せがデフォルトである。
制御部13は、ホスト11の全体制御を行う。制御部63は、ホスト61の全体制御を行う。そのため、制御部13は、ホスト11の起動処理およびホスト11による業務処理の制御を行う。また、制御部63は、ホスト61の起動処理およびホスト61による業務処理の制御を行う。
制御部13、制御部63は、動作を制御するためのプロセッサを有する。
I/O制御部14の説明を行う。
I/O制御部14は、コマンド制御部81、接続制御部82、エラー表示部83、パス構成テーブル84、パス情報生成部85を有する。I/O制御部64もI/O制御部14と同様の構成を有する。
問合せコマンドは、パスに接続されているCM22またはCM32を識別するためのCM番号、CM22またはCM32の各ファームウェアの交換順序番号等についての問い合わせをストレージ装置2に対して行うコマンドである。
問合せコマンドに対するストレージ装置2からの応答情報には、CA−WWN情報、CM番号、交換順序番号が含まれる。
CA−WWN情報とは、CA21のポート51またはポート52のWWN情報またはCA31のポート53またはポート54のWWN情報を示す。
CM番号とは、CMの識別番号である。
交換順序番号とは、コントローラ・ファームウェア・ローディング(以降CFL)を実施するCMの順序を示す。CFLとは、CM22またはCM32に搭載されている各ファームウェアを交換することをいう。CFLは、前半部と後半部の2回に分けて実施される。例えば、CFLの前半部における交換対象となっているのがCM22の場合には、例えば交換順序番号を「1」とする。CFLの後半部における交換対象となっているのが、CM32の場合には、交換順序番号を「2」とする。また、交換順序番号は、ストレージ装置2に2枚を超える複数のCMがある場合には、CMを所定のグループに分割し、分割したグループ単位にファームウェア交換を行う順序を示す。
接続制御部82は、冗長性チェック部92、故障処理部93を有する。
冗長性チェック部92は、ストレージ装置2とホスト11間のパスの冗長性をチェックするため、問合せコマンドを発行する。 そして、冗長性チェック部92は、ストレージ装置2からの応答情報をもとにパスの冗長性をチェックする。
また、冗長性チェック部92は、冗長性のチェックのために、ストレージ装置2からの応答情報に含まれるパス単位のCM番号と交換順序番号とを基に、パス構成テーブル84を作成する。全パスについてパス構成テーブル84の生成が終了すると、冗長性チェック部92は、交換順序番号が同一か否かをチェックする。冗長性チェック部92は、ストレージ装置2からの応答情報に含まれる交換順序番号が同一の場合には、パスに冗長性がないとして、エラー表示部83に警告のためのエラーメッセージを通知する。また、パス故障のため、冗長性がない場合には、冗長性チェック部92は、エラー表示部83に警告のためのエラーメッセージを通知する。そして、冗長性チェック部92は、ストレージ装置2への異常の状態通知コマンドの発行をコマンド制御部81に依頼する。
また、冗長性チェック部92は、ストレージ装置2からの応答情報に含まれる交換順序番号が異なる場合は、パスに冗長性があるものとして、パス情報生成部85にマルチパスの構築を依頼する。そして、冗長性チェック部92は、コマンド制御部81にストレージ装置2への正常の状態通知コマンドの発行を依頼する。
また故障処理部93は、例えばストレージ装置2への問合せコマンドの送信に対してストレージ装置2から正常の応答情報を受信しない場合、ストレージ装置2が故障と判断する。故障とは、例えばディスク71〜73の故障である。
また、故障処理部93は、例えば、パス故障後に、ストレージ装置2への問合せコマンドの送信に対して正常応答を受信した場合は、パス故障の回復と判断する。パス故障の回復は、保守者による故障部品の交換により行われる。
故障処理部93は、故障と判断すると警告のためのエラーメッセージをエラー表示部83に通知する。また、故障の回復と判断すると、回復のメッセージをエラー表示部83に通知する。
パス構成テーブル84は、パス単位の接続構成を示す。パス情報生成部85は、ストレージ装置2からの応答情報をもとに制御部13とストレージ装置2のCM22またはCM32とディスク71〜73との間のパス情報を生成する。制御部13は、この生成されたパス情報をもとに、ディスク71〜73とのデータのリード/ライトを制御する。
ホスト11のパス構成テーブル84について説明を行う。
パス構成テーブル84は、 パス番号、ホスト−WWN、CM番号、交換順序番号を格納する。図4(A)は、正常の場合のパス構成テーブル84である。
パス番号1は、ホストWWN:WWN−A、CM番号は、CM22、交換順序番号は、「1」である。
パス番号2は、ホストWWN:WWN−B、CM番号は、CM32、交換順序番号は、「2」である。
図4(B)は、誤接続の場合のパス構成テーブル84である。
パス番号1は、ホストWWN:WWN−A、CM番号は、CM22、交換順序番号は、「1」である。
パス番号2は、ホストWWN:WWN−B、CM番号は、CM22、交換順序番号は、「1」である。
図4(A)と図4(B)とは、パス番号2のCM番号と交換順序番号とが異なる。
誤接続のホスト11とストレージ装置2間の接続構成例について説明する。図5の場合のパス構成テーブル84は、図4(B)に示す。
ホスト11は、通信制御用のポート15とポート16を有する。
ポート15は、CA21のポート51を経由してCM22に接続されている。このパスは、パス番号1のパスである。
ポート16は、 CA21のポート52を経由してCM22に接続されている。このパスは、パス番号2のパスである。
すなわち、パス番号1のパス、パス番号2のパスが同一のCM22に接続されている。この場合には、CM22でCFLを実施すると、ホスト11からのデータをストレージ装置2は、受信できなくなるため、業務が停止する。そのため、ホスト11は、エラー表示をして保守者に通知する。そして、ホスト11は、保守者に接続ケーブルの接続のやり直しを指示する。
図2の説明に戻る。
CA21は、ホスト11、ホスト61と接続され、ホスト11、ホスト61とストレージ装置2間の通信を制御する。また、CA21は、CM22と接続される。また、CA21は、ホスト11またはホスト61と接続するための通信制御用のポート51、ポート52を有する。ポート51、ポート52は、コマンドの受信、応答情報の送信処理等を行なう。また、各ポート51、ポート52は、CA−WWNを有する。
CA31は、ホスト11、ホスト61と接続され、ホスト11、ホスト61とストレージ装置2間の通信を制御する。また、CA31は、CM32と接続される。また、CA31は、ホスト11またはホスト61と接続するための通信制御用のポート53、ポート54を有する。ポート53、ポート54は、コマンドの受信、応答情報の送信処理等を行なう。また、各ポート53、ポート54は、CA−WWNを有する。
ディスク71〜ディスク73は、データを格納する装置である。
CM22は、応答情報生成部23、CFL制御部24、リード/ライト制御部(以降R/W制御部)25、MPU26を有する。
CM32は、応答情報生成部33、CFL制御部34、R/W制御部35、MPU36を有する。
CFL制御部24、CFL制御部34は、改版のためにファームウェアの交換処理を行なう。CFLは、まず前半部のCM22の処理を行う。次に、CFLは、後半部のCM32の処理を行う。このため、ファームウェア交換処理の実施可否を判断するための管理テーブル91(図6参照)を有する。管理テーブル91には、ホスト11または、ホスト61からの状態通知コマンドによるパスの正常異常状態が格納されている。
管理テーブル91は、ホストID、ホスト−WWN、状態情報を有する。
ホストIDは、ホスト11またはホスト61の識別番号、ホスト−WWNは、ポート15,16、ポート65,66の識別番号を示す。
状態情報の「正常」は、パスが正常、状態情報の「異常」は、パスが異常を示す。
図6の管理テーブル91は、パスが全て正常の例を示す。全パスが正常とはファームウェア交換が可能な状態である。ここでCFLは常に冗長構成のうち片系を保証した状態で行われる。例えば、CM22のファームウェアの改版中は、CM32は通常状態とする。CM32のファームウェアの改版中は、CM22は通常状態とする。通常状態とは、ホスト11またはホスト61との間で通信可能の状態をいう。
R/W制御部25、R/W制御部35は、ディスク制御モジュール41、ディスク制御モジュール42を介して、ディスク71〜73とホスト11またはホスト61からのデータ等のリードまたはライト制御を行う。
MPU26は、CM22の全体制御を行う。MPU36は、CM32の全体制御を行う。
ストレージ装置2におけるファームウェアの交換は、ホスト11またはホスト61のI/O制御を停止させることなくファームウェアの改版を行う機能が要求される。ストレージ装置2におけるCFLでは、ストレージ装置2内の冗長構成を活かし、ディスク71〜73へのパスを閉塞させることなく、ファームウェアの改版を制御している。
このため、具体的には、ホスト11またはホスト61の起動シーケンスでマルチパスが自動的に構築される。この際に、ホスト11またはホスト61は、ストレージ装置2との間のケーブルの接続構成をチェックし、全てのケーブルがCFLの前半部のCM22に接続されている場合、その旨を示すメッセージを出力する。この結果、全てのケーブルがCFLの前半部のCM22に接続されている場合、マルチパスの構築が行われない。また、全てのケーブルがCFLの後半部のCM32に接続されている場合、その旨を示すメッセージを出力する。この結果、マルチパスの構築が行われない。一方、ケーブルの接続構成が正常の場合には、ホスト11またはホスト61は、マルチパスの構築を行う。
また、ホスト11またはホスト61の起動処理後の業務処理中にパスの故障の発生により、パス数が減少したときに、CFLを実施すると業務停止になる場合がある。
そのため、ホスト11またはホスト61がパス故障を検知した場合には、ホスト11またはホスト61はCFLのためのパスの冗長性のチェックを行う。
その結果、CFLのためのパスの冗長性がないと判断した場合には、冗長性が無くなったことを示す警告のメッセージを表示する。
また、ホスト11またはホスト61は、故障したパスの復旧を検出したときにCFLのためのパスの冗長性のチェックを行う。
そしてホスト11またはホスト61は、パスに冗長性があると判断した場合には、パスの冗長性が回復したことを示すメッセージを表示する。
上記処理はパスの故障と復旧についての説明である。
しかしながら、パスが増設または減設されたときにも、ホスト11またはホスト61は、上記と同様の処理を実行する。
以下の説明は、ホスト11の処理Aの説明である。ホスト61の処理の説明は、ホスト11の処理Aの説明と同様のため、省略する。
まず、I/O制御部14は、ホスト11の処理の状態が起動中か否かをチェックする(S1)。処理の状態が起動中の場合には、処理Bが実行される (S2)。処理Bが終了すると、S3ステップに行く。
処理Bは、ホスト11とストレージ装置2間のパスの冗長性をチェックする処理である。
まず、I/O制御部14は、問合せコマンドをポート単位に発行する(S11)。
問合せコマンドは、パスに接続されているCM22またはCM32を識別するためのCM番号、CM22とCM32の各ファームウェアの交換順序番号等についての問い合わせを行うコマンドである。
I/O制御部14は、ストレージ装置2から応答情報の受信を待つ(S12)。I/O制御部14は、ストレージ装置2から応答情報の受信がない場合は、そのパスを故障と判断する。また、I/O制御部14は、ストレージ装置2から応答を受信すると、すべてのパスが完了したか否かをチェックする(S13)。
冗長性が無いと判断するのは、次の場合である。具体的には、パス構成テーブル84の全ての交換順序番号が同一の「1」の場合には、すべてのパスが前半部のCM22に接続されている場合である。図4(B)のパス構成テーブル84の場合である。また、パス構成テーブル84の全ての交換順序番号が同一の「2」の場合には、すべてのパスが後半部のCM32に接続されている場合である。これらの場合には、ホスト11は、ファームウェア交換否のため、マルチパスの構築を中止し、誤接続を示す警告のエラー表示を行なう。また、ストレージ装置2から応答がない場合には、冗長性が無いと判断してファームウェア交換否のため、マルチパスの構築を中止し、パス故障を警告するエラー表示をする(S17)。 そして、ホスト11は、ストレージ装置2に状態通知コマンドにより、異常通知を行う(S18)。この場合、マルチパスの構築は、行われない。
エラー表示により、保守者は、ホスト11とストレージ装置2との間のエラーを修復する。
ホスト11の処理状態が、起動中でない場合には、I/O制御部14は、問合せコマンドをストレージ装置2に発行する(S3)。
次に、I/O制御部14は、パス故障が発生しているか否かを判断する(S4)。
問合せコマンドに対して正常応答を受信しない場合には、I/O制御部14は、パス故障と判断する。
パス故障の場合には、残りのパスについて、処理Bが実行される(S5)。
処理Bが終了すると、I/O制御部14は、パスの回復か否かを判断する(S6)。
次に、I/O制御部14は、パス回復と判断すると、処理Bを実行する(S7)。
処理Bが実行後、I/O制御部14は、回復メッセージを表示する(S8)。
処理Bが終了すると、S3ステップへ行く。
図9では、CM22の処理について説明を行う。CM32の処理も同様の処理である。
CM22は、受信したコマンドが問合わせコマンドか否かを判断する(S21)。
次に、CM22は、受信したコマンドが問合せコマンドの場合には、CA−WWN、CM番号を取得する(S22)。
次に、CM22は、CM22の交換順序番号を取得する(S23)。交換順序番号は、予めCM単位に割り付けてある。
次に、CM22は、応答情報を生成する(S24)。本実施例では、応答情報は、CA−WWN、CM番号、交換順序番号である。CM22は、生成された応答情報を、CA21を経由してホスト11に送信する(S25)。しかし、例えばディスク71〜73に故障がある場合には、CM22は、応答情報の送信を中止する。
一方、CM22は、受信したコマンドが問合せコマンドでない場合には、CM22は、状態通知コマンドを受信したか否かを判断する(S26)。
CM22は、受信したコマンドが状態通知コマンドの場合、異常通知か否かを判断する(S27)。
異常通知の場合には、CM22は、CFLの実施を不可とする。従って、CM22は、保守者からのCFL指示を受けてもCFLは、行わない(S28)。
正常通知の場合には、CM22は、CFLの実施可とする(S29)。したがってストレージ装置2は、保守者からのCFL指示によりCFLを開始する。
受信したコマンドが状態通知コマンドでない場合には、処理を終了する。
<ファームウェア交換動作の説明>
図2に基づいて、ストレージ装置2のファームウェア交換について説明する。
図2の例は、ケーブルの接続構成にエラーがない場合である。
ストレージシステム1は、ストレージ装置2とホスト11、ホスト61間のパスの接続性を保証してからファームウェアの交換を実施する。ホスト11、ホスト61側では、ストレージ装置2との接続性を監視し、ストレージ装置2との接続開始時、異常発生時、異常解消時に、ストレージ装置2にホスト11、ホスト61の状態を示す状態通知コマンドを発行する。
一方ファームウェア交換の開始要求を受け付けた場合、ストレージ装置2は、管理テーブル91を参照し、状態が「異常」であるホスト11、ホスト61が存在する場合、ファームウェア交換を行わない。
また、ファームウェア交換の可否判断で、交換否の場合にマルチパスの構築は行い、警告のメッセージを出力する構成も可能である。この場合には、ファームウェア交換は行えないマルチパスが構築される。
また、OSの種類によっては、ホスト11またはホスト61の起動シーケンスで、自動的にマルチパスの構築が行われないストレージシステム1もある。その場合には、保守者によりマルチパス情報生成の指示入力を行うことで、ファームウェアの交換可否の処理を実施した後、マルチパスの構築が行われる。
(付記1)ホスト装置と、前記ホスト装置にマルチパスで接続されるストレージ装置を有するストレージシステムであって、前記ホスト装置は、ファームウェア交換可否情報の問合せコマンドを生成するコマンド制御部と、前記生成されたコマンドをストレージ装置に送信するコマンド送信部と、前記コマンドに対する応答情報をストレージ装置から受信する応答情報受信部と、前記受信した応答情報により、ストレージ装置のファームウェアの交換可否を判断する判断部と、前記ファームウェアが交換可の場合には、前記ストレージ装置との間のマルチパス情報を生成するパス情報生成部とを有し、前記ストレージ装置は、前記問合せコマンドを受信するコマンド受信部と、前記問合せコマンドを受信したパスに対応するファームウェアの交換可否情報を問合せコマンドに対する応答情報として生成する応答情報生成部と、前記生成した応答情報をホストに送信する応答情報送信部と、を有することを特徴とするストレージシステム。
(付記2)前記ファームウェアの交換可否情報が前記ファームウェアの交換順序情報であることを特徴とする付記1記載のストレージシステム。
(付記3)前記判断部は、全てのパスから受信した前記交換順序情報が異なる場合は、ファームウェアの交換可と判断することを特徴とする付記1記載のストレージシステム。
(付記4)前記判断部は、全てのパスから受信した前記交換順序情報が同一の場合は、ファームウェアの交換否と判断することを特徴とする付記1記載のストレージシステム。
(付記5)前記ホスト装置は、エラー表示を行なうエラー表示部を有し、前記判断部が、ファームウェアの交換否と判断した場合には、前記エラー表示部にエラーを表示することを特徴とする付記4記載のストレージシステム。
(付記6)ホスト装置にマルチパスで接続されるストレージ装置であって、ファームウェア交換可否情報の問合せコマンドを前記ホスト装置から受信するコマンド受信部と、前記問合せコマンドを受信したパスに対応するファームウェアの交換順序情報を前記問合せコマンドに対する応答情報として生成する応答情報生成部と、前記生成した応答情報を前記ホスト装置に送信する応答情報送信部と、を有することを特徴とするストレージ装置。
(付記7)ファームウェアの活性交換を行うストレージ装置とマルチパスで接続されるホスト装置であって、ファームウェア交換可否情報の問合せコマンドを生成するコマンド制御部と、前記生成された問合せコマンドを前記ストレージ装置に送信するコマンド送信部と、前記問合せコマンドに対する応答情報を前記ストレージ装置から受信する応答情報受信部と、前記受信した応答情報により、前記ストレージ装置のファームウェアの交換可否を判断する判断部と、
前記ファームウェアが交換可の場合には、前記ストレージ装置との間のマルチパス情報を生成するパス情報生成部と、を有することを特徴とするホスト装置。
(付記8)判断部は、全てのパスから受信した前記交換順序情報が異なる場合は、ファームウェアの交換可と判断することを特徴とする付記7記載のホスト装置。
(付記9)判断部は、全てのパスから受信した前記交換順序情報が同一の場合は、ファームウェアの交換否と判断することを特徴とする付記7記載のホスト装置。
(付記10)ホスト装置は、エラー表示を行なうエラー表示部を有し、判断部が、ファームウェアの交換否と判断した場合には、エラー表示部にエラーを表示することを特徴とする付記7記載のホスト装置。
2 ストレージ装置
11、61 ホスト
13、63 制御部
14,64 I/O制御部
15,16、65,66 ポート
21,31 CA
22,32 CM
23、33 応答情報生成部
24、34 CFL制御部
25、35 R/W制御部
26、36 MPU
41,42 ディスク制御モジュール
51〜54 ポート
71〜73 ディスク
81 コマンド制御部
82 接続制御部
83 エラー表示部
84 パス構成テーブル
85 パス情報生成部
91 管理テーブル
92 冗長性チェック部
93 故障処理部
Claims (4)
- 複数のホスト装置と、ディスク装置および、前記複数のホスト装置の各々と所定のパスで接続可能であり、かつ前記複数のホスト装置と該ディスク装置との間のデータの送受信制御を行うコントロールモジュールを複数備えるストレージ装置を有するストレージシステムであって、
前記ホスト装置は、
前記コントロールモジュールのファームウェア交換可否についての情報の問合せコマンドを生成するとともに、前記コントロールモジュールのファームウェア交換の可否についての状態通知コマンドを生成するコマンド制御部と、
前記生成された問合せコマンドと状態通知コマンドを前記ストレージ装置にパス毎に送信するコマンド送信部と、
前記問合わせコマンドに対する応答として、前記コントロールモジュールの所定のファームウェア交換順序番号を含む応答情報をパス毎に前記ストレージ装置から受信する応答情報受信部と、
複数の前記パスから受信した前記応答情報の中のファームウェア交換順序番号のすべてが同じと判断した場合には、前記ストレージ装置に異常状態を通知する状態通知コマンドを発行することをコマンド制御部に要求し、ファームウェア交換順序番号の中の少なくとも1つが、他のファームウェア交換順序情報と異なると判断したときは、前記ストレージ装置に正常状態を通知する状態通知コマンドを発行することをコマンド制御部に要求する接続制御部とを有し、
前記ストレージ装置は、
前記問合せコマンドと状態通知コマンドを前記ホスト装置から受信するコマンド受信部と、
前記問合せコマンドを受信したパスに接続された前記コントロールモジュールについて、コントロールモジュールに予め付与されたファームウェア交換順序番号を含む応答情報を生成する応答情報生成部と、
前記生成した応答情報を前記ホスト装置に送信する応答情報送信部と、
前記ホスト装置から前記状態通知コマンドにより異常状態が通知されたときにはコントロールモジュールの交換を実施せず、正常状態が通知されたときには、前記ファームウェア交換順序番号の順序に従って、コントロールモジュールのファームウェア交換を実施するファームウェア交換制御部と、を有することを特徴とするストレージシステム。
- 前記ホスト装置は、エラー表示を行なうエラー表示部を有し、前記接続制御部が、前記応答情報の中のファームウェア交換順序番号のすべてが同じと判断した場合には、前記エラー表示部にエラーを表示することを特徴とする請求項1記載のストレージシステム。
- 複数のホスト装置と、ディスク装置および、前記複数のホスト装置の各々と所定のパスで接続可能であり、かつ前記複数のホスト装置と該ディスク装置との間のデータの送受信制御を行うコントロールモジュールを複数備えるストレージ装置であって、
問合せコマンドと状態通知コマンドを前記ホスト装置から受信するコマンド受信部と、
前記問合せコマンドを受信したパスに接続された前記コントロールモジュールについて、コントロールモジュールに予め付与されたファームウェア交換順序番号を含む応答情報を生成する応答情報生成部と、
前記生成した応答情報を前記ホスト装置に送信する応答情報送信部と、
前記ホスト装置から前記状態通知コマンドにより異常状態が通知されたときにはコントロールモジュールの交換を実施せず、正常状態が通知されたときには、前記ファームウェア交換順序番号の順序に従って、コントロールモジュールのファームウェア交換を実施するファームウェア交換制御部と、を有することを特徴とするストレージ装置。
- 複数のホスト装置と、ディスク装置および、前記複数のホスト装置の各々と所定のパスで接続可能であり、かつ前記複数のホスト装置と該ディスク装置との間のデータの送受信制御を行うコントロールモジュールを複数備えるストレージ装置と、を有するストレージシステムのホスト装置であって、
前記コントロールモジュールのファームウェア交換可否についての情報の問合せコマンドを生成するとともに、前記コントロールモジュールのファームウェア交換の可否についての状態通知コマンドを生成するコマンド制御部と、
前記生成された問合せコマンドと状態通知コマンドを前記ストレージ装置にパス毎に送信するコマンド送信部と、
前記問合わせコマンドに対する応答として、前記コントロールモジュールの所定のファームウェア交換順序番号を含む応答情報をパス毎に前記ストレージ装置から受信する応答情報受信部と、
複数の前記パスから受信した前記応答情報の中のファームウェア交換順序番号のすべてが同じと判断した場合には、前記ストレージ装置に異常状態を通知する状態通知コマンドを発行することをコマンド制御部に要求し、ファームウェア交換順序番号の中の少なくとも1つが、他のファームウェア交換順序情報と異なると判断したときは、前記ストレージ装置に正常状態を通知する状態通知コマンドを発行することをコマンド制御部に要求する接続制御部とを有するホスト装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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